以下、本発明による情報システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、所定の情報が格納され得る格納部等において、当該格納部に情報が記憶される過程は問わないものとする。例えば、記録媒体を介して情報が格納部等で記憶されるようになってもよい。また、通信回線などを介して送信された情報が格納部等で記憶されるようになってもよい。さらに、入力デバイスを介して入力された情報が格納部等で記憶されるようになってもよい。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態において、投稿情報を受信するたびにナビゲーション装置に当該投稿情報を送信するサーバ装置と、当該投稿情報をサーバ装置から自動的に受信し、当該受信のたびに、当該投稿情報を地図上の地点に対応付けて出力するナビゲーション装置を備える情報システム1について説明する。
図1は、本実施の形態における情報システム1の概念図である。図1において、サーバ装置11と、ナビゲーション装置12とは、ネットワーク13を介して接続されている。ネットワーク13は、有線または無線の通信回線であり、例えば、インターネットやイントラネット、LAN(Local Area Network)、公衆電話回線網などである。また、サーバ装置11は、例えば、いわゆるつぶやきを投稿するSNS(Social Network Service、ソーシャル・ネットワーキング・サービス)や、ブログ、ミニブログなどを運用するサーバである。また、ナビゲーション装置12は、車や、バイク、自転車などの移動体(乗り物)に搭載されている。なお、移動体には人も含まれる。
図2は、本実施の形態におけるサーバ装置11のブロック図である。サーバ装置11は、格納部111、受信部112、蓄積部113、取得部114、送信部115を備える。
また、図3は、本実施の形態におけるナビゲーション装置12のブロック図である。ナビゲーション装置12は、地図情報格納部1201、嗜好情報格納部1202、現在位置情報取得部1203、受付部1204、地図情報取得部1205、経路情報生成部1206、地点情報取得部1207、地点情報送信部1208、投稿情報受信部1209、嗜好投稿情報取得部1210、出力部1211を備える。
格納部111には、1以上の投稿情報が格納される。投稿情報とは、ユーザがサーバ装置11に送信(投稿)した情報である。投稿情報は、例えば、SNSに投稿されたコメントである。当該コメントは、例えば、予め決められたテーマに対するコメント(例えば、おもしろいテレビ番組や、オススメの観光スポット、各地の渋滞状況など)や、その他、ユーザの任意のコメント(つぶやき)などである。予め決められたテーマに対するコメントの場合、投稿情報には、通常、当該テーマ名が対応付いている。
また、投稿情報には、通常、地点を示す地点情報が対応付いている。当該地点は、通常、地図上の地点である。また、当該地点は、駅や、施設、ランドマーク、観光スポット、寺社、仏閣、飲食店、その他の建造物などであり、いわゆる地点と呼べるものであれよい。また、地点情報は、例えば、地図上の地点の位置を示す位置情報である地点位置情報や、地図上の地点の名称を示す地点名称情報、地点を識別するための地点識別子などを有する。当該位置情報は、通常、経緯度を示す経緯度情報であるが、地図上の座標を示す座標情報や、高度を示す高度情報などであってもよい。また、地点識別子は、通常、IDであるが、地点名称情報であってもよい。
また、投稿情報には、ユーザが当該投稿情報を投稿した際に使用した端末装置(携帯電話や、スマートフォンなど)を識別する情報や、当該投稿時の日時を示す情報、当該投稿したユーザを識別する情報などが対応付いていてもよい。
受信部112は、ナビゲーション装置12から、地図上の地点を示す1以上の地点情報を受信する。当該地点情報は、上記投稿情報に対応付いている地点情報とは異なる種類の情報であってもよい。なお、以下、当該受信部112が受信した地点情報を、受信地点情報とする。
また、受信部112は、ユーザが使用する端末装置(携帯電話や、スマートフォン)から、1以上の投稿情報を受信してもよい。また、受信部112は、ナビゲーション装置12から、当該ナビゲーション装置を識別するナビゲーション識別子を受信してもよい。ナビゲーション識別子を受信する場合、受信部112は、通常、地点情報と共にナビゲーション識別子を受信する。
蓄積部113は、受信部112が1以上の投稿情報を受信するたびに、投稿情報を格納部111に蓄積する。このとき、受信部112は、通常、受信した投稿情報に対応付いている情報と共に、格納部111に蓄積する。例えば、当該受信した投稿情報に、当該投稿情報を送信した端末装置を識別する端末装置識別子が対応付いている場合、蓄積部113は、当該投稿情報と当該端末装置識別子とを対応付けて、格納部111に蓄積する。
取得部114は、1以上の各受信地点情報に対応する1以上の投稿情報を、格納部111から取得する。
例えば、一の受信地点情報が地点位置情報を有する場合、取得部114は、通常、当該地点位置情報に対応する地点位置情報が対応付いた1以上の投稿情報を取得する。当該「地点位置情報に対応する」とは、当該地点位置情報が示す位置と同一であることや、周辺であること、付近であることなどを意味する。なお、周辺であることや付近であることは、当該位置間の距離が予め決められた条件を満たすほど近いことであってもよい。また、当該同一であるか否かの判断や、周辺であるか否かの判断、付近であるか否かの判断は、公知であるので、詳細な説明を省略する。
また、例えば、一の受信地点情報が地点名称情報を有する場合、取得部114は、通常、当該地点名称情報に対応する投稿情報を取得する。当該「地点名称情報に対応する」とは、通常、当該地点名称情報を含むことを意味するが、当該地点名称情報と同一の地点名称情報が対応付いていることを意味してもよい。また、取得部114は、通常、格納部111に格納されている1以上の各投稿情報が、当該地点名称情報に対応するか否かを判断する。そして、取得部114は、当該1以上の投稿情報のうち、当該地点名称情報に対応する1以上の投稿情報を取得する。
また、取得部114は、通常、受信部112が1以上の地点情報を受信するたびに、当該地点情報に対応する1以上の投稿情報を、格納部111から取得する。
また、取得部114は、通常、受信部112が1以上の投稿情報を受信するたびに(蓄積部113が当該受信した投稿情報を蓄積するたびに)、蓄積部113が蓄積した1以上の投稿情報であり、受信部112が受信した各地点情報に対応する1以上の投稿情報を、格納部111から取得する。このとき、取得部114は、通常、受信部112が最近に受信した地点情報に対応する投稿情報ではなく、地点情報を送信したナビゲーション装置12ごとに、受信部112が最近に受信した地点情報に対応する1以上の投稿情報を取得する。
例えば、受信部112が、ナビゲーション識別子「N01」で識別されるナビゲーション装置12から地点名称情報「A」を有する地点情報を受信したとする。その後、ナビゲーション識別子「N02」で識別されるナビゲーション装置12から地点名称情報「B」を有する地点情報を受信したとする。この場合において、受信部112が地点名称情報「A」を有する投稿情報を受信した場合、取得部114は、後述の送信部115がナビゲーション装置「N01」に送信する投稿情報として、当該地点名称情報「A」に対応する投稿情報を取得する。また、その後、受信部112が地点名称情報「B」を有する投稿情報を受信した場合、取得部114は、後述の送信部115がナビゲーション装置「N02」に送信する投稿情報として、当該地点名称情報「B」に対応する投稿情報を取得する。
また、取得部114は、通常、格納部111から投稿情報を取得する際に、当該投稿情報に対応付いている地点情報と共に投稿情報を取得する。これは、後述の送信部115がナビゲーション装置12に当該取得した投稿情報を送信する際に、当該投稿情報が地図上のどの地点に対応するのかをナビゲーション装置12に通知するためである。つまり、これは、1以上の各受信地点情報と、取得した投稿情報との対応関係がわかる状態で、当該取得した投稿情報をナビゲーション装置12に送信するためである。また、取得部114は、同様の理由で、投稿情報に対応付いている投稿位置情報と共に投稿情報を取得してもよいし、投稿情報が含む地点名称情報を対応付けて投稿情報を取得してもよい。
送信部115は、取得部114が取得した1以上の投稿情報をナビゲーション装置12に送信する。このとき、送信部115は、通常、取得部114が取得した投稿情報に対応付いている情報と共に、当該投稿情報を送信する。また、送信部115は、通常、取得部114が1以上の投稿情報を取得するたびに、当該取得した1以上の地点情報を、ナビゲーション装置12に送信する。また、送信部115は、通常、受信部112が受信したナビゲーション識別子で識別されるナビゲーション装置に、投稿情報を送信する。
地図情報格納部1201には、地図を示す地図情報が格納される。当該地図情報は、通常、1以上の地点情報を有する。また、当該地図は、例えば、地形図や、地勢図、地質図、土地利用図、住宅地図、路線図、道路地図、ガイドマップ、地形や道路等が把握可能な航空写真や衛星写真、当該写真に記号や文字等が記入されたものなどである。
地図情報は、例えば、地図の画像情報である。画像情報は、例えば、ラスタデータや、ベクタデータである。画像情報がラスタデータである場合、地図情報は、複数の縮尺に対応した画像情報を有していてもよい。複数の縮尺に対応した画像情報とは、例えば、同一地域について、縮尺が大きい画像情報や、縮尺が中程度の画像情報、縮尺が小さい画像情報などである。また、地図情報は、地図をタイル状に分割したものであってもよい。また、地図情報は、カーナビゲーションで用いられるKIWIフォーマットのものであってもよい。
嗜好情報格納部1202には、ユーザの嗜好を示す情報である嗜好情報が格納される。嗜好情報は、通常、キーワードである。また、当該キーワードの品詞は問わないが、当該品詞は、通常、名詞や、形容詞、動詞などである。嗜好情報は、例えば、ユーザの好みや、ユーザの興味、ユーザの趣味などを示す。また、嗜好情報は、ユーザが興味のあるキーワードであってもよい。嗜好情報は、例えば、「夏」や、「夜景」、「おすすめ」、「グルメ」、「ドライブ」、「安い」、「おいしい」、「食べる」、「買う」などである。
現在位置情報取得部1203は、現在位置を示す位置情報である現在位置情報を取得する。現在位置情報取得部1203は、通常、衛星航法システム(GPS受信機など)や、移動体通信用の基地局から位置情報を受信する装置などから、現在位置情報を取得する。この場合、現在位置情報取得部1203は、これらの装置を有していてもよいし、これらの装置で実現され得てもよい。また、現在位置情報取得部1203の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。
受付部1204は、指示を受け付ける。当該指示は、例えば、地図情報を出力する地図出力指示や、経路情報を生成する指示である経路生成指示、地点を選択する指示である地点選択指示、地図上に表示されている投稿情報を更新する指示である投稿情報更新指示などである。
地図出力指示は、通常、出力する地図の中心となる位置を示す位置情報である中心位置情報や、出力する地図の領域を示す領域情報などを有する。中心位置情報は、例えば、現在位置を示す位置情報である現在位置情報などである。また、領域情報は、例えば、2以上の位置情報を有する。
また、経路生成指示は、通常、出発地を示す地点情報である出発地点情報や、目的地を示す地点情報である目的地点情報、1以上の経由地を示す地点情報である経由地点情報などを有する。また、経路生成指示が有するこれらの地点情報の組み合わせは、問わない。例えば、経路生成指示は、目的地点情報のみを有していてもよいし、目的地点情報と1以上の経由地点情報を有していてもよいし、出発地点情報と目的地点情報を有していてもよいし、出発地点情報と目的地点情報と1以上の経由地点情報を有していてもよい。また、経路生成指示は、これらの地点を識別する地点識別子を有していてもよい。
また、地点選択指示は、通常、出発地点情報や、目的地点情報、経由地点情報などを有する。つまり、地点選択指示により選択される地点は、通常、出発地や、目的地、経由地などである。また、地点選択指示は、これらの地点を識別する地点選択指示を有していてもよい。また、地点選択指示は、通常、ユーザが選択した地点を示す地点情報を有するが、例えば、現在地点を示す現在地点情報など、ユーザが選択していない地点を示す地点情報を有していてもよい。
また、受付部1204は、上記の指示以外の指示を受け付けてもよい。上記の指示以外の指示とは、例えば、電源ONの指示や、電源OFFの指示などである。なお、受付部1204が上記の指示以外の指示を受け付けた場合、ナビゲーション装置12は、通常、当該受け付けた指示に応じた処理を行う。
また、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
受付部1204における上記指示の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるものなど、何でもよい。受付部1204は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェアなどで実現され得る。
地図情報取得部1205は、受付部1204が受け付けた地図出力指示に応じて、地図情報格納部1201から地図情報を取得する。例えば、地図情報取得部1205は、当該地図出力指示が有する中心位置情報が示す位置を中心とする地図情報や、当該地図出力指示が有する領域情報が示す領域の地図情報などを取得する。なお、当該地図情報の取得の方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。また、地図情報取得部1205は、当該地図情報を、定期的に取得してもよいし、不定期的に取得してもよい。定期的とは、例えば、予め決められた時間間隔ごとなどである。また、不定期的とは、例えば、受付部1204が地図出力指示を受け付けるごとなどである。
経路情報生成部1206は、受付部1204が受け付けた経路生成指示に応じて、経路情報を生成する。経路情報とは、経路を示す情報である。また、経路情報は、通常、出発地から目的地までの経路を示す。また、経路情報は、例えば、出発地から経由地を経由した目的地までの経路を示してもよい。当該出発地は、当該経路生成指示が有する出発地点情報により示される。また、当該目的地は、当該経路生成指示が有する目的地点情報により示される。また、当該経由地は、当該経路生成指示が有する経由地点情報により示される。また、経路情報は、通常、経路上の1以上の各地点を示す地点情報を有する。また、経路情報は、例えば、当該1以上の各地点を結ぶ道路を示す道路情報を有する。
例えば、経路情報生成部1206は、経路生成指示が有する出発地点情報が示す地点を出発地とし、経路生成指示が有する目的地点情報が示す地点を目的地とした経路情報を生成する。また、経路情報生成部1206は、例えば、経路生成指示が有する出発地点情報が示す地点を出発地とし、経路生成指示が有する経由地点情報が示す地点を経由地とし、経路生成指示が有する目的地点情報が示す地点を目的地とした経路情報を生成してもよい。また、経路情報生成部1206は、通常、いわゆる経路探索により、出発地から目的地までの経路、または出発地から経由地を経由した目的地までの経路を探索することで、経路情報を生成する。なお、経路探索は、公知であるので、詳細な説明を省略する。
地点情報取得部1207は、1以上の地点情報を取得する。地点情報取得部1207は、通常、地図情報取得部1205が取得した地図情報が有する1以上の地点情報を取得する。当該地図情報は、出力部1211が出力している地図情報であってもよい。また、地点情報取得部1207は、例えば、地図情報取得部1205が地図情報を取得するたびに、当該地図情報が有する1以上の地点情報を取得してもよい。
また、例えば、経路情報生成部1206が経路情報を生成した場合、地点情報取得部1207は、当該経路情報が有する1以上の地点情報を取得してもよい。この場合、地点情報取得部1207は、通常、当該経路情報が有する1以上の地点情報のうち、現在位置から目的地までの経路を示す経路情報が有する1以上の地点情報を取得する。つまり、この場合、地点情報取得部1207は、経路上の地点を示す1以上の地点情報であり、通過前の地点を示す1以上の地点情報を、経路情報から取得する。
また、受付部1204が地点選択指示を受け付けた場合、地点情報取得部1207は、当該地点選択指示に対応する1以上の地点情報を、地図情報格納部1201から取得してもよい。「地点選択指示に対応する」とは、当該地点選択指示が有する地点情報に対応する地点情報、または地点識別子に対応する地点情報を取得することである。また、地点情報取得部1207は、現在位置を示す地点情報を取得してもよい。
例えば、地点選択指示が地点情報を有する場合、地点情報取得部1207は、当該地点情報に対応する地点情報を、地図情報格納部1201から取得する。例えば、地点情報取得部1207は、当該地点情報が有する地点位置情報に対応する地点位置情報を有する1以上の地点情報を、地図情報格納部1201から取得する。また、例えば、地点情報取得部1207は、当該地点情報が有する地点名称情報に対応する地点名称情報を有する1以上の地点情報を、地図情報格納部1201から取得する。
「地点位置情報に対応する」とは、当該地点位置情報が示す位置と同一であることや、周辺であること、付近であることなどを意味する。なお、周辺であることや付近であることは、当該位置間の距離が予め決められた条件を満たすほど近いことであってもよい。また、当該同一であるか否かの判断や、周辺であるか否かの判断、付近であるか否かの判断は、公知であるので、詳細な説明を省略する。また、「地点名称情報に対応する」とは、通常、当該地点名称情報と同一であることを意味するが、当該地点名称情報を含むことを意味してもよい。
また、地点情報取得部1207は、地点選択指示が有する地点位置情報が示す位置と同一の位置にある地点情報のみを取得してもよいし、当該地点位置情報が示す位置の周辺や近辺にある地点情報のみを取得してもよいし、これら両方の地点情報を取得してもよい。
また、例えば、地点選択指示が地点識別子を有する場合、地点情報取得部1207は、当該地点識別子で識別される地点情報を、地図情報格納部1201から取得する。
また、地点情報取得部1207は、地図情報取得部1205が取得した地図情報が有するすべての地点情報や、経路情報生成部1206が生成した経路情報が有するすべての地点情報を取得してもよい。
地点情報送信部1208は、地点情報取得部1207が取得した1以上の地点情報を、サーバ装置11に送信する。
投稿情報受信部1209は、サーバ装置11から、1以上の投稿情報を受信する。このとき、投稿情報受信部1209は、通常、サーバ装置11が送信した投稿情報に対応付いている情報と共に、当該投稿情報を受信する。なお、以下、当該投稿情報受信部1209が受信した投稿情報を、受信投稿情報とする。
嗜好投稿情報取得部1210は、1以上の受信投稿情報から、嗜好情報格納部1202に格納されている嗜好情報に対応する1以上の投稿情報を取得する。当該「嗜好情報に対応する」とは、当該1以上の嗜好情報のいずれかまたはすべてが対応付いていることであってもよいし、当該1以上の嗜好情報のいずれかまたはすべてを含んでいることであってもよい。また、当該「嗜好情報に対応する」とは、当該1以上の嗜好情報に関連する情報である嗜好関連情報に対応することであってもよい。当該嗜好関連情報とは、例えば、当該嗜好情報で示されるユーザの嗜好の具体例などを示す。例えば、嗜好情報がスポーツ名である場合、嗜好関連情報は、例えば、当該スポーツのチーム名や、当該スポーツの有名選手の名前などである。また、例えば、嗜好情報が「グルメ」である場合、嗜好関連情報は、例えば、具体的な料理名などである。なお、嗜好関連情報は、通常、嗜好投稿情報取得部1210が保持しているが、任意の記憶領域に格納されていてもよい。また、以下、嗜好投稿情報取得部1210が取得した投稿情報を、取得投稿情報とする。
出力部1211は、地図情報取得部1205が取得した地図情報と、1以上の投稿情報とを出力する。当該1以上の投稿情報は、受信投稿情報、または取得投稿情報である。また、出力部1211は、通常、投稿情報受信部1209が1以上の投稿情報を受信するたびに、当該受信投稿情報を出力する。また、出力部1211は、通常、嗜好投稿情報取得部1210が1以上の投稿情報を取得するたびに、当該取得投稿情報を出力する。
また、投稿情報を出力する場合、出力部1211は、通常、地図情報取得部1205が取得した地図情報と、投稿情報とを対応付けて出力する。「対応付けて出力する」とは、地図情報が有する地点情報と、当該投稿情報との対応関係がわかるように出力することである。具体的に、出力部1211は、例えば、地図情報が有する地点情報と、投稿情報に対応付いている地点情報とを対応付ける。また、このとき出力部1211は、当該地点情報が有する地点位置情報を用いて対応付けてもよいし、当該地点情報が有する地点名称情報を用いて対応付けてもよい。
また、経路情報生成部1206が経路情報を生成した場合、出力部1211は、通常、当該経路情報も出力する。このとき、出力部1211は、通常、当該地図情報が有する地点情報と、当該経路情報が有する地点情報とを対応付けて、当該経路情報を出力する。
また、出力部1211は、地図情報取得部1205が取得した地図情報と、1以上の受信投稿情報、または1以上の取得投稿情報とを対応付けた状態で出力できればよく、その対応付けの方法や手法、出力の方法や手法などは問わない。例えば、出力部1211は、当該地図情報で示される地図上に、当該投稿情報を出力してもよいし、当該地図情報を出力する領域とは別の領域に、当該投稿情報を出力してもよい。
また、出力部1211は、例えば、投稿情報受信部1209が新たに受信した投稿情報であることがわかるようにして、当該投稿情報を出力してもよい。これは、つまり、出力中の投稿情報と、新たに出力する投稿情報とを区別するため(ユーザが、既に出力されている投稿情報と、新たに出力された投稿情報とを判別できるようにするため)である。例えば、出力部1211は、出力中の投稿情報と、新たに出力する投稿情報について、色や、文字、出力する領域を違えて出力してもよい。
また、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。
出力部1211は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。出力部1211は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
なお、格納部111、地図情報格納部1201、嗜好情報格納部1202は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
また、受信部112、投稿情報受信部1209は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
また、蓄積部113、取得部114、地図情報取得部1205、経路情報生成部1206、地点情報取得部1207、嗜好投稿情報取得部1210は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。蓄積部113などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
また、送信部115、地点情報送信部1208は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
次に、情報システム1の動作について説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。まず、サーバ装置11の全体動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図4のフローチャートにおいて、任意の記憶領域には、m個のナビゲーション識別子が格納されているものとする。また、格納部111には、n個の投稿情報が格納されているものとする。
(ステップS401)受信部112は、投稿情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS402に進み、そうでない場合は、ステップS410に進む。
(ステップS402)蓄積部113は、ステップS401で受信した投稿情報を、格納部111に蓄積する。
(ステップS403)取得部114は、受信部112が地点情報を受信済みであるか否かを判断する。受信済みである場合は、ステップS404に進み、そうでない場合は、ステップS401に戻る。
(ステップS404)取得部114は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS405)取得部114は、任意の記憶領域に格納されているナビゲーション識別子[i]に対応付いている地点情報が、ステップS401で受信した投稿情報に対応付いている地点情報に対応するか否かを判断する。対応する場合は、ステップS406に進み、そうでない場合は、ステップS407に進む。
(ステップS406)取得部114は、ステップS401で受信した投稿情報を取得する。
(ステップS407)送信部115は、ステップS406で取得した投稿情報を、ナビゲーション識別子[i]で識別されるナビゲーション装置12に送信する。
(ステップS408)取得部114は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、ステップS401に戻り、そうでない場合は、ステップS409に進む。
(ステップS409)取得部114は、iを1インクリメントし、ステップS405に戻る。
(ステップS410)受信部112は、地点情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS411に進み、そうでない場合は、ステップS401に戻る。
(ステップS411)受信部112は、受信した地点情報を、任意の記憶領域に蓄積する。このとき、受信部112は、通常、当該地点情報に対応付いている情報(例えば、ナビゲーション識別子など)と共に、当該地点情報を蓄積する。
(ステップS412)取得部114は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS413)取得部114は、格納部111に格納されている投稿情報[i]に対応付いている地点情報が、ステップS410で受信した地点情報に対応するか否かを判断する。対応する場合は、ステップS414に進み、そうでない場合は、ステップS415に進む。
(ステップS414)取得部114は、格納部111に格納されている投稿情報[i]を取得する。
(ステップS415)取得部114は、iがnであるか否かを判断する。nである場合は、ステップS417に進み、そうでない場合は、ステップS416に進む。
(ステップS416)取得部114は、iを1インクリメントし、ステップS413に戻る。
(ステップS417)送信部115は、ステップS414で取得した投稿情報を、ステップS410で受信したナビゲーション識別子で識別されるナビゲーション装置12に送信する。そして、ステップS401に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
次に、ナビゲーション装置12の全体動作について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)受付部1204は、地図出力指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS502に進み、そうでない場合は、ステップS501に戻る。
(ステップS502)地図情報取得部1205は、ステップS501で受け付けた地図出力指示に応じて、地図情報格納部1201から地図情報を取得する。
(ステップS503)出力部1211は、ステップS502で取得した地図情報を出力する。
(ステップS504)受付部1204は、経路生成指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS505に進み、そうでない場合は、ステップS507に進む。
(ステップS505)経路情報生成部1206は、ステップS504で受け付けた経路生成指示に応じて、経路情報を生成する。
(ステップS506)出力部1211は、ステップS505で生成した経路情報を出力する。このとき、出力部1211は、通常、ステップS502で出力した地図情報が有する地点情報と、ステップS505で生成した経路情報が有する地点情報とを対応付けて、当該経路情報を出力する。
(ステップS507)地点情報取得部1207は、ステップS505で生成した経路情報有する1以上の地点情報を取得する。
(ステップS508)受付部1204は、地図選択指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS509に進み、そうでない場合は、ステップS510に進む。
(ステップS509)地点情報取得部1207は、ステップS508で受け付けた地点選択指示に応じて、当該地点選択指示に対応する1以上の地点情報を、地図情報格納部1201から取得する。
(ステップS510)地点情報取得部1207は、ステップS502で取得した地図情報が有する1以上の地点情報を取得する。
(ステップS511)地点情報送信部1208は、ステップS507、またはステップS509、またはステップS510で取得した1以上の地点情報を、サーバ装置11に送信する。
(ステップS512)投稿情報受信部1209は、投稿情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS513に進み、そうでない場合は、ステップS512に戻る。
(ステップS513)嗜好投稿情報取得部1210は、嗜好情報格納部1202に1以上の嗜好情報が格納されているか否かを判断する。格納されている場合は、ステップS514に進み、そうでない場合は、ステップS515に進む。
(ステップS514)嗜好投稿情報取得部1210は、ステップS512で受信した1以上の投稿情報から、嗜好情報格納部1202に格納されている1以上の嗜好情報に対応する投稿情報を取得する。この処理の詳細は、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS515)出力部1211は、ステップS503で出力した地図情報と、ステップS512で受信した投稿情報またはステップS514で取得した投稿情報とを対応付ける。この処理の詳細は、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS516)出力部1211は、ステップS513で地図情報と対応付けた投稿情報を出力する。そして、ステップS512に戻る。
なお、図5のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
図6は、図5のフローチャートのステップS514の嗜好情報に対応する投稿情報の取得処理を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートにおいて、ステップS512でm個の投稿情報を受信し、嗜好情報格納部1202には、n個の嗜好情報が格納されているものとする。
(ステップS601)嗜好投稿情報取得部1210は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS602)嗜好投稿情報取得部1210は、カウンタjに1をセットする。
(ステップS603)嗜好投稿情報取得部1210は、投稿情報[i]が嗜好情報[j]に対応するか否かを判断する。対応する場合は、ステップS604に進み、そうでない場合は、ステップS605に進む。
(ステップS604)嗜好投稿情報取得部1210は、投稿情報[i]を取得する。そして、ステップS607に進む。
(ステップS605)嗜好投稿情報取得部1210は、jがnであるか否かを判断する。nである場合は、ステップS607に進み、そうでない場合は、ステップS606に進む。
(ステップS606)嗜好投稿情報取得部1210は、jを1インクリメントし、ステップS603に戻る。
(ステップS607)嗜好投稿情報取得部1210は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS608に進む。
(ステップS608)嗜好投稿情報取得部1210は、iを1インクリメントし、ステップS602に戻る。
図7は、図5のフローチャートのステップS515の投稿情報の対応付け処理を示すフローチャートである。なお、図6のフローチャートにおいて、ステップS512で受信したまたはステップS514で取得した投稿情報はm個であり、各投稿情報は、地点情報(以下、投稿地点情報)が対応付いているものとする。また、ステップS503で出力した地図情報は、n個の地点情報(以下、地図地点情報)を有しているものとする。
(ステップS701)出力部1211は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS702)出力部1211は、カウンタjに1をセットする。
(ステップS703)出力部1211は、投稿地点情報[i]が、地図地点情報[j]に対応するか否かを判断する。対応する場合は、ステップS704に進み、そうでない場合は、ステップS705に進む。
(ステップS704)出力部1211は、投稿情報[i]と、地図地点情報[j]とを対応付ける。そして、ステップS707に進む。
(ステップS705)出力部1211は、jがnであるか否かを判断する。nである場合は、ステップS707に進み、そうでない場合は、S706に進む。
(ステップS706)出力部1211は、jを1インクリメントし、ステップS703に戻る。
(ステップS707)出力部1211は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、上位処理にリターンし、そうでない場合は、ステップS708に進む。
(ステップS708)出力部1211は、iを1インクリメントし、ステップS702に戻る。
(具体例)
次に、情報システム1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、サーバ装置11は、SNSを運用するサーバ(以下、SNSサーバ)であるものとする。また、ナビゲーション装置12は、自動車に搭載されているカーナビであるものとする。また、格納部111には、図8に示す投稿情報が格納されているものとする。当該投稿情報は、(項目名:投稿情報)は、レコードを一意に特定するためのID(項目名:ID)と、地点情報(項目名:地点情報)が対応付いている。また、当該地点情報は、地点名称情報(項目名:名称)と、地点位置情報(項目名:位置)とを有する。
(例1)
まず、ドライバー(ユーザ)がカーナビを操作し、電源をONにしたとする。すると、現在位置情報取得部1203が、現在位置を示す位置情報である現在位置情報を取得する。そして、受付部1204は、当該現在位置情報を有する地図出力指示を受け付ける。
次に、地図情報取得部1205は、受付部1204が受け付けた地図出力指示が有する現在位置情報が示す位置が中心となる地図情報を、地図情報格納部1201から取得する。ここで、地図情報取得部1205は、図9に示す地図情報を取得したものとする。当該地図情報が示す地図には、「A」、「B」、「C」、「D」、「E」、「F」、「G」の7個の地点が存在する。また、図9の地図情報は、当該各地点を示す地点情報を有するものとする。また、当該各地点情報が有する地点名称情報は、図9における各アルファベットであるものとする。そして、出力部1211は、図9の地図情報を出力する。
次に、地点情報取得部1207は、図9の地図情報が有する7個の地点情報を取得する。そして、地点情報送信部1208は、当該7個の地点情報を、カーナビの識別子と共にSNSサーバに送信する。
次に、SNSサーバの受信部112は、図9の地図情報が有する7個の地点情報を受信する。そして、蓄積部113は、当該7個の地点情報と、当該7個の地点情報を送信してきたカーナビの識別子を、任意の記憶領域に蓄積する。
次に、取得部114は、当該7個の各地点情報に対応する投稿情報を、図8の投稿情報から取得する。ここで、取得部114は、受信部112が受信した地点情報が有する地点名称情報と同一の地点名称情報が対応付いている投稿情報を取得するものとする。すると、取得部114は、図9の地点「A」に対して、何も取得しない。また、取得部114は、図9の地点「B」に対して、図8の「ID=011」の投稿情報「一面のお花、ステキです♪」を取得する。また、取得部114は、図9の地点「C」に対して、図8の「ID=012」の投稿情報「渋滞しています・・・」と、「ID=014」の投稿情報「夜景サイコー」を取得する。また、取得部114は、図9の地点「D」に対して、図8の「ID=013」の投稿情報「只今満車のようです・・・」を取得する。また、取得部114は、図9の地点「E」に対して、図8の「ID=016」の投稿情報「ハンバーグがおいしい!!」を取得する。また、取得部114は、図9の地点「F」に対して、図8の「ID=015」の投稿情報「さ、寒い・・・」を取得する。また、取得部114は、図9の地点「G」に対して、何も取得しない。
また、ここで、例えば、図9の地点「B」の地点情報が、地点位置情報「(N34.23.124,E135.35.257)」を有しているとする。すると、取得部114は、当該地点位置情報と同一の地点位置情報が対応付いている図8の「ID=011」の投稿情報「一面のお花、ステキです♪」を取得する。
また、取得部114は、上記、投稿情報の取得に際して、対応付いている地点情報も共に取得する。
次に、送信部115は、取得部114が取得した図8の「ID=011」から「ID=016」までの投稿情報をカーナビに送信する。当該カーナビは、受信部112が受信したカーナビの識別子で識別されるカーナビ(図9の地図情報が有する7個の地点情報を送信してきたカーナビ)である。また、このとき、送信部115は、当該各投稿情報に対応付いている地点情報と共に、当該各投稿情報を送信する。
次に、カーナビの投稿情報受信部1209は、図8の「ID=011」から「ID=016」までの投稿情報、および当該各投稿情報に対応付いている地点情報を受信する。
次に、出力部1211は、図9の地図情報が有する地点情報と、投稿情報受信部1209が受信した図8の「ID=011」から「ID=016」までの各投稿情報とを対応付ける。例えば、図9の地点「B」について、当該地点を示す地点情報は、地点名称情報「B」を有する。また、図8の「ID=011」の投稿情報は、地点名称情報「B」が対応付いている。従って、出力部1211は、図9の地点「B」と、図8の「ID=011」の投稿情報とを対応付ける。
また、ここで、例えば、図9の地点「B」を示す地点情報が、地点位置情報「(N34.23.124,E135.35.257)」を有しているとする。この場合、図8の「ID=011」の投稿情報は、同一の地点位置情報「(N34.23.124,E135.35.257)」が対応付いている。従って、出力部1211は、図9の地点「B」と、図8の「ID=011」の投稿情報とを対応付ける。
以上の様にして、出力部1211は、図9の地図情報と、図8の「ID=011」から「ID=016」の投稿情報とを対応付ける。そして、出力部1211は、図10の様にして出力する。
ここで、SNSサーバの受信部112が、図10の地点「E」に対応する投稿情報「こんなハンバーグ初めて♪」を受信したとする。当該投稿情報には、地点「E」を示す地点情報(図8の「ID=016」の地点情報)が対応付いているものとする。すると、蓄積部113は、当該投稿情報を、格納部111に蓄積する。
次に、取得部114は、図9の地点「E」を示す地点情報を送信してきたカーナビに送信する投稿情報として、当該投稿情報「こんなハンバーグ初めて♪」を取得する。そして、送信部115は、当該投稿情報を、当該カーナビに送信する。
次に、カーナビの投稿情報受信部1209は、地点「E」に対応する投稿情報「こんなハンバーグ初めて♪」を受信する。そして、出力部1211は、図9の地点「E」と、当該投稿情報「こんなハンバーグ初めて♪」とを対応付け、図11の様にして出力する。
(例2)
まず、ドライバーが、例1と同様に、カーナビに地図を表示したとする。このとき、出力部1211は、図9の地図情報を出力している。その後、ユーザが、カーナビを操作し、図9の地点「G」を目的地とする経路を設定する操作を行ったとする。なお、このとき、ドライバーが運転する自動車は、図9の地点「A」にあるものとする。すると、受付部1204は、図9の地点「A」を出発地とし、図9の地点「G」を目的地とする経路を生成する指示である経路生成指示を受け付ける。当該経路生成指示は、地点「A」を示す地点情報と、地点「G」を示す地点情報とを有する。
次に、経路情報生成部1206は、受付部1204が受け付けた経路生成指示が有する地点「A」を示す地点情報と、地点「G」を示す地点情報とを用いて、当該地点「A」から地点「G」までの経路を示す経路情報を生成する。このとき、経路情報生成部1206は、図9の地点「A」、「C」、「D」、「E」、「G」を経由する経路を示す経路情報を生成したものとする。
次に、出力部1211は、経路情報生成部1206が生成した経路情報を、出力中の図9の地図情報と対応付けて出力する。
次に、地点情報取得部1207は、経路情報が有する「A」、「C」、「D」、「E」、「G」の5個の地点情報を取得する。そして、地点情報送信部1208は、当該5個の地点情報を、SNSサーバに送信する。
次に、SNSサーバにおいては、地点情報を受信し、投稿情報を取得し、投稿情報を送信するが、例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、カーナビの投稿情報受信部1209は、図8の「ID=012」から「ID=014」、「ID=016」の投稿情報、および当該各投稿情報に対応付いている地点情報を受信する。
次に、出力部1211は、出力している地図情報と、投稿情報受信部1209が受信した各投稿情報とを対応付ける。当該対応付けの方法や手順などは、例1と同様であるので、説明を省略する。そして、出力部1211は、投稿情報受信部1209が受信した投稿情報を、例えば、図12の様にして出力する。
ここで、例1と同様に、SNSサーバの受信部112が、地点「E」に対応する投稿情報「こんなハンバーグ初めて♪」を受信したとする。当該投稿情報には、地点「E」を示す地点情報(図8の「ID=016」の地点情報)が対応付いているものとする。すると、蓄積部113は、当該投稿情報を、格納部111に蓄積する。
次に、取得部114は、図12の地点「E」を示す地点情報を送信してきたカーナビに送信する投稿情報として、当該投稿情報「こんなハンバーグ初めて♪」を取得する。そして、送信部115は、当該投稿情報を、当該カーナビに送信する。
次に、カーナビの投稿情報受信部1209は、地点「E」に対応する投稿情報「こんなハンバーグ初めて♪」を受信する。そして、出力部1211は、図12の地点「E」と、当該投稿情報「こんなハンバーグ初めて♪」とを対応付け、図13の様にして出力する。
(例3)
本例において、嗜好情報格納部1202には、「混雑」、「おいしい」、「夜景」の3つの嗜好情報が格納されているものとする。
まず、ドライバーが、例2と同様に、カーナビに地図と経路を表示したとする。また、その後、例2と同様に、投稿情報受信部1209は、図8の「ID=012」から「ID=014」、「ID=016」の投稿情報、および当該各投稿情報に対応付いている地点情報を受信したものとする。
次に、嗜好投稿情報取得部1210は、図8の「ID=012」から「ID=014」、「ID=016」の投稿情報から、上記3つの嗜好情報のいずれかを含む投稿情報を取得する。当該4つの投稿情報のうち、上記3つの嗜好情報のいずれかを含む投稿情報は、「ID=014」と「ID=016」の投稿情報である。従って、嗜好投稿情報取得部1210は、図8の「ID=014」と「ID=016」の嗜好投稿情報を取得する。
次に、出力部1211は、出力している地図情報と、嗜好投稿情報取得部1210が取得した各投稿情報とを対応付ける。当該対応付けの方法や手順などは、例1と同様であるので、説明を省略する。そして、出力部1211は、嗜好投稿情報取得部1210が取得した投稿情報を、例えば、図14の様にして出力する。
以上、本実施の形態による情報システム1によれば、ナビゲーション装置12は、地図上の地点に対応する投稿情報を自動的に受信し、当該受信のたびに、地図上に表示することができる。これにより、ユーザは、例えば、地図上の地点におけるイベントなどの情報を、ドライブ中に知ることができ、ドライブを楽しむことができる。
なお、本実施の形態において、格納部111には、1以上の嗜好情報が格納されてもよい。この場合、ナビゲーション装置12は、通常、嗜好情報格納部1202と、嗜好投稿情報取得部1210を備えない。また、この場合、サーバ装置11が備える取得部114は、受信部112が受信した地点情報に対応する投稿情報であり、格納部111に格納されている1以上の嗜好情報に対応する投稿情報を取得してもよい。
また、本実施の形態において、地点情報送信部1208は、嗜好情報格納部1202に格納されている1以上の嗜好情報と共に、地点情報取得部1207が取得した1以上の地点情報を、サーバ装置11に送信してもよい。この場合、受信部112は、ナビゲーション装置12から、1以上の地点情報と、1以上の嗜好情報とを受信する。また、この場合、取得部114は、受信部112が受信した1以上の各地点情報に対応する投稿情報であり、受信部112が受信した1以上の嗜好情報に対応する投稿情報を、格納部111から取得する。また、この場合、ナビゲーション装置12は、通常、嗜好投稿情報取得部1210を備えない。
(実施の形態2)
本実施の形態において、ナビゲーション装置から1以上の地点情報を受信するたびにナビゲーション装置に当該地点情報に対応する投稿情報を送信するサーバ装置と、1以上の地点情報を送信するたびに、当該地点情報に対応する投稿情報を受信し、当該受信のたびに、当該投稿情報を地図上の地点に対応付けて出力するナビゲーション装置を備える情報システム2について説明する。
なお、本実施の形態における情報システム2の概念図は、図1と同様であり、図1の「サーバ装置11」を「サーバ装置21」と、「ナビゲーション装置12」を「ナビゲーション装置22」と読み替えたものである。
本実施の形態におけるサーバ装置21のブロック図は、図2と同様であり、図2の「取得部114」を、「取得部214」と読み替えたものである。サーバ装置21は、格納部111、受信部112、蓄積部113、取得部214、送信部115を備える。
また、本実施の形態におけるナビゲーション装置22のブロック図は、図3と同様であり、図3の「地点情報取得部1207」を、「地点情報取得部2207」と読み替えたものである。ナビゲーション装置22は、地図情報格納部1201、嗜好情報格納部1202、現在位置情報取得部1203、受付部1204、地図情報取得部1205、経路情報生成部1206、地点情報取得部2207、地点情報送信部1208、投稿情報受信部1209、嗜好投稿情報取得部1210、出力部1211を備える。
取得部214は、1以上の各受信地点情報に対応する1以上の投稿情報を、格納部111から取得する。当該受信地点情報に対応する投稿情報の取得の方法や手順などは、実施の形態1の取得部114と同様であるので、説明を省略する。
また、取得部214は、通常、受信部112が1以上の地点情報を受信するたびに、当該地点情報に対応する1以上の投稿情報を、格納部111から取得する。また、このとき、取得部214は、通常、未取得である投稿情報を取得する。なお、未取得であるか否かの判断は、通常、地点情報を送信したナビゲーション装置ごとに行う。
例えば、受信部112が、ナビゲーション識別子「N01」で識別されるナビゲーション装置12から地点名称情報「A」を有する地点情報を受信したとする。この場合、取得部214は、当該地点名称情報「A」に対応する投稿情報であって、送信部115がナビゲーション装置「N01」に送信する投稿情報として未取得である投稿情報を取得する。また、例えば、受信部112が、ナビゲーション識別子「N02」で識別されるナビゲーション装置12から地点名称情報「A」を有する地点情報を受信したとする。この場合、取得部214は、当該地点名称情報「A」に対応する投稿情報であって、送信部115がナビゲーション装置「N02」に送信する投稿情報として未取得である投稿情報を取得する。
また、取得部214は、例えば、上記の様に、各ナビゲーション装置12ごとに未取得である投稿情報を取得してもよいし、上記に関係なく未取得である投稿情報を取得してもよい。
また、未取得の投稿情報であるか否かの判断は、例えば、取得済みであることまたは未取得であることを示す取得識別子により行ってもよい。例えば、取得部214は、取得した投稿情報に対して、ナビゲーション識別子を付与する。これにより、当該投稿情報は、当該ナビゲーション識別子により識別されるナビゲーション装置12に対しては、未取得の投稿情報であることがわかる。
また、取得部214は、通常、格納部111から投稿情報を取得する際に、当該投稿情報に対応付いている地点情報と共に投稿情報を取得することや、予め決められた条件に合致する投稿情報を取得することなどは、実施の形態1の取得部114と同様であるので、説明を省略する。
地点情報取得部2207は、1以上の地点情報を取得する。当該地点情報の取得の方法や手順などは、実施の形態1の地点情報取得部1207と同様であるので、説明を省略する。また、地点情報取得部2207は、実施の形態1での地点情報の取得に加え、例えば、受付部1204が投稿情報更新指示を受け付けるたびに、1以上の地点情報を取得してもよい。
なお、取得部214、地点情報取得部2207は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。取得部214などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現してもよい。
次に、情報システム2の動作について説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。まず、サーバ装置21の全体動作について、図15のフローチャートを用いて説明する。なお、図15のフローチャートにおいて、格納部111には、m個の投稿情報が格納されているものとする。
(ステップS1501)受信部112は、投稿情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS1502に進み、そうでない場合は、ステップS1510に進む。
(ステップS1502)蓄積部113は、ステップS1501で受信した投稿情報を、格納部111に蓄積する。そして、ステップS1501に戻る。
(ステップS1503)受信部112は、地点情報を受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS1504に進み、そうでない場合は、ステップS1501に戻る。
(ステップS1504)受信部112は、受信した地点情報を、任意の記憶領域に蓄積する。このとき、受信部112は、通常、当該地点情報に対応付いている情報(例えば、ナビゲーション識別子など)と共に、当該地点情報を蓄積する。
(ステップS1505)取得部214は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS1506)取得部214は、格納部111に格納されている投稿情報[i]に対応付いている地点情報が、ステップS1503で受信した地点情報に対応するか否かを判断する。対応する場合は、ステップS1507に進み、そうでない場合は、ステップS1509に進む。
(ステップS1507)取得部214は、格納部111に格納されている投稿情報[i]が、ステップS1503で受信したナビゲーション識別子で識別されるナビゲーション装置22に送信する投稿情報として未取得であるか否かを判断する。未取得である場合は、ステップS1508に進み、そうでない場合は、ステップS1509に進む。
(ステップS1508)取得部214は、格納部111に格納されている投稿情報[i]を取得する。
(ステップS1509)取得部214は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、ステップS1511に進み、そうでない場合は、ステップS1510に進む。
(ステップS1510)取得部214は、iを1インクリメントし、ステップS1506に戻る。
(ステップS1511)送信部115は、ステップS1508で取得した投稿情報を、ステップS1503で受信したナビゲーション識別子で識別されるナビゲーション装置22に送信する。そして、ステップS1501に戻る。
なお、図15のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
次に、ナビゲーション装置22の全体動作について、図16のフローチャートを用いて説明する。なお、図16のフローチャートにおいて、ステップS1601からステップS1606までと、ステップS1613からステップS1617までとは、それぞれ、図5のフローチャートのステップS501からステップS506までと、ステップS511からステップS515までと同様であるので、説明を省略する。
(ステップS1607)地点情報取得部2207は、ステップS1605で生成した経路情報有する1以上の地点情報を取得する。
(ステップS1608)受付部1204は、地点選択指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS1609に進み、そうでない場合は、ステップS1610に進む。
(ステップS1609)地点情報取得部2207は、ステップS1608で受け付けた地点選択指示に応じて、当該地点選択指示に対応する1以上の地点情報を、地図情報格納部1201から取得する。
(ステップS1610)受付部1204は、投稿情報更新指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS1611に進み、そうでない場合は、ステップS1612に進む。
(ステップS1611)地点情報取得部2207は、地図情報取得部1205が取得した地図情報が有する1以上の地点情報、または経路情報生成部1206が生成した経路情報が有する1以上の地点情報、または受付部1204が受け付けた地点選択指示に対応する1以上の地点情報を取得する。
(ステップS1612)地点情報取得部2207は、ステップS1602で取得した地図情報が有する1以上の地点情報を取得する。
(ステップS1618)出力部1211は、ステップS1617で地図情報と対応付けた投稿情報を出力する。そして、ステップS1612に戻る。
なお、図16のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
(具体例)
次に、情報システム2の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、サーバ装置21は、SNSを運用するサーバ(以下、SNSサーバ)であるものとする。また、ナビゲーション装置22は、自動車に搭載されているカーナビであるものとする。また、格納部111には、図8に示す投稿情報が格納されているものとする。当該投稿情報は、(項目名:投稿情報)は、レコードを一意に特定するためのID(項目名:ID)と、地点情報(項目名:地点情報)が対応付いている。また、当該地点情報は、地点名称情報(項目名:名称)と、地点位置情報(項目名:位置)とを有する。
なお、以下において、地図情報の取得や、当該地図情報の出力、当該地図情報が有する地点情報に対応する投稿情報の受信などの処理の方法や手順など、実施の形態1の具体例において説明した内容は、説明を省略する。
まず、出力部1211は、図12の様な地図情報、経路情報、および投稿情報を出力しているものとする。
ここで、SNSサーバの受信部112が、図12の地点「B」に対応する投稿情報「お花きれい」と、図12の地点「D」に対応する投稿情報「やっと入れました・・・」と、同図の地点「E」に対応する投稿情報「こんなハンバーグ初めて♪」を受信したとする。当該各投稿情報には、それぞれ、地点「B」を示す地点情報(図8の「ID=011」)と、地点「D」を示す地点情報(図8の「ID=013」の地点情報)と、地点「E」を示す地点情報(図8の「ID=016」の地点情報)が対応付いているものとする。そして、蓄積部113は、当該投稿情報を、格納部111に蓄積する。
次に、ユーザが、カーナビを操作し、表示されている投稿情報を更新する操作を行ったとする。すると、受付部1204は、投稿情報更新指示を受け付ける。また、このとき、自動車は、図12の地点「C」と地点「D」との間の経路を走行しているものとする。
次に、地点情報取得部2207は、図12の経路情報が有する地点情報のうち、未通過の地点「D」、「E」、「G」を示す地点情報を、図12の経路情報から取得する。そして、地点情報送信部1208は、当該3個の地点情報を、カーナビの識別子と共にSNSサーバに送信する。
次に、SNSサーバの取得部114は、格納部111に格納されている未取得の投稿情報「お花きれい」、「やっと入れました・・・」、「こんなハンバーグ初めて♪」のうち、受信部112が受信した3個の地点情報に対応する投稿情報を取得する。その結果、取得部114は、地点「D」に対応する投稿情報「やっと入れました・・・」と、地点「E」に対応する地点情報「こんなハンバーグ初めて♪」を取得する。そして、送信部115は、当該2つの投稿情報を、上記3個の地点情報を送信してきたカーナビに送信する。
次に、カーナビの出力部1211は、投稿情報受信部1209が受信した地点「D」に対応する投稿情報と、地点「E」に対応する投稿情報とを、図12の地図情報に対応付け、例えば、図17の様にして出力する。
以上、本実施の形態による情報システム2によれば、ナビゲーション装置22は、地図上の地点に対応する投稿情報を問い合わせることで受信し、当該受信のたびに、地図上に表示することができる。これにより、ユーザは、例えば、地図上の地点におけるイベントなどの情報を、ドライブ中に知ることができ、ドライブを楽しむことができる。
なお、本実施の形態において、格納部111には、1以上の嗜好情報が格納されてもよい。この場合、ナビゲーション装置22は、通常、嗜好情報格納部1202と、嗜好投稿情報取得部1210を備えない。また、この場合、サーバ装置21が備える取得部114は、受信部112が受信した地点情報に対応する投稿情報であり、格納部111に格納されている1以上の嗜好情報に対応する投稿情報を取得してもよい。
また、本実施の形態において、地点情報送信部1208は、嗜好情報格納部1202に格納されている1以上の嗜好情報と共に、地点情報取得部2207が取得した1以上の地点情報を、サーバ装置21に送信してもよい。この場合、受信部112は、ナビゲーション装置22から、1以上の地点情報と、1以上の嗜好情報とを受信する。また、この場合、取得部214は、受信部112が受信した1以上の各地点情報に対応する投稿情報であり、受信部112が受信した1以上の嗜好情報に対応する投稿情報を、格納部111から取得する。また、この場合、ナビゲーション装置22は、通常、嗜好投稿情報取得部1210を備えない。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態におけるナビゲーション装置を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記録媒体に、地図を示す情報であり、地図上の地点を示す1以上の地点情報を有する地図情報が格納されており、コンピュータを、地図情報を出力する指示である地図出力指示を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた地図出力指示に応じて、前記記録媒体から地図情報を取得する地図情報取得部と、前記地図情報取得部が取得した地図情報が有する1以上の地点情報を取得する地点情報取得部と、前記地点情報取得部が取得した1以上の地点情報を、外部の装置に送信する地点情報送信部と、前記外部の装置から、1以上の投稿情報を受信する投稿情報受信部と、前記地図情報取得部が取得した地図情報を出力し、かつ前記投稿情報受信部が投稿情報を受信するたびに、当該1以上の投稿情報を出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、ハードウェアでしか行われない処理は少なくとも含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図18は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態の情報システム等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図18において、コンピュータシステム9は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ9011、FD(Flexible Disk)ドライブ9012を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図19は、コンピュータシステム9のブロック図である。図19において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012に加えて、CPU(Central Processing Unit)9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM(Read−Only Memory)9014と、CPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM(Random Access Memory)9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク9016と、CD−ROMドライブ9011、FDドライブ9012、CPU9013等を相互に接続するバス9017とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の情報システム等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101、またはFD9102に記憶されて、CD−ROMドライブ9011またはFDドライブ9012に挿入され、さらにハードディスク9016に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9016に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9015にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101、FD9102またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の情報システム等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。