JP2013163339A - プリンタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インクリボンの交換による生産性の低下を抑制するプリンタ装置を提供する。
【解決手段】プリンタ10は、インクリボン23A〜23Dのうちいずれか1つを用いて印刷を行う。このプリンタ10は、インクリボン23A〜23Dのそれぞれのインクを加熱して用紙1のラベルに転写するサーマルヘッド16A〜16Dと、サーマルヘッド16A〜16Dのそれぞれを印刷位置又は退避位置に配置するサーマルヘッド駆動部50A〜50Dと、サーマルヘッド駆動部50A〜50Dを制御する制御部40と、を備える。制御部40は、サーマルヘッド16A〜16Dのいずれか1つを印刷位置に配置させ、印刷位置に配置させたサーマルヘッドにより加熱されるインクリボンの残量が閾値以下になると、このインクリボンを退避位置に配置させるとともに、退避位置に配置されているインクリボンのうちの1つを印刷位置に配置させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のインクリボンを用いて被印刷媒体に印刷を行うプリンタ装置に関するものである。
熱転写印刷や昇華型熱転写印刷を行うプリンタでは、インクリボンが用いられる(例えば、特許文献1参照)。このインクリボンは、プラテンローラによって搬送されるとともに、サーマルヘッドによって印刷対象物に順次印刷される。
特開平5−278242号公報
印刷が行われるに従って、インクリボンの残量は減少する。このため、インクリボンの残量が下限値まで減少したら、インクリボンを交換する必要がある。インクリボンを交換する際には、プリンタの動作を停止させなくてはならないため、印刷を継続することができず、生産性が低下していた。
本発明の課題は、インクリボンの交換による生産性の低下を抑制するプリンタ装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、複数のインクリボンを用いて被印刷媒体に印刷を行うプリンタであって、前記インクリボンのインクを加熱して前記被印刷媒体に転写する複数のサーマルヘッドと、複数の前記サーマルヘッドのそれぞれを、前記インクリボンを前記被印刷媒体に接触させる印刷位置、又は、前記インクリボンを前記被印刷媒体から離間させる待避位置に配置する複数のサーマルヘッド駆動手段と、複数の前記サーマルヘッド駆動手段を制御して、複数の前記サーマルヘッドのうち少なくとも1つを前記印刷位置に配置させ、当該サーマルヘッドにより加熱される前記インクリボンの残量が予め定められた量以下になると、当該サーマルヘッドを前記待避位置に配置させるとともに、複数の前記サーマルヘッドのうち前記待避位置に配置されているものを前記印刷位置に配置させる制御手段と、を備えるプリンタ装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のプリンタ装置において、複数の前記インクリボンのそれぞれの残量を検出する残量検出手段を備えること、を特徴とするプリンタ装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のプリンタ装置において、前記制御手段は、前記サーマルヘッドにより加熱される前記インクリボンの残量が予め定められた量以下になると、印刷中である被印刷媒体に対する印刷が完了した後に、当該サーマルヘッドを前記待避位置に配置させるとともに、複数の前記サーマルヘッドのうち前記待避位置に配置されているものを前記印刷位置に配置させること、を特徴とするプリンタ装置である。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載のプリンタ装置において、前記制御手段は、前記サーマルヘッドにより加熱される前記インクリボンの残量が予め定められた量以下になると、当該インクリボンを用いて印刷可能な被印刷媒体の数を演算し、演算した数の被印刷媒体に対する印刷が完了した後に、当該サーマルヘッドを前記待避位置に配置させるとともに、複数の前記サーマルヘッドのうち前記待避位置に配置されているものを前記印刷位置に配置させること、を特徴とするプリンタ装置である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のプリンタ装置において、前記制御手段は、前記インクリボンの残量が、前記被印刷媒体を印刷するために必要な量未満であると判断すると、当該インクリボンの残量が前記予め定められた量以下になったと判断すること、を特徴とするプリンタ装置である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5のいずれかに記載のプリンタ装置において、前記サーマルヘッドにより加熱される前記インクリボンの残量が予め定められた量以下になると、当該インクの残量低下を報知する報知手段を備えること、を特徴とするプリンタ装置である。
本発明のプリンタ装置によれば、インクリボンの交換による生産性の低下を抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るプリンタの実施形態を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るプリンタにおけるインクリボン中継動作処理のフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るプリンタにおけるインクリボン中継動作処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るプリンタにおけるインクリボン中継動作処理のフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るプリンタにおけるインクリボン中継動作処理のフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係るプリンタにおけるインクリボン中継動作処理のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面等を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるプリンタの第1実施形態を示す図である。
図1を含め以下に示す図中には、統一した方向に、XYZ直交座標を示している。なお、このXYZは、単に方向を示すものであり、原点位置等の絶対的な位置を表すものではない。
また、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張して示している。
また、以下の説明では、具体的な数値、形状、材料等を示して説明を行うが、これらは、適宜変更することができる。
プリンタ10は、台紙に仮着されたラベルの帯状シートの被印刷媒体(用紙)に印刷を行うための熱転写式カラープリンタであって、複数のインクリボンを用いて、インクリボンのインクを用紙に転写することにより印刷を行う。以下においては、4つのインクリボンのうち1つを用いて用紙に印刷を行う場合を例にとって説明する。
図1に示すように、用紙1が、ロール状に巻回されたロール紙2として、プリンタ10の筐体14に設けられた用紙供給軸11に回転可能に支持されている。用紙供給軸11から引き出された用紙1は、駆動ローラ12と加圧ローラ13とにより挟持搬送される。
また、筐体14には、用紙1の搬送方向上流側(図中右側)から搬送方向下流側(図中左側)に向けて、4つのインクリボンカセット20A,20B,20C,20Dが装着されている。例えば、インクリボンカセット20A〜20Dの全てには、ブラック(B)のインクリボンが装填されている。
プリンタ10の筐体14内には、4つのインクリボンカセット20A〜20Dに対応して、用紙の搬送方向に沿って、4つのプラテンローラ15A,15B,15C,15Dと、4つのサーマルヘッド16A,16B,16C,16Dとが配置されている。サーマルヘッド16A〜16Dは、インクリボンカセット20A〜20Dの内部にそれぞれ挿入される。また、サーマルヘッド16A〜16Dは、プラテンローラ15A〜15Dにそれぞれ対向して配置されている。4つのプラテンローラ15A〜15Dと、4つのサーマルヘッド16A〜16Dとは、それぞれ、組み合わされて4つの印刷部を構成している。各印刷部では、それぞれにセットされたインクリボンカセット20A〜20Dを用いて印刷を行う。
インクリボンカセット20Aにおいて、インクリボン23Aが、インクリボン供給軸21Aとインクリボン巻取り軸22Aとの間に架け渡されている。インクリボン巻取り軸22Aは、筐体内に設けられたモータによって駆動されて回転する。
インクリボンカセット20Aのインクリボン供給軸21Aにロール状に巻回された状態で支持された未使用のインクリボン23Aは、プラテンローラ15Aとサーマルヘッド16Aとの間に用紙1とともに供給される。転写後のインクリボン23Aは、インクリボン巻取り軸22Aによって巻取られる。
インクリボンカセット20B〜20Dもインクリボンカセット20Aと同様に構成されている。
プラテンローラ15Aは、筐体内に設けられたモータによって駆動されて回転することにより、用紙1及びインクリボン23Aを同一方向に同一速度で搬送する。サーマルヘッド16Aは、エネルギーが印加されることによって発熱する複数の微細な発熱体を幅方向に有している。発熱体にエネルギーを印加して発熱体を発熱させ、インクリボン23Aのインクを加熱して用紙1のラベルに転写することにより、インクリボンカセット20Aに装填されたブラックのインクリボン23Aを用いた印刷が行われる。なお、発熱体にエネルギー(電力)を印加するためには、電圧源から発熱体に電圧を印加するようにしてもよいし、電流源から発熱体に電流を流すようにしてもよい。
プラテンローラ15B〜15Dもプラテンローラ15Aと同様に構成され、サーマルヘッド16B〜16Dもサーマルヘッド16Aと同様に構成されている。プラテンローラ15Aの位置を通過した用紙1は、プラテンローラ15B〜15Dの位置を順次通過し、サーマルヘッド16B〜16Dによって、インクリボンカセット20B〜20Dにそれぞれ装填されたインクリボン23B〜23Dを用いた印刷が順次行われる。印刷が完了した用紙1は、用紙排出口から排出される。
また、プリンタ10は、入力部30と、制御部40と、表示部45と、サーマルヘッド駆動部50A,50B,50C,50Dと、を有している。
入力部30は、複数の操作キーを含んでおり、プリンタ10を操作したり、プリンタ10に印刷データを入力したりするために用いられる。
表示部45は、エラーメッセージ等を表示するためのLCD(液晶表示)パネル又は複数のLED(発光ダイオード)を含んでおり、制御部40から供給される信号に基づいて各種の表示を行う。
サーマルヘッド駆動部50A〜50Dは、サーマルヘッド16A〜16Dにそれぞれ近接配置されている。サーマルヘッド駆動部50A〜50Dは、それぞれ、サーマルヘッド16A〜16Dを駆動して、サーマルヘッド16A〜16Dを印刷位置又は待避位置に配置する。図1では、サーマルヘッド16Aが印刷位置に配置されており、サーマルヘッド16B〜16Dが待避位置に配置されている状態を示している。
サーマルヘッド16Aが印刷位置に配置されている状態では、インクリボンカセット20Aに充填されたインクリボン23Aが用紙1のラベルに接触する。一方、サーマルヘッド16Aが待避位置に配置されている状態では、インクリボンカセット20Aに充填されたインクリボン23Aがラベルから離間する。インクリボンカセット20B〜20Dのそれぞれに充填されたインクリボン23B〜20Dについても、インクリボンカセット20Aに充填されたインクリボン23Aと同様に、サーマルヘッド16B〜16Dのそれぞれの位置に応じて、ラベルと接触したり離間したりする。
なお、本実施形態では、サーマルヘッド16A〜16Dのうち、印刷位置に配置されるのは1つのみで、残りの3つは待避位置に配置されるものとする。
制御部40は、プリンタ10の各部の動作を制御する。具体的には、制御部40は、例えば図2及び図3に示すインクリボン中継動作処理によりサーマルヘッド駆動部50A〜50Dを制御して、サーマルヘッド16A〜16Dの位置を制御する。
図2は、第1実施形態におけるインクリボン中継動作処理のフローチャートである。なお、第1実施形態では、インクリボン中継動作処理は、プリンタ10の電源が投入されている状態において、リアルタイムに実行される。
ステップS101において、制御部40は、インクリボン残量チェック処理を行って、ステップS102に処理を移す。このインクリボン残量チェック処理では、制御部40は、まず、サーマルヘッド16A〜16Dのうち印刷位置に配置されているものを判別する。これによれば、インクリボン23A〜23Dのうち、ラベルに接触しているものを、すなわち印刷に用いているものを、判別することができる。次に、印刷に用いていると判別したインクリボンについて、残量を検出する。
ステップS102において、制御部40は、ステップS101において検出したインクリボンの残量が、予め定められた閾値以下であるか否かを判別する。そして、制御部40は、閾値以下であると判別した場合には、ステップS101において検出したインクリボンが残量不足であるとしてステップS103に処理を移し、印刷に用いるインクリボンを以降の処理において変更する。一方、制御部40は、閾値より多いと判別した場合には、ステップS101において検出したインクリボンが残量不足ではないとしてステップS101に処理を戻し、印刷に用いるインクリボンを変更しない。
ステップS103において、制御部40は、現在印刷中であるラベルの印刷が完了するまで待機した後、ステップS104に処理を移す。
ステップS104において、制御部40は、インクリボン23Dを印刷に用いているか否かを判別する。具体的には、制御部40は、サーマルヘッド16Dが印刷位置に配置されているか否かを判別する。そして、制御部40は、サーマルヘッド16Dが印刷位置に配置されていると判別した場合には、インクリボン23Dを印刷に用いていると判別し、インクリボン23A〜23Dが残量不足であるとして、ステップS113に処理を移す。一方、制御部40は、サーマルヘッド16Dが待機位置に配置されていると判別した場合には、インクリボン23Dを印刷に用いていないと判別するとともに、インクリボン23A〜23Cのいずれかを印刷に用いていると判別し、ステップS105に処理を移す。
ステップS105において、制御部40は、インクリボン23Cを印刷に用いているか否かを判別する。具体的には、制御部40は、サーマルヘッド16Cが印刷位置に配置されているか否かを判別する。そして、制御部40は、サーマルヘッド16Cが印刷位置に配置されていると判別した場合には、インクリボン23Cを印刷に用いていると判別し、インクリボン23A〜23Cが残量不足であるとして、ステップS111に処理を移す。一方、制御部40は、サーマルヘッド16Cが待機位置に配置されていると判別した場合には、インクリボン23Cを印刷に用いていないと判別するとともに、インクリボン23A、23Bのいずれかを印刷に用いていると判別し、ステップS106に処理を移す。
ステップS106において、制御部40は、インクリボン23Bを印刷に用いているか否かを判別する。具体的には、制御部40は、サーマルヘッド16Bが印刷位置に配置されているか否かを判別する。そして、制御部40は、サーマルヘッド16Bが印刷位置に配置されていると判別した場合には、インクリボン23Bを印刷に用いていると判別し、インクリボン23A,23Bが残量不足であるとして、ステップS109に処理を移す。一方、制御部40は、サーマルヘッド16Bが待機位置に配置されていると判別した場合には、インクリボン23Bを印刷に用いていないと判別するとともに、インクリボン23Aを印刷に用いていると判別し、ステップS107に処理を移す。
ステップS107において、制御部40は、インクリボン23Bの残量が閾値より多いか否かを判別する。そして、制御部40は、閾値より多いと判別した場合には、ステップS108に処理を移す。一方、制御部40は、閾値以下と判別した場合には、インクリボン23Aだけでなくインクリボン23Bも残量不足であるとして、ステップS109に処理を移す。
ステップS108において、制御部40は、インクリボン23Bによる印刷準備処理を行なって、ステップS101に処理を戻す。このインクリボン23Bによる印刷準備処理では、制御部40は、サーマルヘッド16A,16C,16Dを退避位置に配置させるとともに、サーマルヘッド16Bを印刷位置に配置させる。これによれば、印刷に用いられるインクリボンは、インクリボン23Bに変更されることとなる。
ステップS109において、制御部40は、インクリボン23Cの残量が閾値より多いか否かを判別する。そして、制御部40は、閾値より多いと判別した場合には、ステップS110に処理を移す。一方、制御部40は、閾値以下と判別した場合には、インクリボン23A、23Bだけでなくインクリボン23Cも残量不足であるとして、ステップS111に処理を移す。
ステップS110において、制御部40は、インクリボン23Cによる印刷準備処理を行なって、ステップS101に処理を戻す。このインクリボン23Cによる印刷準備処理では、制御部40は、サーマルヘッド16A,16B,16Dを退避位置に配置させるとともに、サーマルヘッド16Cを印刷位置に配置させる。これによれば、印刷に用いられるインクリボンは、インクリボン23Cに変更されることとなる。
ステップS111において、制御部40は、インクリボン23Dの残量が閾値より多いか否かを判別する。そして、制御部40は、閾値より多いと判別した場合には、ステップS112に処理を移す。一方、制御部40は、閾値以下と判別した場合には、インクリボン23A〜23Cだけでなくインクリボン23Dも残量不足であるとして、ステップS113に処理を移す。
ステップS112において、制御部40は、インクリボン23Dによる印刷準備処理を行なって、ステップS101に処理を戻す。このインクリボン23Dによる印刷準備処理では、制御部40は、サーマルヘッド16A〜16Cを退避位置に配置させるとともに、サーマルヘッド16Dを印刷位置に配置させる。これによれば、印刷に用いられるインクリボンは、インクリボン23Dに変更されることとなる。
ステップS113において、制御部40は、エラー処理を行なって、図2、3に示すインクリボン中継動作処理を終了する。このエラー処理では、制御部40は、表示部45に、インクリボン23A〜23Dの全てのインクリボンが残量不足である旨を表示させる。
以上説明したように、第1実施形態によれば、印刷に用いているインクリボンの残量が閾値以下に低下すると、印刷中であるラベルの印刷が完了した後に、別のインクリボンを用いて印刷を行うことになる。このため、印刷に用いているインクリボンが残量不足になっても、プリンタの動作を停止させることなく他のインクリボンを用いて印刷を継続させることができる。したがって、生産性を向上させることができる。
(第2実施形態)
図4及び図5は、第2実施形態における、制御部40によるサーマルヘッド駆動部50A〜50Dの制御のフローチャートである。
なお、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
ステップS201において、制御部40は、インクリボン残量チェック処理を行って、ステップS202に処理を移す。このインクリボン残量チェック処理では、制御部40は、まず、サーマルヘッド16A〜16Dのうち印刷位置に配置されているものを判別する。これによれば、インクリボン23A〜23Dのうち、ラベルに接触しているものを、すなわち印刷に用いているものを、判別することができる。次に、印刷に用いていると判別したインクリボンについて、残量を検出する。
ステップS202において、制御部40は、ステップS201において検出したインクリボンの残量が、予め定められた閾値以下であるか否かを判別する。そして、制御部40は、閾値以下であると判別した場合には、ステップS201において検出したインクリボンが残量不足であるとしてステップS203に処理を移す。一方、制御部40は、閾値より多いと判別した場合には、ステップS201において検出したインクリボンが残量不足ではないとしてステップS201に処理を戻し、印刷に用いるインクリボンを変更しない。
ステップS203において、制御部40は、印刷可能枚数算出処理を行なって、ステップS204に処理を移す。この印刷可能枚数算出処理では、制御部40は、ステップS201において検出したインクリボンの残量と、ラベルに印刷する印刷データと、を用いて、ステップS202において残量不足であると判定したインクリボンで、あと何枚のラベルを印刷できるのかを算出する。
ステップS204において、制御部40は、ステップS203において算出した枚数だけ、ラベルの印刷が完了するまで待機した後、ステップS205に処理を移す。
以降のステップS205〜S214のそれぞれにおいて、制御部40は、図3に示したステップS104〜S113のそれぞれと同様の処理を行う。
以上説明したように、第2実施形態によれば、印刷に用いているインクリボンの残量が閾値以下に低下すると、このインクリボンであと何枚のラベルを印刷できるのかを算出し、算出した枚数だけラベルの印刷が完了した後に、別のインクリボンを用いて印刷を行うことになる。このため、印刷に用いているインクリボンが残量不足になっても、プリンタの動作を停止させることなく他のインクリボンを用いて印刷を継続させることができる。したがって、生産性を向上させることができる。
また、印刷に用いているインクリボンが残量不足になっても、このインクリボンを用いてできる限り多くのラベルの印刷を行うことができるため、インクリボンカセットの交換頻度を低下させることができる。
(第3実施形態)
図6は、第3実施形態における、制御部40によるサーマルヘッド駆動部50A〜50Dの制御のフローチャートである。
なお、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
ステップS301において、制御部40は、インクリボン残量チェック処理を行って、ステップS302に処理を移す。このインクリボン残量チェック処理では、制御部40は、まず、サーマルヘッド16A〜16Dのうち印刷位置に配置されているものを判別する。これによれば、インクリボン23A〜23Dのうち、ラベルに接触しているものを、すなわち印刷に用いているものを、判別することができる。次に、印刷に用いていると判別したインクリボンについて、残量を検出する。
ステップS302において、制御部40は、ステップS301において検出したインクリボンの残量が、1枚のラベルを印刷するのに必要な量未満であるか否かを判別する。そして、制御部40は、必要な量未満であると判別した場合には、ステップS303に処理を移し、必要な量以上であると判別した場合には、ステップS301に処理を戻す。
ステップS303において、制御部40は、インクリボン23Aの残量が、1枚のラベルを印刷するのに必要な量以上であるか否かを判別する。そして、制御部40は、必要な量未満であると判別した場合には、ステップS305に処理を移し、必要な量以上であると判別した場合には、ステップS304に処理を移す。
ステップS304において、制御部40は、インクリボン23Aによる印刷準備処理を行なって、ステップS301に処理を戻す。このインクリボン23Aによる印刷準備処理では、制御部40は、ステップS302において残量不足であると判別したインクリボンに対応するサーマルヘッドを印刷位置から退避位置へ移動させるとともに、サーマルヘッド16Aを退避位置から印刷位置へ移動させる。これによれば、印刷に用いられるインクリボンは、インクリボン23Aに変更されることとなる。
ステップS305において、制御部40は、インクリボン23Bの残量が、1枚のラベルを印刷するのに必要な量以上であるか否かを判別する。そして、制御部40は、必要な量未満であると判別した場合には、ステップS307に処理を移し、必要な量以上であると判別した場合には、ステップS306に処理を移す。
ステップS306において、制御部40は、インクリボン23Bによる印刷準備処理を行なって、ステップS301に処理を戻す。このインクリボン23Bによる印刷準備処理では、制御部40は、ステップS302において残量不足であると判別したインクリボンに対応するサーマルヘッドを印刷位置から退避位置へ移動させるとともに、サーマルヘッド16Bを退避位置から印刷位置へ移動させる。これによれば、印刷に用いられるインクリボンは、インクリボン23Bに変更されることとなる。
ステップS307において、制御部40は、インクリボン23Cの残量が、1枚のラベルを印刷するのに必要な量以上であるか否かを判別する。そして、制御部40は、必要な量未満であると判別した場合には、ステップS309に処理を移し、必要な量以上であると判別した場合には、ステップS308に処理を移す。
ステップS308において、制御部40は、インクリボン23Cによる印刷準備処理を行なって、ステップS301に処理を戻す。このインクリボン23Cによる印刷準備処理では、制御部40は、ステップS302において残量不足であると判別したインクリボンに対応するサーマルヘッドを印刷位置から退避位置へ移動させるとともに、サーマルヘッド16Cを退避位置から印刷位置へ移動させる。これによれば、印刷に用いられるインクリボンは、インクリボン23Cに変更されることとなる。
ステップS309において、制御部40は、インクリボン23Dの残量が、1枚のラベルを印刷するのに必要な量以上であるか否かを判別する。そして、制御部40は、必要な量未満であると判別した場合には、ステップS311に処理を移し、必要な量以上であると判別した場合には、ステップS310に処理を移す。
ステップS310において、制御部40は、インクリボン23Dによる印刷準備処理を行なって、ステップS301に処理を戻す。このインクリボン23Dによる印刷準備処理では、制御部40は、ステップS302において残量不足であると判別したインクリボンに対応するサーマルヘッドを印刷位置から退避位置へ移動させるとともに、サーマルヘッド16Dを退避位置から印刷位置へ移動させる。これによれば、印刷に用いられるインクリボンは、インクリボン23Dに変更されることとなる。
ステップS311において、制御部40は、エラー処理を行なって、図6に示すインクリボン中継動作処理を終了する。このエラー処理では、制御部40は、表示部45に、インクリボン23A〜23Dの全てのインクリボンが残量不足である旨を表示させる。
以上説明したように、第3実施形態によれば、印刷に用いているインクリボンの残量が、1枚のラベルを印刷するのに必要な量未満になると、別のインクリボンを用いて印刷を行うことになる。このため、印刷に用いているインクリボンが1枚のラベルを印刷するのに必要な量未満になっても、プリンタの動作を停止させることなく他のインクリボンを用いて印刷を継続させることができる。したがって、生産性を向上させることができる。
また、印刷に用いているインクリボンの残量が1枚のラベルを印刷するのに必要な量未満になっても、このインクリボン以外の全てのインクリボンについて、残量が1枚のラベルを印刷するのに必要な量未満であるか否かを判別する。このため、前回の印刷時には残量が1枚のラベルを印刷するのに必要な量未満であると判別されたインクリボンであっても、今回の印刷に用いることができる場合があるので、残量ができる限りゼロに近づくまで各インクリボンを用いることができるので、インクリボンカセットの交換頻度をさらに低下させることができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
各実施形態において、用紙1は、台紙に仮着されたラベルの帯状シートの被印刷媒体である例を挙げて説明した。これに限らず、例えば、用紙1は、タグの帯状シート等の被印刷媒体であってもよい。
なお、第1実施形態〜第3実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した各実施形態によって限定されることはない。
1 用紙
10 プリンタ
15A,15B,15C,15D プラテンローラ
16A,16B,16C,16D サーマルヘッド
20A,20B,20C,20D インクリボンカセット
23A,23B,23C,23D インクリボン
40 制御部
50A,50B,50C,50D サーマルヘッド駆動部

Claims (6)

  1. 複数のインクリボンを用いて被印刷媒体に印刷を行うプリンタであって、
    前記インクリボンのインクを加熱して前記被印刷媒体に転写する複数のサーマルヘッドと、
    複数の前記サーマルヘッドのそれぞれを、前記インクリボンを前記被印刷媒体に接触させる印刷位置、又は、前記インクリボンを前記被印刷媒体から離間させる待避位置に配置する複数のサーマルヘッド駆動手段と、
    複数の前記サーマルヘッド駆動手段を制御して、複数の前記サーマルヘッドのうち少なくとも1つを前記印刷位置に配置させ、当該サーマルヘッドにより加熱される前記インクリボンの残量が予め定められた量以下になると、当該サーマルヘッドを前記待避位置に配置させるとともに、複数の前記サーマルヘッドのうち前記待避位置に配置されているものを前記印刷位置に配置させる制御手段と、
    を備えるプリンタ装置。
  2. 請求項1に記載のプリンタ装置において、
    複数の前記インクリボンのそれぞれの残量を検出する残量検出手段を備えること、
    を特徴とするプリンタ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のプリンタ装置において、
    前記制御手段は、前記サーマルヘッドにより加熱される前記インクリボンの残量が予め定められた量以下になると、印刷中である被印刷媒体に対する印刷が完了した後に、当該サーマルヘッドを前記待避位置に配置させるとともに、複数の前記サーマルヘッドのうち前記待避位置に配置されているものを前記印刷位置に配置させること、
    を特徴とするプリンタ装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載のプリンタ装置において、
    前記制御手段は、前記サーマルヘッドにより加熱される前記インクリボンの残量が予め定められた量以下になると、当該インクリボンを用いて印刷可能な被印刷媒体の数を演算し、演算した数の被印刷媒体に対する印刷が完了した後に、当該サーマルヘッドを前記待避位置に配置させるとともに、複数の前記サーマルヘッドのうち前記待避位置に配置されているものを前記印刷位置に配置させること、
    を特徴とするプリンタ装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のプリンタ装置において、
    前記制御手段は、前記インクリボンの残量が、前記被印刷媒体を印刷するために必要な量未満であると判断すると、当該インクリボンの残量が前記予め定められた量以下になったと判断すること、
    を特徴とするプリンタ装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のプリンタ装置において、
    前記サーマルヘッドにより加熱される前記インクリボンの残量が予め定められた量以下になると、当該インクの残量低下を報知する報知手段を備えること、
    を特徴とするプリンタ装置。
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