JP2013164017A - 車両制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の始動時にバッテリの最低電圧値を測定できなかった場合であっても、バッテリ状態を検知し、アイドルストップ制御を実行するか否かを判定可能な車両制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン10の始動時において、バッテリ11の電圧の最低値である最低電圧値を電圧センサ17により計測できなかった場合、最低電圧値が発生した後のバッテリ11の電圧の極小値である極小電圧値を電圧センサ17により計測し、極小電圧値と第1閾値とを比較して、アイドルストップ制御を実行するか否かを判定する。この極小電圧値は、最低電圧値が発生した後に2番目に発生する極小値とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アイドルストップ制御を行う車両に適用される車両制御装置に関する。
近年環境意識の高まりから、所定の条件が成立すると内燃機関を自動的に停止及び再始動させるアイドルストップ制御を行う車両が増加している。この種の車両では、内燃機関停止中のエアコン、カーステレオ等への電力供給は、バッテリにより賄われる。その上、内燃機関を始動する際、バッテリからスタータへかなりの電力が供給される。そのため、停車及び発進を頻繁に繰り返す市街走行等では、バッテリの充放電が繰り返され、バッテリが劣化しやすい。
ところで、内燃機関を始動する際は、発電機による発電がなされず、バッテリから供給される電力のみでスタータが作動されることから、内燃機関を始動する瞬間にバッテリ電圧が一時的に低下する現象が生じる。特に、バッテリが劣化していたり、バッテリの温度が低かったりすると、バッテリの内部抵抗が大きく、電圧降下量も大きい。
バッテリの電圧降下量が大きすぎると、バッテリの電圧値が、内燃機関を制御する電子制御装置の最低動作電圧値を下回ることがある。そうなると、電子制御装置がリセットされて、内燃機関へ信号を送信できなくなり、内燃機関の始動に失敗してしまうといった不具合が生じる。したがって、バッテリ状態を検知してアイドルストップ制御の実行可能か否かを判断し、不可能と判断されればアイドルストップ制御の実行を禁止する必要がある。例えば、特許文献1では、内燃機関の始動時において、最低電圧値を計測してバッテリ状態を検知し、この最低電圧値と判定値とを比較して、アイドルストップ制御の実行が可能か否かを判定している。
特開2009−13953号公報
しかしながら、運転手のイグニッションキー操作によって内燃機関を始動する場合、運転手がイグニッションキーを早回しすると、内燃機関の始動時にバッテリの最低電圧値を測定できないことがある。イグニッションキー操作によって内燃機関を始動する場合は、イグニッションキーがイグニッション(IG)に位置した時点で、アイドルストップ制御を実行する電子制御装置が起動される。そしてイグニッションキーがスタートに位置した時点で、内燃機関の始動が開始される。それゆえ、IGからスタートへイグニッションキーが早回しされると、電子制御装置の起動完了前(起動中)に内燃機関の始動が開始されることがある。バッテリの電圧値は、内燃機関の始動開始直後に最低電圧値となる。よって、電子制御装置の起動完了前に内燃機関の始動が開始されると、電子制御装置の起動が完了した時点ではすでに最低電圧値が発生した後で、最低電圧値を計測できないことがある。その結果、アイドルストップ制御の実行が可能か否かを判定することができなくなる。
なお、運転手がイグニッションキーを早回しした場合に限らず、何らかの原因により内燃機関の始動時にバッテリの最低電圧値を測定できなかった場合にも、同様の問題は生じ得る。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたもので、内燃機関の始動時にバッテリの最低電圧値を測定できなかった場合であっても、バッテリ状態を検知し、アイドルストップ制御を実行するか否かを判定可能な車両制御装置を提供することを主たる目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
請求項1に記載の発明は、内燃機関と、バッテリと、前記バッテリの電圧を計測する電圧センサと、を備えた車両に適用され、所定条件の成立に伴い前記機関を自動停止及び自動再始動させるアイドルストップ制御を実行する車両制御装置であって、前記機関の始動時において、前記バッテリの電圧の最低値である最低電圧値を前記電圧センサにより計測できなかった場合、前記最低電圧値が発生した後の前記バッテリの電圧の極小値である極小電圧値を前記電圧センサにより計測し、前記極小電圧値と第1閾値とを比較して、前記アイドルストップ制御を実行するか否かを判定する。
上記構成によれば、バッテリの最低電圧値を計測できなかった場合、最低電圧値の発生後に発生する極小電圧値を計測し、極小電圧値と第1閾値とを比較して、アイドルストップ制御を実行するか否かを判定する。
バッテリの極小電圧値は内燃機関の回転数と比例関係にあり、極小電圧値が所定値以上であれば、内燃機関の始動を完了できる。よって、極小電圧値も最低電圧値と同様に始動性を示す値であるので、最低電圧値を極小電圧値で代替することができる。また、最低電圧値が発生した後に発生する極小電圧値は、電子制御装置の起動完了が遅れた場合でも、測定できる可能性が高い。したがって、内燃機関の始動時にバッテリの最低電圧値を測定できなかった場合でも、極小電圧値を計測してバッテリ状態を検知し、アイドルストップ制御を実行するか否かを判定できる。
本実施形態に係る車両システムの概略構成を示す模式図。 エンジン始動によるバッテリの電圧変動を示すタイムチャート。 極小電圧値とエンジン回転数の関係を示す図。 アイドルストップ制御を実行するか否か判定する処理手順を示すフローチャート。
以下、エンジンを走行駆動源とし、アイドルストップ制御を行う車両に具現化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。車両制御装置は、エンジンを自動停止及び自動再始動させるアイドルストップ制御を行う。まず、図1を参照して、車両制御装置が搭載される車両システムの概略構成を説明する。
図示されるように、本車両には、エンジン(内燃機関)10、スタータ(モータ)12、オルタネータ(発電機)13、カーステレオや空調装置等の補機14、運転者のイグニッションキー操作により開閉するイグニッションスイッチ16、リレー22が搭載されている。
エンジン10のクランク軸には、スタータ12が接続されているとともに、ベルト等の連結手段を介してオルタネータ13が連結されている。エンジン10は、燃料噴射を行うとともに、燃焼室において燃料と空気の混合気に点火を行って混合気を燃焼させる。エンジン10の運転は、後述するエンジンECU15によって行われる。
スタータ12は、リレー22を介してバッテリ11と接続されている。スタータ12は、運転者のイグニッションキー操作による始動時、及びアイドルストップ制御の実行による自動再始動時に、駆動される。運転者のイグニッションキー操作による始動の場合は、イグニッションキーがスタート位置になると、イグニッションスイッチ16のスタートスイッチが閉路されリレー22に通電する。その結果、バッテリ11とスタータ12間のリレー回路が閉路され、バッテリ11からスタータ12へ電力が供給される。スタータ12は、電力の供給を受けて駆動し、エンジン10を始動させる。また、アイドルストップ制御の実行による自動再始動の場合は、所定の条件が成立すると、後述するアイドルストップECU18によりリレー22が制御される。その結果、バッテリ11とスタータ12間のリレー回路が閉路され、スタータ12はエンジン10を始動させる。イグニッションスイッチ16のスタートスイッチが閉路されていると、後述するエンジンECU15、ひいては通信によりアイドルストップECU18に対し、スタータ12が駆動中であるという信号が送信される。なお、イグニッションスイッチ16とアイドルストップECU18とがハードワイヤーで接続されている場合は、スタータ12が駆動中であるという信号は直接アイドルストップECU18に取り込まれる。
オルタネータ13は、ベルト等の連結手段を介してエンジン10のクランク軸に連結されており、エンジン10の回転に伴い駆動され発電する。発電された電力は、バッテリ11や補機14へ供給される。
補機14は、オルタネータ13とバッテリ11とから電力供給を受ける。具体的には、運転者の操作によりイグニッションキーがACC位置になると、イグニッションスイッチ16のACCスイッチが閉路される。それに伴いバッテリ11と補機14間のリレー回路が閉路され、バッテリ11から補機14へ電力が供給される。また、アイドルストップ制御の実行によるエンジン停止中では、アイドルストップECU18によりリレー22が制御され、バッテリ11と補機14間のリレー回路が閉路される。そして、バッテリ11から補機14へ電力が供給される。
バッテリ11としては、例えば、12Vの鉛蓄電池が採用される。バッテリ11は、上述したようにスタータ12や補機14に電力を供給するほか、エンジンECU15やアイドルストップECU18へも電力を供給する。また、バッテリ11は、バッテリ11の電圧を計測する電圧センサ17を備えている。電圧センサ17により計測された電圧値は、アイドルストップECU18に取り込まれる。
イグニッションスイッチ16は、イグニッションキーの位置に応じて開閉される。イグニッションキーは、運転者の操作によりオフ、ACC、IG、スタートの各位置に回動される。イグニッションキーがACC位置になると、ACCスイッチが閉路される。そして、イグニッションキーがIG位置になると、エンジンECU15及びアイドルストップECU18へ起動信号が送信される。さらに、イグニッションキーがスタート位置になると、スタートスイッチが閉路される。
また、本車両システムは、エンジンECU15及びアイドルストップECU18の両ECU(電子制御装置)、車両速度を検出する車速センサ19、シフトレバーの位置を検出するシフトポジションセンサ20、ブレーキの踏み込みを検出するブレーキセンサ21の各種センサを備える。各ECUは、中央処理装置(CPU)及び記憶装置(ROM及びRAM)よりなるマイクロコンピュータを主体として構成され、ROMに記憶された各種の制御プログラムを実行する。各ECUは、運転者の操作によりイグニッションキーがIG位置となると信号を受け取り起動し、バッテリ11から供給される電力により動作する。また、各種センサにより検出される検出値は、エンジンECU15に取り込まれた後、アイドルストップECU18へ送信される。なお、エンジンECU15とアイドルストップECU18は、互いに双方向通信が可能である。
エンジンECU15は、運転者の手動操作によるエンジン10の始動時、及びアイドルストップECU18から送信されたエンジン再始動信号の受信時に、エンジン10に対して燃料噴射系及び点火系を駆動させる信号を送信する。また、エンジンECU15は、運転者の手動操作によるエンジン10の停止時、及びアイドルストップECU18から送信されたエンジン停止信号の受信時に、エンジン10に対して燃料噴射系及び点火系を停止させる信号を送信する。
アイドルストップECU18は、エンジン10の始動時において、電圧センサ17により検出される電圧の最低値又は極小値に基づいて、アイドルストップ制御を実行するか否かを判定する。実行すると判定した場合は、車速センサ19、シフトポジションセンサ20、ブレーキセンサ21の検出値に基づいて、エンジン10の自動停止条件及び自動再始動条件が成立しているか否か判断する。自動停止条件が成立していると判断した場合は、エンジンECU15に対して停止信号を送信する。一方、自動再始動条件が成立していると判断した場合は、エンジンECU15に対して再始動信号を送信する。なお、本実施形態において、アイドルストップECU18は、車両制御装置に相当する。以下、アイドルストップ制御の実行可否の判定について述べる。
図2に、エンジン10の始動時におけるバッテリ11の電圧変動を示す。なお、エンジン10の始動時には、オルタネータ13による発電は停止されており、エンジン10の始動完了に伴ってオルタネータ13による発電が開始される。最初の電圧変動のない期間は、エンジン10の停止期間である。スタータ12に通電が開始されると、未だ停止状態のスタータ12には誘起電圧が生じていないため、スタータ12に大電流(突入電流)が流れる。その結果、バッテリ11の電圧は大きく降下し、バッテリ11の電圧の最低値である最低電圧値Veが発生する。そして、スタータ12が回転してエンジン10が備えるピストンの圧縮が始まると、バッテリ11の電圧は上下に変動を繰り返しながら上昇する。このとき、バッテリ11の電圧の極小値である極小電圧値Vcが発生する。
この場合、極小電圧値Vcは、最低電圧値Veが発生した後2番目に発生する極小値としている。最初に発生する極小値は、突入電流の影響が残っており、始動性を正確に示していないおそれがある。また、3番目以降に発生する極小値は、大きくなり検出しにくい上、エンジン10の始動が早いと発生しない場合がある。
最低電圧値Veは、バッテリ11が劣化して内部抵抗が大きくなっている場合や、バッテリ11の温度が低く内部抵抗が大きくなっている場合、及びバッテリ11の残容量が少ない場合、特に低くなる。この場合、極小電圧値Vcも特に低くなる。
最低電圧値Veが低くなりすぎると、最低電圧値VeがエンジンECU15の最低作動電圧を下回ることがある。そうなると、エンジンECU15がリセットされ、エンジン10の始動に失敗することがある。そのため、アイドルストップECU18は、最低電圧値Veと第2閾値を比較し、最低電圧値Veが第2閾値よりも小さい場合は、アイドルストップ制御を行わないと判定する。なお、第2閾値は、エンジン10の自動停止後の自動再始動を多少の余裕を持って可能と判断される所定の最低電圧値(例えば、7V)に設定される。
上記のような判定を行うためには、電圧センサ17により最低電圧値Veを計測しなければならない。スタータ12に通電開始される前(aの時点)にアイドルストップECU18の起動が完了した場合、最低電圧値Veを計測できる。しかし、スタータ12に通電開始された後(bの時点)にアイドルストップECU18の起動が完了した場合、最低電圧値Veを計測することができない。
そこで、最低電圧値Veを電圧センサ17により計測できなかった場合、アイドルストップECU18は、最低電圧値Veが発生した後に発生する極小電圧値Vcを計測して、アイドルストップ制御を実行するか否かを判定する。
図3は、極小電圧値Vcとエンジン回転数の関係を示す図である。同図の各点は、エンジン10の始動条件を種々変更して、各始動における極小電圧値Vcとエンジン回転数との関係を求めたものである。始動条件として、環境温度を常温及び低温、バッテリ11の劣化度合いを複数、バッテリ11の残容量を複数に変更している。図3に示すように、低温の場合は、常温の場合と比べて、同じエンジン回転数を得るために必要な極小電圧値Vcが高くなる傾向がある。しかしながら、常温と低温のどちらの場合も、極小電圧値Vcが高いほど、その時のエンジン回転数が高くなっている。極小電圧値Vcが低下する原因は種々考えられるものの、低温の場合でも、極小電圧値Vcが第1閾値以上であればエンジン10の始動を完了できる。すなわち、バッテリ11がどのような状態であれ、極小電圧値Vcが第1閾値以上であればエンジン10の始動を完了できる。
したがって、アイドルストップECU18は、最低電圧値Veを電圧センサ17により計測できなかった場合、極小電圧値Vcと第1閾値を比較する。そして、極小電圧値Vcが第1閾値よりも小さい場合は、アイドルストップ制御を行わないと判定する。なお、第1閾値は、エンジン10の自動停止後の自動再始動を多少の余裕を持って可能と判断される所定の極小電圧値(例えば、8V)に設定される。
次に、アイドルストップECU18が行う処理について、その詳細な手順を図4を参照しつつ説明する。図4のフローチャートが示す一連の処理は、アイドルストップECU18の起動が完了した状態で実行可能となる。なお、この一連の処理は、運転者の手動操作によるエンジン10の始動時、及びエンジン10の自動再始動時のどちらの場合にも行われる。
まず、S1では、エンジン10の始動時において、最低電圧値Veを取得できるかどうか判定する。具体的には、スタータ12が駆動中であるという信号を受信していない状態から受信した状態になった場合、まだ最低電圧値Veは発生していないので、最低電圧値Veを取得できる(YES)と判定する。一方、スタータ12が駆動中であるという信号を既に受信した状態になっている場合、すでに最低電圧値Veは発生しているので、最低電圧値Veを取得できない(NO)と判定する。最低電圧値Veを取得できる(YES)と判定した場合、S2に進む。一方、最低電圧値Veを取得できない(NO)と判定した場合、S3に進む。
S2では、電圧センサ17により最低電圧値Veを計測し、最低電圧値Veと第2閾値とを比較する。最低電圧値Veが取得できた場合は、最低電圧値Veを極小電圧値Vcよりも優先的に用いて判定を行う。最低電圧値Veが第2閾値以上である場合は(YES)、S4に進む。最低電圧値Veが第2閾値よりも小さい場合は(NO)、S5に進む。
S3では、電圧センサ17により極小電圧値Vc(2番目の極小値)を計測し、極小電圧値Vcと第1閾値とを比較する。ここでは、最低電圧値Veを取得できていないので、最低電圧値Veの替わりに極小電圧値Vcを用いて判定を行う。極小電圧値Vcが第1閾値以上である場合は(YES)、S4に進む。極小電圧値Vcが第1閾値よりも小さい場合は(NO)、S5に進む。
次に、最低電圧値Veが第2閾値以上である場合、又は極小電圧値Vcが第1閾値以上である場合は、S4において、自動停止後の自動再始動が可能であると判断する。したがって、アイドルストップ制御の実行をすると判定する。
その後、別のルーチンにおいて、車速センサ19、シフトポジションセンサ20、ブレーキセンサ21の検出値に基づいて、エンジン10の自動停止条件が成立しているか否か判断する。そして、自動停止条件が成立したと判断すると、エンジンECU15に対しエンジン10を停止させる信号を送信する。
一方、最低電圧値Veが第2閾値よりも小さい場合、又は極小電圧値Vcが第1閾値よりも小さい場合は、S5において、自動停止後の自動再始動が不可能であると判断する。したがって、アイドルストップ制御の実行をしないと判定する。この場合、本車両の1トリップにわたって、アイドルストップ制御の実行を禁止する。
以上説明した本実施形態は以下の効果を奏する。
・最低電圧値Veが取得されなかった場合、最低電圧値Veの発生後に発生する極小電圧値Vcが取得され、極小電圧値Vcと第1閾値とが比較されて、アイドルストップ制御を実行するか否か判定される。
極小電圧値Vcも最低電圧値Veと同様に、始動性を示す値であるので、最低電圧値Veを極小電圧値Vcで代替することができる。また、最低電圧値Veが発生した後に発生する極小電圧値Vcは、アイドルストップECU18の起動が遅れた場合でも、取得できる可能性が高い。したがって、エンジン10の始動時に最低電圧値Veを取得できなかった場合でも、極小電圧値Vcを取得してバッテリ11の状態を検知し、アイドルストップ制御を実行するか否かを判定できる。
・極小電圧値Vcは、最低電圧値Veが発生した後2番目に発生する極小値とすることにより、バッテリ11の状態を高い精度で検知できる。
・エンジン10の始動時に最低電圧値Veを取得された場合、低電圧値Veと第2閾値とが比較されて、アイドルストップ制御を実行するか否かを優先的に判定される。最低電圧値Veは、エンジン10の始動時に鋭いピークとして現れるため、高精度に検出できる。したがって、最低電圧値Veを優先して用いることで、バッテリ11の状態をより高精度に判断できる。
・アイドルストップ制御を実行しないと判定された場合は、本車両の1トリップにわたってアイドルストップ制御の実行が禁止される。これにより、バッテリ11の残容量を増加させることができる。
上述した実施形態に限定されず、例えば次のように実施することもできる。
・上記実施形態よりも精度が低下するものの、1番目の極小値又は3番目の極小値を、第1閾値と比較する極小電圧値としてもよい。
・上記実施形態では、S5において、アイドルストップ制御を実行しないと判定した後、本車両の1トリップにわたって、アイドルストップ制御の実行を禁止する。しかし、バッテリ11を充電し、バッテリ11が満充電となったら、アイドルストップ制御の実行を許可するようにしてもよい。このようにすると、充電をしてバッテリ11が回復した場合は、アイドルストップ制御を実行することができる。
・クランク軸に回転速度を検出するクランクセンサを設け、クランクセンサにより検出される回転速度からスタータ12が回転していることを判別してもよい。
10…エンジン、11…バッテリ、12…スタータ、13…オルタネータ、14…補機、15…エンジンECU、17…電圧センサ、18…アイドルストップECU。

Claims (4)

  1. 内燃機関(10)と、バッテリ(11)と、前記バッテリの電圧を計測する電圧センサ(17)と、を備えた車両に適用され、所定条件の成立に伴い前記機関を自動停止及び自動再始動させるアイドルストップ制御を実行する車両制御装置(18)であって、
    前記機関の始動時において、前記バッテリの電圧の最低値である最低電圧値を前記電圧センサにより計測できなかった場合、前記最低電圧値が発生した後の前記バッテリの電圧の極小値である極小電圧値を前記電圧センサにより計測し、前記極小電圧値と第1閾値とを比較して、前記アイドルストップ制御を実行するか否かを判定することを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記極小電圧値は、前記最低電圧値が発生した後に2番目に発生する極小値である請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記機関の始動時において、前記最低電圧値を前記電圧センサにより計測できた場合、前記最低電圧値と第2閾値とを比較して、前記アイドルストップ制御を実行するか否かを優先的に判定する請求項1または2に記載の車両制御装置。
  4. 前記アイドルストップ制御を実行しないと判定した場合は、前記車両の1トリップにわたって前記アイドルストップ制御の実行を禁止する請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両制御装置。
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