JP2013158092A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井側を排熱スペースとして利用する場合であっても、LCフィルタ回路ユニットや電力変換ユニットなどユニットの冷却効果を十分に高め、他の制御部品に対して熱的影響を与えない電力変換装置を提供する。
【解決手段】筐体2の前面開口部を覆う下側の前面板4に形成された前面側通気口と、筐体の上部開口部を覆う天面板6に形成された天面側通気口と、筐体内部に収納された冷却ファンユニット54と、冷却ファンユニットの下部に位置して前面側通気口に近接するように筐体内部に収納され、交流電流の高周波成分を抑制するLCフィルタ回路ユニット50と、冷却ファンユニットの上部に位置して筐体内部に収納された電力変換ユニット52とを備えている。冷却ファンユニットは、前面側通気口から吸い込んだ冷却空気をLCフィルタ回路ユニット及び電力変換ユニットに通過させて天面側通気口から排出するようにしている。
【選択図】図3

Description

本発明は、筐体内に複数のユニットを上下に多段に収納した電力変換装置に係り、特に、ユニットに冷却ファンを搭載したものに関する。
プラントの計測設備やコンピュータなどに安定した電源供給を行う電力変換装置として無停電電源装置が知られている。無停電電源装置は、通常、筐体内に複数の制御部品がユニット化された状態で収納されている。
例えば特許文献1の装置は、筐体内に、制御部品を機能別に搭載した複数のユニットが上下に多段に収納され、筐体の前面板に前面側通気口が形成され、筐体の背面板に背面側通気口が形成されている。そして、各ユニットの前面側に配置した冷却ファンにより前面側通気口から空気を取り込むと、冷却空気がユニット内の前面側から背面側に流れて制御部品を冷却し、装置の背面側を排熱スペースとして背面側通気口から外部に空気が排出される。
ここで、無停電電源装置には、交流電流の高周波成分を抑制するLCフィルタ回路を備えたユニットがある。このLCフィルタ回路を備えたユニットは、自己発熱量が多いリアクトルを備えており、上述した特許文献1の装置では、コイル巻線の間に設けた隙間が、前面側通気口及び背面側通気口に向かって水平方向に延在するようにリアクトルを配置し、冷却空気を隙間に積極的に通過させてユニットの冷却効果を高めている。
特開2010−148194号公報
ところで、レイアウト等の制約から装置の背面側を排熱スペースとして利用することができず、装置の天井側を排熱スペースとして利用したい場合がある。その場合、特許文献1の装置の天面に通気口を設け、冷却ファンが取り込んだ冷却空気を筐体内部の下部から天井に向けて流れるようにしてユニットを冷却することが考えられる。
しかし、特許文献1の装置は、LCフィルタ回路を備えたユニットのリアクトルが、コイル巻線の間の隙間が水平方向に延在して配置されており、筐体内部を上下方向に流れる冷却空気がリアクトルの隙間を通過しにくい。したがって、特許文献1の装置を使用して天井側を排熱スペースとする場合には、冷却効果の面で問題がある。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、天井側を排熱スペースとして利用する場合であっても、LCフィルタ回路ユニットや電力変換ユニットなどユニットの冷却効果を十分に高め、他の制御部品に対して熱的影響を与えない電力変換装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、筐体の前面開口部を覆う下側の前面板に形成された前面側通気口と、前記筐体の上部開口部を覆う天面板に形成された天面側通気口と、前記筐体内部に収納された冷却ファンユニットと、前記冷却ファンユニットの下部に位置して前記前面側通気口に近接するように前記筐体内部に収納され、交流電流の高周波成分を抑制するLCフィルタ回路ユニットと、前記冷却ファンユニットの上部に位置して前記筐体内部に収納された電力変換ユニットと、を備え、前記冷却ファンユニットは、前記前面側通気口から吸い込んだ冷却空気を前記LCフィルタ回路ユニット及び電力変換ユニットに通過させて前記天面側通気口から排出するようにした。
この発明によると、LCフィルタ回路ユニット及び電力変換ユニットが離間して筐体内部に収納されているので、LCフィルタ回路ユニットで発生した熱が電力変換ユニットに影響を与えることがない。また、LCフィルタ回路ユニットは、前面側通気口に近い筐体の下部に収納されているので冷却効果を高めることができる。
また、本発明に係る電力変換装置において、前記LCフィルタ回路ユニットを構成する全てのリアクトルは、コイル巻線の間に設けた隙間が上下方向に延在するように配置されている。
この発明によると、筐体内部を流れる冷却空気は、各リアクトルの隙間をスムーズに通過して上方に流れていくので、リアクトルの冷却効果を高めることができる。
また、本発明に係る電力変換装置は、前記冷却ファンユニットが、前記筐体内の水平方向断面の略全域が冷却空気流れ領域となるように配置されているとともに、前記LCフィルタ回路ユニットを構成する自己発熱量が多い複数のリアクトルを、前記冷却空気流れ領域に広がるように配置した。
この発明によると、筐体内部に、温度が局部的に高い領域を無くすことができ、LCフィルタ回路ユニット及び電力変換ユニットを効率良く冷却することができる。
また、本発明に係る電力変換装置は、前記LCフィルタ回路ユニットを構成する自己発熱量が多い複数のコンデンサと複数のリアクトルとを、互いに離間して配置した。
この発明によると、自己発熱量が多いコンデンサの熱をリアクトルに伝達してリアクトルの冷却効率を低下させるおそれがない。
さらに、本発明に係る電力変換装置は、前記LCフィルタ回路ユニットを構成する自己発熱量が多い複数のコンデンサを、前記前面側通気口に近い前記前面板側に配置した。
この発明によると、自己発熱量が多いコンデンサを前面側通気口から入り込んだ冷却空気で効率的に冷却することで、筐体内部の他の制御部品に対してコンデンサの熱による影響を与えない。
本発明に係る電力変換装置によれば、天井側を排熱スペースとして利用する場合に、LCフィルタ回路ユニットや電力変換ユニットなどユニットの冷却効果を十分に高め、他の制御部品に対して熱的影響を与えない電力変換装置を提供することができる。
本発明に係る無停電電源装置を前面側及び天面側から示した斜視図である。 本発明に係る無停電電源装置内の結線図である。 本発明に係る無停電電源装置を側面側から示し、筐体内部の冷却空気の流れ方向を示した図である。 本発明に係る無停電電源装置の前面カバーを外し、内扉を開けて装置内部を正面から示した図である。 本発明に係る無停電電源装置の側面カバーを外し、装置内部を側面から示した図である。 図5のA−A矢視断面図である。 本発明に係る無停電電源装置の裏面カバーを外し、装置内部を裏面から示した図である。 比較例の無停電電源装置の裏面カバーを外し、装置内部を裏面から示した図である。 本発明に係る無停電電源装置と、比較例の無停電電源装置との異なるリアクトル配置による発熱量の変化を示した図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の電力変換装置に係る一実施形態の無停電電源装置は、図1(a)に示すように、筐体2の前面開口部の上部を、制御部のプリント基板を取付けた内扉5が覆い、図1(b)に示すように、開閉扉4が、内扉5とともに筐体2の前面開口部の全域を覆っている。また、図1(c)に示すように、筐体2の上部開口部を天面カバー6が覆い、図1(b),(c)に示すように、筐体2の側面開口部を側面カバー8が覆っている。
図1(b)に示すように、開閉扉4の下部には、冷気を筐体2内部に吸い込む吸気スリット10が形成されている。また、開閉扉4の上部には、筐体2内部の空気を外部に排出する排気スリット12が形成されている。
さらに、図1(c)に示すように、天面カバー6にも、筐体2内部の空気を外部に排出する排気スリット14が形成されている。
なお、本発明の前面板が開閉扉4に対応し、本発明の前面側通気口が吸気スリット10に対応し、本発明の天面板が天面カバー6に対応し、本発明の天面側通気口が排気スリット14に対応している。
図2は、無停電電源装置の回路構成を示すものであり、U,V,Wは交流入力用外線端子部、u,v,wは交流出力用外線端子部、Uc,Vc,Wcは直送入力用外線端子部、+,−は直流入力用外線端子部である。交流入力用外線端子部U,V,W及び直送入力用外線端子部Uc,Vc,Wcは商用電源と接続し、直流入力用外線端子部+,−は蓄電池に接続している。
交流入力用外線端子部U,V,Wと交流出力用外線端子部u,v,wとの間には、主回路遮断器であるMCCB16、交流入力用電磁接触器18、第1交流入力用リアクトル20a〜20d、交流入力用コンデンサ22a〜22f、第2交流入力用リアクトル24a〜24d、第1電力変換部26、第2電力変換部28、交流出力用リアクトル30a〜30d、交流出力用コンデンサ32a〜32l及び交流出力用電磁接触器34が直列に接続されている。
直送入力用外線端子部Uc,Vc,Wcと交流出力用外線端子部u,v,wとの間には、直送入力用電磁接触器36及びACスイッチ38a〜38cが並列に接続されている。
直流入力用外線端子部+,−と第1電力変換部26との間には、直流入力用電磁接触器40、ヒューズ42、直流入力用コンデンサ44a,44b及び直流入力用リアクトル46a〜46dが接続されている。
第2電力変換部28にはバランサ用リアクトル48が接続されている。
ここで、第1交流入力用リアクトル20a〜20d、交流入力用コンデンサ22a〜22f及び第2交流入力用リアクトル24a〜24dは、商用電源から入力された交流電流の高周波成分を抑制する交流入力用LCフィルタ回路である。
また、交流出力用リアクトル30a〜30d及び交流出力用コンデンサ32a〜32lは、第2電力変換部28から出力された交流電流の高周波成分を抑制する交流出力用LCフィルタ回路である。
また、直流入力用コンデンサ44a,44b及び直流入力用リアクトル46a〜46dを合わせて、直流入力用LCフィルタ回路部と称する。
そして、交流入力用LCフィルタ回路、交流出力用LCフィルタ回路及び直流入力用LCフィルタ回路を合わせて、LCフィルタ回路ユニット50と称する。
さらに、第1電力変換部26及び第2電力変換部28を合わせて、電力変換ユニット52と称する。
次に、図3は、無停電電源装置内部に上下に多段に収納されたユニットを示したものであり、筐体2内部の下部にLCフィルタ回路ユニット50が収納されている。このLCフィルタ回路ユニット50の上部には、冷却ファンユニット54が収納され、この冷却ファンユニット54の上部には、電力変換ユニット52が収納されている。
冷却ファンユニット54は、図4に示すように、LCフィルタ回路ユニット50の上部に幅方向に並んで配置した第1冷却ファン54A及び第2冷却ファン54Bで構成されている。
電力変換ユニット52を構成する第1電力変換部26及び第2電力変換部28は、図4に示すように、冷却ファンユニット54の上部に幅方向に並んで配置されており、第1電力変換部26は、IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)などのパワー半導体素子、パワー半導体素子冷却体、電解コンデンサ等を備えた装置であり、商用電源から交流入力用LCフィルタ回路を介して入力した商用電力を交流から直流に変換するコンバータ装置である。また、第2電力変換部28も、IGBT(絶縁ゲート形バイポーラトランジスタ)などのパワー半導体素子、パワー半導体素子冷却体、電解コンデンサ等を備えた装置であり、第1電力変換部26から入力した直流の電力、或いは蓄電池(図2参照)から入力した直流の電力を交流に変換するインバータ装置である。
次に、LCフィルタ回路ユニット50を構成する制御部品の配置について、図4から図7を参照して説明する。
LCフィルタ回路ユニット50の交流入力用LCフィルタ回路を構成する第1交流入力用リアクトル20a〜20dは、図5及び図7に示すように、筐体2内部の最下部、且つ背面側に幅方向(水平方向)に並んで収納されている。
直流入力用LCフィルタ回路部を構成する直流入力用リアクトル46a〜46dは、筐体2内部の第1交流入力用リアクトル20a〜20dの上部位置、且つ背面側に幅方向に並んで収納されている。
交流出力用LCフィルタ回路部を構成する交流出力用リアクトル30a〜30dは、筐体2内部の直流入力用リアクトル46a〜46dの上部位置、且つ背面側に幅方向に並んで収納されている。
さらに、交流入力用LCフィルタ回路を構成する第2交流入力用リアクトル24a〜24dは、筐体2内部の交流出力用リアクトル30a〜30dの上部位置、且つ背面側に幅方向に並んで収納されている。
このように、最下段に収納した第1交流入力用リアクトル20a〜20dから、電力変換ユニット52(第1電力変換部26及び第2電力変換部28)に向かう上方に向けて、直流入力用リアクトル46a〜46d、交流出力用リアクトル30a〜30d及び第2交流入力用リアクトル24a〜24dの順で収納されている。
ここで、第1交流入力用リアクトル20a〜20d、第2交流入力用リアクトル24a〜24d、交流出力用リアクトル30a〜30d及び直流入力用リアクトル46a〜46dは、コイル巻線(不図示)の間の隙間(不図示)が上下方向に延在し、即ち、筐体2内部の冷風の流れに沿う方向にコイル巻線の隙間が延在するように配置されている。
また、図4に示すように、LCフィルタ回路ユニット50の直流入力用LCフィルタ回路部を構成する直流入力用コンデンサ44a,44bは、直流入力用LCフィルタ回路部のリアクトル(第1交流入力用リアクトル20a〜20d、第2交流入力用リアクトル24a〜24d、交流出力用リアクトル30a〜30d及び直流入力用リアクトル46a〜46d)から離間した筐体2の前面側に収納されている。
また、図5及び図6に示すように、LCフィルタ回路ユニット50の交流入力用LCフィルタ回路を構成する交流入力用コンデンサ22a〜22f及び交流出力用LCフィルタ回路を構成する交流出力用コンデンサ32a〜32lは、筐体2内部の下部位置であって前面側に収納されている。
次に、本実施形態の作用効果について述べる。
先ず、筐体2内部の冷却ファンユニット54(第1冷却ファン54A及び第2冷却ファン54B)の上部に電力変換ユニット52(第1電力変換部26及び第2電力変換部28)が収納され、冷却ファンユニット54の下部にLCフィルタ回路ユニット50が収納されており、LCフィルタ回路ユニット50及び電力変換ユニット52が離間して筐体2内部に収納されているので、LCフィルタ回路ユニット50で発生した熱が電力変換ユニット52に直接影響を与えることがない。
冷却ファンユニット54を構成する第1冷却ファン54A及び第2冷却ファン54Bは、前面カバー5の吸気スリット10から筐体2内部に取り込んだ空気を下方から上方に向けて移動させ(図3の筐体2内部の矢印で示す方向)、各ユニット50,52に冷却空気を接触させる。ここで、第1冷却ファン54A及び第2冷却ファン54Bは、筐体2内の幅方向に並んで収納され、筐体2内の水平方向断面の略全域が冷却空気流れ領域となるように配置されている。そして、電力変換ユニット52を通過した冷却空気は、天面カバー6の排気スリット14から外部に排出される。なお、上方に移動した冷却空気の一部は開閉扉4の排気スリット12からも外部に排出される。
ここで、筐体2内部のLCフィルタ回路ユニット50は、吸気スリット10に近い筐体2の下部に収納されているので冷却効果を高めることができる。
また、LCフィルタ回路ユニット50を構成する第1交流入力用リアクトル20a〜20d、第2交流入力用リアクトル24a〜24d、交流出力用リアクトル30a〜30d及び直流入力用リアクトル46a〜46dのコイル巻線の間の隙間は上下方向に延在して設けられおり、筐体2内部の冷却空気は、各リアクトルの隙間をスムーズに通過して上方に流れていくので、各リアクトルの冷却効果を高めることができる。
したがって、本発明は、天井側を排熱スペースとして利用する場合であっても、筐体2内部のユニットの冷却効果を十分に高め、他の制御部品に対して熱的影響を与えない電力変換装置を提供することができる。
また、第2交流入力用リアクトル24a〜24dは、他のリアクトルと比較して自己発熱量が多いが、上方に向けて流れる冷却空気に対して直交する位置、すなわち冷却空気流れ領域に広がって筐体2内に収納されており、各リアクトルに冷却空気が均等に接触するので、第2交流入力用リアクトル24a〜24dの冷却効果をさらに高めることができる。また、同様に、第1交流入力用リアクトル20a〜20d、交流出力用リアクトル30a〜30d及び直流入力用リアクトル46a〜46dも、上方に向けて流れる冷却空気に対して直交する位置、すなわち冷却空気流れ領域に広がって筐体2内に収納されており、各リアクトルに冷却空気が均等に接触し、冷却効果をさらに高めることができる。
ここで、図8は、本実施形態の作用効果を明確にするために、他の制御部品に熱的影響を与えやすいリアクトル配置とした比較例を示すものである。すなわち、図8では、自己発熱量が多い第2交流入力用リアクトル24a〜24dを上下に2段に配置し、比較的自己発熱量が少ない交流出力用リアクトル30a〜30dを第2交流入力用リアクトル24a〜24dに幅方向に並べて上下に2段配置している。
図8に示すリアクトルの配置にすると、上下に2段配置され、自己発熱量が多い第2交流入力用リアクトル24a〜24dを通過した冷却空気は高温となり、この高温の冷却空気が流れる第1冷却ファン54A及び第1電力変換部26も、第2冷却ファン54B及び第2電力変換部28と比較して高温となる。このため、第1冷却ファン54Aの駆動部や第1電力変換部26の電解コンデンサに対して、寿命短縮などの影響を与えてしまう。
しかし、本実施形態のリアクトルの配置では、冷却空気が高温となるようなリアクトルの配置を行っておらず、第1及び第2冷却ファン54A,54Bの駆動部や第1及び第2電力変換部26,28の電解コンデンサに対して寿命短縮などの影響を与えることがない。
また、LCフィルタ回路ユニット50を構成する交流入力用コンデンサ22a〜22f、交流出力用コンデンサ32a〜32l及び直流入力用コンデンサ44a,44bは自己発熱量が多い部品である。この自己発熱量が多いコンデンサは、吸気スリット10に近い前面側に収納されており、吸気スリット10から取り入れた空気が直接接触するので効率良く冷却することができ、コンデンサの発熱を他の部品に影響させないようにしている。
なお、図9に示すものは、本実施形態の無停電電源装置(図9の(a))と、図8で示した他の制御部品に熱的影響を与えやすいリアクトル配置とした比較例(図9(b))とを、同一のAC/AC運転(100kVA、交流入力電圧AC180V、交流出力電圧AC200V、負荷率100%)を行ったときに、リアクトルの発熱量の変化を示したものである。
両者を比較すると、図9(a)の本実施形態の装置は、幅方向の右半分のS1領域の総発熱量と、左半分のS2領域の総発熱量とには差が発生せず、第1及び第2冷却ファン54A,54Bや第1及び第2電力変換部26,28に寿命短縮などの影響を与えることがない。これに対して、図9(b)の比較例では、幅方向の右半分のS1領域の総発熱量が1374[W]、左半分のS2領域の総発熱量が926[W]となり、S1領域とS2領域との総発熱量に448[W]の差が発生してしまう(S1領域の総発熱量がS2領域の総発熱量に対して高くなる)。このため、第1電力変換部26が高温となり、第1電力変換部26の電解コンデンサに対して寿命短縮などの影響を与えてしまうおそれがある。
2…筐体、4…開閉扉、5…内扉、6…天面カバー、8…側面カバー、10…吸気スリット、12…排気スリット、14…排気スリット、18…交流入力用電磁接触器、20a〜20d…第1交流入力用リアクトル、22a〜22f…交流入力用コンデンサ、24a〜24d…第2交流入力用リアクトル、26…第1電力変換部、28…第2電力変換部、30a〜30d…交流出力用リアクトル、32a〜32l…交流出力用コンデンサ、34…交流出力用電磁接触器、36…直送入力用電磁接触器、38a〜38c…ACスイッチ、40…直流入力用電磁接触器、42…ヒューズ、44a,44b…直流入力用コンデンサ、46a〜46d…直流入力用リアクトル、48…バランサ用リアクトル、50…LCファルタ回路ユニット、52…電力変換ユニット、54…冷却ファンユニット、u,v,w…交流出力用外線端子部、U,V,W…交流入力用外線端子部、Uc,Vc,Wc…直送入力用外線端子部

Claims (5)

  1. 筐体の前面開口部を覆う下側の前面板に形成された前面側通気口と、
    前記筐体の上部開口部を覆う天面板に形成された天面側通気口と、
    前記筐体内部に収納された冷却ファンユニットと、
    前記冷却ファンユニットの下部に位置して前記前面側通気口に近接するように前記筐体内部に収納され、交流電流の高周波成分を抑制するLCフィルタ回路ユニットと、
    前記冷却ファンユニットの上部に位置して前記筐体内部に収納された電力変換ユニットと、を備え、
    前記冷却ファンユニットは、前記前面側通気口から吸い込んだ冷却空気を前記LCフィルタ回路ユニット及び電力変換ユニットに通過させて前記天面側通気口から排出するようにしたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記LCフィルタ回路ユニットを構成する全てのリアクトルは、コイル巻線の間に設けた隙間が上下方向に延在するように配置されていることを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  3. 前記冷却ファンユニットは、前記筐体内の水平方向断面の略全域が冷却空気流れ領域となるように配置されているとともに、前記LCフィルタ回路ユニットを構成する自己発熱量が多い複数のリアクトルを、前記冷却空気流れ領域に広がるように配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換装置。
  4. 前記LCフィルタ回路ユニットを構成する自己発熱量が多い複数のコンデンサと複数のリアクトルとを、互いに離間して配置したことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の電力変換装置。
  5. 前記LCフィルタ回路ユニットを構成する自己発熱量が多い複数のコンデンサを、前記側通気口に近い前記前面板側の配置したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の電力変換装置。
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