JP2013157270A - 膜電極接合体の製造方法 - Google Patents

膜電極接合体の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013157270A
JP2013157270A JP2012018566A JP2012018566A JP2013157270A JP 2013157270 A JP2013157270 A JP 2013157270A JP 2012018566 A JP2012018566 A JP 2012018566A JP 2012018566 A JP2012018566 A JP 2012018566A JP 2013157270 A JP2013157270 A JP 2013157270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst layer
electrode catalyst
electrolyte membrane
support
membrane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012018566A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Aitake
将典 相武
Nobuo Okumura
暢夫 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2012018566A priority Critical patent/JP2013157270A/ja
Publication of JP2013157270A publication Critical patent/JP2013157270A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Inert Electrodes (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】触媒の使用量を抑制しつつ、簡易な構成で適正な位置に電極触媒層が形成された膜電極接合体を製造する。
【解決手段】MEA100の製造方法は、アノード電極触媒層12を電解質膜10上に形成する工程と、アノード電極触媒層12より触媒使用量の多いカソード電極触媒層14を支持体362上に形成する工程と、アノード電極触媒層12が形成されている第1の面16とは反対側の電解質膜10の第2の面17に、支持体362に形成されているカソード電極触媒層14を転写する工程とを備える。カソード電極触媒層14が間欠的に形成されるので、触媒の使用量を抑制でき、コストパフォーマンスを向上できる。また、アノード電極触媒層12が連続的に形成されるので、カソード電極触媒層14とアノード電極触媒層12との位置合わせが不要となり、簡易な機構でMEA100を製造できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、膜電極接合体を製造する方法に関し、特に、電解質膜への電極触媒層の形成に関する。
電極に触媒が担持された電極触媒層が電解質膜に転写された膜電極接合体が燃料電池に利用されている。膜電極接合体の製造方法として、燃料電池の発電反応が生じる領域に対応する形状を有するアノード側電極触媒層およびカソード電極触媒層を、位置合わせしながら電解質膜へ転写を行う手法が提案されている。
また、位置合わせを不要とする膜電極接合体の製造方法として、白金などの触媒を担持するカーボン担体と電気伝導性物質である電解質溶液との混合溶液(触媒インク)を電解質膜に塗布して乾燥させる手法が提案されている。
特開2010−176897号公報 特開2010−212005号公報 特開2011−142011号公報 特許第4696462号 特開2010−73639号公報 特開2001−196070号公報
しかしながら、位置合わせを行いつつ電極触媒層を電解質膜へ転写する手法では、位置合わせセンサーや位置合わせ機構など、膜電極接合体を製造するための装置が複雑、巨大化するおそれがある。また、常に位置合わせセンサーによって検出される情報に基づき制御を行わなければならず、転写速度を高速化することが困難になる。
また、位置合わせを不要とする膜電極接合体の製造方法では、電解質膜の全面に触媒インクが塗布されるので、燃料電池の発電反応が生じる領域以外の部分に、アノード極、カソード極の両極で多量の白金触媒が利用されることとなる。この結果、高価な白金触媒が浪費され、コストパフォーマンスの低下という問題が生じる。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものであり、触媒の使用量を抑制しつつ、簡易な構成で適正な位置に電極触媒層が形成された膜電極接合体を製造することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
膜電極接合体の製造方法であって、触媒が担持された第1の電極触媒層を、電解質膜の第1の面上に、連続的に形成する工程と、触媒が担持された第2の電極触媒層であって、前記第1の電極触媒層よりも単位面積あたりの触媒の含有密度が高い第2の電極触媒層を、前記第1の面とは異なる前記電解質膜の第2の面上に、間欠的に形成する工程と、を備える膜電極接合体の製造方法。
適用例1の膜電極接合体の製造方法によれば、第2の電極触媒層が間欠的に形成されるので、触媒の使用量を抑制でき、コストパフォーマンスを向上できる。また、第1の電極触媒層が連続的に形成されるので、第1の電極触媒層と第2の電極触媒層との位置合わせが不要となり、簡易な機構で膜電極接合体を製造できる。
[適用例2]
適用例1記載の膜電極接合体の製造方法であって、前記第2の電極触媒層を形成する工程は、前記第2の電極触媒層を支持体に間欠的に形成する工程と、前記支持体に形成された前記第2の電極触媒層を、前記第1の電極触媒層が形成されている前記電解質膜の前記第2の面上に転写する工程と、を含む膜電極接合体の製造方法。
適用例2の膜電極接合体の製造方法によれば、第2の電極触媒層は、支持体へ形成された後、第1の面に第1の電極触媒層が形成されている電解質膜の第2の面へ転写される。従って、電解質膜への第1の電極触媒層の形成と、支持体への第2の電極触媒層の形成を並列して行うことができ、製造時間の短縮を図ることができる。
[適用例3]
適用例1記載の膜電極接合体の製造方法であって、前記第1の電極触媒層を形成する工程は、前記第1の電極触媒層を第1の支持体に連続的に形成する工程と、前記第1の支持体に形成された前記第1の電極触媒層を、前記電解質膜の前記第1の面上に転写する工程と、を含み、前記第2の電極触媒層を形成する工程は、前記第2の電極触媒層を第2の支持体に間欠的に形成する工程と、前記第2の支持体に形成された前記第2の電極触媒層を、前記第1の電極触媒層が形成されている前記電解質膜の前記第2の面上に転写する工程と、を含む膜電極接合体の製造方法。
適用例3の膜電極接合体の製造方法によれば、第1の電極触媒層、第2の電極触媒層ともに、支持体に形成された後、電解質膜に転写される。従って、第1の電極触媒層および第2の電極触媒層を形成するための装置を共有することができる。よって、製造コストを削減できる。
[適用例4]
適用例1ないし適用例3いずれかに記載の膜電極接合体の製造方法であって、前記第2の電極触媒層は、燃料電池の発電反応が生じる領域である発電領域と略同一形状を有するように形成される、膜電極接合体の製造方法。
適用例4の膜電極接合体の製造方法によれば、第2の電極触媒層は、発電領域と略同一形状を有するように形成される。従って、電解質膜の、発電に必要な領域に第2の電極触媒層を形成することができる。よって、発電領域以外に触媒が使用されることを抑制でき、触媒の使用量を抑制できる。
[適用例5]
適用例1ないし適用例4いずれかに記載の膜電極接合体の製造方法であって、前記第1の電極触媒層は、アノード側の電極触媒層であり、前記第2の電極触媒層は、カソード側の電極触媒層である、膜電極接合体の製造方法。
適用例5の膜電極接合体の製造方法によれば、第1の電極触媒層はアノード側の電極触媒層であり、第2の電極触媒層はカソード側の電極触媒層である。従って、カソード極側に触媒使用量の多い電極触媒層を形成でき、発電効率を向上できる。
[適用例6]
膜電極接合体の製造装置であって、触媒が担持された第1の電極触媒層を、電解質膜の第1の面上に、連続的に形成する第1の形成部と、触媒が担持された第2の電極触媒層であって、前記第1の電極触媒層よりも単位面積あたりの触媒の含有密度が高い第2の電極触媒層を、前記第1の面とは異なる前記電解質膜の第2の面上に、間欠的に形成する第2の形成部と、を備える膜電極接合体の製造装置。
適用例6の膜電極接合体の製造装置によれば、第2の電極触媒層が間欠的に形成されるので、触媒の使用量を抑制でき、膜電極接合体の製造にかかるコストパフォーマンスを向上できる。また、第1の電極触媒層が連続的に形成されるので、第1の電極触媒層と第2の電極触媒層との位置合わせが不要となり、簡易な機構で膜電極接合体を製造できる。
[適用例7]
適用例6記載の膜電極接合体の製造装置であって、前記第2の形成部は、前記第2の電極触媒層を支持体に間欠的に形成する間欠形成部と、前記支持体に形成された前記第2の電極触媒層を、前記第1の電極触媒層が形成されている前記電解質膜の前記第2の面上に転写する転写部と、を含む膜電極接合体の製造装置。
適用例7の膜電極接合体の製造装置によれば、第2の電極触媒層は、支持体へ形成された後、第1の面に第1の電極触媒層が形成されている電解質膜の第2の面へ転写される。従って、電解質膜への第1の電極触媒層の形成と、第2の電極触媒層の支持体への形成を並列して行うことができ、製造時間の短縮を図ることができる。
[適用例8]
適用例6記載の膜電極接合体の製造装置であって、前記第1の形成部は、前記第1の電極触媒層を第1の支持体に連続的に形成する連続形成部と、前記第1の支持体に形成された前記第1の電極触媒層を、前記電解質膜の前記第1の面上に転写する第1の転写部と、を含み、前記第2の形成部は、前記第2の電極触媒層を第2の支持体に間欠的に形成する間欠形成部と、前記第2の支持体に形成された前記第2の電極触媒層を、前記第1の電極触媒層が形成されている前記電解質膜の前記第2の面上に転写する第2の転写部と、を含む膜電極接合体の製造装置。
適用例8の膜電極接合体の製造方法によれば、第1の電極触媒層、第2の電極触媒層ともに、支持体に形成された後、電解質膜に転写される。従って、第1の電極触媒層および第2の電極触媒層を形成するための装置を共有することができる。よって、製造コストを削減できる。
本発明において、上述した種々の態様は、適宜、組み合わせたり、一部を省略したりして適用することができる。
第1実施例における膜電極接合体を説明する説明図。 第1実施例におけるセパレータと電極触媒層との位置関係について説明する説明図。 第1実施例におけるMEA100の製造工程を説明するフローチャート。 第1実施例におけるMEA100の製造装置について説明する説明図。 第2実施例におけるMEAの製造装置について説明する説明図。 第3実施例におけるMEAの製造方法について説明する説明図。
A.第1実施例:
A1.膜電極接合体の概略構成:
図1は、第1実施例における膜電極接合体を説明する説明図である。以降、本明細書では、膜電極接合体(Membrane Electrode Assembly)をMEAと表す。図1(a)は、MEA100のアノード側平面図である。図1(b)は、MEA100のカソード側平面図である。図1(c)は、図1(a)、(b)のA−A断面におけるMEA100の断面図である。第1実施例では、図1に示すように、複数のMEA100が連続した帯状態のMEA200として製造され、破線に示すように分離されることにより、一つのMEA100が形成される。図示しない一対のセパレータによってMEA100を狭持することにより、燃料電池に搭載されるセルが構成される。
MEA100は、電解質膜10の各々の面上に形成されたアノード電極触媒層12、および、カソード電極触媒層14を備え、固体高分子型の燃料電池に利用される。電解質膜10は、湿潤状態でプロトン伝導性を示す固体高分子型の電解質膜である。アノード電極触媒層12およびカソード電極触媒層14は、触媒として、例えば白金、あるいは白金合金を備えている。より具体的には、アノード電極触媒層12およびカソード電極触媒層14は、上記触媒を担持したカーボン粒子と、電解質膜10を構成する高分子電解質と同様の電解質とを備えている。カーボン粒子として、カーボンブラックやカーボンナノチューブ等を用いることができる。
図1(a)に示すように、アノード電極触媒層12は、電解質膜10の第1の面16上に連続した帯状に形成されている。また、図1(b)に示すように、カソード電極触媒層14は、電解質膜10の第2の面17上に、矩形状に、間欠的に連続して形成されている。カソード電極触媒層14は、アノード電極触媒層12よりも触媒含有量が多い。換言すれば、カソード電極触媒層14はアノード電極触媒層12よりも、単位面積あたりの触媒の含有密度が高い。第1実施例において、アノード電極触媒層12、カソード電極触媒層14は、それぞれ、特許請求の範囲における「第1の電極触媒層」、「第2の電極触媒層」にあたる。
図2は、第1実施例におけるセパレータと電極触媒層との位置関係について説明する説明図である。図2(a)は、アノード側セパレータ50と、アノード電極触媒層12との位置関係について示している。図2(b)は、カソード側セパレータ60と、カソード電極触媒層14との位置関係について示している。電解質膜10は、その外周端15がアノード側セパレータ50およびカソード側セパレータ60によって狭持されることにより、アノード側セパレータ50およびカソード側セパレータ60の間に固定されている。図2(a)、図2(b)は、いずれも、電解質膜10が配置される面と反対側の面から見た平面図を表している。
アノード側セパレータ50およびカソード側セパレータ60は、燃料ガス供給孔51、61、燃料ガス排出口52,62、酸化ガス供給孔53、63、酸化ガス排出孔54,64,冷却水供給孔55、65、冷却水排出孔56、66が形成されている。各セパレータ50,60が備える燃料ガス供給孔51、61、燃料ガス排出口52,62はそれぞれ、燃料電池内部をその積層方向に貫通する燃料ガス供給マニホールドおよび燃料ガス排出マニホールドを形成する。また、各セパレータ50,60が備える酸化ガス供給孔53、63、酸化ガス排出孔54,64は、同じく燃料電池内部をその積層方向に貫通する酸化ガス供給マニホールドおよび酸化ガス排出マニホールドをそれぞれ形成する。同様に、冷却水供給孔55、65、冷却水排出孔56、66は、それぞれ、燃料電池内部をその積層方向に貫通する冷却水供給流路、冷却水排出流路を形成する。なお、図2において、各セパレータ50,60面内に形成されている燃料ガス流路、酸化ガス流路、冷却水流路については、図面を明瞭とするため記載が省略されている。
図2(a)に示すように、アノード電極触媒層12は、電解質膜10のガス流路方向X(図面左右方向)の、一端から他端まで延伸して形成されている。すなわち、電解質膜10の第1の面16上において、燃料電池の発電反応が生じる領域である発電領域10a以外の領域(外周端15)にも、アノード電極触媒層12が形成される。ただし、既述の通り、アノード電極触媒層12は、カソード電極触媒層14よりも、単位面積あたりの触媒の含有密度が低い。なお、発電反応が生じる領域とは、MEA100において反応ガスに曝される領域である。
図2(b)に示すように、カソード電極触媒層14は、MEA100における発電領域10aと略同一形状を有するように形成されており、電解質膜10よりも小さい面積を有する。すなわち、電解質膜10の第2の面17上において、発電領域10a以外の領域(外周端15)には、カソード電極触媒層14が形成されない。
A2.製造工程:
図3は、第1実施例におけるMEA100の製造工程を説明するフローチャートである。まず、2種類の触媒インクを用意する。具体的には、電解質膜10の第1の面16上に、アノード電極触媒層12を形成するために用いられるアノード触媒インクを作製する(ステップS10)とともに、電解質膜10の第2の面17上に、カソード電極触媒層14を形成するために用いられるカソード触媒インクを作製する(ステップS12)。以降、アノード触媒インク、カソード触媒インクを、合わせて、単に、「触媒インク」とも呼ぶ。
これらの触媒インクは、それぞれ、触媒担持カーボンと、プロトン伝導性を有するアイオノマーと、これらの分散媒(純水、および、エタノール)とを、ホモジナイザーによって混合・攪拌することによって作製される。本実施例では、触媒担持カーボンとして、白金粒子を担持したカーボンブラックを用いる。また、アイオノマーとして、フッ素系アイオノマーであるパーフルオロスルホン酸樹脂を用いる。第1実施例において、カソード触媒インクは、アノード触媒インクに比して、触媒の含有密度が高くなるように作製される。
作製された触媒インクを利用して、スリットダイを用いた製造装置を利用して膜電極接合体を作製する。以降の説明では、図4を適宜参照しながら説明する。
図4は、第1実施例におけるMEA100の製造装置について説明する説明図である。製造装置300は、アノード形成系310、カソード形成系320および転写系330とから構成されている。アノード形成系310は、ダイコーター311と、搬送ロール315と、支持体巻き取りロール319と、乾燥ゾーン316とから構成される。ダイコーター311は、ダイ312とバックアップロール313を有する。また、乾燥ゾーン316は、加熱ロール317および図示しない温風機構を備える。
カソード形成系320は、ダイコーター321と、搬送ロール325と、ニップロール331、ヒートロール333、乾燥ゾーン326とから構成されている。ダイコーター321は、ダイ322とバックアップロール323を有する。また、乾燥ゾーン326は、加熱ロール327および図示しない温風機構を備える。
転写系330は、ニップロール331,332,ヒートロール333,334およびMEA巻き取りロール335とから構成されている。支持体360、362として、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリエチレンナフタレート(PEN)あるいはポリエチレン(PE)、ステンレス鋼(SUS)等の材料によって形成された基材を利用できる。なお、実施例のMEAの製造装置300において、電解質膜および支持体の搬送方向の上流側、下流側とは、任意の位置に対する相対的な位置を表す。第1実施例において、アノード形成系310、カソード形成系320および転写系330は、それぞれ、特許請求の範囲における「連続形成部」、「間欠形成部」および「転写部」にあたる。また、支持体362は、特許請求の範囲における「支持体」にあたる。
触媒使用量の少ないアノード電極触媒層12を電解質膜10上に形成する(ステップS14)。図4におけるアノード形成系310によって行われる工程である。図4に示すように、バックアップロール313には、予め、電解質膜10が形成された支持体360が、電解質膜10を外側にして巻き付けられている。支持体巻き取りロール319が支持体360を巻き取る方向に回転することに連動して、バックアップロール313が回転し、電解質膜10が形成された支持体360がバックアップロール313から繰り出される。ダイ312のスリットからアノード触媒インクを吐出して、支持体360上の電解質膜10の第1の面16にアノード触媒インクをダイ塗工する。アノード触媒インクは、電解質膜10の第1の面16上に、連続的に延伸する帯状に塗工される。電解質膜10の第1の面16上にダイ塗工されたアノード触媒インクは、乾燥ゾーン316の加熱ロール327や図示しない温風機構によって加熱乾燥され、電解質膜10の第1の面16上にアノード電極触媒層12として形成される。
アノード電極触媒層12の形成と並行して、カソード電極触媒層14を支持体362上に形成する(ステップS16)。図4におけるカソード形成系320によって行われる工程である。図4に示すように、支持体362は、バックアップロール323、搬送ロール325、ニップロール331、ヒートロール333によって矢印Y方向に搬送され、カソード形成系320と転写系330との間を循環している。ダイ322のスリットからカソード触媒インクを吐出して、支持体362上にカソード触媒インクをダイ塗工する。カソード触媒インクは、支持体362上に、同一間隔で間欠的に形成される。なお、同一間隔とは、公差を含む。支持体362上にダイ塗工されたカソード触媒インクは、乾燥ゾーン326の加熱ロール327や図示しない温風機構によって加熱乾燥され、カソード形成系320と転写系330との間を循環する支持体362の外側表面上にカソード電極触媒層14として形成される。
アノード電極触媒層12が形成されている第1の面16とは反対側の電解質膜10の第2の面17に、支持体362に形成されているカソード電極触媒層14を転写する(ステップS18)。図4における転写系330によって行われる工程である。図4に示すように、第1の面16上にアノード電極触媒層12が形成された電解質膜10は、搬送ロール315において支持体360から剥離され、第1の面16と第2の面17とが反転された状態で転写系330へ搬送される。また、カソード電極触媒層14が形成された支持体362は、カソード電極触媒層14を外側に向けた状態のまま、転写系330に搬送される。
転写系330において、ニップロール331、332は、アノード形成系310から搬送された帯状の電解質膜10の第2の面17と、カソード形成系320から搬送されたカソード電極触媒層14が形成されている支持体362とを合流させ、互いに密着させて、両シートのしわや気泡を除去する。このとき、カソード電極触媒層14が電解質膜10の第2の面17上に密着される。次いで、ヒートロール333、334は、カソード電極触媒層14を電解質膜10の第2の面17上に圧着させる。ヒートロール333、334の下流側で、支持体362が電解質膜10から剥離され、カソード電極触媒層14が支持体362から電解質膜10の第2の面17上に転写される。実施例において、各ロールの回転速度、すなわち、支持体や電解質膜10の搬送速度を一定とする。カソード電極触媒層14は、支持体362上に略同一間隔で間欠的に形成されているので、こうすることにより、カソード電極触媒層14は、第2の面17上であって、第1の面16に形成されているアノード電極触媒層12と、電解質膜10を挟んで重なる位置(対応する位置)に、一定の間隔で形成される。
電解質膜10の第1の面16上にアノード電極触媒層12が形成され、第2の面17上にカソード電極触媒層14が形成された帯状の膜電極接合体200は、MEA巻き取りロール335によって巻き取られる。以上の製造工程を経て、膜電極接合体200は完成する。膜電極接合体200は、図1の破線に示すようにカソード電極触媒層14が一つ含まれるように切断され、MEA100が製造される。
以上説明した第1実施例のMEA100の製造方法によれば、カソード電極触媒層14が間欠的に形成されるので、触媒の使用量を抑制でき、コストパフォーマンスを向上できる。また、アノード電極触媒層12が連続的に形成されるので、カソード電極触媒層14とアノード電極触媒層12との位置合わせが不要となり、簡易な機構でMEA100を製造できる。
第1実施例のMEA100の製造方法によれば、カソード電極触媒層14は、支持体362へ形成された後、第1の面16にアノード電極触媒層12が形成されている電解質膜10の第2の面17へ転写される。従って、電解質膜10へのアノード電極触媒層12の形成と、カソード電極触媒層14の支持体362への形成を並列して行うことができ、製造時間の短縮を図ることができる。
第1実施例のMEA100の製造方法によれば、カソード側に触媒使用量の多い電極触媒層を形成でき、発電効率を向上できる。
B.第2実施例:
第2実施例では、電解質膜の第1の面にアノード電極触媒層を形成する工程、支持体上にカソード電極触媒層を形成する工程、および、電解質膜の第2の面にカソード電極触媒層を転写する工程の各工程を、それぞれ個別に分割して行うことにより、MEAを製造する。なお、第2実施例において、MEA、電解質膜、アノード電極触媒層、カソード電極触媒層については、第1実施例の符号を利用して、電解質膜10、アノード電極触媒層12、カソード電極触媒層14と表す。
B1.製造装置:
図5は、第2実施例におけるMEAの製造装置について説明する説明図である。図5(a)は、アノード電極触媒層12を電解質膜10に形成するアノード形成系310aについて示す。アノード形成系310aは、ダイコーター311aと、搬送ロール314a、315aと、供給ロール318aと、巻き取りロール319aと、乾燥ゾーン316aとから構成される。ダイコーター311aは、ダイ312aとバックアップロール313aを有する。また、乾燥ゾーン316aは、図示しない加熱ロール、温風機構を備える。
アノード形成系310aでは、以下に説明する通りアノード電極触媒層12が電解質膜10上に形成される。供給ロール318aには、予め、電解質膜10が形成された支持体360が、電解質膜10を外側にして巻き付けられている。巻き取りロール319aが支持体360を巻き取る方向に回転することに連動して、供給ロール318aが回転し、電解質膜10が送り出され、ダイ312aとバックアップロール313aとの間に供給される。ダイ312aのスリットからアノード触媒インクを吐出して、支持体360上の電解質膜10の第1の面16にアノード触媒インクをダイ塗工する。アノード触媒インクは、電解質膜10の第1の面16上に、連続的に延伸する帯状に塗工される。電解質膜10の第1の面16上にダイ塗工されたアノード触媒インクは、乾燥ゾーン316aにおいて図示しない加熱ロールや温風機構によって加熱乾燥され、電解質膜10の第1の面16上にアノード電極触媒層12として形成されたのち、巻き取りロール319aに巻き取られる。
図5(b)は、カソード電極触媒層14を支持体362に形成するカソード形成系320aについて示す。カソード形成系320aは、ダイコーター321aと、搬送ロール324a、325aと、供給ロール328aと、巻き取りロール329aと、乾燥ゾーン326aとから構成される。ダイコーター321aは、ダイ322aとバックアップロール323aを有する。また、乾燥ゾーン326aは、図示しない加熱ロール、温風機構を備える。なお、アノード形成系310aとカソード形成系320aとは、同一の機構を有する装置によって構成されているので、1つの装置を共有して利用してもよい。
カソード形成系320aでは、以下に説明する通りカソード電極触媒層14が電解質膜10上に形成される。供給ロール328aには、予め、支持体362が巻き付けられている。巻き取りロール329aが支持体362を巻き取る方向に回転することに連動して、供給ロール328aが回転し、支持体362が送り出され、ダイ322aとバックアップロール323aとの間に供給される。ダイ322aのスリットからカソード触媒インクを吐出して、支持体362上にカソード触媒インクをダイ塗工する。カソード触媒インクは、アノード触媒インクよりも触媒の含有密度が高い。カソード触媒インクは、支持体362上に、略同一間隔で間欠的に塗工される。支持体362上にダイ塗工されたカソード触媒インクは、乾燥ゾーン326aにおいて図示しない加熱ロールや温風機構によって加熱乾燥され、支持体362上にカソード電極触媒層14として形成される。カソード電極触媒層14が形成された支持体362は、巻き取りロール329aに巻き取られる。
図5(c)は、カソード電極触媒層14を電解質膜10に転写する転写系330aについて示す。転写系330aは、ニップロール331a,332a,ヒートロール333a,334a、MEA巻き取りロール335a、供給ロール336a,337aおよび巻き取りロール338a、339aとから構成されている。
転写系330aにおいて、供給ロール336aから電解質膜10が形成されている支持体360が供給される。電解質膜10の第1の面16には、予め、アノード形成系310aにおいて、アノード電極触媒層12が形成されている。アノード電極触媒層12が形成されている電解質膜10は、ニップロール331a、331bの上流側において支持体360から剥離され、ニップロール331a、332aの間に搬送される。また、転写系330aにおいて、供給ロール337aから、カソード電極触媒層14が形成されている支持体362が供給され、ニップロール331a、332aの間に搬送される。このとき、電解質膜10と支持体362は、電解質膜10の第2の面17とカソード電極触媒層14とが対向するように搬送される。
ニップロール331a、332aは、電解質膜10と支持体362とを合流させ、互いに密着させて、両シートのしわや気泡を除去する。このとき、カソード電極触媒層14が電解質膜10の第2の面17上に密着される。次いで、ヒートロール333a、334aは、カソード電極触媒層14を電解質膜10の第2の面17上に圧着させる。ヒートロール333a、334aの下流側で、カソード電極触媒層14が支持体362から剥離され、電解質膜10の第2の面17上に転写される。カソード電極触媒層14が剥離された支持体362は、巻き取りロール339aに巻き取られる。実施例において、各ロールの回転速度、すなわち、支持体や電解質膜10の搬送速度を一定とする。支持体362上に略同一間隔で間欠的に形成されているので、こうすることにより、カソード電極触媒層14は、第2の面17上であって、第1の面16に形成されているアノード電極触媒層12と、電解質膜10を挟んで重なる位置(対応する位置)に、一定の間隔で形成される。
電解質膜10の第1の面16上にアノード電極触媒層12が形成され、第2の面17上にカソード電極触媒層14が形成された帯状の膜電極接合体200は、MEA巻き取りロール335aによって巻き取られる。以上の製造工程を経て、膜電極接合体200は完成する。膜電極接合体200は、図1の破線に示すようにカソード電極触媒層14が一つ含まれるように切断され、MEA100が製造される。第2実施例では、アノード形成系310aが、特許請求の範囲の「第1の形成部」にあたり、カソード形成系320aが特許請求の範囲の「間欠形成部」にあたり、転写系330aが、特許請求の範囲の「転写部」にあたる。
以上説明した第2実施例のMEAの製造装置によれば、カソード電極触媒層14は、支持体362へ形成された後、第1の面16にアノード電極触媒層12が形成されている電解質膜10の第2の面17へ転写される。従って、電解質膜10へのアノード電極触媒層12の形成と、カソード電極触媒層14の支持体362への形成を並列して行うことができ、製造時間の短縮を図ることができる。
C.第3実施例:
第3実施例では、カソード電極触媒層14およびアノード電極触媒層12を、それぞれ、支持体上に形成した後、電解質膜10の各々の面に転写することによりMEA100を製造する。なお、第3実施例において、MEA、電解質膜、アノード電極触媒層、カソード電極触媒層については、第1実施例の符号を利用して、電解質膜10、アノード電極触媒層12、カソード電極触媒層14と表す。
C1.製造工程:
図6は、第3実施例におけるMEAの製造方法について説明する説明図である。図6(b)は、アノード電極触媒層12を支持体364に形成するアノード形成系310bについて示す。アノード形成系310bは、ダイコーター311bと、搬送ロール314b、315bと、供給ロール318bと、巻き取りロール319bと、乾燥ゾーン316bとから構成される。ダイコーター311bは、ダイ312bとバックアップロール313bを有する。また、乾燥ゾーン316bは、図示しない加熱ロール、温風機構を備える。
アノード形成系310bでは、以下に説明する通りアノード電極触媒層12が電解質膜10上に形成される。供給ロール318bには、予め、支持体364が巻き付けられている。巻き取りロール319bが支持体364を巻き取る方向に回転することに連動して、供給ロール318bが回転し、支持体364が送り出され、ダイ312bとバックアップロール313bとの間に供給される。ダイ312bのスリットからアノード触媒インクを吐出して、支持体364上にアノード触媒インクをダイ塗工する。アノード触媒インクは、支持体364上に、連続的に延伸する帯状に塗工される。支持体364上にダイ塗工されたアノード触媒インクは、乾燥ゾーン316bにおいて図示しない加熱ロールや温風機構によって加熱乾燥され、支持体364上にアノード電極触媒層12として形成されたのち、巻き取りロール319bに巻き取られる。
図6(b)は、カソード電極触媒層14を支持体362に形成するカソード形成系320bについて示す。カソード形成系320bは、ダイコーター321bと、搬送ロール324b、325bと、供給ロール328bと、巻き取りロール329bと、乾燥ゾーン326bとから構成される。ダイコーター321bは、ダイ322bとバックアップロール323bを有する。また、乾燥ゾーン326bは、図示しない加熱ロール、温風機構を備える。なお、アノード形成系310bとカソード形成系320bとは、同一の機構を有する装置によって構成されているので、1つの装置を共有して利用してもよい。カソード形成系320bは、第2実施例のカソード形成系320aと同様の機構、作用であるため、説明を省略する。カソード電極触媒層14が形成された支持体362は巻き取りロール329bに巻き取られる。
図6(c)は、アノード電極触媒層12およびカソード電極触媒層14を電解質膜10に転写する転写系330bについて示す。転写系330bは、ニップロール331b,332b,ヒートロール333b,334b、MEA巻き取りロール335b、供給ロール336b,337bと、巻き取りロール338b、339b、340bおよび電解質膜供給ロール350から構成されている。
転写系330bにおいて、電解質膜供給ロール350から電解質膜10が形成された支持体360がニップロール331b、332bの間に搬送されるとともに、カソード電極触媒層14が形成されている支持体362がニップロール331b、332bの間に搬送される。電解質膜10と、支持体362は、電解質膜10の第2の面17とカソード電極触媒層14とが対向するように搬送される。
ニップロール331b、332bは、電解質膜10の第2の面17と、カソード電極触媒層14が形成されている支持体362とを合流させ、互いに密着させて、両シートのしわや気泡を除去する。このとき、カソード電極触媒層14が電解質膜10の第2の面17上に密着される。ニップロール331b、332bの下流側、かつ、ヒートロール333b、334bの上流側において、巻き取りロール340bに支持体360が巻き取られ、電解質膜10の第1の面16が露出する。
密着された電解質膜10と支持体362はヒートロール333b、334bの間に搬送される。ヒートロール333b、334bの間には、更に、アノード電極触媒層12が電解質膜10の第1の面16に対向するように、供給ロール336bから支持体364が搬送される。
ヒートロール333b、334bは、カソード電極触媒層14を電解質膜10の第2の面17上に圧着させるとともに、アノード電極触媒層12を第1の面16上に圧着させる。ヒートロール333b、334bの下流側で、カソード電極触媒層14が支持体362から剥離され、電解質膜10の第2の面17上に転写されるとともに、アノード電極触媒層12が支持体364から剥離され、電解質膜10の第1の面16上に転写される。カソード電極触媒層14が剥離された支持体362は、巻き取りロール339bに巻き取られ、アノード電極触媒層12が剥離された支持体364は、巻き取りロール338bに巻き取られる。実施例において、各ロールの回転速度、すなわち、支持体や電解質膜10の搬送速度を一定とする。カソード電極触媒層14は、支持体362上に略同一間隔で間欠的に形成されているので、こうすることにより、カソード電極触媒層14は、第2の面17上に、一定の間隔で形成される。また、アノード電極触媒層12は連続的な帯状に形成されているので、アノード電極触媒層12と位置合わせをする必要なくカソード電極触媒層14を電解質膜10に転写できる。
電解質膜10の第1の面16上にアノード電極触媒層12が形成され、第2の面17上にカソード電極触媒層14が形成された帯状のMEA200は、MEA巻き取りロール335bによって巻き取られる。以上の製造工程を経て、MEA200は完成する。MEA200は、図1の破線に示すようにカソード電極触媒層14が一つ含まれるように切断され、MEA100が製造される。なお、第3実施例において、アノード形成系310bは特許請求の範囲における「連続形成部」にあたり、カソード形成系320bは特許請求の範囲における「間欠形成部」にあたり、転写系330bは、特許請求の範囲における「第1の転写部」および「第2の転写部」にあたる。また、支持体362、364は、それぞれ、特許請求の範囲における「第2の支持体」、「第1の支持体」にあたる。
第3実施例のMEAの製造方法によればアノード電極触媒層12、カソード電極触媒層14ともに、支持体364,362に形成された後、電解質膜10に転写される。従って、カソード電極触媒層14およびアノード電極触媒層12を形成するための装置を共有することができる。よって、製造コストを削減できる。
D.変形例:
D1.変形例1:
上述した各実施例では、アノード電極触媒層12、カソード電極触媒層14の少なくとも一方を支持体上に形成したのち、電解質膜10へ転写してMEA100を製造しているが、例えば、アノード電極触媒層12、カソード電極触媒層14の双方を、それぞれ、膜電極接合体10に直接塗布することによりMEA100を製造してもよい。
D2.変形例2:
上述した各実施例では、アノード電極触媒層12、カソード電極触媒層14をダイ塗工により形成しているが、例えば、触媒インクの支持体への塗布は、例えば、グラビア印刷、スプレー法、スクリーン印刷、ドクターブレード法あるいはインクジェット法により行なうことができる。
以上、本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成をとることができる。
10…電解質膜
10a…発電領域
12…アノード電極触媒層
14…カソード電極触媒層
15…外周端
16…第1の面
17…第2の面
50…アノード側セパレータ
51…燃料ガス供給孔
52…燃料ガス排出口
53…酸化ガス供給孔
54…酸化ガス排出孔
55…冷却水供給孔
56…冷却水排出孔
60…カソード側セパレータ
100、200…膜電極接合体
300…製造装置
310、310a、310b…アノード形成系
311、311a、311b…ダイコーター
312、312a、312b…ダイ
313、313a、313b…バックアップロール
314a、314b、315…搬送ロール
316、316a、316b…乾燥ゾーン
317…加熱ロール
318a、318b…供給ロール
319、319a、319b…支持体巻き取りロール
320、320a、320b…カソード形成系
321、321a、321b…ダイコーター
322、322a、322b…ダイ
323、323a、323b…バックアップロール
324a、324b、325…搬送ロール
326、326a、326b…乾燥ゾーン
327…加熱ロール
328a、328b…供給ロール
329、329a、329b…巻き取りロール
330、330a、330b…転写系
331、331a、331b…ニップロール
333、333a、333b…ヒートロール
335、335a、335b…MEA巻き取りロール
336a、336b、337a…供給ロール
338a、338b、339a、339b、340b…巻き取りロール
350…電解質膜供給ロール
360、362、364…支持体

Claims (8)

  1. 膜電極接合体の製造方法であって、
    触媒が担持された第1の電極触媒層を、電解質膜の第1の面上に、連続的に形成する工程と、
    触媒が担持された第2の電極触媒層であって、前記第1の電極触媒層よりも単位面積あたりの触媒の含有密度が高い第2の電極触媒層を、前記第1の面とは異なる前記電解質膜の第2の面上に、間欠的に形成する工程と、
    を備える膜電極接合体の製造方法。
  2. 請求項1記載の膜電極接合体の製造方法であって、
    前記第2の電極触媒層を形成する工程は、
    前記第2の電極触媒層を支持体に間欠的に形成する工程と、
    前記支持体に形成された前記第2の電極触媒層を、前記第1の電極触媒層が形成されている前記電解質膜の前記第2の面上に転写する工程と、を含む膜電極接合体の製造方法。
  3. 請求項1記載の膜電極接合体の製造方法であって、
    前記第1の電極触媒層を形成する工程は、
    前記第1の電極触媒層を第1の支持体に連続的に形成する工程と、
    前記第1の支持体に形成された前記第1の電極触媒層を、前記電解質膜の前記第1の面上に転写する工程と、を含み、
    前記第2の電極触媒層を形成する工程は、
    前記第2の電極触媒層を第2の支持体に間欠的に形成する工程と、
    前記第2の支持体に形成された前記第2の電極触媒層を、前記第1の電極触媒層が形成されている前記電解質膜の前記第2の面上に転写する工程と、を含む膜電極接合体の製造方法。
  4. 請求項1ないし請求項3いずれかに記載の膜電極接合体の製造方法であって、
    前記第2の電極触媒層は、燃料電池の発電反応が生じる領域である発電領域と略同一形状を有するように形成される、膜電極接合体の製造方法。
  5. 請求項1ないし請求項4いずれかに記載の膜電極接合体の製造方法であって、
    前記第1の電極触媒層は、アノード側の電極触媒層であり、
    前記第2の電極触媒層は、カソード側の電極触媒層である、
    膜電極接合体の製造方法。
  6. 膜電極接合体の製造装置であって、
    触媒が担持された第1の電極触媒層を、電解質膜の第1の面上に、連続的に形成する第1の形成部と、
    触媒が担持された第2の電極触媒層であって、前記第1の電極触媒層よりも単位面積あたりの触媒の含有密度が高い第2の電極触媒層を、前記第1の面とは異なる前記電解質膜の第2の面上に、間欠的に形成する第2の形成部と、
    を備える膜電極接合体の製造装置。
  7. 請求項6記載の膜電極接合体の製造装置であって、
    前記第2の形成部は、
    前記第2の電極触媒層を支持体に間欠的に形成する間欠形成部と、
    前記支持体に形成された前記第2の電極触媒層を、前記第1の電極触媒層が形成されている前記電解質膜の前記第2の面上に転写する転写部と、を含む膜電極接合体の製造装置。
  8. 請求項6記載の膜電極接合体の製造装置であって、
    前記第1の形成部は、
    前記第1の電極触媒層を第1の支持体に連続的に形成する連続形成部と、
    前記第1の支持体に形成された前記第1の電極触媒層を、前記電解質膜の前記第1の面上に転写する第1の転写部と、を含み、
    前記第2の形成部は、
    前記第2の電極触媒層を第2の支持体に間欠的に形成する間欠形成部と、
    前記第2の支持体に形成された前記第2の電極触媒層を、前記第1の電極触媒層が形成されている前記電解質膜の前記第2の面上に転写する第2の転写部と、を含む膜電極接合体の製造装置。
JP2012018566A 2012-01-31 2012-01-31 膜電極接合体の製造方法 Pending JP2013157270A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012018566A JP2013157270A (ja) 2012-01-31 2012-01-31 膜電極接合体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012018566A JP2013157270A (ja) 2012-01-31 2012-01-31 膜電極接合体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013157270A true JP2013157270A (ja) 2013-08-15

Family

ID=49052230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012018566A Pending JP2013157270A (ja) 2012-01-31 2012-01-31 膜電極接合体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013157270A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015056295A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 トヨタ自動車株式会社 膜電極接合体および燃料電池の製造方法、並びに燃料電池
JP2016012455A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 日産自動車株式会社 電極触媒層の製造装置および製造方法
KR101747392B1 (ko) 2016-02-05 2017-06-15 황중국 전극 접합체 제조장치 및 제조방법

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008153147A1 (ja) * 2007-06-15 2008-12-18 Sumitomo Chemical Company, Limited 膜-電極-ガス拡散層-ガスケット接合体及びその製造方法、並びに固体高分子形燃料電池
JP2009021049A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Toyota Motor Corp 燃料電池用のカソード触媒層およびそれを備えた燃料電池
JP2010205676A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Toppan Printing Co Ltd 膜電極接合体及びその製造方法並びに固体高分子形燃料電池
JP2010225421A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Toppan Printing Co Ltd 燃料電池部材の触媒層と電解質膜の接合体の製造方法
JP2010225463A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Toyota Motor Corp 燃料電池電極とその製造方法
JP2011008940A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Toyota Motor Corp 膜電極接合体および燃料電池
JP2011168056A (ja) * 2011-04-07 2011-09-01 Dainippon Printing Co Ltd 転写装置、及び転写方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008153147A1 (ja) * 2007-06-15 2008-12-18 Sumitomo Chemical Company, Limited 膜-電極-ガス拡散層-ガスケット接合体及びその製造方法、並びに固体高分子形燃料電池
JP2009021049A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Toyota Motor Corp 燃料電池用のカソード触媒層およびそれを備えた燃料電池
JP2010205676A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Toppan Printing Co Ltd 膜電極接合体及びその製造方法並びに固体高分子形燃料電池
JP2010225421A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Toppan Printing Co Ltd 燃料電池部材の触媒層と電解質膜の接合体の製造方法
JP2010225463A (ja) * 2009-03-24 2010-10-07 Toyota Motor Corp 燃料電池電極とその製造方法
JP2011008940A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Toyota Motor Corp 膜電極接合体および燃料電池
JP2011168056A (ja) * 2011-04-07 2011-09-01 Dainippon Printing Co Ltd 転写装置、及び転写方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015056295A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 トヨタ自動車株式会社 膜電極接合体および燃料電池の製造方法、並びに燃料電池
JP2016012455A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 日産自動車株式会社 電極触媒層の製造装置および製造方法
KR101747392B1 (ko) 2016-02-05 2017-06-15 황중국 전극 접합체 제조장치 및 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20100167176A1 (en) Manufacturing apparatus and method for fuel cell electrode material assembly, and fuel cell
JP2000268829A (ja) ウエブ状ポリマー電解質膜に電極層を被着する方法及び膜/電極アセンブリの製造方法並びにポリマー電解質膜燃料電池のための膜/電極アセンブリ
US8192893B2 (en) Membrane-membrane reinforcing membrane assembly, membrane-catalyst layer assembly, membrane-electrode assembly, and polymer electrolyte fuel cell
CN100444436C (zh) 生产催化剂涂覆的聚合物电解质膜的方法
US10211475B2 (en) Electrolyte membrane roll body
JP5044062B2 (ja) 膜−触媒層接合体の製造方法
JP2013157270A (ja) 膜電極接合体の製造方法
JP2009199877A (ja) 燃料電池および燃料電池の製造方法
JP2009134953A (ja) フレーム付き膜電極接合体および燃料電池セルの連続製造方法
JP2015035256A (ja) 膜電極接合体の製造方法及び製造装置
JP5928030B2 (ja) 固体高分子形燃料電池用膜電極接合体の製造装置
JP2002063912A (ja) 高分子電解質型燃料電池の製造方法
JP5899522B2 (ja) 燃料電池用膜電極接合体の製造方法および製造装置
JP2002367616A (ja) 高分子電解質型燃料電池用電極の製造方法及び製造装置
JP5707825B2 (ja) 固体高分子形燃料電池の膜電極接合体およびその製造方法
JP5853194B2 (ja) 膜−触媒層接合体の製造方法及びその製造装置
CN107210451B (zh) 制造催化涂覆膜片的方法和膜片电极单元和燃料电池堆垛
JP5884704B2 (ja) 燃料電池用の膜電極接合体の製造方法と製造装置
JP5957930B2 (ja) 固体高分子形燃料電池用膜・電極接合体の製造方法、固体高分子形燃料電池用膜・電極接合体の製造装置
US20210119236A1 (en) Method for manufacturing membrane electrode and gas diffusion layer assembly
JP2015032416A (ja) 膜転写装置および膜の転写方法
JP2015022858A (ja) 固体高分子型燃料電池の製造方法
CN113991128B (zh) 一种膜电极组件量产方法和设备
JP6315574B2 (ja) 燃料電池用膜・触媒層構造体の製造方法
JP2010251033A (ja) 膜・触媒接合体の製造方法、膜・触媒接合体および燃料電池

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150303