JP2013163591A - シート処理装置 - Google Patents

シート処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013163591A
JP2013163591A JP2012211889A JP2012211889A JP2013163591A JP 2013163591 A JP2013163591 A JP 2013163591A JP 2012211889 A JP2012211889 A JP 2012211889A JP 2012211889 A JP2012211889 A JP 2012211889A JP 2013163591 A JP2013163591 A JP 2013163591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
tray
processing
support member
processing tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012211889A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Mano
真一郎 真野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba Corp
Publication of JP2013163591A publication Critical patent/JP2013163591A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】排紙の際における用紙の先端丸まり等を防止することで、ジャムやスタック不良のない排紙整列性の高いシート処理装置を提供することである。
【解決手段】シート処理装置20は、シートを載置する処理トレイと、処理トレイから排紙されるシートを載置する排紙トレイ52と、処理トレイから排紙トレイへシートを排紙する排紙部材と、処理トレイの下方に設けられる支持部材54と、支持部材を移動させる駆動機構を有する。支持部材は、第1の部材54aと第2の部材54bを有し、第1の位置において、第1の部材と第2の部材が処理トレイに載置されたシートの該処理トレイから突出した下面に当接して、シートの中央部が幅方向のシート端部よりも低くなるように支持する。駆動機構は、第1の位置と、排紙部材によって排紙トレイへ排紙されるシートの移動を妨げない第2の位置との間で、支持部材を移動させる。
【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、画像形成装置にて画像を形成されたシートに対して所定の処理を行うシート処理装置に関する。
画像形成後のシートへソート或いはステイプルなどの処理を施すシート処理装置がある。シート処理装置は、画像形成装置から搬送されたシートを処理トレイへ搬送する。シート処理装置は、例えば、処理トレイへ搬送されたシートへステイプル処理を施す。シート処理装置は、処理されたシートを処理トレイから排紙トレイへ排紙する。
しかしながら、従来の技術では、シートが処理トレイから排紙トレイに排紙される際に、シートの枚数や大きさなどの条件により、シートの先端が垂れ下がってしまうことがある。さらに、このような状態のシートは、先端が丸まり、座屈、押し出し等を起こしやすく、ジャムやスタック不良につながるという問題がある。
特許第4444400号公報
本発明が解決しようとする課題は、排紙の際における用紙の先端丸まり等を防止することで、ジャムやスタック不良のない排紙整列性の高いシート処理装置を提供することである。
実施形態のシート処理装置は、シートを載置する処理トレイと、前記処理トレイから排紙されるシートを載置する排紙トレイと、前記処理トレイから前記排紙トレイへシートを排紙する排紙部材と、前記処理トレイの下方に設けられる支持部材と、前記支持部材を移動させる駆動機構と、を有する。前記支持部材は、シート搬送方向に直交する幅方向に沿って配置された第1の部材と第2の部材を有し、第1の位置において、前記第1の部材と前記第2の部材が前記処理トレイに載置されたシートの該処理トレイから突出した下面に当接して、シートの中央部が前記幅方向のシート端部よりも低くなるように支持する。駆動機構は、前記第1の位置と、前記排紙部材によって前記排紙トレイへ排紙されるシートの移動を妨げない第2の位置との間で、前記支持部材を移動させる。
第1の実施の形態の画像形成装置とシート処理装置のハードウェア構成を示すブロック図。 第1の実施形態のシート処理装置の断面図。 第1の実施形態の処理トレイ周辺の構成を示す概略斜視図。 第1の実施形態の支持部材をシート排紙方向から見た斜視図。 第1の実施形態の支持部材の駆動機構を示す斜視図。 第1の実施形態のシート処理装置の支持部材の第1の位置を示す断面図。 第1の実施形態のシート処理装置の支持部材の第2の位置を示す断面図。 第1の実施形態のシート処理装置の制御フローチャート。 第2の実施形態のシート処理装置の制御フローチャート。
以下、発明を実施するための実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態の画像形成装置10とシート処理装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。
画像形成装置10は、主制御部101、スキャナ102、ネットワークインターフェース103、プリンタ104、及び操作パネル105を有する。画像形成装置10の各コンポーネントはバス109を介して接続される。また、主制御部101はシート処理装置20の制御部201と接続する。
主制御部101は、CPU(Central Processing Unit)或いはMPU(Micro Processing Unit)からなるプロセッサ101a、メモリ101b、及び記憶装置101cを有する。メモリ101bは、例えば、半導体メモリであり、各種制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)101dと、プロセッサ101aに一時的な作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)101eを有する。記憶装置101cは、印刷処理を行う印刷データを一時的に保存する。記憶装置101cは、例えば、ハードディスクドライブやその他の磁気記憶装置、光学式記憶装置、フラッシュ・メモリ等の半導体記憶装置又はこれらの任意の組み合わせであって良い。
主制御部101は、記憶装置101c或いはROM101dに格納された各種プログラム等に基づいて、スキャナ102、プリンタ104、操作パネル105を制御する。主制御部101は、画像データを補正、或いは伸張する機能を有する。また、主制御部101は、シート処理装置20の制御部201と通信する。
スキャナ102は、原稿を画像として読み取る走査読取ユニットと、原稿載置台と、読取位置へ原稿を搬送する自動原稿送り装置とを有する。スキャナ102の走査読取ユニットは、原稿載置台或いは自動原稿送り装置にセットされた原稿の画像を読み取る。
ネットワークインターフェース103は、PC(Personal Computer)などのユーザ端末や印刷サーバ等の外部機器と接続するインターフェースである。ネットワークインターフェース103は、例えばBluetooth(登録商標)、赤外線接続、光接続といったIEEE802.15、IEEE802.11、IEEE802.3、IEEE1284等の適切な無線又は有線のインターフェースを含む。ネットワークインターフェース103は、更に、USB規格の接続端子が接続されるUSB接続部やパラレルインタフェース等を含んでも良い。主制御部101は、ネットワークインターフェース103を介してユーザ端末やUSBデバイス、その他外部機器と通信する。ネットワークインターフェース103は、例えば、外部機器から印刷データを受信する。
プリンタ104は、スキャナ102で読み取った画像や、ネットワークインターフェース103で受信した印刷データに基づいた画像をシートに印刷する。
操作パネル105は、ユーザからの入力を受け付ける。操作パネル105は、各種の操作キーとタッチパネル式の表示部を有する。操作キーは、例えば、テンキー、リセットキー、ストップキー、スタートキー等を有する。表示部は、例えば、シートサイズ、コピー枚数、印刷濃度設定、あるいは仕上げ(綴じ、折り)等の印刷条件に関する指示項目を表示する。表示された項目の指示が、表示部から入力される。
次にシート処理装置20は、制御部201、ステイプルユニット202、センサ203、及びドライバ204を有する。シート処理装置20の各コンポーネントはバス209を介して接続される。
制御部201は、プロセッサ201aとメモリ201bを主体に構成される。メモリ201bは、ROM201cとRAM201dを有する。制御部201は、画像形成装置10の主制御部101からの指示を基に種々の制御信号を生成し、各部に供給することによりシート処理装置20を統括的に制御する。
ステイプルユニット202は、制御部201の指示に従い、シートの所定の位置にステイプル処理を行う。センサ203は、各検知部材の出力を制御部201に伝える。ドライバ204は、制御部201の指示に従い、種々の駆動機構を駆動させる。
図2は、シート処理装置20の断面図である。シート処理装置20は、入口ローラ対22と、分岐部材24と、第1排紙ローラ対26と、出口ローラ対28と、固定トレイ30と、待機トレイ32と、待機ローラ33と、処理トレイ34と、ステイプラ50と、一対の支持部材54と、排紙トレイ52と、検知部材53を備える。
入口ローラ対22は、画像形成装置10にて画像形成されたシートを受け取り、分岐部材24へ搬送する。分岐部材24は、シートの処理に基づいて、シートを第1排紙ローラ対26或いは出口ローラ対28へ搬送する。第1排紙ローラ対26は、シートを固定トレイ30へ排紙する。出口ローラ対28は、シートを待機トレイ32へ搬送する。
待機トレイ32は、シートを一時的に保持することによって、シート搬送の流れを調整する。すなわち、待機トレイ32は、シート搬送下流におけるシートの排紙やシートのステイプル処理に要する時間を確保する。待機トレイ32は、シートの搬送方向に直交する幅方向(以下、シート幅方向)に沿って一対の中間待機トレイ部品を有する。中間待機トレイ部品は、モータを含む駆動機構により、それぞれ待機トレイ32のシート幅方向の端部から中央部までを往復移動する。
待機トレイ32は、中間待機トレイ部品がそれぞれ中央部にある場合には、中央部が閉じた状態となり、シートを保持する。一方で中間待機トレイがそれぞれ端部にある場合には、待機32トレイは中央部が開いた状態となり、待機トレイ32が保持したシートを処理トレイ34へ落下搬送する。尚、待機トレイ32は、保持するシートを処理トレイ34へ搬送せず、待機ローラ33により排紙トレイ52へ排紙することもある。
処理トレイ34は、待機トレイ32の下方に配置される。処理トレイ34は、待機トレイ32から搬送されるシートを受け止める。処理トレイ34によって受け止められたシートは、シート搬送方向の整合(縦整合)及びシートの幅方向の整合(横整合)が施される。整合されたシートは、排紙トレイ52へ排紙される。シート処理装置20は、シートを排紙トレイ52へ排紙する前に、ソート処理や、ステイプラ50によるシートの後端へのステイプル処理を行っても良い。
支持部材54は、処理トレイ34上のシートの下面を支持することで、シートに腰付けを行う。シートは処理トレイ34から排紙トレイ52へ排紙される際に支持部材54の上を移動する。
排紙トレイ52は、処理トレイ34から支持部材54を介して排紙されたシートを整合して積載する。検知部材53は、排紙トレイ52上に積載されたシートの最上面を検知する。本実施形態における排紙トレイ52は、待機トレイ32からの排紙、処理トレイ34からの排紙、及びシートの積載量に応じて昇降する可動トレイである。排紙トレイ52は、例えば、シートが排紙されると、下方向へ移動する。検知部材53が排紙トレイ52上に積載されたシートの最上面を検知しなくなると、排紙トレイ52は、上方向へ移動する。排紙トレイ52は、検知部材53が排紙トレイ52上に積載されたシートの最上面を検知する位置まで移動し、排紙されるシートを積載する。
尚、固定トレイ30、待機トレイ32、処理トレイ34、支持部材54及び排紙トレイ52は、シートの搬送方向下流に向けて上方に傾斜して設けられる。
図3は処理トレイ34周辺の構成を示す概略斜視図である。処理トレイ34は、待機トレイ32から落下したシートを載置して集積する平らなシート支持面34aを有する。処理トレイ34は、シート支持面34aのシート幅方向の両端側に、シートの横整合をするための横整合板36a、36bを設けている。これら横整合板36a、36bは、駆動機構によりシート幅方向に移動する。また、処理トレイ34には、シート支持面34aのシート搬送方向後端側に、後端ストッパー38a、38bがシート支持面34aの後端面から突出して設けられる。さらに、処理トレイ34の搬送方向後端側には縦整合ローラ40a、40bが設けられる。これら縦整合ローラ40a、40bは、駆動機構により回転し、処理トレイ34に受け入れられたシートを後端ストッパー38a,38bに当接させることでシートの縦整合を行う。
また、処理トレイ34のシート支持面34aのシート搬送方向先端側には、駆動機構により回転する第2排紙ローラ42が配置される。第2排紙ローラ42は、排紙ローラ42a、42b、42c、42dを有する。中央部の排紙ローラ42b、42cの間には束爪44を装着する束爪ベルト46が配置される。束爪ベルト46は、駆動ローラと従動ローラに巻架され、駆動機構による駆動ローラの回転により駆動し、束爪44を搬送する。第2排紙ローラ42と束爪44及びイジェクタ48a、48bを有する排紙部材は、シートを処理トレイ34から排紙トレイ52に排紙する。また、処理トレイ34のシート支持面34aの後端側中央部には、イジェクタ48a、48bが処理トレイ34の後端面から突出して設けられる。一対のイジェクタ48a、48bは、束爪ベルト46を挟むように配置され、駆動機構により排紙トレイ52の方向へ往復移動する。一対のイジェクタ48a、48bは、ステイプル処理を施したシートを束爪44に受け渡す。
ここで、処理トレイ34におけるシートの処理の流れを説明する。
待機トレイ32から処理トレイ34へ落下搬送されたシートは、横整合板36a、36bによって横整合される。次に縦整合ローラ40a、40bが駆動し、シートを後端ストッパー38a、38bへ当接させることで縦整合を行う。続いて、ステイプラ処理を行う場合には、ステイプラ50が所定の位置にステイプル処理を行う。ステイプラ処理を施されたシートは、イジェクタ48a、48bによって排紙トレイ52の方向へ搬送されると同時に束爪ベルト46が駆動し、束爪44がイジェクタ48a、48bからシートを受け取る。その後、排紙部材が排紙トレイ52へシートを搬送し、排紙が完了する。
図4は、支持部材54をシート排紙方向から見た斜視図である。支持部材54は、処理トレイ34の下方に配置される第1の部材54a と第2の部材54bを有し、それぞれの部材はシート幅方向に沿って設けられる。第1の部材54aと2の部材54bのシートMの下面との接触面は、それぞれシート幅方向の中央に向けて低くなるように形成される。
図5は、支持部材54の第1の位置を示す断面図である。第1の位置とは、支持部材54の先端が処理トレイ34上に載置されるシートMがシート搬送方向へ処理トレイ34から突出する先端部分の下面を支持する位置である。尚、第1の位置において、支持部材54の先端が処理トレイ34のシート支持面34aよりも高く配置すると、シートMを腰付けるのにより効果的である。例えば、第1の位置において、支持部材54の先端は、処理トレイ34の排出トレイ52側の高さよりも、水平方向において高い位置、或いは処理トレイ34の載置面の延長線よりも高い位置として良い。
図6は、支持部材54の第2の位置を示す断面図である。ここで第2の位置とは、排紙部材による排紙トレイ52上へのシートMの排紙動作を、支持部材54が妨げない位置である。第2の位置は、例えば、排紙部材による排紙動作の完了時に、支持部材54がシートMと接触しない位置である。本実施形態では、第2の位置において、支持部材54は、シート処理装置20の装置フレームの内部に収容された状態となる。
図7は、支持部材54の駆動機構59を示す斜視図である。支持部材54は、駆動機構59と噛合するためのラック55を有する。本実施形態の支持部材54は、シートMとの接触面の裏面にラック55を有する。駆動機構59は、支持部材54のラック55と噛合するピニオン58a、58bと、ピニオン58a、58bを回転させるモータ57とを有する。駆動機構59は、支持部材54を第1の位置から第2の位置までの間で移動させる。また、検知部材56が支持部材54の位置を検知する。
支持部材54が、第1の位置において、第1の部材54a及び第2の部材54bが処理トレイ34に載置されたシートMの該処理トレイ34から突出した下面に当接して、シートMの中央部がシート幅方向の端部よりも低くなるように支持する。このように支持部材54がシートMを支持することで、シートMは腰付けられる。
次に、本実施形態のシート処理装置20の制御を説明する。図8は、シート処理装置の制御フローチャートである。
ユーザがユーザ端末や画像形成装置10の操作パネル105を介して印刷データの印刷指示を行うと、シート処理装置20の制御部201は、画像形成装置10から搬送されるシートのサイズや、ソート処理やステイプル処理といった処理に関する処理情報を画像形成装置10の主制御部101から取得する(ACT301)。制御部201は、取得した処理情報に基づいて、シートへ処理をするか否かを判断する(ACT302)。
シートに処理を施さない場合(ACT302、No)、シートの排紙先は、制御部201が受信した処理情報に基づいて、固定トレイ30又は排紙トレイ52に決定する(ACT303)。例えば、コピー機能で画像形成されたシートは、固定トレイ30へ排紙される。すなわち、分岐部材24は入口ローラ対22から搬送されたシートを第1排紙ローラ対26へ搬送し、第1排紙ローラ対26はシートを固定トレイ30へ排紙する。
また、ネットワークインターフェース103を介して受け付けた印刷データを印刷するプリント機能においては、制御部201は、待機トレイ32から直接排紙トレイ52へシートを排紙する。すなわち、分岐部材24はシートを出口ローラ対28へ搬送し、出口ローラ対28はシートを待機トレイ32へ搬送する。待機トレイ32は、一対の中間待機トレイ部品が閉じた状態で、シートを受け取る。待機トレイ32は、複数枚のシートの保持や処理トレイ34への搬送をすることなく、待機ローラ33により1枚ずつ排紙トレイ52へシートを排紙する。その際に排紙トレイ52は、待機トレイ32から排紙されるシートを積載できるように、上昇しておく。
一方、画像形成されたシートに対し、ステイプルやソート等の処理を施す場合(ACT302、Yes)、制御部201は、シートを待機トレイ32へ搬送する(ACT304)。すなわち、分岐部材24はシートを出口ローラ対28へ搬送し、出口ローラ対28はシートを待機トレイ32へ搬送する。待機トレイ32は、一対の中間待機トレイ部品が閉じた状態で、シートを受け取る。
制御部201は、待機トレイ32がシートを保持している状態から、処理トレイ34にシートを搬送するまでの間に、支持部材54を第1の位置まで突出させる(ACT305)。ここで、制御部201は、前記処理情報に基づくシートのサイズに応じて第1の位置を変化させる。例えば、シートが所定のサイズよりも小さい場合、すなわち第1のサイズである場合(ACT305、No)、制御部201は、第1の位置へ支持部材54を突出させる(ACT306)。シートが第1のサイズよりも大きい場合、すなわち第2のサイズである場合(ACT305、Yes)、制御部201は、支持部材54を第1の位置よりも高い位置(第3の位置)へ支持部材54を突出させる(ACT307)。
支持部材54を突出させた後、待機トレイ32が基準枚数のシート、例えば、3枚のシートを蓄積すると、制御部201は中間待機トレイ部品を左右に開く。中間待機トレイ部品が開いた状態になると、シートは自重によって処理トレイ34に落下する(ACT308)。処理トレイ34へ落下したシートは、支持部材54によって、処理トレイ34から排紙トレイ52側へ突出した部分の下面を支持される。
制御部201は、処理トレイ34上のシートを横整合板36a、36bで横整合をするとともに、縦整合ローラ40a、40b、を用いてシート後端を後端ストッパー38a,38bに突き当て、縦整合も行う。整合部材でシートを縦横整合した後、ステイプル処理を行う場合には、処理トレイ34でシートをガイドしてシート後端をステイプラ50に案内し、ステイプル処理を行う(ACT309)。
制御部201は、イジェクタ48a、48b、束爪ベルト46及び第2排紙ローラ42を駆動させ、シートを排紙トレイ52の方向へ搬送する。束爪44は、イジェクタ48a、48bを追い越す際に、シートを引っ掛けてイジェクタ48a、48bから受け取る。そして、束爪44は第2排紙ローラ42と連動してシートの排紙動作を開始する(ACT310)。
制御部201は、支持部材54を第1の位置から第2の位置へ退避させる(ACT311)。本実施形態では、制御部201は、排紙部材が排紙動作を開始した後、支持部材54を第1の位置から第2の位置へ退避させる。例えば、制御部201は、束爪44がイジェクタ48a、48bからシートを受け取るタイミングに合わせて、支持部材54a、54bの退避を開始する。制御部は、排紙部材である束爪44がシートの排紙動作を完了する(ACT312)よりも前に、支持部材54の第2の位置までの退避を完了させる。
尚、支持部材54が動作するタイミングは上記に限定されるものではない。支持部材54が第1の位置へ突出するタイミングは、排紙部材によるシートの排紙動作が行われる前までに、第1の位置でシート下面を支持する状態であれば良い。また、排紙時の動作においても、束爪44がシートを受け取るよりも先に支持部材54が退避を開始することなく、かつ支持部材54が束爪44よりも先に動作を完了することを満たせば良い。
また、上記実施の形態では、制御部201は、処理情報に基づくシートのサイズに応じて第1の位置を変化させる例を説明したが、本実施形態のシート処理装置20は、これに限定されるものではない。すなわち、シートサイズに関わらず、第1の位置を一定とする制御を行っても良い。
上述した第1の実施形態によれば、束爪が処理を施したシートを処理トレイから排紙トレイへ搬出する際に、一対の支持部材がシートの幅方向中央部を落ち込ませるように支持することで、シートが腰付けされるため、シートが排紙トレイに積載される際に、先端丸まり等が起きず、排紙整列性が高くなる。また、束爪がシートを押し出す動作と連動して、支持部材は処理トレイの下方へ退避していくので、シートが排紙トレイに積載される際に、支持部材に引っかかる等でスタック不良が起こる恐れもない。
また、シートが待機トレイから処理トレイへ落下搬送されるまでの間に、制御部が支持部材を第1の位置まで動かすことで、支持部材の動作音が、落下搬送で生じる音と重なり、雑音としての音が軽減される。さらに、シートのサイズに応じて第1の位置を調節することで、シートのサイズに効果が依存することなく、安定的してシートに腰付けを行うことが出来る。
(第2の実施形態)
第2の実施形態のシート処理装置20は、シートのサイズに応じて、支持部材を第1の位置まで突出させるか否かを判断する。以下、第2の実施形態におけるシート処理装置の制御を説明する。図9は、シート処理装置の制御を説明するフローチャートである。
ユーザがユーザ端末や画像形成装置10の操作パネル105を介して印刷データの印刷指示を行うと、シート処理装置20の制御部201は、画像形成装置10から搬送されるシートのサイズや、ソート処理やステイプル処理といった処理に関する処理情報を画像形成装置10の主制御部101から取得する(ACT401)。制御部201は、取得した処理情報に基づいて、シートへ処理をするか否かを判断する(ACT402)。
シートに処理を施さない場合(ACT402、No)、シートは第1の実施形態と同様に所定の排紙先へ排紙される(ACT403)。
一方、画像形成されたシートに対し、ステイプルやソート等の処理を施す場合(ACT402、Yes)、制御部201は、シートを待機トレイ32へ搬送する(ACT404)。すなわち、分岐部材24はシートを出口ローラ対28へ搬送し、出口ローラ対28はシートを待機トレイ32へ搬送する。待機トレイ32は、一対の中間待機トレイ部品が閉じた状態で、シートを受け取る。
制御部201は、取得したサイズ情報に基づいて、支持部材54を第1の位置へ突出させるか否かの判定を行う(ACT405)。
取得したサイズが、所定の大きさよりも小さい場合(ACT405、No)、すなわち、第1のサイズである場合、制御部201は、支持部材54を第2の位置から第1の位置へ突出させずに排紙処理を行う(ACT406)。一方、取得したサイズが、第1のサイズよりも大きい第2のサイズである場合(ACT405、Yes)、制御部201は第1の位置へ支持部材54を突出させる(ACT407)。
支持部材54を第1の位置まで突出させた後、待機トレイ32が基準枚数のシート、例えば、3枚のシートを蓄積すると、制御部201は中間待機トレイ部品を左右に開く。中間待機トレイ部品が開いた状態になると、シートは自重によって処理トレイ34に落下する(ACT408)。処理トレイ34へ落下したシートは、処理トレイ34によって支持されるとともに、支持部材54によって、処理トレイ34から排紙トレイ52側へ突出した部分の下面を支持される。
制御部201は、処理トレイ34上のシートを横整合板36a、36bで横整合をするとともに、縦整合ローラ40a、40b、を用いてシート後端を後端ストッパー38a,38bに突き当て、縦整合も行う。整合部材でシートを縦横整合した後、ステイプル処理を行う場合には、処理トレイ34でシートをガイドしてシート後端をステイプラ50に案内し、ステイプル処理を行う(ACT409)。
制御部201は、イジェクタ48a、48b、束爪ベルト46及び第2排紙ローラ42を駆動させ、シートを排紙トレイ52の方向へ搬送する。束爪44は、イジェクタ48a、48bを追い越す際に、シートを引っ掛けてイジェクタ48a、48bから受け取る。そして、束爪44はシートを第2排紙ローラ42と連動して排紙動作を開始する(ACT410)。
制御部201は、支持部材54を第1の位置から第2の位置へ退避させる(ACT411)。本実施形態では、制御部201は、排紙部材が排紙動作を開始した後、支持部材54を第1の位置から第2の位置へ退避させる。例えば、制御部201は、束爪44がイジェクタ48a、48bからシートを受け取るタイミングに合わせて、支持部材54a、54bの退避を開始する。制御部は、排紙部材である束爪44がシートの排紙動作を完了する(ACT412)よりも前に、支持部材54の第2の位置までの退避を完了させる。
上述した第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得られる上に、支持部材が必要な場合のみに、制御部は支持部材を駆動させるため、部品の消耗を軽減することが出来る。
以上説明した少なくとも一つの実施形態によれば、処理トレイからシートを排紙トレイへ排紙する際に、支持部材を設けることで、シートが腰付けられるので、先端丸まり等によるスタック不良を解消することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上記実施形態で用いられる支持部材は、板状に形成されていたが、シートを支持することが可能な形状ならば、例えば他の角柱や円柱、又は半円柱型等に形成されていても良い。ただし、円柱の場合は、シート下面に当接する面が存在しないため、例えば、シート幅方向のシートの端部からそれぞれ幅の長さの1/8だけ内側にある位置を下から支持することで、シート幅方向の端部よりも中央部が低くなる。このように配置することで、板状に形成された支持部材と同様に、シートに腰付けをすることが可能である。
支持部材の駆動方法についても、第1の部材と第2の部材とが第1の位置から第2の位置までの間を往復運動可能に構成される駆動機構であれば、上記実施形態に限定されるものではない。
また、シートのサイズ取得方法についても、画像形成装置の主制御部から取得する他に、検知部材を用いてもよい。
本発明の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
M…シート
10…画像形成装置
20…シート処理装置
22…入口ローラ対
24…分岐部材
26…第1排紙ローラ対
28…出口ローラ対
30…固定トレイ
32…待機トレイ
33…待機ローラ
34…処理トレイ
34a…シート支持面
36a、36b…横整合板
38a、38b…後端ストッパー
40a、40b…縦整合ローラ
42…第2排紙ローラ
42a、42b、42c、42d…排紙ローラ
44…束爪
46…束爪ベルト
48a、48b…イジェクタ
50…ステイプラ
52…排紙トレイ
53…検知部材
54…支持部材
54a…第1の部材
54b…第2の部材
55…ラック
56…検知部材
57…モータ
58a、58b…ピニオン
59…駆動機構
101…主制御部
101a…プロセッサ
101b…メモリ
101c…記憶装置
101d…ROM
101e…RAM
102…スキャナ
103…ネットワークインターフェース
104…プリンタ
105…操作パネル
109…バス
201…制御部
201a…プロセッサ
201b…メモリ
201c…ROM
201d…RAM
202…ステイプルユニット
203…センサ
204…ドライバ
209…バス

Claims (5)

  1. シートを載置する処理トレイと、
    前記処理トレイから排紙されるシートを載置する排紙トレイと、
    前記処理トレイから前記排紙トレイへシートを排紙する排紙部材と、
    前記処理トレイの下方、かつシート搬送方向に直交する幅方向に沿って配置された第1の部材及び第2の部材を有し、第1の位置において、前記第1の部材及び前記第2の部材が前記処理トレイに載置されたシートの該処理トレイから突出した下面に当接して、シートの中央部が前記幅方向のシート端部よりも低くなるように支持する支持部材と、
    前記第1の位置と、前記排紙部材によって前記排紙トレイへ排紙されるシートの移動を妨げない第2の位置との間で、前記支持部材を移動させる駆動機構と、を備えるシート処理装置。
  2. 前記支持部材は、前記第1の部材と前記第2の部材のシートとの接触面が、シート幅方向の中央に向けてそれぞれ低くなるように設けられた、請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記支持部材は、シートが前記処理トレイに載置される前に、前記第1の位置まで突出し、前記排紙部材によるシートの排紙動作が完了する前に第2の位置まで退避する、請求項1又は請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記第1の位置の高さは、前記処理トレイから突出したシートの下面と当接する前記支持部材の先端部が、前記処理トレイの載置面よりも高い位置である、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のシート処理装置。
  5. 前記シートのサイズを取得し、取得したサイズが第1のサイズである場合には、前記支持部材を前記第1の位置まで移動させ、取得したサイズが前記第1のサイズよりも大きい第2のサイズである場合には、前記支持部材を前記第1の位置よりも高い第3の位置まで移動させる制御部をさらに備える、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のシート処理装置。
JP2012211889A 2012-02-09 2012-09-26 シート処理装置 Pending JP2013163591A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201261597021P 2012-02-09 2012-02-09
US61/597,021 2012-02-09

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013163591A true JP2013163591A (ja) 2013-08-22

Family

ID=49175215

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012211889A Pending JP2013163591A (ja) 2012-02-09 2012-09-26 シート処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013163591A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10214035B2 (en) 2016-11-25 2019-02-26 Seiko Epson Corporation Recording apparatus with receiving tray having projecting sections
JP2020083534A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 用紙積載装置及び画像形成システム
JP2020083532A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 用紙積載装置及び画像形成システム
JP2020083533A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 用紙積載装置及び画像形成システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10214035B2 (en) 2016-11-25 2019-02-26 Seiko Epson Corporation Recording apparatus with receiving tray having projecting sections
JP2020083534A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 用紙積載装置及び画像形成システム
JP2020083532A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 用紙積載装置及び画像形成システム
JP2020083533A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 用紙積載装置及び画像形成システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5269161B2 (ja) シート後処理装置及びシート後処理方法
JP4657911B2 (ja) 用紙後処理装置及び用紙後処理方法
JP2007062969A (ja) シート処理装置、および画像形成装置
JP5528099B2 (ja) シート後処理装置およびこれを備えた画像形成装置
JP5002510B2 (ja) 印刷装置
JP2013163591A (ja) シート処理装置
JP5620952B2 (ja) シート処理装置
US20090033015A1 (en) Sheet folding apparatus, sheet folding method, and image forming apparatus
JP2006096528A (ja) 用紙後処理システム
JP7419743B2 (ja) 排紙装置、処理装置及び記録システム
JP6532131B2 (ja) シート処理装置及び画像形成システム
JP5762258B2 (ja) 両面印刷装置及び当該装置における用紙搬送方法
JP2014136614A (ja) 後処理装置及び画像形成装置
JP4021888B2 (ja) シート後処理装置
JP6726943B2 (ja) シート処理装置及びこれを備える画像形成装置
JP4581369B2 (ja) シート処理装置
JP6341038B2 (ja) 画像形成装置からの排出用紙の収容装置及び画像形成装置
JP5771654B2 (ja) シート処理装置
JP4495080B2 (ja) 用紙後処理装置
JP2017178543A (ja) シート排出装置およびそれを備えたシート後処理装置並びに画像形成システム
JP2006124155A (ja) シート後処理装置
JP5793515B2 (ja) シート処理装置
JP2008114984A (ja) シート処理装置と画像形成装置
JP4820664B2 (ja) シート処理装置及び画像形成装置
JP2023020362A (ja) 後処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20150126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150303

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20150324