JP2013154410A - 教示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ロボットコントローラに教示する際のロボットハンドの操作を効率よく行い、教示に要する時間を短縮する。
【解決手段】教示装置は、各指リンク411〜418を動作させるのに用いるJOGボタン103,104と、各指リンクの選択と選択解除との切り替えをそれぞれ操作し得ると共に、同時に2つ以上の指リンクを選択し得る選択操作部105と、を備えている。
選択操作部105は、各指リンク411〜418にそれぞれ割り当てられた複数の選択操作ボタン111〜118で構成されている。教示装置の制御部は、JOGボタン103,104が操作されている間、選択操作部105に選択された指リンクを旋回動作させるようロボットコントローラに指示する。
【選択図】図6
【解決手段】教示装置は、各指リンク411〜418を動作させるのに用いるJOGボタン103,104と、各指リンクの選択と選択解除との切り替えをそれぞれ操作し得ると共に、同時に2つ以上の指リンクを選択し得る選択操作部105と、を備えている。
選択操作部105は、各指リンク411〜418にそれぞれ割り当てられた複数の選択操作ボタン111〜118で構成されている。教示装置の制御部は、JOGボタン103,104が操作されている間、選択操作部105に選択された指リンクを旋回動作させるようロボットコントローラに指示する。
【選択図】図6
Description
本発明は、ロボットハンドの動作をロボットコントローラに教示する際にロボットハンドの操作を可能とする教示装置に関する。
一般に、ロボットに同じ動作を繰り返し行わせる場合、ロボットコントローラにロボットの動作を教示するようにしている。ロボットコントローラに直接ロボットの動作を記述したデータを記憶させることで教示を行う方法もあるが、実際にロボットを動作させた場合には、ロボットの位置姿勢が想定した状態からずれていることもあり、正確な教示は難しい。そこで、従来、教示装置であるティーチングペンダントをロボットコントローラに接続して、操作者がティーチングペンダントを操作しロボットを動作させながら教示を行うものが提案されている(特許文献1参照)。
この特許文献1記載のティーチングペンダントでは、多関節のロボットアームの動作方向毎あるいは軸毎に正逆操作する2つのキーで構成されたJOGキー群を備えて構成されている。
しかしながら、上述した従来の構成では、ロボットアームを動作させるためのキーは動作方向毎あるいは軸毎に正逆2つのキーで構成されているため、複数の指を備えたロボットハンドに適用した場合、各指の各関節の1軸毎にしか操作を行えない。特に、ロボットハンドにワークの把持動作を教示する場合には、各指の各関節の1軸毎に別々に動作させるのを繰り返し教示させる必要があったため、教示がやり難く非常に時間がかかっていた。
そこで、本発明は、ロボットコントローラに教示する際のロボットハンドの操作を効率よく行うことができ、教示に要する時間を短縮することができる教示装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、関節で旋回可能に連結された複数の指リンクを有する指を複数備えたロボットハンドの前記各指リンクの旋回動作を制御するロボットコントローラに前記ロボットハンドの動作を教示する際に、操作者による前記ロボットハンドの操作を可能とする教示装置において、前記各指リンクを動作させるのに用いる操作ボタンと、前記各指リンクの選択と選択解除との切り替えをそれぞれ操作し得ると共に、同時に2つ以上の指リンクを選択し得る選択操作部と、前記操作ボタンが操作されている間、前記選択操作部に選択された指リンクを旋回動作させるよう前記ロボットコントローラに指示する制御部と、を備えた、ことを特徴とする。
本発明によれば、2つ以上の指リンクを同時に動かすことができるので、ロボットコントローラに教示する際のロボットハンドの操作を効率よく行うことができ、教示に要する時間を短縮することができる。特にロボットハンドに把持物を把持するよう教示を行う場合に有効である。また指間の相対位置関係がつかみやすくなり、操作者のミスも低減する。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る教示装置の一例としてのティーチングペンダントを備えた組立システムの概略構成を示す斜視図である。組立システム1は、多関節のロボットアーム300と、ロボットアーム300の先端に設けられた多指のロボットハンド400と、ロボットアーム300にケーブルで接続されたロボットコントローラ200と、を備えている。また、組立システム1は、ロボットコントローラ200にケーブルで接続された教示装置としてのティーチングペンダント100を備えている。
図1は、本発明の第1実施形態に係る教示装置の一例としてのティーチングペンダントを備えた組立システムの概略構成を示す斜視図である。組立システム1は、多関節のロボットアーム300と、ロボットアーム300の先端に設けられた多指のロボットハンド400と、ロボットアーム300にケーブルで接続されたロボットコントローラ200と、を備えている。また、組立システム1は、ロボットコントローラ200にケーブルで接続された教示装置としてのティーチングペンダント100を備えている。
ティーチングペンダント100は、ロボットアーム300およびロボットハンド400へプレイバック動作の為の動作ポイントをロボットコントローラ200に教示するためのものである。
ティーチングペンダント100は操作者により操作が可能となっており、操作者がティーチングペンダント100を操作しながらロボットコントローラ200にロボットアーム300およびロボットハンド400の動作の教示を行い得るようになっている。ティーチングペンダント100は、この教示の際に、操作者の操作に応じたJOGコマンドをロボットコントローラ200へ送信することで、ロボットコントローラ200にロボットアーム300とロボットハンド400の動作を指示する。これにより、操作者は、ティーチングペンダント100を用いてロボットアーム300あるいはロボットハンド400を操作することができる。
ロボットコントローラ200は、ティーチングペンダント100に教示された教示データを不図示の記憶装置に格納し、格納された教示データに基づき、ロボットアーム300及びロボットハンド400の動作をプレイバック制御する。また、ロボットコントローラ200は、ティーチングペンダント100から受信したJOGコマンドに従って、ロボットアーム300及びロボットハンド400の動作を制御する。
ロボットアーム300は、基台301と、複数のアームリンク302,303,304,305,306と、を備え、これらアームリンク302,303,304,305,306が旋回又は回転可能に関節で連結されている。
ロボットハンド400は、ハンド本体401を備えると共に、ハンド本体401に支持された指を複数備え(本実施形態では、4本の指402〜405を備え)、ワークWを把持可能に構成されている。このロボットハンド400の各指402〜405は、関節で旋回可能に連結された複数の指リンクを有している。
図2はロボットハンド400の説明図であり、図2(a)はロボットハンド400近傍の斜視図、図2(b)はロボットハンド400の模式図である。このロボットハンド400は、図2(a)及び図2(b)に示すように、4指8関節で構成されている。具体的には、指402は、ハンド本体401と関節で旋回可能に連結された指リンク411と、指リンク411と関節で旋回可能に連結された指リンク415とを有する。指403は、ハンド本体401と関節で旋回可能に連結された指リンク412と、指リンク412と関節で旋回可能に連結された指リンク416とを有する。指404は、ハンド本体401と関節で旋回可能に連結された指リンク413と、指リンク413と関節で旋回可能に連結された指リンク417とを有する。指405は、ハンド本体401と関節で旋回可能に連結された指リンク414と、指リンク414と関節で旋回可能に連結された指リンク418とを有する。これら指リンク411〜414は、第一関節で旋回し、指リンク415〜418は、第二関節で旋回する。
これら指リンク411〜418が旋回することにより、各指402〜405が屈曲し、ワークW(図1)を把持することが可能となる。例えばロボットハンド400には、ワークWが薄い円筒の場合は、指リンク411、415、412、416の2指4関節を使用し、ワークWが厚い円筒の場合は、指リンク411〜418の4指8関節を使用して、ワークWの外周面を把持するようにする。これら指リンク411〜418の旋回動作は、JOGコマンドのデータ又は教示データに基づき、ロボットコントローラ200により制御される。
図3は、ティーチングペンダント100の正面図であり、図4は、ティーチングペンダント100の構成を示すブロック図である。ティーチングペンダント100は、筺体101と、筺体101の前面に設けられたタッチパネルディスプレイ102と、筺体101の前面に設けられた操作ボタンである+JOGボタン103及び−JOGボタン104と、を備えている。また、ティーチングペンダント100は、図4に示すように、例えばCPUからなる制御部108と、ROMやHDD等の記憶部109と、ロボットコントローラ200に各種信号(データ)を送信する通信インタフェース部110とを備えている。
タッチパネルディスプレイ102は、不図示のタッチパネルと不図示の表示部とが積層されて形成されており、ロボットアーム300及びロボットハンド400の教示のための情報を表示し、教示のためのタッチボタンを表示するタッチ式グラフィックパネルである。
タッチパネルディスプレイ102は、制御部108の制御の下、図3に示すように、複数の選択操作ボタンからなる選択操作部105と、モード選択ボタン106と、登録ボタン107とを表示する。これらボタン105,106,107は、操作者にタッチされたことを検出するタッチボタンを構成している。
+JOGボタン103は、教示対象の選択軸(指リンクやアームリンク)を、第1方向(+方向)へJOG送りの操作(旋回操作や回転操作)をするためのモーメンタリキーである。−JOGボタン104は、教示対象の選択軸(指リンクやアームリンク)を、第1方向とは反対の第2方向(−方向)へJOG送りの操作(旋回操作や回転操作)をするためのモーメンタリキーである。つまり、これらJOGボタン103,104は、各指リンクや各アームリンクを動作させるのに用いられる。JOGボタン103,104は、押しボタンである。これにより、操作者は、JOGボタン103,104を押下することで操作できるので、タッチ式の場合と比較して操作感を得ることができ、操作性が向上する。
本実施形態では、JOGボタン103,104は、クリック感を与える押しボタンである。これにより、操作者は、JOGボタン103,104を押下しているのを明確に感じ取ることができ、より操作性が向上する。
選択操作部105は、教示対象のJOG送りを行う軸の選択と選択解除とを操作し得るキー群であり、オルタネート動作のスイッチである。
モード選択ボタン106は、JOGを行う教示対象を選択するリストボックスであり、ロボットアーム300かロボットハンド400かの選択の操作を行い得るボタンである。
登録ボタン107は、ロボットコントローラ200に教示データを登録するのを決定し得るボタンである。
図4に示す記憶部109には、制御部108を動作させるプログラムが格納されている。制御部108は、記憶部109に格納されたプログラムに基づき、タッチパネルディスプレイ102の表示を切り替える制御や、各種ボタン103〜107の操作状態に応じてJOGコマンドのデータの作成等を行う。
制御部108は、JOGボタン103,104が操作されている間は、JOGコマンドをロボットコントローラ200に送信し続けるよう、通信インタフェース部110を制御する。また、制御部108は、登録ボタン107が操作されたときは、ロボットコントローラ200に教示データを登録するよう、指令を送信する。通信インタフェース部110は、制御部108の制御の下、JOGコマンドのデータや指令をロボットコントローラ200に送信する。
本実施形態の組立システム1は、教示対象としてロボットアーム300とロボットハンド400とがある。タッチパネルディスプレイ102は、制御部108の制御の下、モード選択ボタン106を表示する。操作者は、モード選択ボタン106を操作(タッチ)することにより、ロボットハンド400を操作するロボットハンドモードと、ロボットアーム300を操作するロボットアームモードとのいずれか一方を選択し得る。
図5は教示対象を切換える動作を説明するためのティーチングペンダント100の模式図であり、図5(a)はロボットアーム300が選択されている場合、図5(b)はロボットハンド400が選択されている場合を示している。
操作者は、ロボットアーム300の動作をロボットコントローラ200に教示する場合は、図5(a)に示すように、教示対象として「アーム」を、モード選択ボタン106で選択する。
これにより、制御部108は、ロボットアーム300の操作するためのロボットアームモードに切り替わり、タッチパネルディスプレイ102の表示を、ロボットアーム用に切り替える。具体的には、制御部108は、図5(a)に示すように、タッチパネルディスプレイ102におけるモード選択ボタン106の表示を、ロボットアーム300であることがわかるように「アーム」とする。選択操作部105は、ロボットアーム300が選択された場合には、6つの選択操作ボタン121〜126で構成される。
制御部108は、JOGモードが「直交」に選択されている場合、選択操作部105の各選択操作ボタン121〜126を、ロボットアーム300を基準とするXYZ直交座標系で表した「X」、「Y」、「Z」、「RX」、「RY」、「RZ」の表示に切り替える。ここで、X、Y、Zは、ロボットアーム300の先端の位置を示しており、RX、RY、RZは、ロボットアーム300の先端の姿勢を示している。
各選択操作ボタン121〜126は、ロボットアーム300の先端の動作方向の選択と選択解除とを切り替え操作し得るように割り当てられる。つまり、選択操作ボタン121は、ロボットアーム300の先端のX軸方向の並進動作に割り当てられる。選択操作ボタン122は、ロボットアーム300の先端のY軸方向の並進動作に割り当てられる。選択操作ボタン123は、ロボットアーム300の先端のZ軸方向の並進動作に割り当てられる。選択操作ボタン124は、ロボットアーム300の先端のX軸方向まわりの回転動作に割り当てられる。選択操作ボタン125は、ロボットアーム300の先端のY軸方向まわりの回転動作に割り当てられる。選択操作ボタン126は、ロボットアーム300の先端のZ軸方向まわりの回転動作に割り当てられる。なお、JOGモードが「軸」に設定されている場合は、選択操作部105における各選択操作ボタン121〜126を、「1」〜「6」に表示に切り替え、それぞれ各軸の選択と選択解除とを切り替えし得るように割り当てられる。
また、操作者は、ロボットハンド400の動作をロボットコントローラ200に教示する場合は、図5(b)に示すように、教示対象として「ハンド」を、モード選択ボタン106で選択する。
これにより、制御部108は、ロボットハンド400を操作するためのロボットハンドモードに切り替わり、タッチパネルディスプレイ102の表示を、ロボットハンド用に切り替える。具体的には、制御部108は、図5(b)に示すように、タッチパネルディスプレイ102におけるモード選択ボタン106の表示を、ロボットハンド400であることがわかるように「ハンド」とする。選択操作部105は、ロボットハンド400が選択された場合には、各指リンク411〜418にそれぞれ割り当てられた複数の選択操作ボタン111〜118で構成される。本実施形態では、選択操作ボタン111〜118の数は、指リンク411〜418の数と同数である8つである。制御部108は、選択操作部105における各選択操作ボタン111〜118を、「1」〜「8」の表示に切り替える。したがって、本実施形態のティーチングペンダント100によれば、ロボットアーム300及びロボットハンド400の動作の教示を行うことができる。
図6は、選択操作ボタン111〜118のいずれかが選択されたときのロボットハンド400の動作を説明する図であり、図6(a)はティーチングペンダント100の模式図、図6(b)はロボットハンド400の模式図である。
操作者が、選択操作部105の選択操作ボタン111,112,115,116を1回操作(タッチ)したとき、これらに割り当てられた指リンク411,412,415,416が選択される。本実施形態では、これら複数の選択操作ボタン111〜118のうち、2つ以上の選択操作ボタンを操作して2つ以上の指リンクを選択することが可能となっている。
このとき、タッチパネルディスプレイ102は、制御部108の制御の下、選択状態の選択操作ボタン111,112,115,116の表示色を、選択解除状態の選択操作ボタン113,114,117,118の表示色と異ならせる。これにより、選択状態と選択解除状態とが操作者に容易に判別つくようになっているので、操作者の操作ミスが低減する。
図6(a)では、選択解除状態の選択操作ボタン113,114,117,118は、背景色と同じ表示色であり、選択状態の選択操作ボタン111,112,115,116が浮かび上がって見えるので、より判別しやすい。図6(a)では、選択状態の選択操作ボタン111,112,115,116を黒色とし、他の部分を白色としている。なお、これらの表示色は、黒白に限定するものではなく、あらゆる表示色が適用可能である。
本実施形態では、選択状態の選択操作ボタンを更に1回操作(タッチ)すると、選択解除状態となる。つまり、選択操作ボタンは、操作される度に、選択と選択解除とが交互に入れ替わる。
図6(a)の選択状態で操作者がJOGボタン103,104のいずれかを操作すると、制御部108は、選択状態の選択操作ボタン111,112,115,116に対応する指リンク411,412,415,416を同時に旋回動作するよう指示を出す。
即ち、制御部108は、指リンクの動作の指示として、ロボットコントローラ200にJOGコマンドを送信するよう、通信インタフェース部110を制御する。このとき、制御部108は、JOGボタンが操作されている間、指リンク411,412,415,416が指定されたJOGコマンドをロボットコントローラ200に送信し続けるよう、通信インタフェース部110を制御する。
このJOGコマンドを受信したロボットコントローラ200は、JOGコマンドに対応した動作をロボットハンド400に行わせる。例えば図6(a)において+JOGボタン103を操作者が操作したとき、ロボットコントローラ200は、JOGコマンドに基づき、教示対象であるロボットハンド400の4つの指リンク411,412,415,416を同時に矢印+方向に旋回動作させる。これにより、ロボットハンド400の2指4関節が同時に+方向に移動する。
ここで、JOGコマンドについて詳細に説明する。図7は、ティーチングペンダント100がロボットコントローラ200へ送出するJOGコマンドのフォーマットを示す説明図である。
ティーチングペンダント100は、ロボットコントローラ200へJOGコマンド800で指示することで、ロボットアーム300およびロボットハンド400の動作制御を行う。JOGコマンド800は、ロボットアーム300もしくはロボットハンド400の動作指示をロボットコントローラ200へ行うコマンドのパケットである。
制御部108は、JOG動作の指示の場合は、ヘッダ部801に「JOGコマンド」であることを示す情報(データ)をセットする。
ヘッダ部801に続く教示対象フィールド802は、教示対象を指示するフィールドであり、制御部108は、モード選択ボタン106の選択状態に応じて、教示対象が「アーム」又は「ハンド」を示す情報を教示対象フィールド802にセットする。
教示対象フィールド802に続く方向フィールド803は、軸を動作する方向を指示するフィールドであり、制御部108は、JOGボタン103,104の操作状況に応じて、「+」もしくは「−」の情報を方向フィールド803にセットする。
方向フィールド803に続く軸指定フィールド804は、動作する軸を指示するフィールドであり、制御部108は、教示対象に「ハンド」が指示されている場合は、軸指定フィールド804の駆動する軸のビットをオン、つまり「1」にセットする。即ち、教示対象に「ハンド」が指示されている場合、軸指定フィールド804には、8つの指リンクのそれぞれに1ビットが対応して、8ビットのデータが設定される。教示対象に「アーム」が指示される場合は、「X」「Y」「Z」「RX」「RY」「RZ」もしくは軸が指示される。その際、ワードのデータ(例えばアスキーコード等)が設定される。
制御部108は、JOGボタン103,104が操作されている間、JOGコマンド800を所定の時間間隔でロボットコントローラ200に送出することで、選択操作部105に選択された指リンクを旋回動作させるようロボットコントローラ200に指示する。JOGコマンド800を受け取ったロボットコントローラ200は、8ビットデータのうち、いずれのビット(桁)が「1」であるかを判別し、「1」にセットされたビット(桁)に対応する指リンクを、指定の方向に旋回動作させる。
このように、各指リンクを旋回動作させた結果、教示位置がこれでよいと判断した場合には、操作者は、登録ボタン107を操作(タッチ)すればよい。これにより、制御部108は、ロボットコントローラ200に登録を示す指令を送出し、ロボットコントローラ200は、これら動作データを教示データとして登録する。
次に、図8に示すフローチャートを参照しながら、教示対象がロボットハンド400であって、ボタンが操作された場合の制御部108の動作について説明する。まず、制御部108は、いずれかのボタンが操作されたか否かを判断する(S1)。いずれのボタンも操作されていない場合(S1:No)は、メインルーチンに戻る。
制御部108は、いずれかのボタンが操作されたと判断した場合(S1:Yes)、いずれかの選択操作ボタン111〜118がオンされたか否かを判断する(S2)。制御部108は、いずれかの選択操作ボタンがオフからオンされたと判断した場合(S2:Yes)、対応する軸の軸指定ビットを1にセットする(S3)。即ち、制御部108は、図7に示す軸指定フィールド804において、選択操作ボタンで選択操作された指リンクに対応するビットを1にセットする。
制御部108は、いずれの選択操作ボタンもオンされていないと判断した場合(S2:No)、いずれかの選択操作ボタン111〜118がオフされたか否かを判断する(S4)。制御部108は、いずれかの選択操作ボタンがオンからオフされたと判断した場合(S4:Yes)、対応する軸の軸指定ビットを0にクリアする(S5)。即ち、制御部108は、図7に示す軸指定フィールド804において、選択操作ボタンで選択解除操作された指リンクに対応するビットを0にセットする。
制御部108は、いずれの選択操作ボタンもオフされていないと判断した場合(S4:No)、+−JOGボタン103,104が操作されたか否かを判断する(S6)。
制御部108は、いずれの+−JOGボタン103,104も操作されていないと判断した場合(S6:No)、操作されたボタンに対応する処理を行い(S7)、メインルーチンに戻る。例えば、登録ボタン107が操作された場合は、登録の指令を送信するように通信インタフェース部110を制御する。
制御部108は、+−JOGボタン103,104のいずれかが操作(押下)されたと判断した場合(S6:Yes)、いずれのボタン103,104が操作されたかを判別する。例えば、制御部108は、+JOGボタン103が操作されたか否かを判断する(S8)。制御部108は、+JOGボタン103が操作されたと判別した場合(S8:Yes)、図7に示す方向フィールド803に「+」をセットする(S9)。また、制御部108は、−JOGボタン104が操作されたと判別した場合(S8:No)、図7に示す方向フィールド803に「−」をセットする(S10)。
次に、制御部108は、ロボットコントローラ200へJOGコマンド800を送出するよう通信インタフェース部110を制御する(S11)。次に、制御部108は、JOGボタン103,104が放されたか否かを判断し(S12)、放されていないと判断した場合(S12:No)には、ステップS11の処理に戻り、放されたと判断した場合(S12:Yes)には、メインルーチンに戻る。
つまり、+−JOGボタン103,104が操作されている間は、JOGコマンド800がロボットコントローラ200に送出され続けるので、選択された各指リンクは旋回動作し続ける。そして、+−JOGボタン103,104が操作解除された場合は、JOGコマンド800の送出が停止するので、選択された各指リンクの旋回動作が停止する。
このように、操作者は、ティーチングペンダント100を用いてロボットハンド400の動作を教示する際に、ティーチングペンダント100を操作することでロボットハンド400の操作をすることができる。
以上、本第1実施形態によれば、複数の指リンク411〜418のうち、2つ以上の指リンクを同時に選択して動かすことができるので、ロボットコントローラ200に教示する際のロボットハンド400の操作を効率よく行うことができる。また、ロボットハンド400の動作をロボットコントローラ200に教示するのに要する時間を短縮することができる。特に、ロボットハンド400にワークWを把持するよう教示を行う場合に有効である。また、操作者は、指間の相対位置関係がつかみやすくなり、ミスも低減する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る教示装置について説明する。図9は、本発明の第2実施形態に係る教示装置の一例としてのティーチングペンダントの模式図である。なお、上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態に係る教示装置について説明する。図9は、本発明の第2実施形態に係る教示装置の一例としてのティーチングペンダントの模式図である。なお、上記第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
タッチパネルディスプレイ102は、制御部108の制御の下、各選択操作ボタン111〜118に対応付けたロボットハンド画像120を表示する。各選択操作ボタン111〜118は、グラフィック表示されたロボットハンド画像120の各指リンク画像に関連付けられている。具体的には、タッチパネルディスプレイ102には、各選択操作ボタン111〜118と各指リンク画像とが引き出し線等で結ばれるように表示されている。これにより、指リンクの選択ミスを低減することができる。
選択操作ボタン111〜118のいずれか一つまたは複数が選択された場合は、選択されているボタンと関連している画像上の指リンク画像の表示または色を変えて表示するとよく、これにより操作者は選択状態の指リンクを視覚的に把握することができる。
なお、本発明は、以上説明した実施形態に限定されるものではなく、多くの変形が本発明の技術的思想内で当分野において通常の知識を有する者により可能である。
上記実施形態では、選択操作ボタン111〜118がタッチパネルディスプレイ102に表示されるタッチボタンである場合について説明したが、これに限定するものではなく、選択操作ボタンが、押しボタン等のハードボタンであってもよい。
また、上記実施形態では、選択操作ボタン111〜118の数が指リンク411〜418の数と同数である場合について説明したが、これに限定するものではなく、異なる数であってもよい。例えば、2つ以上の指リンクを選択し得る選択操作ボタンを備えていてもよい。
また、上記実施形態では、選択操作部105が、複数の選択操作ボタンで構成される場合について説明したが、これに限定するものでない。例えば表示部に表示させたカーソルを移動させる操作部を備え、表示部に表示された指リンク画像にカーソルを移動させ、決定ボタンなどを操作することにより、指リンクを選択又は選択解除するように構成してもよい。また、選択操作部をテンキーなどで構成し、各指リンクに割り当てられた番号をキー入力することで選択するようにしてもよい。
100…ティーチングペンダント(教示装置)、102…タッチパネルディスプレイ、103,104…JOGボタン(操作ボタン)、105…選択操作部、106…モード選択ボタン、108…制御部、111〜118…選択操作ボタン、120…ロボットハンド画像、200…ロボットコントローラ、300…ロボットアーム、400…ロボットハンド、402〜405…指、411〜418…指リンク
Claims (6)
- 関節で旋回可能に連結された複数の指リンクを有する指を複数備えたロボットハンドの前記各指リンクの旋回動作を制御するロボットコントローラに前記ロボットハンドの動作を教示する際に、操作者による前記ロボットハンドの操作を可能とする教示装置において、
前記各指リンクを動作させるのに用いる操作ボタンと、
前記各指リンクの選択と選択解除との切り替えをそれぞれ操作し得ると共に、同時に2つ以上の指リンクを選択し得る選択操作部と、
前記操作ボタンが操作されている間、前記選択操作部に選択された指リンクを旋回動作させるよう前記ロボットコントローラに指示する制御部と、を備えた、
ことを特徴とする教示装置。 - 前記選択操作部は、前記各指リンクにそれぞれ割り当てられた複数の選択操作ボタンである、
ことを特徴とする請求項1に記載の教示装置。 - 前記選択操作ボタンは、タッチパネルディスプレイに表示されるタッチボタンであり、
前記操作ボタンは、押しボタンである、
ことを特徴とする請求項2に記載の教示装置。 - 前記タッチパネルディスプレイは、前記複数の選択操作ボタンのうち、選択状態の選択操作ボタンの表示色を、選択解除状態の選択操作ボタンの表示色と異ならせる、
ことを特徴とする請求項3に記載の教示装置。 - 前記タッチパネルディスプレイは、前記各選択操作ボタンに対応付けたロボットハンド画像を表示する、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の教示装置。 - 前記タッチパネルディスプレイは、前記ロボットハンドを操作するロボットハンドモードと、前記ロボットハンドが設けられる多関節のロボットアームを操作するロボットアームモードとのいずれかを選択するモード選択ボタンを表示すると共に、前記ロボットハンドモードが選択された場合に、前記複数の選択操作ボタンを表示する、
ことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載の教示装置。
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