JP2013159443A - シート処理装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】整合不良を発生させることなくシートを整合することのできるシート処理装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】中間処理トレイ138に複数枚のシートSを排出する際、排出された複数枚のシートSのシート排出方向の一端を、第1後端ストッパ150よりも反発係数が小さい第2後端ストッパ160に突き当てて停止させた後、第2後端ストッパ160に代わって第1後端ストッパ150に当接させる。そして、整合部により、第1後端ストッパ150に当接した複数枚のシートSのシート排出方向と直交する幅方向の位置を整合する。
【選択図】図9

Description

本発明は、シート処理装置及び画像形成装置に関し、特にシートが処理されている間、次に処理するシートを待機させるようにしたものに関する。
従来、複写機、レーザービームプリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機等の画像形成装置においては、画像を形成したシートに対し綴じ処理、ソート処理等の処理を行うシート処理装置を備えたものがある。このようなシート処理装置としては、装置内に中間処理トレイを設け、この中間処理トレイに複数のシートを積載してシート束を形成し、このシート束に対して綴じ処理を行うものが広く用いられている。
そして、このようなシート処理装置では、シートに綴じ処理を施す場合、ある一定の処理時間が必要になる。ここで、この処理時間は、画像形成装置の画像形成速度にも依存する部分はあるが、シートが排紙される間隔の間で綴じ処理を完了させるのは困難であるため、シートの排紙間隔を越えるのが一般的である。このため、綴じ処理を行う場合には、画像形成を中断させる必要があるが、このように画像形成を中断させると、生産性が低下する。
そこで、従来のシート処理装置においては、例えば中間処理トレイで先行シート束に対する綴じ処理が行われている間、後続シート束の先頭の数枚を一時待機させる待機処理を行うようにしたものがある(特許文献1参照)。そして、このようなシート処理装置では、先行シート束排出後、一時待機させていた数枚のシートを重ね合わせた状態で中間処理トレイに送るようにしている。これにより、画像形成を中断することなくシートの処理を行うことができる。
図15は、このような従来のシート処理装置を示すものであり、中間処理トレイ14で先行シート束に対して綴じ処理が行われている間、バッファローラ5に先行シートS1を巻き付け、先行シートS1を一時待機させる。そして、後続シートS2がバッファローラ5を通過するタイミングで一時待機していた先行シートS1を搬送経路に戻し、先行シートS1と後続シートS2を重ね合わせる。以下、同様にして所定枚数のシートを重ね合わせる。
この後、先行シート束に対する綴じ処理が終了し、先行シート束が排出されると、重ね合わされたシート束は、排出ローラ7により束排出ローラ18a,18bに受け渡される。そして、シート束後端が排出ローラ7を通過すると、束排出ローラ18a,18bが逆回転し、かつ束排出ローラ18a,18bが離間することにより、シート束は中間処理トレイ14の後端ストッパ3に当接させる方向へ放出される。
このように、従来は、バッファローラ5という一時待機ユニットに2部目以降のシート束の最初の数枚のシートを待機させ、その前の1部目の最後のシート束の綴じ処理を終えるまでの時間を稼ぐようにしている。これにより、画像形成速度が速く、排出されるシート間隔が小さい画像形成装置においても、綴じ処理が行われている間も画像形成装置からの出力を止めることなくシートに綴じ処理を施すことが出来る。
特開平10−181988号公報
ところで、このような従来のシート処理装置において、シートを重ねる際、下にあるシートを、後端ストッパ3の方向にずらして重ねるようにしている。このため、放出された際、放出方向に移動を続けようとする慣性による移動によってシート束のうち、下のシートから順次、後端ストッパ3に突き当たる。
ところで、画像形成装置の画像形成速度は年々上昇しており、待機処理で綴じ処理の時間を稼ぐためには、待機処理において重ね合わせるシートの枚数を増加させる必要がある。しかし、このように重ね合わせるシートの枚数が増加すると、シート上を移動する際の摩擦等の抵抗により重ね合わせてあるシートのうち上方に位置するシートほど後端ストッパに衝突する際の速度が小さくなる。
そこで、一番上に重ねてあるシートを後端ストッパに突き当てるため図16の(a)に示すように速い速度VfでシートSを放出すると、下にあるシートが勢いよく後端ストッパ3に突き当たり、シートが跳ね返るという問題が生じる。一方、一番下にあるシートが跳ね返らないように図16の(b)に示すように遅い速度VlでシートSを放出すると、上に重ねてあるシートSが後端ストッパ3まで到達しないで途中で停止してしまうという問題が生じる。
ここで、例えば後端ストッパ3を反発係数の低い部材で形成するようにすれば、シートSの跳ね返りを防ぐことはできるが、このような反発係数の低い部材は摩擦係数が高い。このため、後端ストッパ3を反発係数の低い部材で形成した場合、シートSを後端ストッパ3に突き当てた状態でシートSの幅方向の整合を行う際、後端ストッパ3が抵抗になり、整合ずれが生じる場合がある。
そして、これらシートSの跳ね返り、シートSの後端ストッパへの未到達、整合ずれが生じると、シートSが整合されずに綴じ処理が行われるようになる。この結果、最終成果物が、シートの端部が揃っていないまま綴じられた品位の悪いものになったり、酷い場合は、シートSの一部が綴じられていないものになったりするという問題があった。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、整合不良を発生させることなくシートを整合することのできるシート処理装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シート処理装置において、処理を行うシートを積載するシート積載部と、前記シート積載部にシートを搬送するシート搬送部と、前記シート積載部と前記シート搬送部の間に配置され、シート積載部上のシート束が処理されている間、次に処理される複数枚のシートを重ね合わせて待機させるシート待機部と、前記シート待機部から重ね合わされて搬送され、前記シート積載部に排出された複数枚のシートのシート排出方向の一端と当接する当接部と、前記当接部に当接した複数枚のシートのシート排出方向と直交する幅方向の位置を整合する整合部と、前記当接部よりも先に、前記シート積載部に排出された複数枚のシートのシート排出方向の一端と突き当たって複数枚のシートを停止させる前記当接部よりも反発係数が小さい突き当て部と、前記突き当て部に突き当たって複数枚のシートが停止した後、前記突き当て部の代わりに、停止した複数枚のシートに前記当接部を当接させるよう前記当接部及び前記突き当て部の一方を移動させる移動部と、を備えたことを特徴とする。
本発明のように、排出されたシートを反発係数が小さい突き当て部に突き当てて停止させた後、当接部に当接させ、この後、当接部に当接したシートの幅方向の位置を整合することにより、整合不良を発生させることなくシートを整合することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例である白黒/カラー複写機の構成を示す図。 上記シート処理装置であるフィニッシャの構成を説明する図。 上記フィニッシャに設けられたステイプル部の構成を説明する図。 上記フィニッシャの第1及び第2ストッパを駆動する構成を説明する図。 上記白黒/カラー複写機の制御ブロック図。 上記フィニッシャの制御ブロック図。 上記フィニッシャのシートの重ね合わせ動作を説明する図。 上記フィニッシャの綴じ処理の際、重ね合わされた状態のシートの中間処理トレイへの積載及び整合動作を説明する第1の図。 上記フィニッシャの綴じ処理の際、重ね合わされた状態のシートの中間処理トレイへの積載及び整合動作を説明する第2の図。 上記フィニッシャの綴じ処理の際、重ね合わされた状態のシートの中間処理トレイへの積載及び整合動作を説明する第3の図。 上記フィニッシャのバッファリング処理を説明するフローチャートの一部。 上記フィニッシャのバッファリング処理を説明するフローチャートの残りの部分。 上記フィニッシャの他の構成を説明する図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート処理装置であるフィニッシャに設けられたステイプル部の構成を説明する図。 従来のシート処理装置を説明する図。 従来のシート処理装置の課題を説明する図。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づき詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート処理装置を備えた画像形成装置の一例である白黒/カラー複写機の構成を示す図である。図1において、600は白黒/カラー複写機、602は白黒/カラー複写機本体(以下、複写機本体という)、650は複写機本体602の上部に設けられた原稿読み取り部(イメージリーダ)、651は複数の原稿を自動的に読み取るための原稿搬送装置である。
複写機本体602は、画像形成するための通常のシートSを積載する給紙カセット909a,909b、電子写真プロセスを用いてシート上にトナー画像を形成する画像形成部603、シートに形成されたトナー画像を定着させる定着部904等を備えている。また、複写機本体602の上面にはユーザが複写機本体602に対して各種入力/設定を行うため操作部601が、また複写機本体602の側方には、シート処理装置であるフィニッシャ100が接続されている。なお、630は複写機本体602及びフィニッシャ100の制御を司るCPU回路部である。
そして、このような白黒/カラー複写機600において、不図示の原稿の画像をシートに形成する際には、まず原稿搬送装置651により搬送された原稿の画像を、原稿読み取り部650に設けられたイメージセンサ650aにより読み取る。この後、読み取られたデジタルデータを露光手段604に入力し、露光手段604は、このデジタルデータに応じた光を画像形成部603に設けられた感光体ドラム914(914a〜914d)に照射する。このように光が照射されると、感光体ドラム表面に静電潜像が形成され、この静電潜像を現像することにより、感光体ドラム表面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色トナー画像が形成される。
次に、この4色のトナー画像を給紙カセット909a,909bから給送されたシート上に転写し、この後、シート上に転写されたトナー像を、定着部904により永久定着する。なお、このようにトナー画像を定着した後、シートの片面に画像を形成するモードであれば、そのまま、シートを排出ローラ対907から、複写機本体602の側部に接続されたフィニッシャ100に排出する。
また、シートの両面に画像を形成するモードであれば、シートを定着部904から反転ローラ905に受け渡しし、この後、所定のタイミングで反転ローラ905を反転させ、シートを両面搬送ローラ906a〜906fの方向へ搬送する。そして、この後、再度、シートを画像形成部603に搬送し、裏面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像を転写する。なお、このように裏面に4色のトナー像が転写されたシートは、再度定着部904に搬送されてトナー画像が定着され、この後、排出ローラ対907から排出され、フィニッシャ100に搬送される。
フィニッシャ100は、複写機本体602から排出されたシートを順に取り込み、取り込んだ複数のシートを整合して1つの束に束ねる処理、取り込んだシートの後端付近に孔をあけるパンチ処理を行うようになっている。また、フィニッシャ100は、シート束の後端側をステイプルするステイプル処理(綴じ処理)、製本処理等の処理を行うようになっている。そして、フィニッシャ100は、シートをステイプルする綴じ部であるステイプル部100A及びシート束を二つ折りにして製本するサドルユニット135を備えている。また、フィニッシャ100は、後述するシート待機部100Cを備えている。
フィニッシャ100は、図2に示すように、シートを装置内部に取り込むための入口ローラ対102を備えており、複写機本体602から排紙されたシートは、入口ローラ対102に受け渡される。なお、この時、入口センサ101によりシートの受渡しタイミングも同時に検知される。
この後、入口ローラ対102により搬送されたシートは搬送パス103を通過しながら、シートの端部位置を横レジ検知センサ104により検知され、フィニッシャ100のセンター(中央)位置に対してどの程度、幅方向のずれが生じているかが検知される。また、このように幅方向のずれ(以下、横レジ誤差という)が検知された後、シートはシフトローラ対105,106に搬送されている途中でシフトユニット108が手前方向、或は奥方向に所定量移動することにより、シートのシフト動作が実施される。ここで、「手前(前)」は、ユーザが図1に示す操作部601に臨んで立つ際の装置の前面側を言い、「奥」とは装置の背面側を指す。
次に、シートは搬送ローラ110及び離間ローラ111により搬送され、第1バッファローラ対115に達する。この後、上トレイ136に排紙される場合は、上パス切換部材118が不図示のソレノイド等の駆動手段により、図中破線の状態になる。これにより、シートは上パス搬送路117に導かれ、上排出ローラ120により上トレイ136に排出される。
上トレイ136に排出されない場合は、第1バッファローラ対115により搬送されたシートは、実線に示す状態の上パス切換部材118により束搬送パス121に導かれる。この後、搬送ローラ122、束搬送ローラ対124により順次搬送パス内を通過していく。なお、112は第2バッファローラ、109は第1バッファセンサ、116は第2バッファセンサである。そして、後述するようにシートをバッファリングする際には、この第1及び第2バッファセンサ109,116の検知に基づいて第1バッファローラ対115及び第2バッファローラ対112を駆動する。
次に、搬送されてきたシートを下方の積載トレイ137に排出する場合は、実線に示す状態のサドルパス切換部材125により下パス126に搬送される。この後、シート搬送部である下排紙ローラ対128により処理を行うシートを積載するシート積載部である中間処理トレイ138に順次搬送される。
そして、中間処理トレイ138に搬送されたシートは、後述するパドル131やベルトローラ158等の戻し手段により、シートを順次積載しながら整合し、整合積載されたシート束に対して処理を施すための中間処理トレイ上で所定枚数整合処理される。次に、このように中間処理トレイ上で整合処理されたシート束は、必要に応じて綴じ部を構成するステイプラ132により綴じ処理が施され、この後、束排出ローラ対130により下方の積載トレイ137に排紙される。
一方、シートをサドル(中綴じ)処理する場合には、不図示のソレノイド等の駆動手段によりサドルパス切換部材125を破線で示す位置に移動させる。これにより、シートはサドルパス133に搬送され、サドル入口ローラ対134によりサドルユニット135に導かれ、サドル処理(中綴じ処理)される。
なお、図2において、100Bはフィニッシャ100の上部に設けられたインサータである。このインサータ100Bは、シート束の先頭ページ、最終ページ、又は複写機本体602にて画像が形成されたシート間に通常のシートとは別のシート(インサートシート)を挿入するためのものである。
ここで、中間処理トレイ138は、図3に示すようにシート束の排出方向に対して下流側(図3の左側)を上方に、上流側(図3の右側)を下方に傾斜して配設されている。そして、この中間処理トレイ138の排出方向上流側である下方端部には、第1後端ストッパ150と、シート束の排出方向に沿って移動可能な第2後端ストッパ160が設けられている。なお、この第1後端ストッパ150と第2後端ストッパ160は、第2後端ストッパ160の移動が可能となるよう図4に示すように、排出方向と直交する幅方向、つまり前奥方向にずらして配置されている。
この当接部である第1後端ストッパ150には、図4に示す駆動伝達ベルト201、後端ストッパ駆動軸202、後端ストッパ駆動ベルト203を介して後端ストッパ駆動モータM150の駆動が伝達される。そして、この後端ストッパ駆動モータM150の駆動により、第1後端ストッパ150は、中間処理トレイ138に沿って第2後端ストッパ160よりも上流位置(退避位置)と下流位置(突出位置)の2つの位置を取ることが出来る。
つまり、第1後端ストッパ150は、後端ストッパ駆動モータM150、駆動伝達ベルト201、後端ストッパ駆動軸202、後端ストッパ駆動ベルト203により構成される移動部150Aにより、シート排出方向に沿って移動する。なお、第1後端ストッパ150の位置は、後端ストッパ位置センサ204(204a,204b)により検知される。
一方、突き当て部である第2後端ストッパ160は、第1後端ストッパ150が退避位置に位置しているときには、中間処理トレイ138に排出されたシートと最初に突き当たるものである。この第2後端ストッパ160の、シートが付き当たる面の材質は、第1後端ストッパ160のシートが付き当たる面の材質より反発係数の低いもので構成されている。そして、このように第2後端ストッパ160のシート付き当て面の材質を反発係数の低いものとすることにより、後述するようにシートSが第2後端ストッパ160に突き当たった場合、シートの跳ね返りを防ぐことができる。
また、図4において、240(240a,240b)は、中間処理トレイ138に排出されたシートの幅方向の端部を整合する整合部材であり、この整合部材240は、整合面が対向するように手前側と奥側に配置されている。この整合部材240は、中間処理トレイ138に対してシートの幅方向に沿って移動してシートの幅方向の端部を整合するものであり、それぞれ整合部材モータM240(M240a,M240b)により独立して駆動される。
なお、整合部材モータM240の駆動は、第1伝達ベルト241(241a,241b)及び第2伝達ベルト242(242a,242b)を介して整合部材240に伝達される。つまり、本実施の形態において、後述するように第1後端ストッパ150に当接した複数枚のシートの幅方向の位置を整合する整合部240Aは、整合部材240、整合部材モータM240、第1及び第2伝達ベルト241,242を備えている。なお、図4において、243(243a,243b)は、整合部材HPセンサであり、この整合部材HPセンサ243は、整合部材240の位置が、整合部材240の幅方向の間隔が最も離れた位置となるホームポジションを検知するためのものである。
また、図3に示すように中間処理トレイ138の下流側端部には、束排出ローラ対130(130a,130b)が配置され、上部排出ローラ130bは揺動ガイド149の下面前端部に配置されている。ここで、上部排出ローラ130bは、揺動ガイド149の開閉動作に伴って下部排出ローラ130aに対して離接するようになっており、束排出ローラ対130は、後述する図6に示す束排出モータM130によって正逆回転するようになっている。また、揺動ガイド149は、支持軸154に支持されて、支持軸154を中心に回動可能に構成され、揺動モータM149によって上下方向に移動可能になっている。
なお、図3において、132は綴じ手段であるステイプラであり、このステイプラ132は、スライド支台140上に固定されており、中間処理トレイ138に積載されたシートの後端縁に沿って移動するようになっている。また、131は引き込みパドルであり、この引き込みパドル131は、中間処理トレイ138の上方に配設されている駆動軸157上に沿って複数配置され、不図示のパドル駆動モータによって駆動軸157を軸に適切なタイミングで回転するようになっている。
158はベルトローラであり、このベルトローラ158は下排紙ローラ128aの外周に掛けられ、下排紙ローラ128aの回転に従動して回転する。また、ベルトローラ158は、その下方部が中間処理トレイ138上に積載された最上シートと接するような位置(実線部)と不図示の牽引部材により中間処理トレイ138上に放出されるシートに干渉しない位置(破線部)の位置を取る。
図5は、白黒/カラー複写機600の制御ブロック図である。複写機本体602に設けられたCPU回路部630は、CPU629、制御プログラム等を格納したROM631、制御データを一時的に保持するための領域や、制御に伴う演算の作業領域として用いられるRAM660を有している。また、図5において、637は白黒/カラー複写機600と外部PC(コンピュータ)620との外部インターフェイスである。この外部インターフェイス637は外部PC620からのプリントデータを受信すると、このデータをビットマップ画像に展開し、画像データとして画像信号制御部634へ出力する。
そして、この画像信号制御部634は、このデータをプリンタ制御部635へ出力し、プリンタ制御部635は、画像信号制御部634からのデータを不図示の露光制御部へ出力する。なお、イメージリーダ制御部633から画像信号制御部634へは、原稿読み取り部650のイメージセンサ650a(図1参照)で読み取った原稿の画像が出力され、画像信号制御部634は、この画像出力をプリンタ制御部635へ出力する。
また、操作部601は、画像形成に関する各種機能を設定するための複数のキー及び設定状態を表示するための表示部等を有している。そして、ユーザによる各キーの操作に対応するキー信号をCPU回路部630に出力すると共に、CPU回路部630からの信号に基づき対応する情報を表示部に表示する。
CPU回路部630は、ROM631に格納された制御プログラム及び操作部601の設定に従い、画像信号制御部634を制御すると共に、原稿給送装置制御部632を介して原稿搬送装置651(図1参照)を制御する。また、イメージリーダ制御部633を介して原稿読み取り部650(図1参照)を、プリンタ制御部635を介して画像形成部603(図1参照)を、さらにフィニッシャ制御部636を介してフィニッシャ100をそれぞれ制御する。
なお、本実施の形態において、制御部であるフィニッシャ制御部636はフィニッシャ100に搭載され、CPU回路部630と情報のやり取りを行うことによってフィニッシャ100の駆動制御を行う。また、フィニッシャ制御部636をCPU回路部630と一体的に複写機本体側に配設し、複写機本体側から直接、フィニッシャ100を制御するようにしてもよい。
図6は、本実施の形態に係るフィニッシャ100の制御ブロック図である。フィニッシャ100を制御するフィニッシャ制御部636は、マイクロコンピュータシステムで構成されてCPU300、ROM301及びRAM302等を有している。ROM301にはパンチャー処理用プログラムやステープリング処理用プログラム等が予め格納されている。
そして、CPU300は各プログラムを実行し、RAM302との間で適宜データのやり取りをしながら入力データ処理を行うことにより、所定の制御信号を作成するようになっている。また、複写機本体602に設けられたCPU回路部630との間、データの送受信が行われ、CPU300はCPU回路部630から原稿のサイズやコピー枚数などの各種情報を取得するようになっている。
CPU300には、入力インターフェイス回路303を介して、操作部601による設定により、搬入されてくるシートがバッファリング処理を施す対象のシート束かどうかを判別する判別手段305が接続されている。また、既述した図2に示す下排紙ローラ対128の搬送方向上流側に配置された中間処理前センサ127、後端ストッパ位置センサ162、整合部材HPセンサ243が接続されている。そして、これら各センサからの検出信号が入力インターフェイス回路303を介してCPU300に入力データとして入力される。
また、CPU300には、出力インターフェイス回路304を介して、下排紙ローラ対128を駆動する処理前モータM128、束排出ローラ対130を駆動させる束排出モータM130、揺動ガイド149を駆動させる揺動モータM149が接続されている。また、CPU300には、第1後端ストッパ150を駆動させる後端ストッパ駆動モータM150、整合部材240を駆動させる整合部材モータM240が接続されている。そして、これら各モータに対し、CPU300は各種の制御信号を、出力インターフェイス回路304を介して出力する。なお、本実施の形態においては、フィニッシャ制御部636によりフィニッシャ100の制御を行っているが、複写機本体602に側のCPU回路部630が直接、フィニッシャ100の制御を行うようにしても良い。
ところで、本実施の形態において、例えば綴じ処理を行う場合、中間処理トレイ上(シート積載部上)のシート束が処理されている間、次に処理されるシート束の最初の複数枚を重ね合わせて待機させるようにしている。そして、中間処理トレイ上のシート束の処理が終わり、次のシートを処理する際には、まず待機させた複数枚のシートを重ね合わせた状態で中間処理トレイ138に搬送するようにしている。
次に、このような本実施の形態におけるシートの重ね合わせ動作について説明する。シート搬送部を構成する搬送ローラ110及び離間ローラ111により搬送されてきたシートS1は、図7の(a)に示すように、搬送ローラ110及び離間ローラ111と中間処理トレイ138との間に設けられた束搬送パス121に搬送される。この後、シート搬送路である束搬送パス121に設けられた正逆転可能な第1搬送部である第1バッファローラ対115により搬送される。
次に、第2バッファセンサ116によりシートS1の先端位置が検知される。この検知タイミングと予め認知されているシートのサイズ情報に基づきシートS1は後端位置が、束搬送パス121から分岐し、次に処理する複数枚のシートを待機させる待機部であるバッファパス113の分岐点Aに到達するまで搬送される。このとき、バッファパス切換え部材114は不図示の駆動手段により破線状態に切り替えられている。
次に、このようにシートS1の後端が分岐点Aに到達した後、第1バッファローラ対115を逆転動作させる。そして、図7の(b)に示すように、シートS1の後端をバッファパス113に導き、シートS1を、正転動作している正逆転可能な第2搬送部である第2バッファローラ対112に受け渡す。
これにより、シートS1は第2バッファローラ対112により、先端位置が位置Bに到達するまでバッファパス内(待機部内)に引き込まれ、その位置にて一時待機する。なお、本実施の形態において、中間処理トレイ138上のシート束が処理されている間、次に処理する複数枚のシートを待機させるシート待機部100Cは、バッファパス113、第1バッファローラ対115及び第2バッファローラ対112により構成される。
次に、次に搬送されてくるシートS2を、束搬送パス121とバッファパス113との分岐点Aよりもシート搬送方向上流に設けられている検知部である第1バッファセンサ109が検知するのを待つ。そして、第1バッファセンサ109が次に搬送されてくるシートS2を検知すると、このシートS2の搬送に合わせて、シートS2と重なり合うように第2バッファローラ対112を逆転駆動し、一時待機していたシートS1の搬送を再開する。これにより、シートS1を搬送経路に戻し、図7の(c)に示すようにシートS1とシートS2を、シートS2が先行するように所定のずらし量で重ね合わせる。
さらに後続シートも重ね合わせる際には、シートS1とS2を重ね合わせたシート束の後端が位置Aに到達するまで搬送し、この後、既述したシートS1とシートS2の重ね合わせ動作と同様の処理を行う。これを繰り返すことで所定枚数重ね合わせることができる。
次に、このようなバッファリング処理により重ね合わせたシート(以下、バッファシートという)に対する中間処理トレイ部における積載、整合動作について説明する。まず、図8の(a)に示すように、バッファシートSが下排紙ローラ対128から搬送されてくると、バッファシートSは、案内ガイド151に沿って束排出ローラ対130のニップ部に案内される。このとき、揺動ガイド149は閉じており、束排出ローラ対130は接している状態にある。また、束排出ローラ対130は、バッファシートSを積載トレイ137に排出する方向に回転している。
これにより、束排出ローラ対130に受け渡されたバッファシートSは、図8の(b)に示すように、後端が下排紙ローラ対128を抜けるまで、そのまま積載トレイ137に排出する方向に搬送される。なお、下排紙ローラ対128にバッファシートSが受け渡されるタイミングは、中間処理前センサ127により検知している。この後、図8の(c)に示すように、バッファシートSの後端が下排紙ローラ対128を抜けて中間処理トレイ138上に積載されると、図9の(a)に示すように、束排出ローラ対130が逆方向に回転する。これにより、バッファシートSは、中間処理トレイ138の放出方向(シート排出方向)下流に設けられた後端ストッパ150,160に突き当たる方向に搬送される。
このとき、第2後端ストッパ160は、第1後端ストッパ150よりもシート排出方向の下流、すなわち搬送されてくるバッファシートSのシート排出方向の一端である下流端に先に突き当たる位置に位置している。次に、バッファシートSが第2後端ストッパ160に突き当たる前に、図9の(b)に示すように、揺動ガイド149が開くことにより束排出ローラ対130が離間する。これにより、バッファシートSは、自重及び下部排出ローラ130aの回転により第2後端ストッパ160に向けて放出される。
このときバッファシートSは、上下に重ね合わされたシートのうち下にあるシートほど第2後端ストッパ160の方向にずらして重ねてある。この状態で束排出ローラ対130から放出されると、バッファシートSは、放出された方向に移動を続けようとする慣性により第2後端ストッパ160に向かう方向に移動を続ける。これにより、図9の(c)に示すように、バッファシートSは下のシートから順に第2後端ストッパ160に突き当たり、シートの搬送方向が整合される。
次に、後端ストッパ駆動モータM150を駆動し、第1後端ストッパ150を矢印方向に移動させる。これにより、図10に示すように、第1後端ストッパ150が第2後端ストッパ160に当接していたバッファシートSと当接してバッファシートSを第2後端ストッパ160から受け取り、第1後端ストッパ150でバッファシートSの端部規制を行う。そして、このようにバッファシートSが第1後端ストッパ150に受け渡された後、整合部材モータM240を駆動させ、整合部材240を幅を狭める方向に移動させることにより、シートの幅方向の整合を行う。
次に、このようなバッファリング処理を行う際の動作について図11及び図12に示すフローチャートを用いて説明する。CPU300は、処理を行うシート束(処理束)の先頭シートの搬送が開始されると、まず判別手段305によりシート束がバッファリング処理対象かどうかの判断を行う(S801)。ここで、シート束がバッファリング処理対象と判断すると(S801のY)、次に後端ストッパ駆動モータM150を駆動し(S802)、後端ストッパ150を退避位置に向けて移動させると共に、後端ストッパ位置センサ204を監視する(S803)。そして、後端ストッパ位置センサ204が、後端ストッパ150が既述した図8の(a)に示す退避位置に移動したことを検知すると(S804のY)、後端ストッパ駆動モータM150を停止させる(S805)。
次に、処理前モータM128及び束排出モータM130を駆動させ(S806、S807)、シートの搬入に備える。さらに中間処理前センサ127を監視し(S808)、中間処理前センサ127が、中間処理トレイ138に搬送されてきたシートの先端を検知すると(S809のY)、束排出モータM130のクロック数を監視(カウント)する(S810)。そして、束排出モータM130が所定クロック数回転すると(S811のY)、すなわち既述した図8の(b)及び(c)に示すようにシートSの後端が下排紙ローラ対128を通過すると、束排出モータM130を一時停止させる(S812)。
次に、既述した図9の(a)に示すように束排出モータM130を反転駆動させ(S813)、束排出モータM130のクロック数を監視(カウント)する(S814)。そして、束排出モータM130が所定クロック数回転すると(S815のY)、すなわちシートを所定距離搬送すると、揺動モータM149を駆動させる(S816)。これにより、既述した図9の(b)に示すように揺動ガイド149が開口し、束排出ローラ対130が離間する。
次に、束排出モータM130及び揺動モータM149のクロック数を監視し(S817)、束排出モータM130及び揺動モータM149が所定クロック数回転すると(S818のY)、束排出モータM130及び揺動モータM149を停止させる(S819)。これにより、シートは第2後端ストッパ160に向けて放出され、既述した図9の(c)に示すようにシートの端部が第2後端ストッパ160に突き当たり整合される。
次に、後端ストッパ駆動モータM150を駆動し(S820)、シートの端部規制を第2後端ストッパ160から第1後端ストッパ150へ受け渡しするように第1後端ストッパ150を、既述した図10に示す突出位置に向けて移動させる。また、この際、後端ストッパ位置センサ204を監視する(S821)。そして、後端ストッパ位置センサ204により第1後端ストッパ150が突出位置まで移動したことを検知すると(S822のY)、すなわちシートの第1後端ストッパ150へ受け渡しが完了すると、後端ストッパ駆動モータM150を停止させる(S823)。
次に、シートの端部規制の第1後端ストッパ150への受け渡しが完了すると、整合部材モータM240を駆動し(S824)、整合部材240をホームポジションに向け、間隔が拡がる方向に移動させる。また、これと同時に整合部材HPセンサ243を監視する(S825)。そして、整合部材HPセンサ243が、整合部材240がホームポジションにあることを検知すると(S826)、整合部材モータM240を逆転させて間隔が狭まる方向に移動させると共に、整合部材モータM240のクロック数を監視する(S827)。この後、整合部材モータM240が所定クロック数回転すると(S828のY)、すなわちシートの幅方向の整合動作が終了すると、整合部材モータM240を停止させる(S829)。
次に、複写機本体602のCPU回路部630から送られたバッファシートの枚数情報に基づき、整合したシートが束の最終シートであるかどうかの判断を行う(S830)。そして、最終シートである場合は(S830のY)、綴じ処理を行うかどうかの判断を行い(S831)、綴じ処理を行う場合は(S831のY)、綴じ処理を行い(S832)、束排出処理する(S833)。綴じ処理を行わない場合は(S831のN)、そのまま束排出処理する(S833)。
また、最終シートでない場合は(S830のN)、中間処理前センサ127を監視する(S848)。そして、中間処理前センサ127がシート先端を検知すると(S849のY)、シートが中間処理トレイ138に積載されるまでの所定時間、言い換えれば整合部材モータ駆動開始時間をカウントする。そして、所定時間が経過すると(S851のY)、ステップS824の整合部材モータ駆動に移行して整合処理を行う。なお、この後の処理は、先頭バッファシートと同様である。
一方、シート束がバッファリング処理対象でない判断すると(S801のN)、後端ストッパ駆動モータM150を駆動し(S840)、第1後端ストッパ150を突出位置に向けて移動させる。また、後端ストッパ位置センサ204を監視する(S841)。そして、後端ストッパ位置センサ204が、第1後端ストッパ150が突出位置にあると検知すると(S842のY)、後端ストッパ駆動モータM150を停止させる(S843)。
次に、揺動モータM149を駆動し(S844)、既述した図9の(b)に示すように束排出ローラ対130を離間させるよう揺動ガイド149を開口させる。この後、揺動モータM149のクロック数を監視し、揺動モータM149が所定クロック数回転すると(S845のY)、揺動モータM149を停止させる(S846)。次に処理前モータM127を駆動し(S847)、シートの搬入に備える。この後、既述したS848〜S851の処理を行う。
以上説明したように、本実施の形態では、排出されたシートを反発係数が小さい第2後端ストッパ160に突き当てて停止させた後、第1後端ストッパ150を移動させ、第2後端ストッパ160の代わりに第1後端ストッパ150に当接させるようにしている。また、この後、整合部材240により第1後端ストッパ150に当接したシートの幅方向の位置を、整合するようにしている。
そして、このようにバッファリング処理を行うために重ね合わせた複数のシートを中間処理トレイ138に排出した際、重ね合わせてある全てのシートを、まず先に第2後端ストッパ160に突き当てることにより、シートを跳ね返らずに停止させることができる。また、この後、シートを第2後端ストッパ160の代わりに第1後端ストッパ150に当接させることにより、幅方向の整合時、抵抗の少ない状態でシートを幅方向に移動させることができるので、整合ずれを生じることなく整合が可能となる。
つまり、排出されたシートを反発係数が小さい第2後端ストッパ160に突き当てて停止させた後、第1後端ストッパ150にシートを当接させた状態でシートを整合することにより、整合不良を発生させることなくシートを整合することができる。この結果、綴じ処理が行われている間も複写機本体602からの出力を止めることなくシートに綴じ処理を施す際に、品位不良を招くことなく、綴じ処理を行うことができる。
なお、本実施の形態では、シートを搬送途中で逆搬送し、待機経路(バッファパス113)に一時待機させるスイッチバック方式を用いたフィニッシャ100について説明したが、本発明は、これに限らない。例えば、図13の(a)に示す巻き付き方式や、図13の(b)に示す複数バッファパス方式を用いたフィニッシャでも適用することができる。
ここで、巻き付き方式を用いたフィニッシャでは、シートをバッファリング処理する際は、図13の(a)に示すように、まず先行シートS1を回転体であるバッファローラ410の周面に形成された円形パス402内に一時待機させる。そして、後続シートS2の搬送に合わせて一時待機していたシートS1を合流地点406で重ね合わせ搬送を行う。これを必要枚数繰り返し、必要枚数重ね合わせると、搬送経路切り替え部材409を切り替え、重ね合わせたシート束を、束搬送パス413に設けられた搬送ローラ411により搬送する。
なお、このような巻き付き方式のフィニッシャにおいては、シート待機部は、バッファローラ410の周面に形成された待機部である円形パス402と、第1搬送部である搬送ローラ411と、第2搬送部であるバッファローラ410とにより構成される。そして、例えばバッファローラ410の回転を開始するタイミングや、バッファローラ410の回転速度を変えることにより、複数枚のシートを、ずらし量を順次減少させながら重ね合わせた状態で搬送することができる。
また、複数の待機通路であるバッファパスを備えたバッファパス方式を用いたフィニッシャでは、図13の(b)に示すように、重ね合わせを行う枚数分のバッファパスを用いてシートの重ね合わせを行う。今回は3枚を重ね合わせる場合を例に説明を行う。シートが搬送されると、経路切り替え部材504を用いて、第1先行シートS1を第1バッファパス501に、第2先行シートS2を第2バッファパス501aにそれぞれ導き、一時待機させる。
この後、重ね合わせる最終シートS3が第3バッファパス501bを通り、合流パス505を通過するタイミングで第1バッファパス501に設けられた搬送ローラ510及び第2バッファパス501aに設けられた搬送ローラ511を駆動する。これにより、第1及び第2バッファパス501,501aに待機していたシートS1,S2を、合流パス505で最終シートS3と重ね合わせ、この後、3枚のシートS1〜S3を、重ね合わせた状態で搬送ローラ512により搬送する。なお、もっと多くの枚数で重ね合わせる場合においても、重ね合わせ枚数に対応したバッファパスを備え、それぞれのバッファパスにシートを導き、一時待機後、重ね合わせ最終シートに合わせて搬送し合流する同様の動作を行う。
ここで、このような複数バッファパス方式のフィニッシャにおいては、シート待機部は、待機部である第1及び第2バッファパス501,501aと、第1搬送部である搬送ローラ512と、第2搬送部である搬送ローラ510,511により構成される。そして、例えば搬送ローラ510,511の回転を開始するタイミングや、搬送ローラ510,511の回転速度を変えることにより、複数枚のシートを、ずらし量を順次減少させながら重ね合わせた状態で搬送することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図14は、本実施の形態に係るシート処理装置であるフィニッシャに設けられたステイプル部の構成を説明する図である。なお、図14において、既述した図8と同一符号は、同一又は相当部分を示している。
ここで、図14において、500は当接部である第1後端ストッパ、501は突き当て部である第2後端ストッパである。なお、この第2後端ストッパ501は、移動部を構成する不図示の駆動モータにより中間処理トレイ138に沿って排出方向に移動可能であり、図14の(c)に示す退避位置と、図14の(a)に示す突出位置の2つの位置を取ることが出来る。つまり、本実施の形態においては、バッファシートSを第2後端ストッパ501に突き当てて停止させた後、第2後端ストッパを移動させることにより、第2後端ストッパ160の代わりに第1後端ストッパ150に当接させるようにしている。
また、この第2後端ストッパ501は、突出位置から退避位置に移動する際、シートを保持しながら移動するようシートを保持する保持部である挟持部材502と、挟持部材502を駆動する挟持部材駆動手段503を有している。さらに、この第2後端ストッパ501の、シートを付き当てる面は、第1後端ストッパ500のシート規制面より反発係数が低くなっている。
このような構成のフィニッシャにおいては、束排出ローラ対130によりバッファシートSが放出されると、バッファシートSは、図14の(a)に示す突出位置にある第2後端ストッパ501に突き当てられる。そして、シートSが第2後端ストッパ501に突き当てられた後、挟持部材駆動手段503により挟持部材502を駆動させ、図14の(b)に示すように付き当てたバッファシートSを挟持(保持)する。
次に、このようにバッファシートSを挟持した状態のまま第2後端ストッパ501を退避位置に移動させ、図14の(c)に示すように、移動途中で第1後端ストッパ500を通過する際にバッファシートSを第2後端ストッパ150に受け渡す。この後、第1後端ストッパ500で端部を規制している状態で、受け渡したバッファシートの幅整合を行い、後続シートが1枚ずつ搬送されてくる間は、第2後端ストッパ501は退避位置に位置している。
以上説明したように、本実施の形態においては、排出されたシートを反発係数が小さい第2後端ストッパ501に突き当てて停止させた後、第2後端ストッパ501を移動させることにより、第1後端ストッパ500に当接させるようにしている。また、この後、第1後端ストッパ500に当接した状態のシートに対して幅方向の位置を整合するようにしている。
つまり、本実施の形態では、排出されたシートを第2後端ストッパ501に突き当てて停止させた後、第2後端ストッパ501を移動し、第2後端ストッパ501の代わりに、停止した複数枚のシートに、第1後端ストッパ500を当接させるようにしている。そして、このように第2後端ストッパ150を移動させ、排出されたシートを第1後端ストッパ500に当接させた後、シートを整合することにより、整合不良を発生させることなくシートを整合することができる。
100…フィニッシャ、100A…ステイプル部、100C…シート待機部、138…中間処理トレイ、150…第1後端ストッパ、160…第2後端ストッパ、150A…移動部、240…整合部材、240A…整合部、500…第1後端ストッパ、501…第2後端ストッパ、600…白黒/カラー複写機、602…白黒/カラー複写機本体、603…画像形成部、630…CPU回路部、636…フィニッシャ制御部、S…シート

Claims (7)

  1. 処理を行うシートを積載するシート積載部と、
    前記シート積載部にシートを搬送するシート搬送部と、
    前記シート積載部と前記シート搬送部の間に配置され、シート積載部上のシート束が処理されている間、次に処理される複数枚のシートを重ね合わせて待機させるシート待機部と、
    前記シート待機部から重ね合わされて搬送され、前記シート積載部に排出された複数枚のシートのシート排出方向の一端と当接する当接部と、
    前記当接部に当接した複数枚のシートのシート排出方向と直交する幅方向の位置を整合する整合部と、
    前記当接部よりも先に、前記シート積載部に排出された複数枚のシートのシート排出方向の一端と突き当たって複数枚のシートを停止させる前記当接部よりも反発係数が小さい突き当て部と、
    前記突き当て部に突き当たって複数枚のシートが停止した後、前記突き当て部の代わりに、停止した複数枚のシートに前記当接部を当接させるよう前記当接部及び前記突き当て部の一方を移動させる移動部と、を備えたことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記突き当て部に突き当って複数枚のシートが停止した後、前記当接部を、停止した複数枚のシートに、前記突き当て部の代わりに当接する位置に移動させるよう前記移動部を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  3. 前記制御部は、シートを1枚ずつ前記シート積載部に排出する場合は、前記当接部を前記突き当て部よりも先にシートに当接する位置に移動させるよう前記移動部を制御することを特徴とする請求項2記載のシート処理装置。
  4. 複数枚のシートが突き当たった後、前記突き当て部を、前記当接部が前記突き当て部の代わりに、停止した複数枚のシートに当接する位置に移動させるよう前記移動部を制御する制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載のシート処理装置。
  5. 前記突き当て部には、停止した複数枚のシートを保持しながら移動するようシートを保持する保持部が設けられていることを特徴とする請求項4記載のシート処理装置。
  6. 前記制御部は、シートを1枚ずつ前記シート積載部に排出する場合は、前記突き当て部を、前記当接部が前記突き当て部よりも先にシートに当接する位置に移動させるよう前記移動部を制御することを特徴とする請求項4又は5記載のシート処理装置。
  7. シートに画像を形成する画像形成部と、前記画像形成部によって画像を形成されたシートを処理する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のシート処理装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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