JP2013152913A - プラズマ発生装置用冷却器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、発生したプラズマガスの温度を下げるとともに温度の制御と高周波誘導コイル、プラズマトーチや放電管の冷却効率を高めるプラズマ発生装置用冷却器の提供を目的とする。
【解決手段】上記目的を達成するために本発明のプラズマ発生装置用冷却器は、冷却にボルテックスチューブを用いることを特徴としている。
【選択図】図4

Description

本発明は、プラズマを発生させる装置で使用するガス及び装置構成部品を冷却するための冷却器に関するものである。
従来、プラズマ発生装置を構成する部品や使用ガスの冷却において、プラズマのもととなるプラズマ用ガスの冷却では、プラズマ用ガスをプラズマ発生部に送る配管の途中で配管自身を低温の液体窒素で満たした冷却機に浸してプラズマ用ガスを冷却している。またプラズマ用ガスの温度調整は冷却機に浸す配管の出し入れで調整すると共に加熱部で加熱することで温度調整を行なっている。(特許文献1参照)
高周波誘導コイルの冷却では、冷却水製造装置で冷却された冷水を、銅などの金属中空パイプで形成された高周波誘導コイルの中に循環させることで高周波誘導コイルの発熱による温度上昇を防いでいる。(特許文献2参照)
プラズマの発生部にあたるプラズマトーチの冷却では、プラズマトーチを二重構造以上にして、その隙間に空気やプラズマのもととなるアルゴンガスなどの希ガスを送り込むことで、プラズマトーチの熱を奪い放出させる空冷式によってプラズマトーチを冷やしている。(特許文献3参照)また水冷式では、プラズマの発生部にあたる絶縁物質による二重管の隙間に冷水を流入させて冷却している。(特許文献4参照)マイクロ波の照射においては、プラズマの発生部にあたる放電管を押さえるブロックを介在して水冷を流し入れて冷却している。(特許文献5参照)
特許公開2010−61938号広報 実用登録2505204号広報 特許公開2003−215042号広報 特許公開平5−242995号広報 特許公開2002−299317号広報
プラズマ用ガスの液体窒素による冷却では、冷却機の断熱処理や液体窒素の保管運用時の環境温度の管理や通気性を確保する為の空調設備を設置しなければならない。氷点下の温度まで冷却させるには時間を要する。プラズマ用ガスの温度調整は冷却冷機に浸す配管の出し入れと共に加熱部での加熱によって温度調整を行なっている。高周波誘導コイルの冷水による冷却では、冷水の製造に冷却水製造装置が必要であり水循環路の破損や劣化と高周波誘導コイル自身の腐食劣化による漏水や目詰まりによる水循環が止まることでプラズマ発生装置の故障や破損が生じる。さらには漏電の危険性も生じる。プラズマトーチの気体による冷却では、プラズマトーチの温度上昇に伴い流入させる空気やアルゴンガスなどの希ガスの流量を増加させなければならず、希ガスの場合には使用量に比例して調達費用が増大する。また冷水による冷却では、冷水の製造に冷却水製造装置が必要となり水循環路の破損や劣化で漏水が発生するとプラズマ発生装置の故障や破損が生じる。さらには漏電の危険性も生じる。
そこで本発明は、液体窒素によるプラズマ用ガスの冷却にかえて、ボルテックスチューブを用いてプラズマ用ガスを冷却させる。プラズマ用ガスをボルテックスチューブに供給することで高温のプラズマ用ガスと低温のプラズマ用ガスに分離させて吐き出され、吐き出された低温のプラズマ用ガスを利用する。ボルテックスチューブから吐き出される高温のプラズマ用ガスの吐出流量を調整することでプラズマ用ガスの温度を制御する。またはプラズマトーチや放電管の構造をボルテックスチューブの構造と同じにすることで供給されるプラズマ用ガスをプラズマトーチや放電管自身で冷却する。冷水循環による高周波誘導コイルの冷却にかえて、空気による空冷とする。高周波誘導コイルに送り込む空気はボルテックスチューブを通過させることで更に冷やされて冷却効率を高める。空気や希ガスによるプラズマトーチの冷却では、プラズマトーチに送り込む空気や希ガスはボルテックスチューブを通過させることで更に冷やされて冷却効率を高め、特にアルゴンガスなどの希ガスの消費を抑えられるプラズマ発生装置用冷却器の提供を目的とする。
上記目的を達成するために本発明のプラズマ発生装置用冷却器は、プラズマを発生させるプラズマ発生装置において、気体供給口から供給された供給気体温度℃の供給気体を供給気体温度℃超える高温気体温度℃の高温気体及び供給気体温度℃未満の低温気体温度℃の低温気体に分離して、高温気体は暖気吐出口から吐き出すこと及び低温気体は冷気吐出口から吐き出すボルテックスチューブを備え、プラズマのもととなるプラズマ用供給ガスをボルテックスチューブの気体供給口に供給することでプラズマ用供給ガスが冷気吐出口から冷却されて吐き出されることを特徴としている。
プラズマを発生させるプラズマ発生装置において、プラズマを発生させるプラズマ発生装置において、気体供給口から供給された供給気体温度℃の供給気体を供給気体温度℃超える高温気体温度℃の高温気体及び供給気体温度℃未満の低温気体温度℃の低温気体に分離して、高温気体は暖気吐出口から吐き出すこと及び低温気体は冷気吐出口から吐き出すボルテックスチューブを備え、高周波電源装置に繋がる高周波誘導コイルを冷やす高周波誘導コイル用冷却ガスをボルテックスチューブの気体供給口に供給することで高周波誘導コイル用冷却ガスが冷気吐出口から冷却されて吐き出されることを特徴としている。
プラズマを発生させるプラズマ発生装置において、プラズマを発生させるプラズマ発生装置において、気体供給口から供給された供給気体温度℃の供給気体を供給気体温度℃超える高温気体温度℃の高温気体及び供給気体温度℃未満の低温気体温度℃の低温気体に分離して、高温気体は暖気吐出口から吐き出すこと及び低温気体は冷気吐出口から吐き出すボルテックスチューブを備え、プラズマの発生部であるプラズマトーチを冷却させるプラズマトーチ用冷却ガスをボルテックスチューブの気体供給口に供給することでプラズマトーチ用供給ガスが冷気吐出口から冷却されて吐き出されることを特徴としている。
プラズマ発生装置用冷却器において、さらにボルテックスチューブの暖気吐出口から吐き出される高温気体の流量を流量調整弁で制御することで、冷気吐出口から吐き出される低温気体の温度を、気体供給口へ供給される供給気体の供給気体温度℃から0℃超え75℃以下の範囲のいずれか一つの引数温度℃を減算した差の範囲及び低温気体が液化する液化温度℃を超える範囲で制御することを特徴としている。
プラズマを発生させるプラズマ発生装置において、プラズマの発生部であるプラズマトーチの構造をボルテックスチューブの構造と同じにすることでプラズマトーチに供給されるプラズマのもととなるプラズマ用供給ガスを冷却させるボルテックスチューブ型プラズマトーチを備えることを特徴としている。
プラズマを発生させるプラズマ発生装置において、プラズマの発生部である放電管の構造をボルテックスチューブの構造と同じにすることで放電管に供給されるプラズマのもととなるプラズマ用供給ガスを冷却させるボルテックスチューブ型放電管を備えることを特徴としている。
本発明によって、発生したプラズマガスの温度を下げるとともに温度の制御ができる。高周波誘導コイルを空冷にすることで漏水によるプラズマ発生装置の破損、故障や漏電の危険性を回避できる。プラズマトーチや放電管の空冷に用いる空気や希ガスが更に冷やされているので冷却効率が良く消費量を抑えられる。冷却水製造装置や水配管の工事も不要となる。
は、プラズマ発生装置の概要の例を示す図である。 は、冷却器の概要を示す図である。 は、ボルテックスチューブの構造の概要を示す図である。 は、誘導結合型のプラズマ発生装置に適用した冷却器の概要を示す図である。 は、マイクロ波型のプラズマ発生装置に適用した冷却器の概要を示す図である。 は、容量結合型のプラズマ発生装置に適用した冷却器の概要を示す図である。 は、ボルテックスチューブの構造を誘導結合型プラズマ発生装置のプラズマトーチに適用した概要を示す図である。 は、ボルテックスチューブの構造を容量結合型プラズマ発生装置の放電管(プラズマトーチ)に適用した概要を示す図である。
以下、本発明のプラズマ発生装置用冷却器を図面に基づいて説明する。
図1は、プラズマ発生装置の概要の例を示す図である。プラズマを発生させる方法として、誘導結合型、マイクロ波型や容量結合型などがある。「誘導結合型プラズマ」の一例では、円筒形で二重構造のプラズマトーチ10の周囲に高周波電源装置14と繋がった高周波誘導コイル11が配置されて高周波電力を供給している。高周波電源装置14は高周波誘導コイル11との整合回路も含まれる。プラズマトーチ10にプラズマ用供給ガス15(主にアルゴン、ヘリウムガスなどの希ガス)を送り込むとプラズマ17が発生する。発生したプラズマ17は、電子、イオン、原子(分子)の温度が熱平衡状態である熱平衡プラズマとも呼ばれて高温の熱プラズマである。プラズマトーチ10は高温のプラズマ17や高周波誘導コイル11から受けるエネルギーによって加熱されて高温となるので、プラズマトーチ10を二重構造にして隙間にコンプレッサー12で作られた圧縮空気などを送り込んでの冷却している。または冷水による冷却法もある。高周波誘導コイル11も高温となる。高周波誘導コイル11は金属中空パイプであって、冷水製造装置13で冷やされた冷水が配水管16を通り循環させて冷却している。「マイクロ波型プラズマ」の一例では、プラズマ用供給ガス21(主にアルゴン、ヘリウムガスなどの希ガス)が流れ込んでいる放電管22(プラズマトーチとも称する)にマイクロ波電源装置20からのマイクロ波を照射させることでプラズマ23が発生する。発生したプラズマ23は、電子、イオン、原子(分子)の温度が熱平衡状態である熱平衡プラズマとも呼ばれて高温の熱プラズマである。「容量結合型プラズマ」の一例では、プラズマ用供給ガス31(主にアルゴン、ヘリウムガスなどの希ガス)が流れ込んでいる放電管32(プラズマトーチとも称する)に高電圧パルス電源装置33と繋がった電極30に高電圧をあたえることでプラズマ34が発生する。発生したプラズマ34は、電子、イオン、原子(分子)の温度が熱非平衡状態である熱非平衡プラズマとも呼ばれて低温の低温プラズマである。
図2は、冷却器の概要を示す図である。冷却器であるボルテックスチューブは、供給口41から供給された供給気体40の温度より高温の高温気体45と、低温の低温気体44とに分離して、高温気体45は暖気吐出口43から吐き出し、低温気体44は冷気吐出口42から吐き出す機能を有する。低温気体44の温度の調整は、暖気吐出口43から吐き出される高温気体45の流量を流量調整弁で制御することで行なう。低温気体44の温度の低温気体温度℃を制御する温度範囲は、供給気体40の流入量が一定のもとにおいて、供給気体40の供給気体温度℃から0℃超え75℃以下である一点の引数温度℃を減算した差の範囲が低温気体温度℃として制御される。ただし低温気体温度℃は低温気体44が液化する液化温度℃を超える範囲内である。
図3は、ボルテックスチューブの構造の概要を示す図である。供給された供給気体50は旋回流56と成りながらボルテックスチューブの中を移動している間で高温気体54と低温気体55とに分離されて暖気吐出口52および冷気吐出口53から吐き出される。内部流量調整弁51で高温気体54の吐き出し流量を制御することで、低温気体55の温度の制御を行う機能を有している。内部流量調整弁51を備えていないボルテックスチューブでは高温気体54の吐き出し経路に流量調整弁を設けて温度の制御を行なう。
図4は、誘導結合型のプラズマ発生装置に適用した冷却器の概要を示す図である。プラズマのもととなる「プラズマ用供給ガス」の冷却では、貯蔵ボンベ75にあるプラズマ用供給ガス76が流量調整弁77と繋がった配管路を経由してボルテックスチューブ70の供給口71から供給されると冷気吐出口72から冷却されたプラズマ用供給ガス76が吐き出される。冷却されたプラズマ用供給ガス76はプラズマ発生部60であるプラズマトーチ62のガス供給口63に繋がれてプラズマトーチ62に供給される。冷気吐出口72から吐き出される冷却されたプラズマ用供給ガス76の温度の制御は、暖気吐出口73から吐き出される高温のプラズマ用供給ガス76の流量を流量調整弁74で調整することで行なう。またボルテックスチューブ70が暖気吐出口73からの吐出流量を制御する内部流量調整弁51(図3参照)が備わっていたら必要としない。高温の熱プラズマである誘導結合型のプラズマ66は、高周波電源装置65から高周波誘導コイル61に供給される高周波電力の出力を小電力の方向に調整することとプラズマ用供給ガス76が低温であることで、発生したプラズマ66は、電子、イオン、原子(分子)の温度が熱平衡状態から一部崩れた熱非平衡状態となりプラズマ66の温度の低下が生じる。
プラズマトーチ62の本体を冷やす「プラズマトーチ用冷却ガス」の冷却では、プラズマトーチ用冷却ガス81がボルテックスチューブ80の供給口83から供給されると冷気吐出口84から冷却されたプラズマトーチ用冷却ガス81が吐き出される。冷却されたプラズマトーチ用冷却ガス81はプラズマ発生部60であるプラズマトーチ62のトーチ冷却用ガス供給口64に繋がれてプラズマトーチ62を冷やす。冷気吐出口84から吐き出される冷却されたプラズマトーチ用冷却ガス81の温度の制御は、暖気吐出口85から吐き出される高温のプラズマトーチ用冷却ガス81の流量を流量調整弁82で調整することで行なう。またボルテックスチューブ80が暖気吐出口85からの吐出流量を制御する内部流量調整弁51(図3参照)が備わっていたら必要としない。
高周波誘導コイル61を冷やす「高周波誘導コイル用冷却ガス」の冷却では、高周波誘導コイル用冷却ガス91がボルテックスチューブ90の供給口93から供給されると冷気吐出口94から冷却された高周波誘導コイル用冷却ガス91が吐き出される。冷却された高周波誘導コイル用冷却ガス91はプラズマ発生部60にある高周波誘導コイル61に繋がれて高周波誘導コイル61を冷やす。冷気吐出口94から吐き出される冷却された高周波誘導コイル用冷却ガス91の温度の制御は、暖気吐出口95から吐き出される高温の高周波誘導コイル用冷却ガス91の流量を流量調整弁92で調整することで行なう。またボルテックスチューブ90が暖気吐出口95からの吐出流量を制御する内部流量調整弁51(図3参照)が備わっていたら必要としない。
図5は、マイクロ波型のプラズマ発生装置に適用した冷却器の概要を示す図である。プラズマのもととなる「プラズマ用供給ガス」の冷却では、プラズマ用供給ガス104がボルテックスチューブ101の供給口107から供給されると冷気吐出口105から冷却されたプラズマ用供給ガス104が吐き出される。冷却されたプラズマ用供給ガス104は放電管(プラズマトーチ)102に繋がれて供給される。冷気吐出口105から吐き出される冷却されたプラズマ用供給ガス104の温度の制御は、暖気吐出口106から吐き出される高温のプラズマ用供給ガス104の流量を流量調整弁108で調整することで行なう。またボルテックスチューブ101が暖気吐出口106からの吐出流量を制御する内部流量調整弁51(図3参照)が備わっていたら必要としない。高温の熱プラズマであるマイクロ波型のプラズマ103は、マイクロ波電源装置100から放電管(プラズマトーチ)102に供給されるマイクロ波電力の出力を小電力の方向に調整することとプラズマ用供給ガス104が低温であることで、発生したプラズマ103は、電子、イオン、原子(分子)の温度が熱平衡状態から一部崩れた熱非平衡状態となりプラズマ103の温度の低下が生じる。
図6は、容量結合型のプラズマ発生装置に適用した冷却器の概要を示す図である。プラズマのもととなる「プラズマ用供給ガス」の冷却では、プラズマ用供給ガス114がボルテックスチューブ118の供給口117から供給されると冷気吐出口115から冷却されたプラズマ用供給ガス114が吐き出される。冷却されたプラズマ用供給ガス114は放電管(プラズマトーチ)112に繋がれて供給される。冷気吐出口115から吐き出される冷却されたプラズマ用供給ガス114の温度の制御は、暖気吐出口116から吐き出される高温のプラズマ用供給ガス114の流量を流量調整弁119で調整することで行なう。またボルテックスチューブ118が暖気吐出口116からの吐出流量を制御する内部流量調整弁51(図3参照)が備わっていたら必要としない。低温プラズマである容量結合型のプラズマ111は、高電圧パルス電源装置113から放電管(プラズマトーチ)112の電極110に供給される高電圧パルス電力の出力調整とプラズマ用供給ガス114を低温にすることで、発生したプラズマ111は、電子、イオン、原子(分子)の温度が熱非平衡状態であるプラズマ111の温度のさらなる低下が生じる。
図7は、ボルテックスチューブの構造を誘導結合型プラズマ発生装置のプラズマトーチに適用した概要を示す図である。プラズマのもととなる「プラズマ用供給ガス」の冷却には、図4の例で示す様にプラズマ用供給ガスの供給路の途中でボルテックスチューブを用いていたが、1図で示すプラズマトーチ10の構造からボルテックスチューブと同じ構造のプラズマトーチ120にすることで、供給口124から供給されたプラズマ用供給ガス123が冷気吐出口126から冷却されたプラズマ用供給ガス123が吐き出される。暖気吐出口125からは高温のプラズマ用供給ガス123が吐き出される。高周波電源装置122と繋がれた高周波誘導コイル121に電力供給すると冷気吐出口126から吐き出される冷却されたプラズマ用供給ガス123がプラズマ127となる。プラズマ127は、本来、高温の熱プラズマであるプラズマ用供給ガス123が冷却されているのでの温度が低いプラズマとなる。
図8は、ボルテックスチューブの構造を容量結合型プラズマ発生装置の放電管(プラズマトーチ)に適用した概要を示す図である。プラズマのもととなる「プラズマ用供給ガス」の冷却には、図6の例で示す様にプラズマ用供給ガスの供給路の途中でボルテックスチューブ118を用いていたが、1図で示す放電管(プラズマトーチ)32の構造からボルテックスチューブと同じ構造のプラズマトーチ130にすることで、供給口131から供給されたプラズマ用供給ガス134が冷気吐出口132から冷却されたプラズマ用供給ガス134が吐き出される。暖気吐出口133からは高温のプラズマ用供給ガス134が吐き出される。高電圧パルス電源装置136から放電管(プラズマトーチ)130の電極135に高電圧パルス電力を供給すると冷気吐出口132から吐き出される冷却されたプラズマ用供給ガス134がプラズマ137となる。プラズマ137は、本来、低温のプラズマであるがプラズマ用供給ガス134が冷却されているのでの更に温度が低いプラズマとなる。誘導結合型、マイクロ波型や容量結合波型のプラズマ発生装置の例としたが他の方式のプラズマ発生装置にも適用される。またプラズマを用いたプラズマ溶射での作動ガスの冷却にも適用される。本発明のプラズマ発生装置用冷却器は、この実施例に限定するものではない。
10 プラズマトーチ
11 高周波誘導コイル
12 コンプレッサー
13 冷水製造装置
14 高周波電源装置
15 プラズマ用供給ガス
16 配水管
17 プラズマ
20 マイクロ波電源装置
21 プラズマ用供給ガス
22 放電管(プラズマトーチ)
23 プラズマ
30 電極
31 プラズマ用供給ガス
32 放電管(プラズマトーチ)
33 高電圧パルス電源装置
34 プラズマ
40 供給気体
41 供給口
42 冷気吐出口
43 暖気吐出口
44 低温気体
45 高温気体
50 供給気体
51 内部流量調整弁
52 暖気吐出口
53 冷気吐出口
54 高温気体
55 低温気体
56 旋回流
60 プラズマ発生部
61 高周波誘導コイル
62 プラズマトーチ
63 ガス供給口
64 トーチ冷却用ガス供給口
65 高周波電源装置
66 プラズマ
70 ボルテックスチューブ
71 供給口
72 冷気吐出口
73 暖気吐出口
74 流量調整弁
75 貯蔵ボンベ
76 プラズマ用供給ガス
77 流量調整弁
80 ボルテックスチューブ
81 プラズマトーチ用冷却ガス
82 流量調整弁
83 供給口
84 冷気吐出口
85 暖気吐出口
90 ボルテックスチューブ
91 高周波誘導コイル用冷却ガス
92 流量調整弁
93 供給口
94 冷気吐出口
95 暖気吐出口
100 マイクロ波電源装置
101 ボルテックスチューブ
102 放電管(プラズマトーチ)
103 プラズマ
104 プラズマ用供給ガス
105 冷気吐出口
106 暖気吐出口
107 供給口
108 流量調整弁
110 電極
111 プラズマ
112 放電管(プラズマトーチ)
113 高電圧パルス電源装置
114 プラズマ用供給ガス
115 冷気吐出口
116 暖気吐出口
117 供給口
118 ボルテックスチューブ
119 流量調整弁
120 プラズマトーチ
121 高周波誘導コイル
122 高周波電源装置
123 プラズマ用供給ガス
124 供給口
125 暖気吐出口
126 冷気吐出口
127 プラズマ
130 放電管(プラズマトーチ)
131 供給口
132 冷気吐出口
133 暖気吐出口
134 プラズマ用供給ガス
135 電極
136 高電圧パルス電源装置
137 プラズマ

Claims (6)

  1. プラズマを発生させるプラズマ発生装置において、気体供給口から供給された供給気体温度℃の供給気体を前記供給気体温度℃超える高温気体温度℃の高温気体及び前記供給気体温度℃未満の低温気体温度℃の低温気体に分離して、前記高温気体は暖気吐出口から吐き出すこと及び低温気体は冷気吐出口から吐き出すボルテックスチューブを備え、プラズマのもととなるプラズマ用供給ガスを前記ボルテックスチューブの前記気体供給口に供給することで前記プラズマ用供給ガスが前記冷気吐出口から冷却されて吐き出されることを特徴とするプラズマ発生装置用冷却器。
  2. プラズマを発生させるプラズマ発生装置において、気体供給口から供給された供給気体温度℃の供給気体を前記供給気体温度℃超える高温気体温度℃の高温気体及び前記供給気体温度℃未満の低温気体温度℃の低温気体に分離して、前記高温気体は暖気吐出口から吐き出すこと及び低温気体は冷気吐出口から吐き出すボルテックスチューブを備え、高周波電源装置に繋がる高周波誘導コイルを冷やす高周波誘導コイル用冷却ガスを前記ボルテックスチューブの前記気体供給口に供給することで前記高周波誘導コイル用冷却ガスが前記冷気吐出口から冷却されて吐き出されることを特徴とするプラズマ発生装置用冷却器。
  3. プラズマを発生させるプラズマ発生装置において、気体供給口から供給された供給気体温度℃の供給気体を前記供給気体温度℃超える高温気体温度℃の高温気体及び前記供給気体温度℃未満の低温気体温度℃の低温気体に分離して、前記高温気体は暖気吐出口から吐き出すこと及び低温気体は冷気吐出口から吐き出すボルテックスチューブを備え、プラズマの発生部であるプラズマトーチを冷却させるプラズマトーチ用冷却ガスを前記ボルテックスチューブの前記気体供給口に供給することで前記プラズマトーチ用供給ガスが前記冷気吐出口から冷却されて吐き出されることを特徴とするプラズマ発生装置用冷却器。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のプラズマ発生装置用冷却器において、さらに前記ボルテックスチューブの暖気吐出口から吐き出される高温気体の流量を流量調整弁で制御することで、冷気吐出口から吐き出される低温気体の温度を、気体供給口へ供給される供給気体の供給気体温度℃から0℃超え75℃以下の範囲のいずれか一つの引数温度℃を減算した差の範囲及び前記低温気体が液化する液化温度℃を超える範囲で制御するプラズマ発生装置用冷却器。
  5. プラズマを発生させるプラズマ発生装置において、プラズマの発生部であるプラズマトーチの構造をボルテックスチューブの構造と同じにすることで前記プラズマトーチに供給されるプラズマのもととなるプラズマ用供給ガスを冷却させるボルテックスチューブ型プラズマトーチを備えるプラズマ発生装置用冷却器。
  6. プラズマを発生させるプラズマ発生装置において、プラズマの発生部である放電管の構造をボルテックスチューブの構造と同じにすることで前記放電管に供給されるプラズマのもととなるプラズマ用供給ガスを冷却させるボルテックスチューブ型放電管を備えるプラズマ発生装置用冷却器。
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