JP2013158168A - 共振型コンバータ - Google Patents

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【課題】インダクタと磁気的に結合する結合回路を備える共振型コンバータについて、電力損失を低減することを目的とする。
【解決手段】共振型コンバータは、スイッチング素子20と、スイッチング素子20に対し並列に一方向の電流経路を形成するダイオード26と、スイッチング素子20をスイッチング制御する制御部22と、電力供給源10とスイッチング素子20との間の経路にある補助インダクタ12および1次側インダクタ16と、スイッチング素子20に並列接続された共振用キャパシタ24と、1次側インダクタ16と磁気的に結合する結合回路とを備える。制御部22は、共振周波数、および、ダイオード26の導通状態に応じて、スイッチング素子20をスイッチング制御する
【選択図】図1

Description

本発明は、共振型コンバータに関し、特に、共振周波数に応じたスイッチングを行うコンバータに関する。
ハイブリッド自動車、電気自動車、電気機関車等の電動車両や、産業用ロボット、工作機械、昇降機等の電動機を用いる動力機械には、直流電圧を変換するDC/DCコンバータが用いられる。DC/DCコンバータは、電力供給源から与えられた直流電圧を昇圧または降圧し、電動車両、動力機械等を制御する。
DC/DCコンバータには、下記の特許文献および非特許文献に記載されているように、電磁誘導および共振を利用する共振型コンバータがある。例えば、特許文献1に記載されている一石電流共振型DC/DCコンバータでは、直流入力電源1から共振用インダクタンス13に流れる電流が、半導体スイッチ素子7によってスイッチングされ、共振用インダクタンス13および共振用コンデンサ6から構成される共振回路を共振させる。そして、共振および電磁誘導に基づいて共振用インダクタンス13に現れた電圧と、直流入力電源1の出力電圧とに基づく電圧が高周波トランスの1次側に印加され、高周波トランスの2次側から負荷電圧が出力される。また、特許文献5、非特許文献1および2には、スイッチング損失を低減するための技術が記載されている。
特開平5−260745号公報 特開平5−122932号公報 特開平2−97272号公報 特開昭64−89964号公報 米国特許6344979号明細書
江沢徹、関屋大雄、呂建明、谷萩隆嗣、「E級スイッチング回路の数値計算法」電子情報通信学会技術研究報告.EE,電子通信エネルギー技術 106(494),59−64,2007−01−18 Daocheng Huang et.al "High Power Density High Efficiency DC/DC Converter", Energy Conversion Congress and Exposition (ECCE), 2011 IEEE,pp1392 - 1399 ,17-22 Sept. 2011
一般に、共振型コンバータに用いられるスイッチング素子の損失は、共振型コンバータに形成される共振回路の共振周波数と、スイッチング周波数との関係に応じて定まる。そのため、共振型コンバータに形成される共振回路の共振周波数に基づき、スイッチング周波数が定められることが多い。
また、共振型コンバータでは、トランスを用いて負荷回路側とスイッチング素子側とが電気的に分離されることがある。ところが、トランスを含めた共振回路の動作は、負荷回路に供給される電力に応じて変化する。そのため、スイッチング素子の損失が負荷供給電力に応じて変化し、負荷供給電力の大きさによって、スイッチング素子の損失が増大することがある。
本発明は、インダクタと磁気的に結合する結合回路を備える共振型コンバータについて、電力損失を低減することを目的とする。
本発明は、スイッチング素子と、前記スイッチング素子に対し、並列に一方向の電流経路を形成する整流素子と、前記スイッチング素子をスイッチング制御する制御部と、電力供給源と前記スイッチング素子との間の経路にあるインダクタと、前記スイッチング素子に並列接続された経路にあるキャパシタと、前記インダクタと磁気的に結合する結合回路と、を備え、前記制御部は、前記インダクタ、前記キャパシタ、および前記結合回路によって定まる共振周波数、および、前記整流素子の導通状態に応じて、前記スイッチング素子をスイッチング制御することを特徴とする。
また、本発明は、スイッチング素子と、前記スイッチング素子に対し、並列に一方向の電流経路を形成する整流素子と、前記スイッチング素子をスイッチング制御する制御部と、電力供給源と前記スイッチング素子との間の経路にあるインダクタと、前記スイッチング素子に並列接続された経路にあるキャパシタと、前記インダクタと磁気的に結合する結合回路と、を備え、前記制御部は、前記インダクタ、前記キャパシタ、および前記結合回路によって定まる共振周波数、および、前記結合回路の動作状態に応じて、前記スイッチング素子をスイッチング制御することを特徴とする。
また、本発明に係る共振型コンバータにおいては、望ましくは、前記制御部は、さらに、前記整流素子の導通状態に応じて、前記スイッチング素子をスイッチング制御する。
また、本発明に係る共振型コンバータにおいては、望ましくは、前記制御部は、前記結合回路に流れる電流に応じて、前記スイッチング素子のスイッチングのデューティ比を変化させる。
また、本発明に係る共振型コンバータにおいては、望ましくは、前記制御部は、前記整流素子が導通しているときに、前記スイッチング素子をオフからオンに制御する。
また、本発明に係る共振型コンバータにおいては、望ましくは、前記インダクタおよび前記キャパシタの各定数が、前記整流素子に流れる電流に応じて、または、前記整流素子に電流が流れないように定められている。
また、本発明に係る共振型コンバータにおいては、望ましくは、前記電力供給源と前記スイッチング素子との間の経路にあり、前記インダクタ、前記キャパシタ、および前記結合回路と共に共振回路を形成する補助インダクタを備える。
また、本発明に係る共振型コンバータにおいては、望ましくは、前記結合回路は、前記インダクタから与えられる交流電力を直流電力に変換し、その直流電力を負荷回路に与える整流回路を備える。
また、本発明に係る共振型コンバータにおいては、望ましくは、前記結合回路は、前記インダクタと共にトランスを形成する結合回路インダクタを備え、前記トランスは、前記インダクタに含まれるU字形状の1次側コアと、前記結合回路インダクタに含まれるU字形状の2次側コアと、を備え、前記1次側コアおよび前記2次側コアは、それぞれの両端を向かい合わせて配置され、それぞれの両端に形成されたエアギャップを通る磁路を形成する。
また、本発明に係る共振型コンバータにおいては、望ましくは、前記電力供給源は出力電圧を調整し、前記結合回路に供給される電力を調整する。
また、本発明に係る共振型コンバータにおいては、望ましくは、前記結合回路は、非接触電力伝送システムの送電コイルを備える。
本発明によれば、インダクタと磁気的に結合する結合回路を備える共振型コンバータについて、電力損失を低減することができる。
本発明に係る共振型コンバータの構成を示す図である。 スイッチング制御電圧、スイッチング素子電流、スイッチング素子電圧、および、ダイオード電流の各時間波形を示す図である。 一石共振型コンバータの構成を示す図である。 スイッチング制御電圧、スイッチング素子電圧、1次側インダクタに流れる電流、および、平滑キャパシタの端子間電圧の各時間波形を示す図である。 スイッチング制御電圧、スイッチング素子電流、スイッチング素子電圧、および、ダイオード電流の各時間波形を示す図である。 第2実施形態に係る共振型コンバータの構成を示す図である。 第2実施形態に係る共振型コンバータのシミュレーション結果を示す図である。 PFC回路の構成を示す図である。 電力供給源としてPFC回路を採用した場合のシミュレーション結果および実験結果を示す図である。 トランスの構成例を示す図である。 非接触電力伝送システムの構成を示す図である。
(1)共振型コンバータの構成および動作
図1には、本発明の実施形態に係る共振型コンバータの構成が示されている。共振型コンバータは、電磁誘導および共振を利用して電力供給源10の出力電圧を変換し、変換後の電圧を負荷回路30に出力する。
電力供給源10の正極端子には、補助インダクタ12の一端が接続されている。補助インダクタ12の他端は、トランス14の1次側インダクタ16の一端に接続されている。1次側インダクタ16の他端は、スイッチング素子20の一端に接続され、スイッチング素子20の他端は電力供給源10の負極端子に接続されている。スイッチング素子20には、共振用キャパシタ24が並列に接続され、さらに、電力供給源10の負極端子側をアノード端子としてダイオード26が並列に接続されている。制御部22は、スイッチング素子20に対し、オンオフの繰り返し制御、すなわち、スイッチング制御を行う。
トランス14の2次側インダクタ18、整流・平滑回路28、および負荷回路30は、1次側インダクタ16と磁気的に結合する結合回路をなす。2次側インダクタ18には、整流・平滑回路28が接続され、整流・平滑回路28には、負荷回路30が接続されている。
次に、図1および図2を参照して、共振型コンバータの動作について説明する。図2(a)〜(d)の横軸は時間を示す。図2(a)の縦軸は、スイッチング素子20を制御するスイッチング制御電圧を示す。スイッチング制御電圧がゼロのときにスイッチング素子20はオフとなり、VHのときにスイッチング素子20はオンとなる。図2(b)の縦軸は、スイッチング素子20に流れるスイッチング素子電流を示す。スイッチング素子電流は、1次側インダクタ16側の端子から流入する電流を正とする。図2(c)の縦軸は、スイッチング素子20の端子間電圧であるスイッチング素子電圧を示す。スイッチング素子電圧は、電力供給源10の負極端子側の電圧をゼロとする。なお、スイッチング素子20および共振用キャパシタ24は並列に接続されているため、スイッチング素子電圧と、共振用キャパシタ24の端子間電圧は等しい。図2(d)の縦軸は、ダイオード26に流れるダイオード電流を示す。ダイオード電流は、アノード端子からカソード端子に流れる電流、すなわち、順方向電流を負とする。以下では、ダイオード26の順方向の障壁電圧は十分小さく、ゼロであるものとして説明する。
図2(a)〜(d)における時刻s0およびs2はスイッチング素子20がオフからオンになる時刻であり、時刻s1および時刻s3は、スイッチング素子20がオンからオフになる時刻である。
まず、時刻s0においてダイオード26には、補助インダクタ12および1次側インダクタ16による誘導電流が流れている。この電流は、ダイオード26から1次側インダクタ16および補助インダクタ12を介して電力供給源10に流入する。また、ダイオード26が導通しているため、このときの共振用キャパシタ24の端子間電圧はゼロである。
時刻s0にスイッチング素子20がオンになった後、補助インダクタ12および1次側インダクタ16による誘導電流は、時刻t1にゼロとなり流れる向きが反転する。これによって、ダイオード電流は時刻t1にゼロとなり、その後は、電力供給源10から補助インダクタ12および1次側インダクタ16を介してスイッチング素子20に電流が流入し、スイッチング素子電流が増加する。スイッチング素子電流が、所定の値Ionに達し、1次側インダクタ16および補助インダクタ12に所定の磁気的エネルギーが蓄えられるに至った時刻s1にスイッチング素子20はオフとなる。
時刻s1にスイッチング素子20がオフになることで、スイッチング素子電流はゼロとなる。その後、スイッチング素子電流は、次にダイオード電流が流れてゼロになる時刻t4までゼロとなる。
スイッチング素子20がオフになった時刻s1より後は、自らに流れる電流の変化に応じて補助インダクタ12および1次側インダクタ16に誘導起電力E2が発生する。ここで、誘電起電力E2の極性は、スイッチング素子20側の電位が電力供給源10側の電位に対して高い場合を正として定義する。これによって、共振用キャパシタ24の端子間には、電力供給源10の出力電圧E1に、誘導起電力E2が加えられた電圧が印加される。そして、時刻s1から時刻t2までの時間において共振用キャパシタ24が充電され、スイッチング素子電圧は、電力供給源10の出力電圧E1よりも大きい最大電圧Emに達する。
スイッチング素子電圧が最大電圧Emに達すると、補助インダクタ12および1次側インダクタ16の誘導電流が電力供給源10に向かう方向に転じる。これによって、時刻t2より後は共振用キャパシタ24が放電し、共振用キャパシタ24から1次側インダクタ16および補助インダクタ12を介して電力供給源10に電流が流入する。そして、共振用キャパシタ24の端子間電圧、すなわち、スイッチング素子電圧は減少し、時刻t3にゼロとなる。その後、スイッチング素子電圧は、次にスイッチング素子20がオンからオフになる時刻s3までゼロとなる。
共振用キャパシタ24は、時刻s1から時刻t2までの間は、電荷がゼロの状態を初期状態として充電され、時刻t2から時刻t3までの間は、電荷がゼロになるまで放電する。コンデンサが1回の充電および放電を行う時間Tcdは、共振用キャパシタ24、補助インダクタ12、およびトランス14からなる直列共振回路の共振周期Trに依存する。共振周期Trは補助インダクタ12、1次側インダクタ16、2次側インダクタ18、および、トランス14の相互インダクタの各インダクタンス値、ならびに、共振用キャパシタ24のキャパシタンス値の他、2次側インダクタ18に流れる電流に基づいて定まる。
時刻t3において、1次側インダクタ16および補助インダクタ12は、引き続き電力供給源10に向かう方向に誘導電流を流し続けようとする。ところが、このときの共振用キャパシタ24の充電電荷はゼロであるため共振用キャパシタ24から放電電流は流れず、代わりにダイオード26に電流が流れ始める。これによって、時刻t3より後はダイオード26が導通し、ダイオード26から1次側インダクタ16および補助インダクタ12を介して電力供給源10に電流が流入する。ダイオード電流は、時刻t3より後は減少し、1次側インダクタ16および補助インダクタ12の誘導電流の向きが反転する時刻t4にゼロとなる。
スイッチング素子電圧がゼロとなる時刻t3と、ダイオード電流がゼロとなる時刻t4との間の時刻s2においてスイッチング素子20はオフからオンになる。そして、時刻s0から時刻s1に至るまでの動作と同一の動作を経て、時刻s3にスイッチング素子20はオンからオフになる。以後、同様にして、スイッチング素子20のオンおよびオフが繰り返される。
1次側インダクタ16に流れる電流の変化によって、2次側インダクタ18には誘導起電力が発生する。整流・平滑回路28は、2次側インダクタ18に現れる誘導起電力を整流および平滑化し、負荷回路30に出力する。これによって、電力供給源10の出力電圧E1のレベルが変換された電圧が負荷回路30に出力され、負荷回路30に適切な電力が供給される。
スイッチング制御電圧の周波数およびデューティ比は、ダイオード26が導通している間にスイッチング素子20をオンにさせるという条件が成立するよう定められている。この条件は、次の最適スイッチング条件に基づいて、スイッチング周波数およびデューティ比を定めることで成立する。
(a)スイッチング素子20をオンに維持する時間帯を、ダイオード26が導通している時間帯の時刻から、1次側インダクタ16および補助インダクタ12に所定の電流Ionが流れるに至るまでの時刻とする。
(b)スイッチング素子20をオンにする時刻を、ダイオード26が導通している時間帯における時刻とする。
すなわち、スイッチング周波数およびデューティ比は、上記の最適スイッチング条件が成立するよう、電力供給源10の出力電圧E1、トランス14の1次側の直列共振回路の共振周波数Tr等に応じて定められている。
このような共振型コンバータの構成および動作によれば、次のような効果が得られる。スイッチング素子20がオンになるときはダイオード26が導通しており、共振用キャパシタ24の充電電圧はゼロとなっている。そのため、スイッチング素子20がオンになった直後にスイッチング素子20に印加される電圧、および、スイッチング素子20に流れる電流はゼロとなる。また、スイッチング素子20がオフになるときは、スイッチング素子電圧はゼロである。このような、ゼロ電流スイッチング(ZCS: Zero Current Switching)およびゼロ電圧スイッチング(ZVS: Zero Voltage Switching)により、スイッチング素子20において生じる損失が低減される。なお、ZCSおよびZVSを行う動作は、一般にE級動作と称され、本実施形態に係る共振型コンバータは、E級動作型のコンバータであるといえる。
また、上記のような共振型コンバータの構成および動作によれば、トランス14が用いられることで、電力供給源10側の回路から整流・平滑回路28および負荷回路30が電気的に絶縁される。これによって、整流・平滑回路28および負荷回路30からの感電の可能性が回避され、保守、点検等が容易となる。
なお、図2(c)および(d)に示されているように、共振用キャパシタ24の放電が終了した後には、ダイオード26が導通し、ダイオード電流が流れる。このダイオード電流は、補助インダクタ12、1次側インダクタ16、2次側インダクタ18、トランス14の相互インダクタ、および共振用キャパシタ24の各回路定数を適切に決定することで低減され得る。したがって、これらの回路定数を、ダイオード電流が低減あるいはゼロとなるよう決定することで、ダイオード26において生じる損失が低減される。
また、トランス14の1次側の共振条件を成立させ、負荷回路30に十分な電力が供給可能である場合には、補助インダクタンス12を用いず、この部分を短絡してもよい。
(2)一石共振型コンバータ
次に、第1実施形態に係る共振型コンバータの具体的な構成例として、一石共振型コンバータについて説明する。図3には、一石共振型コンバータの回路図が示されている。図1に示される構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
電力供給源10には、充電容量を増加させるための電源キャパシタ32が並列接続されている。電力供給源10の正極端子には、補助インダクタ12の一端が接続されている。補助インダクタ12の他端にはトランス14の1次側インダクタ16の一端が接続されている。1次側インダクタ16の他端には、スイッチング素子としてのFET34(Field Effect Transistor)のドレイン端子が接続されている。FET34のソース端子は、電力供給源10の負極端子に接続されている。FET34のドレイン端子には、ダイオード26のカソード端子が接続され、ソース端子には、ダイオード26のアノード端子が接続されている。FET34のゲート端子は、制御回路36に接続されている。
FET34および制御回路36は、それぞれ、図1の共振型コンバータにおけるスイッチング素子20および制御部22に対応する。FET34には、スイッチング周波数、印加される電圧等に応じて、適切な周波数特性、耐圧特性等を有するものが用いられる。FET34には、GaN−FET(窒化ガリウム電界効果トランジスタ)、SiC−MOSFET(SiC-Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor、炭化珪素金属酸化膜半導体型電界効果トランジスタ)等を用いてもよい。また、スイッチング周波数、印加電圧等の条件によっては、一般的なMOSFET、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)等を用いてもよい。
ハイブリッド自動車、電気自動車等に搭載される充電器等のDC/DC変換回路として共振型コンバータが用いられる場合、電力供給源10には、出力電圧E1が200V〜400V程度であるものが用いられる。これに対するスイッチング素子電圧のピークは、例えば、400V〜1200V程度を見込んで設計される。FET34としては、このような設計条件にドレイン端子−ソース端子間の耐圧が適合するものが用いられる。
トランス14の2次側インダクタ18には、整流・平滑回路28が接続されている。整流・平滑回路28は、整流ダイオード38A、整流ダイオード38B、平滑キャパシタ40、および平滑インダクタ42を備える。2次側インダクタ18の一端には、整流ダイオード38Aのアノード端子が接続され、2次側インダクタ18の他端には、整流ダイオード38Bのアノード端子が接続されている。整流ダイオード37Aおよび38Bの各カソード端子は共通に接続され、さらに、平滑キャパシタ40の一端に接続されている。平滑キャパシタ40の他端は、2次側インダクタ18のセンタータップに接続されている。平滑キャパシタ40の一端には、平滑インダクタ42の一端が接続され、平滑インダクタ42の他端および平滑キャパシタ40の他端の間には、負荷回路30が接続されている。
制御回路36は、図2(a)に示されるスイッチング制御電圧に基づき、FET34のスイッチング制御を行う。これによって、スイッチング素子電流、スイッチング素子電圧、および、ダイオード電流は、それぞれ、図2(b)、(c)および(d)のように変化する。
1次側インダクタ16に流れる電流の変化によって、2次側インダクタ18には誘導起電力が発生する。整流ダイオード38Aは、センタータップから図の上側の巻線部分に発生する誘電起電力に基づき、順方向に電流を流して平滑キャパシタ40を充電する。充電電圧の極性は、センタータップ側が負極性となる。同様に、整流ダイオード38Bは、センタータップから図の下側の巻線部分に発生する誘電起電力に基づき、順方向に電流を流して平滑キャパシタ40を充電する。充電電圧の極性は、センタータップ側が負極性となる。平滑インダクタ42は、平滑キャパシタ40の端子間電圧に基づいて負荷回路30に流れる電流の交流成分を低減する。このような動作によって、2次側インダクタ18に発生した誘導起電力は、整流および平滑化され、負荷回路30に出力される。
一石共振型コンバータの構成および動作によれば、図1に示された共振型コンバータと同様の原理によって、FET34において生じる損失が低減される。また、トランス14が用いられることで、電力供給源10側の回路から整流・平滑回路28および負荷回路30が電気的に絶縁される。これによって、整流・平滑回路28および負荷回路30からの感電の可能性が回避され、保守、点検等が容易となる。
図4には、一石共振コンバータの試作実験結果が示されている。横軸は時間を示し、縦軸は、各時間波形の値を示す。ただし、この図は各時間波形を比較するためものであり、縦軸の絶対的な値そのものは意義を有さない。試作実験では、電力供給源10の出力電圧E1を60Vとし、スイッチング周波数を1.3MHzとした。また、負荷回路30は50Ωの抵抗とし、負荷供給電力を30Wとした。
符号「44」で示される時間波形は、スイッチング制御電圧を示し、符号「46」で示される時間波形は、スイッチング素子電圧を示す。また、符号「48」で示される時間波形は1次側インダクタ16に流れる電流を示し、符号「50」で示される時間波形は、平滑キャパシタ40の端子間電圧を示す。この試作実験では電力伝送効率が86%であった。ただし、電力伝送効率は、電力供給源10の出力電力に対する負荷回路30に供給される電力として定義される。
(3)負荷回路の動作状態に応じた制御
次に、第2実施形態に係る共振型コンバータについて説明する。上記のように第1実施形態に係る共振型コンバータにおいては、スイッチング素子20のスイッチング周波数およびデューティ比が、最適スイッチング条件が成立するように定められている。
ここで、ダイオード26が導通する時間帯は、充放電時間Tcdに依存し、さらに、充放電時間Tcdはトランス14の1次側の直列共振回路の共振周期Trに依存する。共振周期Trは、負荷回路30に対する供給電力が変化し、2次側インダクタ18に流れる電流が変化することで変化する。その理由は、2次側インダクタ18に流れる電流が変化することで、トランス14の相互インダクタによって、トランス14の1次側の見かけ上のインダクタンス値が変化するためである。
したがって、負荷供給電力の変化によって、共振周期Trおよび充放電時間Tcdが変化し、ダイオード26が導通する時間帯が変化した場合には、最適スイッチング条件が成立しないことがある。例えば、負荷供給電力が増加し、2次側インダクタ18に流れる電流が増加した場合には共振周期Trおよび充放電時間Tcdが短くなる。これによって、ダイオード26が導通している時間帯が早期に現れ、この時間帯が経過した後にスイッチング素子20がオンになることがある。
図5(a)および(b)には、このときのスイッチング制御電圧およびスイッチング素子電流がそれぞれ示されている。また、図5(c)および(d)には、このときのスイッチング素子電圧およびダイオード電流が示されている。図2(a)〜(d)に示される符号と同一の事項については同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、図2(a)および図5(a)に示されるスイッチング制御電圧の周波数およびデューティ比は同一であるものとする。
図5(c)に示されるように、充放電時間Tcdは、図2(c)に示されている充放電時間Tcdよりも短い。これによって、時刻s2よりも早期にダイオード26の導通が終了し、スイッチング素子20は、ダイオード26が導通する時間帯Tdが経過した時刻s2にオンになる。この場合、ダイオード電流がゼロになった時刻t4には、スイッチング素子20がオフであるため、その時刻t4から共振用キャパシタ24の次の周期の充電が開始される。これによって、スイッチング素子電圧は、図5(c)の符号「52」で示される時間波形のようにダイオード電流がゼロになった時刻t4から増加し、スイッチング素子20がオフになる直前にはVcまで増加する。したがって、スイッチング素子20は、共振用キャパシタ24にある程度の電荷が充電された状態でオンになる。これによって、スイッチング素子20がオンになったときには、共振用キャパシタ24に充電されていた電荷によって、スイッチング素子20に突発的な電流54が流れて損失が生じる。このような損失を低減するためには、ダイオード26が導通している時間帯Tdにスイッチング素子20をオンにすることが好ましい。
そこで、第2実施形態に係る共振型コンバータでは、負荷供給電力に応じてスイッチンのタイミングを調整し、最適スイッチング条件を成立させる。具体的には、スイッチング周波数を一定に維持しつつデューティ比を調整する。
図6には、第2実施形態に係る共振型コンバータの構成が示されている。このコンバータは、最適スイッチング条件を成立させる構成要素を図1の共振型コンバータに付加したものである。図1に示される構成要素と同一の構成要素には、同一の符号を付してその説明を省略する。
この共振型コンバータにおいては、整流・平滑回路28から負荷回路30に至る経路に、電流センサ56が設けられている。電流センサ56は、整流・平滑回路28から負荷回路30に至る経路に流れる電流を負荷電流として検出し、検出結果を制御部22に出力する。制御部22は、スイッチング周波数を一定としつつ、負荷電流の検出結果に応じてスイッチング制御電圧のデューティ比を調整する。負荷回路30が抵抗成分であれば、電流センサ56によって検出される電流は負荷供給電力の平方根に比例し、負荷供給電力に応じた制御が行われる。
制御部22は、検出された負荷電流が大きい程デューティ比を大きくし、スイッチング素子20をオンにする時間を長くする。逆に、負荷電流が小さい程デューティ比を小さくし、スイッチング素子20をオンにする時間を短くする。これによって、最適スイッチング条件を成立させることができ、スイッチング素子20における損失が低減される。
図7には、第2実施形態に係る共振型コンバータのシミュレーション結果が示されている。負荷回路30は抵抗とし、負荷抵抗を変化させたときの負荷供給電力、および負荷抵抗に印加される負荷電圧の変化が求められた。図7の横軸は、負荷抵抗を示し、左側の縦軸は負荷供給電力を、右側の縦軸は負荷電圧を示す。図7の実線で示された特性は、負荷供給電力の特性を示し、破線で示された特性は負荷電圧の特性を示す。
なお、ここでは、図1の共振型コンバータに最適スイッチング条件を成立させる構成要素を付加したものを採り上げたが、図3の一石共振型コンバータに対し、同様の構成要素を付加してもよい。この場合、整流・平滑回路28から負荷回路30に至る経路に電流センサ56が設けられる。制御回路36は、負荷電流の検出結果に応じてスイッチング制御電圧のデューティ比を調整する。
また、ここでは、負荷電流に基づいてデューティ比を調整する例について説明した。このような制御の他、整流・平滑回路28および負荷回路30の動作状態を表す各部の電圧または電流に基づいて、負荷供給電力、または、負荷供給電力を間接的に示す値を検出し、検出結果に応じてデューティ比を調整してもよい。
(4)電力供給源の構成例
図8には、電力供給源10として用いられるPFC(Power Factor Control)回路の構成が示されている。PFC回路は、交流電圧源58から出力される交流電圧を、力率を最適にしながら直流電圧に変換し、その直流電圧を出力する。
交流電圧源58は、2組の上下ダイオード対60に接続されている。各上下ダイオード対60は、図の上側のPFC用ダイオード62のアノード端子に、図の下側のPFC用ダイオード62のカソード端子が接続されたものである。交流電圧源58の一端は、一方の上下ダイオード対60における上下のPFC用ダイオード62の接続節点に接続され、交流電圧源58の他端は、他方の上下ダイオード対60における上下のPFC用ダイオード62の接続節点に接続されている。
2組の上下ダイオード対60のそれぞれの上側のPFC用ダイオード62のカソード端子は共通に接続され、電圧変換インダクタ64の一端に接続されている。2組の上下ダイオード対60のそれぞれの下側のPFC用ダイオード62のアノード端子は共通に接続され、接地線Gに接続されている。
電圧変換インダクタ64の他端は、FET66のドレイン端子に接続されている。FET66のソース端子は、接地線Gに接続されている。FET66のゲート端子は、PFC制御回路68に接続されている。FET66のドレイン端子には、整流ダイオード70のアノード端子が接続されている。整流ダイオード70のカソード端子と、接地線Gとの間には、出力キャパシタ72が接続されている。出力キャパシタ72の両端は、直流電圧出力端子74Pおよび74Gに接続されている。
交流電圧源58から2組の上下ダイオード対60には交流電圧が与えられ、各PFC用ダイオードには順方向の電流が流れる。PFC制御回路68は、FET66をスイッチング制御する。FET66は、2組の上下ダイオード対60によって整流され、電圧変換インダクタ64に流れる電流をスイッチングする。これによって、電圧変換インダクタ64には誘導起電力が発生する。そして、2組の上下ダイオード対60によって出力される整流後の電圧に、電圧変換インダクタ64の誘導起電力を加えた電圧により、整流ダイオード70を介して出力キャパシタ72が充電される。出力キャパシタ72の端子間電圧は、直流電圧出力端子74Pおよび74Gから出力電圧E1として出力される。
このような電圧変換動作において、PFC制御回路68は、FET66のスイッチング制御のタイミングを最適化し、交流電圧源58の出力電圧および出力電流の力率を最適化する。また、スイッチング制御のタイミングを調整し、出力電圧E1を調整する。
図9には、図3の一石共振型コンバータの電力供給源10としてPFC回路を採用した場合のシミュレーション結果および実験結果が示されている。FET66のスイッチング周波数は700kHzとし、負荷回路30は100Ωの抵抗とした。横軸は出力電圧E1を示し、縦軸は負荷供給電力を示す。破線はシミュレーション結果を示し、黒丸は実験結果を示す。これより、PFC回路の出力電圧E1を変化させることで、負荷供給電力を調整することが可能であることが示された。
一般に、負荷供給電力を調整する方式としては、共振型コンバータのスイッチング周波数またはデューティ比を調整する方式が考えられる。しかし、スイッチング素子の損失を低減するという観点から、スイッチング周波数およびデューティ比の可変範囲は制限される。そこで、電力供給源10としてPFC回路を採用し、スイッチング周波数およびデューティ比を一定に維持しつつ出力電圧E1を変化させることで、負荷供給電力の調整が可能となる。
(5)トランスの構成例
図1および図3の共振型コンバータにおいて補助インダクタ12を設けた場合には、1次側インダクタ16のインダクタンス値を小さくすることができる。この場合、トランス14の1次側と2次側の磁気的結合が大きい場合に、負荷供給電力が小さい場合から大きい場合のあらゆる動作条件においてトランス14の1次側で直列共振が起こる。
一方、1次側と2次側の磁気的結合が小さい場合や、負荷供給電力が小さい場合には、補助インダクタ12を省略しても1次側インダクタ16のインダクタンス値を小さくすることができるため、以下に説明するようなトランス14の構成が可能となる。図10にはトランス14の構成例が示されている。このトランス14は、1次側インダクタ16を形成する1次側コア76と、2次側インダクタ18を形成する2次側コア78とを分離したものである。1次側インダクタ16は、1次側コア76に導線80を巻きつけることで形成され、2次側インダクタ18は、2次側コア78に導線80を巻きつけることで形成されている。1次側コア76および2次側コア78はそれぞれU次型に形成され、それぞれの両端を向い合わせて配置されている。
1次側コア76および2次側コア78は、図の破線で示される磁路82を形成する。1次側コア76および2次側コア78のそれぞれ両端においてはエアギャップ84が形成され、磁路82の一部はエアギャップ84を通る。このように、1次側コア76と2次側コア78とを分離することで、1次側インダクタ16および2次インダクタを独立に製造することが可能となる。
この構成における磁気結合率は、例えば、0.5以上0.9以下程度とする。ここで、磁気結合率kは、相互インダクタンス値をM、1次側インダクタ16のインダクタンス値をL1、2次側インダクタ18のインダクタンス値をL2とした場合に、k=M/(L1・L2)1/2として定義される。図1および図3の共振型コンバータは、トランス14の1次側と2次側の磁気的結合が小さい場合や、負荷供給電力が小さい場合においても、1次側インダクタ16のインダクタンス値を小さくすることができるため、トランス14の1次側で直列共振する。そのため、磁気結合率が小さい範囲においてもコンバータとして動作する。これによって、1次側コア76と2次側コア78とを分離し、トランス14の製造が容易化される。
(6)非接触電力伝送システム
本発明に係る共振型コンバータは、非接触電力伝送システムに用いてもよい。図11には、非接触電力伝送システムの構成が示されている。図3に示される構成要素と同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。非接触電力伝送システムは、トランス14の2次側に共鳴伝送回路を設けたものである。
共鳴伝送回路は、送波回路86および受波回路88を備える。送波回路86は、直列共振回路の閉路を形成する2次側インダクタ18、送波側共鳴用キャパシタ90および送波コイル92を備える。受波回路88は、直列共振回路の閉路を形成する受波コイル94、受波側共鳴用キャパシタ96および受波側共鳴用インダクタ98を備える。送波コイル92および受波コイル94は、例えば、空芯のループコイルによって形成される。
送波回路86および受波回路88は、同一の共振周波数を有する。送波コイル92と受波コイル94は電磁気的に結合し、送波回路86および受波回路88は共鳴する。これによって、2次側インダクタ18を介して送波回路86に与えられた電力は、送波回路86から受波回路88に共鳴伝送される。受波側共鳴用インダクタ98の両端には、整流回路100が接続されている。整流回路100には、平滑キャパシタ102が接続され、平滑キャパシタ102の両端には負荷回路30が接続されている。
共鳴伝送によって受波回路88に与えられた電力に基づき、受波側共鳴用インダクタ98には共振電圧が現れる。整流回路100は、この共振電圧を整流して平滑キャパシタ102に印加する。平滑キャパシタ102は、整流回路100から印加された整流電圧に基づいて充電され、交流成分が低減された充電電圧を負荷回路30に出力する。
シミュレーションにおいては、電力供給源10の出力電圧E1を200Vとした場合において、80%の電力伝送効率で1kWの電力を負荷回路30に伝送可能であることが確かめられた。ただし、このシミュレーションにおいては、スイッチング周波数を1.3MHzとし、送波コイル92と受波コイル94との磁気結合率を0.1とした。
このような非接触電力伝送システムでは、電力供給源10から負荷回路30に共鳴を用いて電力が伝送される。送波コイル92および受波コイル94の電磁気的な結合が疎であっても、共鳴現象が起これば、高効率で送波回路86から受波回路88への電力伝送が行われる。非接触電力伝送システムは、ハイブリッド自動車、電気自動車等に搭載される二次電池の充電に用いてもよい。送波回路86から受波回路88に伝送される電磁波の周波数を13.56MHzとしたものにも本発明の回路は適用可能である。非接触電力伝送システムを自動車に用いる場合、受波側の回路が二次電池の充電を行う回路として車両側に設けられ、送波側の回路が、サービスステーション、一般家庭等の充電設備に設けられる。
10 電力供給源、12 補助インダクタ、14 トランス、16 1次側インダクタ、18 2次側インダクタ、20 スイッチング素子、22 制御部、24 共振用キャパシタ、26 ダイオード、28 整流・平滑回路、30 負荷回路、32 電源キャパシタ、34,66 FET、36 制御回路、38A,38B,70 整流ダイオード、40,102 平滑キャパシタ、42 平滑インダクタ、44 スイッチング制御電圧、46,52 スイッチング素子電圧、48 1次側インダクタに流れる電流、50 平滑キャパシタの端子間電圧、54 スイッチング素子に流れる突発的な電流、56 電流センサ、58 交流電圧源、60 上下ダイオード対、62 PFC用ダイオード、64 電圧変換インダクタ、68 PFC制御回路、72 出力キャパシタ、74P,74G 直流電圧出力端子、76 1次側コア、78 2次側コア、80 導線、82 磁路、84 エアギャップ、86 送波回路、88 受波回路、90 送波側共鳴用キャパシタ、92 送波コイル、94 受波コイル、96 受波側共鳴用キャパシタ、98 受波側共鳴用インダクタ、100 整流回路。

Claims (11)

  1. スイッチング素子と、
    前記スイッチング素子に対し、並列に一方向の電流経路を形成する整流素子と、
    前記スイッチング素子をスイッチング制御する制御部と、
    電力供給源と前記スイッチング素子との間の経路にあるインダクタと、
    前記スイッチング素子に並列接続された経路にあるキャパシタと、
    前記インダクタと磁気的に結合する結合回路と、
    を備え、
    前記制御部は、前記インダクタ、前記キャパシタ、および前記結合回路によって定まる共振周波数、および、前記整流素子の導通状態に応じて、前記スイッチング素子をスイッチング制御することを特徴とする、共振型コンバータ。
  2. スイッチング素子と、
    前記スイッチング素子に対し、並列に一方向の電流経路を形成する整流素子と、
    前記スイッチング素子をスイッチング制御する制御部と、
    電力供給源と前記スイッチング素子との間の経路にあるインダクタと、
    前記スイッチング素子に並列接続された経路にあるキャパシタと、
    前記インダクタと磁気的に結合する結合回路と、
    を備え、
    前記制御部は、前記インダクタ、前記キャパシタ、および前記結合回路によって定まる共振周波数、および、前記結合回路の動作状態に応じて、前記スイッチング素子をスイッチング制御することを特徴とする、共振型コンバータ。
  3. 請求項2に記載の共振型コンバータにおいて、
    前記制御部は、さらに、前記整流素子の導通状態に応じて、前記スイッチング素子をスイッチング制御することを特徴とする、共振型コンバータ。
  4. 請求項2または請求項3に記載の共振型コンバータにおいて、
    前記制御部は、
    前記結合回路に流れる電流に応じて、前記スイッチング素子のスイッチングのデューティ比を変化させることを特徴とする、共振型コンバータ。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の共振型コンバータにおいて、
    前記制御部は、
    前記整流素子が導通しているときに、前記スイッチング素子をオフからオンに制御することを特徴とする、共振型コンバータ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の共振型コンバータにおいて、
    前記インダクタおよび前記キャパシタの各定数が、前記整流素子に流れる電流に応じて、または、前記整流素子に電流が流れないように定められていることを特徴とする、共振型コンバータ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の共振型コンバータにおいて、
    前記電力供給源と前記スイッチング素子との間の経路にあり、前記インダクタ、前記キャパシタ、および前記結合回路と共に共振回路を形成する補助インダクタを備えることを特徴とする、共振型コンバータ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の共振型コンバータにおいて、
    前記結合回路は、前記インダクタから与えられる交流電力を直流電力に変換し、その直流電力を負荷回路に与える整流回路を備えることを特徴とする共振型コンバータ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の共振型コンバータにおいて、
    前記結合回路は、前記インダクタと共にトランスを形成する結合回路インダクタを備え、
    前記トランスは、
    前記インダクタに含まれるU字形状の1次側コアと、
    前記結合回路インダクタに含まれるU字形状の2次側コアと、を備え、
    前記1次側コアおよび前記2次側コアは、それぞれの両端を向かい合わせて配置され、それぞれの両端に形成されたエアギャップを通る磁路を形成することを特徴とする、共振型コンバータ。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の共振型コンバータにおいて、
    前記電力供給源は出力電圧を調整し、前記結合回路に供給される電力を調整することを特徴とする、共振型コンバータ。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の共振型コンバータにおいて、
    前記結合回路は、
    非接触電力伝送システムの送電コイルを備えることを特徴とする、共振型コンバータ。
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