JP2013162829A - 医用画像診断装置 - Google Patents

医用画像診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013162829A
JP2013162829A JP2012026383A JP2012026383A JP2013162829A JP 2013162829 A JP2013162829 A JP 2013162829A JP 2012026383 A JP2012026383 A JP 2012026383A JP 2012026383 A JP2012026383 A JP 2012026383A JP 2013162829 A JP2013162829 A JP 2013162829A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top plate
movement
unit
subject
moving mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012026383A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Tomomura
賢史 友村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2012026383A priority Critical patent/JP2013162829A/ja
Publication of JP2013162829A publication Critical patent/JP2013162829A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】操作者がインターロックの解除方法を容易に認識でき、円滑に医用画像を撮影できるようにすること。
【解決手段】一実施形態に係る医用画像診断装置は、被検体の医用画像を撮影する架台装置と、被検体を載置する天板と、架台装置、天板又はそれら双方を相対的に移動させることにより被検体と架台装置の位置関係を変更する移動機構部と、移動機構部を制御するとともに架台装置及び天板の位置関係が架台装置と天板又は被検体との接触を回避するために定められた条件を満足した場合、当該条件の成立が解除される方向への移動を除き移動機構部による移動を禁止する制御部と、移動機構部による移動が禁止されたとき、上記条件の成立を解除するための方法を表示する表示部とを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明の実施形態は、架台装置による撮影位置に被検体を搬送し、医用画像を撮影する医用画像診断装置に関する。
被検体の医用画像を撮影するための撮影部を有する架台装置と、被検体を架台装置による撮影位置に搬送する寝台装置とを備えた医用画像診断装置としては、X線CT(Computer Tomography)装置、磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置、および、ポジトロン断層撮影(PET:Positron Emission Tomography)装置等がある。
例えば、X線CT装置に用いられる寝台装置は、被検体を載置するための天板と、天板を載置面に対して水平方向および垂直方向に移動させる移動機構とを備えている。また、架台装置は、中央に円形状の開口部を有し、天板に載置された被検体を天板の移動により開口部内に搬送した状態で、開口部の周囲でX線管球とX線検出器とを回転させつつX線を被検体に照射し、投影データを収集する。なお、被検体を寝台装置により水平方向および垂直方向へ搬送し、被検体と撮影部との位置を調整する場合には、被検体に対して一定の角度でX線を照射し、一定のスライス角度で撮影された断層像しか得られないが、架台装置を傾斜(チルト)させて種々のスライス角度から撮影できるようにしたX線CT装置もある。
架台装置の傾斜動作や寝台装置の搬送動作に際し、架台装置と天板または被検体が接触すると、架台装置や寝台装置が破損したり、被検体に危害が加わったりする虞がある。従来、このような事態が生じないよう、所定方向への架台装置の傾斜動作や寝台装置による被検体の搬送動作中に、架台装置と寝台装置または被検体との接触の危険性が生じた場合、当該動作を強制的に停止し、それ以上当該方向への動作ができないようロックする機構(インターロック機構)を医用画像診断装置に設け、安全性を確保している。
インターロックが作動した場合、これを解除して架台装置と寝台装置を適切な位置に再調整する必要がある。従来の医用画像診断装置には、インターロックの作動を報知する機能が設けられているため、操作者はインターロックの作動を知ることができる。しかしながら、どのように操作すればインターロックを解除できるのかが分かりづらく、解除に時間が掛かかり、円滑な画像撮影が妨げられるとの問題がある。
特開2002−186607号公報
本発明が解決しようとする課題は、インターロックの作動時に、操作者がその解除方法を容易に認識でき、円滑に医用画像を撮影することができる医用画像診断装置を提供することである。
一実施形態に係る医用画像診断装置は、被検体の医用画像を撮影する架台装置と、被検体を載置する天板と、前記架台装置、前記天板、またはそれらの双方を相対的に移動させることにより、前記天板に載置された被検体と前記架台装置との位置関係を変更する移動機構部と、前記移動機構部を制御するとともに、前記架台装置および前記天板の位置関係が前記架台装置と前記天板または前記天板に載置された被検体との接触を回避するために定められた条件を満足した場合、当該条件の成立が解除される方向への移動を除き、前記移動機構部による移動を禁止する制御部と、前記制御部により前記移動機構部による移動が禁止されたとき、前記条件の成立を解除するための方法を表示する表示部と、を備えている。
一実施形態に係るX線CT装置の要部構成を示すブロック図。 同実施形態に係る架台装置の概略正面図。 同実施形態に係る架台装置および寝台装置の概略側面図。 同実施形態に係るインターロック条件テーブルのデータ構造を示す図。 同実施形態に係る解除動作方法テーブルのデータ構造を示す図。 同実施形態に係る架台/寝台制御部の通常時動作を示すフローチャート。 同実施形態に係る架台/寝台制御部のインターロック作動時における動作を示すフローチャート。
一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、X線CT装置の架台装置および寝台装置からなる医用画像診断装置を例示する。但し、医用画像診断装置は、核磁気共鳴装置やポジトロン断層撮影装置などで使用される架台装置および寝台装置にて構成されるものであってもよい。
なお、X線CTシステムの撮影系には、X線管球と検出器システムとが一体として被検体の周囲を回転する回転/回転(ROTATE/ROTATE)タイプや、リング状に多数の検出素子がアレイされ、X線管球のみが被検体の周囲を回転する固定/回転(STATIONARY/ROTATE)タイプ等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本発明を適用可能である。ここでは、現在、主流を占めている回転/回転タイプのX線CT装置を例として説明する。
[X線CT装置の全体構成]
図1、図2、および図3を用いてX線CT装置1の全体構成について説明する。
図1は、本実施形態に係るX線CT装置1の要部構成を示すブロック図である。同図に示すように、X線CT装置1は、架台装置2と、寝台装置3と、コンソール装置4とを備える。架台装置2および寝台装置3で、本実施形態に係る医用画像診断装置が構成される。図2は、架台装置2の概略正面図であり、図3は、架台装置2および寝台装置3の概略側面図である。
架台装置2は、X線管球5、X線検出器6、X線絞り装置7、回転フレーム8、高電圧発生部9、回転機構部10、傾斜機構部11、傾斜角検出部12、架台/寝台制御部13、データ収集部14、入力部15、表示部16、および、複数のセンサ18を備える。また、架台装置2は、図2および図3に示すように被検体Pが送り込まれる撮影空間としての開口部19を備える。
ここで、本実施形態では、開口部19に送り込まれる被検体Pの体軸に沿う方向をZ軸と定義し、架台装置2を正面から見た左右方向をY軸と定義し、架台装置2を正面から見た上下方向をX軸方向と定義する。
X線管球5およびX線検出器6は、開口部19を挟んで対向した状態で回転フレーム8に取り付けられる。回転機構部10は、回転フレーム8を回転させる構造的な機構と、当該機構を動作させるモータ等で構成される。回転フレーム8の回転により、X線管球5とX線検出器6とが互いに対向した状態で、開口部19内に搬送された被検体Pの周りを回転する。
高電圧発生部9は、高電圧変圧器、フィラメント加熱変換器、整流器、高電圧切替器等で構成されており、架台装置2の外部から供給される動作電力を高電圧変換してX線管球5に供給する。
X線管球5は、高電圧発生部9から管電圧の印加および管電流の供給を受けてX線を発生する。X線検出器6は、2次元アレイ型検出器(いわゆるマルチスライス型検出器)であり、2次元状に配列された複数のX線検出素子を有する。X線管球5およびX線検出器6は、開口部19内に収容された被検体PのX線CT像(医用画像)を撮影する撮影部を構成する。
X線絞り装置7は、X線遮蔽板を有し、このX線遮蔽版を制御することにより、被検体Pに照射されるX線の照射範囲を調整する。
データ収集部(DAS)14は、X線検出器6の各X線検出素子から電気信号を読み出し、読み出した電気信号を増幅し、増幅した電気信号をデジタル信号に変換する。変換後のデジタル信号は、投影データと呼ばれる。
傾斜機構部11は、図3に示すように回転フレーム8の回転軸(一点鎖線)が基準軸θに対して傾くよう架台装置2を矢印+D1で示す方向およびその逆方向である矢印−D1で示す方向(傾斜方向)に傾斜させる構造的な機構と、当該機構を動作させるモータ等で構成される。上記基準軸θは、天板30の載置面およびZ軸方向と平行であるとする。
傾斜角検出部12は、例えば傾斜機構部11の駆動量を検出するエンコーダとその出力をカウントするカウンタとを備える。上記カウンタのカウント値は回転フレーム8の回転軸と基準軸θが一致する状態でデフォルト(すなわち0)とし、矢印+D1の方向に向けて架台装置2が傾斜動作しているときには上記エンコーダからの出力に応じてカウント値を増加させ、矢印−D1の方向に向けて架台装置2が傾斜動作しているときには上記エンコーダからの出力に応じてカウント値を減少させる。傾斜角検出部12は、このカウント値に基づき、架台装置2の傾斜角度θ(基準軸θからの移動量)を求める。
図2に示すように、入力部15は開口部19の左右に1つずつ設けられ、表示部16は開口部19の上方に設けられ、センサ18は開口部19の入口側下縁部に設けられている。なお、図示を省略しているが、センサ18は、開口部19の出口側下縁部にも設けられている。センサ18は、例えば外圧を受けた際に回路がオンされ、信号を出力する接触式のセンサである。
寝台装置3は、被検体Pが載置される天板30、天板30を支持する天板支持部31、水平移動機構部32、垂直移動機構部33、水平位置検出部34、および、垂直位置検出部35等を備える。
水平移動機構部32は、図3に示すように天板30を基準位置zから矢印+D2で示す方向およびその逆方向である矢印−D2で示す方向(水平方向)に移動する構造的な機構と、当該機構を動作させるモータ等で構成される。上記水平方向は、天板30の載置面およびZ軸方向と平行であるとする。
水平位置検出部34は、例えば水平移動機構部32の駆動量を検出するエンコーダとその出力をカウントするカウンタとを備える。上記カウンタのカウント値は天板30の先端が基準位置zと一致する状態でデフォルト(すなわち0)とし、矢印+D2の方向に向けて天板30が移動しているときには上記エンコーダからの出力に応じてカウント値を増加させ、矢印−D2の方向に向けて天板30が移動しているときには上記エンコーダからの出力に応じてカウント値を減少させる。水平位置検出部34は、このカウント値に基づき、天板30の水平位置z(基準位置zからの移動量)を求める。
垂直移動機構部33は、図3に示すように天板30を基準位置xから矢印+D3で示す方向およびその逆方向である矢印−D3で示す方向(垂直方向)に移動する構造的な機構と、当該機構を動作させるモータ等で構成されている。上記垂直方向は、天板30の載置面と垂直、すなわちX軸方向と平行であるとする。
垂直位置検出部35は、例えば垂直移動機構部33の駆動量を検出するエンコーダとその出力をカウントするカウンタとを備える。上記カウンタのカウント値は天板30の上面が基準位置xと一致する状態でデフォルト(すなわち0)とし、矢印+D3の方向に向けて天板30が移動しているときには上記エンコーダからの出力に応じてカウント値を増加させ、矢印−D3の方向に向けて天板30が移動しているときには上記エンコーダからの出力に応じてカウント値を減少させる。垂直位置検出部35は、このカウント値に基づき、天板30の垂直位置x(基準位置xからの移動量)を求める。
このように、傾斜機構部11、水平移動機構部32、および垂直移動機構部33によって、架台装置2、天板30、またはそれらの双方が相対的に移動することにより、天板30に載置された被検体PとX線管球5およびX線検出器6等で構成される撮影部との位置関係が変更される。すなわち、傾斜機構部11、水平移動機構部32、および垂直移動機構部33は、本実施形態に係る移動機構部を構成する。
入力部15は、架台装置2を矢印+D1,−D1の方向に向けてそれぞれ傾斜動作させる指示を入力するボタン、天板30を矢印+D2,−D2の方向に向けてそれぞれ水平動作させる指示を入力するボタン、天板30を矢印+D3,−D3の方向に向けてそれぞれ昇降動作させる指示を入力するボタン、および、各動作の動作量の目標値を入力するためのテンキー等を備える。
架台/寝台制御部13は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)等で構成され、コンソール装置4や入力部15から入力される指示に従って、架台装置2および寝台装置3の各部を制御する。
コンソール装置4は、コンソール制御部40、前処理部41、再構成処理部42、画像記憶部43、画像処理部44、表示部45、および、入力部46等を備える。
コンソール制御部40は、CPU、ROM、およびRAM等で構成され、撮影処理、データ処理、画像処理等の各種処理に関する統括的な制御を行う。
前処理部41は、データ収集部14から投影データを受け取り、感度補正やX線強度補正等の前処理を施す。
再構成処理部42は、所定の再構成パラメータ、例えば再構成領域サイズ、再構成マトリクスサイズ、関心部位を抽出するための閾値等に基づいて、前処理部41にて前処理が施された後の投影データを所定の再構成手法で再構成処理し、再構成画像データを生成する。
画像記憶部43は、データ収集部14から送られる投影データ(生データ)、前処理部41にて前処理が施された投影データ、および、再構成処理部42にて生成された再構成画像データ等の各種データを記憶する。
画像処理部44は、画像記憶部43に記憶された再構成画像データに対して、ウィンドウ変換、RGB処理等の表示のための画像処理を行い、表示部45に出力する。また、画像処理部44は、オペレータの指示に基づき、任意断面の断層像、任意方向からの投影像、3次元表面画像等のいわゆる疑似3次元画像の生成を行い、表示部45に出力する。出力された画像データは、表示部45においてX線CT画像として表示される。
入力部46は、キーボードや各種スイッチ、マウス等を備え、スライス厚やスライス数等の各種スキャン条件の入力等に用いられる。
[インターロック機能]
架台/寝台制御部13は、架台装置2および天板30の位置関係が架台装置2と天板30または天板30に載置された被検体Pとの接触を回避するために定められた条件を満足した場合、当該条件の成立が解除される方向への移動を除き、傾斜機構部11、水平移動機構部32、および垂直移動機構部33による移動を禁止するいわゆるインターロック機能を備える。
以下、この機能の詳細について説明する。
上記接触を回避するために定められた条件(以下、インターロック条件)は、例えば架台/寝台制御部13が備えるROMに、図4に示すようなテーブル形式にて記憶されている。図示したインターロック条件テーブル130は、一意のインターロックナンバ(No.)に対しそれぞれ内容が異なるインターロック条件と、ロック対象動作とを割り当てて構成される。
各インターロック条件は、例えば、垂直位置xが低すぎるのに天板30を水平移動で開口部19に挿入しようとする場合、垂直位置xが高すぎるのに天板30を水平移動で開口部19に挿入しようとする場合、天板30を開口部19に挿入した状態で架台装置2を傾斜動作させすぎて接触の危険性が生じる場合、開口部19内に挿入された天板を上昇させすぎて被検体Pと開口部19の内面が接触する危険性が生じる場合、開口部19内に挿入された天板を下降させすぎて天板30と開口部19の内面が接触する危険性が生じる場合、センサ18がオンされた場合など、様々な状況に対応して設定されている。また、各インターロック条件は、例えば架台装置2の傾斜角度θ、天板30の水平位置z、および天板30の垂直位置xに関する閾値や、架台装置2の傾斜動作方向(図3における矢印+D1,−D1)、天板30の水平移動方向(図3における矢印+D2,−D2)、天板30の垂直移動方向(図3における矢印+D3,−D3)、各センサ18のオン/オフ状態などのパラメータによって、架台装置2と天板30または被検体Pが接触する危険性のある状態と、その危険性のない正常な状態との境界を表現する。各パラメータの具体的な値は、架台装置2と寝台装置3の相対的な配置位置関係や、モデルとなる被検体Pの体厚等を考慮して理論的に定めればよい。
ロック対象動作は、インターロック条件が成立した際に、架台装置2の傾斜動作、天板30の水平移動および垂直移動のうち、禁止すべき動作を示すものである。例えば、垂直位置xが低すぎるのに天板30を図3における矢印+D2方向に水平移動させて開口部19に挿入しようとし、天板30と架台装置2とが接触しそうになってインターロック条件が成立した場合には、当該矢印+D2方向への水平移動や矢印+D1方向への傾斜動作がロック対象動作となる。また、天板30を開口部19に挿入した状態で架台装置2を図3における矢印+D1方向に傾斜動作させすぎ、天板30の下面と開口部19の入口側下縁部とが接触しそうになってインターロック条件が成立した場合には、当該矢印+D1方向への傾斜動作や矢印−D3方向への垂直移動がロック対象動作となる。
なお、インターロック条件の成立は、上記のようなインターロック条件テーブル130にて判定するのではなく、所定の計算式を用いるなど、他の形式にて判定してもよい。
さらに、本実施形態に係る架台/寝台制御部13は、インターロックを解除するための架台装置2または天板30の動作方法(以下、解除動作方法)を記憶している。解除動作方法は、例えば架台/寝台制御部13が備えるROMに、図5に示すようなテーブル形式にて記憶される。図示した解除動作方法テーブル131は、上記インターロックナンバ(No.)に対し複数の解除動作候補(解除動作候補1,解除動作候補2)を割り当てて構成される。解除動作候補は、3つ以上であってもよい。
各解除動作候補は、インターロックナンバに対応する種別のインターロックを解除する動作を示すメッセージである。各メッセージは、例えば架台装置2を図3における矢印+D1,−D1のどちらの方向に傾斜動作させるべきか、あるいは天板30を図3における矢印+D2,−D2,+D3,−D3のどちらの方向に移動させるべきかを示すものである。
例えば、垂直位置xが低すぎるのに天板30を図3における矢印+D2方向に水平移動させて開口部19に挿入しようとし、天板30と架台装置2とが接触しそうになってインターロック条件が成立した場合に、天板30を矢印−D2に後退させるか、天板30を開口部19に挿入できる位置まで矢印+D3方向へ垂直移動させることによって当該インターロック条件が非成立になるとする。この場合には、例えば解除動作候補1のメッセージを矢印−D2方向への水平移動を示唆するものとし、解除動作候補2のメッセージを矢印+D3方向への垂直移動を示唆するものとする。また、天板30を開口部19に挿入した状態で架台装置2を図3における矢印+D1方向に傾斜動作させすぎ、天板30の下面と開口部19の入口側下縁部とが接触しそうになってインターロック条件が成立した場合に、架台装置2を矢印−D1方向に傾斜動作させるか、天板30を矢印+D3方向に垂直移動させることによって当該インターロック条件が非成立になるとする。この場合には、例えば解除動作候補1のメッセージを矢印−D1方向への傾斜動作を示唆するものとし、解除動作候補2のメッセージを矢印+D3方向への垂直移動を示唆するものとする。
続いて、架台装置2の傾斜動作、天板30の水平動作および垂直動作を行うに際し、架台/寝台制御部13が実行する一連の処理について具体的に説明する。操作者が被検体PとX線管球5およびX線検出器6によるスキャン面との相対位置関係をスキャン計画に則して調整するに際し、架台/寝台制御部13は、図6のフローチャートに示す流れで動作する。
すなわち、先ず架台/寝台制御部13は、架台装置2の傾斜動作、天板30の水平移動および垂直移動の指示を受け付ける(ステップS1)。これらの指示は、架台装置2の入力部15の操作、あるいはコンソール装置4の入力部46の操作等により、例えば動作の種別および傾斜角度θや水平位置z、垂直位置xの目標値を設定することによって入力される。
ステップS1にて指示を受け付けたならば、架台/寝台制御部13は、上記目標値を傾斜機構部11,水平移動機構部32,垂直移動機構部33のうち当該指示による動作対象となる機構部に送信するとともに、当該機構部に対して動作開始を指令する(ステップS2)。この指令を受けたことにより、上記動作対象となる機構部が動作を開始する。すなわち、上記指示が架台装置2の傾斜動作であれば、傾斜機構部11が上記目標値に傾斜角度θが近づく方向へ架台装置2を傾斜動作させ、傾斜角度θが上記目標値に達した際に当該傾斜動作を停止する。また、上記指示が天板30の水平移動であれば、水平移動機構部32が上記目標値に水平位置zが近づく方向へ天板30を水平移動させ、水平位置zが上記目標値に達した際に当該水平移動を停止する。また、上記指示が天板30の垂直移動であれば、垂直移動機構部33が上記目標値に垂直位置xが近づく方向へ天板30を垂直移動させ、垂直位置xが上記目標値に達した際に当該垂直移動を停止する。
このような傾斜動作、水平移動、または垂直移動が完了するまでの間、架台/寝台制御部13は、ステップS3〜S6の動作を繰り返し実行する。すなわち、架台/寝台制御部13は、傾斜角検出部12、水平位置検出部34、および垂直位置検出部35から現在の傾斜角度θ、水平位置z、および垂直位置xを取得するとともに(ステップS3)、各センサ18の出力をチェックする(ステップS4)。
そして、架台/寝台制御部13は、現在実行中の動作の種別および方向、ステップS3にて取得した傾斜角度θ、水平位置z、垂直位置x、およびステップS4のチェック結果に基づいて、インターロック条件の成否を判定する(ステップS5)。このとき、架台/寝台制御部13は、ステップS3にて取得した傾斜角度θ、水平位置z、垂直位置x、現在実行中の動作の種別と方向、および、各センサ18のオン/オフ状態とで成立するインターロック条件がインターロック条件テーブル130に存在する場合に、インターロック条件が成立したと判定する。
インターロック条件が非成立と判定した場合(ステップS5のNo)、架台/寝台制御部13は、ステップS1にて指示を受け付けた動作が完了したか否かを判定する(ステップS6)。現在の動作対象である機構部が未だ動作中であるならば(ステップS6のNo)、架台/寝台制御部13は、ステップS3に戻って以降の処理を再度実行する。
やがて、ステップS3〜S6の処理を繰り返すうちに、現在の動作対象である機構部が動作を停止したならば(ステップS6のYes)、図6のフローチャートに示す動作が一旦終了し、ステップS1に戻って次の動作指示が受け付けられる。
一方、ステップS5において、インターロック条件が成立すると判定した場合(ステップS5のYes)、架台/寝台制御部13は、図示せぬスピーカから警告音を発するなどしてインターロックを作動し、傾斜角検出部12、水平位置検出部34、および垂直位置検出部35のうち現在の動作対象である機構部に対し動作の停止を指令する(ステップS7)。この指令を受けた機構部は、動作を停止する。インターロック作動後は、インターロック条件テーブル130において当該成立したインターロック条件を示すインターロックナンバに対応付けられたロック対象動作が禁止される。さらに、架台/寝台制御部13は、解除動作方法テーブル131から当該成立したインターロック条件を示すインターロックナンバに対応する解除動作候補1,2を読み出し、表示部16に表示させる(ステップS8)。以上で図6のフローチャートに示す動作が一旦終了する。
このようにインターロックが作動した場合、架台/寝台制御部13は、図7のフローチャートに示す流れでインターロックの解除動作を受け付ける。すなわち、先ず架台/寝台制御部13は、ステップS1と同様に架台装置2の傾斜動作、天板30の水平移動および垂直移動の指示を受け付ける(ステップS9)。但し、ここで受け付ける動作は、インターロックを解除する方向への動作に限られ、作動中のインターロックに対応するロック対象動作の指示は受け付けない。
ステップS9にて指示を受け付けたならば、架台/寝台制御部13は、ステップS2と同様に上記目標値を動作対象となる機構部に送信するとともに、当該機構部に対して動作開始を指令する(ステップS10)。この指令を受けたことにより、上記動作対象となる機構部が動作を開始する。この動作が完了するまでの間、架台/寝台制御部13は、ステップS11〜S14の動作を繰り返し実行する。すなわち、架台/寝台制御部13は、ステップS3と同様に傾斜角検出部12、水平位置検出部34、および垂直位置検出部35から現在の傾斜角度θ、水平位置z、および垂直位置xを取得するとともに(ステップS11)、ステップS4と同様に各センサ18の出力をチェックする(ステップS12)。
そして、架台/寝台制御部13は、現在実行中の動作の種別および方向、ステップS11にて取得した傾斜角度θ、水平位置z、垂直位置x、およびステップS12のチェック結果に基づいて、現在作動中のインターロック条件が非成立となったか否かを判定する(ステップS13)。
その結果、未だ現在作動中のインターロック条件が成立している場合(ステップS13のNo)、架台/寝台制御部13は、ステップS9にて指示を受け付けた動作が完了したか否かを判定する(ステップS14)。現在の動作対象である機構部が未だ動作中であるならば(ステップS14のNo)、架台/寝台制御部13は、ステップS11に戻って以降の処理を再度実行する。
やがて、ステップS11〜S14の処理を繰り返すうちに、現在の動作対象である機構部が動作を停止したならば(ステップS14のYes)、図7のフローチャートに示す動作が一旦終了し、ステップS9に戻って次の動作指示が受け付けられる。この場合、作動中のインターロックは未解除となる。
一方、ステップS13において、インターロック条件が非成立になったと判定した場合(ステップS13のYes)、架台/寝台制御部13は、現在作動中のインターロックを解除する(ステップS15)。さらに、架台/寝台制御部13は、図示せぬスピーカから音声を発することでインターロックの解除を報知するとともに、表示部16に表示中の解除動作候補1,2を消去する(ステップS16)。
その後、ステップS14に移り、現在の動作対象である機構部の動作停止を以って(ステップS14のYes)、図7のフローチャートに示す動作が終了となる。このように、作動中のインターロックが解除されると、図6のフローチャートに示す処理によって次の動作指示が受け付けられる。
このように、図6,図7のフローチャートに示す処理によって被検体PとX線管球5およびX線検出器6によるスキャン面との相対位置関係が調整された後、コンソール装置4から撮影開始が指示されたならば、架台/寝台制御部13は、回転機構部10を制御してX線管球5およびX線検出器6を回転させるとともに、高電圧発生部9に所定の管電流および管電圧をX線管球5に供給させてX線を発生させ、投影データを収集する。
以上説明したように、本実施形態に係るX線CT装置1(あるいは架台装置2および寝台装置3にて構成される医用画像診断装置)は、インターロック条件が成立した場合には当該条件の成立が解除される方向への移動を除き、架台装置2の傾斜動作、天板30の水平移動および垂直移動を禁止するとともに、表示部16に当該インターロック条件の成立を解除するための動作候補を表示する。このような構成であれば、操作者が容易にインターロックの解除方法を認識でき、迅速に次の作業へ移ることができる。
また、表示部16に表示される動作候補は、架台装置2をどの方向に傾斜動作させるべきか、あるいは天板30をどの方向に移動させるべきかを示すメッセージであり、一目で理解し易い。
また、表示部16には動作候補が複数表示されるので、操作者は最適な方法を選択してインターロックを解除できる。
その他、本実施形態にて開示した構成からは、種々の好適な効果が得られる。
[変形例]
上記実施形態にて開示した構成は、種々の変形実施が可能である。
例えば、上記実施形態では、架台装置2の傾斜動作、天板30の水平動作および垂直動作によって、被検体PとX線管球5およびX線検出器6等からなる撮影部との相対位置関係を調整する場合を例示した。しかしながら、寝台装置3に天板30を図2における左右方向(Y軸と平行な方向)に移動させる機構を設け、この機構をさらに用いて被検体Pと撮影部との相対位置関係を調整可能としてもよい。この場合、インターロック条件に天板30の上記左右方向の位置等を加え、当該方向への移動に対してもインターロックを作動させるようにし、当該方向への移動も解除動作の対象に加えればよい。
また、上記実施形態では、図2に示すように各センサ18を開口部19の入口側および出口側の下縁部に設けるとしたが、より多数の位置にセンサ18と同様の接触式センサを設け、それらのセンサが外圧によりオンされたときにもインターロック条件が成立するとみなすことで、安全度をさらに高めてもよい。また、接触式センサに代えて、非接触で対象物との距離を計測する反射型センサ等を架台装置2および寝台装置3の各所に配置し、これらセンサの検出距離が一定距離以下となったときにインターロック条件が成立したとみなすようにしてもよい。
また、上記実施形態では、解除動作候補であるメッセージを表示部16に表示することで、インターロックを解除するための方法を操作者に知らせるとした。しかしながら、メッセージに代えて、あるいはメッセージとともに、架台装置や寝台装置のイメージ等を表示部16に表示することで、操作者にインターロックを解除するための方法を知らせてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…X線CT装置、2…架台装置、3…寝台装置、4…コンソール装置、5…X線管球、6…X線検出器、11…傾斜機構部、12…傾斜角検出部、13…架台/寝台制御部、16…表示部、18…センサ、19…開口部、30…天板、32…水平移動機構部、33…垂直移動機構部、34…水平位置検出部、35…垂直位置検出部、130…インターロック条件テーブル、131…解除動作方法テーブル

Claims (6)

  1. 被検体の医用画像を撮影する架台装置と、
    被検体を載置する天板と、
    前記架台装置、前記天板、またはそれらの双方を相対的に移動させることにより、前記天板に載置された被検体と前記架台装置との位置関係を変更する移動機構部と、
    前記移動機構部を制御するとともに、前記架台装置および前記天板の位置関係が前記架台装置と前記天板または前記天板に載置された被検体との接触を回避するために定められた条件を満足した場合、当該条件の成立が解除される方向への移動を除き、前記移動機構部による移動を禁止する制御部と、
    前記制御部により前記移動機構部による移動が禁止されたとき、前記条件の成立を解除するための方法を表示する表示部と、
    を備えていることを特徴とする医用画像診断装置。
  2. 前記表示部は、前記制御部により前記移動機構部による移動が禁止されたとき、前記条件の成立を解除するための方法として、前記条件の成立が解除される前記移動機構部による移動方向を表示することを特徴とする請求項1に記載の医用画像診断装置。
  3. 前記移動機構部は、前記天板を被検体の載置面に対する垂直方向に移動させる垂直移動機構を備え、
    前記移動は、前記天板の前記垂直方向への移動を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像診断装置。
  4. 前記移動機構部は、前記天板を被検体の載置面と平行な水平方向に移動させる水平移動機構を備え、
    前記移動は、前記天板の前記水平方向への移動を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像診断装置。
  5. 前記移動機構部は、前記天板の載置面に対して前記架台装置を傾斜させる傾斜機構部を備え、
    前記移動は、前記傾斜による移動を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像診断装置。
  6. 前記表示部は、前記架台装置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1に記載の医用画像診断装置。
JP2012026383A 2012-02-09 2012-02-09 医用画像診断装置 Pending JP2013162829A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012026383A JP2013162829A (ja) 2012-02-09 2012-02-09 医用画像診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012026383A JP2013162829A (ja) 2012-02-09 2012-02-09 医用画像診断装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013162829A true JP2013162829A (ja) 2013-08-22

Family

ID=49174619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012026383A Pending JP2013162829A (ja) 2012-02-09 2012-02-09 医用画像診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013162829A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017077457A (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 東芝メディカルシステムズ株式会社 X線コンピュータ断層撮影装置
JP2018139740A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用画像診断装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017077457A (ja) * 2015-10-20 2017-04-27 東芝メディカルシステムズ株式会社 X線コンピュータ断層撮影装置
JP2018139740A (ja) * 2017-02-27 2018-09-13 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 医用画像診断装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5752452B2 (ja) X線ct装置
US20080013674A1 (en) X-ray hybrid diagnosis system
JP2008279150A (ja) X線画像撮影装置
JP2010214091A (ja) X線ct装置及びx線ct装置の制御プログラム
JP2013158630A (ja) X線診断装置及びx線診断方法
JP5308862B2 (ja) 医用寝台装置及び医用画像撮影装置
JP2009183448A (ja) 診断システム
JP2013162829A (ja) 医用画像診断装置
JP4559312B2 (ja) 放射線撮影装置
US20150289834A1 (en) X-ray ct system
JP2009247391A (ja) 医用画像診断装置
JP2015058227A (ja) 医用画像診断装置
JP2018139740A (ja) 医用画像診断装置
JP2006325909A (ja) X線診断装置
JP5107569B2 (ja) X線ct装置
JP4311228B2 (ja) X線撮影装置
JP2006122548A (ja) 画像診断装置
JP2009000209A (ja) 医用画像診断装置及びクレードル駆動装置の制御方法
JP5676883B2 (ja) X線ct装置
JP2005348841A (ja) 画像診断装置
JP7262960B2 (ja) 医用画像診断装置及び撮影計画装置
JP2013123595A (ja) X線ct装置
JP7055709B2 (ja) X線ct装置及び撮影計画装置
JP5913957B2 (ja) X線ct装置
CN111973211A (zh) 医用图像诊断装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131205

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131212

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131219

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131226

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140109