JP2013162065A - 磁気シールド装置、磁気シールド装置の消磁方法およびプログラム - Google Patents

磁気シールド装置、磁気シールド装置の消磁方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】シールド部の外部の環境に存在する磁場の影響を抑制した状態でシールド部を消磁する。
【解決手段】シールド部1は、磁気測定装置を収納する空間を内部に有する。キャンセル部2は、シールド部1の外部の環境に存在する第1磁場に対し、その第1磁場を打ち消すための第2磁場を発生する。消磁部3は、シールド部を消磁する。キャンセル部2は、キャンセルコイル21と、第1磁場を計測する磁気センサー22と、磁気センサー22により計測された計測値が予め定められた目標値に近づくようにキャンセルコイル21を駆動する駆動回路23とを有する。消磁部3は、キャンセル部2が計測値と目標値との差が閾値以内となる第2磁場を発生させているときに、シールド部1を消磁する。
【選択図】図1

Description

本発明は、外部の環境に存在する磁場(以下、環境磁場という)を遮蔽する磁気シールド装置およびその消磁方法に関する。
生体の磁気を計測する各種のシステムが実用化されている。例えば心臓磁気計測装置(以下、心磁計という)は、心臓から発する磁気を計測する。ところが、心臓から発する磁気は数百pT(ピコテスラ)と微弱であるため、環境磁場の影響を受け易い。したがって、このようなシステムにおいて、磁気の計測装置を環境磁場からシールドする様々な磁気シールド装置が開発されている。また、磁気シールド装置のシールド部が環境磁場の影響を受けて磁化した場合の消磁方法についての技術も開発されている。
特許文献1には、アモルファス軟質磁性体を用いて磁気遮蔽シートを形成し、遮蔽率を上げるためにこれを数枚重ねた構成のシールドルームが記載されている。しかしながら、軟質磁性体も環境磁場の影響を受けるため、例えば、シールド部の北と南の向きを変えるというような配置の変更を行うと、磁化状態が変化してしまう。したがって、軟質磁性体といえども消磁をしなくてはならない。特許文献2には、磁気遮蔽箱に巻き回した消磁用のコイルによってその磁気遮蔽箱の交流消磁を行う磁気遮蔽装置が記載されている。特許文献3には、外部の磁場を検出し、それと同一の大きさで反対方向の磁場をコイルによって生成することにより外乱磁場を打ち消すアクティブシールドが記載されている。特許文献4には、アクティブシールドとシールドルームを併用する方法が記載されている。
特開2004−214451号公報 特公平1−59757号公報 特開2000−329836号公報 特開2002−257914号公報
特許文献2に開示された技術では、消磁を行った場所から配置を変更するなど環境磁場の影響を受けた状態が変化するなどした場合には、その環境に最適な消磁状態とならないという問題がある。そこで、特許文献3や特許文献4に開示された技術によってアクティブシールドを施しつつ、消磁を行うことが考えられるが、消磁そのものに必要な磁場は通常の環境磁場の少なくとも4〜5倍程度に強いものである。例えば、日本だと地磁気が約20μT(マイクロテスラ)であるのに対し、消磁に用いられる磁場の強さは、数百μTから数mT(ミリテスラ)である。そのため、アクティブシールドの磁気センサーが消磁に用いる磁場の影響を受けてしまい、アクティブシールドが機能せず磁場が安定しないという問題がある。
本発明の目的の1つは、シールド部の外部の環境に存在する磁場の影響を抑制した状態でシールド部を消磁する磁気シールド装置を提供することである。
上述した課題を解決するため、本発明に係る磁気シールド装置は、磁気測定装置を収納する空間を内部に有するシールド部と、前記シールド部の外部の環境に存在する第1磁場に対し、当該第1磁場を打ち消すための第2磁場を発生するキャンセル部と、前記シールド部を消磁する消磁部とを備え、前記キャンセル部は、コイルと、前記第1磁場を計測するセンサーと、前記センサーにより計測された計測値が予め定められた目標値に近づくように前記コイルを駆動する駆動回路とを有し、前記消磁部は、前記キャンセル部が前記計測値と前記目標値との差が閾値以内となる前記第2磁場を発生させているときに、前記シールド部を消磁することを特徴とする。
この構成により本発明は、第1磁場の影響を抑制した状態でシールド部を消磁することができる。
好ましくは、前記シールド部の外部の環境に発生した異常を検知する検知部を備え、前記消磁部は、前記検知部により前記異常が検知された場合に、前記シールド部の消磁を中断するとよい。
この構成により本発明は、外部の環境に発生した異常がシールド部の消磁に影響することを防ぐことができる。
また、好ましくは、前記駆動回路は、前記計測値と前記目標値との差が閾値以内になったときの駆動状態を保持する保持部を有し、当該保持部において前記駆動状態が保持された場合に、当該駆動状態に基づいて前記コイルを駆動させ、前記消磁部は、前記保持部により保持された駆動状態に基づいて前記コイルが駆動しているときに、前記シールド部を消磁するとよい。
この構成により本発明は、シールド部の消磁がキャンセル部の発生させる第2磁場に影響しなくなる。
また、好ましくは、前記キャンセル部を複数備えているとよい。
この構成により本発明は、キャンセル部を1つのみ備えている場合よりも、第1磁場の影響を抑制した状態でシールド部を消磁することができる。
また、本発明に係る磁気シールド装置の消磁方法は、磁気測定装置を収納する空間を内部に有するシールド部と、前記シールド部の外部の環境に存在する第1磁場に対し、当該第1磁場を打ち消すための第2磁場を発生するキャンセル部と、前記シールド部を消磁する消磁部とを備え、前記キャンセル部は、コイルと、前記第1磁場を計測するセンサーと、前記センサーにより計測された計測値が予め定められた目標値に近づくように前記コイルを駆動する駆動回路とを有する磁気シールド装置において、前記駆動回路が、前記計測値と前記目標値との差が閾値以内になったときの駆動状態を保持するステップと、前記駆動回路が、前記駆動状態が保持された場合に、当該駆動状態に基づいて前記コイルを駆動させるステップと、前記消磁部が、保持された前記駆動状態に基づいて前記コイルが駆動しているときに、前記シールド部を消磁するステップとを備えることを特徴とする。
この構成により本発明は、第1磁場の影響を抑制した状態でシールド部を消磁することができる。
好ましくは、前記磁気シールド装置に備えられた検知部によって前記シールド部の外部の環境に発生した異常が検知された場合に、前記消磁部が、前記シールド部の消磁を中断するステップを備えるとよい。
この構成により本発明は、外部の環境に発生した異常がシールド部の消磁に影響することを防ぐことができる。
また、本発明に係るプログラムは、磁気測定装置を収納する空間を内部に有するシールド部と、前記シールド部の外部の環境に存在する第1磁場に対し、当該第1磁場を打ち消すための第2磁場を発生するキャンセル部と、前記シールド部を消磁する消磁部とを備え、前記キャンセル部は、コイルと、前記第1磁場を計測するセンサーと、前記センサーにより計測された計測値が予め定められた目標値に近づくように前記コイルを駆動するコンピューターとを有する磁気シールド装置において、前記コンピューターを、前記計測値と前記目標値との差が閾値以内になったときの駆動状態を保持する保持部と、前記保持部において前記駆動状態が保持された場合に、当該駆動状態に基づいて前記コイルを駆動させる駆動部と、前記保持部により保持された駆動状態に基づいて前記コイルが駆動しているときに、前記消磁部によって前記シールド部を消磁させる制御部として機能させるためのプログラムである。
この構成により本発明は、第1磁場の影響を抑制した状態でシールド部を消磁することができる。
本発明の実施形態に係る磁気シールド装置の全体構成を示す図である。 駆動回路の構成を示すブロック図である。 モードフラグの一例を説明するための図である。 駆動回路のCPUの機能的構成を示す図である。 制御回路の構成を示す図である。 モードフラグ表の一例を示す図である。 制御回路のCPUの機能的構成を示す図である。 キャンセル部における駆動回路の動作の流れを示すフロー図である。 消磁部における制御回路の動作の流れを示すフロー図である。
1.実施形態
1−1.構成
図1は、本発明の実施形態に係る磁気シールド装置9の全体構成を示す図である。磁気シールド装置9は、シールド部1と、キャンセル部2と、消磁部3と、検知部4とを備える。シールド部1は、材料として磁性体を含む円筒状の部材であり、心磁計などの磁気測定装置を内側に収納して、環境磁場(本発明における第1磁場に相当する)の影響がその磁気測定装置に及び難くなるようにするものである。
なお、シールド部1の形状は円筒状に限定されるものではなく、断面が多角形(三角形、四角形、五角形…など)の角筒状であってもよいし、断面が楕円形の筒状であってもよい。また、シールド部1の形状は筒状に限定されるものではなく、上述した磁気測定装置を内側に収納する空間を有していれば、四角柱などの多角柱状の箱体や、筒における2つの開口部のうち一方のみを壁で閉鎖した、いわゆる『有底筒状』であってもよい。また、シールド部1は、内側の空間に通じる開口部を有する形状の筒状の部材と、その開口部を覆う大きさの蓋状の部材とを有していてもよい。この場合、シールド部1は、筒状の部材の開口部から磁気測定装置をいれて、その内側に収納した後に、その開口部を蓋状の部材で閉鎖する構成であってもよい。
キャンセル部2は、環境磁場を計測してその計測結果に応じた磁場(本発明における第2磁場に相当する)を発生させることによりその環境磁場を打ち消すようにするものである。磁気シールド装置9にキャンセル部2は1つであってもよいが、複数あってもよい。図1に示す磁気シールド装置9は2つのキャンセル部2a,2bを有している。キャンセル部2a,2bは、シールド部1の2つの開口部に対向するようにそれぞれ配置され、シールド部1の軸方向の環境磁場を打ち消すように機能する。以下、これらを区別する必要がないときは、これらを総称してキャンセル部2という。また、各キャンセル部2を構成するものについても、区別する必要がないときは、添字のアルファベットを省略する。
キャンセル部2は、キャンセルコイル21と、磁気センサー22と、駆動回路23とを有する。キャンセルコイル21は、円形、楕円形、方形状などに沿って環状に巻かれたコイルであり、駆動回路23によって電流が流されることによって磁場を発生させる。磁気センサー22は、例えばキャンセルコイル21の内側に配置され、その位置における磁場を計測してその磁場の強さを示す計測信号Viを駆動回路23に送る。磁気センサー22は、シールド部1の内側に配置されてもよいが、シールド部1によって遮蔽された磁場の強さを計測しないためにシールド部1の外側に配置されている。
駆動回路23は、キャンセルコイル21および磁気センサー22を駆動させる回路である。駆動回路23は、磁気センサー22から計測信号Viを受け取って、この計測信号Viが示す磁場の強さが予め定められた目標値に近づくように駆動信号Voを生成してキャンセルコイル21にこの駆動信号Voに応じた電流を流す。予め定められた目標値は、例えば数十nT(ナノテスラ)である。
図2は、駆動回路23の構成を示すブロック図である。駆動回路23は、CPU(Central Processing Unit)231、ROM(Read Only Memory)232、RAM(Random Access Memory)233、入力部234、出力部235、および通信部236を有する。ROM232には、CPU231に読み込まれる各種のコンピュータプログラム(以下、単にプログラムという)が記憶されている。これらプログラムのうち、駆動回路23によるフィードバック制御の手順を示したものがフィードバックプログラム2321である。
CPU231はROM232に記憶されているフィードバックプログラム2321などを読み出して実行することにより駆動回路23の各部を制御する。RAM233は、CPU231がフィードバックプログラム2321などのプログラムを実行するとき一時記憶領域として利用され、駆動回路23の状態を記憶するモードフラグ2331と、フィードバックプログラム2321の実行によって得られた駆動信号を保持する領域である保持領域2332とを有する。
図3は、モードフラグ2331の一例を説明するための図である。モードフラグ2331は「0」「1」「2」の3種類のフラグ値を保持しうる記憶領域である。
フラグ値「0」は探索モードを意味する。探索モードとは、キャンセル部2がフィードバック制御を行うことにより、シールド部1の環境磁場を打ち消すのに適した駆動信号Voを探索するモードである。駆動信号Voが探索されると駆動回路23は探索モードから消磁モードに移行する。
フラグ値「1」は消磁モードを意味する。消磁モードとは、キャンセル部2がフィードバック制御を停止して保持領域2332に保持された駆動信号Voに基づく制御を行うモードである。全てのキャンセル部2が消磁モードになると、消磁部3によってシールド部1の消磁が行われる。
フラグ値「2」は測定モードを意味する。測定モードとは、消磁部3によるシールド部1の消磁が終了し、シールド部1の内部に配置された磁気測定装置によって磁気の測定が行われるモードである。測定モードにおいて、キャンセル部2の駆動回路23は、フィードバック制御を再開するが、探索モードとは異なり、駆動信号Voを探索するのではなく消磁モードに移行することがない。
図2に示す入力部234は、磁気センサー22から計測信号Viを受け取る。出力部235は、駆動電源2351を有している。出力部235は、入力部234によって受け取られた計測信号Viがフィードバックプログラム2321において予め定められた目標値に近づくようにキャンセルコイル21に流す電流を決定し、決定されたその電流を駆動電源2351によってキャンセルコイル21に流す旨の指示をする駆動信号Voを生成してキャンセルコイル21に送る。通信部236は、消磁部3の制御回路32と通信を行うためのインターフェイスである。
図4は、駆動回路23のCPU231の機能的構成を示す図である。CPU231は、ROM232に記憶された各種プログラムを実行することにより、図4に示す切替部2311、生成部2312、更新部2313、判定部2314、および通知部2315として機能する。切替部2311は、モードフラグ2331を書き換えてキャンセル部2のモードを切り替える。生成部2312は、上述した計測信号Viによって示される磁場の強さを打ち消すためにキャンセルコイル21に流す電流を求め、この電流を流すための駆動信号Voを生成する。更新部2313は、生成した駆動信号VoをRAM233の保持領域2332に保持する。
判定部2314は、上述した計測信号Viと目標値との差分が閾値以内になったか否かを判定する。通知部2315は、計測信号Viと目標値との差分が閾値以内になったと判定部2314に判定されて切替部2311により探索モードから消磁モードへとモードの切り替えが行われたことを消磁部3へ通知する。
図1に示す検知部4は、外部の環境に何らかの異常が発生したときにその異常を検知するものである。この異常とは、シールド部1を包含する環境磁場に影響を与えるものである。例えば、磁気シールド装置9が設置されている場所に近い道路において車両が通過したり、その場所の近くに設置された昇降機が稼動したりするといった事象が生じると、磁気、音、振動などの物理量が発生し、磁気シールド装置9のシールド部1を包含する環境磁場が影響されることがある。検知部4は、例えば外部の環境における磁気、音量、振動などの物理量に反応し、これらの物理量が定められた閾値を超えたときにその物理量を生じさせた事象を異常として検知する。検知部4は、外部の環境における物理量に基づいて検知するため、シールド部1、キャンセル部2、および消磁部3の影響を受け難い位置に配置されることが望ましい。ただし、検知部4は、シールド部1を包含する環境磁場への影響を予測するために外部の環境に発生した異常を検知するものであるため、シールド部1との距離はこの目的に沿って決められることが望ましい。
消磁部3は、いわゆる交流消磁によってシールド部1を消磁するものである。図1に示すように消磁部3は、消磁コイル31と、制御回路32とを有する。消磁コイル31は、シールド部1に巻きつけられており、交流磁界を発生させることによりシールド部1を消磁する。制御回路32は、消磁コイル31に交流磁界を発生させるための電源を有し、おおよそ10Hz〜100Hzの交流電流Ioを消磁コイル31に流すことで消磁コイル31を制御する。
図5は、制御回路32の構成を示す図である。制御回路32は、CPU321、ROM322、RAM323、入力部324、出力部325、および通信部326を有する。ROM322には、CPU321に読み込まれる制御プログラム3221が記憶されている。CPU321はROM322に記憶されている制御プログラム3221を読み出して実行することにより制御回路32の各部を制御する。RAM323は、CPU321が制御プログラム3221を実行するとき一時記憶領域として利用され、各キャンセル部2の状態をそれぞれ記憶するモードフラグ表3231を記憶する。
図6は、モードフラグ表3231の一例を示す図である。モードフラグ表3231には、各キャンセル部2の識別情報と、それぞれのキャンセル部2におけるモードを示すフラグ値とが対応付けて記憶されている。
図5に示す入力部324は、上述した異常が発生した場合に、検知部4から異常検知信号Veを受け取る。出力部325は、電源3251を有する。電源3251は、消磁コイル31に流す交流電流Ioを発生させる電源である。出力部325は、全てのキャンセル部2が消磁モードに移行した場合に、電源3251から交流電流Ioを消磁コイル31に流し、消磁コイル31の周囲に交流磁界を発生させることによりシールド部1を消磁する。
また、出力部325は、入力部324によって異常検知信号Veが受け取られたときに交流電流Ioを消磁コイル31に流すことを中止して消磁コイル31による上述した消磁を中断させる。通信部326は、キャンセル部2の駆動回路23と通信を行うためのインターフェイスである。
図7は、制御回路32のCPU321の機能的構成を示す図である。CPU321は、ROM322に記憶された各種プログラムを実行することにより、図7に示す移行確認部3211、検知確認部3212、および通知部3213として機能する。
移行確認部3211は、全てのキャンセル部2が消磁モードに移行したか否かを確認する。この確認は、制御回路32の通信部326および各キャンセル部の駆動回路23が有している通信部236との間でやり取りされる制御信号Vcによって行われる。各キャンセル部2は、それぞれ消磁モードに移行したときにその旨を制御回路32に通知する。制御回路32は、この通知に応じてモードフラグ表3231を更新する。そして更新したときなどに制御回路32のCPU321がモードフラグ表3231を参照して全てのキャンセル部2のモードを検査することで、この確認が行われる。
検知確認部3212は、入力部324を監視して検知部4から異常検知信号Veを受け取ったか否かを確認する機能を有する。通知部3213は、消磁が終了したときや、異常を検知したときに、その検知した内容を各キャンセル部2へ通知する機能を有する。
1−2.動作
(1)駆動回路の動作
図8は、キャンセル部2における駆動回路23の動作の流れを示すフロー図である。電源の供給開始などにより駆動回路23のCPU231がROM232から各種プログラムおよびフィードバックプログラム2321を読み込み、キャンセル部2が起動すると、CPU231は、RAM233のモードフラグ2331のフラグ値を「0」に設定し、キャンセル部2のモードを探索モードにする(ステップS101)。そして、CPU231は、予め定められた目標値を読み込み、RAM233に設定する(ステップS102)。
CPU231は、磁気センサー22の計測した磁場の強さを示す計測信号Viを入力部234によって受け取り(ステップS103)、この計測信号Viが示す磁場の強さがステップS102で設定した目標値に近づくように駆動信号Voを生成する(ステップS104)。そしてCPU231は、生成した駆動信号VoをRAM233の保持領域2332に保持して、駆動信号Voの更新を行う(ステップS105)。
CPU231は、設定した目標値と計測信号Viが示す磁場の強さ(計測値)の差を演算し、この差が閾値以下になったか否かを判定する(ステップS106)。この差が閾値以下になっていないと判定した場合(ステップS106;NO)、CPU231は、処理をステップS103に戻す。一方、この差が閾値以下になったと判定した場合(ステップS106;YES)、CPU231は、RAM233のモードフラグ2331のフラグ値を「1」に設定し、キャンセル部2のモードを消磁モードにする(ステップS107)。そして、キャンセル部2のモードが消磁モードとなった旨を消磁部3の制御回路32に通知する(ステップS108)。
CPU231は、通信部236を介して受け取った制御信号Vcに基づいて、消磁部3が検知部4から異常検知信号Veを受け取ったか否かを判定する(ステップS109)。消磁部3が検知部4から異常検知信号Veを受け取ったと判定した場合(ステップS109;YES)、CPU231は、処理をステップS101に戻す。一方、消磁部3が検知部4から異常検知信号Veを受け取っていないと判定した場合(ステップS109;NO)、CPU231は、消磁部3がシールド部1の消磁を終了したか否かを判定する(ステップS110)。
消磁部3がシールド部1の消磁を終了していないと判定した場合(ステップS110;NO)、CPU231は、処理をステップS109に戻す。一方、消磁部3がシールド部1の消磁を終了したと判定した場合(ステップS110;YES)、CPU231は、RAM233のモードフラグ2331のフラグ値を「2」に設定し、キャンセル部2のモードを測定モードにする(ステップS111)。
CPU231は、磁気センサー22の計測した磁場の強さを示す計測信号Viを入力部234によって受け取り(ステップS112)、この計測信号Viが示す磁場の強さがステップS102で設定した目標値に近づくように駆動信号Voを生成する(ステップS113)。そしてCPU231は、生成した駆動信号VoをRAM233の保持領域2332に保持して、駆動信号Voの更新を行う(ステップS114)。
CPU231は、通信部236を介して受け取った制御信号Vcに基づいて、消磁部3が検知部4から異常検知信号Veを受け取ったか否かを判定する(ステップS115)。消磁部3が検知部4から異常検知信号Veを受け取ったと判定した場合(ステップS115;YES)、CPU231は、処理をステップS101に戻す。一方、消磁部3が検知部4から異常検知信号Veを受け取っていないと判定した場合(ステップS115;NO)、CPU231は、処理をステップS112に戻す。
(2)制御回路の動作
図9は、消磁部3における制御回路32の動作の流れを示すフロー図である。電源の供給開始などにより制御回路32のCPU321がROM322から制御プログラム3221を読み込み、消磁部3が起動すると、CPU321は、いずれかのキャンセル部2から消磁モードに移行した旨の通知を受け取ったか否かを判定する(ステップS201)。
いずれかのキャンセル部2から消磁モードに移行した旨の通知を受け取ったと判定した場合(ステップS201;YES)、CPU321は、RAM323のモードフラグ表3231において、そのキャンセル部2に対応するモードを消磁モードに書き換える更新を行い(ステップS202)、処理をステップS203へ進める。一方、どのキャンセル部2からも消磁モードに移行した旨の通知を受け取っていないと判定した場合(ステップS201;NO)、CPU321は、ステップS202を実行せずに、処理をステップS203へ進める。
CPU321は、全てのキャンセル部2が消磁モードに移行したか否かを判定する(ステップS203)。全てのキャンセル部2が消磁モードに移行していないと判定した場合(ステップS203;NO)、CPU321は、この判定を続ける。一方、全てのキャンセル部2が消磁モードに移行したと判定した場合(ステップS203;YES)、CPU321は、出力部325の電源3251から交流電流Ioを消磁コイル31に流し、消磁コイル31の周囲に交流磁界を発生させることによりシールド部1の消磁を開始する(ステップS204)。
CPU321は、入力部324を監視して検知部4から異常検知信号Veを受け取ったか否かを判定する(ステップS205)。異常検知信号Veを受け取ったと判定した場合(ステップS205;YES)、CPU321は、各キャンセル部2の駆動回路23に向けて、モードを探索モードに戻すように通知する(ステップS206)。そしてCPU321は、モードフラグ表3231において全てのキャンセル部2に対応するモードを探索モードに書き換える初期化を行って(ステップS207)、処理をステップS201に戻す。
一方、異常検知信号Veを受け取っていないと判定した場合(ステップS205;NO)、CPU321は、シールド部1の消磁が行われている状態であって、且つ、その消磁について予め定められた終了の条件(消磁終了条件)を満たしたか否かを判定する(ステップS208)。消磁終了条件を満たしていないと判定した場合(ステップS208;NO)、CPU321は、処理をステップS205に戻す。一方、消磁終了条件を満たしたと判定した場合(ステップS208;YES)、CPU321は、ステップS204で開始したシールド部1の消磁を終了し(ステップS209)、その旨を各キャンセル部2に通知して(ステップS210)、処理をステップS205に戻す。
以上のように磁気シールド装置9は、シールド部1が置かれている環境磁場の強さを計測し、その環境磁場を打ち消した状態でシールド部1の消磁を行うので、このようにして消磁を行わない場合に比べて、シールド部1の消磁処理に対する環境磁場の影響が抑制される。
また、磁気シールド装置9は、外部の環境に何らかの異常が発生したときにそれを検知して消磁をやり直すので、このようにして消磁を行わない場合に比べて、その異常によりシールド部1の消磁処理に及ぼされる影響が抑制される。
2.変形例
以上が実施形態の説明であるが、この実施形態の内容は以下のように変形し得る。また、以下の変形例を組み合わせてもよい。
2−1.駆動回路の集約
上述した実施形態において、キャンセル部2は駆動回路23を、消磁部3は制御回路32をそれぞれ備えていたが、駆動回路23の機能を制御回路32に集約してもよい。この場合、制御回路32が、各キャンセル部2の駆動回路として機能すればよい。具体的には、制御回路32のCPU321が、各キャンセル部2の磁気センサー22から直接、計測信号Viをそれぞれ受け取って、この各計測信号Viが示す磁場の強さが予め定められた目標値に近づくように駆動信号Voをそれぞれ生成して各キャンセル部2のキャンセルコイル21にこの各駆動信号Voに応じた電流をそれぞれ流せばよい。
2−2.多軸方向のキャンセル
上述した実施形態において、磁気シールド装置9は、2つのキャンセル部2を有していたが、磁気シールド装置9が複数のキャンセル部2を有している場合に、そのキャンセル部2の数は2つに限られない。例えば、上述した2つのキャンセル部2に加えて、磁気シールド装置9のシールド部1の軸方向に垂直な2方向における各環境磁場をキャンセルするように、その2方向に沿ってそれぞれ並べられたキャンセルコイル21の組を有する4つのキャンセル部2を有していてもよい。すなわち、キャンセル部2は、シールド部1の軸方向だけではなく、この軸方向に垂直な2軸を加えた3軸方向の環境磁場をキャンセルするように設けられていてもよい。
2−3.検知部
上述した実施形態において、磁気シールド装置9は、外部の環境に何らかの異常が発生したときにその異常を検知する検知部4を備えていたが、検知部4を備えていなくてもよい。この場合、外部の環境に異常が発生した場合、シールド部1への消磁処理はその異常の影響を受けることとなるが、異常が発生していない限りシールド部1は、環境磁場の影響が抑制された状態で消磁される。
2−4.プログラム
駆動回路23のCPU231および制御回路32のCPU321によってそれぞれ実行されるプログラムは、磁気テープや磁気ディスクなどの磁気記録媒体、光ディスクなどの光記録媒体、光磁気記録媒体、半導体メモリーなどの、コンピューター装置が読み取り可能な記録媒体に記憶された状態で提供し得る。また、これらのプログラムを、インターネットのようなネットワーク経由でダウンロードさせることも可能である。なお、上記のCPU231およびCPU321によって例示した制御手段としてはCPU以外にも種々の装置が適用される場合があり、例えば、専用のプロセッサーなどが用いられる。
1…シールド部、2…キャンセル部、21…キャンセルコイル、22…磁気センサー、23…駆動回路、231…CPU、2311…切替部、2312…生成部、2313…更新部、2314…判定部、2315…通知部、232…ROM、2321…フィードバックプログラム、233…RAM、2331…モードフラグ、2332…保持領域、234…入力部、235…出力部、2351…駆動電源、236…通信部、3…消磁部、31…消磁コイル、32…制御回路、321…CPU、3211…移行確認部、3212…検知確認部、3213…通知部、322…ROM、3221…制御プログラム、323…RAM、3231…モードフラグ表、324…入力部、325…出力部、3251…電源、326…通信部、4…検知部、9…磁気シールド装置。

Claims (6)

  1. 磁気測定装置を収納する空間を内部に有するシールド部と、
    前記シールド部の外部の環境に存在する第1磁場に対し、当該第1磁場を打ち消すための第2磁場を発生するキャンセル部と、
    前記シールド部を消磁する消磁部と
    を備え、
    前記キャンセル部は、コイルと、前記第1磁場を計測するセンサーと、前記センサーにより計測された計測値が予め定められた目標値に近づくように前記コイルを駆動する駆動回路とを有し、
    前記消磁部は、前記キャンセル部が前記計測値と前記目標値との差が閾値以内となる前記第2磁場を発生させているときに、前記シールド部を消磁する
    ことを特徴とする磁気シールド装置。
  2. 前記シールド部の外部の環境に発生した異常を検知する検知部
    を備え、
    前記消磁部は、前記検知部により前記異常が検知された場合に、前記シールド部の消磁を中断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気シールド装置。
  3. 前記駆動回路は、前記計測値と前記目標値との差が閾値以内になったときの駆動状態を保持する保持部を有し、当該保持部において前記駆動状態が保持された場合に、当該駆動状態に基づいて前記コイルを駆動させ、
    前記消磁部は、前記保持部により保持された駆動状態に基づいて前記コイルが駆動しているときに、前記シールド部を消磁する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の磁気シールド装置。
  4. 前記キャンセル部を複数備えている
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の磁気シールド装置。
  5. 磁気測定装置を収納する空間を内部に有するシールド部と、前記シールド部の外部の環境に存在する第1磁場に対し、当該第1磁場を打ち消すための第2磁場を発生するキャンセル部と、前記シールド部を消磁する消磁部とを備え、前記キャンセル部は、コイルと、前記第1磁場を計測するセンサーと、前記センサーにより計測された計測値が予め定められた目標値に近づくように前記コイルを駆動する駆動回路とを有する磁気シールド装置において、
    前記駆動回路が、前記計測値と前記目標値との差が閾値以内になったときの駆動状態を保持するステップと、
    前記駆動回路が、前記駆動状態が保持された場合に、当該駆動状態に基づいて前記コイルを駆動させるステップと、
    前記消磁部が、保持された前記駆動状態に基づいて前記コイルが駆動しているときに、前記シールド部を消磁するステップと
    を備えることを特徴とする磁気シールド装置の消磁方法。
  6. 磁気測定装置を収納する空間を内部に有するシールド部と、前記シールド部の外部の環境に存在する第1磁場に対し、当該第1磁場を打ち消すための第2磁場を発生するキャンセル部と、前記シールド部を消磁する消磁部とを備え、前記キャンセル部は、コイルと、前記第1磁場を計測するセンサーと、前記センサーにより計測された計測値が予め定められた目標値に近づくように前記コイルを駆動するコンピューターとを有する磁気シールド装置において、前記コンピューターを、
    前記計測値と前記目標値との差が閾値以内になったときの駆動状態を保持する保持部と、
    前記保持部において前記駆動状態が保持された場合に、当該駆動状態に基づいて前記コイルを駆動させる駆動部と、
    前記保持部により保持された駆動状態に基づいて前記コイルが駆動しているときに、前記消磁部によって前記シールド部を消磁させる制御部
    として機能させるためのプログラム。
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