JP2013163240A - 孔明け加工機 - Google Patents

孔明け加工機 Download PDF

Info

Publication number
JP2013163240A
JP2013163240A JP2012027409A JP2012027409A JP2013163240A JP 2013163240 A JP2013163240 A JP 2013163240A JP 2012027409 A JP2012027409 A JP 2012027409A JP 2012027409 A JP2012027409 A JP 2012027409A JP 2013163240 A JP2013163240 A JP 2013163240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction
distance
main shaft
measurement
spindle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012027409A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5916417B2 (ja
Inventor
Yoshihito Fujita
善仁 藤田
Mikio Nakamura
幹夫 中村
Hirofumi Ienaga
裕文 家永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012027409A priority Critical patent/JP5916417B2/ja
Priority to EP12868281.2A priority patent/EP2813307A4/en
Priority to PCT/JP2012/054512 priority patent/WO2013118311A1/ja
Priority to US14/375,599 priority patent/US9486859B2/en
Publication of JP2013163240A publication Critical patent/JP2013163240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5916417B2 publication Critical patent/JP5916417B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B49/00Measuring or gauging equipment on boring machines for positioning or guiding the drill; Devices for indicating failure of drills during boring; Centering devices for holes to be bored
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q15/00Automatic control or regulation of feed movement, cutting velocity or position of tool or work
    • B23Q15/007Automatic control or regulation of feed movement, cutting velocity or position of tool or work while the tool acts upon the workpiece
    • B23Q15/14Control or regulation of the orientation of the tool with respect to the work
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q17/00Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools
    • B23Q17/22Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring existing or desired position of tool or work
    • B23Q17/2233Arrangements for observing, indicating or measuring on machine tools for indicating or measuring existing or desired position of tool or work for adjusting the tool relative to the workpiece
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/002Means to press a workpiece against a guide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2250/00Compensating adverse effects during turning, boring or drilling
    • B23B2250/16Damping of vibrations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2260/00Details of constructional elements
    • B23B2260/128Sensors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T408/00Cutting by use of rotating axially moving tool
    • Y10T408/08Cutting by use of rotating axially moving tool with means to regulate operation by use of templet, tape, card, or other replaceable information supply

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)
  • Automatic Control Of Machine Tools (AREA)

Abstract

【課題】被加工孔における深さ加工精度の向上を図ることができる孔明け加工機を提供する。
【解決手段】主軸16に装着された工具Tにより座ぐり孔WhをワークWに加工する孔明け加工機において、ワークWの表面を押圧して、当該ワークWの振動を抑制するプレッシャフット17と、所定の基準距離Loに位置決めされた主軸16の端面16aとワークWを押圧した状態のプレッシャフット17との間における主軸16の軸方向の距離Lを測定する変位センサ18とを備え、主軸16の軸方向位置を、距離Lと基準距離Loとの差となる補正距離ΔLを用いて補正して、当該主軸を基準距離Loに位置決めした後、この主軸16を、座ぐり孔Whのさら座ぐり部Whbの深さに応じて、その軸方向に移動させて、工具Tによる孔明け加工を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、主軸の軸方向における加工精度の向上を図ることができる孔明け加工機に関する。
被加工物の表面に孔を明ける場合には、被加工物の取付状態や、被加工孔の使い勝手等によっては、その被加工孔に対して、高精度な深さ寸法が要求されることがある。そこで、従来から、被加工孔における深さ加工精度の向上を図ることを目的とした孔明け加工機が、種々提供されており、このような孔明け加工機は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開平10−244440号公報
上記従来の孔明け加工機においては、工具を装着可能な主軸と、この主軸を回転可能に支持するハウジングとを備えており、これら主軸とハウジングとの間における主軸の軸方向の隙間を測定可能としている。そして、機械の熱変形等に起因した主軸の軸方向変位量を、その測定した隙間量とし、この隙間量に基づいて、主軸の軸方向位置を補正した後、当該主軸に装着された工具によって、被加工孔を加工するようにしている。
しかしながら、被加工孔の深さ寸法は、被加工物の表面を基準としたものであるため、従来の孔明け加工機のように、主軸とハウジングとの間の隙間量に基づいて、主軸の軸方向位置を補正したのでは、被加工孔の深さ加工精度が低下するおそれがある。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、被加工孔における深さ加工精度の向上を図ることができる孔明け加工機を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る孔明け加工機は、
主軸に装着された工具により被加工孔を被加工物に加工する孔明け加工機において、
被加工物の表面を押圧して、当該被加工物の振動を抑制する押圧部材と、
前記主軸を、被加工物を押圧した状態の前記押圧部材との間における前記主軸の軸方向の距離が所定の基準距離となるように位置決めする位置決め手段と、
前記位置決め手段により位置決めされた前記主軸と被加工物を押圧した状態の前記押圧部材との間における前記主軸の軸方向の距離を測定する測定手段と、
前記測定手段により測定された測定距離と前記基準距離との差を補正距離として求め、前記位置決め手段により位置決めされた前記主軸の軸方向位置を前記補正距離を用いて補正して、当該主軸を、被加工物を押圧した状態の前記押圧部材との間における前記主軸の軸方向の距離が前記基準距離となるように位置決めする位置補正手段と、
前記位置補正手段により位置決めされた前記主軸を、被加工孔の深さに応じて、その軸方向に移動させて、前記工具による孔明け加工を行う主軸移動手段とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る孔明け加工機は、
前記位置補正手段により求められた前記補正距離が、所定の基準補正距離以上であるか否かを判定し、前記補正距離が前記基準補正距離以上である場合には、前記位置補正手段による前記主軸の軸方向位置の補正を中止させる一方、前記補正距離が前記基準補正距離以上でない場合には、前記位置補正手段による前記主軸の軸方向位置の補正を許可する補正距離判定手段を備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る孔明け加工機は、
前記位置補正手段により今回の孔明け加工時に求められた前記補正距離と、前記位置補正手段により前回の孔明け加工時に求められた前記補正距離との補正距離差が、所定の基準補正距離差以上であるか否かを判定し、前記補正距離差が前記基準補正距離差以上である場合には、前記位置補正手段による前記主軸の軸方向位置の補正を中止させる一方、前記補正距離差が前記基準補正距離差以上でない場合には、前記位置補正手段による前記主軸の軸方向位置の補正を許可する補正距離差判定手段を備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る孔明け加工機は、
前記主軸を回転させた状態で前記測定手段により測定された複数の前記測定距離における最大値と最小値との測定距離差が、所定の基準測定距離差以上であるか否かを判定し、前記測定距離差が前記基準測定距離差以上である場合には、前記測定手段による測定を再度行わせる一方、前記測定距離差が前記基準測定距離差以上でない場合には、前記位置補正手段による前記補正距離の演算を許可する異物付着判定手段を備える
ことを特徴とする。
従って、本発明に係る孔明け加工機によれば、被加工物を押圧可能な押圧部材を設け、孔明け加工前に位置決めされた主軸と、被加工物を押圧した状態の押圧部材との間の距離を、測定手段により測定することにより、被加工物を押圧する押圧部材を被加工物と見なすことができるので、測定手段により測定した測定距離を、主軸と被加工物との間を直接的に測定したものと見なすことができる。これにより、その測定手段により測定された測定距離に基づいて、主軸の軸方向位置を補正した後、この位置補正された主軸を、被加工孔の深さに応じて移動させることにより、被加工孔における深さ加工精度の向上を図ることができる。
本発明の一実施例に係る孔明け加工機の側面図である。 本発明の一実施例に係る孔明け加工機における加工の様子を示した要部側面図である。
以下、本発明に係る孔明け加工機について、図面を用いて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、ワーク(被加工物)Wに対して孔明け加工を行う孔明け加工機1には、ベッド11が移動可能に支持されている。そして、ベッド11の上面には、ガイドレール12がZ軸方向(後述する主軸16の軸方向)に延設されており、このガイドレール12には、可動台13がZ軸方向に移動可能に支持されている。
更に、可動台13の上面には、ガイドレール14がZ軸方向に延設されており、このガイドレール14には、主軸ハウジング15がZ軸方向に移動可能に支持されている。そして、主軸ハウジング15内には、主軸16が、その軸心周り(Z軸周り)に回転可能に支持されており、この主軸16の先端には、座ぐり孔加工用の工具Tが着脱可能に装着されている。
また、可動台13の上面におけるZ軸方向前端、即ち、ガイドレール14のZ軸方向前方には、中空状のプレッシャフット(押圧部材)17が設けられている。プレッシャフット17には、円筒状の円筒押圧部17aが、Z軸方向に開口するように形成されており、この円筒押圧部17aは、孔明け加工時において、ワークWの表面を押圧することにより、当該ワークWのずれ、浮き上がり、びびり振動を防止するものとなっている。そして、プレッシャフット17の内部には、貫通孔17bが、主軸16(工具T)と同軸上に配置されるように形成されており、この貫通孔17b内には、主軸16に装着された工具Tが挿通可能となっている。
更に、プレッシャフット17の後端面には、レーザ式の変位センサ(測定手段)18が、主軸16の先端面16aと対向するように埋設されている。即ち、変位センサ18は、出力したレーザ光を主軸16の先端面16aに照射することにより、当該変位センサ18から先端面16aまでの距離(測定距離)Lを測定可能となっている。
つまり、可動台13をZ軸方向に移動させることにより、ワークWの表面に対するプレッシャフット17における円筒押圧部17aの押圧及び離脱を行うことができる。更に、その円筒押圧部17aの先端をワークWの表面に押圧させた状態で、主軸ハウジング15をZ軸方向に移動させると共に、主軸16を回転させることにより、その主軸16に装着された工具Tを、円筒押圧部17aの貫通孔17bに挿通させながら、当該工具TによるワークWに対する孔明け加工を行うことができる。
なお、上述した、座ぐり孔加工用の工具Tは、先端側に形成される軸状の軸部Taと、基端側に形成されるテーパ状のテーパ部Tbとを有している。そして、このような工具Tを用いて孔明け加工を行うことにより、ワークWに座ぐり孔(被加工孔)Whが加工されることになり、この座ぐり孔Whは、軸部Taにより加工された孔部(被加工孔)Whaと、テーパ部Tbにより加工されたさら座ぐり部(被加工孔)Whbとを備えることになる。
ここで、上述した孔明け加工機1には、当該孔明け加工機1を統合的に制御するNC装置(位置決め手段、位置補正手段、主軸移動手段、補正距離判定手段、補正距離差判定手段、異物付着判定手段)19が設けられている。このNC装置19には、例えば、ベッド11、可動台13、主軸ハウジング15、主軸16、変位センサ18等が接続されている。
即ち、NC装置19においては、ベッド11、可動台13、主軸ハウジング15の移動、主軸16の回転、及び、変位センサ18の測定を、それぞれ独立して行わせることができる。これにより、ワークWに加工する座ぐり孔Whの形状及び深さ加工精度や、変位センサ18の測定結果に基づいて、主軸16の軸方向の移動及び位置決めや、位置決めした主軸16の位置補正及びその位置補正量を制御すると共に、主軸16の先端面16aへの異物付着の有無を判定して、ワークWへの孔明け加工を可能としている。
従って、孔明け加工機1を用いてワークWに座ぐり孔Whを加工する場合には、先ず、ベッド11を移動させ、プレッシャフット17の円筒押圧部17aを、ワークWの表面における孔位置に対向させる。
次いで、可動台13をZ軸方向に前進させ、プレッシャフット17の円筒押圧部17aを、所定の押圧力でワークWの表面に押し付ける。
そして、主軸16を回転させると共に、主軸ハウジング15をZ軸方向に前進させ、その主軸16に装着した工具Tを、プレッシャフット17の貫通孔17bに挿通させた後、ワークWの表面に接触させることにより、ワークWへの孔明け加工が開始される。
次いで、主軸ハウジング15を、更にZ軸方向に前進させた後、主軸16の先端面16aと変位センサ18との間の距離が、予め設定された所定の基準距離Loに到達すると、当該主軸ハウジング15を一端停止させ、主軸16の軸方向の位置決めを行う。
なお、本実施形態における基準距離Loは、工具Tの軸部TaがワークWに孔部Whaを加工した状態で、且つ、工具Tのテーパ部Tbが孔部Whaに到達する直前の主軸16の端面16aと、変位センサ18との間の距離としている。即ち、基準距離Loは、工具Tのテーパ部Tbによるさら座ぐり部Whbの加工開始直前における、主軸16の先端面16aと変位センサ18との間の距離となっている。
そして、変位センサ18を作動させて、当該変位センサ18から主軸16の先端面16aまでの距離(測定距離)Lを測定する。このとき、主軸16は回転したままの状態となっており、この主軸16の先端面16aまでの距離Lを測定することにより、被測定面となる先端面16aに切屑等の異物が付着しているか否かが判定される。
具体的には、主軸16を回転させながら、変位センサ18のレーザ光をその先端面16aに照射すると、複数の距離Lが連続的に測定される。このとき、測定された複数の距離Lのうち、最大値と最小値との測定距離差が、閾値となる所定の基準測定距離差以上であるか否かが判定される。そして、測定距離差が基準測定距離差以上である場合には、被測定面となる先端面16aに異物が付着しているとして、変位センサ18による測定を再度行う。一方、測定距離差が基準測定距離差以上でない場合(基準測定距離差未満である場合)には、被測定面となる先端面16aに異物が付着していないとして、後述する、補正距離ΔLの演算を実施(許可)する。
次いで、上述した、先端面16aに異物が付着していないと判定されたときの距離L(複数の距離Lの平均値)と、基準距離Loとに基づいて、主軸16(主軸ハウジング15)の軸方向位置を補正する。
具体的には、測定された距離Lと予め設定された基準距離Loとの差となる補正距離ΔLを求めた後、この補正距離ΔLを主軸16の軸方向位置補正量として、主軸16をその軸方向に補正距離ΔLの分だけ移動させる。これにより、位置補正された主軸16の先端面16aと変位センサ18との間の距離は、基準距離Loとなる。
ここで、上述したように、補正距離ΔLが求められたときには、下記に示すような判定も行われるようになっている。
1つ目の判定処理として、補正距離ΔLが、閾値となる所定の基準補正距離以上であるか否かが判定される。そして、補正距離ΔLが基準補正距離以上である場合には、変位センサ18に不具合が発生したとして、主軸16の軸方向位置の補正を中止する。一方、補正距離ΔLが基準補正距離以上でない場合(基準補正距離未満である場合)には、変位センサ18が正常に作動しているとして、主軸16の軸方向位置の補正を実施(許可)する。
2つ目の判定処理として、今回の孔明け加工時に求められた補正距離ΔLと、前回の孔明け加工時に求められた補正距離ΔLとの差となる補正距離差を求め、この補正距離差が、閾値となる所定の基準補正距離差以上であるか否かが判定される。そして、補正距離差が基準補正距離差以上である場合には、深さ加工精度が均一にならないとして、主軸16の軸方向位置の補正を中止する。一方、補正距離差が基準補正距離差以上でない場合(基準補正距離差未満である場合)には、深さ加工精度が均一となるとして、主軸16の軸方向位置の補正を実施(許可)する。
そして、上述したように、位置補正された主軸ハウジング15を、Z軸方向に、さら座ぐり部Whbの深さの分だけ移動させる。これにより、工具Tのテーパ部Tbによって、その軸部Taにより加工されたワークWの孔部Whaに対して、更に、さら座ぐり部Whbが加工されることになり、当該ワークWに座ぐり孔Whが形成される。
従って、本発明に係る孔明け加工機1によれば、ワークWを押圧可能なプレッシャフット17に、変位センサ18を設け、この変位センサ18によって、ワークWを押圧した状態のプレッシャフット17から、孔明け加工前に位置決めされた主軸16の端面16aまでの距離を、測定することにより、ワークWを押圧するプレッシャフット17を当該ワークWと見なすことができるので、変位センサ18により測定した距離Lを、主軸16とワークWとの間を直接的に測定したものと見なすことができる。これにより、変位センサ18により測定された距離Lと、予め設定された基準距離Loとの差となる補正距離ΔLに基づいて、主軸16の軸方向位置を補正した後、この位置補正された主軸16を、座ぐり孔Whにおけるさら座ぐり部Whbの深さに応じて移動させることにより、さら座ぐり部Whbにおける深さ加工精度の向上を図ることができる。
また、補正距離ΔLが所定の基準補正距離以上であるか否かを判定することにより、変位センサ18の故障や取付不良等の不具合を検出することができる。
更に、今回の孔明け加工時に求められた補正距離ΔLと、前回の孔明け加工時に求められた補正距離ΔLとの差となる補正距離差が、所定の基準補正距離差以上であるか否かを判定することにより、複数の座ぐり孔WhをワークWに加工する場合であっても、加工する全ての座ぐり孔Whのさら座ぐり部Whbにおいて、深さ加工精度の均一化を図ることができる。
また更に、測定された複数の距離Lにおいて、その最大値と最小値との測定距離差が、所定の基準測定距離差以上であるか否かを判定することにより、被測定面となる先端面16aへの異物付着の有無を検出することができる。これにより、変位センサ18の誤測定を防止することができる。
本発明は、被加工物の曲面に対して、被加工孔を高精度な深さ精度で加工することができる孔明け装置に適用可能である。
1 孔明け加工機
11 ベッド
12 ガイドレール
13 可動台
14 ガイドレール
15 主軸ハウジング
16 主軸
16a 先端面
17 プレッシャフット
17a 円筒押圧部
17b 貫通孔
18 変位センサ
19 NC装置
T 工具
Ta 軸部
Tb テーパ部
W ワーク
Wh 座ぐり孔
Wha 孔部
Whb さら座ぐり部

Claims (4)

  1. 主軸に装着された工具により被加工孔を被加工物に加工する孔明け加工機において、
    被加工物の表面を押圧して、当該被加工物の振動を抑制する押圧部材と、
    前記主軸を、被加工物を押圧した状態の前記押圧部材との間における前記主軸の軸方向の距離が所定の基準距離となるように位置決めする位置決め手段と、
    前記位置決め手段により位置決めされた前記主軸と被加工物を押圧した状態の前記押圧部材との間における前記主軸の軸方向の距離を測定する測定手段と、
    前記測定手段により測定された測定距離と前記基準距離との差を補正距離として求め、前記位置決め手段により位置決めされた前記主軸の軸方向位置を前記補正距離を用いて補正して、当該主軸を、被加工物を押圧した状態の前記押圧部材との間における前記主軸の軸方向の距離が前記基準距離となるように位置決めする位置補正手段と、
    前記位置補正手段により位置決めされた前記主軸を、被加工孔の深さに応じて、その軸方向に移動させて、前記工具による孔明け加工を行う主軸移動手段とを備える
    ことを特徴とする孔明け加工機。
  2. 請求項1に記載の孔明け加工機において、
    前記位置補正手段により求められた前記補正距離が、所定の基準補正距離以上であるか否かを判定し、前記補正距離が前記基準補正距離以上である場合には、前記位置補正手段による前記主軸の軸方向位置の補正を中止させる一方、前記補正距離が前記基準補正距離以上でない場合には、前記位置補正手段による前記主軸の軸方向位置の補正を許可する補正距離判定手段を備える
    ことを特徴とする孔明け加工機。
  3. 請求項1または2に記載の孔明け加工機において、
    前記位置補正手段により今回の孔明け加工時に求められた前記補正距離と、前記位置補正手段により前回の孔明け加工時に求められた前記補正距離との補正距離差が、所定の基準補正距離差以上であるか否かを判定し、前記補正距離差が前記基準補正距離差以上である場合には、前記位置補正手段による前記主軸の軸方向位置の補正を中止させる一方、前記補正距離差が前記基準補正距離差以上でない場合には、前記位置補正手段による前記主軸の軸方向位置の補正を許可する補正距離差判定手段を備える
    ことを特徴とする孔明け加工機。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の孔明け加工機において、
    前記主軸を回転させた状態で前記測定手段により測定された複数の前記測定距離における最大値と最小値との測定距離差が、所定の基準測定距離差以上であるか否かを判定し、前記測定距離差が前記基準測定距離差以上である場合には、前記測定手段による測定を再度行わせる一方、前記測定距離差が前記基準測定距離差以上でない場合には、前記位置補正手段による前記補正距離の演算を許可する異物付着判定手段を備える
    ことを特徴とする孔明け加工機。
JP2012027409A 2012-02-10 2012-02-10 孔明け加工機 Active JP5916417B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012027409A JP5916417B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 孔明け加工機
EP12868281.2A EP2813307A4 (en) 2012-02-10 2012-02-24 FOREST
PCT/JP2012/054512 WO2013118311A1 (ja) 2012-02-10 2012-02-24 孔明け加工機
US14/375,599 US9486859B2 (en) 2012-02-10 2012-02-24 Drill

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012027409A JP5916417B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 孔明け加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013163240A true JP2013163240A (ja) 2013-08-22
JP5916417B2 JP5916417B2 (ja) 2016-05-11

Family

ID=48947111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012027409A Active JP5916417B2 (ja) 2012-02-10 2012-02-10 孔明け加工機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9486859B2 (ja)
EP (1) EP2813307A4 (ja)
JP (1) JP5916417B2 (ja)
WO (1) WO2013118311A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014113662A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Via Mechanics Ltd 基板穴明け装置及び基板穴明け方法
JP2015085420A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 株式会社東興 プリント基板加工装置
JP2015156321A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社エス・ケー・ジー 導光板加工装置及び導光板
JP2015217479A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 株式会社Ihi 切削加工装置及び切削加工方法
KR101926318B1 (ko) * 2018-09-07 2018-12-06 김희창 알루미늄 압출바 천공 장치
CN115609082A (zh) * 2022-09-13 2023-01-17 成都飞机工业(集团)有限责任公司 一种盲挂点加工检测装置及加工方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5916417B2 (ja) * 2012-02-10 2016-05-11 三菱重工業株式会社 孔明け加工機
WO2015183149A1 (en) * 2014-05-26 2015-12-03 Novator Ab Method, system, computer programme and a computer programme product for working of a work piece
GB2533423A (en) * 2014-12-19 2016-06-22 Airbus Operations Ltd Method and apparatus for determining a hole depth
CN108145213A (zh) * 2016-12-06 2018-06-12 江西昌河航空工业有限公司 一种对薄板件进行划窝的导向工装
CN109877606B (zh) * 2019-04-12 2020-05-12 江南造船(集团)有限责任公司 一种用于轴系镗孔的中间支撑工装及同轴调整方法
CN112427668B (zh) * 2020-11-05 2021-10-29 中国航空制造技术研究院 具有钻孔锪窝精度在机检测功能的钻孔执行器
CN113124805B (zh) * 2021-04-28 2023-02-17 杭州飞钛航空智能装备有限公司 轨迹信息处理方法、装置和电子设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4865494A (en) * 1987-06-09 1989-09-12 Klingelnberg Sohne Numerically controlled machine for processing printed circuit boards
JPH0360906A (ja) * 1989-07-31 1991-03-15 Takeuchi Seisakusho:Kk ワーク上面を基準とする加工方法およびその装置
JP2006224261A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Tsudakoma Corp 永電磁式のマグネットチャックのチャッキング異常検出装置
JP2010064203A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Sony Corp 加工装置、および、加工具と被加工物の距離補正方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5086590A (en) * 1989-06-16 1992-02-11 George Athanasiou Tool checking device for use with numerically controlled machines
DE4238504C2 (de) 1992-11-14 1996-04-25 Chiron Werke Gmbh Verfahren zum Vermessen eines Werkzeuges
US5655354A (en) * 1995-03-27 1997-08-12 Tycom Corporation Method and apparatus for automated verification and loading of precision drill bits into a drilling machine package
US5735646A (en) * 1995-09-22 1998-04-07 Excellon Automation Company Interruptible feed rate drilling system
US6232736B1 (en) * 1995-10-10 2001-05-15 Northrop Grumman Corporation Numerical control machine tool positioning system
US5898590A (en) * 1996-08-21 1999-04-27 The Boeing Company Method and apparatus for numerically controlled pattern determination
JPH10244440A (ja) 1997-03-05 1998-09-14 Toshiba Mach Co Ltd 工作機械の主軸端変位補正装置
DE10243651A1 (de) * 2002-09-19 2004-04-01 Claas Fertigungstechnik Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Eindringtiefenermittlung
JP3721563B2 (ja) * 2002-10-28 2005-11-30 ホーコス株式会社 工作機械におけるワーク位置決め方法
US7252466B1 (en) * 2006-09-12 2007-08-07 Roch Gerald V Tool position referencing for CNC machines
JP2010144774A (ja) 2008-12-17 2010-07-01 Jtekt Corp 制御型磁気軸受装置
JP5916417B2 (ja) * 2012-02-10 2016-05-11 三菱重工業株式会社 孔明け加工機
US9592602B2 (en) * 2014-10-29 2017-03-14 The Boeing Company Drill guides for right angle drills

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4865494A (en) * 1987-06-09 1989-09-12 Klingelnberg Sohne Numerically controlled machine for processing printed circuit boards
JPH0360906A (ja) * 1989-07-31 1991-03-15 Takeuchi Seisakusho:Kk ワーク上面を基準とする加工方法およびその装置
JP2006224261A (ja) * 2005-02-18 2006-08-31 Tsudakoma Corp 永電磁式のマグネットチャックのチャッキング異常検出装置
JP2010064203A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Sony Corp 加工装置、および、加工具と被加工物の距離補正方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014113662A (ja) * 2012-12-10 2014-06-26 Via Mechanics Ltd 基板穴明け装置及び基板穴明け方法
JP2015085420A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 株式会社東興 プリント基板加工装置
JP2015156321A (ja) * 2014-02-20 2015-08-27 株式会社エス・ケー・ジー 導光板加工装置及び導光板
JP2015217479A (ja) * 2014-05-19 2015-12-07 株式会社Ihi 切削加工装置及び切削加工方法
KR101926318B1 (ko) * 2018-09-07 2018-12-06 김희창 알루미늄 압출바 천공 장치
CN115609082A (zh) * 2022-09-13 2023-01-17 成都飞机工业(集团)有限责任公司 一种盲挂点加工检测装置及加工方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20150016903A1 (en) 2015-01-15
US9486859B2 (en) 2016-11-08
WO2013118311A1 (ja) 2013-08-15
EP2813307A4 (en) 2015-09-30
EP2813307A1 (en) 2014-12-17
JP5916417B2 (ja) 2016-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5916417B2 (ja) 孔明け加工機
CA2973509C (en) Method for determining a position of a workpiece in a machine tool
KR101977425B1 (ko) 천공 장치 및 천공 방법
EP1442837B1 (en) A toolhead for machine tools, with means to control the machining depth
EP2105814A3 (en) Method for controlling a machine tool and apparatus therefor
JP5883264B2 (ja) 工作機械、制御装置、プログラム及び工作機械による加工方法
JP7473306B2 (ja) 機上測定装置、工作機械、および、機上測定方法
TW200909121A (en) Machine tool for precision micro-milling and/or drilling
JP2009192254A (ja) ドリル形状測定装置
WO2012172833A1 (ja) 工作機械
JP5248030B2 (ja) 変位補正機能を備えた工作機械及び工作機械の補正方法
JP5711015B2 (ja) 定寸装置
JP2009214217A (ja) 砥石先端位置補正方法及び装置
WO2019146335A1 (ja) 工作機械およびワーク計測方法
JP2009251621A (ja) 工作機械の基準位置補正装置
TW201904710A (zh) 車床及其刀具校正方法
JPH10309653A (ja) 刃先位置変位検出方法及び刃先位置変位検出機能を備えた工作機械並びに該工作機械用工具ホルダ
JP2007054930A (ja) 工具の位置決め方法及び装置
KR20090070818A (ko) Nc 선반 주축각도 인덱싱장치
EP1091822B1 (en) Electronically triggered surface sensor unit
JP7559686B2 (ja) 歯車加工装置
KR20120112011A (ko) 천공 가공기
JP6336322B2 (ja) 工作機械
JP2002144292A (ja) プリント基板の穴明け加工方法
JP4242229B2 (ja) 工作機械の熱変位補正方法およびその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160405

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5916417

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03