JP2013155624A - 排気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】浄化部材を通らない排気を低減できる排気浄化装置を得る。
【解決手段】浄化部材1の外周にマット2を1巻きして、マット2を巻いた浄化部材1を排気が通る筒状シェル4に装着し、通過する排気を浄化する。マット2は、浄化部材1を一周して突き合わされる一方の端21を凹状に形成すると共に、他方の端22を凸状に形成して噛み合わせ、かつ、排気流れ方向のマット2の全幅に対する凹状と凸状との各端21,22の幅が占める割合を略同一に形成した。また、凹状の端21と凸状の端22とはマット2の巻付け方向に対して左右対称で、凹状の端21と凸状の端22との噛み合わせは排気流れ方向で密着させた。
【選択図】 図1
【解決手段】浄化部材1の外周にマット2を1巻きして、マット2を巻いた浄化部材1を排気が通る筒状シェル4に装着し、通過する排気を浄化する。マット2は、浄化部材1を一周して突き合わされる一方の端21を凹状に形成すると共に、他方の端22を凸状に形成して噛み合わせ、かつ、排気流れ方向のマット2の全幅に対する凹状と凸状との各端21,22の幅が占める割合を略同一に形成した。また、凹状の端21と凸状の端22とはマット2の巻付け方向に対して左右対称で、凹状の端21と凸状の端22との噛み合わせは排気流れ方向で密着させた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関からの排気を浄化する排気浄化装置に関する。
従来より、特許文献1に示すように、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関の排気流路に介装される触媒やディーゼル・パティキュレート・フィルタ(以下、DPFという。)等の浄化部材により、排気を浄化する排気浄化装置は、浄化部材の外周にマットを1巻きして、マットを巻いた浄化部材を排気が通る筒状シェルに装着している。
しかしながら、こうした従来のものでは、浄化部材の外径のバラツキが大きく、浄化部材の外周にマットを巻くと、突き合わせるマットの両端の間に隙間ができ、この隙間を通して排気が排出される場合があるという問題があった。
本発明の課題は、浄化部材を通らない排気を低減できる排気浄化装置を提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
外周にマットが巻かれた浄化部材を排気が通る筒状シェルに装着し、通過する排気を浄化する排気浄化装置において、マットのうち浄化部材を一周して突き合わされる一方の端に設けられ、排気流れ方向に互いに離隔した一対の突部を有して凹状に形成された凹状の端と、マットのうち浄化部材を一周して突き合わされる他方の端に設けられ、排気流れ方向中間部に形成された突部を有して凸状に形成された凸状の端とを有し、凹状の端と凸状の端とが噛み合わせられ、さらに、排気流れ方向のマットの全幅に対する、凹状の端を構成する一対の突部の幅寸法の総和と凸状の端を構成する突部の幅寸法とが占める割合が略同一である排気浄化装置がそれである。その際、凹状の端と凸状の端とは前記マットの巻付け方向に対して左右対称である構成とするとよい。また、凹状の端と凸状の端との噛み合わせは前記排気流れ方向で密着させた構成とするとよい。
外周にマットが巻かれた浄化部材を排気が通る筒状シェルに装着し、通過する排気を浄化する排気浄化装置において、マットのうち浄化部材を一周して突き合わされる一方の端に設けられ、排気流れ方向に互いに離隔した一対の突部を有して凹状に形成された凹状の端と、マットのうち浄化部材を一周して突き合わされる他方の端に設けられ、排気流れ方向中間部に形成された突部を有して凸状に形成された凸状の端とを有し、凹状の端と凸状の端とが噛み合わせられ、さらに、排気流れ方向のマットの全幅に対する、凹状の端を構成する一対の突部の幅寸法の総和と凸状の端を構成する突部の幅寸法とが占める割合が略同一である排気浄化装置がそれである。その際、凹状の端と凸状の端とは前記マットの巻付け方向に対して左右対称である構成とするとよい。また、凹状の端と凸状の端との噛み合わせは前記排気流れ方向で密着させた構成とするとよい。
本発明の排気浄化装置は、マットを凹状の端と凸状の端とで噛み合わせ、かつ、排気流れ方向のマットの全幅に対する凹状と凸状との各端の幅が占める割合を略同一に形成したので、浄化部材を通らない排気を低減できるという効果を奏する。
以下本発明を実施するための形態を図面に基づいて詳細に説明する。図3(イ)に示すように、1は触媒やDPF等の浄化部材で、浄化部材1の外周にマット2が1巻きされる。マット2は、例えば、アルミナ繊維をバインダーで保持して平板状に形成したものであり、断熱、緩衝、熱膨張差吸収等のために巻き付けられる。
このマット2を巻き付けた浄化部材1を図3(ロ)に示すように、筒状シェル4に装着する。筒状シェル4に装着する際には、マット2と浄化部材1の外周との間、及び、マット2と筒状シェル4の内周との間に隙間ができないように密着される。例えば、筒状シェル4内にマット2を巻き付けた浄化部材1を挿入して、筒状シェル4を縮径加工して密着させる。あるいは、マット2を径方向に圧縮した状態で筒状シェル4内に挿入して密着させるようにしている。
図3(ロ)に示すように、筒状シェル4の両端には、テーパ状に縮径するテーパ部6,8と、ストレートな接続部10,12とが一体的に形成されている。テーパ部6,8と接続部10,12とは、筒状シェル4と別体で形成して溶接等により接続してもよく、あるいは、パイプを縮径加工して、筒状シェル4とテーパ部6,8と接続部10,12とを一体で形成してもよい。
前述したマット2は、図1に示すように、浄化部材1への巻付け方向の一方の端21を凹状に形成すると共に、他方の端22を凸状に形成している。マット2の巻付け方向の長さは、浄化部材1の外周にマット2を巻き付けた際に、凹状の端21と凸状の端22とが噛み合う長さに形成されている。また、マット2の排気流れ方向の幅Wは巻付け方向の全周でほぼ同一に形成されている。
浄化部材1の外径の製造誤差は比較的大きく、マット2の巻付け方向の長さをバラツキなく正確に形成しても、浄化部材1にマット2を巻き付けた際には、マット2の巻付け方向に隙間24a,24b,24cが生じる。
凹状の端21は中央の窪み21aと互いに離隔して両側に設けられた一対の突部21b,21cとを有し、凸状の端22は中央の突部22aと両側の切欠22b,22cとを有する。凹状の端21の窪み21aに凸状の端22の突部22aとが噛み合うように形成されており、本実施形態では、凹状の端21と凸状の端22とを噛み合わせた際には、窪み21aの両側面と、突部22aの両側面とが密着して、排気流れ方向では凹状の端21と凸状の端22とが密着するように形成されている。
また、凹状の端21の突部21bの幅Aと凸状の端22の切欠22bの幅Aとは略同一で、凹状の端21の窪み21aの幅Bと凸状の端22の突部22aの幅Bとは略同一で、また、凹状の端21の突部21cの幅Cと凸状の端22の切欠22cの幅Cとは略同一に形成されている。
更に、本実施形態では、各幅A,B,Cは比A:B:C=1:2:1となるように形成されている。これにより、凹状の端21と凸状の端22との形状は、マット2の巻付け方向に対して左右対称となるように形成されている。尚、左右対称形状に限らず、各幅A,B,Cは比A:B:C=0.5:2:1.5、あるいは、比A:B:C=0.8:2:1.2等となるように形成しても実施可能である。
排気流れ方向のマット2の全幅Wに対する凹状の端21の両突部21b,21cの合計幅(=A+C)と凸状の端22の突部22aの幅Bとが占める割合を略同一((A+C)/W≒B/W≒1/2)に形成している。
次に、前述した本実施形態の排気浄化装置の作動について説明する。図3に示すように、上流側の排気流路から接続部10に排気が流入すると、テーパ部6、浄化部材1、テーパ部8を通って、接続部12から下流側の排気流路に流出される。浄化部材1を排気が通過する際には、例えば、排気中のHC,CO,NOx等を酸化反応、または酸化・還元反応により排気を浄化、あるいは、微粒子を捕捉して排気を浄化する。
筒状シェル4内を排気が通過する際には、浄化部材1の外周と筒状シェル4の内周との間のマット2内を排気が通過する。特に、隙間24a,24b,24cがある箇所では、他よりも流路抵抗が小さく排気が通過しやすい。
図1に示すように、凹状の端21の両突部21b,21cと凸状の端22の両切欠22b,22cとの間の隙間24a,24c、及び凸状の端22の突部22a内を排気が通過する。また、凹状の端21の両突部21b,21c内、及び凹状の端21の窪み21aと凸状の端22の突部22aと間の隙間24bを排気が通過する。
前者での排気が通過する凸状の端22の突部22aの幅Bと、後者での排気が通過する凹状の端21の両突部21b,21cの合計幅(=A+C)とが略同一であるので、排気が通過する際の流路抵抗はほぼ同じである。従って、通過する排気の流量が前者の場合と後者の場合とでほぼ同じになり、特に、一方を多くの排気が流れ、マット2内を通過する排気の流量が多くなるのを抑制できる。
図2に示すように、凹状の端21と凸状の端22とを各幅A,B,Cが比A:B:C=1:1:1となるように形成する。この場合、凹状の端21の両突部21b,21cと凸状の端22の両切欠22b,22cとの間の隙間24a,24c、及び凸状の端22の突部22a内を排気が通る流路では、マット2の全幅Wに対する凸状の端22の突部22aの幅Bが占める割合が1/3となる。
よって、この流路の流路抵抗が、凹状の端21の両突部21b,21c内、及び凹状の端21の窪み21aと凸状の端22の突部22aと間の隙間24bからなる流路の流路抵抗よりも小さくなる。しかも、突部22aの幅Bが占める割合が1/3と小さくなるので、各幅A,B,Cの比A:B:C=1:2:1となるように形成した場合よりも、流路抵抗が小さくなる。
このため、凹状の端21の両突部21b,21cと凸状の端22の両切欠22b,22cとの間の隙間24a,24c、及び凸状の端22の突部22a内を通る排気が多くなる。しかも、マット2内を通過する排気の流量が、各幅A,B,Cの比A:B:C=1:2:1となるように形成した場合よりも多くなる。
また、各幅A,B,Cを比A:B:C=1:3:1となるように形成した場合には、凹状の端21の両突部21b,21c内、及び凹状の端21の窪み21aと凸状の端22の突部22aと間の隙間24bからなる流路の流路抵抗が小さくなり、同様に、マット2内を通過する排気の流量が多くなる。
このように、排気流れ方向のマット2の全幅Wに対する凹状の端21の両突部21b,21cの合計幅(=A+C)と凸状の端22の突部22aの幅Bとが占める割合を略同一((A+C)/W≒B/W≒1/2)に形成することにより、マット2内を通過する排気の流量を最も少なくすることができる。よって、浄化部材1を通らない排気を低減できる。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
1…浄化部材 2…マット
4…筒状シェル 6,8…テーパ部
10,12…接続部 21…凹状の端
21a…窪み 21b,21c…突部
22…凸状の端 22a…突部
22b,22c…切欠 24a,24b,24c…隙間
4…筒状シェル 6,8…テーパ部
10,12…接続部 21…凹状の端
21a…窪み 21b,21c…突部
22…凸状の端 22a…突部
22b,22c…切欠 24a,24b,24c…隙間
Claims (3)
- 外周にマットが巻かれた浄化部材を排気が通る筒状シェルに装着し、通過する前記排気を浄化する排気浄化装置において、
前記マットのうち前記浄化部材を一周して突き合わされる一方の端に設けられ、排気流れ方向に互いに離隔した一対の突部を有して凹状に形成された凹状の端と、
前記マットのうち前記浄化部材を一周して突き合わされる他方の端に設けられ、排気流れ方向中間部に形成された突部を有して凸状に形成された凸状の端とを有し、
前記凹状の端と前記凸状の端とが噛み合わせられ、
さらに、排気流れ方向の前記マットの全幅に対する、前記凹状の端を構成する一対の突部の幅寸法の総和と前記凸状の端を構成する突部の幅寸法とが占める割合が略同一であることを特徴とする排気浄化装置。 - 凹状の端と凸状の端とは前記マットの巻付け方向に対して左右対称であることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置。
- 凹状の端と凸状の端との噛み合わせは前記排気流れ方向で密着させたことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の排気浄化装置。
Priority Applications (1)
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19819083A1 (de) * | 1998-04-29 | 1999-11-04 | Bayerische Motoren Werke Ag | Abgaskatalysator mit einer Quellmatte |
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2012
- 2012-01-27 JP JP2012014828A patent/JP2013155624A/ja active Pending
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