JP2013156492A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013156492A
JP2013156492A JP2012017936A JP2012017936A JP2013156492A JP 2013156492 A JP2013156492 A JP 2013156492A JP 2012017936 A JP2012017936 A JP 2012017936A JP 2012017936 A JP2012017936 A JP 2012017936A JP 2013156492 A JP2013156492 A JP 2013156492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
image forming
transfer member
endless film
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012017936A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Fujiwara
泰宏 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2012017936A priority Critical patent/JP2013156492A/ja
Publication of JP2013156492A publication Critical patent/JP2013156492A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】コストアップやサイズアップを招くことなく用紙突入ショックジッターや用紙排出ショックジッターを生じることがない構成を有する転写装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
【解決手段】中間転写体113に重畳転写された画像を2次転写工程において一括転写する構成を備えた画像形成装置において、2次転写工程には、中間転写体と対向して転写バイアスを印加される2次転写部材が配置され、2次転写部材は、中間転写体113表面に接触して中間転写体113に連動可能なエンドレスフィルム121と、エンドレスフィルム121を中間転写体113の表面形態に倣わせるように押圧すると共に転写バイアスを印加可能な弾性体120と、エンドレスフィルム121の移動方向における中間転写体113と対向する側の内側に配置されてエンドレスフィルム121の周回移動可能に支持する支持体122とを備えていることを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、単葉のシート状の記録媒体へ記録する電子写真方式、静電記録方式、イオノグラフィー、磁気記録方式等の画像形成方式を採用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、プロッタ等またはそれら複数の機能を備えた複合機等の画像形成装置に関し、さらに詳しくは、転写搬送機構に関する。
周知のように、電子写真方式を用いる画像形成装置においては、感光体などの像担持体に対して光り書き込みにより形成された静電潜像が現像装置から供給されるトナーにより可視像処理されると、可視像処理されたトナー像が単葉の視^途上記録媒体、例えば記録紙などに転写される。
ところで、画像担持体に担持されているトナー像は、単一色のみでなくフルカラーなどの複数色を対象とする場合がある。
後者の場合には、各色の作像部に設けられている像担持体に対して記録紙を移動させる過程で各色のトナー像を重畳転写したり、あるいはベルトなどの中間転写体に各色のトナー像を1次転写工程として重畳転写した後、重畳画像を記録紙などを対象とする単葉のシート状記録媒体に対して2次転写工程により一括転写する。
2次転写工程を用いる画像形成装置においては、2次転写位置に向けて記録紙などのシート状記録媒体が搬送されるが、記録紙が2次転写位置に突入する際に中間転写体の速度変動が発生し、画像劣化を生じることがある。
つまり、記録紙が2次転写位置において転写ニップ部に突入すると、中間転写体と2次転写ローラとが接触していたときの摩擦条件に対して中間転写体と記録紙とが接触した際の摩擦条件が変化することにより中間転写体の速度が抑えられることとなる。これにより、中間転写体は速度低下を招き担持されている画像が縮む結果となり、後続の記録紙上では画像にスジとなって現れる。
このような現象は、用紙突入ショックジッターと称され、用紙後端が転写ニップ部から外れる際にも同様に用紙排出ショックジッターとして現れる。
このような現象が発生する原因として転写ニップ圧が挙げられる。
転写ニップ圧が高いと接触対象同士間での摩擦条件の変化が顕著となり、上述した現象が起こりやすい。
そこで、低硬度のスポンジローラなどを用いて転写ニップ圧を低下させることも考えられる。
しかし、この場合には、転写ニップ部での中間転写体と記録紙との間の接触が弱くなり記録紙の移動方向に沿ったニップ幅が小さくなることが原因してニップ幅両側で剥離放電が発生し、これが転写チリ、つまりトナー像の周辺部からトナーが散ってしまう現象の発生原因となる。
低硬度のスポンジローラを用いた場合には、ピンホールが多く、その空隙で放電しやすいことから上述した転写チリが多くなる不具合がある。
そこで、従来では、転写ニップ圧を低くしても転写ニップ幅を狭くしないようにする構成が提案されている(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、中間転写体の展張面に沿って複数の作像部を配置した場合の1次転写部での転写ニップ圧を低くして転写ニップ幅を低下させないようにすることを目的として、記録紙を挟んで対向する像担持体と中間転写体とを備え、中間転写体側には、片持ち梁状に設けられたシート材を記録紙の裏面側に当接させ、シート材を、所定のニップ圧が得られるように加圧する弾性体を備えた構成が開示されている。
上記構成では、シート材により構成されて転写ニップ幅として、直接記録紙が中間転写体に接触する物理領域の両側に中間転写体が像担持体に直接接触しないで記録紙のみに接触するテンションニップを設け、中間転写体に対する記録紙側での転写ニップ圧を大きくすることなくテンションニップによるシート材の展張により転写ニップ部を確保するようになっている。
特許文献1では、1次転写位置を対象とした構成であり、2次転写位置での構成として中間転写体に接触する2次転写ローラを用いるという従来の構成と同様な構成が開示されているに過ぎず、転写ニップに関する構成が開示されていない。
一方、2次転写位置では、中間転写体上に担持される画像が1次転写位置で重畳転写された画像であることから、トナー像の層厚が単一色に比べて厚くなっている。このため、転写圧を低くした場合には、2次転写位置で各色が重畳されたトナー像を転写する際にトナー像の一部が転写されない中抜け現象を起こしやすくなる。
そこで、2次転写部の構成として、中間転写体に当接して連動可能な加圧ベルトと、当接位置を挟んで加圧ベルトの移動方向上流側に位置する絶縁材料及び下流側に位置する導電性材料からなる部材を配置し、両部材により中間転写体と加圧ベルトとの当接領域に相当するニップ幅を中抜け防止が可能な幅に設定する構成が提案されている(例えば、特許文献2)。
2次転写位置での構成として、中間転写体として用いられるベルトの裏当て部をなすローラの周面に対向する2次転写部材を設ける構成が上記特許文献などから明らかにされている。
しかし、2次転写位置において、特許文献1に開示されている構成を適用するには構成の複雑化によるコストアップの問題があり、また、特許文献2に開示されている構成を適用した場合には、ニップ幅を拡張することがあるために中間転写体としてのベルトが掛け回されるローラのサイズが大きくなることもありサイズアップによる装置の大型化を招くという問題がある。
本発明の目的は、上記従来の画像形成装置における問題、特に転写搬送機構における問題に鑑み、コストアップやサイズアップを招くことなく用紙突入ショックジッターや用紙排出ショックジッターを生じることがない構成を有する転写装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するための、少なくとも駆動ローラ及び従動ローラに掛け回されたベルトからなる中間転写体の展張面に沿って異なる色の画像を形成可能な作像部が配置され、各作像部で形成された画像を前記中間転写体に重畳転写する1次転写工程と、該1次転写工程において前記中間転写体に重畳転写された画像を単葉のシート状記録媒体に一括転写する2次転写工程とを実行可能な画像形成装置において、
前記2次転写工程には、前記中間転写体と対向して転写バイアスを印加される2次転写部材が用いられ、
前記2次転写部材は、前記中間転写体表面に接触して該中間転写体に連動可能なエンドレスフィルムと、自らが弾性変形して該エンドレスフィルムを前記中間転写体の表面形態に倣わせるように押圧すると共に転写バイアスを印加可能な弾性体と、前記エンドレスフィルムの移動方向における前記中間転写体と対向する側の内側に配置されて該エンドレスフィルムを周回移動可能に支持する支持体とを備えていることを特徴とする画像形成装置にある。
本発明によれば、中間転写体と連動可能なエンドレスフィルムと、これを中間転写体の表面形態に倣わせるように自らが弾性変形して押圧すると共に転写バイアスを印加可能な弾性体を設けたことにより、エンドレスフィルムを中間転写体の表面に密着させることができるので、転写に必要なニップ幅を簡単な構成により得ることができる。
本発明に係る実施形態の一つである画像形成装置の構成を説明するための模式図である。 図2に示した画像形成装置に用いられる中間転写体を対象とした単葉のシート状記録媒体の突入ショックジッターの発生原理を説明するための模式図である。 図1に示した画像形成装置に用いられる2次転写部の構成を説明するための図である。 図3に示した2次転写部の構成と比較例との対比結果を説明するための表図である。
以下、図面により本発明を実施するための形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる画像形成装置の構成を示す図である。
同図において画像形成装置100は、後述する中間転写体として用いられる中間転写ベルト113の展張面に沿って複数の作像部が配置されている。
各色の作像部には、詳細を図示しないが潜像担持体としての感光体ドラム101a〜101d(以下、便宜上、符号101のみで表示することもある)が設けられている。
感光体ドラム101に対しては、周知の電子写真工程により静電潜像が形成され、現像装置から供給されるトナーにより静電潜像が可視像処理されてトナー像が転写ベルト113に順次転写されるようになっている。
中間転写ベルト113を挟んで感光体ドラム101と対向する位置に1次転写工程を実施するための転写バイアス印加が可能な1次転写ローラ102a〜102dが配置されている。
中間転写ベルト113は、駆動ローラ111およびテンション機能を有する従動ローラ112に掛け回されて図示矢印方向に移動することができる。
上記各ローラのうちで、駆動ローラ111は、中間転写ベルト113上に担持された重畳画像を一括転写する2次転写部での2次転写対向ローラを兼ねている。
2次転写位置には、図3において詳細を説明するが、上述した2次転写対向ローラをなす駆動ローラ111と対向する位置に設けられたエンドレスフィルム121が備えられている。
エンドレスフィルム121には中間転写ベルト113上の重畳画像を単葉のシート状記録媒体として用いられる記録紙Sに対して一括転写するための転写バイアスを印加されるようになっている。
2次転写位置に対する中間転写ベルト113の移動方向下流側には、2次転写後にベルト上に残留するトナーを掻き取って除去するクリーニングブレード114が配置されており、クリーニングブレード114に対向する位置には、クリーニングブレード対向ローラ117が配置されている。
上述した構成の画像形成装置100では、各作像部の感光体ドラム101上に形成されたトナー像が中間転写ベルト113に対して順次転写される。
中間転写ベルト113に担持された重畳画像は、2次転写位置において給紙部から給送される記録紙Sに対してエンドレスフィルム121に印加された転写バイアスを介して一括転写される。重畳画像を一括転写されて記録紙Sは、定着装置118に搬送されてトナー像が定着された後、図示しない排紙部に排出される。
中間転写ベルト113は、用いられる材料として、TPE(サーモプラスチックエラストマーアロイ)、PC(ポリカーボネート)、PI(ポリイミド)、PAA(ポリアミドアロイ)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等の高分子材料が選択される。
2次転写ローラ110の材質としては、弾性を有するローラが適しており、その材料はイオン導電性ローラ(ウレタン+カーボン分散、NBR、ヒドリン)や電子導電タイプのローラ(EPD)等が有力である。
ここで、2次転写部において従来の転写ローラを用いた場合における用紙突入ショックジッターおよび用紙排出ショックジッターの発生理由について説明する。なお、図2において太線で示すのは中間転写ベルト113に転写される画像部である。
図2(A)は、用紙突入ショックジッターを説明するための図であり、同図においてn枚目の画像を転写するために記録紙Sが2次転写部に突入すると、中間転写ベルト113に速度変化が生じることで、n+1枚目の画像が1次転写されている過程では、その画像が中間転写ベルト113の移動方向において縮む。
このため、n+1枚目の画像には前述したように、スジが現出する異常画像が得られてしまう結果となる。
一方、図2(B)は、用紙排出ショックジッターを説明するための図であり、同図において、n枚目の画像が手2次転写された記録紙Sが2次転写部を通過する際には、記録紙Sの後端が2次転写部での転写ニップ部を外れると、それまでの中間転写ベルト113の速度が変化し、この速度変化が1次転写工程にある画像を縮めてしまい、結果として画像部にスジが現出する。なお、図2中、黒塗りの星状形状部はショックが発生する状態を示している。
以上の構成を備えた画像形成装置における特徴を図3により説明する。
図3は、本実施形態の特徴部を説明するための図であり、同図には、図1に示した2次転写部が示されている。
図3において2次転写部は、2次転写に必要な転写バイアスを印加可能な構成の2次転写部材が用いられている。
2次転写部材としては、中間転写ベルト113に連動可能なエンドレスフィルム121と、エンドレスフィルム121を中間転写ベルト113の表面形態に倣わせるように押圧すると共に転写バイアスを印加可能な弾性体120と、エンドレスフィルム121の移動方向における中間転写ベルト113と対向する側の内側に配置されてエンドレスフィルム121の周回移動を可能にする支持体122とで構成されている。
エンドレスフィルム121は、用いられる材料として、硬度(Asker−C)が30〜60Hs,体積抵抗が6.0〜8.0(logΩ)に設定されたNBRヒドラリンが用いられ、熱可塑性エラストマーからなる基層と摩擦係数の低い表面層からなり、該表面層の摩擦係数Aが、0.2≦A≦0.5に設定されている。これにより、弾性体120による押圧時に、この弾性体20が自ら弾性変形することにより中間転写ベルト113の表面形態、つまり、駆動ローラ111の曲率に倣って中間転写ベルト113の周回部に沿って中間転写ベルト113の表面に密着できるようになっている。
なお、上述した材料としては、ウレタン、EPDMヒドリンなどを選択することも可能である。
エンドレスフィルム121は、上述したような表面における摩擦係数の関係を設定されることにより、転写ニップ内を通過する記録紙Sに対して摩擦抵抗を与えることなく転写シートの摺動性を高めることにより、摩擦条件の変化による画像の縮みを抑えることができる。
しかも、中間転写ベルト113の周回部に対して中間転写ベルト113の移動方向に沿って均等に中間転写ベルト113と当接する関係となるので、片持ち梁状にシート部材を支持した場合のように、中間転写ベルト113の振動が生じた場合に先端が振動して転写ニップ幅が不安定となるようなことがない。
本実施形態では、エンドレスフィルム121を用いた場合のニップ幅Bが、1.5mm≦Bに設定されている。これにより、上述した密着性と相俟って、転写に必要なバイアス領域を確保できることで放電を生じない電流値により、具体的には、ニップ幅が小さい場合に転写効率を得る場合のような高い電流値を設定する必要がない。これにより、放電時での転写チリや中抜け現象を抑制することができる。
一方、図3においてエンドレスフィルム121には、転写後、残留するトナーを回収する機構が設けられている。
図3において、エンドレスフィルム121の移動方向においてエンドレスフィルム121を挟んで支持体122と対向する位置には、エンドレスフィルム121に先端を接触させたクリーニング部材123と、クリーニング部材123の下方に配置された廃トナー回収部材124とが設けられている。
回収機構では、転写後、エンドレスフィルム121の表面に残留するトナーをクリーニング部材123により掻き取ることで回収し、回収されたトナーを廃トナー回収部材124内に取り込むようになっている。
この構成においては、エンドレスフィルム121の表面が常に清浄化されるので、表面での摩擦条件を変化させることがなく、これにより、記録紙Sの挟持搬送時での搬送抵抗を防止できる。この結果、記録紙Sとエンドレスフィルム121との間の摩擦条件が変化する影響が中間転写ベルト113に及ぶのを防止して中間転写ベルト113の搬送速度が変化するのを防ぐことができる。
以上のような構成の実施形態において、2次転写位置での中間転写ベルト113の速度変化による影響をエンドレスフィルム121に対する特性を変化させて比較実験したところ、図4に示す結果を得た。
図4に示す結果は、カラープリンタ(株式会社リコー製:IPSIO SP C310)を対象として、従来用いられていたスポンジローラによる2次転写ローラに代えて本実施形態でのエンドレスフィルムを用い、ニップ圧(2次転写押圧力)、表面での摩擦係数、ニップ幅を変更することにより、記録紙(図4では用紙と表示)の画像にスジが生じるジッターの有無、副走査方向倍率誤差の発生状態、ベタボソツキの発生状態を観察したものである。
図4に示す結果において、HT(ハーフトーン)画像の出力を行い、ショックジッターに関しては、画像上にスジが現出した場合を「×」、発生していない場合を「○」で示している。
また、副走査誤差倍率に関しては、画像長が画像データに比べて±0.5%以上変化した場合を「×」、誤差が上述した限界値未満である場合、つまり発生していないと見なせる場合を「○」で示した。
さらに、ベタボソツキに関しては、ベタ画像の出力を行い、濃度ムラが生じている場合を「×」、濃度ムラが見受けられない場合を「○」で示した。
図4における総合評価は、上述した各現象に関して全て「○」という結果が得られた場合のみ「○」で示し、いずれか一つでも「×」がある場合には「×」で示した。
図4に示した結果を得るための実験に用いた諸条件は次の通りである。
(実施形態1(図4では実施例1と表示))
2次転写押圧(ニップ圧)を10N、エンドレスフィルム121の表面での摩擦係数を0.3とし、ニップ幅を2.5mmとした、この場合に適用する1次転写バイアスは900V、2次転写電流は20μAである。
(比較例1)
実施形態1に対して、エンドレスフィルム121の摩擦係数を0.8に変更した。
(比較例2)
実施形態1に対して、ニップ幅を0.7mmに変更した。
(比較例3)
実施形態1に対して、2次転写位置での押圧(ニップ圧)を21Nに変更した。
以上の実験結果から、本実施形態におけるエンドレスフィルム121の特性を設定した場合に、総合評価として「○」が得られた。
以上の構成においては、2次転写位置でのエンドレスフィルム121の密着性及び密着した際の摩擦係数の設定により、ニップ幅をニップ圧を高めることなく設定維持することができ、ニップ圧を高めた場合に発生する記録紙Sの突入時や排出時での中間転写ベルト113での速度変化を抑えることができる。これにより、中間転写ベルト113での速度変化が原因する画像の縮みを防止して画像にスジなどを生じるジッターの発生を防止することが可能となる。
しかも、ニップ幅を設定する構成として、エンドレスフィルム121の表面での摩擦係数を設定することで弾性体による押圧時での記録紙Sに対する搬送抵抗をなくすようにし、かつ、エンドレスフィルム121を中間転写ベルト113の周回部に倣わせた状態で密着させる構成であるので、特別な加圧機構などを要することなく簡単な構成により異常画像の発生を防止することができる。
100 画像形成装置
101a〜d 感光体ドラム
111 駆動ローラ
112 テンション機能を兼ねた従動ローラ
113 中間転写ベルト
120 弾性体
121 エンドレスフィルム
122 支持体
123 クリーニング部材
124 廃トナー回収部材
特開2009−204809号公報 特開2006−162704号公報

Claims (6)

  1. 少なくとも駆動ローラ及び従動ローラに掛け回されたベルトからなる中間転写体の展張面に沿って異なる色の画像を形成可能な作像部が配置され、各作像部で形成された画像を前記中間転写体に重畳転写する1次転写工程と、該1次転写工程において前記中間転写体に重畳転写された画像を単葉のシート状記録媒体に一括転写する2次転写工程とを実行可能な画像形成装置において、
    前記2次転写工程には、前記中間転写体と対向して転写バイアスを印加される2次転写部材が配置され、
    前記2次転写部材は、前記中間転写体表面に接触して該中間転写体に連動可能なエンドレスフィルムと、自らが弾性変形して該エンドレスフィルムを前記中間転写体の表面形態に倣わせるように押圧すると共に転写バイアスを印加可能な弾性体と、前記エンドレスフィルムの移動方向における前記中間転写体と対向する側の内側に配置されて外苑ドレスフィルムを周回移動可能に支持する支持体とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記エンドレスフィルムは、前記中間転写体が掛け回されているローラの周面に沿って接触させるように前記弾性体により押圧されることで前記中間転写体の表面形態に倣った状態を設定されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記エンドレスフィルムは、表面静止摩擦係数Aが、0.2≦A≦0.5に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記エンドレスフィルムは、熱可塑性エラストマーからなる基層と摩擦係数の低い表面層からなり、該表面層の摩擦係数Aが、0.2≦A≦0.5に設定されていることを特徴とする請求項1乃至3のうちの一つに記載の画像形成装置。
  5. 前記エンドレスフィルムを挟んで前記支持体と対向する位置には、該エンドレスフィルム表面に接触可能なクリーニング部材と、該クリーニング部材により前記エンドレスフィルム表面から除去されたトナーを回収する廃トナー回収部材とが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のうちの一つに記載の画像形成装置。
  6. 前記エンドレスフィルムは、前記中間転写体の移動方向に沿って該中間転写体と接触するニップ幅B(mm)が、1.5≦Bに設定されていることを特徴とする請求項1乃至5のうちの一つに記載の画像形成装置。
JP2012017936A 2012-01-31 2012-01-31 画像形成装置 Pending JP2013156492A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012017936A JP2013156492A (ja) 2012-01-31 2012-01-31 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012017936A JP2013156492A (ja) 2012-01-31 2012-01-31 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013156492A true JP2013156492A (ja) 2013-08-15

Family

ID=49051716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012017936A Pending JP2013156492A (ja) 2012-01-31 2012-01-31 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013156492A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015219341A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 株式会社リコー 画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015219341A (ja) * 2014-05-16 2015-12-07 株式会社リコー 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5493608B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2008310218A (ja) 転写装置及び画像形成装置
US8923718B2 (en) Image forming apparatus which performs cleaning of a transfer material conveyance member
JP2017009767A (ja) 画像形成装置及び押圧部材
JP6750845B2 (ja) 画像形成装置
JP6036717B2 (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP2019086552A (ja) 画像形成装置
JP5668496B2 (ja) 転写装置および画像形成装置
JP2008191214A (ja) 画像形成装置
JP2016004191A (ja) クリーニング装置、画像形成装置および異物除去方法
JP2015161914A (ja) 画像形成装置
JP5487866B2 (ja) クリーニング装置
JP6060687B2 (ja) クリーニング装置および画像形成装置
JP2013156492A (ja) 画像形成装置
US9690236B1 (en) Transfer device and image forming apparatus
JP4457876B2 (ja) 画像形成装置
JP5311768B2 (ja) 画像形成装置
JP2005309181A (ja) 中間転写ユニット
JP5311780B2 (ja) 画像形成装置
JP2005107053A (ja) カラ−画像形成装置
JP5313120B2 (ja) 画像形成装置
JP5377722B2 (ja) 画像形成装置
JP5464797B2 (ja) 画像形成装置
JP2009139752A (ja) 画像形成装置
JP2010044317A (ja) 画像形成装置