JP2013152246A - 加水分解耐性ポリアクリルアミドゲル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ほとんどまたは全てのTrisまたはTris-Bisの代わりにトリエタノールアミンを組み込むことによって作製する。
【選択図】なし
Description
本出願は、2008年9月2日出願の米国特許仮出願第61/093,622号の恩典を主張し、その全文は参照により本明細書に組み入れられる。
一般に、研究、診断調査、および生化学的実験室におけるポリアクリルアミドゲル電気泳動(「PAGE」)の広範な用途は、大部分において、ポリアクリルアミドゲルの光学的な透明性と電気的な中立性、および、該ゲルで分離されるべき種の多種多様な分子量に対するポリアクリルアミドゲルの柔軟性と適合性によるものである。この柔軟性は、アクリルアミドモノマーの濃度および該モノマーに対する架橋剤、一般にはビス-アクリルアミドの割合を変動させることによって製造業者が該ゲルの多孔性を制御できることに起因する。PAGEは、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)が適切な緩衝液と共にゲルに組み込まれている場合に、タンパク質分離のために特に有用である。一般に使用される緩衝液は、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(「Tris」)およびビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタン(「Bis-Tris」)である。タンパク質分離用のポリアクリルアミドゲルの中でも優れているのは、元々はLaemmli, U.K., Nature 227: 680 (1970)(非特許文献1)によって記載されたものであり、これはpH8.8で緩衝液としてTris-HClを含む。残念なことに、たとえゲルを冷凍したとしても、pHが高いためにこれらのゲルは時間とともに加水分解する。加水分解によって、個々のタンパク質の移動距離が減少し、タンパク質バンドの分解能が低下する。加水分解を避けるためにpHを低下させると、ゲルによるタンパク質の分離が不明確になり、タンパク質混合物の有用な解析はもはや得ることができない。
ポリアクリルアミドゲルは、当技術分野で周知の方法により、重合触媒の存在下でアクリルアミドモノマーと架橋剤としてのビス-アクリルアミドとを重合させることによって形成され、本発明は、多種多様な多孔性を持つポリアクリルアミドゲルに対して適用可能である。同じく当技術分野で公知のように、全アクリルアミド濃度および全アクリルアミドに対するビス-アクリルアミドの割合を変動させることによって、該多孔性を調節することができる。当技術分野における一般的な慣例に従い、全アクリルアミド(すなわち、架橋剤を含む全モノマー)濃度は重量パーセントで表現し、記号Tで言及する一方、全モノマーに対する架橋剤の割合は同様に重量パーセントで表現し、記号Cで言及する。Tの値もCの値も本発明にとっては重要でないが、大多数の適用において、Tは約4%〜約25%の範囲、好ましくは約8%〜約15%の範囲であり、Cは約2%〜約10%の範囲、好ましくは約2.5%〜約5%の範囲である。重合を促進するための、当技術分野で公知の触媒の例は、過硫酸アンモニウム、N,N’-テトラメチレンジアミン(TEMED)、リボフラビン、およびβ-ジメチルアミノプロピオニトリルであり、その全てが、当業者には容易に明らかとなる触媒量で使用される。
本実施例は、本発明の範囲内でトリエタノールアミンを用いて調製したポリアクリルアミドゲルと、Tris-HClを用いて調製した、したがって本発明の範囲外であるポリアクリルアミドゲルとの、電気泳動分離における性能を比較するものである。分離は、ゲルを調製した当日に実施した。
本実施例では、アスパラギンおよびグリシンをそれぞれ様々な濃度で含む、本発明の範囲内のポリアクリルアミドゲルの性能を説明する。ゲルを調製した当日に、該ゲル上での電気泳動分離を実施した。
本実施例は、全てが本発明の範囲内でありかつTris-HClを使用しないアスパラギンおよびグリシンの濃度の変更と組み合わせた、トリエタノールアミンの使用の効果をさらに説明するものである。ゲルを調製した当日に、該ゲル上で試験を実施した。
本実施例は、加速試験における本発明の範囲内のポリアクリルアミドゲルについての有効期間調査である。該ゲルは、150mMトリエタノールアミン、5mMアスパラギン、および50mMまたは75mMいずれかのグリシンを含むT=10%およびC=2.6%のアクリルアミド/ビス-アクリルアミドから形成し、加速試験は、該ゲルを37℃で保存することによって実行した(37℃での1日間は、典型的な保存温度である4℃での1ヶ月間と同等である)。
本実施例は、様々な緩衝液を用いた、再度の加速試験における本発明の範囲内のポリアクリルアミドゲルについてのさらなる有効期間調査である。該ゲルは、以下に示す組成物を含むT=10%およびC=2.6%のアクリルアミド/ビス-アクリルアミドから形成した。使用した略語は以下の通りである:TEA=トリエタノールアミン;ASN=アスパラギン;AMME=2-アミノ-2-メチル-1.3-プロパンジオール(AMMEDIOL);IMM=イミダゾール;ADA=N-(2-アセトアミド)イミノ二酢酸;GLY=グリシン。
本実施例は、3種類の代替的緩衝液であるN-(2-アセトアミド)イミノ二酢酸(ADA)、マレイン酸、およびクエン酸と組み合わせたトリエタノールアミン(TEA)を用いて調製した、ポリアクリルアミドゲルの性能を説明する。該ゲルは、125mM TEA、132.5mMアスパラギン(ASN)、250mMグリシン(GLY)、および、40mM ADA、40mMクエン酸、20mMマレイン酸、または40mMマレイン酸のいずれかを含むT=10%およびC=2.6%のアクリルアミド/ビス-アクリルアミドから形成し、前述の実施例で使用したのと同じ標準タンパク質混合物を使用し、該標準タンパク質混合物の電気泳動は、該ゲルの調製当日にMiniProtean III電気泳動セル中で200Vにて実行した。
本実施例は有効期間調査であり、N-(2-アセトアミド)イミノ二酢酸(ADA)と組み合わせたゲル緩衝系に塩化ナトリウムを含めることの効果を説明するものである。ゲルは、125mMトリエタノールアミン(TEA)、132.5mMアスパラギン(ASN)、250mMグリシン(GLY)、および40mM ADA、ならびに、NaCl無し、10mM NaCl、または50mM NaClのいずれかを含むT=10%およびC=2.6%のアクリルアミド/ビス-アクリルアミドから形成した。該ゲルは、調製当日に使用するか、または37℃で12日間保存した。電気泳動は、Mini-Protean III電気泳動セル中で実施した。
本実施例は有効期間調査であり、様々な濃度でトリエタノールアミン緩衝系にクエン酸を含めることの効果を説明するものである。ゲルは、125mM TEA、132.5mM ASN、250mM GLY、10〜40mMクエン酸、および、NaCl無しまたは50mM NaClのいずれかを含むT=10%およびC=2.6%のアクリルアミド/ビス-アクリルアミドから形成した。該ゲルは、調製当日に使用するか、あるいは37℃で6または12日間保存した後に使用した。電気泳動のために、前述の実施例で使用したのと同じ標準タンパク質混合物を使用し、電気泳動を、MiniProtean III電気泳動セル中で200Vにて実行した。
本実施例はさらなる加速有効期間調査であり、本発明によるポリアクリルアミドゲルとLaemmli緩衝液中で調製したポリアクリルアミドゲルとを比較したものである。どちらのゲルもT値が10%、C値が2.6%であった。本発明のポリアクリルアミドゲルは、50mMトリエタノールアミン、100mMグリシン、100mMタウリン、01mM Tris-HCl、および49mMグリコール酸の組成を有する緩衝液中で調製した。調製30分後のモノマー溶液のpHは6.5であった。Laemmli緩衝液は60mM Tris-HCl、10%グリセロール、2% SDS、および5%β-メルカプトエタノールで構成され、pHを約8.8に調整するためのHClを含んだ。
本実施例は、ゲルを4℃で10ヶ月間保存することによるリアルタイムの有効期間調査である。本発明によるポリアクリルアミドゲルを、Tris-HClおよびタウリンを含むがトリエタノールアミンは含まない緩衝液中で調製したポリアクリルアミドゲルと比較した。両方のゲルのC値は2.6%であり、本発明のゲルのT値は12%であったが、Laemmli緩衝液中で調製したゲルは、タンパク質移動の方向にT値が4%から20%まで増大する勾配ゲルであった。本発明のポリアクリルアミドゲルは、50mMトリエタノールアミン、100mMグリシン、100mMタウリン、0.1mM Tris-HCl、および49mMグリコール酸の組成を有する緩衝液中で調製した。調製30分後のモノマー溶液のpHは6.5であった。比較緩衝液は、pH6.5の75mM Tris-HClおよび200mMタウリンで構成された。
[本発明1001]
トリエタノールアミンを含む緩衝液中の架橋ポリアクリルアミドを含む、ポリアクリルアミドゲルであって、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを有さないかまたは約0.3mM以下で有し、かつ、g/L ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンを有さないかまたは約0.3mM以下で有する、ゲル。
[本発明1002]
前記トリエタノールアミンが前記ゲルの約10mM〜約250mMを構成する、本発明1001のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1003]
前記トリエタノールアミンが前記ゲルの約75mM〜約150mMを構成する、本発明1001のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1004]
トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを欠き、かつビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンを欠く、本発明1001のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1005]
前記トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンが、前記ゲルの約0.03mM〜約0.3mMを構成し、かつ該ゲルが、ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンを欠く、本発明1001のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1006]
前記ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンが、前記ゲルの約0.03mM〜約0.3mMを構成し、かつ該ゲルが、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを欠く、本発明1001のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1007]
前記トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンが、前記ゲルの約0.03mM〜約0.3mMを構成し、かつ前記ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンが、前記ゲルの約0.03mM〜約0.3mMを構成する、本発明1001のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1008]
両性電解質をさらに含む、本発明1001のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1009]
前記両性電解質が、濃度約50mM〜約500mMのグリシンである、本発明1008のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1010]
前記グリシンに対して約0.1 mol%〜約65 mol%の割合の共存両性電解質をさらに含む、本発明1009のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1011]
前記共存両性電解質が、前記グリシンに対して約20 mol%〜約60 mol%の割合である、本発明1010のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1012]
前記共存両性電解質が、アスパラギン、タウリン、スレオニン、セリン、およびヒスチジンからなる群より選択される要素である、本発明1010のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1013]
前記共存両性電解質が、タウリンであり、かつ前記グリシンに対して約20 mol%〜約60 mol%の割合である、本発明1010のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1014]
濃度約10mM〜約500mMの弱酸をさらに含む、本発明1009のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1015]
約4重量%〜約25重量%のポリアクリルアミド濃度を有し、架橋剤の割合が約2重量%〜約10重量%である、本発明1001のポリアクリルアミドゲル。
[本発明1016]
電気泳動によってタンパク質の混合物を分離するための方法であって、以下の工程を含む方法:
(i) ゲルに該混合物の試料をロードする工程であって、該ゲルが、トリエタノールアミンを含む緩衝液中の架橋ポリアクリルアミドを含み、該ゲルが、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを有さないかまたは約0.3mM以下で有し、かつ、g/L ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンを有さないかまたは約0.3mM以下で有する、工程;および
(ii) 該ゲル全体に電圧をかけて、該タンパク質を、該ゲル内で分離してバンドとなるまで、該ゲルを通じて異なる速度で移動させる工程。
[本発明1017]
前記トリエタノールアミンが前記ゲルの約10mM〜約250mMを構成する、本発明1016の方法。
[本発明1018]
前記ゲルが、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを欠き、かつビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンを欠く、本発明1016の方法。
[本発明1019]
前記トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンが、前記ゲルの約0.03mM〜約0.3mMを構成し、かつ前記ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンが、前記ゲルの約0.03mM〜約0.3mMを構成する、本発明1016の方法。
[本発明1020]
前記ゲルが、濃度約50mM〜約500mMのグリシンをさらに含む、本発明1016の方法。
[本発明1021]
前記ゲルが、濃度約50mM〜約500mMのグリシン、および該グリシンに対して約20 mol%〜約60 mol%の割合である共存両性電解質をさらに含む、本発明1016の方法。
[本発明1022]
前記トリエタノールアミンが前記ゲルの約10mM〜約250mMを構成し、該ゲルが、濃度約50mM〜約500mMのグリシン、該グリシンに対して約20 mol%〜約60 mol%の割合である共存両性電解質、および濃度約10mM〜約500mMの弱酸をさらに含む、本発明1016の方法。
[本発明1023]
前記電圧が少なくとも約350ボルトである、本発明1016の方法。
[本発明1024]
前記電圧が約400ボルト〜約600ボルトである、本発明1016の方法。
Claims (24)
- トリエタノールアミンを含む緩衝液中の架橋ポリアクリルアミドを含む、ポリアクリルアミドゲルであって、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを有さないかまたは約0.3mM以下で有し、かつ、g/L ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンを有さないかまたは約0.3mM以下で有する、ゲル。
- 前記トリエタノールアミンが前記ゲルの約10mM〜約250mMを構成する、請求項1記載のポリアクリルアミドゲル。
- 前記トリエタノールアミンが前記ゲルの約75mM〜約150mMを構成する、請求項1記載のポリアクリルアミドゲル。
- トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを欠き、かつビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンを欠く、請求項1記載のポリアクリルアミドゲル。
- 前記トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンが、前記ゲルの約0.03mM〜約0.3mMを構成し、かつ該ゲルが、ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンを欠く、請求項1記載のポリアクリルアミドゲル。
- 前記ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンが、前記ゲルの約0.03mM〜約0.3mMを構成し、かつ該ゲルが、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを欠く、請求項1記載のポリアクリルアミドゲル。
- 前記トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンが、前記ゲルの約0.03mM〜約0.3mMを構成し、かつ前記ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンが、前記ゲルの約0.03mM〜約0.3mMを構成する、請求項1記載のポリアクリルアミドゲル。
- 両性電解質をさらに含む、請求項1記載のポリアクリルアミドゲル。
- 前記両性電解質が、濃度約50mM〜約500mMのグリシンである、請求項8記載のポリアクリルアミドゲル。
- 前記グリシンに対して約0.1 mol%〜約65 mol%の割合の共存両性電解質をさらに含む、請求項9記載のポリアクリルアミドゲル。
- 前記共存両性電解質が、前記グリシンに対して約20 mol%〜約60 mol%の割合である、請求項10記載のポリアクリルアミドゲル。
- 前記共存両性電解質が、アスパラギン、タウリン、スレオニン、セリン、およびヒスチジンからなる群より選択される要素である、請求項10記載のポリアクリルアミドゲル。
- 前記共存両性電解質が、タウリンであり、かつ前記グリシンに対して約20 mol%〜約60 mol%の割合である、請求項10記載のポリアクリルアミドゲル。
- 濃度約10mM〜約500mMの弱酸をさらに含む、請求項9記載のポリアクリルアミドゲル。
- 約4重量%〜約25重量%のポリアクリルアミド濃度を有し、架橋剤の割合が約2重量%〜約10重量%である、請求項1記載のポリアクリルアミドゲル。
- 電気泳動によってタンパク質の混合物を分離するための方法であって、以下の工程を含む方法:
(i) ゲルに該混合物の試料をロードする工程であって、該ゲルが、トリエタノールアミンを含む緩衝液中の架橋ポリアクリルアミドを含み、該ゲルが、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを有さないかまたは約0.3mM以下で有し、かつ、g/L ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンを有さないかまたは約0.3mM以下で有する、工程;および
(ii) 該ゲル全体に電圧をかけて、該タンパク質を、該ゲル内で分離してバンドとなるまで、該ゲルを通じて異なる速度で移動させる工程。 - 前記トリエタノールアミンが前記ゲルの約10mM〜約250mMを構成する、請求項16記載の方法。
- 前記ゲルが、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを欠き、かつビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンを欠く、請求項16記載の方法。
- 前記トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンが、前記ゲルの約0.03mM〜約0.3mMを構成し、かつ前記ビス(2-ヒドロキシエチル)アミノ-トリス(ヒドロキシメチル)メタンが、前記ゲルの約0.03mM〜約0.3mMを構成する、請求項16記載の方法。
- 前記ゲルが、濃度約50mM〜約500mMのグリシンをさらに含む、請求項16記載の方法。
- 前記ゲルが、濃度約50mM〜約500mMのグリシン、および該グリシンに対して約20 mol%〜約60 mol%の割合である共存両性電解質をさらに含む、請求項16記載の方法。
- 前記トリエタノールアミンが前記ゲルの約10mM〜約250mMを構成し、該ゲルが、濃度約50mM〜約500mMのグリシン、該グリシンに対して約20 mol%〜約60 mol%の割合である共存両性電解質、および濃度約10mM〜約500mMの弱酸をさらに含む、請求項16記載の方法。
- 前記電圧が少なくとも約350ボルトである、請求項16記載の方法。
- 前記電圧が約400ボルト〜約600ボルトである、請求項16記載の方法。
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