JP2013160013A - 施工管理装置、杭打込機及び杭打込方法 - Google Patents
施工管理装置、杭打込機及び杭打込方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】測定部30は、地盤Gに挿入されて所定の測定を行う。支持部は、測定部30を地盤Gに圧入される杭材P1の下部に支持する。制御部、巻取りモータ34及びリール33は、支持部による杭材P1への測定部30の支持を解除して測定部30を地上に引き上げる。
【選択図】図1
Description
地盤に挿入されて所定の測定を行う測定部と、
前記測定部を地盤に圧入される杭の下部に支持するための支持部と、
前記支持部による前記杭への前記測定部の支持を解除して該測定部を地上に引き上げる回収部と、
を備えたことを特徴とする。
前記測定部は、計測器を有し、
前記支持部によって支持された前記計測器を杭の軸方向に移動させる動作部をさらに備えたことを特徴とする。
前記測定部は、前記杭の打込み方向に延びた筒状体に形成された保護部材を備え、前記保護部材は、前記計測器を進退可能に収容することを特徴とする。
前記支持部は、前記杭に磁着して前記測定部を前記杭に支持させることを特徴とする。
前記支持部は、電磁石を備え、該電磁石を励磁することにより前記測定部を前記杭に磁着させることを特徴とする。
前記支持部は、軸ピンと、該軸ピンを軸受けする支持部側軸受孔とを備え、前記軸ピンを前記杭に設けられた杭側軸受孔及び前記支持部側軸受孔に軸受けさせることにより、前記測定部を前記杭に支持させるとともに、前記回収部による所定の大きさの引き上げ力によって前記軸ピンによる前記測定部の前記杭への支持が解除されることを特徴とする。
前記支持部は、前記杭と該杭に対面して設けられた支持部材との間に配置されて、前記杭及び前記支持部材を押圧して前記測定部を前記杭に支持させることを特徴とする。
前記測定部は、該測定部の位置を測定する位置測定部を有することを特徴とする。
請求項1〜8の何れか一項に記載の施工管理装置と、
前記杭を地盤に打ち込む杭打込装置と、
を備えたことを特徴とする。
前記杭打込装置は、地盤に打ち込まれた既設杭の上端側を挟持し、前記既設杭から反力を取るためのクランプ部と、前記杭を把持するとともに昇降可能であって、前記杭を把持しながら下降することにより前記既設杭に並ぶ位置の地盤に新たな杭を圧入により打ち込むチャック部と、を備えていることを特徴とする。
前記チャック部による前記杭の地盤への圧入の際の圧入力を測定する圧入力測定部と、
前記チャック部による前記杭の地盤への圧入量を測定する圧入量測定部と、
を備えたことを特徴とする。
杭を地盤に打ち込む杭打込機にて打ち込む杭の下部に、地盤に挿入されて所定の測定を行うための測定部を支持部にて支持する測定部支持工程と、
前記測定部が前記杭に支持された状態で該杭を前記杭打込機にて地盤に打ち込む杭打込工程と、
前記杭打込工程において前記測定部が有する計測器を用いて所定の測定を行う測定工程と、
前記杭打込工程及び前記測定工程を繰り返しながら、前記杭が最終深度まで打ち込まれたときに、前記支持部による前記杭への前記測定部の支持を解除して該測定部を地上に引き上げる回収工程と、
を含むことを特徴とする。
前記測定工程において、前記杭打込工程における前記杭の打込みを中断させて、前記支持部によって支持された前記計測器を杭の軸方向に移動させる動作部により前記計測器を杭の軸方向に移動させて前記所定の測定を行い、該測定後に前記動作部によって前記計測器を退避させることを特徴とする。
前記測定部は、前記杭の打込み方向に延びた筒状体に形成された保護部材を備え、前記計測器を前記保護部材内外において移動可能に収容したものである。
前記杭打込機は、地盤に打ち込まれた既設杭の上端側を挟持し、前記既設杭から反力を取るためのクランプ部と、前記杭を把持するとともに昇降可能であって、前記杭を把持しながら下降することにより前記既設杭に並ぶ位置の地盤に新たな杭を圧入により打ち込むチャック部と、を備えたものである。
前記杭打込工程において、前記杭の地盤への圧入の際の圧入力と、前記杭の地盤への圧入量とを測定する圧入測定工程を含むことを特徴とする。
前記支持部は、杭に磁着して前記測定部を前記杭に支持させるものである。
前記支持部は、電磁石を備え、該電磁石を励磁することにより前記測定部を前記杭に磁着させるものである。
前記支持部は、軸ピンと、該軸ピンを軸受けする支持部側軸受孔とを備え、
前記測定部支持工程において、前記軸ピンを前記杭に設けられた杭側軸受孔及び前記支持部側軸受孔に軸受けさせることにより、前記測定部を前記杭に支持し、
前記回収工程において、所定の大きさの引き上げ力によって前記軸ピンによる前記支持部による前記杭への前記測定部の支持を解除することを特徴とする。
前記支持部は、前記杭と該杭に対面して設けられた支持部材との間に配置されて、前記杭及び前記支持部材を押圧して前記測定部を前記杭に支持させるものである。
前記杭打込機に杭を建て込む杭建込工程を含み、
前記測定部支持工程は、前記杭建込工程において前記杭打込機に建て込まれた杭の下部に前記測定部を支持部にて支持することを特徴とする。
なお、本実施の形態では、コーン貫入プローブ31Aを保護部材37内に収容する構成としているが、コーン貫入プローブ31Aを杭材P1に支持可能な構成であれば、コーン貫入プローブ31Aを収容しない構成であってもよい。
このように、本実施の形態では、計測器動作部38は、支持部によって支持された計測器を杭の軸方向に移動させる動作部として機能する。
なお、ジャイロセンサ31Bは、コーン貫入プローブ31Aとともに移動可能に構成したが、コーン貫入プローブ31Aとは別個に設け、コーン貫入プローブ31Aのみ移動可能に構成するようにしてもよい。また、コーン貫入プローブ31A内にジャイロセンサ31Bが設けられる構成としてもよい。
三成分の測定を終了してコーン貫入プローブ31Aを地盤Gから保護部材37内に退避させる場合は、計測器動作部38を駆動することにより、図3に示すように、コーン貫入プローブ31Aが保護部材37内に収容される。
また、本実施の形態では、コーン貫入プローブ31Aを用いて三成分の測定を実施可能としたが、地盤Gの温度や汚染物質の測定が可能に構成されてもよい。
また、本実施の形態では、上述したように、先端抵抗、周面摩擦及び間隙水圧の三成分の測定を行うものとしたが、これら三成分のうちの一部の成分のみ測定するようにしてもよい。
また、コーン貫入プローブ31Aにサンプリング機構を設け、地盤G中の試料を採取可能に構成してもよい。
制御部1aは、例えば、CPU、ROM、RAM等から構成され、ROMに記憶された各種プログラムをCPUが読み取って実行することにより、杭圧入引抜機1全体の制御を実現する。
測定部30は、例えば、回収ホース32内に設けられた配線を介して制御部1aと電気的に接続されている。
なお、本実施の形態では、測定部30は、計測器31としてコーン貫入プローブ31A、ジャイロセンサ31B、傾斜計31C及び電気伝導度計測器31Dを設けているが、これらのうちの何れか一つ、又は、2以上の組み合わせによって構成されていてもよい。
具体的には、最初に、図8(A)に示すように、リール33に巻回された回収ホース32の先端に取り付けられた測定部30を引き出す。続いて、図8(B)に示すように、引き出された測定部30をチャック装置9に挿通させる。そして、図8(C)に示すように、測定部30を杭材P1の下部の適宜位置に測定部30の軸線が杭材P1の軸線と平行になるように取着し、その状態で、測定部30の支持部39a,39bを励磁する。これにより、測定部30が杭材P1に磁着される。その状態の拡大図を、図8(D)に示す。
本実施の形態では、上述のようにしてメインシリンダ8における油圧力と杭材P1の地盤Gへの圧入量を測定することにより、杭材P1の圧入を実施しながら、地盤Gにおける圧入データをリアルタイムに得ることができる。この圧入データによれば、例えば、N値及び土質分類と同等の情報を、杭圧入施工中に得ることができる。この圧入データは、蓄積量が多いほど、データの信頼度が向上するため、例えば、施工の内容によっては三成分の測定を省略することも可能である。
その後、制御部1aは、支持部39a,39bを消磁させ、巻取りモータ34を駆動して、リール33を回転させる。すると、リール33は、図9(D)及び図9(E)に示すように、回収ホース32の巻取りを開始し、測定部30が地盤G中を上昇する。
このように、本実施の形態では、制御部1a、巻取りモータ34及びリール33によって、支持部による杭への測定部の支持を解除して該測定部を地上に引き上げる回収部を構成している。
1a 制御部(回収部)
2 杭圧入引抜装置(杭打込装置)
3 施工管理装置
5 クランプ(クランプ部)
9 チャック装置(チャック部)
30,30A 測定部
31 計測器
31A コーン貫入プローブ
31c 間隙水圧測定部
31d 先端抵抗測定部
31e 周面摩擦測定部
31B ジャイロセンサ
31C 傾斜計
31D 電気伝導度計測器
32 回収ホース
33 リール(回収部)
34 巻取りモータ(回収部)
37 保護部材
38 計測器動作部(動作部)
39a,39b 支持部
40 圧入力測定部
41 圧入量測定部
43 軸受孔
51 軸受孔
52 シャーピン(軸ピン)
130 測定部
131B ジャイロセンサ
137 保護部材
138 計測器動作部(動作部)
139a,139b 支持部
G 地盤
P 既設杭
P1 杭材
Claims (21)
- 地盤に挿入されて所定の測定を行う測定部と、
前記測定部を地盤に圧入される杭の下部に支持するための支持部と、
前記支持部による前記杭への前記測定部の支持を解除して該測定部を地上に引き上げる回収部と、
を備えたことを特徴とする施工管理装置。 - 前記測定部は、計測器を有し、
前記支持部によって支持された前記計測器を杭の軸方向に移動させる動作部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の施工管理装置。 - 前記測定部は、前記杭の打込み方向に延びた筒状体に形成された保護部材を備え、前記保護部材は、前記計測器を進退可能に収容することを特徴とする請求項2に記載の施工管理装置。
- 前記支持部は、前記杭に磁着して前記測定部を前記杭に支持させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の施工管理装置。
- 前記支持部は、電磁石を備え、該電磁石を励磁することにより前記測定部を前記杭に磁着させることを特徴とする請求項4に記載の施工管理装置。
- 前記支持部は、軸ピンと、該軸ピンを軸受けする支持部側軸受孔とを備え、前記軸ピンを前記杭に設けられた杭側軸受孔及び前記支持部側軸受孔に軸受けさせることにより、前記測定部を前記杭に支持させるとともに、前記回収部による所定の大きさの引き上げ力によって前記軸ピンによる前記測定部の前記杭への支持が解除されることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の施工管理装置。
- 前記支持部は、前記杭と該杭に対面して設けられた支持部材との間に配置されて、前記杭及び前記支持部材を押圧して前記測定部を前記杭に支持させることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の施工管理装置。
- 前記測定部は、該測定部の位置を測定する位置測定部を有することを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の施工管理装置。
- 請求項1〜8の何れか一項に記載の施工管理装置と、
前記杭を地盤に打ち込む杭打込装置と、
を備えたことを特徴とする杭打込機。 - 前記杭打込装置は、地盤に打ち込まれた既設杭の上端側を挟持し、前記既設杭から反力を取るためのクランプ部と、前記杭を把持するとともに昇降可能であって、前記杭を把持しながら下降することにより前記既設杭に並ぶ位置の地盤に新たな杭を圧入により打ち込むチャック部と、を備えていることを特徴とする請求項9に記載の杭打込機。
- 前記チャック部による前記杭の地盤への圧入の際の圧入力を測定する圧入力測定部と、
前記チャック部による前記杭の地盤への圧入量を測定する圧入量測定部と、
を備えたことを特徴とする請求項10に記載の杭打込機。 - 杭を地盤に打ち込む杭打込機にて打ち込む杭の下部に、地盤に挿入されて所定の測定を行うための測定部を支持部にて支持する測定部支持工程と、
前記測定部が前記杭に支持された状態で該杭を前記杭打込機にて地盤に打ち込む杭打込工程と、
前記杭打込工程において前記測定部が有する計測器を用いて所定の測定を行う測定工程と、
前記杭打込工程及び前記測定工程を繰り返しながら、前記杭が最終深度まで打ち込まれたときに、前記支持部による前記杭への前記測定部の支持を解除して該測定部を地上に引き上げる回収工程と、
を含むことを特徴とする杭打込方法。 - 前記測定工程において、前記杭打込工程における前記杭の打込みを中断させて、前記支持部によって支持された前記計測器を杭の軸方向に移動させる動作部により前記計測器を杭の軸方向に移動させて前記所定の測定を行い、該測定後に前記動作部によって前記計測器を退避させることを特徴とする請求項12に記載の杭打込方法。
- 前記測定部は、前記杭の打込み方向に延びた筒状体に形成された保護部材を備え、前記計測器を前記保護部材内外において移動可能に収容したものである請求項13に記載の杭打込方法。
- 前記杭打込機は、地盤に打ち込まれた既設杭の上端側を挟持し、前記既設杭から反力を取るためのクランプ部と、前記杭を把持するとともに昇降可能であって、前記杭を把持しながら下降することにより前記既設杭に並ぶ位置の地盤に新たな杭を圧入により打ち込むチャック部と、を備えたものである請求項12〜14の何れか一項に記載の杭打込方法。
- 前記杭打込工程において、前記杭の地盤への圧入の際の圧入力と、前記杭の地盤への圧入量とを測定する圧入測定工程を含むことを特徴とする請求項15に記載の杭打込方法。
- 前記支持部は、杭に磁着して前記測定部を前記杭に支持させるものである請求項12〜16の何れか一項に記載の杭打込方法。
- 前記支持部は、電磁石を備え、該電磁石を励磁することにより前記測定部を前記杭に磁着させるものである請求項17に記載の杭打込方法。
- 前記支持部は、軸ピンと、該軸ピンを軸受けする支持部側軸受孔とを備え、
前記測定部支持工程において、前記軸ピンを前記杭に設けられた杭側軸受孔及び前記支持部側軸受孔に軸受けさせることにより、前記測定部を前記杭に支持し、
前記回収工程において、所定の大きさの引き上げ力によって前記軸ピンによる前記支持部による前記杭への前記測定部の支持を解除することを特徴とする請求項12〜16の何れか一項に記載の杭打込方法。 - 前記支持部は、前記杭と該杭に対面して設けられた支持部材との間に配置されて、前記杭及び前記支持部材を押圧して前記測定部を前記杭に支持させるものである請求項12〜16の何れか一項に記載の杭打込方法。
- 前記杭打込機に杭を建て込む杭建込工程を含み、
前記測定部支持工程は、前記杭建込工程において前記杭打込機に建て込まれた杭の下部に前記測定部を支持部にて支持することを特徴とする請求項12〜20の何れか一項に記載の杭打込方法。
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CN108343061A (zh) * | 2018-01-18 | 2018-07-31 | 深圳市工勘岩土集团有限公司 | 静压植钢板桩的施工方法 |
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