JP2013158136A - アクチュエーター及び電動理美容器具 - Google Patents

アクチュエーター及び電動理美容器具 Download PDF

Info

Publication number
JP2013158136A
JP2013158136A JP2012016430A JP2012016430A JP2013158136A JP 2013158136 A JP2013158136 A JP 2013158136A JP 2012016430 A JP2012016430 A JP 2012016430A JP 2012016430 A JP2012016430 A JP 2012016430A JP 2013158136 A JP2013158136 A JP 2013158136A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnet
coil
movable part
movable
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012016430A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5929241B2 (ja
Inventor
Yuuki Takahashi
勇樹 高橋
Shigenori Inamoto
繁典 稲本
Yasutaka Kitamura
泰隆 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2012016430A priority Critical patent/JP5929241B2/ja
Priority to US13/752,648 priority patent/US9755491B2/en
Publication of JP2013158136A publication Critical patent/JP2013158136A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5929241B2 publication Critical patent/JP5929241B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K33/00Motors with reciprocating, oscillating or vibrating magnet, armature or coil system
    • H02K33/16Motors with reciprocating, oscillating or vibrating magnet, armature or coil system with polarised armatures moving in alternate directions by reversal or energisation of a single coil system
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B06GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS IN GENERAL
    • B06BMETHODS OR APPARATUS FOR GENERATING OR TRANSMITTING MECHANICAL VIBRATIONS OF INFRASONIC, SONIC, OR ULTRASONIC FREQUENCY, e.g. FOR PERFORMING MECHANICAL WORK IN GENERAL
    • B06B1/00Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency
    • B06B1/02Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy
    • B06B1/04Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with electromagnetism
    • B06B1/045Methods or apparatus for generating mechanical vibrations of infrasonic, sonic, or ultrasonic frequency making use of electrical energy operating with electromagnetism using vibrating magnet, armature or coil system
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K33/00Motors with reciprocating, oscillating or vibrating magnet, armature or coil system
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/04Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K5/00Casings; Enclosures; Supports
    • H02K5/24Casings; Enclosures; Supports specially adapted for suppression or reduction of noise or vibrations

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

【課題】可動部の往復運動により利用者に振動が伝達されるのを防止できるとともに、製品の小型化を図ることができるアクチュエーター及び電動理美容器具を提供する。
【解決手段】アクチュエーターは、支軸と、支軸に固定されたコイルを有する固定部と、内外方向に着磁され、固定部の軸方向一端側の外周面を覆うように配置される第1のマグネットを有し、弾性保持された状態で支軸に取り付けられ、軸方向に移動可能となっている第1の可動部と、内外方向に着磁され、固定部の軸方向他端側の外周面を覆うように配置される第2のマグネットを有し、弾性保持された状態で支軸に取り付けられ、軸方向に移動可能となっている第2の可動部と、を備える。そして、コイルに電流を流したときに、第1の可動部と第2の可動部が逆方向に移動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、アクチュエーター及び電動理美容器具に関する。
従来、電気かみそり、電気バリカン、電動歯ブラシ等の電動理美容器具が知られている(例えば特許文献1)。電動理美容器具においては、可動部材(電気かみそりの場合、内刃又は外刃)が往復運動することにより、剃髪、剃毛等の理美容行為が行われる。一般に、電動理美容器具は手に持って使用されるが、振動や騒音が大きいと利用者に不快感を与え、使い心地が悪いものとなる。そこで、電動理美容器具における振動対策として様々な技術が提案されている(例えば特許文献2〜4)。
具体的に説明すると、特許文献2には、可動部に振幅制御錘を接続し、これらを共振周波数で往復運動させる、いわゆる動吸振器を適用したリニアオシレーターが開示されている。
また、特許文献3には、2つの可動部(中央可動子、側可動子)を平行に配置し、運動方向が逆になるようにそれぞれを駆動する往復式電気かみそりが開示されている。
また、特許文献4には、動力変換機構を用いてモーター駆動力を直線運動に変換し、同一軸(案内部材)上で2つの内刃を逆方向に駆動させる電気ひげそり装置が開示されている。
特許第4123232号公報 特許第3475949号公報 特許第3427468号公報 特表2000−500370号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術を適用した場合、動吸振器を配置するスペースが必要となるため、製品の小型化を図ることが困難となる。
また、特許文献3に記載の技術を適用した場合、2つの可動部の運動方向が同一軸上となっていないため、重心位置が不均衡であると振動発生方向がずれてしまい、振動を完全に抑制することが困難となる。
また、特許文献4に記載の技術を適用した場合、動力変換機構を配置するスペースが必要となるため、製品の小型化を図ることが困難となる。また、モーター駆動のため、駆動速度が制限され、高速駆動が困難であるという課題もある。
本発明の目的は、可動部の往復運動により利用者に振動が伝達されるのを防止できるとともに、製品の小型化を図ることができるアクチュエーター及び電動理美容器具を提供することである。
本発明に係るアクチュエーターは、支軸と、前記支軸に固定されたコイルを有する固定部と、
内外方向に着磁され、前記固定部の軸方向一端側の外周面を覆うように配置される第1のマグネットを有し、弾性保持された状態で前記支軸に取り付けられ、軸方向に移動可能となっている第1の可動部と、
内外方向に着磁され、前記固定部の軸方向他端側の外周面を覆うように配置される第2のマグネットを有し、弾性保持された状態で前記支軸に取り付けられ、軸方向に移動可能となっている第2の可動部と、を備え、
前記コイルに電流を流したときに、前記第1の可動部と前記第2の可動部が逆方向に移動することを特徴とする。
本発明に係る電動理美容器具は、上記のアクチュエーターを備えることを特徴とする。
本発明によれば、第1の可動部と第2の可動部が、それぞれ逆方向に往復運動することにより振動が相殺されるので、利用者に振動が伝達されるのを効果的に防止できる。また、動吸振器や動力変換機構を設ける必要がないので、省スペース化、小型化を図ることができる。
第1の実施の形態に係るアクチュエーターの外観斜視図である。 第1の実施の形態に係るアクチュエーターの分解斜視図である。 第1の実施の形態に係るアクチュエーターの軸方向に沿う縦断面図である。 コイルに電流を流したときに可動部に生じる推力を示す図である。 第1の実施の形態に係るアクチュエーターの可動部の往復運動を示す図である。 第1の実施の形態に係るアクチュエーターの可動部の往復運動を示す図である。 第2の実施の形態に係るアクチュエーターの外観斜視図である。 第2の実施の形態に係るアクチュエーターの分解斜視図である。 第2の実施の形態に係るアクチュエーターの軸方向に沿う縦断面図である。 コイルに電流を流したときに可動部に生じる推力を示す図である。 第3の実施の形態に係るアクチュエーターの外観斜視図である。 第3の実施の形態に係るアクチュエーターの分解斜視図である。 第3の実施の形態に係るアクチュエーターの軸方向に沿う縦断面図である。 コイルに電流を流したときに可動部に生じる吸引力/反発力を示す図である。 実施の形態のアクチュエーターに用いられるマグネットの一例を示す図である。 実施の形態のアクチュエーターに用いられるマグネットの他の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係るアクチュエーター100の外観斜視図である。図2は、アクチュエーター100の分解斜視図である。図3は、アクチュエーター100の軸方向における縦断面図である。このアクチュエーター100は、例えば電気かみそり等の電動理美容器具に適用される。
図1〜3に示すように、アクチュエーター100は、固定部110、第1の可動部120、第2の可動部130を備える。第1の可動部120及び第2の可動部130は、固定部110と同軸上に配置され、軸方向に往復運動を行う。
固定部110は、支軸111、コイル112、及びボビン113等を備える。
ボビン113は、絶縁材料からなる筒状(図では円筒状)の部材であり、中空部の軸方向中央に仕切壁113aが形成される。仕切壁113aには貫通口113bが形成され、この貫通口113bに支軸111が挿通され、固定される。また、ボビン113の外周面には、全長にわたって同一方向にコイル112が巻回される。コイル112から引き出されたリード部114には、交流電源160が接続される。
第1の可動部120は、第1のマグネット121、第1の外ヨーク122、第1の内ヨーク123、及び第1の軸受124等を備える。
第1のマグネット121は、筒状(図では円筒状)の永久磁石であり、内外方向に着磁される。内外方向とは、筒状マグネットの内面から外面に向かう方向であり、円筒状マグネットの場合はラジアル方向(中心から放射状)である。
ここでは、第1のマグネット121は、内周側がS極、外周側がN極に着磁されているものとする。また、第1のマグネット121は、等方性マグネットに比較して強い磁力が得られる異方性マグネットであることが望ましい。
第1の外ヨーク122は、磁性体からなる筒状(図では円筒状)の部材であり、第1のマグネット121の外周面側に配置される。第1のマグネット121は、第1の外ヨーク122の内周面に、例えば接着により固定される。第1の外ヨーク122の一端側には、第1の内ヨーク123を固定するための突出部122aが形成される。
また、第1の外ヨーク122には、電動理美容器具の可動部材(例えば電気かみそりの内刃等)を取り付けるための出力接続部125が取り付けられる。
第1の内ヨーク123は、磁性体からなる筒状(図では円筒状)の部材であり、第1のマグネット121の内周面側に、コイル112を挟んで配置される。第1の内ヨーク123は、第1の外ヨーク122の突出部122aに、例えば接着により固定される。
第1の軸受124、124は、所定距離だけ離間した状態で、第1の内ヨーク123の内周面に、例えば接着により固定される。第1の軸受124、124は、支軸111に沿って摺動可能となっている。
第1の可動部120は、ボビン113の一方(図では右側)の中空部に、第1の軸受124が固定された第1の内ヨーク123を、圧縮コイルばね141を介して挿嵌することにより、固定部110に取り付けられる。このとき、第1のマグネット121と第1の内ヨーク123との間にコイル112の一端側が介在し、第1の軸受124、124に支軸111が挿通される。
さらに、支軸111に圧縮コイルばね142を挿通させ、圧縮コイルばね141、142が圧縮された状態で、支軸111の一端部にばね抜け止め部材143を取り付けることにより、圧縮コイルばね141、142の復元力が釣り合った状態で第1の可動部120は保持される。すなわち、第1の可動部120は、2つの圧縮コイルばね141、142によって弾性保持される。
第1のマグネット121、第1の外ヨーク122、第1の内ヨーク123、及び第1の軸受124は一体化され、可動部120として往復運動を行う。
第2の可動部130は、第1の可動部120と対称的に配置される。すなわち、第2の可動部130は、第2のマグネット131、第2の外ヨーク132、第2の内ヨーク133、及び第2の軸受134等を備える。
第2のマグネット131は、筒状(図では円筒状)の永久磁石であり、内外方向(ラジアル方向)に着磁される。第2のマグネット131の着磁方向は、第1のマグネット121の着磁方向と逆である。つまり、第2のマグネット131は、内周側がN極、外周側がS極に着磁されている。また、第2のマグネット131は、等方性マグネットに比較して強い磁力が得られる異方性マグネットであることが望ましい。
第2の外ヨーク132は、磁性体からなる筒状(図では円筒状)の部材であり、第2のマグネット131の外周面側に配置される。第2のマグネット131は、第2の外ヨーク132の内周面に、例えば接着により固定される。第2の外ヨーク132の一端側には、第2の内ヨーク133を固定するための突出部132aが形成される。
また、第2の外ヨーク132には、電動理美容器具の可動部材(例えば電気かみそりの内刃等)を取り付けるための出力接続部135が取り付けられる。
第2の内ヨーク133は、磁性体からなる筒状(図では円筒状)の部材であり、第2のマグネット131の内周面側に、コイル112を挟んで配置される。第2の内ヨーク133は、第2の外ヨーク132の突出部132aに、例えば接着により固定される。
第2の軸受134、134は、所定距離だけ離間した状態で、第2の内ヨーク133の内周面に、例えば接着により固定される。第2の軸受134、134は、支軸111に沿って摺動可能となっている。
第2の可動部130は、ボビン113の他方(図では左側)の中空部に、第2の軸受134が固定された第2の内ヨーク133を、圧縮コイルばね151を介して挿嵌することにより、固定部110に取り付けられる。このとき、第2のマグネット131と第2の内ヨーク133との間にコイル112の他端側が介在し、第2の軸受134、134に支軸111が挿通される。
さらに、支軸111に圧縮コイルばね152を挿通させ、圧縮コイルばね151、152が圧縮された状態で、支軸111の他端部にばね抜け止め部材153を取り付けることにより、圧縮コイルばね151、152の復元力が釣り合った状態で第2の可動部130は保持される。すなわち、第2の可動部130は、2つの圧縮コイルばね151、152によって弾性保持される。
第2のマグネット131、第2の外ヨーク132、第2の内ヨーク133、及び第2の軸受134は一体化され、第2の可動部130として往復運動を行う。
図4は、コイル112に電流を流したときに第1の可動部120及び第2の可動部130に生じる推力を示す図である。
図4に示すように、第1のマグネット121のN極から出た磁力線は、第1の外ヨーク122、第1の内ヨーク123を通り、コイル112を横切ってS極に戻る。すなわち、コイル112の第1のマグネット121に対応する部分には、内側から外側に向かって垂直に横切る磁界が生じる。
第1の可動部120は、第1のマグネット121の外周面側に配置される第1の外ヨーク122及び第1のマグネット121の内周面側にコイル112を挟んで配置される第1の内ヨーク123を有するので、所望の磁界を容易に生じさせることができる。なお、第1の外ヨーク122又は第1の内ヨーク123のいずれか一方を配置するだけでも、第1のマグネット121を単体で配置するより効果的である。
第2のマグネット131のN極から出た磁力線は、コイル112を横切った後、第2の内ヨーク133、第2の外ヨーク132を通ってS極に戻る。すなわち、コイル112の第2のマグネット131に対応する部分には、外側から内側に向かって垂直に横切る磁界が生じる。
第1の可動部120は、第1のマグネット121の外周面側に配置される第1の外ヨーク122及び第1のマグネット121の内周面側にコイル112を挟んで配置される第1の内ヨーク123を有するので、所望の磁界を容易に生じさせることができる。なお、第1の外ヨーク122又は第1の内ヨーク123のいずれか一方を配置するだけでも、第1のマグネット121を単体で配置するより効果的である。第2の可動部130についても同様のことがいえる。
ここで、図4のA矢視で時計回りの電流をコイル112に流すと、フレミング左手の法則により、コイル112の第1のマグネット121に対応する部分には軸方向外側(図4では右側)に向かう電磁力Fe1が作用する。しかし、コイル112が固定されているため、作用・反作用の法則に従って、第1の可動部120に軸方向内側(図4では左側)に向かう推力Ft1が作用する。
この推力Ft1により、第1の可動部120は圧縮コイルばね141を圧縮させながら、軸方向内側に移動することとなる(図5参照)。
同様に、コイル112の第2のマグネット131に対応する部分には軸方向外側(図4では左側)に向かう電磁力Fe2が作用する。しかし、コイル112が固定されているため、作用・反作用の法則に従って、第2の可動部130に軸方向内側(図4では右側)に向かう推力Ft2が作用する。
この推力Ft2により、第2の可動部130は圧縮コイルばね151を圧縮させながら、軸方向内側(第1の可動部120と逆)に移動することとなる(図5参照)。
また、図4のA矢視で反時計回りの電流をコイル112に流すと、第1の可動部120は圧縮コイルばね142を圧縮させながら軸方向外側に移動し、第2の可動部130は圧縮コイルばね152を圧縮させながら軸方向外側(第1の可動部120と逆)に移動する(図6参照)。
したがって、コイル112に交流を流すと、第1の可動部120及び第2の可動部130は、互いに逆方向に往復運動する。
なお、アクチュエーター100における動作原理を示す運動方程式は下式(1)で表され、回路方程式は下式(2)で表される。すなわち、第1の可動部120及び第2の可動部130は、式(1)、(2)に基づいて往復運動を行う。
Figure 2013158136
Figure 2013158136
また、アクチュエーター100の共振周波数は、下式(3)に示すように、第1の可動部120及び第2の可動部130の質量と圧縮コイルばね141、142、151、152のばね定数により決まる。共振周波数frと略等しい周波数の交流でアクチュエーター100を駆動することにより、効率的に大きな出力を得ることが可能となる。すなわち、定常状態において低消費電力での駆動が可能となるので、アクチュエーター100のエネルギー効率が向上する。
Figure 2013158136
このように、第1の実施の形態に係るアクチュエーター100は、支軸111と、支軸111にボビン113を介して固定されたコイル112を有する固定部110と、ラジアル方向に着磁され、固定部110の軸方向一端側の外周面を覆うように配置される第1のマグネット121を有し、弾性保持された状態で支軸111に取り付けられ、軸方向に移動可能となっている第1の可動部120と、ラジアル方向に着磁され、固定部110の軸方向他端側の外周面を覆うように配置される第2のマグネット131を有し、弾性保持された状態で支軸111に取り付けられ、軸方向に移動可能となっている第2の可動部130と、を備える。
そして、コイル112に電流を流したときに、第1の可動部120と第2の可動部130が逆方向に移動する。
具体的には、第1のマグネット121及び第2のマグネット131は、コイル112に流れる電流を垂直に横切る磁界を発生させ、コイル112に電流を流したときに、フレミング左手の法則に従って第1の可動部120に生じる推力Ft1と、第2の可動部130に生じる推力Ft2が逆方向となる。
アクチュエーター100によれば、第1の可動部120と第2の可動部130が、それぞれ逆方向に往復運動することにより振動が相殺されるので、利用者に振動が伝達されるのを効果的に防止できる。また、支軸機構を用いたことにより、第1の可動部120と第2の可動部130の重心を同一軸上に設計することができるため、振動発生方向にずれがないため、効果的に振動が抑制される。
また、動吸振器や動力変換機構を設ける必要がないので、省スペース化、小型化を図ることができ、実装される製品の設計自由度、デザイン性が向上する。
したがって、アクチュエーター100を適用することにより、デザイン性に優れるとともに、低振動、低騒音で、利用者にとって使い心地のよい電動理美容器具が実現される。
また、アクチュエーター100において、コイル112は固定部110の全長にわたって同一方向に巻回され、第1のマグネット121の着磁方向と、第2のマグネット122の着磁方向が逆となっている。
これにより、簡単な構成で、第1の可動部120と第2の可動部130を、それぞれ逆方向に往復運動させることができる。また、アクチュエーター100を簡単に組み立てることができる。
[第2の実施の形態]
図7は、第2の実施の形態に係るアクチュエーター200の外観斜視図である。図8は、アクチュエーター200の分解斜視図である。図9は、アクチュエーター200の軸方向における縦断面図である。このアクチュエーター200は、例えば電気かみそり等の電動理美容器具に適用される。
なお、第1の実施の形態のアクチュエーター100と同一又は対応する構成要素については200番台の符号で示し、重複する説明は省略する。
図7〜9に示すように、アクチュエーター200は、固定部210、第1の可動部220、第2の可動部230を備える。第1の可動部220及び第2の可動部230は、固定部210と同軸上に配置され、軸方向に往復運動を行う。
固定部210は、支軸211、第1のコイル212A、第2のコイル212B、及びボビン213等を備える。
ボビン213には、軸方向中央から両側に、逆方向に電流が流れる第1のコイル212A、第2のコイル212Bが巻回される。第1のコイル212A、第2のコイル212Bのそれぞれから引き出されたリード部214には、交流電源260が接続される。
なお、図9では、交流電源260に対して第1のコイル212Aと第2のコイル212Bが直列に接続されているが、第2のコイル212Aと第2のコイル212Bが並列に接続されていてもよい。
第1の可動部220は、第1のマグネット221、第1の外ヨーク222、第1の内ヨーク223、及び第1の軸受224等を備える。
第1のマグネット221は、リング状の永久磁石であり、ラジアル方向(中心から放射状)に着磁される。ここでは、第1のマグネット221は、内周側がN極、外周側がS極に着磁されているものとする。
第2の可動部230は、第1の可動部220と対称的に配置される。すなわち、第2の可動部230は、第2のマグネット231、第2の外ヨーク232、第2の内ヨーク233、及び第2の軸受234等を備える。
第2のマグネット231は、リング状の永久磁石であり、ラジアル方向(中心から放射状)に着磁される。第2のマグネット231の着磁方向は、第1のマグネット221の着磁方向と同じである。つまり、第2のマグネット231は、内周側がN極、外周側がS極に着磁されている。
図10は、コイル212に電流を流したときに第1の可動部220及び第2の可動部230に生じる推力を示す図である。
図10に示すように、第1のマグネット221のN極から出た磁力線は、第1のコイル212Aを横切った後、第1の内ヨーク223、第1の外ヨーク222を通ってS極に戻る。すなわち、第1のコイル212Aには、外側から内側に向かって垂直に横切る磁界が生じる。
同様に、第2のマグネット231のN極から出た磁力線は、第2のコイル212Bを横切った後、第2の内ヨーク233、第2の外ヨーク232を通ってS極に戻る。すなわち、第2のコイル212Bには、外側から内側に向かって垂直に横切る磁界が生じる。
ここで、図10のA矢視で反時計回りの電流を第1のコイル212Aに流すと、フレミング左手の法則により、第1のコイル212Aには軸方向外側(図10では右側)に向かう電磁力Fe1が作用する。しかし、第1のコイル212Aが固定されているため、作用・反作用の法則に従って、第1の可動部220に軸方向内側(図10では左側)に向かう推力Ft1が作用する。この推力Ft1により、第1の可動部220は圧縮コイルばね241を圧縮させながら、軸方向内側に移動することとなる。
このとき、第2のコイル212Bには、第1のコイル212Aとは逆方向、すなわち図10のA矢視で時計回りの電流が流れる。したがって、フレミング左手の法則により、第2のコイル212Bには軸方向外側(図10では左側)に向かう電磁力Fe2が作用する。しかし、第2のコイル212Bが固定されているため、作用・反作用の法則に従って、第2の可動部230に軸方向内側(図10では右側)に向かう推力Ft2が作用する。この推力Ft2により、第2の可動部230は圧縮コイルばね251を圧縮させながら、軸方向内側(第1の可動部220と逆)に移動することとなる。
また、図10のA矢視で時計回りの電流を第1のコイル212Aに流し、反時計回りの電流を第2のコイル212Bに流すと、第1の可動部220は圧縮コイルばね242を圧縮させながら軸方向外側に移動し、第2の可動部230は圧縮コイルばね252を圧縮させながら軸方向外側(第1の可動部220と逆)に移動する。
したがって、第1のコイル212A及び第2のコイル212Bに交流を流すと、第1の可動部220及び第2の可動部230は、互いに逆方向に往復運動する。
このように、第2の実施の形態に係るアクチュエーター200は、支軸211と、支軸211にボビン213を介して固定されたコイル212(第1のコイル212A、第2のコイル212B)を有する固定部210と、ラジアル方向に着磁され、固定部210の軸方向一端側の外周面を覆うように配置される第1のマグネット221を有し、弾性保持された状態で支軸211に取り付けられ、軸方向に移動可能となっている第1の可動部220と、ラジアル方向に着磁され、固定部210の軸方向他端側の外周面を覆うように配置される第2のマグネット231を有し、弾性保持された状態で支軸211に取り付けられ、軸方向に移動可能となっている第2の可動部230と、を備える。
そして、コイル212に電流を流したときに、第1の可動部220と第2の可動部230が逆方向に移動する。
具体的には、第1のマグネット221及び第2のマグネット231は、コイル212に流れる電流を垂直に横切る磁界を発生させ、コイル212に電流を流したときに、フレミング左手の法則に従って第1の可動部220に生じる推力Ft1と、第2の可動部230に生じる推力Ft2が逆方向となる。
アクチュエーター200によれば、第1の可動部220と第2の可動部230が、それぞれ逆方向に往復運動することにより振動が相殺されるので、利用者に振動が伝達されるのを効果的に防止できる。また、支軸機構を用いたことにより、第1の可動部220と第2の可動部230の重心を同一軸上に設計することができるため、振動発生方向にずれがないため、効果的に振動が抑制される。
また、動吸振器や動力変換機構を設ける必要がないので、省スペース化、小型化を図ることができ、実装される製品の設計自由度、デザイン性が向上する。
したがって、アクチュエーター200を適用することにより、デザイン性に優れるとともに、低振動、低騒音で、利用者にとって使い心地のよい電動理美容器具が実現される。
また、アクチュエーター200において、コイル212は、第1のマグネット221に対応して巻回され、電流が第1の方向に流れる第1のコイル212Aと、第2のマグネット231に対応して巻回され、電流が第1の方向とは逆の第2の方向に流れる第2のコイル212Bと、を有する。また、第1のマグネット221と、第2のマグネット231の着磁方向が同じとなっている。
これにより、簡単な構成で、第1の可動部220と第2の可動部230を、それぞれ逆方向に往復運動させることができる。また、アクチュエーター200を簡単に組み立てることができる。
また、第1の可動部220と第2の可動部230が同じ構成となり、製造工程を統一することができるので、製造コストを低減することができる。さらに、第1のコイル212Aと第2のコイル212Bを並列に接続した場合には、コイル抵抗が減少するので、動作時の銅損を低減することができる。
[第3の実施の形態]
図11は、第3の実施の形態に係るアクチュエーター300の外観斜視図である。図12は、アクチュエーター300の分解斜視図である。図13は、アクチュエーター300の軸方向における縦断面図である。このアクチュエーター300は、例えば電気かみそり等の電動理美容器具に適用される。
なお、第1の実施の形態のアクチュエーター100と同一又は対応する構成要素については300番台の符号で示し、重複する説明は省略する。
図11〜13に示すように、アクチュエーター300は、固定部310、第1の可動部320、第2の可動部330を備える。第1の可動部320及び第2の可動部330は、固定部310と同軸上に配置され、軸方向に往復運動を行う。
固定部310は、支軸311、コイル312、ボビン313、及びコア315等を備える。
コア315は、磁性体からなる筒状(図では円筒状)の部材であり、中空部の軸方向中央に仕切壁315aが形成される。仕切壁315aには貫通口315bが形成され、この貫通口315bに支軸311が挿通され、固定される。コア315の外周面の軸方向中央には凹部315cが形成され、この凹部315cに絶縁性のボビン313を介してコイル312が巻回される。コイル312から引き出されたリード部314には、交流電源360が接続される。固定部310は、コイル312に電流を流したときだけコア315が磁化される電磁石である。
第1の可動部320は、第1のマグネット321、第1の外ヨーク322、第1の内ヨーク323、及び第1の軸受324等を備える。
第1のマグネット321は、固定部310との間で吸引力又は反発力を発生させるために配置されるもので、ここでは逆方向に着磁された2つのマグネット321A、321Bで構成される。第1のマグネット321の数は限定されず、隣接するマグネットの着磁方向が逆となるように配置されていればよい。
第1のマグネット321A、321Bは、筒状(図では円筒状)の永久磁石であり、内外方向(ラジアル方向)に着磁される。ここでは、内側に配置された第1のマグネット321Aは、内周側がN極、外周側がS極に着磁されているものとし、外側に配置された第1のマグネット321Bは、内周側がS極、外周側がN極に着磁されているものとする。
第2の可動部330は、第1の可動部320と対称的に配置される。すなわち、第2の可動部330は、第2のマグネット331、第2の外ヨーク332、第2の内ヨーク333、及び第2の軸受334等を備える。
第2のマグネット331は、固定部310との間で吸引力又は反発力を発生させるために配置されるもので、ここでは逆方向に着磁された2つのマグネット331A、331Bで構成される。第2のマグネット331の数は限定されず、隣接するマグネットの着磁方向が逆となるように配置されていればよい。
第2のマグネット331A、331Bは、筒状(図では円筒状)の永久磁石であり、内外方向(ラジアル方向)に着磁される。第2のマグネット331の着磁方向は、第1のマグネット321の着磁方向と逆である。つまり、内側に配置された第2のマグネット331Aは、内周側がS極、外周側がN極に着磁され、外側に配置された第2のマグネット331Bは、内周側がN極、外周側がS極に着磁されている。
図14は、コイル312に電流を流したときに第1の可動部320及び第2の可動部330に生じる推力を示す図である。
図14に示すように、A矢視で反時計回りの電流をコイル312に流すと、コア315の第1のマグネット321に対応する部分がN極に磁化される。そして、内側に配置された第1のマグネット321Aとコア315の間には反発力が生じ、外側に配置された第1のマグネット321Bとコア315の間には吸引力が生じる。したがって、第1の可動部320は圧縮コイルばね341を圧縮させながら、軸方向内側に移動することとなる。
一方、コイル312の第2のマグネット331に対応する部分はS極に磁化される。そして、内側に配置された第2のマグネット331Aとコア315の間には反発力が生じ、外側に配置された第2のマグネット331Bの間には吸引力が生じる。したがって、第2の可動部330は圧縮コイルばね351を圧縮させながら、軸方向内側に移動することとなる。
また、図14のA矢視で反時計回りの電流をコイル312に流すと、コア315は逆方向に磁化されるので、第1の可動部320は圧縮コイルばね342を圧縮させながら軸方向外側に移動し、第2の可動部330は圧縮コイルばね352を圧縮させながら軸方向外側(第1の可動部320と逆)に移動する。
したがって、コイル312に交流を流すと、第1の可動部320及び第2の可動部330は、互いに逆方向に往復運動する。
このように、第3の実施の形態に係るアクチュエーター300は、支軸311と、支軸311にコア315及びボビン313を介して固定されたコイル312を有する固定部310と、ラジアル方向に着磁され、固定部310の軸方向一端側の外周面を覆うように配置される第1のマグネット321を有し、弾性保持された状態で支軸311に取り付けられ、軸方向に移動可能となっている第1の可動部320と、ラジアル方向に着磁され、固定部310の軸方向他端側の外周面を覆うように配置される第2のマグネット331を有し、弾性保持された状態で支軸311に取り付けられ、軸方向に移動可能となっている第2の可動部330と、を備える。
そして、コイル312に電流を流したときに、第1の可動部320と第2の可動部330が逆方向に移動する。
具体的には、固定部310が、磁性体からなるコア315の外周面にコイル312が巻回された電磁石で構成され、第1のマグネット321の着磁方向と第2のマグネット331の着磁方向が逆となっている。そして、コイル312に電流を流し、コア315の両端部が逆極性に磁化されたときに、第1のマグネット321とコア315間に働く吸引力又は反発力と、第2のマグネット331とコア315間に働く吸引力又は反発力が逆方向になる。
アクチュエーター300によれば、第1の可動部320と第2の可動部330が、それぞれ逆方向に往復運動することにより振動が相殺されるので、利用者に振動が伝達されるのを効果的に防止できる。また、支軸機構を用いたことにより、第1の可動部320と第2の可動部330の重心を同一軸上に設計することができるため、振動発生方向にずれがないため、効果的に振動が抑制される。
また、動吸振器や動力変換機構を設ける必要がないので、省スペース化、小型化を図ることができ、実装される製品の設計自由度、デザイン性が向上する。
したがって、アクチュエーター300を適用することにより、デザイン性に優れるとともに、低振動、低騒音で、利用者にとって使い心地のよい電動理美容器具が実現される。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、第1の実施の形態において、第1のマグネット121及び第2のマグネット131に代えて、図15に示す2分割のマグネットM2や、図16に示す4分割のマグネットM3に代表される複数分割のセグメント型マグネットを適用することができる。第2の実施の形態及び第3の実施の形態においても同様である。
セグメント型マグネットM2、M3は、異方配向させやすく、内外方向(ラジアル方向)に容易に着磁させることができるので、安定した製造が可能となり、安価で入手することができる。したがって、セグメント型マグネットM2、M3を適用することにより、アクチュエーター100の製造コストを低減することができる。
また、第1の実施の形態において、第1のマグネット121及び第2のマグネット131に代えて、複数の角型マグネットを組み合わせて全体として角筒状にしたマグネットを適用することもできる。第2の実施の形態及び第3の実施の形態においても同様である。この場合、角形マグネットは厚み方向(内外方向)に着磁される。
また例えば、第1の実施の形態において、圧縮コイルばね141、142、151、152に代えて、板ばね等の弾性部材や磁気ばねを適用することができる。第2の実施の形態及び第3の実施の形態においても同様である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 アクチュエーター
110 固定部
111 支軸
112 コイル
113 ボビン
113a 仕切壁
113b 貫通口
114 リード部
120 第1の可動部
121 第1のマグネット
122 第1の外ヨーク
122a 突出部
123 第1の内ヨーク
124 第1の軸受
125 出力接続部
130 第2の可動部
131 第2のマグネット
132 第2の外ヨーク
132a 突出部
133 第2の内ヨーク
134 第2の軸受
135 出力接続部
141、142 圧縮コイルばね
143 ばね抜け止め部材
151、152 圧縮コイルばね
153 ばね抜け止め部材
160 交流電源

Claims (11)

  1. 支軸と、前記支軸に固定されたコイルを有する固定部と、
    内外方向に着磁され、前記固定部の軸方向一端側の外周面を覆うように配置される第1のマグネットを有し、弾性保持された状態で前記支軸に取り付けられ、軸方向に移動可能となっている第1の可動部と、
    内外方向に着磁され、前記固定部の軸方向他端側の外周面を覆うように配置される第2のマグネットを有し、弾性保持された状態で前記支軸に取り付けられ、軸方向に移動可能となっている第2の可動部と、を備え、
    前記コイルに電流を流したときに、前記第1の可動部と前記第2の可動部が逆方向に移動することを特徴とするアクチュエーター。
  2. 前記第1マグネット及び前記第2のマグネットは、前記コイルに流れる電流を垂直に横切る磁界を発生させ、
    前記コイルに電流を流したときに、フレミング左手の法則に従って前記第1の可動部に生じる推力と、前記第2の可動部に生じる推力が逆方向となることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエーター。
  3. 前記第1の可動部は、前記第1のマグネットの外周面側に配置される第1の外ヨーク又は前記第1のマグネットの内周面側に前記コイルを挟んで配置される第1の内ヨークを有し、
    前記第2の可動部は、前記第2のマグネットの外周面側に配置される第2の外ヨーク又は前記第2のマグネットの内周面側に前記コイルを挟んで配置される第2の内ヨークを有することを特徴とする請求項2に記載のアクチュエーター。
  4. 前記コイルは前記固定部の全長にわたって同一方向に巻回され、
    前記第1のマグネットの着磁方向と、前記第2のマグネットの着磁方向が逆であることを特徴とする請求項2又は3に記載のアクチュエーター。
  5. 前記コイルは、前記第1のマグネットに対応して巻回され、電流が第1の方向に流れる第1のコイルと、前記第2のマグネットに対応して巻回され、電流が前記第1の方向とは逆の第2の方向に流れる第2のコイルと、を有し、
    前記第1のマグネットと、前記第2のマグネットの着磁方向が同じであることを特徴とする請求項2又は3に記載のアクチュエーター。
  6. 前記固定部が、磁性体からなるコアの外周面に前記コイルが巻回された電磁石であり、
    前記第1のマグネットの着磁方向と前記第2のマグネットの着磁方向が逆であり、
    前記コイルに電流を流し、前記コアの両端部が逆極性に磁化されたときに、前記第1のマグネットと前記コア間に働く吸引力又は反発力と、前記第2のマグネットと前記コア間に働く吸引力又は反発力が逆方向になることを特徴とする請求項1に記載のアクチュエーター。
  7. 前記第1のマグネット及び前記第2のマグネットが、複数のセグメント型マグネットを組み合わせて構成されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のアクチュエーター。
  8. 前記第1のマグネット及び前記第2のマグネットが、異方性マグネットであることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のアクチュエーター。
  9. 前記コイルが、略共振周波数で駆動されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のアクチュエーター。
  10. 前記第1の可動部及び前記第2の可動部が、それぞれ2つの付勢部材で軸方向に狭持されて弾性保持されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のアクチュエーター。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載のアクチュエーターを備えることを特徴とする電動理美容器具。
JP2012016430A 2012-01-30 2012-01-30 アクチュエーター及び電動理美容器具 Active JP5929241B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012016430A JP5929241B2 (ja) 2012-01-30 2012-01-30 アクチュエーター及び電動理美容器具
US13/752,648 US9755491B2 (en) 2012-01-30 2013-01-29 Actuator and electrical appliance having fixed member with a coil and movable members having magnets

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012016430A JP5929241B2 (ja) 2012-01-30 2012-01-30 アクチュエーター及び電動理美容器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013158136A true JP2013158136A (ja) 2013-08-15
JP5929241B2 JP5929241B2 (ja) 2016-06-01

Family

ID=48869611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012016430A Active JP5929241B2 (ja) 2012-01-30 2012-01-30 アクチュエーター及び電動理美容器具

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9755491B2 (ja)
JP (1) JP5929241B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017170188A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 ミツミ電機株式会社 アクチュエータ及び電動理美容器具
JP2017533023A (ja) * 2014-10-29 2017-11-09 ノバルティス アーゲー 相殺電磁駆動部を備える硝子体切除プローブ
WO2020027157A1 (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 アダマンド並木精密宝石株式会社 リニア振動アクチュエータ

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6029854B2 (ja) * 2012-05-22 2016-11-24 ミネベア株式会社 振動子及び振動発生器
JP5766748B2 (ja) * 2013-06-05 2015-08-19 Thk株式会社 リニアアクチュエータ
FR3017011B1 (fr) 2014-01-29 2019-01-25 Moving Magnet Technologies Actionneur electromagnetique lineaire presentant deux organes mobiles independants
JP6627318B2 (ja) * 2015-08-04 2020-01-08 ミツミ電機株式会社 アクチュエータ及び電動理美容器具
US20180062491A1 (en) * 2016-08-25 2018-03-01 United States Department Of The Navy Interstructural and Inertial Actuator
CN206341120U (zh) * 2016-10-25 2017-07-18 瑞声科技(新加坡)有限公司 线性振动电机

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0677483U (ja) * 1993-04-12 1994-10-28 フオスター電機株式会社 リニアモータ
JPH07265560A (ja) * 1994-03-28 1995-10-17 Matsushita Electric Works Ltd 往復式電気かみそり
JP2000205680A (ja) * 1999-01-08 2000-07-28 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 極低温冷凍機用コンプレッサ及びそれに使用される電機子コイル
JP2002199689A (ja) * 2000-09-29 2002-07-12 Matsushita Electric Works Ltd リニアオシレータ
JP2006280156A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Aisin Seiki Co Ltd リニアモータ、それを用いたリニア圧縮機及び蓄冷型冷凍機

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3103603A (en) * 1960-11-02 1963-09-10 Reutter Jean Leon Alternating current synchronous reciprocating motor unit
US3453573A (en) * 1966-04-29 1969-07-01 Physical Sciences Corp Temperature compensated transducer
US3553726A (en) * 1969-07-30 1971-01-05 Bell & Howell Co Vibrometer with sealed magnet capsule
GB1591471A (en) * 1977-06-18 1981-06-24 Hart J C H Electromagnetic actuators
US4235153A (en) * 1978-11-02 1980-11-25 General Electric Company Linear motion, electromagnetic force motor
US4751487A (en) * 1987-03-16 1988-06-14 Deltrol Corp. Double acting permanent magnet latching solenoid
FR2705510B1 (fr) * 1993-05-19 1995-07-13 Moving Magnet Tech Actionneur électromagnétique monophasé à faible course présentant un bon rapport force sur puissance électrique.
WO1996015367A1 (de) * 1994-11-14 1996-05-23 Anton Steiger Vorrichtung zum führen und zentrieren eines maschinenelementes
DE19543095C1 (de) 1995-11-18 1997-06-05 Braun Ag Trockenrasierapparat
WO1999018649A1 (en) * 1997-10-04 1999-04-15 Z & D Limited Linear motor compressor
TWI237434B (en) * 2000-09-29 2005-08-01 Matsushita Electric Works Ltd Linear oscillator
JP3863429B2 (ja) * 2002-01-04 2006-12-27 学校法人東京電機大学 リニア振動アクチュエータ
JP4123232B2 (ja) 2002-08-27 2008-07-23 松下電工株式会社 個人用電動理美容器具
AU2003301464A1 (en) * 2002-10-16 2004-05-04 Matsushita Refrigeration Company Linear motor and liner compressor using the same
US7032400B2 (en) * 2004-03-29 2006-04-25 Hussmann Corporation Refrigeration unit having a linear compressor
CN101213734B (zh) * 2006-02-07 2011-01-12 松下电器产业株式会社 压电元件与超声波执行机构
US7732952B1 (en) * 2006-07-14 2010-06-08 Ultreo, Inc. Oscillatory motors and devices incorporating them
GB2439411B (en) * 2007-04-27 2008-07-23 Perpetuum Ltd An electromechanical generator for converting mechanical vibrational energy into electrical energy
US7646136B2 (en) * 2007-05-07 2010-01-12 Panasonic Corporation Piezoelectric element, vibratory actuator and drive unit
JP5184811B2 (ja) * 2007-05-07 2013-04-17 パナソニック株式会社 振動型アクチュエータ
KR101059599B1 (ko) * 2009-07-01 2011-08-25 삼성전기주식회사 선형 진동모터

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0677483U (ja) * 1993-04-12 1994-10-28 フオスター電機株式会社 リニアモータ
JPH07265560A (ja) * 1994-03-28 1995-10-17 Matsushita Electric Works Ltd 往復式電気かみそり
JP2000205680A (ja) * 1999-01-08 2000-07-28 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd 極低温冷凍機用コンプレッサ及びそれに使用される電機子コイル
JP2002199689A (ja) * 2000-09-29 2002-07-12 Matsushita Electric Works Ltd リニアオシレータ
JP2006280156A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Aisin Seiki Co Ltd リニアモータ、それを用いたリニア圧縮機及び蓄冷型冷凍機

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017533023A (ja) * 2014-10-29 2017-11-09 ノバルティス アーゲー 相殺電磁駆動部を備える硝子体切除プローブ
WO2017170188A1 (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 ミツミ電機株式会社 アクチュエータ及び電動理美容器具
WO2020027157A1 (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 アダマンド並木精密宝石株式会社 リニア振動アクチュエータ

Also Published As

Publication number Publication date
US20130193780A1 (en) 2013-08-01
US9755491B2 (en) 2017-09-05
JP5929241B2 (ja) 2016-06-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5929241B2 (ja) アクチュエーター及び電動理美容器具
JP6365190B2 (ja) リニアアクチュエータ及び電動ブラシ、電動切削機及び電動エアポンプ
JP4400463B2 (ja) 振動型リニアアクチュエータ及びこれを用いた電動歯ブラシ
US10299901B2 (en) Drive system for personal-care appliance and method of operation thereof
JP7032663B2 (ja) 振動アクチュエータ、ウェアラブル端末及び着信通知機能デバイス
JP2002199689A (ja) リニアオシレータ
JP7071614B2 (ja) 振動装置、ウェアラブル端末及び着信通知機能デバイス
KR20060003092A (ko) 왕복직선구동 액츄에이터 및 그를 이용한 전동칫솔
CN210167942U (zh) 线性振动马达
CN110875680A (zh) 振动促动器以及具备该振动促动器的便携式电子设备
JP2005185067A (ja) 振動型リニアアクチュエータ及びこれを備えたヘアカッター
WO2017170188A1 (ja) アクチュエータ及び電動理美容器具
CN107852078B (zh) 致动器及电动理美容器具
US8049375B2 (en) Electromagnetic transducer apparatus
JP2013123305A (ja) リニアアクチュエータ及び口腔衛生装置
CN117858768A (zh) 振动致动器
JP2022056733A (ja) 振動アクチュエーター及び電子機器
CN116979779A (zh) 振动致动器及电气设备
JP2005160134A (ja) 振動型リニアアクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150916

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160418

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5929241

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150