JP2013154995A - Passenger conveyor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態は、乗客コンベアに関する。 Embodiments of the present invention relate to a passenger conveyor.
通常、乗客コンベア1は、図1及び図2に示すように、循環移動する無端状に連結された複数の踏段3を備え、踏段3への乗降口には機械室の開閉板となる乗降板2が配されている。当該乗降板2は、通常、複数に分割した長方形状の板より構成されており、図3に示すように、踏段側に向かって左右両端に設けられた支持枠4の上に踏段側から乗り場側に向かって並列に設置されてボルト止めされる。支持枠4は、建屋との区切りとなる垂直パネル4aと垂直パネル4aに取り付けられたL字パネル4bとから構成されている。また、当該乗降板2を構成する天板2aの表面には乗降客の滑り止めと意匠性とを兼ね備えたエッチング模様が施されている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
前記乗降板2の天板2aは通常1〜2mm厚程度の鋼板をプレスして製作されるものであり、天板2a単体では利用者が通過する際の荷重を支えることができない。そのため、図25〜図27に示すように、乗降板天板の下面に断面コの字型の補強材2bを溶接し、強度を増大させている。この補強材2bは、その底面が前記のL字形をなすL字パネル4bの底面上に載置されることにより乗降板2を支承する。
The top plate 2a of the boarding /
また、従来の乗降板102は、図25〜図27に示すように、その踏段側及び乗り場側の両端部に、隣接する乗降板と間に段差が生じないように段差防止金具105が取り付けられている。当該段差防止金具105は、図25に示すように、乗降板踏段側に2箇所、乗降板乗り場側に1箇所取り付けられており、図26に示すように、天板102aの端縁102a’から10〜20mmの間を除いて設置されている。
Further, as shown in FIGS. 25 to 27, the
そして、乗客コンベアの保守点検時には乗降板102の開閉作業が行われるが、その際には、図28及び図29に示すように、乗降板102の踏段側を支点にして乗り場側を持ち上げることとなる。従来の乗降板102は、例えば図30に示す状態から図31に示す状態までの傾斜角αの間は、補強材2bの下端2b’とL字パネル4bの底面4b’との接触点を支点として、乗降板102の乗り場側を持ち上げることになるため、天板端縁102a’には影響が及ばない。しかし、乗降板102を前記の傾斜角αを超えて持ち上げると、段差防止金具105は、天板102aの端縁102a’に段差防止金具105が達しないことにより乗降板踏段側の天板端縁102a’とL字パネル4bの頂部4b’’との接触が回避できない。その結果、図32に示すように、補強材2bの下端2b’が浮き上がって、L字パネル4bの頂部4b’’と天板端縁102a’との接触点を支点として、図29のBに示す接触状態で乗降板を持ち上げることになる。したがって、乗降板踏段側の天板端縁102a’に乗降板102の全重量が掛かってしまうことになる。
When the passenger conveyor is inspected, the opening / closing operation of the boarding /
本発明が解決しようとする課題は、乗降板を開閉する際に、乗降板の踏段側の端縁が、その下方の支持枠と接触しないように構成することにより、乗降板の乗り場側の持ち上げ時に乗降板の踏段側の端縁が支点にならない乗客コンベアを提供することである。 The problem to be solved by the present invention is that when the boarding board is opened and closed, the step-side edge of the boarding board does not come into contact with the lower support frame, thereby raising the boarding board on the landing side. It is sometimes to provide a passenger conveyor in which the step edge of the boarding board is not a fulcrum.
本発明の実施形態に係る乗客コンベアは、前記の段差防止金具に下部支えを追加し、乗降板の乗り場側を持ち上げて乗降板の開閉作業を行う際に、乗降板の踏段側の端縁が、その下方の支持枠と接触しない構成としたことにある。 When the passenger conveyor according to the embodiment of the present invention adds a lower support to the step-preventing bracket and lifts the boarding side of the boarding board to open and close the boarding board, the edge of the boarding side of the boarding board is The configuration is such that it does not come into contact with the lower support frame.
以下、本発明の実施の形態に係る乗客コンベアについて、図面を参照して説明する。なお、乗客コンベアの概略構成は、背景技術の項で述べたとおりであり、本発明の実施の形態は段差防止金具の改良であるため、段差防止金具について詳述し、その余の構成は背景技術の項で述べた構成を援用する。 Hereinafter, a passenger conveyor according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. The schematic configuration of the passenger conveyor is as described in the section of the background art, and since the embodiment of the present invention is an improvement of the step prevention metal fitting, the step prevention metal fitting will be described in detail, and the rest of the configuration is the background. The configuration described in the technical section is used.
図4〜図9は第1の実施の形態を示す。 4 to 9 show a first embodiment.
図4〜図6に示す段差防止金具15は、前面部15a、上部支え15b、中間支持部15c及び下部支え15dから構成される。上部支え15bは、隣接する乗降板との間に段差が生じるのを防ぐためのものである。下部支え15dは、乗降板12の開閉作業時に発生する天板12aの端縁12a’と支承枠4との接触を防ぐためのものである。中間支持部15cは、上部支え15bと下部支え15dをつなぐためのものであり、前面部15aは、上部支え15bから踏段側へ突出している。
4 to 6 includes a
前記上部支え15bは、乗降板12の側面側端部に切り欠き15eが設けられ、上部支え15b及び前面部15aが支承枠4と接触しない形状になっている。中間支持部15cにも切り欠きが設けられており、中間支持部15cの切り欠きにより段差防止金具15を乗降板12の補強材2bにボルト等を用いて固定できるようになっている。下部支え15dが形成される箇所は乗降板12を支える支承枠4の上方とし、これ以外の場所には下部支え15dを形成する必要はない。
The
乗降板12を開閉する際には、乗降板12の踏段側を支点として乗降板12の乗り場側を持ち上げる。このとき、図7に示すように、下部支え15dの端部15d’が支点となり、乗降板12端部と支承枠4が接触しない。すなわち、下部支え15dを形成したことによって、図8に示す乗降板12を持ち上げていない状態から、図9に示す乗降板の乗り場側を持ち上げた状態まで傾斜していく過程においては、段差防止金具15の下部支え15dの端部15d’が支承枠4のL字パネル4bの底面4b’と接触し、この接触点が支点となって乗降板12が持ち上がっていき、図9に示す傾斜角θ1の位置で天板12aの端縁12a’が支承枠4のL字パネル4bの頂部4b’’と接触することになる。この傾斜角θ1は、下部支え15dを形成したことにより、図31に示す従来の乗降板102における傾斜角αより大きく、乗降板12を取り外すために乗降板12の乗り場側を持ち上げるには十分な角度である。したがって、下部支え15dを形成したことにより、天板12aの端縁12a’が支承枠4のL字パネル4bの頂部4b’’と接触するまでに乗降板12を取り外すことが可能となる。
When opening and closing the
このように、乗降板12の開閉作業時の支点が段差防止金具15の下部支え15dの端部15d’である状態で乗降板12を取り外すことができ、天板12aの端縁12a’が支点になるところまで乗降板12を傾斜させる必要がない。したがって、天板12aの端縁12a’と支承枠4との接触がなくなり、そのため乗降板天板の端縁12a’に亀裂や曲がりによる歪みが発生しないので、乗降板12が損傷したり、乗降板天板表面の意匠性が損なわれるおそれがない。
Thus, the
図10〜図12は第2の実施の形態を示す。 10 to 12 show a second embodiment.
第2の実施の形態は、第1の実施の形態における中間支持部15cの高さを乗降板12の補強材2bの高さより低くしたものである。すなわち、図10〜図12に示す段差防止金具25は、前面部25a、上部支え25b、中間支持部25c及び下部支え25dから構成される。上部支え25bは、隣接する乗降板との間に段差が生じるのを防ぐためのものである。下部支え25dは、乗降板22の開閉作業時に発生する天板22aの端縁22a’と支承枠4との接触を防ぐためのものである。中間支持部25cは、上部支え25bと下部支え25dをつなぐためのものであり、補強材2bの高さよりも低く形成されている。前面部25aは、上部支え25bから踏段側へ突出している。
In the second embodiment, the height of the
前記上部支え25bは、乗降板22の側面側端部に切り欠き25eが設けられ、上部支え25b及び前面部25aが支承枠4と接触しない形状になっている。中間支持部25cにも切り欠きが設けられており、中間支持部25cの切り欠きにより段差防止金具25を乗降板22の補強材2bにボルト等を用いて固定できるようになっている。下部支え25dが形成される箇所は乗降板22を支える支承枠4の上方とし、これ以外の場所には下部支え25dを形成する必要はない。
The
乗降板22を開閉する際には、乗降板22の踏段側を支点として乗降板22の乗り場側を持ち上げる。このとき、下部支え25dの端部25d’が支点となり、乗降板22端部と支承枠4が接触しない。すなわち、下部支え25dを形成したことによって、図11に示す乗降板22を持ち上げていない状態から、図12に示す乗降板の乗り場側を持ち上げた状態まで傾斜していく過程においては、段差防止金具25の下部支え25dの端部25d’が支承枠4のL字パネル4bの底面4b’と接触し、この接触点が支点となって乗降板22が持ち上がっていき、図12に示す傾斜角θ2の位置で天板22aの端縁22a’が支承枠4のL字パネル4bの頂部4b’’と接触することになる。この傾斜角θ2は、下部支え25dを形成したことにより、図31に示す従来の乗降板102における傾斜角αより大きく、第1の実施の形態における傾斜角θ1より若干緩やかになるが、乗降板22を取り外すために乗降板22の乗り場側を持ち上げるには十分な角度である。したがって、下部支え25dを形成したことにより、天板22aの端縁22a’が支承枠4のL字パネル4bの頂部4b’’と接触するまでに乗降板22を取り外すことが可能となる。
When opening and closing the
このように、乗降板22の開閉作業時の支点が段差防止金具25の下部支え25dの端部25d’である状態で乗降板22を取り外すことができ、天板22aの端縁22a’が支点になるところまで乗降板22を傾斜させる必要がない。したがって、天板22aの端縁22a’と支承枠4との接触がなくなり、そのため乗降板天板の端縁22a’に亀裂や曲がりによる歪みが発生しないので、乗降板22が損傷したり、乗降板天板表面の意匠性が損なわれるおそれがない。
Thus, the boarding
また、乗降板22の補強材2bは乗降材22本体を支えるために取付けられているものである。本実施の形態においては、この乗降板22を支えている補強材2bの高さよりも、段差防止金具25の中間支持部25cを短くしているので、乗降板22の荷重を段差防止金具25で受けなくてすむ利点がある。
Further, the reinforcing
図13〜図15は第3の実施の形態を示す。 13 to 15 show a third embodiment.
第3の実施の形態は、第1の実施の形態における下部支え15dの長さを乗降板12の垂直方向投影面の端部よりも長く延出したものである。すなわち、図13〜図15に示す段差防止金具35は、前面部35a、上部支え35b、中間支持部35c及び下部支え35dから構成される。上部支え35bは、隣接する乗降板との間に段差が生じるのを防ぐためのものである。下部支え35dは、乗降板32の開閉作業時に発生する天板32aの端縁32a’と支承枠4との接触を防ぐためのものであり、下部支え35dの端部35d’は前面部35aよりも長く延出して形成されている。中間支持部35cは、上部支え35bと下部支え35dをつなぐためのものであり、前面部35aは、上部支え35bから踏段側へ突出している。
In the third embodiment, the length of the
前記上部支え35bは、乗降板32の側面側端部に切り欠き35eが設けられ、上部支え35b及び前面部35aが支承枠4と接触できない形状になっている。中間支持部35cにも切り欠きが設けられており、中間支持部35cの切り欠きにより段差防止金具35を乗降板32の補強材2bにボルト等を用いて固定できるようになっている。下部支え35dが形成される箇所は乗降板32を支える支承枠4の上方とし、これ以外の場所には下部支え35dを形成する必要はない。
The
乗降板32を開閉する際には、乗降板32の踏段側を支点として乗降板32の乗り場側を持ち上げる。このとき、下部支え35dの端部35d’が支点となり、乗降板32端部と支承枠4が接触しない。すなわち、下部支え35dを形成したことによって、図14に示す乗降板32を持ち上げていない状態から、図15に示す乗降板の乗り場側を持ち上げた状態まで傾斜していく過程においては、段差防止金具35の下部支え35dの端部35d’が支承枠4のL字パネル4bの底面4b’と接触して支点となって乗降板32が持ち上がっていき、図15に示す傾斜角θ3の位置で天板32aの端縁32a’が支承枠4のL字パネル4bの頂部4b’’と接触することになる。この傾斜角θ3は、下部支え35dを形成したことにより、図31に示す従来の乗降板102における傾斜角αより大きく、また第1の実施の形態における傾斜角θ1よりも急傾斜となり、乗降板32を取り外すために乗降板32の乗り場側を持ち上げるには十分な角度である。したがって、下部支え35dを形成したことにより、天板32aの端縁32a’が支承枠4のL字パネル4bの頂部4b’’と接触するまでに乗降板32を取り外すことが可能となる。
When opening and closing the
このように、乗降板32の開閉作業時の支点が段差防止金具35の下部支え35dの端部35d’である状態で乗降板32を取り外すことができ、天板32aの端縁32a’が支点になるところまで乗降板32を傾斜させる必要がない。したがって、天板32aの端縁32a’と支承枠4との接触がなくなり、このため乗降板天板の端縁32a’に亀裂や曲がりによる歪みが発生しないので、乗降板32が損傷したり、乗降板天板表面の意匠性が損なわれるおそれがない。
Thus, the boarding / alighting
また、下部支えの端部を乗降板の垂直方向投影面より短くすればするほど、乗降板の傾斜角が緩やかになっていくため、乗降板天板の端縁と支承枠が接触する可能性が出てくるが、本実施の形態においては、下部支え35dの端部35d’を乗降板32の垂直方向投影面より長くしているので、天板32aの端縁32a’と支承枠4との接触がさらになくなる。したがって、乗降板32と支承枠4との接触をより確実になくすことができるので、乗降板天板の端縁32a’に亀裂や曲がりによる歪みがより確実に発生しない。
In addition, as the end of the lower support is made shorter than the vertical projection plane of the board, the inclination angle of the board becomes gentler, so the edge of the board top plate and the support frame may come into contact with each other However, in the present embodiment, the
図16〜図18は第4の実施の形態を示す。 16 to 18 show a fourth embodiment.
第4の実施の形態は、第1の実施の形態における下部支え15dの端部15d’に曲げ加工を加えたものである。すなわち、図16〜図18に示す段差防止金具45は、前面部45a、上部支え45b、中間支持部45c及び下部支え45dから構成される。上部支え45bは、隣接する乗降板との間に段差が生じるのを防ぐためのものである。下部支え45dは、乗降板42の開閉作業時に発生する天板42aの端縁42a’と支承枠4との接触を防ぐためのものであり、下部支え45dの端部45d’は上方向けに湾曲する曲げ加工を施した湾曲形状をなしている。中間支持部45cは、上部支え45bと下部支え45dをつなぐためのものであり、前面部45aは、上部支え45bから踏段側へ突出している。
In the fourth embodiment, the
前記上部支え45bは、乗降板42の側面側端部に切り欠き45eが設けられ、上部支え45b及び前面部45aが支承枠4と接触しない形状になっている。中間支持部45cにも切り欠きが設けられており、中間支持部45cの切り欠きにより段差防止金具45を乗降板42の補強材2bにボルト等を用いて固定できるようになっている。下部支え45dが形成される箇所は乗降板42を支える支承枠4の上方とし、これ以外の場所には下部支え45dを形成する必要はない。
The
乗降板42を開閉する際には、乗降板42の踏段側を支点として乗降板42の乗り場側を持ち上げる。このとき、下部支え45dの端部45d’が支点となり、乗降板42端部と支承枠4が接触しない。すなわち、下部支え45dを形成したことによって、図17に示す乗降板42を持ち上げていない状態から、図18に示す乗降板の乗り場側を持ち上げた状態まで傾斜していく過程においては、段差防止金具45の下部支え45dの端部45d’が支承枠4のL字パネル4bの底面4b’と接触し、この接触点が支点となって乗降板42が持ち上がっていき、図18に示す傾斜角θ4の位置で天板42aの端縁42a’が支承枠4のL字パネル4bの頂部4b’’と接触することになる。この傾斜角θ4は、下部支え45dを形成したことにより、図31に示す従来の乗降板102における傾斜角αより大きく、乗降板42を取り外すために乗降板42の乗り場側を持ち上げるには十分な角度である。したがって、下部支え45dを形成したことにより、天板42aの端縁42a’が支承枠4のL字パネル4bの頂部4b’’と接触するまでに乗降板22を取り外すことが可能となる。
When opening and closing the
このように、乗降板42の開閉作業時の支点が段差防止金具45の下部支え45dの端部45d’である状態で乗降板42を取り外すことができ、天板42aの端縁42a’が支点になるところまで乗降板42を傾斜させる必要がない。したがって、天板42aの端縁42a’と支承枠4との接触がなくなり、そのため乗降板天板の端縁42a’に亀裂や曲がりによる歪みが発生しないので、乗降板42が損傷したり、乗降板天板表面の意匠性が損なわれるおそれがない。
Thus, the boarding
また、段差防止金具45の下部支え45dの端部45d’を曲げ加工により湾曲形状としたので、乗降板42を開閉する際に、乗降板42の乗り場側を持ち上げて傾斜した状態で踏段側又は乗り場側にスライドさせる作業が、曲げ加工を施さない場合よりも容易となる利点がある。
In addition, since the
図19〜図21は第5の実施の形態を示す。 19 to 21 show a fifth embodiment.
第5の実施の形態は、第4の実施の形態における下部支え45dの曲げ加工を施した端部45d’に摺動部を、例えば接着剤等で取り付けたものである。すなわち、図19〜図21に示す段差防止金具55は、第4の実施の形態において述べた構成を全て援用し、かつ、符号は同一符号を付す。
In the fifth embodiment, a sliding portion is attached, for example, with an adhesive or the like, to an
第5の実施の形態においては、図19〜図21に示すように、段差防止金具55の下部支え45dの湾曲した端部45d’の下面側、すなわち支承枠4のL字パネル4bの下面4b’と接触する箇所に摺動部55fを設ける。摺動部55fには、自己潤滑性に優れた低摩擦で低摩耗の素材を接着剤使用などの接着方法にて接着する。素材としては、金属系やセラミックス系のものを使用してもよく、また高熱になることはないので、樹脂系のものを使用してもよい。
In the fifth embodiment, as shown in FIGS. 19 to 21, the lower surface side of the
このように、本実施の形態においては、段差防止金具55に、支承枠4と接触する下部支え45dの端部45d’下面に摺動部55fを取付けたので、下部支え45dの端部45d’と支承枠4との間の摩擦を減らすことができる。そのため、乗降板52の支承枠4上の移動が容易になる。したがって、上記第4の実施の形態における作用効果に加え、乗降板52の開閉作業時に行うスライド作業がより容易に行える利点がある。
As described above, in the present embodiment, since the sliding
図22〜図24は第6の実施の形態を示す。 22 to 24 show a sixth embodiment.
第6の実施の形態は、第1の実施の形態における下部支え15dの端部15d’にローラ65gを取り付けたものである。すなわち、図22〜図24に示す段差防止金具65は、前面部65a、上部支え65b、中間支持部65c及び下部支え65dから構成される。上部支え65bは、隣接する乗降板との間に段差が生じるのを防ぐためのものである。下部支え65dは、乗降板62の開閉作業時に発生する天板62aの端縁62a’と支承枠4との接触を防ぐためのものであり、下部支え65dの端部65d’にはローラ65gが取り付けられている。ローラ65gは、その回転軸が踏段方向に対して直交する方向としており、支承枠4のL字パネル4bの底面4b’上を転動可能に構成されている。なお、ローラ65gは本実施の形態のものに限られず、踏段方向へ転動可能なものであればどのような構成のものでもよい。中間支持部65cは、上部支え65bと下部支え65dをつなぐためのものであり、前面部65aは、上部支え65bから踏段側へ突出している。
In the sixth embodiment, a roller 65g is attached to the
前記上部支え65bは、乗降板62の側面側端部に切り欠き65eが設けられ、上部支え65b及び前面部65aが支承枠4と接触しない形状になっている。中間支持部65cにも切り欠きが設けられており、中間支持部65cの切り欠きにより段差防止金具65を乗降板62の補強材2bにボルト等を用いて固定できるようになっている。下部支え65dが形成される箇所は乗降板62を支える支承枠4の上方とし、これ以外の場所には下部支え65dを形成する必要はない。
The
乗降板62を開閉する際には、乗降板62の踏段側を支点として乗降板62の乗り場側を持ち上げる。このとき、下部支え65dの端部65d’に取り付けたローラ65gの下面が支点となり、乗降板62端部と支承枠4が接触しない。すなわち、下部支え65dを形成したことによって、図23に示す乗降板62を持ち上げていない状態から、図24に示す乗降板の乗り場側を持ち上げた状態まで傾斜していく過程においては、段差防止金具65の下部支え65dの端部65d’に取り付けたローラ65gが支承枠4のL字パネル4bの底面4b’と接触し、この接触点が支点となって乗降板62が持ち上がっていき、図24に示す傾斜角θ6の位置で天板62aの端縁62a’が支承枠4のL字パネル4bの頂部4b’’と接触することになる。この傾斜角θ6は、下部支え65dを形成したことにより、図31に示す従来の乗降板102における傾斜角αより大きく、ローラ65gを取り付けたことにより第1の実施の形態における傾斜角θ1より若干緩やかになるが、乗降板62を取り外すために乗降板62の乗り場側を持ち上げるには十分な角度である。したがって、下部支え65dを形成したことにより、天板62aの端縁62a’が支承枠4のL字パネル4bの頂部4b’’と接触するまでに乗降板62を取り外すことが可能となる。
When opening and closing the
このように、乗降板62の開閉作業時の支点が段差防止金具65の下部支え65dの端部65d’に取り付けたローラ65gである状態で乗降板62を取り外すことができ、天板62aの端縁62a’が支点になるところまで乗降板62を傾斜させる必要がない。したがって、天板62aの端縁62a’と支承枠4との接触がなくなり、このため乗降板天板の端縁62a’に亀裂や曲がりによる歪みが発生しないので、乗降板62が損傷したり、乗降板天板表面の意匠性が損なわれるおそれがない。
Thus, the boarding
また、段差防止金具65の下部支え65dの端部65d’に、支承枠4上を転動できるローラ65gを取り付けているので、乗降板62を開閉する際に、乗降板62の乗り場側を持ち上げて傾斜した状態で踏段側又は乗り場側にスライドさせる作業が、ローラ65gを取り付けていない場合よりも容易となる利点がある。また、同時に支承枠4と下部支え65dとの接触を抑えることができる利点がある。
Further, since the roller 65g that can roll on the
なお、本実施例はエスカレータについて説明したが、動く歩道に対しても適用できるものである。また、実施の形態は例示であり、発明の範囲は実施の形態に限られるものではない。 In addition, although the present Example demonstrated the escalator, it is applicable also to a moving sidewalk. Further, the embodiment is an exemplification, and the scope of the invention is not limited to the embodiment.
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。 Although several embodiments of the present invention have been described, these embodiments are presented by way of example and are not intended to limit the scope of the invention. These embodiments can be implemented in various other forms, and various omissions, replacements, and changes can be made without departing from the spirit of the invention. These embodiments and their modifications are included in the scope and gist of the invention, and are also included in the invention described in the claims and the equivalents thereof.
1…………乗客コンベア 2……………乗降板
2a………天板 2b…………補強材
2b’……補強材の下端 3……………踏段
4…………支承枠 4a…………垂直パネル
4b………L字パネル 4b’………L字パネルの底面
4b’’…L字パネルの頂部
12………乗降板 12a………天板
12a’…天板の端縁 15…………段差防止金具
15a……段差防止金具の前面部 15b………段差防止金具の上部支え
15c……段差防止金具の中間支持部 15d………段差防止金具の下部支え
15d’…下部支えの端部 15e………段差防止金具の切り欠き
22………乗降板 22a………天板
22a’…天板の端縁 25…………段差防止金具
25a……段差防止金具の前面部 25b………段差防止金具の上部支え
25c……段差防止金具の中間支持部 25d………段差防止金具の下部支え
25d’…下部支えの端部 25e………段差防止金具の切り欠き
32………乗降板 32a………天板
32a’…天板の端縁 35…………段差防止金具
35a……段差防止金具の前面部 35b………段差防止金具の上部支え
35c……段差防止金具の中間支持部 35d………段差防止金具の下部支え
35d’…下部支えの端部 35e………段差防止金具の切り欠き
42………乗降板 42a………天板
42a’…天板の端縁 45…………段差防止金具
45a……段差防止金具の前面部 45b………段差防止金具の上部支え
45c……段差防止金具の中間支持部 45d………段差防止金具の下部支え
45d’…下部支えの端部 45e………段差防止金具の切り欠き
52………乗降板 55…………段差防止金具
55f……段差防止金具の摺動部
62………乗降板 62a………天板
62a’…天板の端縁 65…………段差防止金具
65a……段差防止金具の前面部 65b………段差防止金具の上部支え
65c……段差防止金具の中間支持部 65d………段差防止金具の下部支え
65d’…下部支えの端部 65e………段差防止金具の切り欠き
65g……段差防止金具のローラ 102………乗降板
102a…天板 102a’…天板の端縁
105……段差防止金具
1 …………
Claims (6)
前記踏段の移動方向両端部の乗降口に設置された複数の乗降板と、
前記乗降板を支承し、踏段側に向かって左右両端に設けられ、乗降板と建屋とを区切る支持枠と、
複数の乗降板の踏段側及び乗り場側の端部にそれぞれ取り付けられて、隣接する乗降板間に生ずる段差を防ぐ段差防止金具と
を有する乗客コンベアにおいて、
前記段差防止金具は下部支えを備え、
前記下部支えは、前記乗降板と平行で、かつ、その端部が乗降板の踏段側の端部まで延長した長さを有することを特徴とする乗客コンベア。 A plurality of steps connected endlessly and circulated;
A plurality of boarding boards installed at boarding gates at both ends in the moving direction of the step;
A support frame that supports the boarding board and is provided at both left and right sides toward the step side, and separates the boarding board and the building;
In a passenger conveyor having a step prevention metal fitting attached to the step side and landing side end portions of a plurality of boarding boards, respectively, to prevent a level difference between adjacent boarding boards,
The step prevention metal fitting has a lower support,
The passenger conveyor is characterized in that the lower support is parallel to the boarding board, and has an end extending to a step side end of the boarding board.
段差防止金具が中間支持部を有し、該中間支持部の長さが乗降板の補強材の長さよりも短いことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベア。 Reinforcing material is erected downward at the bottom of the boarding board,
The passenger conveyor according to claim 1, wherein the step prevention metal fitting has an intermediate support portion, and the length of the intermediate support portion is shorter than the length of the reinforcing material of the passenger board.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012016958A JP2013154995A (en) | 2012-01-30 | 2012-01-30 | Passenger conveyor |
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ID=49050590
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105947864A (en) * | 2016-07-08 | 2016-09-21 | 上海爱登堡电梯贵州有限公司 | Escalator with fully-guarded step baffle device |
JP2020093867A (en) * | 2018-12-11 | 2020-06-18 | 東芝エレベータ株式会社 | Passenger conveyor and removal method of boarding plate for passenger conveyor |
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2012
- 2012-01-30 JP JP2012016958A patent/JP2013154995A/en active Pending
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