JP2006124155A - シート後処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置の排紙部から後処理を行う処理機構に至るまでの距離を短縮して小型化されしかも、待機トレイから落下するシートが安定して容易に処理トレイに入るシート後処理装置を提供すること。
【解決手段】 画像形成装置から排出されるシートを待機させる待機トレイと、この待機トレイの下方に配設され、前記待機トレイから落下される前記シートもしくは前記待機トレイを経由せずに前記画像形成装置から排出される前記シートを積載する処理トレイと、この処理トレイに積載された前記シートの横方向の整合を行いシート束を形成する整合機構と、この整合機構により整合された前記シート束を後処理する後処理機構と、この後処理機構により後処理された前記シート束を排出する排出トレイとを備え、前記整合機構は、上方が外側に開いた横方向に移動可能な横整合板を有する。
【選択図】図7
【解決手段】 画像形成装置から排出されるシートを待機させる待機トレイと、この待機トレイの下方に配設され、前記待機トレイから落下される前記シートもしくは前記待機トレイを経由せずに前記画像形成装置から排出される前記シートを積載する処理トレイと、この処理トレイに積載された前記シートの横方向の整合を行いシート束を形成する整合機構と、この整合機構により整合された前記シート束を後処理する後処理機構と、この後処理機構により後処理された前記シート束を排出する排出トレイとを備え、前記整合機構は、上方が外側に開いた横方向に移動可能な横整合板を有する。
【選択図】図7
Description
本発明は、複写機やプリンタ、MFP(Multi Function Peripheral)等複合機等の画像形成装置から排出される、用紙などシートの後処理を行うシート後処理装置に関する。
MFPでプリントしたシートを、その後、複数、束ねて止める処理(ステイプル処理)を行う後処理装置(フィニッシャー)が知られている。このフィニッシャーでは、MFPから送られた用紙を順次、処理トレイに搬送し、ステイプラーにより綴じて排出トレイに排紙する。
このフィニッシャーでの後処理では、ステイプラによる綴じ処理が存在するので、MFPでの処理速度を吸収する遅延機構が必要であり、それゆえ搬送路を長くしている(特許文献1参照)。そのため装置を十分に小型化することが困難であった。また用紙トレイを改良する提案もあるが十分ではなかった(特許文献2,3参照)。
特公平6−99070号公報
特開2002−179325号公報
特開平9−2350654号公報
本発明は、上述のような従来のシート後処理装置の問題点にかんがみなされたもので、
画像形成装置の排紙部から後処理を行う処理機構に至るまでの距離を短縮して小型化されしかも、待機トレイから落下するシートが安定して容易に処理トレイに入るシート後処理装置を提供することを目的とする。
画像形成装置の排紙部から後処理を行う処理機構に至るまでの距離を短縮して小型化されしかも、待機トレイから落下するシートが安定して容易に処理トレイに入るシート後処理装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1によれば、画像形成装置から排出されるシートを待機させる待機トレイと、この待機トレイの下方に配設され、前記待機トレイから落下される前記シートもしくは前記待機トレイを経由せずに前記画像形成装置から排出される前記シートを積載する処理トレイと、この処理トレイに積載された前記シートの横方向の整合を行いシート束を形成する整合機構と、この整合機構により整合された前記シート束を後処理する後処理機構と、この後処理機構により後処理された前記シート束を排出する排出トレイとを備え、前記整合機構は、上方が外側に開いた横方向に移動可能な横整合板を有することを特徴とするシート後処理装置を提供する。
本発明の請求項2によれば、画像形成装置から排出されるシートを待機させる待機トレイと、この待機トレイの下方に配設され、前記待機トレイから落下される前記シートもしくは前記待機トレイを経由せずに前記画像形成装置から排出される前記シートを積載する処理トレイと、この処理トレイに積載された前記シートの横方向の整合を行いシート束を形成する整合機構と、この整合機構により整合された前記シート束を後処理する後処理機構と、この後処理機構により後処理された前記シート束を排出する排出トレイとを備え、前記整合機構は、上方が外側に開いた構造の一対の横整合板を有し、この横整合板の少なくとも一方は横方向に移動可能な構造を有することを特徴とするシート後処理装置を提供する。
本発明によれば、小型化されしかも、待機トレイから落下するシートが安定して容易に処理トレイに入るシート後処理装置が得られる。
以下、MFPに適用した本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は本発明一実施形態の後処理装置の斜視図、図2はこの後処理装置の上面図を各々示す。後処理装置は、基本的に、待機トレイ10と、処理トレイ12と、ステイプラ14と、第1の排紙トレイ16と、第2の排紙トレイ18とから成る。
MFPから送られてくる用紙20は、一対の入口ローラ22で受け取られ、一対の給紙ローラ24に供給されて、給紙ローラ24から待機トレイ10に送られる(搬送方向X)。入口ローラ22は、入口ローラモータ26で駆動される。入口ローラ22は、上入口ローラ22aと下入口ローラ22bとから成る。給紙ローラ24は、上給紙ローラ24aと下給紙ローラ24bから成る。
待機トレイ10は、図2に示すように、左右に移動可能な一対の待機トレイ部品10a,10bから成り、待機トレイ部品10a,10bが閉じた状態で用紙を受け取る。この状態で用紙の整合を行うために、待機トレイローラ28が設けられている。
待機トレイローラ28は、上下に移動可能であり、その制御は待機トレイローラ駆動源30により実行される。また待機トレイローラ28の回転は、待機トレイローラモータ32により行われる。
待機トレイ10に所定枚数、例えば2枚の用紙が蓄積されると、図3に示すように待機トレイモータ34により待機トレイ部品10a,10bが用紙搬送方向Xに直交する方向である左右に開き、用紙20は、自重により処理トレイ12に落下される。この動作をアクティブドロップという。
MFPから送られる用紙を待機トレイ10、処理トレイ12に案内するためにペーパーパスが設けられているが、このペーパーパスは図2に示すようにペーパーパス天井36により構成される。
処理トレイ12に送られた用紙は、縦方向(用紙搬送方向)と横方向の整合処理が実行される。縦整合は図4に示すように縦整合下ローラモータ42に駆動される縦整合下ローラ38bとパドルモータ46に駆動されるパドル44によりストッパー45を基準として用紙を揃える。なお、処理トレイ12に用紙が送られる際には縦整合上ローラ38aは縦整合上ローラモータ40により縦整合下ローラ38bと当接しないように開放される状態になっている。
一方、横整合は、図5(a)(b)に示すように横整合機構47を構成する横整合モータ48aにて駆動される第1の整合板47aと横整合モータ48bにて駆動される第2の横整合板47bとにより実行される。
処理トレイ12に所定の枚数の用紙が整合され蓄積されると、図6に示すようにステイプル処理がステイプラ14により行われる。ステイプラ14は、ステイプル駆動部49により位置決めされ、ステイプル処理を制御される。
ステイプル処理された用紙束は、図4に示すように搬送機構50によって第1,第2の排紙トレイ16,18に送られる。第1、第2の排紙トレイ16,18の選択は排紙トレイ駆動部52により、これらの排紙トレイを上下移動させてなされる。
図3に示すように待機トレイ10の下面64と、上給紙ローラ24a及び下給紙ローラ24bの接触面66との間には、段差Aが設けられている。この段差Aがないと、待機トレイ10に供給された下カール用紙が、給紙ローラ24を塞ぎ、ジャムや用紙の積載順を狂わせて処理トレイ12に落下するおそれがある。段差Aは、このような不都合を防止するためのものである。
ところで、本発明のこの実施形態では、図5に示した横整合機構47を構成する横整合板が、図7に示すような構造を有している。すなわち、処理トレイ12に一対の横整合板72a,72bが設けられており、その横整合板の少なくとも一方は、横方向に移動可能である。これらの横整合板72a,72bはその上方部73a,73bが外側に開いた構造を有する。この上に待機トレイ10が位置し、この待機トレイ10から用紙20が処理トレイ12に落下する。
この構造では、横整合板72a,72bの上方部73a,73bが外側に向かって開いているので、用紙20が安定して容易に処理トレイ12に入ってくる利点がある。
次に図8〜図18を用いて本発明の後処理装置の動作を説明する。図8に示すように、MFPから送られてきた用紙20は、入口ローラ22を介して矢印で示すように給紙ローラ24に送られる。
次に図9に示すように、給紙ローラ24を通って待機トレイ10に1枚目の用紙が蓄積される。その際、待機トレイローラ28が矢印で示すように下がって待機トレイ10に供給された用紙20を待機トレイ10の後端(上流側)60に位置合わせする。次に、図10に示されるように、待機トレイローラ28が上昇し、2枚目の用紙20aを受け入れる準備をする。
準備が完了すると、図11に示されるように2枚目の用紙20aが待機トレイ10に送られ、待機トレイローラ28が下降して、用紙の位置を待機トレイ10の後端60に整える。このようにして、待機トレイ10には2枚の用紙20,20aから成る用紙束20bが形成される。
次に図12に示されるように待機トレイローラ28が上昇し、更に図3に示されるように待機トレイ部品10a,10bが開いてアクティブドロップが図13に示されるように実行され、用紙束20bは処理トレイ12に送られる。
その後、3枚目からの用紙20cは、図14に示されるように待機トレイ10を経由せずに、給紙ローラ24から直接、処理トレイ12に送られ、2枚の用紙束20b上に蓄積されて所定枚数の用紙束21を形成する。このとき、縦整合機構38及び横整合機構47が機能して、縦横の用紙整合が実行される。
この際、図14に示されるように、待機トレイ10の後端が処理トレイ12の後端(上流側)62より下流側に存在するように、待機トレイ10の後端60と処理トレイ62の後端62は距離Lだけ、横方向に離隔されている。このように構成すると、待機トレイ10から処理トレイ12への用紙束20bの落下が容易となり、縦整合機構38及び横整合機構47による整合動作も容易にできる。その結果、ジャムの発生などを防止できる。
なお、待機トレイ10及び処理トレイ12は、斜めに傾けて配設されることが望ましい。すなわち、それぞれの後端60,62が最も下に位置するようにし、用紙20及び用紙束21の自重によって用紙20及び用紙束21が後端60,62に整合可能にする。
次に図15に示されるように、用紙束21をステイプラ14によってステイプル処理する。そして図16に示すように搬送機構50により用紙束21を排紙トレイ16に送ることによって後処理が完了する。
なお、後処理を必要としない場合には、図17,図18に示すように、処理トレイ12を経由せずに待機トレイ10から直接、排紙トレイ16に排紙する。図17に示されるようにMFPから送られてきた用紙は入口ローラ22、給紙ローラ24及び待機トレイ10を介して排紙トレイ16に送られる。待機トレイローラ28は下降して、用紙20の搬送を行う。排紙テレイ16は、図18に示されるように、排紙トレイ駆動部52により若干上昇させられ、待機トレイ10から送られる用紙を受け取る。
上記実施形態では、紙から成る用紙の後処理について述べたが、本発明により後処理されるものは紙に限られず、OHPやその他、シート状の記録媒体でよく、ここではシートという。
本発明における後処理は、例えばプリントしたシートを複数枚束ねて綴じるステイプル処理であるが、本発明はこれに限られない。
上記実施形態の説明では、本発明をMFPに提供した場合について述べたが、本発明はこれに限られず、画像形成装置によりプリントなどされたシートの後処理一般に適用可能である。
上では本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明技術思想を同じくする範囲で各構成要素を変更することは可能であり、これらは本発明に含まれる。
10・・・待機トレイ、
10a,10b・・・待機トレイ部品、
12・・・処理トレイ、
14・・・ステイプラ、
16・・・第1の排紙トレイ、
18・・・第2の排紙トレイ、
20・・・用紙、
20b,21・・・用紙束、
22・・・入口ローラ、
22a・・・上入口ローラ、
22b・・・下入口ローラ、
24a,24b・・・給紙ローラ、
26・・・入口ローラモータ、
28・・・待機トレイローラ、
30・・・待機トレイローラ駆動源、
32・・・待機トレイローラモータ、
34・・・待機トレイモータ、
36・・・ペーパーパス天井、
38・・・縦整合機構、
38a・・・縦整合上ローラ、
38b・・・縦整合下ローラ、
40・・・縦整合上ローラモータ、
42・・・縦整合下ローラモータ、
44・・・パドル、
45・・・ストッパー、
46・・・パドルモータ、
47・・・横整合機構、
48a,48b・・・横整合モータ、
49・・・ステイプル駆動部、
50・・・搬送機構、
52・・・排紙トレイ駆動部、
60,62・・・後端、
72a,72b・・・横整合板、
73a,73b・・・上方部。
10a,10b・・・待機トレイ部品、
12・・・処理トレイ、
14・・・ステイプラ、
16・・・第1の排紙トレイ、
18・・・第2の排紙トレイ、
20・・・用紙、
20b,21・・・用紙束、
22・・・入口ローラ、
22a・・・上入口ローラ、
22b・・・下入口ローラ、
24a,24b・・・給紙ローラ、
26・・・入口ローラモータ、
28・・・待機トレイローラ、
30・・・待機トレイローラ駆動源、
32・・・待機トレイローラモータ、
34・・・待機トレイモータ、
36・・・ペーパーパス天井、
38・・・縦整合機構、
38a・・・縦整合上ローラ、
38b・・・縦整合下ローラ、
40・・・縦整合上ローラモータ、
42・・・縦整合下ローラモータ、
44・・・パドル、
45・・・ストッパー、
46・・・パドルモータ、
47・・・横整合機構、
48a,48b・・・横整合モータ、
49・・・ステイプル駆動部、
50・・・搬送機構、
52・・・排紙トレイ駆動部、
60,62・・・後端、
72a,72b・・・横整合板、
73a,73b・・・上方部。
Claims (2)
- 画像形成装置から排出されるシートを待機させる待機トレイと、
この待機トレイの下方に配設され、前記待機トレイから落下される前記シートもしくは前記待機トレイを経由せずに前記画像形成装置から排出される前記シートを積載する処理トレイと、
この処理トレイに積載された前記シートの横方向の整合を行いシート束を形成する整合機構と、
この整合機構により整合された前記シート束を後処理する後処理機構と、
この後処理機構により後処理された前記シート束を排出する排出トレイとを備え、
前記整合機構は、上方が外側に開いた横方向に移動可能な横整合板を有することを特徴とするシート後処理装置。 - 画像形成装置から排出されるシートを待機させる待機トレイと、
この待機トレイの下方に配設され、前記待機トレイから落下される前記シートもしくは前記待機トレイを経由せずに前記画像形成装置から排出される前記シートを積載する処理トレイと、
この処理トレイに積載された前記シートの横方向の整合を行いシート束を形成する整合機構と、
この整合機構により整合された前記シート束を後処理する後処理機構と、
この後処理機構により後処理された前記シート束を排出する排出トレイとを備え、
前記整合機構は、上方が外側に開いた構造の一対の横整合板を有し、この横整合板の少なくとも一方は横方向に移動可能な構造を有することを特徴とするシート後処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004360191A JP2006124155A (ja) | 2004-09-29 | 2004-12-13 | シート後処理装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004285309 | 2004-09-29 | ||
JP2004360191A JP2006124155A (ja) | 2004-09-29 | 2004-12-13 | シート後処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006124155A true JP2006124155A (ja) | 2006-05-18 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004360191A Abandoned JP2006124155A (ja) | 2004-09-29 | 2004-12-13 | シート後処理装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2006124155A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014211472A (ja) * | 2013-04-17 | 2014-11-13 | カシオ電子工業株式会社 | 被印刷媒体の保持方法、及び保持装置 |
JP7467953B2 (ja) | 2020-02-04 | 2024-04-16 | コニカミノルタ株式会社 | 用紙搬送装置及び画像形成装置 |
-
2004
- 2004-12-13 JP JP2004360191A patent/JP2006124155A/ja not_active Abandoned
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014211472A (ja) * | 2013-04-17 | 2014-11-13 | カシオ電子工業株式会社 | 被印刷媒体の保持方法、及び保持装置 |
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