JP2013162588A - 車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧バッテリの電圧が低下したときにおけるDC/DCコンバータの出力電圧の低下を抑制する。
【解決手段】ハイブリッド車両HVのECU100は、高圧バッテリ21の温度Tb1、高圧バッテリ21の出力電流Ib1、及び、高圧バッテリ21の残容量SOCに基づいて、高圧バッテリ21の出力電力上限値PUを設定する上限値設定部106と、高圧バッテリ21の電圧Vb1が予め設定された第1閾値電圧Vb10以下であり、且つ、補機バッテリ23の電圧Vb2が予め設定された第2閾値電圧Vb20以下であるときに、高圧バッテリ21の出力電力を出力電力上限値PU以下に制限する出力制限実行部107と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、走行用駆動源である電動機を備える車両の制御装置に関する。特に、本発明は、走行用駆動源である内燃機関及び電動機を備えるハイブリッド車両の制御装置に関する。
従来、走行用駆動源である電動機と、前記電動機に電力を供給する高圧バッテリと、を備える電気自動車、ハイブリッド自動車等の車両が知られている。このような、高圧バッテリを備える車両においては、DC/DCコンバータ(「電圧変換器」に相当する。)によって高圧バッテリからの電力が降圧されて、補機バッテリに供給される。また、DC/DCコンバータの出力が変動すると、補機の動作が変化するため、DC/DCコンバータの出力変動を抑制する種々の装置、方法等が開示されている。
例えば、DC/DCコンバータの出力電流値が増加することに伴って出力電圧を低下させる複数の領域を有する出力特性に基づいて、DC/DCコンバータの出力制限を行う電圧コンバータが開示されている(特許文献1参照)。この電圧コンバータによれば、電源電圧を供給する補機の動作変化を少なく抑えることができる。
特開2009−213223号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の電圧コンバータでは、DC/DCコンバータの出力電流値及び温度に起因した出力電圧の低下を抑制することができるものの、その他の要因に起因した出力電圧の低下を抑制することはできない。
具体的には、DC/DCコンバータに供給される高圧バッテリの電圧が低下した場合には、DC/DCコンバータから補機バッテリに出力される電圧が低下する。この特性を、本願明細書においては、DC/DCコンバータ(電圧変換器)の「垂下特性」という(図4参照)。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、高圧バッテリの電圧が低下したときにおける電圧変換器の出力電圧の低下を抑制することが可能な車両の制御装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る車両の制御装置は、以下のように構成されている。
すなわち、本発明に係る車両の制御装置は、走行用駆動源である電動機と、前記電動機に電力を供給する高圧バッテリと、補機に電力を供給する補機バッテリと、前記高圧バッテリからの電力を降圧して前記補機バッテリに供給する電圧変換器と、を備える車両の制御装置であって、前記高圧バッテリの電圧が予め設定された第1閾値電圧以下であり、且つ、前記補機バッテリの電圧が予め設定された第2閾値電圧以下であるときに、前記高圧バッテリの出力電力を制限することを特徴としている。
かかる構成を備える車両の制御装置によれば、前記高圧バッテリの電圧が予め設定された第1閾値電圧以下であり、且つ、前記補機バッテリの電圧が予め設定された第2閾値電圧以下であるときに、前記高圧バッテリの出力電力が制限されるため、高圧バッテリの電圧が低下したときにおける電圧変換器の出力電圧の低下を抑制することができる。
すなわち、前記高圧バッテリの出力電力が制限されると、前記高圧バッテリの出力電圧の低下が抑制されるため、前記第1閾値電圧及び前記第2閾値電圧を適正な値に設定することによって、高圧バッテリの電圧が低下したときにおける電圧変換器の出力電圧の低下を抑制することができるのである。
また、本発明に係る車両の制御装置は、前記高圧バッテリの電圧が予め設定された第1閾値電圧以下であり、且つ、前記補機バッテリの電圧が予め設定された第2閾値電圧以下である状態が、予め設定された所定期間以上継続したときに限って、前記高圧バッテリの出力電力を制限することが好ましい。
かかる構成を備える車両の制御装置によれば、前記高圧バッテリの電圧が予め設定された第1閾値電圧以下であり、且つ、前記補機バッテリの電圧が予め設定された第2閾値電圧以下である状態が、予め設定された所定期間以上継続したときに限って、前記高圧バッテリの出力電力が制限されるため、前記高圧バッテリの出力電力を過度に制限することが防止される。
また、本発明に係る車両の制御装置は、前記高圧バッテリの温度、前記高圧バッテリの出力電流値、及び、前記高圧バッテリの残容量、の少なくともいずれか1つに基づいて、前記高圧バッテリの出力電力上限値が設定され、前記高圧バッテリの電圧が予め設定された第1閾値電圧以下であり、且つ、前記補機バッテリの電圧が予め設定された第2閾値電圧以下であるときに、前記高圧バッテリの出力電力を前記出力電力上限値以下に制限することが好ましい。
かかる構成を備える車両の制御装置によれば、前記高圧バッテリの温度、前記高圧バッテリの出力電流値、及び、前記高圧バッテリの残容量、の少なくともいずれか1つに基づいて、前記高圧バッテリの出力電力上限値が設定され、前記高圧バッテリの電圧が予め設定された第1閾値電圧以下であり、且つ、前記補機バッテリの電圧が予め設定された第2閾値電圧以下であるときに、前記高圧バッテリの出力電力が前記出力電力上限値以下に制限されるため、前記高圧バッテリの出力電力を適正に制限することができる。
また、本発明に係る車両の制御装置は、前記第1閾値電圧及び前記第2閾値電圧の少なくとも一方が、前記電圧変換器の垂下特性に基づいて設定されることが好ましい。
かかる構成を備える車両の制御装置によれば、前記第1閾値電圧及び前記第2閾値電圧の少なくとも一方が、前記電圧変換器の垂下特性に基づいて設定されるため、前記第1閾値電圧及び前記第2閾値電圧を適正な値に設定することができる。
また、本発明に係る車両の制御装置は、走行用の駆動源である内燃機関を更に備え、前記高圧バッテリの出力電力が制限されるときに、前記内燃機関の出力を増大させることが好ましい。
かかる構成を備える車両の制御装置によれば、前記高圧バッテリの出力電力が制限されるときに、前記内燃機関の出力が増大されるため、車両の駆動力を維持することができる。
本発明に係る車両の制御装置によれば、前記高圧バッテリの電圧が予め設定された第1閾値電圧以下であり、且つ、前記補機バッテリの電圧が予め設定された第2閾値電圧以下であるときに、前記高圧バッテリの出力電力が制限されるため、高圧バッテリの電圧が低下したときにおける電圧変換器の出力電圧の低下を抑制することができる。
すなわち、前記高圧バッテリの出力電力が制限されると、前記高圧バッテリの出力電圧の低下が抑制されるため、前記第1閾値電圧及び前記第2閾値電圧を適正な値に設定することによって、高圧バッテリの電圧が低下したときにおける電圧変換器の出力電圧の低下を抑制することができるのである。
本発明に係る車両の制御装置が搭載されるハイブリッド車両の一例を示す概略構成図である。 図1に示すハイブリッド車両の電源系統の一例を示す系統図である。 図1に示すハイブリッド車両に搭載された本発明に係る車両の制御装置における主要部の一例を示す機能構成図である。 図2に示すDC/DCコンバータの垂下特性の一例を示すグラフである。 図3の上限値記憶部に記憶される出力電力上限値の構造の一例を示す説明図である。 図3に示す車両の制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図6に示すフローチャートのステップS111で実行される出力電力上限値設定処理の一例を示す詳細フローチャートである。 図2に示す高圧バッテリの出力制限時の状態の一例を示す共線図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。本実施形態では、本発明に係る「車両の制御装置」をFF(フロントエンジン・フロントドライブ)方式のハイブリッド車両に適用した場合について説明する。
−ハイブリッド車両HV−
図1は、本発明に係る「車両の制御装置」が搭載されるハイブリッド車両HVの一例を示す概略構成図である。図1に示すように、ハイブリッド車両HVは、車両走行用の駆動力を発生するエンジン11、主に発電機として機能する第1モータジェネレータMG1、主に電動機として機能する第2モータジェネレータMG2、動力分割機構13、リダクション機構14、カウンタドライブギヤ151、カウンタドリブンギヤ152、ファイナルギヤ153、デファレンシャル装置154、前輪車軸(ドライブシャフト)155、左右の駆動輪(前輪)156L、156R、及び、ECU100を備えており、ECU100のROM等に記憶されたプログラムが実行されることによって本発明に係る「車両の制御装置」が実現される。
なお、ECU100(Electronic Control Unit)は、例えば、ハイブリッド車両HVを統括的に制御するHV(ハイブリッド)ECU、インバータ26(図2参照)の駆動を制御するインバータECU、エンジン11の駆動を制御するエンジンECU、バッテリ21(図2参照)の状態を管理するバッテリECUなどによって構成されており、これらのECUが互いに通信可能に接続されている。
次に、モータジェネレータMG1,MG2、動力分割機構13、リダクション機構14、及び、ECU100などの各部について説明する。
−モータジェネレータ−
次に、図1を参照して、第1モータジェネレータMG1及び第2モータジェネレータMG2について説明する。第1モータジェネレータMG1は、インプットシャフト121に対して相対回転自在に支持された永久磁石からなるロータMG1Rと、3相巻線が巻回されたステータMG1Sとを備えた交流同期発電機であって、発電機として機能するとともに電動機(電動モータ)としても機能する。なお、第1モータジェネレータMG1は、特許請求の範囲に記載の「電動機」の一部に相当する。
また、第2モータジェネレータMG2も同様に、インプットシャフト121に対して相対回転自在に支持された永久磁石からなるロータMG2Rと、3相巻線が巻回されたステータMG2Sとを備えた交流同期発電機であって、電動機(電動モータ)として機能するとともに発電機としても機能する。第2モータジェネレータMG2は、特許請求の範囲に記載の「電動機」の一部に相当する。
また、第1モータジェネレータMG1及び第2モータジェネレータMG2は、それぞれ、インバータ26を介して高圧バッテリ21に接続されている(図2参照)。インバータ26はECU100によって制御され、インバータ26が制御されることによって、各モータジェネレータMG1、MG2の回生及び駆動の動作が制御される。また、各モータジェネレータMG1、MG2によって発生する回生電力は、インバータ26を介して高圧バッテリ21に充電される。更に、各モータジェネレータMG1、MG2の駆動用電力は、それぞれ、高圧バッテリ21からインバータ26を介して供給される。
−動力分割機構−
次に、図1を参照して、動力分割機構13について説明する。図1に示すように、動力分割機構13は、複数の歯車要素の中心で自転する外歯歯車のサンギヤ13Sと、サンギヤ13Sに外接しながらその周辺を自転しつつ公転する外歯歯車のピニオンギヤ13Pと、ピニオンギヤ13Pと噛合するべく中空環状に形成された内歯歯車のリングギヤ13Rと、ピニオンギヤ13Pを支持するとともに、ピニオンギヤ13Pの公転を通じて自転するプラネタリキャリア13CAと、を有する遊星歯車機構によって構成されている。なお、プラネタリキャリア13CAは、エンジン11側のインプットシャフト121に回転一体に連結されている。サンギヤ13Sは、第1モータジェネレータMG1のロータMG1Rに回転一体に連結されている。
また、動力分割機構13は、エンジン11及び第2モータジェネレータMG2の少なくとも一方の駆動力を、カウンタドライブギヤ151、カウンタドリブンギヤ152、ファイナルギヤ153、デファレンシャル装置154、及び、ドライブシャフト155を順次介して左右の駆動輪156L、156Rに伝達する。
−リダクション機構−
次に、図1を参照して、リダクション機構14について説明する。図1に示すように、リダクション機構14は、複数の歯車要素の中心で自転する外歯歯車のサンギヤ14Sと、キャリア(トランスアクスルケース)14CAに回転自在に支持され、サンギヤ14Sに外接しながら自転する外歯歯車のピニオンギヤ14Pと、ピニオンギヤ14Pと噛合するべく中空環状に形成された内歯歯車のリングギヤ14Rと、を有する遊星歯車機構によって構成されている。なお、リダクション機構14のリングギヤ14Rと、動力分割機構13のリングギヤ13Rと、カウンタドライブギヤ151とは互いに一体に構成されている。サンギヤ14Sは、第2モータジェネレータMG2のロータMG2Rと回転一体に連結されている。
また、リダクション機構14は、第2モータジェネレータMG2の駆動力を適正な減速比で減速し、減速された駆動力は、カウンタドライブギヤ151、カウンタドリブンギヤ152、ファイナルギヤ153、デファレンシャル装置154、及び、ドライブシャフト155を順次介して左右の駆動輪156L、156Rに伝達される。
−電源系統−
次に、図2を参照して、図1に示すハイブリッド車両HVの電源系統について説明する。図2は、図1に示すハイブリッド車両HVの電源系統の一例を示す系統図である。ハイブリッド車両HVは、高圧バッテリ21、システムメインリレーSMRB、SMRG、昇圧コンバータ25、インバータ26、及び、第2モータジェネレータMG2(第1モータジェネレータMG1)を含む。
高圧バッテリ21は、第2モータジェネレータMG2(及び、第1モータジェネレータMG1)に対して電力を供給すると共に、第1モータジェネレータMG1によって発生された電力を蓄えるバッテリであり、例えば、ニッケル水素バッテリ、リチウムイオンバッテリ等を用いることができる。高圧バッテリ21には、電圧センサ211、及び、温度センサ212が配設されている。
電圧センサ211は、高圧バッテリ21の端子間電圧Vb1を検出するセンサであって、検出された電圧Vb1は、ECU100へ出力される。温度センサ212は、高圧バッテリ21の温度Tb1を検出するセンサであって、検出された温度Tb1は、ECU100へ出力される。
システムメインリレーSMRBは、高圧バッテリ21の正極と電源ラインPL1との間に介設される。システムメインリレーSMRGは、高圧バッテリ21の負極と接地ラインSLとの間に介設される。また、システムメインリレーSMRB、SMRGは、ECU100から指示に従って開閉制御される。
昇圧コンバータ25は、電源ラインPL1と接地ラインSLとの間の電圧(高圧バッテリ21の出力電圧)を昇圧して電源ラインPL2と接地ラインSLの間に(インバータ26に)出力する。
インバータ26は、モータジェネレータMG1、MG2をそれぞれ制御するIPM(Intelligent Power Module)を備えている。各IPMは、複数個(例えば、6個)の半導体スイッチング素子(例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲートバイポーラトランジスタ))等によって構成されている。
また、インバータ26は、例えば、ECU100からの指令信号(例えば、第1モータジェネレータMG1のトルク指令値、第2モータジェネレータMG2のトルク指令値)に応じて高圧バッテリ21からの直流電流を、モータジェネレータMG1、MG2を駆動する電流に変換する一方、エンジン11の動力によって第1モータジェネレータMG1において発電された交流電流、及び、回生動作によって第2モータジェネレータMG2において発電された交流電流を、高圧バッテリ21に充電するための直流電流に変換する。また、インバータ26は、第1モータジェネレータMG1で発電された交流電流を走行状態に応じて、第2モータジェネレータMG2の駆動用電力として供給する。
ハイブリッド車両HVは、更に、DC/DCコンバータ22、補機バッテリ23、及び、負荷24を含む。
DC/DCコンバータ22は、高圧バッテリ21の電力を降圧して、補機バッテリ23に供給する。ここで、DC/DCコンバータ22は、特許請求の範囲に記載の「電圧変換器」に相当する。また、高圧バッテリ21とDC/DCコンバータ22との間には、電流センサ213が介設されている。電流センサ213は、高圧バッテリ21からDC/DCコンバータ22へ出力される電流Ib1を検出するセンサであって、検出された電流Ib1は、ECU100へ出力される。
補機バッテリ23は、負荷(補機)24に電力を供給するバッテリであって、DC/DCコンバータ22を介して、高圧バッテリ21からの電力が供給される。補機バッテリ23には、電圧センサ231が配設されている。電圧センサ231は、補機バッテリ23の端子間電圧Vb2を検出するセンサであって、検出された電圧Vb2は、ECU100へ出力される。
負荷24としては、例えば、ブレーキの油圧ポンプ、ヘッドランプ、エアコンファンモータ、各種ECU、システムメインリレーSMRB、SMRG等が含まれる。
ECU100は、システムメインリレーSMRB,SMRGの開閉制御、昇圧コンバータ25の昇圧制御、インバータ26のスイッチング制御を行うと共に、図3を参照して後述する高圧バッテリ21の出力電力制限を行う。
−ECU−
次に、図3を用いて、ECU100の構成について説明する。図3は、図1に示すハイブリッド車両HVに搭載された本発明に係る車両の制御装置(ECU100)における主要部の一例を示す機能構成図である。ECU100は、エンジン11の運転制御、エンジン11及びモータジェネレータMG1,MG2の協調制御などを含む各種制御を実行する電子制御装置であって、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びバックアップRAMなどを備えている。
ROMには、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるテーブル、マップ等が記憶されている。CPUは、ROMに記憶された各種制御プログラム、マップに基づいて演算処理を実行する。また、RAMはCPUでの演算結果、各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAMはイグニッションスイッチのOFF時などにおいて保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
ECU100には、図3に示すように、高圧バッテリ21の端子間電圧Vb1を検出する電圧センサ211、補機バッテリ23の端子間電圧Vb2を検出する電圧センサ231、電圧センサ21の温度Tb1を検出する温度センサ212、高圧バッテリ21からDC/DCコンバータ22へ出力される電流Ib1を検出する電流センサ213等が接続されており、これらの各センサ(又はスイッチ)からの検出信号がECU100に入力されるようになっている。
−車両の制御装置−
次に、本発明に係る「車両の制御装置」について図3を参照して説明する。ECU100は、上記CPUが上記ROM等に記憶された制御プログラムを読み出して実行することによって、機能的に、第1電圧判定部101、第2電圧判定部102、期間判定部103、残容量推定部104、上限値記憶部105、上限値設定部106、及び、出力制限実行部107等の機能部として機能する。ここで、第1電圧判定部101、第2電圧判定部102、期間判定部103、残容量推定部104、上限値記憶部105、上限値設定部106、及び、出力制限実行部107は、本発明に係る「車両の制御装置」を構成する。
第1電圧判定部101は、電圧センサ211によって検出された高圧バッテリ21の電圧Vb1が、予め設定された第1閾値電圧Vb10以下であるか否かを判定する機能部である。また、第1閾値電圧Vb10の値は、DC/DCコンバータ22の垂下特性(図4参照)に基づいて設定される。
ここで、図4を参照して、DC/DCコンバータ22の垂下特性について説明する。図4は、図2に示すDC/DCコンバータ22の垂下特性の一例を示すグラフである。横軸は、高圧バッテリ21の電圧Vb1であって、縦軸は、補機バッテリ23の電圧Vb2である。グラフG1に示すように、高圧バッテリ21の電圧Vb1が降下して、第1閾値電圧Vb10になると、補機バッテリ23の電圧Vb2が下降し始め、第2閾値電圧Vb20(例えば、14.5V)以下の値となる。このように、高圧バッテリ21からDC/DCコンバータ22に供給される電圧Vb1が下がることに起因して、補機バッテリ23の電圧Vb2が降下する特性が、DC/DCコンバータ22の「垂下特性」である。
再び、図3に戻って、ECU100の機能構成について説明する。
第2電圧判定部102は、電圧センサ231よって検出された補機バッテリ23の電圧Vb2が、予め設定された第2閾値電圧Vb20以下であるか否かを判定する機能部である。また、第2閾値電圧Vb20の値(例えば、14.5V)は、DC/DCコンバータ22の垂下特性(図4参照)に基づいて設定される。
上述のように、第1閾値電圧Vb10及び第2閾値電圧Vb20が、DC/DCコンバータ22の垂下特性(図4参照)に基づいて設定されているため、第1閾値電圧Vb10及び第2閾値電圧Vb20を適正な値に設定することができる。
本実施形態では、第1閾値電圧Vb10及び第2閾値電圧Vb20が、DC/DCコンバータ22の垂下特性に基づいて設定されている場合について説明するが、第1閾値電圧Vb10及び第2閾値電圧Vb20の少なくとも一方が、DC/DCコンバータ22の垂下特性に基づいて設定されている形態であればよい。
期間判定部103は、第1電圧判定部101によって高圧バッテリ21の電圧Vb1が第1閾値電圧Vb10以下であると判定され、且つ、第2電圧判定部102によって補機バッテリ23の電圧Vb2が第2閾値電圧Vb20以下であると判定されている期間Pが、予め設定された所定期間P0(例えば、10秒)以上経過したか否かを判定する機能部である。
残容量推定部104は、高圧バッテリ21の残容量SOC(State Of Charge)を推定する機能部である。残容量推定部104は、高圧バッテリ21の残容量SOCを、例えば、高圧バッテリ21に充電される電力、及び、高圧バッテリ21から放電される電力に基づいて推定する。具体的には、高圧バッテリ21に充電される電力は、第1モータジェネレータMG1(及び、第2モータジェネレータMG2)で発電され、インバータ26を介して高圧バッテリ21に供給される電力である。なお、第2モータジェネレータMG2は、回生状態においては、発電機として機能して発電する。また、高圧バッテリ21から放電される電力は、モータジェネレータMG1、MG2を駆動するために、高圧バッテリ21からインバータ26を介してモータジェネレータMG1、MG2に供給される電力、及び、補機バッテリ23を充電するために、高圧バッテリ21からDC/DCコンバータ22を介して補機バッテリ23に供給される電力である。
上限値記憶部105は、高圧バッテリ21の出力電力が制限される場合に上限値設定部106によって読み出される出力電力上限値PUを記憶する機能部である。ここで、図5を参照して、上限値記憶部105に記憶される出力電力上限値PUの構造について説明する。図5は、図3の上限値記憶部105に記憶される出力電力上限値PUの構造の一例を示す説明図である。ここでは、出力電力上限値PUがテーブル形式で上限値記憶部105に記憶されている。また、上限値記憶部105には、図5に示すように、3つのテーブルLUT1、LUT2、LUT3が記憶されている。
各テーブルLUT1、LUT2、LUT3は、左右方向(各列)に高圧バッテリ21の温度Tb1の値(ここでは、−30℃〜60℃)が設定され、上下方向(各行)に高圧バッテリ21の出力電流Ib1(ここでは、0A〜200A)が設定されており、設定された高圧バッテリ21の温度Tb1の値及び高圧バッテリ21の出力電流Ib1の値に対応付けて、出力電力上限値PUの値が記憶されている。そして、テーブルLUT1、LUT2、LUT3毎に、高圧バッテリ21の残容量SOC(ここでは、80%、60%、30%)が設定されている。すなわち、出力電力上限値PUがテーブル形式で、高圧バッテリ21の温度Tb1の値、高圧バッテリ21の出力電流Ib1の値、及び、高圧バッテリ21の残容量SOCに対応付けて出力電力上限値PUの値が記憶されている。
また、矢印V1、V2で示すように、高圧バッテリ21の温度Tb1が低い程、出力電力上限値PUが小さい値に設定され、高圧バッテリ21の出力電流Ib1が大きい程、出力電力上限値PUが小さい値に設定されている。更に、矢印V3、V4で示すように、高圧バッテリ21の残容量SOCが少ない程、出力電力上限値PUが小さい値に設定されている。すなわち、高圧バッテリ21の電圧Vb1が低下し易い条件である程、出力電力上限値PUが小さい値に設定され、高圧バッテリ21の出力制限が厳格化されている。
再び、図3に戻って、ECU100の機能構成について説明する。
上限値設定部106は、期間判定部103によって、期間Pが所定期間P0(例えば、10秒)以上経過したと判定された場合に、高圧バッテリ21の出力電力の出力電力上限値PUを設定する機能部である。具体的には、上限値設定部106は、温度センサ212によって検出された高圧バッテリ21の温度Tb1、電圧センサ211によって検出された高圧バッテリ21の電圧Vb、及び、残容量推定部104によって推定された高圧バッテリ21の残容量SOCに対応する出力電力上限値PUを、上限値記憶部105から読み出して設定する。
出力制限実行部107は、高圧バッテリ21の出力電力を、上限値設定部106によって設定された出力電力上限値PU以下に制限する機能部である。
上述のように、高圧バッテリ21の電圧Vb1が第1閾値電圧Vb10以下であって、且つ、補機バッテリ23の電圧Vb2が第2閾値電圧Vb20であるときに、高圧バッテリ21の出力電力が、温度センサ212によって検出された高圧バッテリ21の温度Tb1、電圧センサ211によって検出された高圧バッテリ21の電圧Vb、及び、残容量推定部104によって推定された高圧バッテリ21の残容量SOCに対応する出力電力上限値PU以下に制限されるため、高圧バッテリ21の出力電力を適正値に制限することができる。
すなわち、高圧バッテリ21の電圧Vb1が低下し易い条件(高圧バッテリ21の温度Tb1が低い、高圧バッテリ21の出力電流Ib1が大きい、又は、高圧バッテリ21の残容量SOCが少ない)である程、出力電力上限値PUが小さい値に設定されるため、高圧バッテリ21の出力電力を適正に制限することができるのである。
本実施形態では、上限値設定部106が、高圧バッテリ21の温度Tb1、高圧バッテリ21の電圧Vb、及び、高圧バッテリ21の残容量SOCに基づいて出力電力上限値PUを設定する場合について説明したが、上限値設定部106が、高圧バッテリ21の温度Tb1、高圧バッテリ21の電圧Vb1、及び、高圧バッテリ21の残容量SOCの少なくとも1つに基づいて出力電力上限値PUを設定する形態であればよい。
また、本実施形態では、上限値設定部106が、上限値記憶部105から出力電力上限値PUを読み出して、出力電力上限値PUを設定する場合について説明したが、上限値設定部106が、計算式等によって算出して、出力電力上限値PUを設定する形態でもよい。
また、上述のように、高圧バッテリ21の電圧Vb1が第1閾値電圧Vb10以下であり、且つ、補機バッテリ23の電圧Vb2が第2閾値電圧Vb20以下である状態が、予め設定された所定期間P0(例えば、10秒)以上継続したときに限って、高圧バッテリ21の出力電力が制限されるため、高圧バッテリ21の出力電力を過度に制限することが防止される。
本実施形態では、高圧バッテリ21の電圧Vb1が第1閾値電圧Vb10以下であり、且つ、補機バッテリ23の電圧Vb2が第2閾値電圧Vb20以下である状態が、予め設定された所定期間P0(例えば、10秒)以上継続したときに限って、高圧バッテリ21の出力電力を制限する場合について説明したが、高圧バッテリ21の電圧Vb1が第1閾値電圧Vb10以下であり、且つ、補機バッテリ23の電圧Vb2が第2閾値電圧Vb20以下であるときには、高圧バッテリ21の出力電力を制限する形態でもよい。この場合には、高圧バッテリ21の電圧Vb1が低下したときにおけるDC/DCコンバータ22の出力電圧Vb2の低下を確実に抑制することができる。
−ECU100の動作−
次に、図6、図7を参照して、本発明に係る車両の制御装置(ECU100)の動作について説明する。図6は、図3に示す車両の制御装置(ECU100)の動作の一例を示すフローチャートである。図7は、図6に示すフローチャートのステップS111で実行される「出力電力上限値設定処理」の一例を示す詳細フローチャートである。
まず、図6に示すように、第1電圧判定部101によって、高圧バッテリ21の電圧Vb1が取得される(ステップS101)。そして、第1電圧判定部101によって、ステップS101において取得された電圧Vb1が第1閾値電圧Vb10以下であるか否かの判定が行われる(ステップS103)。ステップS103でNOの場合には、処理が終了される。ステップS103でYESの場合には、処理がステップS105へ進められる。
次いで、第2電圧判定部102によって、補機バッテリ23の電圧Vb2が取得される(ステップS105)。そして、第2電圧判定部102によって、ステップS105において取得された電圧Vb2が第2閾値電圧Vb20以下であるか否かの判定が行われる(ステップS107)。ステップS107でNOの場合には、処理が終了される。ステップS107でYESの場合には、処理がステップS109へ進められる。
次に、期間判定部103によって、電圧Vb1が第1閾値電圧Vb10以下であると判定され、且つ、電圧Vb2が第2閾値電圧Vb20であると判定されている期間Pが、期間P0以上であるか否かの判定が行われる(ステップS109)。ステップS109でNOの場合には、処理がステップS101に戻され、ステップS101以降の処理が繰り返し実行される。ステップS109でYESの場合には、処理がステップS111へ進められる。
そして、上限値設定部106によって、高圧バッテリ21の出力電力の上限値である出力電力上限値PUを設定する処理である「出力電力上限値設定処理」が実行される(ステップS111)。次いで、出力制限実行部107によって、高圧バッテリ21の出力電力が、ステップS111で設定された出力電力上限値PU以下に制限されて(ステップS113)、処理が終了される。
次に、図7を参照して、「出力電力上限値設定処理」におけるECU100の動作について説明する。なお、以下の処理は全て上限値設定部106によって実行される。まず、高圧バッテリ21の温度Tb1が取得される(ステップS201)。そして、高圧バッテリ21の出力電流Ib1が取得される(ステップS203)。次いで、高圧バッテリ21の残容量SOCが取得される(ステップS205)。次に、ステップS201で取得された温度Tb1、ステップS203で取得された出力電流Ib1、及び、ステップS205で取得された残容量SOCに対応する出力電力上限値PUが上限値記憶部105から読み出される(ステップS207)。そして、ステップS207で読み出された出力電力上限値PUが設定され(ステップS209)、処理が図6のステップS113へリターンされる。
このようにして、高圧バッテリ21の電圧Vb1が予め設定された第1閾値電圧Vb10以下であり、且つ、補機バッテリ23の電圧Vb2が予め設定された第2閾値電圧Vb20以下であるときに、高圧バッテリ21の出力電力が制限されるため、高圧バッテリ21の電圧Vb1が低下したときにおけるDC/DCコンバータ22の出力電圧Vb2の低下を抑制することができる。
すなわち、高圧バッテリ21の出力電力が制限されると、高圧バッテリ21の出力電圧Vb1の低下が抑制されるため、第1閾値電圧Vb10及び第2閾値電圧Vb20を適正な値に設定することによって、高圧バッテリ21の電圧Vb1が低下したときにおけるDC/DCコンバータ22の出力電圧Vb2の低下を抑制することができるのである。
本実施形態では、出力制限実行部107が上限値設定部106によって設定された出力電力上限値PU以下に高圧バッテリ21の出力電力を制限する場合について説明するが、出力制限実行部107が他の方法で高圧バッテリ21の出力電力を制限する形態でもよい。例えば、出力制限実行部107が予め設定された出力電力上限値(例えば、50%)以下に高圧バッテリ21の出力電力を制限する形態でもよい。この場合には、処理が簡略化される。
−エンジンの動作−
高圧バッテリ21の出力電力が制限されると、図1に示すハイブリッド車両HVでは、動力分割機構13のリングギヤ13R(出力)の回転速度R0を維持するために、エンジン11の回転速度が増大される。このことを、図8を参照して説明する。図8は、図2に示す高圧バッテリ21の出力制限時の状態の一例を示す共線図である。
図8に示す共線図において、グラフG21で示すように、第1モータジェネレータMG1の回転速度が回転速度RM1であって、エンジン1の回転速度REが回転速度RE1である場合に、リングギヤ3Rから出力される駆動回転速度が駆動回転速度R0であるとする。この状態で、高圧バッテリ21の出力電力が制限されると、制限されて減少した電力を、第1モータジェネレータMG1に発生させるために、第1モータジェネレータMG1が、グラフG22で示すように、回転速度増分ΔRMだけ増加され、回転速度RM2とされる。
また、リングギヤ3Rから出力される駆動回転速度が駆動輪156L、156Rとの連結によって駆動回転速度R0(微視的に一定)に保持されつつ、グラフG22で示す状態に遷移させるために、プラネタリキャリア3CAに回転一体に連結されたエンジン1の回転速度REが回転速度RE1から回転速度増分ΔREだけ増加されて、回転速度RE2(=RE1+ΔRE)とされる。
このようにして、高圧バッテリ21の出力電力が制限されるときに、エンジン11の出力(回転速度)が増大されるため、ハイブリッド車両HVの駆動力を維持することができる。
−他の実施形態−
本実施形態では、本発明に係る車両の制御装置が、ECU100において第1電圧判定部101、第2電圧判定部102、期間判定部103、残容量推定部104、上限値記憶部105、上限値設定部106、及び、出力制限実行部107等の機能部として構成されている場合について説明したが、第1電圧判定部101、第2電圧判定部102、期間判定部103、残容量推定部104、上限値記憶部105、上限値設定部106、及び、出力制限実行部107のうち、少なくとも1つの機能部が、電子回路等のハードウェアで構成されている形態でもよい。
本実施形態では、車両が、FF方式のハイブリッド車両HVである場合について説明したが、車両がFR方式又は4WD方式のハイブリッド車両である形態でもよい。
本実施形態では、車両が、いわゆる「シリーズ・パラレル型」のハイブリッド車両HVである場合について説明したが、車両が、「シリーズ型」又は「パラレル型」のハイブリッド車両である形態でもよい。また、車両が、電気自動車である形態でもよい。
また、本実施形態では、ハイブリッド車両HVに、2個のモータジェネレータMG1、MG2が配設されている場合について説明したが、ハイブリッド車両に、1個又は3個以上のモータジェネレータが配設されている形態でもよい。例えば、本実施形態によるハイブリッド車両HVにおいて、第1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレータMG2に加えて、後輪車軸を駆動する第3モータジェネレータが配設されている形態でもよい。
本発明は、走行用駆動源である電動機を備える車両の制御装置に利用することができる。特に、走行用駆動源である内燃機関及び電動機を備えるハイブリッド車両の制御装置に好適に利用することができる。
HV ハイブリッド車両
11 エンジン(内燃機関)
12 ダンパ
13 動力分割機構
14 リダクション機構
21 高圧バッテリ
211 電圧センサ
212 温度センサ
213 電流センサ
22 DC/DCコンバータ(電圧変換器)
23 補機バッテリ
231 電圧センサ
24 負荷(補機)
25 昇圧コンバータ
26 インバータ
100 ECU(車両の制御装置)
101 第1電圧判定部
102 第2電圧判定部
103 期間判定部
104 残容量推定部
105 上限値記憶部
106 上限値設定部
107 出力制限実行部
MG1 第1モータジェネレータ(電動機の一部)
MG2 第2モータジェネレータ(電動機の一部)
PU 出力電力上限値

Claims (5)

  1. 走行用駆動源である電動機と、
    前記電動機に電力を供給する高圧バッテリと、
    補機に電力を供給する補機バッテリと、
    前記高圧バッテリからの電力を降圧して前記補機バッテリに供給する電圧変換器と、を備える車両の制御装置であって、
    前記高圧バッテリの電圧が予め設定された第1閾値電圧以下であり、且つ、前記補機バッテリの電圧が予め設定された第2閾値電圧以下であるときに、前記高圧バッテリの出力電力を制限することを特徴とする車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の制御装置において、
    前記高圧バッテリの電圧が予め設定された第1閾値電圧以下であり、且つ、前記補機バッテリの電圧が予め設定された第2閾値電圧以下である状態が、予め設定された所定期間以上継続したときに限って、前記高圧バッテリの出力電力を制限することを特徴とする車両の制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両の制御装置において、
    前記高圧バッテリの温度、前記高圧バッテリの出力電流値、及び、前記高圧バッテリの残容量、の少なくともいずれか1つに基づいて、前記高圧バッテリの出力電力上限値を設定し、
    前記高圧バッテリの電圧が予め設定された第1閾値電圧以下であり、且つ、前記補機バッテリの電圧が予め設定された第2閾値電圧以下であるときに、前記高圧バッテリの出力電力を前記出力電力上限値以下に制限することを特徴とする車両の制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の車両の制御装置において、
    前記第1閾値電圧及び前記第2閾値電圧の少なくとも一方は、前記電圧変換器の垂下特性に基づいて設定されることを特徴とする車両の制御装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の車両の制御装置において、
    走行用の駆動源である内燃機関を更に備え、
    前記高圧バッテリの出力電力が制限されるときに、前記内燃機関の出力を増大させることを特徴とする車両の制御装置。
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