JP2013154039A - 杖 - Google Patents

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達二 平田
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Abstract

【課題】使用者が杖を前方へ移動させる際には、素早く杖先を前方へ移動させることができ、杖で体を支持する際には、安定して使用者の体を支持することができる杖を提供する。
【解決手段】使用者の歩行を補助する杖1であって、棒状又は筒状の杖本体2と、杖本体の軸芯に垂直な回転軸7回りに回動可能に杖本体に連結される回動部3と、回動部が回転軸回りの一方向に回動すると変形して弾性力を生じ、回動部を回転軸回りの他方向に付勢する付勢手段4と、を備え、回動部は、杖本体の軸芯から偏心した位置に使用者が握る把持部10を有することを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、使用者の歩行を助ける杖に関する。
一般に、歩行者が片手に持って歩行補助に用いる杖は、歩行者が歩を進めるごとに杖を持つ手を前後に動かして、杖先の接地位置を順次進行方向に移動させる必要がある。しかし、手足の筋力の衰えた歩行者は、杖無しで体を支えられる時間が短く、素早く杖を移動させる必要があるにもかかわらず、素早く杖を移動させることは困難である。
そこで、一方向にだけ回転可能で逆回転を防止する回転制御機構を付加した車輪を杖先に設けた杖が提案されている。(特許文献1参照)
特開2011−147574号公報
しかし、特許文献1の杖は、車輪が逆方向に回転することは防止されているものの順方向には自由に回転するため、杖で体を支える際の杖の角度によっては車輪が転がって不安定である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、使用者が杖を前方へ移動させる際には、素早く杖先を移動させることが可能であるとともに、杖で体を支持する際には、安定して使用者の体を支持することが可能な杖の提供を目的とする。
上記課題を解決するためになされた発明は、使用者の歩行を補助する杖であって、棒状又は筒状の杖本体と、前記杖本体の軸芯に垂直な回転軸回りに回動可能に前記杖本体に連結される回動部と、前記回動部が前記回転軸回りの一方向に回動すると変形して弾性力を生じ、前記回動部を前記回転軸回りの他方向に付勢する付勢手段と、を備え、前記回動部は、前記杖本体の軸芯から偏心した位置に使用者が握る把持部を有することを特徴とする。
このように、把持部が回動部の杖本体軸芯から偏心した位置に設けられていることにより、杖の使用者が、把持部が歩行方向において杖本体の後方(以後「後方」という。)に位置するようにして把持部を握り、杖先を接地させた状態で把持部に体重をかけると、回動部が杖本体に対して後方へ倒れるように回動する。そして、付勢手段が、回動部を杖本体に対してこの回動前の位置に戻るよう付勢されていることで、使用者が把持部から体重を開放して杖先を地面から離すと、杖本体が回動部に対して把持部に体重を預けたときと逆方向に回動して杖先が前方へと移動する。
本発明の杖は、前記回動部の前記杖本体に対する回動幅を制限する回動幅制限手段を備えることが好ましい。こうすることで、杖の使用者が把持部に体重を預けすぎても、回動部の回動が制止される。
本発明の杖は、前記杖本体と前記回動部との連結部を覆う連結部カバーをさらに備え、前記連結部カバーが、前記回動幅制限手段を兼ねることが好ましい。こうすることで、簡易な構造で回動部の回動幅を制限できるとともに、杖本体と回動部の連結部に使用者が手を挟むことを防止することができる。
本発明の杖は、前記付勢手段が前記杖本体及び前記回動部の外部に設けられてもよく、前記杖本体及び前記回動部が筒状をなし、前記付勢手段が前記杖本体及び前記回動部の内部に設けられてもよい。
以上説明したように、本発明の杖によれば、使用者が杖を前方へ移動させる際には、素早く杖先を前方へ移動させることができ、杖で体を支持する際には、安定して使用者の体を支持することができる。
本発明の第1実施形態に係る杖の斜視図である。 図1の杖の杖本体と回動部の連結部近傍の断面図であり、(a)は、杖が折れ曲がる前の状態を、(b)は、杖が折れ曲がった状態を示す。 本発明の(a)第2、(b)第3実施形態に係る杖の部分断面図である。 本発明の第4実施形態に係る杖の斜視図である。 図1に示した杖の動作を示す説明図である。
以下適宜図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳述する。以下の説明において、杖の使用者が杖を使用して歩行する際、使用者の進行方向となる側を杖の前側、その反対を杖の後側とする。
尚、本発明の杖は、以下の実施形態に限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明の第1実施形態に係る杖1である。杖1は、杖本体2と、回動部3と、コイルバネ(付勢手段)4(図2参照)と、回動幅制限手段(連結部カバー)5とを主に備えている。
杖本体2は、図2に示すように、細長い円筒状の部材であり、金属製パイプを加工して形成される。杖本体2の、杖の使用時に下側(以下「下側」という。)となる一端側には、図1に示すように、クッション部材6が設けられている。杖の使用時に上側(以下「上側」という。)となる杖本体2の他端側端部には、図2に示すように外周面の後側に、前後方向及び杖本体2の軸芯方向に垂直な方向(以後「左右方向」という。)に軸芯を有する回動軸7を軸支する軸受2aが設けられている。
回動幅制限手段5は、断面が略楕円形の有蓋筒状をなし、杖本体2と回動部3の連結部を覆う連結部カバーを兼ねている。回動軸7の両端が、回動幅制限手段5の左右の側壁に固定されることにより、回動幅制限手段5が、杖本体2に対して回動可能に連結されている。回動幅制限手段5の上側の開口部は、蓋部材51で蓋がされており、蓋部材51の略中央に円形の貫通孔51aが設けられている。回動幅制限手段5は、回動部3が回動した際に、後側端部52aが、杖本体2に当接して、杖本体2の過大な回動を制限するよう構成されている。
回動部3は、図1及び図2に示すように、略L字型をなし、金属パイプを曲げ加工して形成される。回動部3は、下側端部が、貫通孔51aに差し込まれ、蓋部材51に溶接されて回動幅制限手段5に固定されている。こうして、回動部3が、回動幅制限手段5及び回動軸7を介して、杖本体2に対し回動可能に連結されている。
回動部3の折れ曲がり部より上側の部分には、把持部10が設けられている。把持部10には、有蓋円筒形状の樹脂製のカバー11が外嵌されている。図1及び図2に示すように、回動部3は、把持部10が杖本体2の軸芯から後方へ偏心した位置に設けられており、杖1の使用者が把持部10を握り、杖1の下端を設置した状態で把持部10に体重を預けると、図2(b)に示すように、回動部3が、回動軸7回りに回動して杖本体2の後方へ倒れるよう構成されている。
コイルバネ(付勢手段)4は、回動部3の下側端部の内周面後側に設けられたボルト8と、杖本体2の上側端部の内周面後側に設けられたボルト9とに両端を固定されて、杖本体2と回動部3とを連結している。回動部3が杖本体2の後方へ倒れるように回動すると、コイルばね4は、伸長して収縮方向の弾性力を生じ、回動部3を前方へ起こす方向へ付勢する。
次に図5を用いて、杖1の使用方法について説明する。使用者は、杖1を用いて歩行をする際、図5に示すように、把持部10を握って杖1を使用する。使用者は、まず図5(a)に示すように、杖1の先を地面に接地する。
次に使用者は、図5(b)に示すように杖1に体重を預けて体を支持する。ここで、把持部10は、杖本体2の軸芯より後方に偏心しているので、把持部10及び回動部3が、杖1の後方へ倒れる。このとき、回動幅制限手段5の後側端部52aが、杖本体2に当接して回動部3が後方へ倒れすぎることを制限する。回動部3が後方へ倒れると、コイルバネ4(図5においては、図示せず。)が伸長して回動部3を起こすように付勢する。
次に、使用者がさらに歩を進めるために、杖1の杖先を前方へ移動させようとして杖1を地面から持ち上げて、杖1の杖先が地面から離れると、図5(c)に示すように、杖本体2がコイルバネ4の付勢力により回動部3に対して回動して、杖1の杖先が前方へ移動する。このように、杖の使用者は、把持部10を握った手を殆ど前方へ押出すことなく、杖1の杖先を前方へ移動させることができる。
(第2実施形態)
図3(a)は、本発明の第2実施形態に係る杖201を示している。杖201は、付勢手段として、ねじりバネ204を用いている。ねじりバネ204は、渦巻状に形成されたコイル部204aと、コイル部204aの両端から延出する一対の腕部204b,204bとを備えている。ねじりバネ204は、コイル部204aが回動部203及び回動幅制限手段203を杖本体202に対して回動させる回動軸207に遊嵌されるとともに、一対の腕部204b,204bの先端部が、パイプ状の回動部203及び杖本体の前側内面に当接するよう設けられている。
杖201において、使用者が把持部210に体重を預けて回動部203が杖本体202の後方へ倒れるよう回動すると、一対の腕部204b,204bのなす角が開くようにねじりバネ204が変形し、ねじりバネ204に、回動部203を杖本体202に対してもとに戻そうとする付勢力を生じさせる。使用者が杖先を地面から離すと、この付勢力により、杖本体202が回動部203に対して回動して、杖先が前方へ移動する。
(第3実施形態)
図3(b)は、本発明の第3実施形態に係る杖301を示している。杖301は、付勢手段として、板バネ304を用いている。板バネ304は、くの字に折り曲げられた形状を有し、折れ曲がり部304aが回動軸307の後側に当接され、両端部304b,304bが回動部303及び杖本体302の前側内面に当接するよう、係止片302a及び303aに係止されている。
杖301において、使用者が把持部310に体重を預けて回動部303が杖本体302の後方へ倒れるよう回動すると、板バネ304の両端部304b,304bのなす角が開くように板バネ304が変形し、板バネ304に、回動部303を杖本体302に対してもとに戻そうとする付勢力を生じさせる。使用者が杖先を地面から離すと、この付勢力により、杖本体302が回動部303に対して回動して、杖先が前方へ移動する。
(第4実施形態)
図4に、本発明の第4実施形態に係る杖401を示す。杖401では、図4(b)に示すように、回動幅制限手段405の外部に、コイルバネ(付勢手段)404が設けられる。詳細には、コイルバネ404は、回動幅制限手段405の外周面前側に設けられたボルト408と、杖本体402の外周面前側に設けられたボルト409に両端を固定されている。
付勢手段404は、樹脂製のカバー412により覆われている。
杖401において、使用者が把持部410に体重を預けると、回動部403及び回動部403に固定された回動幅制限手段405が、回動軸407まわりに回動し、杖本体402の後方へ倒れるよう回動する。すると、コイルバネ404が伸長し、回動部403を杖本体402に対してもとに戻そうとする付勢力を生じる。使用者が杖先を地面から離すと、この付勢力により、杖本体402が回動部403に対して回動して、杖先が前方へ移動する。
本発明の杖は、上記の実施形態に限られず、例えば、回動部は把持部が杖本体の軸芯から偏心した位置に設けられるものであれば、L字型に限らず、T字型等、公知の形状を適宜選択することができる。回動部と回動幅制限手段は、一体に成型してもよい。回動幅制限手段を杖本体に固定し、杖本体及び回動幅制限手段に対し回動部が回動するようにしてもよい。また、付勢手段として、金属製のバネに限らず、ゴムやエラストマー製のものを用いてもよい。
本発明の杖は、使用者が杖を前方へ移動させる際に、素早く杖先を前方へ移動させることができ、杖で体を支持する際には、安定して使用者の体を支持することができるため、杖を前後に移動させることが困難な人が、使用する杖として好適に採用することができる。
1,201,301,401 杖
2,202,302,302 杖本体
3,203,303,403 回動部
4,404 コイルバネ(付勢手段)
204 ねじりばね(付勢手段)
304 板バネ(付勢手段)
5,205,305,405 回動幅制限手段(連結部カバー)
6 クッション部材
7,207,307,407 回動軸
8,408 ボルト
9,409 ボルト
10,210,310,410 把持部
11 カバー

Claims (5)

  1. 使用者の歩行を補助する杖であって、
    棒状又は筒状の杖本体と、
    前記杖本体の軸芯に垂直な回転軸回りに回動可能に前記杖本体に連結される回動部と、
    前記回動部が前記回転軸回りの一方向に回動すると変形して弾性力を生じ、前記回動部を前記回転軸回りの他方向に付勢する付勢手段と、を備え、
    前記回動部は、前記杖本体の軸芯から偏心した位置に使用者が握る把持部を有することを特徴とする杖。
  2. 前記回動部の前記杖本体に対する回動幅を制限する回動幅制限手段を備える請求項1に記載の杖。
  3. 前記杖本体と前記回動部との連結部を覆う連結部カバーをさらに備え、
    前記連結部カバーが、前記回動幅制限手段を兼ねる請求項2に記載の杖。
  4. 前記付勢手段が前記杖本体及び前記回動部の外部に設けられる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の杖。
  5. 前記杖本体及び前記回動部が筒状をなし、前記付勢手段が前記杖本体及び前記回動部の内部に設けられる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の杖。
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