以下、本発明による地図情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、本実施の形態において説明する各情報の形式、内容などは、あくまで例示であり、各情報の持つ意味を示すことができれば、形式、内容などは問わない。
(実施の形態1)
本実施の形態において、受け付けた地点のIDに対応する地点の位置情報を用いて、予め決められた処理を行う地図情報処理装置1について説明する。
なお、本実施の形態における地図情報処理装置1は、例えば、カーナビゲーション装置や、携帯電話やPDAなどの携帯端末などのスタンドアロンの装置である。
図1は、本実施の形態における地図情報処理装置1のブロック図である。地図情報処理装置1は、地図情報格納部101、地点情報格納部102、ユーザ地点管理情報格納部103、料金管理情報格納部104、受付部105、地点情報取得部106、処理部107、地点情報蓄積部108、料金情報取得部109、課金処理部110を備える。
地図情報格納部101には、地図を示す情報である地図情報が格納される。地図情報が示す地図の種類や、地図情報のデータ形式などは、問わない。当該地図の種類は、例えば、地形図や、地勢図、地質図、土地利用図、住宅地図、路線図、道路地図、ガイドマップ、航空写真、衛星写真などである。また、当該データ形式は、例えば、ラスタデータや、ベクタデータ、KIWIフォーマットなどである。
また、地図情報は、例えば、位置を示す情報である1以上の位置情報を有する。当該位置は、通常、経緯度である。また、当該位置は、例えば、高度(高さ)を含んでいてもよい。また、当該位置は、通常、地図上の地点や、道路、都道府県、市町村、その他の地域などの位置である。地点は、例えば、飲食店や、食料品店、コンビニ、駅、ビルなどである。
また、地図情報は、例えば、道路を示す情報である1以上の道路情報を有する。道路情報は、例えば、道路の名称や、道路の種類、道路の両端の位置などを示す情報を有する。また、道路情報は、例えば、道路のスコアや、道路を識別する情報などを有する。当該スコアは、通常、経路探索時に用いるコストである。また、道路情報には、道路情報を識別する情報が対応付いていてもよい。
地点情報格納部102には、1以上の地点情報が格納される。地点情報とは、地点IDと地点位置情報とが対応付いた情報である。地点IDは、地点を識別する情報である。また、地点位置情報は、地点の位置を示す情報である。また、地点位置情報は、位置情報である。
また、地点IDは、地点に固有に付与された文字列である。地点IDは、通常、予め決められた長さの文字列であることが好適である。当該文字列が有する文字は、例えば、数字や、英字、記号などである。また、地点IDは、予め決められた長さの数字列で有ることが好適である。また、地点IDは、8文字または9文字以上の数字列であることが好適である。なお、地点IDには、地点の名称、住所、電話番号などは含まれない。つまり、地点IDは、通常、ユーザにとって意味のある情報ではない。
また、地点IDは、地点分類情報を有していてもよい。地点分類情報とは、地点の分類を示す情報である。また、地点分類情報は、例えば、地点のジャンルを示す情報(以下、適宜、地点ジャンル情報)である。当該ジャンルは、例えば、いわゆるカテゴリや、種類などであってもよい。地点ジャンル情報は、例えば、「飲食店」、「レジャー施設」、「駅」などである。また、地点分類情報は、例えば、地点が属する地図上の領域を示す情報(以下、適宜、地点領域情報)である。当該地図上の領域は、例えば、都道府県や、市区町村、地域、区域などである。地点領域情報は、例えば、「東京都」、「大阪市」、「近畿」、「多摩北部」などである。
また、地点情報は、例えば、Webページを識別する情報であるURIを有していてもよい。当該Webページは、通常、地点情報により示される地点に関連するWebページである。つまり、当該Webページは、例えば、飲食店のWebサイトや、レジャー施設のWebサイト、駅のWebサイトなどである。
また、地点情報は、例えば、地点の名称を示す情報である地点名称情報を有していてもよい。地点名称情報は、例えば、「○○駅」や、「△△山」、「□□ショップ」などである。
ユーザ地点管理情報格納部103には、ユーザIDと1以上の地点情報とが対応付いた情報である1以上のユーザ地点管理情報が格納される。ユーザIDとは、ユーザを識別する情報である。また、ユーザIDは、ユーザを識別することができればよく、その形式や内容などは、問わない。ユーザIDは、例えば、ユーザの氏名や、メールアドレス、電話番号、IPアドレス、MACアドレス、任意の文字列などである。また、ユーザ地点管理情報は、例えば、ユーザの自宅の位置を示す地点位置情報を有する地点情報である自宅地点情報を有していてもよい。当該自宅地点情報は、通常、ユーザ地点管理情報が有する2以上の地点情報のうちの1つである。また、自宅地点情報には、例えば、地点情報に自宅地点情報であることを示す情報が対応付いていてもよい。これにより、例えば、2以上の地点情報のうちのいずれが自宅地点情報であるかが示される。
料金管理情報格納部104には、地点ID条件と料金情報とが対応付いた情報である1以上の料金管理情報が格納される。地点ID条件とは、地点IDに関する条件である。また、料金情報は、課金する料金を示す情報である。地点ID条件は、例えば、地点IDが予め決められた地点IDであることや、地点IDが予め決められた地点IDのパターンに合致することなどである。当該パターンとは、例えば、いわゆる正規表現などである。また、料金管理情報は、例えば、語呂が良ければ課金する料金が高くなることが好適である。つまり、この場合、当該料金管理情報における地点ID条件は、地点IDの語呂が良いことである。また、当該料金管理情報における料金情報は、他の料金管理情報が有する料金情報よりも、高い料金を示す。
受付部105は、情報および指示を受け付ける。受付部105が受け付ける情報は、例えば、地点IDや、地点分類情報、位置情報、地点情報、ユーザIDなどである。また、例えば、位置情報または地点情報を受け付ける場合、受付部105は、通常、ユーザIDと共に受け付ける。また、例えば、地点IDを受け付ける場合、受付部105は、ユーザIDと共に受け付けてもよい。
また、受付部105が受け付ける指示は、例えば、電源ONの指示や、電源OFFの指示などである。また、受付部105がこれらの指示を受け付けた場合、地図情報処理装置1は、通常、これらの指示に従った処理を行う。
また、受け付けとは、タッチパネルや、キーボードなどの入力デバイスから入力された情報の取得、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体に格納されている情報の取得、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信などを含む概念である。
また、受付部105における情報や指示などの入力手段は、メニュー画面によるものや、キーボードなど、何でもよい。受付部105は、メニュー画面の制御ソフトウェアや、キーボード等の入力手段のデバイスドライバなどで実現され得る。
地点情報取得部106は、地点位置情報、URI、地点情報のいずれかの情報を、地点情報格納部102またはユーザ地点管理情報格納部103から取得する。地点情報取得部106は、通常、受付部105が受け付けた情報に応じて、これらのいずれかの情報を取得する。
例えば、受付部105が地点IDを受け付けた場合、地点情報取得部106は、通常、当該地点IDに対応する地点位置情報を、地点情報格納部102から取得する。また、この場合、地点情報取得部106は、例えば、当該地点IDに対応するURIを、地点情報格納部102から取得してもよい。
また、例えば、受付部105が地点分類情報を受け付けた場合、地点情報取得部106は、通常、当該地点分類情報を有する地点IDに対応する1以上の地点位置情報を、地点情報格納部102から取得する。また、この場合、地点情報取得部106は、例えば、当該地点IDに対応するURIを、地点情報格納部102から取得してもよい。
以上、URIを取得する場合、地点情報取得部106は、通常、地点位置情報と共にURIを取得する。
また、例えば、受付部105がユーザIDを受け付けた場合、地点情報取得部106は、通常、当該ユーザIDに対応する1以上の地点情報を、ユーザ地点管理情報格納部103から取得する。
また、例えば、受付部105がユーザIDを受け付けた場合、地点情報取得部106は、例えば、当該ユーザIDとは異なるユーザIDに対応する1以上の地点情報を、ユーザ地点管理情報格納部103から取得してもよい。
また、例えば、受付部105がユーザIDを受け付けた場合、地点情報取得部106は、例えば、当該ユーザIDに対応する1以上の地点情報との関係が予め決められた条件を満たす1以上の地点情報を有し、かつ、当該ユーザIDとは異なるユーザIDを有するユーザ地点管理情報から、当該ユーザIDに対応する1以上の地点情報以外の地点情報を取得してもよい。当該取得する地点情報の数は、通常、1以上である。
また、「ユーザIDに対応する1以上の地点情報との関係が予め決められた条件を満たす1以上の地点情報を有し」とは、当該ユーザIDに対応する1以上の地点情報と類似する1以上の地点情報を有することである。また、「1以上の地点情報との関係」とは、具体的には、当該1以上の地点情報と同一の地点情報の数や、当該1以上の地点情報と同一の地点情報の数の割合などである。また、上記予め決められた条件とは、例えば、当該1以上の地点情報と同一の地点情報の数が閾値以上であることや、当該1以上の地点情報と同一の地点情報の数の割合が閾値以上であることなどである。なお、当該同一は、つまりは、共通することである。また、当該予め決められた条件を、以下、適宜、ユーザ類似条件とする。
例えば、地点情報取得部106は、ユーザ地点管理情報格納部103から、受付部105が受け付けたユーザIDに対応する8個の地点情報を取得したとする。また、地点情報取得部106は、当該8個の地点情報の取得に用いたユーザIDとは異なるユーザIDを有する一のユーザ地点管理情報から、10個の地点情報を取得したとする。また、当該10個の地点情報のうち、6個の地点情報が、上記8個の地点情報のうちのいずれかと同一であるとする。また、ユーザ類似条件が、「同一地点数≧5」であるとする。当該ユーザ類似条件は、同一の地点情報の数が5以上であることを意味する。この様な場合、地点情報取得部106は、上記10個の地点情報から、上記6個の地点情報以外の4個の地点情報を取得する。
また、例えば、地点情報取得部106は、ユーザ地点管理情報格納部103から、受付部105が受け付けたユーザIDに対応する12個の地点情報を取得したとする。また、地点情報取得部106は、当該12個の地点情報の取得に用いたユーザIDとは異なるユーザIDを有する一のユーザ地点管理情報から、15個の地点情報を取得したとする。また、当該15個の地点情報のうち、9個の地点情報が、上記12個の地点情報のうちのいずれかと同一であるとする。また、ユーザ類似条件が、「同一地点割合≧60%」であるとする。当該ユーザ類似条件は、同一の地点情報の数の割合が60%以上であることを意味する。この様な場合、地点情報取得部106は、同一の地点情報の数の割合「9/15=60%」を算出する。そして、地点情報取得部106は、当該割合がユーザ類似条件を満たすと判断し、上記15個の地点情報から、上記9個の地点情報以外の6個の地点情報を取得する。なお、同一の地点情報の数の割合は、例えば、受付部105が受け付けたユーザIDに対応する地点情報の数に対する、受付部105が受け付けたユーザIDとは異なるユーザIDを有する一のユーザ地点管理情報が有する地点情報と同一の地点情報の数の割合であってもよい。また、同一の地点情報の数の割合は、例えば、受付部105が受け付けたユーザIDとは異なるユーザIDを有する一のユーザ地点管理情報が有する地点情報の数に対する、受付部105が受け付けたユーザIDに対応する地点情報と同一の地点情報の数の割合であってもよい。
また、取得した2以上の地点情報に自宅地点情報が含まれている場合、地点情報取得部106は、通常、当該2以上の地点情報のうち、自宅地点情報以外の1以上の地点情報を取得する。
また、例えば、受付部105がユーザIDを受け付けた場合、地点情報取得部106は、例えば、上記取得する地点情報が有する地点位置情報を取得してもよい。
処理部107は、地図情報格納部101に格納されている地図情報と、地点情報取得部106が取得した情報(以下、適宜、取得情報とする)とを用いて、予め決められた処理を行う。予め決められた処理とは、例えば、当該地図情報と共に取得情報などを出力することや、当該地図情報と当該取得情報とを用いて、当該取得情報により示される地図上の位置を目的地とする経路を探索すること、当該経路を示す情報である経路情報を出力すること、当該取得情報により示される地図上の位置周辺の地点を示す情報を、地図情報と共に出力することなどである。
例えば、地点情報取得部106が1以上の地点位置情報を取得した場合、処理部107は、例えば、地図情報と共にアイコンを出力する。このとき、処理部107は、通常、当該地図情報により示される地図上の位置であり、当該地点位置情報が示す位置に、アイコンを出力する。なお、アイコンは、図柄、絵柄、記号、文字などを表現したものである。アイコンは、通常、いわゆる画像であるが、当該画像の形式は問わない。つまり、当該画像は、ラスタデータであってもよいし、ベクタデータであってもよいし、その他のデータであってもよい。なお、アイコンは、通常、処理部107が予め保持している。
また、例えば、地点情報取得部106が1つの地点位置情報を取得した場合、処理部107は、例えば、現在位置から当該地点位置情報が示す位置までの経路を探索し、当該経路を出力する。例えば、処理部107は、まず、現在位置を示す情報である現在位置情報を取得する。現在位置情報は、現在位置を示す位置情報である。また、当該取得は、例えば、受信であってもよい。そして、処理部107は、地図情報と、当該現在位置情報と、地点情報取得部106が取得した地点位置情報とを用いて、当該現在位置情報が示す現在位置を出発地とし、当該地点位置情報が示す位置を目的地とする経路を探索する。そして、処理部107は、当該経路を示す情報である経路情報を取得する。そして、処理部107は、地図情報と共に当該経路情報を出力する。
また、経路情報は、例えば、経路が通過する位置を示す1以上の位置情報を有する。また、経路情報は、例えば、当該1以上の位置を結ぶ道路を示す道路情報を有する。
なお、現在位置情報を取得する方法や手順などは、公知であるので、詳細な説明を省略する。また、経路の探索には、通常、最短経路問題の解法(アルゴリズム)を用いる。「最短経路問題の解法」は、例えば、ダイクストラ法や、A*アルゴリズムなどである。これらの解法は、公知であるので、詳細な説明を省略する。
また、例えば、地点情報取得部106が2以上の地点位置情報を取得した場合、処理部107は、例えば、当該2以上の地点位置情報のうちの1つの地点位置情報が示す地図上の位置を目的地とし、残りの1以上の地点位置情報が示す地図上の位置を経由地とする現在位置からの経路を探索し、当該経路を示す経路情報を取得してもよい。
また、例えば、地点情報取得部106が地点位置情報とURIとを取得した場合、処理部107は、例えば、当該URIにより識別されるWebページを取得する。そして、処理部107は、地図情報と共に、当該取得したWebページを出力する。
また、例えば、地点情報取得部106が地点位置情報とURIとを取得した場合、処理部107は、例えば、地図情報と共にURIを出力する。このとき、処理部107は、通常、当該地図情報により示される地図上の位置であり、当該地点位置情報が示す位置に、URIを出力する。
また、例えば、地点情報取得部106が、地点情報を取得した場合、処理部107は、例えば、上記、地点情報取得部106が地点位置情報を取得した場合と同様の処理、または、地点情報取得部106が地点位置情報とURIとを取得した場合と同様の処理を行う。
また、例えば、地点情報取得部106が、地点位置情報または地点情報を取得した場合、処理部107は、例えば、当該地点位置情報または当該地点情報が有する地点位置情報が示す位置との距離が予め決められた条件を満たすほど近い位置を示す地点位置情報を、地点情報格納部102から取得する。そして、処理部107は、当該取得した地点位置情報が示す地図上の位置に、アイコンを出力する。
また、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。なお、送信や蓄積、処理結果の引渡しについては、出力対象が最終的にユーザに提示されるものとする。
地点情報蓄積部108は、受付部105が受け付けた地点情報を、地点情報格納部102に蓄積する。また、受付部105が位置情報を受け付けた場合、地点情報蓄積部108は、当該位置情報を有する地点情報を構成する。そして、地点情報蓄積部108は、当該構成した地点情報を、地点情報格納部102に蓄積する。このとき、地点情報蓄積部108は、例えば、地点IDを取得し、当該取得した地点IDと受付部105が受け付けた位置情報とを対応付け、地点情報を構成する。また、地点IDを取得する方法や手順などは、問わない。当該地点IDは、例えば、地点情報格納部102に格納されていないランダムな文字列であってもよい。また、当該地点IDは、例えば、地点情報格納部102に格納されている最大の地点IDに「1」を加算した数字列であってもよい。
また、地点情報蓄積部108は、例えば、ユーザ地点管理情報を、ユーザ地点管理情報格納部103に蓄積してもよい。この場合、地点情報蓄積部108は、例えば、受付部105がユーザIDと地点IDとを受け付けた場合に、地点情報取得部106が取得した地点位置情報と当該地点IDと当該ユーザIDとを対応付け、ユーザ地点管理情報を構成する。そして、地点情報蓄積部108は、当該構成したユーザ地点管理情報を、ユーザ地点管理情報格納部103に蓄積する。また、地点情報蓄積部108は、例えば、受付部105がユーザIDと地点情報とを受け付けた場合に、当該地点情報と当該ユーザIDとを対応付け、ユーザ地点管理情報を構成する。そして、地点情報蓄積部108は、当該構成したユーザ地点管理情報を、ユーザ地点管理情報格納部103に蓄積する。
料金情報取得部109は、地点IDが満たす地点ID条件に対応する料金情報を、料金管理情報格納部104から取得する。当該地点IDは、受付部105が受け付けた地点情報が有する地点IDである。また、料金情報取得部109は、通常、地点情報蓄積部108による地点情報の蓄積に応じて、料金情報を取得する。また、料金情報取得部109は、例えば、受付部105による地点情報または位置情報の受け付けに応じて、料金情報を取得してもよい。
課金処理部110は、料金情報を用いて課金処理を行う。当該料金情報は、例えば、課金処理部110が予め保持している料金情報である。また、当該料金情報は、例えば、料金情報取得部109が取得した料金情報である。また、課金処理部110は、通常、地点情報蓄積部108による地点情報の蓄積に応じて、課金処理を行う。また、課金処理部110は、例えば、料金情報取得部109による料金情報の取得に応じて、課金処理を行ってもよい。また、課金処理に用いる料金情報を、以下、適宜、課金料金情報とする。
また、課金処理の方法や手順などは、問わない。課金処理は、例えば、課金処理部110がユーザIDと料金情報とが対応付いた情報である1以上のユーザ課金管理情報を保持しており、受付部105が受け付けたユーザIDに対応する料金情報に、課金料金情報を加算することである。また、課金処理は、例えば、課金処理部110がユーザIDと残高情報とが対応付いた情報である1以上のユーザ残高管理情報を保持しており、受付部105が受け付けたユーザIDに対応する残高情報から、課金料金情報を減算することであってもよい。なお、残高情報とは、いわゆる残高を示す情報である。また、課金処理は、例えば、ETC(Electronic Toll Collection System)により課金料金情報が示す料金の収受を行うことや、いわゆるクレジットカードにより課金料金情報が示す料金の決済を行うこと、クレジットカードの情報と課金料金情報とを、クレジットカードによる決済を行うWebサービスに送信することなどであってもよい。
なお、地図情報格納部101、地点情報格納部102、ユーザ地点管理情報格納部103、料金管理情報格納部104は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。また、地図情報格納部101などに所定の情報が記憶される過程は、問わない。例えば、当該所定の情報は、記録媒体や、通信回線、入力デバイスなどを介して地図情報格納部101などに記憶されてもよい。
また、地点情報取得部106、処理部107、地点情報蓄積部108、料金情報取得部109、課金処理部110は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。また、地点情報取得部106などの処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。なお、地点情報取得部106などは、ハードウェア(専用回路)で実現されてもよい。
次に、地図情報処理装置1の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、所定の情報におけるi番目の情報は、「情報[i]」と記載するものとする。図2は、地図情報処理装置1の全体動作を示すフローチャートである。
(ステップS201)地図情報処理装置1は、受付部105が電源ONの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS202に進み、そうでない場合は、ステップS201に戻る。
(ステップS202)地図情報処理装置1は、電源ONの処理を行う。
(ステップS203)地点情報取得部106は、受付部105が地点IDとユーザIDとを受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS204に進み、そうでない場合は、ステップS205に進む。
(ステップS204)地点情報取得部106などは、地点情報とユーザIDとを用いた処理を行う。この処理の詳細は、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS205)地点情報蓄積部108は、受付部105が地点情報とユーザIDとを受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS206に進み、そうでない場合は、ステップS208に進む。
(ステップS206)地点情報蓄積部108は、ステップS205で受け付けた地点情報を、地点情報格納部102に蓄積する。
(ステップS207)地点情報蓄積部108は、ステップS205で受け付けた地点情報とユーザIDとを対応付け、ユーザ地点管理情報を構成し、当該ユーザ地点管理情報を、ユーザ地点管理情報格納部103に蓄積する。そして、ステップS212に進む。
(ステップS208)地点情報蓄積部108は、受付部105が位置情報とユーザIDとを受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS209に進み、そうでない場合は、ステップS213に進む。
(ステップS209)地点情報蓄積部108は、地点IDを取得する。
(ステップS210)地点情報蓄積部108は、ステップS208で受け付けた位置情報とステップS209で取得した地点IDとを対応付け、地点情報を構成し、当該地点情報を、地点情報格納部102に蓄積する。
(ステップS211)地点情報蓄積部108は、ステップS208で受け付けたユーザIDとステップS2210で構成した地点情報とを対応付け、ユーザ地点管理情報を構成し、当該ユーザ地点管理情報を、ユーザ地点管理情報格納部103に蓄積する。
(ステップS212)課金処理部110は、課金処理を行う。この処理の詳細は、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS213)地点情報取得部106は、受付部105がユーザIDを受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS214に進み、そうでない場合は、ステップS215に進む。
(ステップS214)地点情報取得部106などは、ユーザIDを用いた処理を行う。この処理の詳細は、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS215)地図情報処理装置1は、受付部105が電源OFFの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS216に進み、そうでない場合は、ステップS203に戻る。
(ステップS216)地図情報処理装置1は、電源OFFの処理を行う。そして、ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
図3は、図2のフローチャートのステップS204の地点IDとユーザIDとを用いた処理を示すフローチャートである。なお、図3のフローチャートにおいて、ユーザ地点管理情報格納部103には、URIを有する1以上の地点情報が格納されているものとする。
(ステップS301)地点情報取得部106は、受付部105が受け付けた地点IDに対応する地点位置情報とURIとを、地点情報格納部102から取得する。
(ステップS302)地点情報蓄積部108は、受付部105が受け付けた地点IDと、ステップS301で取得した地点位置情報とURIとを対応付け、ユーザ地点管理情報を構成し、当該ユーザ地点管理情報を、ユーザ地点管理情報格納部103に蓄積する。
(ステップS303)処理部107は、ステップS301で取得した地点位置情報およびURIを用いた処理の内容を判断する。当該判断は、例えば、当該処理の内容を示す情報が予め決められた記憶領域に格納されており、当該情報を用いて行う。そして、当該処理の内容が、アイコンの出力である場合は、ステップS304に進み、Webページの出力である場合は、ステップS305に進み、URIの出力である場合は、ステップS307に進み、経路の探索である場合は、ステップS308に進む。
(ステップS304)処理部107は、地図情報とアイコンとを出力する。このとき、処理部107は、ステップS301で取得した地点位置情報が示す地図上の位置にアイコンを出力する。そして、上位処理にリターンする。
(ステップS305)処理部107は、ステップS301で取得したURIにより識別されるWebページを取得する。
(ステップS306)処理部107は、地図情報とステップS305で取得したWebページとを出力する。そして、上位処理にリターンする。
(ステップS307)処理部107は、地図情報とステップS305で取得したURIとを出力する。このとき、処理部107は、ステップS301で取得した地点位置情報が示す地図上の位置にURIを出力する。そして、上位処理にリターンする。
(ステップS308)処理部107は、現在位置情報を取得する。
(ステップS309)処理部107は、地図情報と、ステップS308で取得した現在位置情報と、ステップS301で取得した地点位置情報とを用いて、現在位置情報が示す位置から、地点位置情報が示す位置までの経路を探索する。そして、処理部107は、当該経路を示す経路情報を取得する。
(ステップS310)処理部107は、地図情報とステップS309で取得した経路情報とを出力する。そして、上位処理にリターンする。
図4は、図2のフローチャートのステップS212の課金処理を示すフローチャートである。なお、図4のフローチャートにおいて、料金管理情報格納部104には、m個の料金管理情報が格納されているものとする。
(ステップS401)料金情報取得部109は、地点情報蓄積部108が蓄積した地点情報が有する地点IDを取得する。
(ステップS402)料金情報取得部109は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS403)料金情報取得部109は、ステップS401で取得した地点IDがi番目の料金管理情報が有する地点ID条件である地点ID条件[i]を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS404に進み、そうでない場合は、ステップS405に進む。
(ステップS404)料金情報取得部109は、i番目の料金管理情報が有する料金情報である料金情報[i]を取得する。
(ステップS405)料金情報取得部109は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、ステップS407に進み、そうでない場合は、ステップS406に進む。
(ステップS406)料金情報取得部109は、iを1インクリメントする。そして、ステップS403に戻る。
(ステップS407)課金処理部110は、ステップS404で取得した料金情報を用いて、課金処理を行う。そして、上位処理にリターンする。
図5は、図2のフローチャートのステップS214のユーザIDを用いた処理を示すフローチャートである。なお、図5のフローチャートにおいて、ユーザ地点管理情報格納部103には、m個のユーザ地点管理情報が格納されているものとする。また、図5のフローチャートにおいて、地点情報は、URIを有するものとする。
(ステップS501)地点情報取得部106は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS502)地点情報取得部106は、i番目のユーザ地点管理情報が有するユーザIDであるユーザID[i]が、受付部105が受け付けたユーザIDと同一であるか否かを判断する。同一である場合は、ステップS503に進み、そうでない場合は、ステップS504に進む。
(ステップS503)地点情報取得部106は、i番目のユーザ地点管理情報が有する2以上の地点情報である地点情報[i]を取得する。
(ステップS504)地点情報取得部106は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、ステップS506に進み、そうでない場合は、ステップS505に進む。
(ステップS505)地点情報取得部106は、iを1インクリメントする。そして、ステップS502に戻る。
(ステップS506)地点情報取得部106は、他のユーザの地点情報を取得するか否かを判断する。当該判断は、例えば、他のユーザの地点情報を取得するか否かを示す情報が予め決められた記憶領域に格納されており、当該情報を用いて行う。そして、取得する場合は、ステップS507に進み、そうでない場合は、ステップS515に進む。
(ステップS507)地点情報取得部106は、カウンタiに1をセットする。
(ステップS508)地点情報取得部106は、i番目のユーザ地点管理情報が有するユーザIDであるユーザID[i]が、受付部105が受け付けたユーザIDと異なるか否かを判断する。異なる場合は、ステップS509に進み、そうでない場合は、ステップS513に進む。
(ステップS509)地点情報取得部106は、ユーザ地点管理情報[i]が有する2以上の地点情報である地点情報[i]を取得する。
(ステップS510)地点情報取得部106は、ステップS503で取得した2以上の地点情報と、ステップS509で取得した2以上の地点情報において共通する地点情報の数の割合を算出する。
(ステップS511)地点情報取得部106は、ステップS510で算出した割合がユーザ類似条件を満たすか否かを判断する。満たす場合は、ステップS512に進み、そうでない場合は、ステップS513に進む。
(ステップS512)地点情報取得部106は、ステップS509で取得した2以上の地点情報から、ステップS501で取得した2以上の地点情報とは異なる1以上の地点情報を取得する。
(ステップS513)地点情報取得部106は、iがmであるか否かを判断する。mである場合は、ステップS515に進み、そうでない場合は、ステップS514に進む。
(ステップS514)地点情報取得部106は、iを1インクリメントする。そして、ステップS508に戻る。
(ステップS515)処理部107は、ステップS503またはステップS512で取得した地点情報を用いた処理を行う。この処理の詳細は、図6のフローチャートを用いて説明する。そして、上位処理にリターンする。
図6は、図5のフローチャートのステップS515の地点情報を用いた処理を示すフローチャートである。
(ステップS601)処理部107は、地点情報取得部106が取得した地点情報を用いた処理の内容を判断する。当該判断は、例えば、当該処理の内容を示す情報が予め決められた記憶領域に格納されており、当該情報を用いて行う。そして、当該処理の内容が、アイコンの出力である場合は、ステップS602に進み、Webページの出力である場合は、ステップS603に進み、URIの出力である場合は、ステップS605に進み、経路の探索である場合は、ステップS606に進む。
(ステップS602)処理部107は、地図情報とアイコンとを出力する。このとき、処理部107は、地点情報取得部106が取得した地点情報が有する地点位置情報が示す地図上の位置にアイコンを出力する。そして、上位処理にリターンする。
(ステップS603)処理部107は、地点情報取得部106が取得した地点情報が有するURIにより識別されるWebページを取得する。
(ステップS604)処理部107は、地図情報とステップS603で取得したWebページとを出力する。そして、上位処理にリターンする。
(ステップS605)処理部107は、地図情報と地点情報取得部106が取得した地点情報が有するURIとを出力する。このとき、処理部107は、地点情報取得部106が取得した地点情報が有する地点位置情報が示す地図上の位置にURIを出力する。そして、上位処理にリターンする。
(ステップS606)処理部107は、現在位置情報を取得する。
(ステップS607)処理部107は、地図情報と、ステップS606で取得した現在位置情報と、地点情報取得部106が取得した地点情報が有する地点位置情報とを用いて、現在位置情報が示す位置から、地点位置情報が示す位置までの経路を探索する。そして、処理部107は、当該経路を示す経路情報を取得する。
(ステップS608)処理部107は、地図情報とステップS607で取得した経路情報とを出力する。そして、上位処理にリターンする。
なお、上記で説明した地図情報処理装置1の全体動作は、あくまで一例である。つまり、地図情報処理装置1の全体動作は、上記の説明に限定されるものではない。
(具体例)
次に、地図情報処理装置1の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、地図情報処理装置1は、カーナビゲーション装置(以下、適宜、カーナビとする)であるものとする。
(例1)
本例において、地点IDを受け付け、地点位置情報を取得し、当該地点位置情報が示す地図上の位置にアイコンを出力する例、および当該位置までの経路を出力する例について説明する。なお、本例において、地点情報格納部102には、図7に示す地点情報が格納されているものとする。当該地点情報は、地点ID(項目名:ID)と、地点位置情報(項目名:位置)と、URIと、地点名称情報(項目名:名称)とを有する。
まず、ユーザがカーナビを操作し、地点IDを入力したとする。当該地点IDは、「00000012」であるものとする。すると、受付部105は、当該地点IDを受け付ける。
次に、地点情報取得部106は、図7の地点情報から、地点ID「00000012」に対応する地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」を取得する。
次に、処理部107は、地図情報を取得する。当該地図情報は、例えば、地点情報取得部106が取得した地点位置情報が示す地図上の位置を中心とする地図を示す地図情報であることが好適である。そして、処理部107は、当該地図情報とアイコンとを出力する。このとき、処理部107は、地点情報取得部106が取得した地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」が示す地図上の位置にアイコンを出力する。このときの様子は、例えば、図8である。
また、処理部107は、例えば、現在位置情報を取得する。そして、処理部107は、地図情報と、当該現在位置情報と、取得した地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」とを用いて、当該現在位置情報が示す位置を出発地とし、当該地点位置情報が示す地図上の位置を目的地とする経路を探索する。そして、処理部107は、当該経路を示す経路情報を取得する。そして、処理部107は、地図情報と当該経路情報とを出力する。このときの様子は、例えば、図9である。
(例2)
本例において、地点IDを受け付け、地点位置情報とURIとを取得し、当該地点位置情報が示す地図上の位置に当該URIを出力する例、および当該URIにより識別されるWebページを出力する例について説明する。なお、本例において、地点情報格納部102には、図7に示す地点情報が格納されているものとする。
まず、例1と同様に、ユーザがカーナビを操作した結果、受付部105が、地点ID「00000012」を受け付けたとする。
次に、地点情報取得部106は、図7の地点情報から、地点ID「00000012」に対応する地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」とURI「http://www.00000012.com/」とを取得する。
次に、処理部107は、地図情報を取得する。そして、処理部107は、当該地図情報とURIとを出力する。このとき、処理部107は、取得した地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」が示す地図上の位置にURIを出力する。このときの様子は、例えば、図10である。
また、処理部107は、例えば、地点情報取得部106が取得したURI「http://www.00000012.com/」により識別されるWebページを取得する。そして、処理部107は、地図情報を取得する。そして、処理部107は、当該地図情報と当該Webページとを出力する。このときの様子は、例えば、図11である。図11において、左側の領域に地図情報が出力され、右側の領域にWebページが出力されている。
(例3)
本例において、ユーザIDを受け付け、類似するユーザに対応する地点情報を取得し、当該地点位置情報が示す地図上の位置にアイコンを出力する例について説明する。なお、本例において、ユーザ地点管理情報格納部103には、図12に示すユーザ地点管理情報が格納されているものとする。当該地点管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、ユーザIDと、地点IDと、地点位置情報(項目名:位置)と、URIと、地点名称情報(項目名:名称)とを有する。
まず、ユーザがカーナビを操作し、ユーザIDを入力したとする。当該ユーザIDは、「202.24.15.51」であるものとする。すると、受付部105は、当該ユーザIDを受け付ける。
次に、地点情報取得部106は、図12のユーザ地点管理情報から、ユーザID「202.24.15.51」に対応する「ID=011」、「ID=012」、「ID=013」、「ID=014」の地点情報を取得する。当該4個の地点情報を、以下、適宜、自地点情報とする。
次に、地点情報取得部106は、図12のユーザ地点管理情報から、ユーザID「202.24.15.51」とは異なるユーザID「202.24.14.83」に対応する「ID=015」、「ID=016」、「ID=017」、「ID=018」、「ID=019」の5個の地点情報と、ユーザID「202.24.12.76」に対応する「ID=020」の1個の地点情報とを取得する。当該取得した地点情報を、以下、適宜、他地点情報とする。
次に、地点情報取得部106は、上記取得した5個の他地点情報のうち、「ID=015」、「ID=018」、「ID=019」の3個の地点情報が、自地点情報と同一であると判断する。そして、地点情報取得部106は、同一の地点情報の数の割合「3/5=60%」を算出する。
次に、地点情報取得部106は、上記取得した1個の他地点情報について、自地点情報と同一でないと判断する。そして、地点情報取得部106は、同一の地点情報の数の割合「0/1=0%」を算出する。
ここで、ユーザ類似条件「同一地点割合≧60%」であるとする。すると、地点情報取得部106は、上記で算出した割合「60%」が当該ユーザ類似条件を満たすと判断する。そして、地点情報取得部106は、上記取得した5個の他地点情報から、4個の自地点情報とは異なる地点情報である図12の「ID=016」、「ID=017」の地点情報を取得する。
次に、処理部107は、地図情報を取得する。当該地図情報は、例えば、地点情報取得部106が取得した2個の地点情報の平均値により示される地図上の位置を中心とする地図を示す地図情報であることが好適である。そして、処理部107は、当該地図情報とアイコンとを出力する。このとき、処理部107は、地点情報取得部106が取得した2個の地点情報が有する2個の地点位置情報「(N34.99XX,E135.XX91)」、「(N34.66XX,E134.XX48)」が示す地図上の位置にアイコンを出力する。このときの様子は、例えば、図13である。
(例4)
本例において、地点情報およびユーザ地点管理情報を蓄積する例、および課金処理の例について説明する。なお、本例において、料金管理情報格納部104には、図14に示す料金管理情報が格納されているものとする。当該料金管理情報は、レコードを一意に特定するためのIDと、地点ID条件(項目名:条件)と、料金情報(項目名:料金)とを有する。
まず、ユーザがカーナビを操作し、ユーザIDと位置情報とを入力したとする。すると、受付部105は、当該ユーザIDと位置情報とを受け付ける。
次に、地点情報蓄積部108は、地点IDを取得する。ここで、地点情報蓄積部108は、8桁の乱数を生成し、地点ID「00001234」を取得したものとする。
次に、地点情報蓄積部108は、受付部105が受け付けた位置情報と、取得した地点ID「00001234」とを対応付け、地点情報を構成する。そして、地点情報蓄積部108は、当該地点情報を、地点情報格納部102に蓄積する。
次に、地点情報蓄積部108は、構成した地点情報と、受付部105が受け付けたユーザIDとを対応付け、ユーザ地点管理情報を構成する。そして、地点情報蓄積部108は、当該ユーザ地点管理情報を、ユーザ地点管理情報格納部103に蓄積する。
次に、料金情報取得部109は、蓄積された地点情報が有する地点ID「00001234」を取得する。そして、料金情報取得部109は、当該地点IDが、図14の「ID=014」の地点ID条件「地点ID=00001234」を満たすと判断する。そして、料金情報取得部109は、図14の「ID=014」の料金情報「\240」を取得する。
次に、課金処理部110は、料金情報「¥240」を用いて、課金処理を行う。例えば、課金処理部110は、予め保持している1以上のユーザ課金管理情報のうち、受付部105が受け付けたユーザIDと同一のユーザIDを有するユーザ課金管理情報が有する料金情報に対して、料金情報「¥240」を加算する。
また、例えば、受付部105がユーザIDと地点IDとを受け付けたとする。すると、地点情報取得部106は、例1と同様に、当該地点IDに対応する地点位置情報とURIとを、地点情報格納部102から取得する。
次に、地点情報蓄積部108は、受付部105が受け付けたユーザIDと、地点情報取得部106が取得した地点位置情報とURIとを対応付け、ユーザ地点管理情報を構成する。そして、地点情報蓄積部108は、当該ユーザ地点管理情報を、ユーザ地点管理情報格納部103に蓄積する。
以上、本実施の形態による地図情報処理装置1によれば、ユーザがIDにより指定した地点の位置を用いた処理を行うことができる。例えば、地図情報処理装置1によれば、ユーザがIDにより指定した地点の位置を、アイコンなどにより、地図上に出力することができる。また、例えば、地図情報処理装置1によれば、現在位置を出発地とし、ユーザがIDにより指定した地点の位置を目的地とする経路を地図上に出力することができる。また、例えば、地図情報処理装置1によれば、ユーザが登録した地点情報が有する地点IDに応じて、異なる料金情報による課金処理を行うことができる。また、例えば、地図情報処理装置1によれば、過去に指定した地点の位置や過去に登録した地点の位置などを、アイコンなどにより、地図上に出力することができる。
また、本実施の形態によれば、数字列などの文字列である地点IDを用いて、目的地設定などの地図情報処理を行えることにより、多数の地点を同様に扱える、という新しいユーザインターフェイス環境を有する地図情報処理装置を提供できる。
なお、本実施の形態において、地図情報処理装置1は、料金情報取得部109、課金処理部110を備えていなくてもよい。この場合、地図情報処理装置1は、地点情報蓄積部108による地点情報の蓄積に応じて、課金処理を行わない。
(実施の形態2)
本実施の形態において、地図情報処理装置3と、端末装置4とを備える地図情報処理システム2について説明する。
図15は、本実施の形態における地図情報処理システム2の概念図である。図15において、地図情報処理装置3と、端末装置4とは、ネットワーク5を介して接続されている。ネットワーク5は、無線または有線の通信回線であり、例えば、インターネットやイントラネット、LAN(Local Area Network)、公衆電話回線網などである。また、端末装置4は、通常、1以上である。
図16は、本実施の形態における端末装置4のブロック図である。端末装置4は、端末受付部401、端末送信部402、端末受信部403、端末出力部404を備える。なお、地図情報処理装置3のブロック図は、図1の地図情報処理装置1のブロック図において、受付部105を受付部305に、地点情報取得部106を地点情報取得部306に、処理部107を処理部307に置き換えたものである。
受付部305は、情報または指示を、端末装置4から受信する。当該情報および指示は、受付部105が受け付ける情報および指示と同様であるので、説明を省略する。
地点情報取得部306は、地点位置情報、URI、地点情報のいずれかの情報を、地点情報格納部102またはユーザ地点管理情報格納部103から取得する。地点情報取得部306は、通常、受付部305が受信した情報に応じて、これらのいずれかの情報を取得する。なお、地点情報取得部306が行う処理や動作などは、受付部305が受信した情報を用いること以外は、地点情報取得部106が行う処理や動作などと同様であるので、説明を省略する。
処理部307は、地図情報格納部101に格納されている地図情報と、地点情報取得部306が取得した情報(以下、適宜、取得情報とする)とを用いて、予め決められた処理を行う。なお、処理部307が行う情報の出力は、通常、端末装置4への情報の送信である。また、処理部307が行う処理や動作などは、端末装置4へ情報を送信すること以外は、処理部107が行う処理や動作などと同様であるので、説明を省略する。
端末受付部401は、情報および指示を受け付ける。当該情報および指示は、受付部105が受け付ける情報および指示と同様であるので、説明を省略する。また、端末受付部401が電源ONの指示や、電源OFFの指示などの指示を受け付けた場合、端末装置4は、通常、これらの指示に従った処理を行う。
なお、受付部305における情報や指示などの入力手段は、メニュー画面によるものや、キーボードなど、何でもよい。受付部305は、メニュー画面の制御ソフトウェアや、キーボード等の入力手段のデバイスドライバなどで実現され得る。
端末送信部402は、端末受付部401が受け付けた情報を、地図情報処理装置3に送信する。また、端末送信部402は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されてもよい。
端末受信部403は、地図情報処理装置3から、地図情報、地点位置情報、URI、地点情報、経路情報などを受信する。また、端末受信部403は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されてもよい。
端末出力部404は、通常、端末受信部403が受信した情報を出力する。端末出力部404が行う出力は、端末受信部403が受信した情報を出力すること以外は、処理部107が行う出力と同様であるので、説明を省略する。また、端末出力部404は、ディスプレイやスピーカーなどの出力デバイスを含むと考えてもよいし、含まないと考えてもよい。端末出力部404は、出力デバイスのドライバソフトまたは、出力デバイスのドライバソフトと出力デバイスなどで実現され得る。
なお、地図情報処理システム2の全体動作について、フローチャートを用いて説明する。なお、地図情報処理装置3の全体動作は、図2から図6のフローチャートと同様であるので、説明を省略する。つまり、地図情報処理装置3の全体動作は、図2から図6のフローチャートにおいて、「受け付け」を「受信」に、「出力」を「送信」に置き換えたものである。
端末装置4の全体動作について、図17のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1701)端末装置4は、端末受付部401が電源ONの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS1702に進み、そうでない場合は、ステップS1701に戻る。
(ステップS1702)端末装置4は、電源ONの処理を行う。
(ステップS1703)端末送信部402は、端末受付部401が地点IDを受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS1704に進み、そうでない場合は、ステップS1705に進む。
(ステップS1704)端末送信部402は、ステップS1703で受け付けた地点IDを、地図情報処理装置3に送信する。
(ステップS1705)端末送信部402は、端末受付部401がユーザIDを受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS1706に進み、そうでない場合は、ステップS1711に進む。
(ステップS1706)端末送信部402は、ステップS1705で受け付けたユーザIDを、地図情報処理装置3に送信する。
(ステップS1707)端末出力部404は、端末受信部403が地図情報と地点位置情報または地点情報とを受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS1708に進み、そうでない場合は、ステップS1709に進む。
(ステップS1708)端末出力部404は、ステップS1707で受信した地図情報とアイコンとを出力する。このとき、端末出力部404は、ステップS1707で受信した地点位置情報またはステップS1707で受信した地点情報が有する地点位置情報が示す地図上の位置にアイコンを出力する。
(ステップS1709)端末出力部404は、端末受信部403が地図情報と経路情報とを受信したか否かを判断する。受信した場合は、ステップS1710に進み、そうでない場合は、ステップS1711に進む。
(ステップS1710)端末出力部404は、ステップS1709で受信した地図情報と経路情報とを出力する。
(ステップS1711)端末送信部402は、端末受付部401が位置情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS1712に進み、そうでない場合は、ステップS1713に進む。
(ステップS1712)端末送信部402は、ステップS1711で受け付けた位置情報を、地図情報処理装置3に送信する。
(ステップS1713)端末送信部402は、端末受付部401が地点情報を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS1714に進み、そうでない場合は、ステップS1715に進む。
(ステップS1714)端末送信部402は、ステップS1713で受け付けた地点情報を、地図情報処理装置3に送信する。
(ステップS1715)端末装置4は、端末受付部401が電源OFFの指示を受け付けたか否かを判断する。受け付けた場合は、ステップS1716に進み、そうでない場合は、ステップS1703に戻る。
(ステップS1716)端末装置4は、電源OFFの処理を行う。そして、ステップS1701に戻る。
なお、図17のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理を終了してもよい。
なお、上記で説明した端末装置4の全体動作は、あくまで一例である。つまり、端末装置4の全体動作は、上記の説明に限定されるものではない。
(具体例)
次に、地図情報処理システム2の動作の具体例について説明する。なお、本具体例において、地図情報処理装置3は、サーバ装置(以下、適宜、サーバとする)であるものとする。また、端末装置4は、スマートフォン(以下、適宜、スマホとする)であるものとする。また、実施の形態1で説明した内容については、適宜、説明を省略する。
(例1)
本例において、地点IDを受信し、地点位置情報を取得し、地図情報と地点位置情報とを端末装置4に送信する例、および地図情報と経路情報とを端末装置4に送信する例について説明する。なお、本例において、地点情報格納部102には、図7に示す地点情報が格納されているものとする。
まず、ユーザがスマホを操作し、地点IDを入力したとする。当該地点IDは、「00000012」であるものとする。すると、端末受付部401は、当該地点IDを受け付ける。
次に、端末送信部402は、地点ID「00000012」をサーバに送信する。
次に、サーバの受付部305は、地点ID「00000012」を受信する。
次に、地点情報取得部306は、図7の地点情報から、地点ID「00000012」に対応する地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」を取得する。
次に、処理部307は、地図情報を取得する。当該地図情報は、例えば、地点情報取得部106が取得した地点位置情報が示す地図上の位置を中心とする地図を示す地図情報であることが好適である。そして、処理部307は、当該地図情報と地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」とを、スマホに送信する。
次に、スマホの端末受信部403は、地図情報と地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」とを受信する。
次に、端末出力部404は、端末受信部403が受信した地図情報とアイコンとを出力する。このとき、端末出力部404は、端末受信部403が受信した地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」が示す地図上の位置にアイコンを出力する。このときの様子は、例えば、図8である。
また、処理部307は、例えば、スマホの現在位置情報を取得する。そして、処理部307は、地図情報と、当該現在位置情報と、取得した地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」とを用いて、当該現在位置情報が示す位置を出発地とし、当該地点位置情報が示す地図上の位置を目的地とする経路を探索する。そして、処理部307は、当該経路を示す経路情報を取得する。そして、処理部307は、地図情報と当該経路情報とを、スマホに送信する。
次に、スマホの端末受信部403は、地図情報と経路情報とを受信する。
次に、端末出力部404は、端末受信部403が受信した地図情報と経路情報とを出力する。このときの様子は、例えば、図9である。
(例2)
本例において、地点IDを受信し、地点位置情報とURIとを取得し、地図情報と地点位置情報とURIとを端末装置4に送信する例、および地図情報とWebページとを端末装置4に送信する例について説明する。なお、本例において、地点情報格納部102には、図7に示す地点情報が格納されているものとする。
まず、例1と同様に、ユーザがスマホを操作した結果、端末受付部401が、地点ID「00000012」を受け付けたとする。
次に、端末送信部402は、地点ID「00000012」をサーバに送信する。
次に、サーバの受付部305は、地点ID「00000012」を受信する。
次に、地点情報取得部306は、図7の地点情報から、地点ID「00000012」に対応する地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」とURI「http://www.00000012.com/」とを取得する。
次に、処理部307は、地図情報を取得する。そして、処理部307は、当該地図情報と地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」とURI「http://www.00000012.com/」とを、スマホに送信する。
次に、スマホの端末受信部403は、地図情報と地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」とURI「http://www.00000012.com/」とを受信する。
次に、端末出力部404は、端末受信部403が受信した地図情報とURIとを出力する。このとき、端末出力部404は、受信した地点位置情報「(N35.33XX,E135.XX37)」が示す地図上の位置にURIを出力する。このときの様子は、例えば、図10である。
また、処理部307は、例えば、地点情報取得部306が取得したURI「http://www.00000012.com/」により識別されるWebページを取得する。そして、処理部307は、地図情報を取得する。そして、処理部307は、当該地図情報と当該Webページとを、スマホに送信する。
次に、スマホの端末受信部403は、地図情報とWebページとを受信する。
次に、端末出力部404は、端末受信部403が受信した地図情報とWebページとを出力する。このときの様子は、例えば、図11である。
(例3)
本例において、ユーザIDを受信し、類似するユーザに対応する地点情報を取得し、地図情報と地点情報とを端末装置4に送信する例について説明する。なお、本例において、ユーザ地点管理情報格納部103には、図12に示すユーザ地点管理情報が格納されているものとする。
まず、ユーザがスマホを操作し、ユーザIDをサーバに送信するための操作を行ったとする。当該ユーザIDは、「202.24.15.51」であるものとする。また、当該ユーザIDは、予め決められた記憶領域に格納されているものとする。すると、端末受付部401は、ユーザIDを送信する指示であるユーザID送信指示を受け付ける。
次に、端末送信部402は、予め決められた記憶領域に格納されているユーザID「202.24.15.51」をサーバに送信する。
次に、サーバの受付部305は、ユーザID「202.24.15.51」を受信する。
次に、地点情報取得部306は、実施の形態1の具体例と同様に、図12の「ID=016」、「ID=017」の地点情報を取得する。
次に、処理部307は、地図情報を取得する。当該地図情報は、例えば、地点情報取得部306が取得した2個の地点情報の平均値により示される地図上の位置を中心とする地図を示す地図情報であることが好適である。そして、処理部307は、当該地図情報と当該2個の地点情報とを、スマホに送信する。
次に、スマホの端末受信部403は、地図情報と2個の地点情報とを受信する。
次に、端末出力部404は、端末受信部403が受信した地図情報とアイコンとを出力する。このとき、処理部307は、端末受信部403が受信した2個の地点情報が有する2個の地点位置情報「(N34.99XX,E135.XX91)」、「(N34.66XX,E134.XX48)」が示す地図上の位置にアイコンを出力する。このときの様子は、例えば、図13である。
以上、本実施の形態による地図情報処理システム2によれば、ユーザがIDにより指定した地点の位置を用いた処理を行うことができる。例えば、地図情報処理システム2によれば、ユーザがIDにより指定した地点の位置を、アイコンなどにより、地図上に出力することができる。また、例えば、地図情報処理システム2によれば、現在位置を出発地とし、ユーザがIDにより指定した地点の位置を目的地とする経路を地図上に出力することができる。また、例えば、地図情報処理システム2によれば、ユーザが登録した地点情報が有する地点IDに応じて、異なる料金情報による課金処理を行うことができる。また、例えば、地図情報処理システム2によれば、過去に指定した地点の位置や過去に登録した地点の位置などを、アイコンなどにより、地図上に出力することができる。
また、本実施の形態によれば、数字列などの文字列である地点IDを用いて、各種の地図情報処理を行えることにより、多数の地点を同様に扱える、という新しいユーザインターフェイス環境を有する地図情報処理システムを提供できる。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されてもよいことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態における地図情報処理装置は、例えば、スタンドアロンの装置であってもよいし、サーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置であってもよい。
また、上記各実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよいし、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよいし、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。
また、上記各実施の形態における地図情報処理装置を実現するソフトウェアは、例えば、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、地図を示す情報である地図情報が格納される地図情報格納部と、地点を識別する情報である地点IDと、地点の位置を示す情報である地点位置情報とを有する情報である1以上の地点情報が格納される地点情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、地点IDを受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた地点IDに対応する地点位置情報を、前記地点情報格納部から取得する地点情報取得部と、前記地図情報と、前記地点情報取得部が取得した地点位置情報とを用いて、予め決められた処理を行う処理部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。
また、上記プログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよいし、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよいし、複数であってもよい。つまり、集中処理を行ってもよいし、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、図18は、前述のプログラムを実行して、前述の実施の形態の地図情報処理装置等を実現するコンピュータシステム9の概観図である。前述の実施の形態は、コンピュータハードウェア、およびその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。
図18において、コンピュータシステム9は、CD−ROMドライブ9011を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図19は、コンピュータシステム9のブロック図である。図19において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ9011に加えて、MPU9013と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM9014と、MPU9013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM9015と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、およびデータを記憶するためのハードディスク9015と、CD−ROMドライブ9011、MPU9012等を相互に接続するバス9016とを備える。ここでは図示しないが、コンピュータ901は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを備えていてもよい。
コンピュータシステム9に、前述の実施の形態の地図情報処理装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM9101に記憶されて、CD−ROMドライブ9011に挿入され、さらにハードディスク9015に転送されてもよい。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク9015に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM9014にロードされる。プログラムは、CD−ROM9101またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、前述の実施の形態の地図情報処理装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいればよい。コンピュータシステム9がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。