JP2013161462A - ジョブ履歴情報監査システム、ならびに、その制御方法 - Google Patents

ジョブ履歴情報監査システム、ならびに、その制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ジョブ履歴情報監査システムのバージョンアップにおいて、新機能に対応している可能性のあるデジタル複合機を特定し、バージョンアップを行い、新機能に対応した複合機のみ新機能を有効にする。
【解決手段】ジョブ履歴情報監査サーバーは、新機能対応可能デバイス一覧と、デジタル複合機情報を保持する。デジタル複合機情報が新機能対応可能デバイス一覧に含まれる場合、当該機は新機能に対応している可能性があると判断し、インストールされたジョブ履歴情報監査エージェントのバージョンアップを行う。その後、ジョブ履歴情報監査エージェントは、当該機が新機能対応しているかを判定し、対応済みの場合、新機能を有効にした設定情報をジョブ履歴情報監査サーバーへ送信する。
【選択図】図8

Description

本発明は、デジタル複合機において実行されたスキャン、コピー、印刷などのジョブについて、実行ユーザー、実行日時などのジョブ履歴情報を記録することのできるジョブ履歴情報監査システムにおける、デジタル複合機のバージョンアップに関する。
近年のプリンタやデジタル複合機の普及に伴って、原稿の印刷、コピーや送信を誰でも簡単に実行することが可能になっている。このようにユーザーにとって利便性が向上する一方で、機密原稿の印刷やコピー、送信などによる情報漏えいが新たな問題となっている。その対策として、印刷、コピー、FAX、電子メール送信などジョブの実行の際に、ジョブ履歴情報を記憶装置に保存するデジタル複合機が存在する。ジョブ履歴情報とは、そのジョブを実行したユーザー情報、実行した日時情報、実行したデジタル複合機を特定する情報(IPアドレスや、シリアル番号)、実行したジョブの種類といったログ属性情報を含んでいる。さらに、デジタル複合機に対して入力された画像をデータ化した画像データや、該画像データを縮小した縮小画像データを含むこともある。
ジョブ履歴情報監査システムは、上記デジタル複合機とジョブ履歴情報監査サーバーから構成される。該ジョブ履歴情報監査サーバーは、画像処理機能、ジョブ履歴情報をデータベース等に保存する機能、及び、ジョブ履歴情報の検索機能を有する。それぞれの該機能は、別々のPC上に機能を分割して構築することも可能である(画像処理サーバー、データサーバー、検索サーバー等)。また、データベースを使用せず、ファイルシステム上にジョブ履歴情報を保存しても構わない。
デジタル複合機には、デジタル複合機が記録したジョブ履歴情報を、ジョブ履歴情報監査サーバーに送信するためのクライアントアプリケーション(以下、ジョブ履歴情報監査エージェントと呼ぶ)がインストールされる。
ジョブ履歴情報監査エージェントが送信したジョブ履歴情報は、ジョブ履歴情報監視サーバー上に構築されたデータベースに保存される。ジョブ履歴情報はデータベース上に一定期間保存される。ジョブ履歴情報監視サーバーは、ユーザーからの検索条件の指定に基づいて、データベース上のジョブ履歴情報を検索し、その結果をユーザーに提示する。これにより、情報漏えいが発覚した場合など、後から遡ってジョブ履歴情報を追跡することができる。
このようなジョブ履歴情報監査システムにおいて、ジョブ履歴情報監査サーバーとジョブ履歴情報監査エージェントの両方において新規追加された機能を使用するための方法について説明する。それには、ジョブ履歴情報監査サーバー及びジョブ履歴情報監査エージェントのそれぞれを旧バージョンから新バージョンにバージョンアップする必要がある。しかし、ジョブ履歴情報監査エージェントをバージョンアップしてもデジタル複合機本体が新機能に対応できていない場合がある。
そのため、ユーザーはまず、ジョブ履歴情報監査サーバーのバージョンアップを行った後、ジョブ履歴情報監査エージェントのバージョンアップを以下のいずれかの方法で行っていた。
・デジタル複合機本体が新機能に対応しているか否かに関わらず、ジョブ履歴情報監査エージェントのバージョンアップを行う。
・デジタル複合機本体が新機能に対応しているかをユーザーが確認してジョブ履歴情報監査エージェントのバージョンアップすべきデジタル複合機を特定した上でジョブ履歴情報監査エージェントのバージョンアップを行う。
一般的なサーバー、デジタル複合機等のクライアントアプリケーションのバージョンアップに関しては、様々な提案が既に行われている。
例えば特許文献1では、サーバーが、サーバーに接続するネットワークデバイスに対して其々の設定情報(プロファイル)の転送要求を発行し、得られた情報をあらかじめ保存しておく。その後、デジタルカメラのような入力ネットワークデバイスから、印刷のための出力ネットワークデバイスへ、サーバーを介してデータ転送する。その際、受信側が対応できないとサーバーが判断した場合にのみ、サーバーは最新のプログラムをDB検索し、ネットワークデバイスのバージョンアップを行う。
特開2001−243155号公報
前述のように、デジタル複合機本体の機能レベルに依存して、新規機能を使用するためにジョブ履歴情報監査サーバー及びジョブ履歴情報監査エージェントのそれぞれをバージョンアップしても、デジタル複合機本体の新機能対応ができていない場合がある。その結果として、バージョンアップしても新機能が使用できない場合がある。
しかしながら、旧バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントは、ジョブ履歴情報監査エージェント自身が新機能に対応していない。そのため、ジョブ履歴情報監査エージェントがインストールされているデジタル複合機が新機能に対応可能なのか否かを確認する術がない。よって、従来は、ユーザーがデジタル複合機の状態(機種やファームウェアのバージョン等)を1台1台確認して、ジョブ履歴情報監査エージェントのバージョンアップを行うべきか否かを判断していたため煩雑だった。
本発明の目的は、ジョブ履歴情報監査システムのバージョンアップにおいて、新機能に対応している可能性のあるデジタル複合機を自動で特定する。そして、該当するデジタル複合機上のジョブ履歴情報監査エージェントの自動バージョンアップを行い、実際に新機能に対応したデジタル複合機のみ新機能を有効にすることである。
印刷、コピーなどのジョブを実行し、ジョブ履歴情報を生成、保存し、また配信されたアプリケーションのバージョンアップが可能なデジタル複合機と、
該デジタル複合機上で動作し、前記ジョブ履歴情報、および設定情報を送信するジョブ履歴情報監査エージェントと、
該ジョブ履歴情報監査エージェントが送信したジョブ履歴情報および設定情報を受信、保存し、前記ジョブ履歴情報の検索を可能とするジョブ履歴情報監査サーバーと、
から構成されるジョブ履歴情報監査システムであって、
ジョブ履歴情報監査サーバーは、
前記ジョブ履歴情報監査エージェントが送信する設定情報を受信した場合、ジョブ履歴情報監査サーバー上に保存された設定情報を更新するエージェント設定情報更新手段(S901)と、
新機能に対応可能なデジタル複合機をリスト化した新機能対応可能デバイス一覧を保存する新機能対応可能デバイス一覧保存手段(S703)と、
該ジョブ履歴情報監査エージェントの設定情報を使用して、該新機能対応可能デバイス一覧に該当するデジタル複合機であるかを判定する新機能対応デバイス特定手段(S707)と、
該新機能対応デバイス特定手段により特定した新機能対応デバイスに対して、新バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントアプリケーションの配信処理を行うアプリケーション配信手段(S710)と、
を有し、
デジタル複合機は、
該デジタル複合機が新機能に対応しているかを判定する新機能対応状況判定手段(S801)と、
該新機能対応状況判定手段により判定した結果を、前記ジョブ履歴情報監査サーバーへ通知する新機能対応状況通知手段(S804)と、
を有することを特徴とする。
ジョブ履歴情報監査システムのバージョンアップにおいて、新機能に対応している可能性のあるデジタル複合機を自動で特定する。そして、該当するデジタル複合機上のジョブ履歴情報監査エージェントの自動バージョンアップを行い、実際に新機能に対応したデジタル複合機のみ新機能を有効にすることで、作業の煩雑さを削減することである。
本発明における実施形態に係るジョブ履歴情報監査システムの全体構成図 デジタル複合機10のハードウェア構成を示すブロック図 ジョブ履歴情報監査サーバー20を構成するPCのハードウェア構成図 デジタル複合機10、ジョブ履歴情報監査サーバー20のソフトウェア構成の例を示すプロック図 従来のバージョンアップの流れを示すシーケンス図 本実施系の特徴となるバージョンアップの流れを示すシーケンス図 ジョブ履歴情報監査サーバー20のバージョンアップ処理の流れを示すフローチャート デジタル複合機10のバージョンアップ処理の流れを示すフローチャート ジョブ履歴情報監査サーバー20の設定変更通知を受信した際の処理の流れを示すフローチャート ジョブ履歴情報監査サーバー20のデータベース2007に保存されたジョブ履歴情報監査エージェント11の設定情報のデータ構成図 新機能に対応可能なデジタル複合機をリスト化した新機能対応可能デバイス一覧のデータ構成図 本実施形態2に係るバージョンアップの流れを示すシーケンス図 本実施形態2のシーケンスにおける、ジョブ履歴情報監査サーバー20のバージョンアップ処理の流れを示すフローチャート 本実施形態2のシーケンスにおける、デジタル複合機10のバージョンアップ処理の流れを示すフローチャート
[実施例1]
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。本実施例では、ジョブ履歴情報監査サーバーは1台のPCとし、画像処理機能、ジョブ履歴情報をデータベース等に保存する機能、及び、ジョブ履歴情報の検索機能を有しているものとして説明する。
図1は、本発明における実施形態に係るジョブ履歴情報監査システムの全体構成図である。ここではネットワーク上にデジタル複合機10、ジョブ履歴情報監査サーバー20が、ネットワーク30を介して接続されている。本実施例では、デジタル複合機を1台だけ記載しているが、通常の運用では、デジタル複合機は複数台がネットワーク上に接続されていることが想定される。また、ジョブ履歴情報監査サーバーも複数台あっても構わない。
デジタル複合機10は、スキャン、プリント、コピー、電子メール、FAXなどの機能を有し、機器上で実行したジョブに関して、同時にジョブ履歴情報を記録する機能を有する。また、デジタル複合機10には、クライアントアプリケーションとして、図示しないジョブ履歴情報監査エージェント11がインストールされている。
デジタル複合機10は、ジョブが実行された場合、ジョブ履歴情報をデジタル複合機上の記憶領域に一時保存し、ジョブ履歴情報監査エージェント11は送信指示を受信時または送信時間になり次第、該ジョブ履歴情報を画像処理サーバー20に送信する。
ジョブ履歴情報監査サーバー20は、ジョブ履歴情報受信機能、画像処理機能、保存機能、及び、検索機能を有している。
ジョブ履歴情報受信機能は、ジョブ履歴情報監査エージェント11からジョブ履歴情報を受信する機能である。受信したジョブ履歴情報は、後述の画像処理が施され、ジョブ履歴情報監査サーバーに保存される。
画像処理機能は、前記ジョブ履歴情報受信機能によって受信したジョブ履歴情報に対し、データ変換処理を行う機能である。データ変換処理とは、画像データに対して、OCR処理を行ってテキスト情報を抽出したり、画像データのフォーマットを変換したりする処理である。データ変換処理によって得られたテキスト情報は、ジョブ履歴情報と紐付けられて保存され、ジョブ履歴情報の検索に利用される。
保存機能は、前記画像処理機能によってデータ変換されたジョブ履歴情報、ジョブ履歴情報に関連付けられたテキスト情報をデータベース等に保存する。なお、本実施例ではジョブ履歴情報監査サーバーにデータベースが存在することを前提としているが、ジョブ履歴情報を保存できる記憶手段であれば、データベースであっても、ファイルシステムであっても構わない。
保存されたジョブ履歴情報は、所定の条件を満たすと削除される。所定の条件とは通常、ジョブ履歴情報の保存期間であり、一定の期間が経過したジョブ履歴情報から順次削除される。削除処理は、1日に1回など、所定のタイミングで実行される。
検索機能は、ユーザーから検索条件を受けつけ、前記保存機能により保存されたジョブ履歴情報から検索条件に合致するものを取得し、ユーザーに提示する。検索条件としては、ジョブの実行者、実行日時などのログ属性情報やテキスト情報に含まれる文字列などがある。指定された検索条件をキーワードとしデータベースに保存されたジョブ履歴情報を検索する。
図1において、各機能は1つのPC上に構成しているが、各機能を持つ構成要素が複数台のPCに分散配置されている構成でもかまわない。また、これらの機能が任意の組み合わせで、任意の台数のPCに含まれていても構わない。
図2は、図1に示したデジタル複合機10のハードウェア構成を示すブロック図である。コントローラユニット233は、画像入力デバイスであるスキャナ部231や画像出力デバイスであるプリンタ部232と接続している。また一方では、ネットワーク(LAN)240や公衆回線(WAN)250と接続している。これによって、画像データやデジタル複合機情報の入出力を行う。
コントローラユニット233において、200はCPUで、システム全体を制御するコントローラである。201はRAMで、CPU200が動作するためのシステムワークメモリであり、入力された画像データを一時記憶するための画像メモリ(バッファメモリ)でもある。202はROMで、ブートROMであり、システムのブートプログラムが保存されている。
203はハードディスクドライブ(HDD)で、システムソフトウェア、ジョブ履歴情報監査エージェント11のプログラム、ジョブ履歴情報、ユーザボックス内の画像データなどを保存する。HDD203に保存されたプログラムは、RAM201にロードされ実行される。
204は操作部I/Fで、操作部234とのインターフェース部であり、操作部234に表示する画面データを操作部234に対して出力する。また、操作部I/F204は、操作部234からオペレータが入力した情報を、CPU200に伝える役割をする。なお、操作部234は、デジタル複合機に設置された画面であっても、PCなどの外部機器からリモートでデジタル複合機内のプログラムが提供する画面(ディスプレイ108)であっても構わない。
205はネットワーク部(Network)で、ネットワーク(LAN)240に接続し、情報の入出力を行う。206はモデム(MODEM)で、公衆回線(WAN)250に接続し、画像データの入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス207上に配置される。
208はイメージバス(Image Bus)I/Fで、システムバス207と画像データを高速で送信する画像バス209を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス209上には以下のデバイスが配置される。
210はラスタイメージプロセッサ(RIP)で、PDLコードをビットマップイメージに展開する。211はデバイスI/F部で、画像入出力デバイスであるスキャナ部231,プリンタ部232とコントローラ233を画像入力部インターフェース212,印刷部インターフェース213を介して接続し、画像データの変換を行う。214はスキャナ画像処理部で、入力画像データに対し補正,加工,編集を行う。また、スキャナ画像処理部214は、入力された画像データがカラー原稿か白黒原稿かを画像データの彩度信号から判断しその結果を保持する機能を有する。215はプリンタ画像処理部で、出力画像データに対し補正、加工、編集を行う。
216は画像回転部で、スキャナ画像処理部214と連携して、スキャナ部231からの画像読み込みと同時に画像データを回転しメモリ上に保存する。また、メモリ上にある画像データを回転し、メモリ上に保存、もしくはメモリ上にある画像データをプリンタ画像処理部215と連携して回転しながら印字出力することもできる。217は画像圧縮部で、多値画像データはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MR、MHの圧縮伸長処理を行う。218は解像度変換部で、メモリ上にある画像データを解像度変換処理し、メモリ上に保存する。219は色空間変換部で、マトリクス演算により、たとえばメモリ上にあるYUV画像データをLab画像データに変換し、メモリ上に保存する。220は階調変換部で、例えばメモリ上にある8bit,256階調の画像データを誤差拡散処理などの手法により1bit,2階調に変換し、メモリ上に保存する。画像回転部216、画像圧縮部217、解像度変換部218、色空間変換部219、階調変換部220は、それぞれ連結して動作することが可能である。例えばメモリ上の画像データを画像回転、解像度変換する場合は、両処理を、メモリを介することなしに行うことができる。
図3は、図1に示したジョブ履歴情報監査サーバー20を構成するPCのハードウェア構成図である。図2に示されるハードウェア構成図は一般的な情報処理装置のハードウェア構成図に相当するものとし、本実施形態のPCには一般的な情報処理装置のハードウェア構成を適用できる。
図3において、CPU100は、ROM102のプログラム用ROMに記憶された、或いはハードディスク109からRAM101にロードされたオペレーティングシステムやアプリケーション等のプログラムを実行する。後述する各フローチャートの処理はこのプログラムの実行により実現できる。RAM101は、CPU100の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ103は、キーボード107や図示しないポインティングデバイスからのキー入力を制御する。ディスプレイコントローラ104は、各種ディスプレイ108の表示を制御する。ディスクコントローラ105は、各種データを記憶するハードディスク(HD)109やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)等におけるデータアクセスを制御する。NC106はネットワークに接続され、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
図4は、図1に示したデジタル複合機10、ジョブ履歴情報監査サーバー20のソフトウェア構成の例を示すプロック図である。
デジタル複合機10は、図示しないデジタル複合機コントローラと、ジョブ履歴情報監査エージェント11で構成される。
図示しないデジタル複合機コントローラは、コントローラユニット233に保存されたプログラムであり、デジタル複合機10のシステム全体を制御する。コントローラは、操作部I/F204を介して受信したユーザーからの指示を基に、ジョブを実行する。
この際、ジョブ履歴情報を生成し、該ジョブ履歴情報をHDD203へ保存する。
本実施例では、ジョブ履歴情報監査エージェント11をバージョンアップしても機能が使用できるか否かは、コントローラの機能対応状況に依存する。つまり、ジョブ履歴情報監査エージェント、及び、ジョブ履歴情報監査サーバーをバージョンアップしても、ジョブ履歴情報が生成されなければ新しい種別のジョブ履歴情報を収集することはできない。従って、本実施例では、効率的にバージョンアップを実施するため、新機能に対応していないデジタル複合機に関しては、バージョンアップしないように制御する。
デジタル複合機10にインストールされたジョブ履歴情報監査エージェント11において、メイン制御部1000は、ジョブ履歴情報監査エージェント11の全体を制御し、後述の各部に対する指示、管理を行う。また、UI制御部1001からのユーザー指示内容に従い、設定制御部1002への設定制御指示、通信制御部1005への通信指示、及び、ジョブ履歴情報制御部1003へのジョブ履歴情報制御指示を行う。UI制御部1001は、ジョブ履歴情報監査エージェント11におけるユーザー操作に関する処理を全般的に制御する。具体的には、ユーザーインターフェースをデジタル複合機10の操作部234乃至PCなどの外部機器へリモートで提供する画面(ディスプレイ108)に表示し、ユーザーから受け取った指示内容をメイン制御部1000へ渡す。
設定制御部1002は、ジョブ履歴情報監査エージェント11に関する動作条件の設定情報を制御する。メイン制御部1000を介して、UI制御部1001から動作条件の設定指示を受け取り、ファイル操作部1004を介して、設定情報の参照、保存を行い、さらにメイン制御部1000を介して設定情報をジョブ履歴情報監査サーバー20へ送信する。ここで、設定制御部1002は、設定情報の参照処理速度を効率良くするため、設定情報をRAM201に保持する構成とする。なお、RAM201に保存した設定情報は、UI制御部1001からの設定指示時に更新するが、それ以外にも5分に1回ジョブ履歴情報監査サーバー20へ最新情報取得要求を行うなど、所定のタイミングで更新を行う。また、データベース2007に保存された設定情報が更新されたことを画像処理サーバー20の通信制御部2009を介して、ジョブ履歴情報監査エージェント11の通信制御部1005が検知し、更新できるような仕組みであっても構わない。なお、本実施例の特徴であるデジタル複合機10のコントローラが新機能に対応しているかを確認する新機能対応状況確認処理はここで行う。
ジョブ履歴情報制御部1003は、メイン制御部1000の指示に従い、ファイル操作部1004を介してジョブ履歴情報を取得し、通信制御部1005を介してジョブ履歴情報監査サーバー20へ送信する。
ファイル操作部1004は、HDD203内の設定情報、画像データ、及び、ジョブ履歴情報を入出力するための制御部であり、各部からの処理要望を受けて処理を実行する。
ジョブ履歴情報監査サーバー20において、メイン制御部2000は、ジョブ履歴情報監査サーバー20の全体を制御し、後述の各部に対する指示、管理を行う。
UI制御部2001は、ディスプレイ108にユーザーインターフェースを表示し、キーボード107や図示しないポインティングデバイスを介してユーザーからの指示を受け付ける。ユーザーが指定した設定情報は、メイン制御部2000、設定制御部2002を介して、データベース2007に保存する。また、ユーザーが指定した検索条件はメイン制御部2000を介して検索制御部2005へ渡される。さらに、メイン制御2000を介して検索制御部2005から受け取った検索結果をディスプレイ108に表示する。
設定制御部2002は、ジョブ履歴情報監査サーバー20、及び、ジョブ履歴情報監査エージェント11の動作に関する設定情報を制御する。メイン制御部2000を介して、ユーザーまたはジョブ履歴情報監査エージェント11からの動作設定指示を受け取り、データベース2007に設定情報を保存する。
ジョブ履歴情報制御部2003は、メイン制御部2000を介して、ジョブ履歴情報参照、保存指示を受け付け、指示に従ったジョブ履歴情報の制御を行う。
画像処理部2004は、ジョブ履歴情報制御部2003からの指示に従い、ジョブ履歴情報(画像データ)に対してOCR処理や、画像フォーマットの変換を行う。
検索制御部2005は、検索処理を制御する。メイン制御部2000から受け取った検索条件を基に、データベース2007に対し検索を指示し、検索結果を受け取る。また、必要に応じて検索結果のソート等も行い、検索結果をメイン制御部2000へ渡す。
ファイル操作部2006は、各制御部からの指示を受け付け、HDD109上に保存されたデータベース2007の設定情報、ジョブ履歴情報の参照、保存を行う。
データベース2007は、ファイル操作部2006からの指示を受け付け、設定情報、ジョブ履歴情報の参照、保存を行う。
バージョンアップ制御部2008は、ジョブ履歴情報監査サーバー20及びジョブ履歴情報監査エージェント11のバージョンアップ制御を行う。ジョブ履歴情報監査エージェントのソフトウェア配信処理や、バージョンアップを行うべきジョブ履歴情報監査エージェントのリスト出力を行う。ここで、バージョンアップ制御部2008は、本実施系の特徴である新機能に対応可能なデジタル複合機をリスト化した新機能対応可能デバイス一覧を保持する。
通信制御部2009は、ジョブ履歴情報監査エージェント11の通信制御部1005からジョブ履歴情報や設定情報を受信する。受信した情報は、メイン制御部2000を介して、データベース2007へ保存する。
図5は、従来のバージョンアップの流れを示すシーケンス図である。
ステップS500において、ユーザーは、ジョブ履歴情報監査サーバー20に新バージョンのインストールを行う。
ステップS501において、ユーザーが新機能に対応しているデジタル複合機か否かを製品情報やファームウエア情報等から判断し、バージョンアップを行うデジタル複合機を特定する。
ステップS502において、ユーザーは、ステップS501で特定したデジタル複合機に対し、新バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントの配信を手動で行う。新バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントの配信を受信したデジタル複合機のコントローラはジョブ履歴情報監査エージェントのインストールを行う。ここで、ソフトウェア配信アプリケーションを使用し、ユーザーがバージョンアップ対象のデジタル複合機を指定することによって、新バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントを配信することも可能である。
ステップS503において、新機能を使用したいユーザーは、デジタル複合機10の操作部234を介して、ジョブ履歴情報監査エージェント11に対し新機能を有効にする設定を指定する。
ステップS504において、ジョブ履歴情報監査エージェント11の通信制御部1005は、ジョブ履歴情報監査サーバー20の通信制御部2009に対し、設定情報を送信する。
ステップS505において、通信制御部2009は、通信制御部1005から受信した設定情報を、メイン制御部2000を介して設定制御部2002に渡し、設定制御部2002はファイル操作部2006を介してデータベース2007に保存する。
図6は、本実施系の特徴となるバージョンアップの流れを示すシーケンス図である。
ステップS600において、前記ステップS500と同様に、ユーザーは、ジョブ履歴情報監査サーバー20に新バージョンのインストールを行う。
ステップS601において、設定情報制御部2002は、ファイル制御部2005を介してデータベース2007に保存されている各ジョブ履歴情報監査エージェント11の設定情報を読み込む。その設定情報と、バージョンアップ制御部2008が保持する新機能に対応可能なデジタル複合機をリスト化した新機能対応可能デバイス一覧と比較することによって、新機能に対応可能なバージョンアップ対象のデジタル複合機を特定する。
ステップS602において、バージョンアップ制御部2008は、前記ステップS601で特定したデジタル複合機に対し、新バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントアプリケーションを配信する。配信の目的はジョブ履歴情報監査エージェント11のバージョンアップを行うためである。ここで、配信処理はジョブ履歴情報監査サーバーが行っても構わないし、実施例2で後述するように、他のソフトウェア配信アプリケーションが行っても構わない。また、新バージョンのアプリケーションを配信すると説明したが、新バージョンのインストーラーを配信しても構わない。
ステップS603において、デジタル複合機10は、配信されたアプリケーションを使用して、新バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントのインストールを行う。
ステップS604において、ジョブ履歴情報監査エージェント11の設定制御部1002は、デジタル複合機のコントローラが新機能に対応しているか否かを判定する。
ステップS605において、ジョブ履歴情報監査エージェント11の設定制御部1002は、RAM201、及び、HDD203上の設定情報に対し、新機能対応状況に従って、新機能の設定を指定する。つまり、前述のステップS604の判定結果が新機能に対応している場合には、新機能を有効に設定する。また、該判定結果が新機能に非対応という結果だった場合には、新機能は無効に設定する。
ステップS606において、ジョブ履歴情報監査エージェント11の通信制御部1005は、ジョブ履歴情報監査サーバー20の通信制御部2009に対し、設定情報を送信する。
ステップS607において、通信制御部2009は、通信制御部1005から受信した設定情報を、名制御部2000を介して設定制御部2002に渡し、設定制御部2002はファイル操作部2005を介してデータベース2007に保存する。
図7は、図6に示したシーケンスにおける、ジョブ履歴情報監査サーバー20のバージョンアップ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS700において、ユーザーまたはユーザーのインストール開始指示により、バージョンアップ制御部2008は、既にインストールされているジョブ履歴情報監査サーバーの旧バージョンのソフトウェアの有無や、そのバージョン等を確認する。この時インストール条件の確認項目として、OSの種類や、ジョブ履歴情報監査サーバー20に既にインストールされている他のアプリケーションが含まれていても構わない。
ステップS701において、バージョンアップ制御部2008は、前記ステップS700で確認した情報を基に、インストール可能か否かを判断する。インストール可能と判断した場合にはステップS702に進み、インストール不可と判断した場合にはインストール処理を終了する。
ステップS702において、バージョンアップ制御部2008は、新バージョンのインストールを行う。インストール処理では、ファイル上書きコピーや設定情報の引き継ぎなどを行う。
ステップS703において、バージョンアップ制御部2008はファイル操作部2006を介してデータベース2007から新機能に対応可能なデジタル複合機をリスト化した新機能対応可能デバイス一覧を読み込み、RAM101上に保持する。
ステップS704において、バージョンアップ制御部2008は、設定制御部2002、ファイル操作部2006を介して、データベース2007に保存されたジョブ履歴情報監査エージェントの設定情報のうち、未確認のものがあるか否かを確認する。未確認のものがあればステップS705へ移行し、未確認のものがなければステップS709へ移行する。
ステップS705において、バージョンアップ制御部2008は、前記ステップS704において確認したジョブ履歴情報監査エージェントの設定情報を取得し、ジョブ履歴情報監査エージェントのバージョン情報を確認する。ジョブ履歴情報監査サーバーと同じバージョンである等、一定の条件を基にジョブ履歴情報監査エージェントのバージョンアップが必要か否かを判定する。
ステップS706において、バージョンアップ制御部2008は、前記ステップS705において取得したジョブ履歴情報監査エージェントの設定情報からデジタル複合機情報(例えば製品名)を取得する。
ステップS707において、バージョンアップ制御部2008は、前記ステップS706で取得したデジタル複合機情報が、前記ステップS703で取得した新機能対応可能デバイス一覧に含まれているかを判定する。含まれている場合には、ステップS708へ移行し、含まれていない場合にはステップS704へ移行する。
ステップS708において、バージョンアップ制御部2008は、前記ステップS705およびS706の判定結果を受けて、どちらの判定結果もバージョンアップすべきとなった場合のみ、バージョンアップ対象リストに当該デジタル複合機情報を追加する。
ステップS709において、バージョンアップ制御2008は、前記ステップS708で作成したバージョンアップ対象リストに要素として、デジタル複合機が含まれているか否かを確認する。含まれていた場合には、ステップS710においてバージョンアップ対象リストに記載されたデジタル複合機に対し、新バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントアプリケーションの配信を行う。
図8は、図6に示したシーケンスにおける、デジタル複合機10のバージョンアップ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS800において、メイン制御部1000は、前記ステップS710で配信されたジョブ履歴情報監査エージェントアプリケーションを実行し、インストールを行う。
ステップS801において、設定制御部1002は、デジタル複合機のコントローラが新機能に対応しているか(本当に新機能が使用可能か)を判定する。判定の方法は、設定制御部1002が、デジタル複合機10のケーパビリティを、コントローラが提供するAPIを介して取得することを想定するが、他の方法であっても構わない。新機能に対応している場合には、ステップS802に移行する。
ステップS802において、設定制御部1002は、RAM101上に保持する設定情報に対し、新機能を有効にするよう設定を変更する。
ステップS803において、設定制御部1002は、ファイル操作部1004を介して、HDD203上に保持する設定情報に対し、新機能を有効にするよう設定を変更する。
ステップS804おいて、通信制御部1005は、設定御部1002がRAM101上に保持する設定情報を、ジョブ履歴情報監査サーバー20の通信制御部2009へ送信する。
図9は、図6に示したシーケンスにおける、ジョブ履歴情報監査サーバー20の設定変更通知を受信した際の処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS900において、通信制御部2009は、ジョブ履歴情報監査エージェント11の通信制御部1005から設定情報を受信する。
ステップS901において、通信制御部2009は、メイン制御2000、設定制御部2002、ファイル操作部2006を介して、データベース2007へ設定情報を更新、保存する。
図10は、本実施例におけるジョブ履歴情報監査サーバー20のデータベース2007に保存されたジョブ履歴情報監査エージェント11の設定情報のデータ構成図である。
ジョブ履歴情報監査エージェント11の設定情報は、ジョブ履歴情報監査エージェント11の情報及びジョブ履歴情報監査エージェント11がインストールされているデジタル複合機の情報を含んでいる。
ジョブ履歴情報監査エージェント11の情報は、以下を含む。
エージェントバージョン: ジョブ履歴情報監査エージェントのバージョンを示す値
エージェントID: ジョブ履歴情報監査エージェントを一意に特定するためのID
エージェント名: ジョブ履歴情報監査エージェントの名称
ジョブ履歴情報監査エージェントがインストールされているデジタル複合機の情報は、以下を含む。
製品名: デジタル複合機の製品名
シリアル番号: デジタル複合機を一意に特定するためのシリアル番号
デバイス名: ユーザーが指定したデジタル複合機の名称
設置場所: ユーザーが指定したデジタル複合機の設置場所名称
管理者の名前: ユーザーが指定したデジタル複合機の管理者の名前
管理者のメールアドレス: ユーザーが指定したデジタル複合機の管理者のメールアドレス
管理者の電話番号: ユーザーが指定したデジタル複合機の管理者の電話番号
本実施例では、ジョブ履歴情報監査サーバー20が保存したジョブ履歴情報監査エージェント11の設定情報には、デジタル複合機の情報が十分に含まれていない。デジタル複合機の機能を判別するための情報として使用可能なのは、「製品名」のみであり、他のデジタル複合機の情報は機能判別には使用できない情報である。
図11は、バージョンアップ制御部2008が保持する本実施系の特徴である新機能に対応可能なデジタル複合機をリスト化した新機能対応可能デバイス一覧のデータ構成図である。
(a)に示した表が新機能対応可能デバイス一覧であり、デジタル複合機の設定情報に含まれる内容として、「製品名」をキーにして、それぞれ新機能に「未対応、対応」という一覧をバージョンアップ制御部2008は保持している。
しかし、「製品名」だけではデジタル複合機の詳細な機種を識別するには不十分であり、機能の有無の情報が丸めてられてしまっている。
具体的に、実際の各製品名における機能対応状況を示した(b)の表を用いて説明する。製品名Aは詳細機種と1対1対応しているが、製品名Bは詳細機種が2つに分割され、詳細機種番号002のデジタル複合機は新機能に未対応だが、詳細機種番号003のデジタル複合機は新機能に対応しているという状態である。
つまり、図10でも説明した通り、ジョブ履歴情報監査サーバーが保持しているデジタル複合機の情報が十分ではないため、「製品名」のみを基準にデジタル複合機のバージョンアップを行うことは、一次フィルタリングをかけているに過ぎない。そこで、デジタル複合機の新機能の対応状況を判別するために、まずは、ジョブ履歴情報監査エージェントのバージョンアップを行う。その後、ジョブ履歴情報監査エージェントがデジタル複合機のコントローラが新機能に対応しているのか否かを判定し、正しい情報をジョブ履歴情報監査サーバーに送信する必要がある。
[実施例2]
以下、本発明を実施するための第2の形態について図面を用いて説明する。本実施例2では、実施例1との差のみを説明することとする。
実施例1との主な差は、次のとおりである。
実施例1では、ジョブ履歴情報監査サーバー20がデジタル複合機10に対して新バージョンのソフトウェアの配信を行っていた(ステップS602)が、実施例2ではソフトウェア配信アプリケーションを介して新バージョンのインストーラーの配信を行う。
また、実施例1では、デジタル複合機10が新機能に対応可能であることが分かってから新機能を有効にする設定変更をデジタル複合機10からジョブ履歴情報監査サーバー20へ通知していた(ステップS605)。しかし、実施例2では、新機能に対応可能である可能性があるデジタル複合機10の場合には、ジョブ履歴情報監査サーバー20が新機能を有効に設定し、ジョブ履歴情報監査エージェント11の設定情報取得のタイミングで反映するようにしている。
以下に詳細を説明する。
図12は、本実施形態2に係るバージョンアップの流れを示すシーケンス図である。
ステップS1000、S1001は、図6のS600、601と同様なので、説明は省略する。
ステップS1002において、バージョンアップ制御部2008は、メイン制御部2000、設定情報制御部2002、ファイル制御部2005を介してデータベースに保存されている設定情報に対し、新機能を有効にするよう設定を変更する。対象となる設定情報は、ステップS1001で特定したバージョンアップ対象のデジタル複合機にインストールされたジョブ履歴情報監査エージェントの設定情報である。
ステップS1003において、バージョンアップ制御部2008は、前記ステップS1001で特定したデジタル複合機のリストをソフトウェア配信アプリケーションに渡す。ここで、ソフトウェア配信アプリケーションにリストを渡す手段としては、ソフトウェア配信アプリケーションが読み込める形式のファイルを出力する形でも構わない。また、ソフトウェア配信アプリケーションが提供するAPI等を利用してリスト情報のみを渡す形でも構わない。
ステップS1004において、前記ステップ1003でソフトウェア配信アプリケーションに渡されたリストのデジタル複合機に対し、ソフトウェア配信アプリケーションは新バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントアプリケーションを配信する。
ステップS1005は、図6のステップS603と同様なので、説明は省略する。
ステップ1006において、設定制御部1002は、通信制御部1005、メイン制御部1000、および、ジョブ履歴情報監査サーバー20の通信制御部2009を介して、ジョブ履歴情報監査エージェントの設定情報を受信する。
ステップS1007において、デジタル複合機10の設定制御部1002は、RAM101に保持する設定情報と、前記ステップS1006で受信した設定情報を比較し、設定情報に変更があるか確認する。変更があったことを検知した場合、図6のステップS604と同様に、ジョブ履歴情報監査エージェントの設定制御部1002は、デジタル複合機のコントローラが新機能に対応しているか否かを判定する。
ステップS1008において、ジョブ履歴情報監査エージェント11の設定制御部1002はRAM201、及び、HDD203上の設定情報について、新機能を無効にするよう設定変更する。
ステップS1009、S1010については、図6のステップS606、S607と同様であるため、説明は省略する。
図13は、図12に示した本実施形態2のシーケンスにおける、ジョブ履歴情報監査サーバー20のバージョンアップ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1100〜S1108までは、図7に示したステップS700〜S708までと同じ処理であるため、説明は省略する。
ステップS1109において、バージョンアップ制御部2008は、メイン制御部2000、設定制御部2002、ファイル操作部2006を介して、データベース2007に保存された設定情報に対し、新機能を有効にするよう設定を変更する。
ステップS1110は、図7のステップS709と同じ処理であるため、説明は省略する。
ステップS1111において、バージョンアップ制御部2008は、ソフトウェア配信アプリケーションに、バージョンアップ対象となるデジタル複合機の情報を渡すため、バージョンアップ対象リストをファイルにエクスポートする。ここでは、ファイル出力の例を説明しているが、前述の通り、ソフトウェア配信アプリケーションに情報が渡せる形であれば、どのような形でも構わない。
図14は、図12に示した本実施形態2のシーケンスにおける、デジタル複合機10のバージョンアップ処理の流れを示すフローチャートである。
ステップS1200において、前記ステップS1004で配信されたジョブ履歴情報監査エージェントアプリケーションを実行し、インストールを行う。
ステップS1201において、設定制御部1002は、通信制御部1005および、ジョブ履歴情報監査サーバー20の通信制御部2009を介して、ジョブ履歴情報監査エージェントの設定情報を取得する。
ステップS1202において、設定制御部1002は、RAM101上に保持する設定情報と、前記ステップS1201で取得した設定情報を比較する。差異がある場合には、ステップS1203へ遷移する。
ステップS1203〜S1205は、図8に記載のステップS801〜S803と同じ処理であるため、説明は省略する。
ステップS1206において、設定制御部1002は、RAM101上に保持する設定情報に対し、新機能を無効にするよう設定を変更する。
ステップS1207において、設定制御部1002は、ファイル操作部1004を介して、HDD203上に保持する設定情報に対し、新機能を無効にするよう設定を変更する。
ステップS1208において、通信制御部1005は、設定御部1002がRAM101上に保持する設定情報を、ジョブ履歴情報監査サーバー20の通信制御部2009へ送信する。
ジョブ履歴情報監査エージェント11のメイン制御部
ジョブ履歴情報監査エージェント11のUI制御部
ジョブ履歴情報監査エージェント11の設定制御部
ジョブ履歴情報監査エージェント11のジョブ履歴情報制御部
ジョブ履歴情報監査エージェント11のファイル操作部
ジョブ履歴情報監査エージェント11の通信制御部
ジョブ履歴情報監査サーバー20のメイン制御部
ジョブ履歴情報監査サーバー20のUI制御部
ジョブ履歴情報監査サーバー20の設定制御部
ジョブ履歴情報監査サーバー20のジョブ履歴情報制御部
ジョブ履歴情報監査サーバー20の画像処理部
ジョブ履歴情報監査サーバー20の検索制御部
ジョブ履歴情報監査サーバー20のファイル操作部
ジョブ履歴情報監査サーバー20のデータベース
ジョブ履歴情報監査サーバー20のバージョンアップ制御部
ジョブ履歴情報監査サーバー20の通信制御部

Claims (10)

  1. 印刷、コピーのジョブを実行し、ジョブ履歴情報を生成、保存し、また配信されたアプリケーションのバージョンアップが可能なデジタル複合機と、
    該デジタル複合機上で動作し、前記ジョブ履歴情報、および設定情報を送信するジョブ履歴情報監査エージェントと、
    該ジョブ履歴情報監査エージェントが送信したジョブ履歴情報および設定情報を受信、保存し、前記ジョブ履歴情報の検索を可能とするジョブ履歴情報監査サーバーと、
    から構成されるジョブ履歴情報監査システムであって、
    ジョブ履歴情報監査サーバーは、
    前記ジョブ履歴情報監査エージェントが送信する設定情報を受信した場合、ジョブ履歴情報監査サーバー上に保存された設定情報を更新するエージェント設定情報更新手段(S901)と、
    新機能に対応可能なデジタル複合機をリスト化した新機能対応可能デバイス一覧を保存する新機能対応可能デバイス一覧保存手段(S703)と、
    該ジョブ履歴情報監査エージェントの設定情報を使用して、該新機能対応可能デバイス一覧に該当するデジタル複合機であるかを判定する新機能対応デバイス特定手段(S707)と、
    該新機能対応デバイス特定手段により特定した新機能対応デバイスに対して、新バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントアプリケーションの配信処理を行うアプリケーション配信手段(S710)と、
    を有し、
    デジタル複合機は、
    該デジタル複合機が新機能に対応しているかを判定する新機能対応状況判定手段(S801)と、
    該新機能対応状況判定手段により判定した結果を、前記ジョブ履歴情報監査サーバーへ通知する新機能対応状況通知手段(S804)と、
    を有することを特徴とするジョブ履歴情報監査システム。
  2. 印刷、コピーのジョブを実行し、ジョブ履歴情報を生成、保存し、また配信されたアプリケーションのバージョンアップが可能なデジタル複合機と、
    該デジタル複合機上で動作し、前記ジョブ履歴情報、および設定情報を送信するジョブ履歴情報監査エージェントと、
    該ジョブ履歴情報監査エージェントが送信したジョブ履歴情報および設定情報を受信、保存し、前記ジョブ履歴情報の検索を可能とするジョブ履歴情報監査サーバーと、
    指定されたアプリケーションを、指定されたデジタル複合機に対して配信するソフトウェア配信アプリケーションと、
    から構成されるジョブ履歴情報監査システムであって、
    ジョブ履歴情報監査サーバーは、
    該ジョブ履歴情報監査エージェントが送信する設定情報を受信した場合、ジョブ履歴情報監査サーバー上に保存された設定情報を更新するエージェント設定情報更新手段(S901)と、
    新機能に対応可能なデジタル複合機をリスト化した新機能対応可能デバイス一覧を保存する新機能対応可能デバイス一覧保存手段(S1103)と、
    該ジョブ履歴情報監査エージェントの設定情報を使用して、該新機能対応可能デバイス一覧に該当するデジタル複合機であるかを判定する新機能対応デバイス特定手段(S1107)と、
    該新機能対応デバイス特定手段により特定した新機能対応デバイス情報を出力する新機能対応デバイス出力手段(S1111)と、
    を有し、
    ソフトウェア配信アプリケーションは、
    前記新機能対応デバイス出力手段によって出力された新機能対応デバイス情報を基に、指定されたデジタル複合機に対し、新バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントアプリケーションの配信を行う手段(S1004)を有し、
    デジタル複合機は、
    該デジタル複合機が新機能に対応しているかを判定する新機能対応状況判定手段(S801、S1203)と、
    該新機能対応状況判定手段により判定した結果を、前記ジョブ履歴情報監査サーバーへ通知する新機能対応状況通知手段(S804、S1208)と、
    を有することを特徴とするジョブ履歴情報監査システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の新機能対応状況通知手段において、前記新機能対応状況判定手段による判定結果が新機能に対応していた場合、新機能を有効に指定した設定情報を前記ジョブ履歴情報監査サーバーへ通知することを特徴とするジョブ履歴情報監査システム。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の新機能対応状況通知手段において、前記新機能対応状況判定手段による判定結果が新機能に対応していない場合、新機能を無効に指定した設定情報を前記ジョブ履歴情報監査サーバーへ通知することを特徴とするジョブ履歴情報監査システム。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の該新機能対応可能デバイス一覧、及び、画像形成装置が送信する該設定情報について、製品名を含むことを特徴とするジョブ履歴情報監査システム。
  6. 印刷、コピーのジョブを実行し、ジョブ履歴情報を生成、保存し、また配信されたアプリケーションのバージョンアップが可能なデジタル複合機と、
    該デジタル複合機上で動作し、前記ジョブ履歴情報、および設定情報を送信するジョブ履歴情報監査エージェントと、
    該ジョブ履歴情報監査エージェントが送信したジョブ履歴情報および設定情報を受信、保存し、前記ジョブ履歴情報の検索を可能とするジョブ履歴情報監査サーバーと、
    から構成されるジョブ履歴情報監査システムであって、
    ジョブ履歴情報監査サーバーは、
    前記ジョブ履歴情報監査エージェントが送信する設定情報を受信した場合、ジョブ履歴情報監査サーバー上に保存された設定情報を更新するエージェント設定情報更新ステップ(S901)と、
    新機能に対応可能なデジタル複合機をリスト化した新機能対応可能デバイス一覧を保存する新機能対応可能デバイス一覧保存ステップ(S703)と、
    該ジョブ履歴情報監査エージェントの設定情報を使用して、該新機能対応可能デバイス一覧に該当するデジタル複合機であるかを判定する新機能対応デバイス特定ステップ(S707)と、
    該新機能対応デバイス特定ステップにより特定した新機能対応デバイスに対して、新バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントアプリケーションの配信処理を行うアプリケーション配信ステップ(S710)と、
    を有し、
    デジタル複合機は、
    該デジタル複合機が新機能に対応しているかを判定する新機能対応状況判定ステップ(S801)と、
    該新機能対応状況判定ステップにより判定した結果を、前記ジョブ履歴情報監査サーバーへ通知する新機能対応状況通知ステップ(S804)と、
    を有することを特徴とするジョブ履歴情報監査システムの制御方法。
  7. 印刷、コピーのジョブを実行し、ジョブ履歴情報を生成、保存し、また配信されたアプリケーションのバージョンアップが可能なデジタル複合機と、
    該デジタル複合機上で動作し、前記ジョブ履歴情報、および設定情報を送信するジョブ履歴情報監査エージェントと、
    該ジョブ履歴情報監査エージェントが送信したジョブ履歴情報および設定情報を受信、保存し、前記ジョブ履歴情報の検索を可能とするジョブ履歴情報監査サーバーと、
    指定されたアプリケーションを、指定されたデジタル複合機に対して配信するソフトウェア配信アプリケーションと、
    から構成されるジョブ履歴情報監査システムであって、
    ジョブ履歴情報監査サーバーは、
    該ジョブ履歴情報監査エージェントが送信する設定情報を受信した場合、ジョブ履歴情報監査サーバー上に保存された設定情報を更新するエージェント設定情報更新ステップ(S901)と、
    新機能に対応可能なデジタル複合機をリスト化した新機能対応可能デバイス一覧を保存する新機能対応可能デバイス一覧保存ステップ(S1103)と、
    該ジョブ履歴情報監査エージェントの設定情報を使用して、該新機能対応可能デバイス一覧に該当するデジタル複合機であるかを判定する新機能対応デバイス特定ステップ(S1107)と、
    該新機能対応デバイス特定ステップにより特定した新機能対応デバイス情報を出力する新機能対応デバイス出力ステップ(S1111)と、
    を有し、
    ソフトウェア配信アプリケーションは、
    前記新機能対応デバイス出力ステップによって出力された新機能対応デバイス情報を基に、指定されたデジタル複合機に対し、新バージョンのジョブ履歴情報監査エージェントアプリケーションの配信を行うステップ(S1004)を有し、
    デジタル複合機は、
    該デジタル複合機が新機能に対応しているかを判定する新機能対応状況判定ステップ(S801、S1203)と、
    該新機能対応状況判定ステップにより判定した結果を、前記ジョブ履歴情報監査サーバーへ通知する新機能対応状況通知ステップ(S804、S1208)と、
    を有することを特徴とするジョブ履歴情報監査システムの制御方法。
  8. 請求項6又は請求項7に記載の新機能対応状況通知ステップにおいて、前記新機能対応状況判定ステップによる判定結果が新機能に対応していた場合、新機能を有効に指定した設定情報を前記ジョブ履歴情報監査サーバーへ通知することを特徴とするジョブ履歴情報監査システムの制御方法。
  9. 請求項6又は請求項7に記載の新機能対応状況通知ステップにおいて、前記新機能対応状況判定ステップによる判定結果が新機能に対応していない場合、新機能を無効に指定した設定情報を前記ジョブ履歴情報監査サーバーへ通知することを特徴とするジョブ履歴情報監査システムの制御方法。
  10. 請求項6又は請求項7に記載の該新機能対応可能デバイス一覧、及び、画像形成装置が送信する該設定情報について、製品名を含むことを特徴とするジョブ履歴情報監査システムの制御方法。
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