JP2013151408A - メタンガス分解装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原料ガスに水蒸気を含ませずに、電極部分へのカーボンの付着を防止して、メタンガスを効率的かつ連続的に分解することができるメタンガス分解装置を提供する。
【解決手段】
循環路2に設けられた反応管3は、一対の放電電極30a,30bにおいて、供給されたガスの一部を未反応のまま一対の放電電極30a,30b間で生成されたカーボンを粉砕するように供給するする複数の第2供給口35a,35a,・・と、粉砕されたカーボンの反応管3内への付着を抑えるように排気する複数の排気口35b,35b,・・とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、メタンガスを分解することによりカーボンと水素を生成するメタンガス分解装置に関する。
従来、この種のメタンガス分解装置としては、対向配置された一対の放電電極間の放電ギャップに、原料ガスが集中するように供給することで、水素ガスを効率的に発生される装置が知られている。かかるメタンガス分解装置では、原料ガスに水蒸気を含ませることにより、水素ガスと共に生成されるカーボンを一酸化炭素または二酸化炭素とする。
(下記特許文献1 [0011]〜[0014]、[図1]参照)。
特開2003−212502号公報
しかしながら、従来のメタンガス分解装置では、原料ガスに水蒸気を含ませることにより、放電電極間の原料ガスの分解効率が低下するという問題がある。
また、水素ガスと共に生成されるカーボンは、その一部が一酸化炭素または二酸化炭素とならずにカーボンのまま存在するため、メタンガスを連続的に分解させた場合には、未反応のカーボンが水蒸気により電極部分や管路内により付着し易くなるという問題があった。
一方で、原料ガスに水蒸気を含ませないことも考えられるが、この場合には、水素ガスと共に生成されるカーボンを除去することができず、特に電極部分に堆積して放電、ひいてはメタンガスの分解ができなくなるという問題があった。
そこで、本発明は、原料ガスに水蒸気を含ませずに、電極部分へのカーボンの付着を防止して、メタンガスを効率的かつ連続的に分解することができるメタンガス分解装置を提供することを目的とする。
第1発明のメタンガス分解装置は、メタンガスを分解することによりカーボンと水素とを含む反応ガスを連続的に生成するメタンガス分解装置であって、
前記メタンガスを供給するメタンガス供給路と、
前記メタンガス供給路に連結された循環路と、
前記循環路に設けられ、内部に、通電により放電する相対向する一対の放電電極を有する反応管と、
前記循環路の前記反応管の下流に設けられ、前記反応ガスのカーボンを分離するカーボン分離部と、
前記循環路のカーボン分離部の下流に設けられ、カーボンが分離された反応ガスから水素を分離する水素分離部と、
前記循環路において、前記水素分離部の下流であって前記反応管の上流に設けられ、前記メタンガス供給路を介して供給されたメタンガスおよび未反応ガスを所定圧力で前記反応管に供給するガス供給部と
を備え、
前記反応管は、前記一対の放電電極において、前記ガス供給部を介して該反応管に供給されたガスの一部を未反応のまま該一対の放電電極間で生成されたカーボンを粉砕するように供給するする供給口と、粉砕されたカーボンの該反応管内への付着を抑えるように排気する排気口とを備えることを特徴とする。
第1発明のメタンガス分解装置によれば、メタンガスを分解することによりカーボンと水素を含む反応ガスを生成する。そのため、原料ガスに水蒸気を含ませる必要がなく、メタンガスを効率的に分解することができる。
また、この場合において、反応ガスに含まれるカーボンは、反応管の供給口から供給された反応に寄与しない未反応ガスにより粉砕されて飛散する。そして、飛散したカーボンは、原料ガスに水蒸気を含まないため反応管内への付着が抑制され、反応ガスおよび未反応ガスと共に排気口から速やかに排気される。そのため、生成したカーボンが電極部分や管路内により付着することを防止することができる。
このように、第1発明のメタンガス分解装置によれば、原料ガスに水蒸気を含ませずに、電極部分へのカーボンの付着を防止して、メタンガスを効率的かつ連続的に分解することができる。
第2発明のメタンガス分解装置は、第1発明において、
前記反応管において、前記供給口から供給された前記ガスが前記排気口へ向って前記一対の放電電極を横切るように該供給口および該排気口が形成されることを特徴とする。
第2発明のメタンガス分解装置によれば、供給口から供給されたガスが排気口へ向って一対の放電電極を横切るように供給口および排気口を構成することで、反応管の供給口から供給された反応に寄与しないガスにより粉砕されて飛散させることができ、飛散したカーボンを、反応管内へ付着が抑制しつつ、反応ガスおよび未反応ガスと共に排気口から速やかに排気することができる。これにより、電極部分へのカーボンの付着を防止して、メタンガスを効率的かつ連続的に分解することができる。
第3発明のメタンガス分解装置は、第1または第2発明において、
前記供給口と前記排気口とのいずれか一方または両方が複数形成されると共に、該供給口の口径と該排気口の口径とを異ならせることにより、該供給口と該排気口との間で乱流を発生させることを特徴とする。
第3発明のメタンガス分解装置によれば、供給口と排気口とのいずれか一方または両方を複数形成すると共に、これらの口径を異ならせることにより、供給口と排気口との間で乱流が発生する。かかる乱流により、メタンガスを分解することにより生成されたカーボンを粉砕して飛散させることができ、飛散したカーボンを、反応管内へ付着が抑制しつつ、反応ガスおよび未反応ガスと共に排気口から速やかに排気することができる。これにより、電極部分へのカーボンの付着を防止して、メタンガスを効率的かつ連続的に分解することができる。
本実施形態のメタンガス分解装置の全体構成を示す構成図。 本実施形態の反応管の放電電極の構造を示す説明図。 反応管の放電電極の変更例を示す説明図。 反応管の放電電極の他の変更例を示す説明図。 反応管の放電電極の他の変更例を示す説明図。 反応管の放電電極の他の変更例を示す説明図。 反応間の放電電極の他の変更例を示す説明図。
図1に示すように、本実施形態のメタンガス分解装置は、メタンガスを分解することによりカーボンと水素とを連続的に生成する装置であって、メタンガス供給路1と、循環路2と、反応管3と、カーボン分離部4と、水素分離部5と、ポンプ6(本発明のガス供給部に相当する)と、水素吸蔵合金7(水素タンク)とを備える。
メタンガス供給路1は、天然ガスやバイオガス等のメタンガスの供給源(図示省略)に一端が接続されたガス供給管であって、他端が循環路2に接続される。
メタンガス供給路1には、メタンガスの循環路2への供給を開栓・閉栓により切替可能なガス栓1aと、供給するメタンガスのガス圧を調整する圧力調整弁1bと、循環路2からのガスの逆流を防止する逆流防止弁1cとが設けられている。
循環路2は、破線2´で示す循環路において、メタンガス供給路1に分岐管2aを介して接続される。さらに、循環路2には、分岐管2aの下流側において、ポンプ6、反応管3、カーボン分離部4、および水素分離部5が、この順番に設けられている。
反応管3は、一対の電極間の放電により(図2参照)、メタンガスを直接分解して、カーボンと水素とを生成する。なお、反応管3の具体的な構成については、図2を参照して詳細を後述する。
カーボン分離部4は、カーボン分離フィルタから構成され、反応管3で生成されたカーボンを含む反応ガスおよび未反応ガスから、カーボンを分離する。カーボン分離フィルタは、一次フィルタ4aと二次フィルタ4bとから構成され、一次フィルタ4aおよび二次フィルタ4bにより分離されたカーボンはカーボン分離部4の底部に蓄積されるようになっている。
一次フィルタ4aは、カーボン分離部4の入口側に設けられ、二次フィルタ4bよりもメッシュが粗く、目詰まりを起こすことなく、供給された反応ガスおよび未反応ガスから粒径の比較的大きなカーボンを分離する。
一方、二次フィルタ4bは、カーボン分離部4の出口側に設けられ、一次フィルタ4aによりカーボンが一次的に分離された反応ガスおよび未反応ガスから、カーボンを完全に分離する。すなわち、二次フィルタ4bは、カーボン分離部4を経て排出される反応ガスおよび未反応ガスにカーボンが含まれないように、そのメッシュが選択されている。
水素分離部5は、水素透過膜により構成される。この水素透過膜は、Pd膜であって、Pd膜表面に水素分子が吸着され、吸着された水素分子が水素原子に分離し、分離した水素原子からPdが電子を奪い陽子となりPd中に拡散する。これにより、Pd膜の反対面で陽子と電子が再結合して水素分子となり、水素ガスのみがPd膜を通過する。
ポンプ6は、水素分離部5と反応管3との間に設けられ、反応管3に所望の圧力でガスを供給する押込型のポンプである。具体的に、ポンプ6は、水素分離部5で水素透過膜を通過することができずに循環する未反応ガスと、メタンガス供給路1から供給されたメタンガスとの混合ガスを、反応管3に所望の圧力で供給する。なお、水素分離部5とポンプ6に間には、流速調整器2bが設けられており、水素分離部5で水素透過膜を通過することができなかった未反応ガスの流速が調整可能となっている。
水素吸蔵合金7は、水素分離部5から供給された高濃度の水素を吸着して貯蔵する水素タンクである。なお、水素吸蔵合金7またはその上流には水素ガスの圧力が一時的に高まった場合にこれを開放する防爆装置(図示省略)が設けられてもよい。
水素分離部5と水素吸蔵合金7との間には、逆流防止弁5aが設けられている。また、水素分離部5と水素吸蔵合金7との間に、分岐管5bを介してバイパス路8の一端が接続されると共に、バイパス路8の他端が分岐管2cを介して循環路2に接続されているが、バイパス路8は、ガス栓5cにより通常閉栓されている。
図2を参照して、説明を後回しにした、反応管3の構成について説明する。
反応管3は、一対の放電電極30a,30bと、一対の放電電極30a,30bを覆って断気するシリコンチューブ31と、一対の放電電極30a,30bにそれぞれ接続された接続端子32a,32bとを備える。なお、接続端子32a,32bは、電源装置(図示省略)に接続され、所定の電圧および電流で通電される。
具体的な一対の放電電極30a,30bの構成について説明する。
まず、ガスが供給される上流側の第1放電電極30aは、テーパー状の先端部33aと、先端部33aの中心を貫通させた第1供給口34aと、先端部33aの手前でこれを取り囲むように形成された複数の第2供給口35a,35a,・・とを備える。なお、第1供給口34aおよび第2供給口35a,35a,・・とは、第1放電電極30a内で連通している。
一方、ガスが排出される下流側の第2放電電極30bは、テーパー状の先端部33bと、先端部33bの手前でこれを取り囲むようにテーパー面に形成された複数の排気口35b,35b,・・とを備える。
ここで、第1放電電極30aの第2供給口35a,35a,・・と、第2放電電極30bの排気口35b,35b,・・とは、その径が異なる共に、互いに対向しないように配置される。すなわち、第2供給口35a,35a,・・の径に対して、排気口35b,35b,・・の径は大きく、第2供給口35aと排気口35bとは対向しないように配置される。これにより、供給されたガスは、第2供給口35a,35a,・・と排気口35b,35b,・・との間で乱流となる。
次に、以上のように構成されたメタンガス分解装置の作動について、図1および図2を参照して説明する。
まず、メタンガス供給路1を介して供給されるメタンガスは、分岐管2aから循環路2に供給される。循環路2に供給されたメタンガスは、それ以前に供給され反応管3で未反応のまま循環路2を循環する未反応ガスと混合する。
これらの混合ガスは、ポンプ6により所定の圧力で反応管3に供給される。反応管3に供給された混合ガスは、反応管3における一対の放電電極30a,30b間での放電プラズマにより、混合ガス中のメタンガスが直接分解される。
このとき、放電は第1放電電極30aと第2放電電極30bとの間で起こるため、第1供給口34aから吐出されたガス中のメタンガスが主として分解される。そのため、分解により生成されたカーボンが第1放電電極30aと第2放電電極30bとの間に積層され得る。
しかしながら、第1放電電極30aの第2供給口35a,35a,・・から、第2放電電極30bの排気口35b,35b,・・へ向って吐出されたガスは、上述のように乱流となる。乱流となったガスは、主としてメタンガスの分解に寄与するものではないが、かかる乱流となった未反応ガスは、第1放電電極30aと第2放電電極30bとの間を複雑に横切り、生成されたカーボンを第1放電電極30aと第2放電電極30bとの間で粉砕して飛散させる。
これにより、反応管3を経た後のガスは、メタンガスが分解され水素およびカーボンを含む反応ガスのほか、メタンガスが分解されないままの未反応ガスとの混合ガスとなり、カーボン分離部4に供給される。
カーボン分離部4に供給された混合ガスは、ガス中のカーボンが分離される。これにより、カーボン分離部4を経た後のガスは、反応ガス中のカーボンが分離除去された水素ガスと、未反応ガスの混合ガスとなっている。
次いで、水素分離部5に供給された混合ガスは、水素透過膜によりガス中の水素が分離される。分離された水素は、水素吸蔵合金7に供給され、水素吸蔵合金7から燃料電池等に水素が供給可能となっている。一方、水素透過膜を通過できない未反応ガスは、循環路2へ導入され、新たに供給されたメタンガスと共に再び反応管3に供給される。
以上が、本実施形態のメタンガス分解装置の作動である。
かかる本実施形態のメタンガス分解装置によれば、メタンガスのみを直接分解するため、原料ガスに水蒸気を含ませる必要がなく、メタンガスを効率的に分解することができる。
このとき、反応管3では、第2供給口35a,35a,・・から供給された反応に寄与しないガスにより、メタンガスの分解により生成されたカーボンが粉砕されて飛散する。そして、飛散したカーボンは、原料ガスに水蒸気を含まないため反応管3内への付着が抑制され、反応ガスおよび未反応ガスと共に排気口35b,35b,・・から速やかに排気される。そのため、生成したカーボンが一対の放電電極30a,30bや管路内により付着することを防止することができる。
このように、本実施形態のメタンガス分解装置によれば、原料ガスに水蒸気を含ませずに、電極部分へのカーボンの付着を防止して、メタンガスを効率的かつ連続的に分解することができる。
なお、本実施形態では、図2に示す第1放電電極30aおよび第2放電電極30bについて説明したが、一対の放電電極はこれに限定されるものではなく、反応管3に供給されたガスの一部を未反応のまま放電電極間で生成されたカーボンを粉砕するように供給するする供給口と、粉砕されたカーボンの反応管3内への付着を抑えるように排気する排気口とを備えるものであれば、種々の形態が採用され得る。
例えば、図3に示すように、絶縁ケース31´内において、第1放電電極30aのテーパー状の先端部33aと、第2放電電極30bのテーパー状の先端部33bとのぞれぞれの中心に貫通孔を設けて、ガス供給口34a´,34b´とすると共に、放電部分の下方に排気口36を設けるようにしてもよい。
この場合、これらのガス供給口34a´,34b´は、循環路2から分岐して互いに連通している。そのため、これらのガス供給口34a´,34b´を対向して設けることで、ガス供給口34a´,34b´からそれぞれ吐出されたガスは、第1放電電極30aおよび第2放電電極30bの間で乱流となり、これらの間で生成されたカーボンを粉砕して飛散させることができる。さらに、粉砕されたカーボンを含むガスは、その直下に設けられた排気口36から速やかに排気され、粉砕されたカーボンの反応管3内への付着を抑制することができる。
また、図4に示すように、第1放電電極30aをモータ37により回転させるようにしてもよい。このとき、供給口34a´´は、第1放電電極30aの中心軸上の貫通孔となっており、モータ37による第1放電電極30aの回転と相まって、第2放電電極30bとの間で生成されたカーボンを吐出されたガスにより粉砕することができると共に、排気口36から速やかに排気して、反応管3内への付着を抑制することができる。
さらに、図5に示すように、第1放電電極30aと第2放電電極30bとの間にモータ37により回転する円盤状の回転電極30cを設けて、第1放電電極30aと回転電極30cとの間で放電プラズマを発生させると共に、第2放電電極30bと回転電極30cとの間でも放電プラズマを発生させるようにしてもよい。
この場合、供給口36aから供給されたガスは、第1放電電極30aと回転電極30cとの間の放電部分、および、第2放電電極30bと回転電極30cとの間の放電部分をそれぞれ横切るように通過する。そのため、モータ37による回転電極30cの回転と相まって、各放電部分で生成されたカーボンを未反応ガスにより粉砕することができると共に、排気口36bから速やかに排気して、反応管3内への付着を抑制することができる。
また、図6に示すように、第1放電電極30aをモータ37により回転させる代わりに、第1放電電極30aを複数の回転羽とすることで、これを自転させるようにしてもよい。この場合、第1放電電極30aの回転と相まって、針状の第2放電電極30bとの間で生成されたカーボンを吐出されたガスの回転乱流により粉砕することができると共に、排気口36から速やかに排気して、反応管3内への付着を抑制することができる。
さらに、図7に示すように、供給されたガスの進行方向と、電極による放電方向とが垂直となるようにしてもよい。この場合、第1放電電極30aと第2放電電極30bとの間にモータ(図示省略)により回転する円盤状の回転電極30cを設けて、第1放電電極30aと回転電極30cとの間で放電プラズマを発生させると共に、第2放電電極30bと回転電極30cとの間でも放電プラズマを発生させる。
このとき、D−D線断面図に破線で示すように、供給されたガスの進行方向を電極の放電方向と垂直にすることで、電極間30a−30c,30b−30cに生成されたカーボンをより効率よく粉砕することができる。さらに、ガスを電極間30a−30c,30b−30cに供給する際に、予め絞りを設けてガスの流速を上げることで、より確実に生成したカーボンを粉砕して飛散させることができる。
1…メタンガス供給路、2…循環路、3…反応管、4…カーボン分離部、5…水素分離部、6…ポンプ、7…水素吸蔵合金(水素タンク)、30a,30b…一対の放電電極(30a…第1放電電極、30b…第2放電電極)、34a…第1供給口、34a´,34b´,36a…供給口、35a…第2供給口、35b,36,36b…排気口、37…モータ。

Claims (3)

  1. メタンガスを分解することによりカーボンと水素とを含む反応ガスを連続的に生成するメタンガス分解装置であって、
    前記メタンガスを供給するメタンガス供給路と、
    前記メタンガス供給路に連結された循環路と、
    前記循環路に設けられ、内部に、通電により放電する相対向する一対の放電電極を有する反応管と、
    前記循環路の前記反応管の下流に設けられ、前記反応ガスのカーボンを分離するカーボン分離部と、
    前記循環路のカーボン分離部の下流に設けられ、カーボンが分離された前記反応ガスから水素を分離する水素分離部と、
    前記循環路において、前記水素分離部の下流であって前記反応管の上流に設けられ、前記メタンガス供給路を介して供給されたメタンガスおよび未反応ガスを所定圧力で前記反応管に供給するガス供給部と
    を備え、
    前記反応管は、前記一対の放電電極において、前記ガス供給部を介して該反応管に供給されたガスの一部を未反応のまま該一対の放電電極間で生成されたカーボンを粉砕するように供給するする供給口と、粉砕されたカーボンの該反応管内への付着を抑えるように排気する排気口とを備えることを特徴とするメタンガス分解装置。
  2. 請求項1記載のメタンガス分解装置において、
    前記反応管において、前記供給口から供給された前記ガスが前記排気口へ向って前記一対の放電電極を横切るように該供給口および該排気口が形成されることを特徴とするメタンガス分解装置。
  3. 請求項1または2記載のメタンガス分解装置において、
    前記供給口と前記排気口とのいずれか一方または両方が複数形成されると共に、該供給口の口径と該排気口の口径とを異ならせることにより、該供給口と該排気口との間で乱流を発生させることを特徴とするメタンガス分解装置。
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