JP2013150165A - 宅内通信装置および省電力化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】上りフレームが存在する場合でも、上りフレーム受信部及び上りフレーム送信部の停止を可能にし、停止に伴う上りフレームの遅延発生を防ぐ。
【解決手段】加入者側ゲートウェイ装置3は、上りフレーム送信部301の停止と起動に要する総時間及び上りフレーム受信部203の停止と起動に要する総時間のうちどちらか大きい方の時間と、上りバッファ303に蓄積された全ての上りフレームを送信するのに要する時間とを合計した合計時間を少なくとも上回る上り起動時間を、残り時間と比較し、上り起動時間が残り時間以下の場合、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203を停止させ、上り起動時間が残り時間よりも大きい場合、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203を起動させる上り停止/起動制御部306aを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、加入者系ポイント・トゥ・マルチポイント型光通信ネットワークにおいて用いられる宅内通信装置の省電力化技術に関するものである。
図15に加入者系ポイント・トゥ・マルチポイント型光通信ネットワークの構成図を示す。当該ネットワークは、局側通信装置(Optical Line Terminal、以下、OLTとする)1と、加入者側終端装置(Optical Network Unit、以下、ONUとする)2及び加入者側ゲートウェイ装置(Home Gate Way、以下、HGWとする)3を有する宅内通信装置とからなる。OLT1は、光ファイバ4と光スプリッタ5を介して複数のONU2と接続される。各々のONU2は、UNI(User Network Interface)を介してHGW3と接続される。HGW3は、様々な家庭内情報機器(不図示)と接続される。
OLT1から送信される下りフレームは、OLT1から全ONU2へと送信される。各ONU2は、自装置宛ての下りフレームのみを受信し、この下りフレームをHGW3へ送信する。HGW3は、家庭内情報機器に当該下りフレームを送信する。
家庭内情報機器から送信された上りフレームは、HGW3を介してONU2へと送信される。ONU2は、受信した上りフレームをOLT1の指示に従って送信する。図16に上りフレームの送信処理の詳細を示す。家庭内情報機器から送信された上りフレームは、HGW3の上りバッファに一旦蓄積され、ONU2へと送信される。ONU2は、受信した上りフレームを、上りバッファに蓄積する。ONU2は、上りバッファに蓄積されているデータ量をREPORTフレームに記し、OLT1へと通知する。REPORTフレームは、ONU2の上りバッファに蓄積された送信待ちのデータ量が少なくとも記された制御フレームである。
OLT1は、受信したREPORTフレームに記されている蓄積データ量を基に、送信元のONU2について送信許可時間と送信許可時刻とを決定し、当該送信許可時間と送信許可時刻とをGATEフレームに記してONU2へと送信する。GATEフレームは、ONU2に送信を許可する時刻である送信許可時刻と送信を許可する期間を表す送信許可時間とが少なくとも記された制御フレームである。ONU2は、GATEフレームを受信すると、上りバッファに蓄積されているデータ量の内、送信許可時間内に送信できるデータ量を検索する。ONU2は、検索した結果、送信可能と判断したデータ量のデータを、送信許可時刻に送信し、送信できないデータ量のデータについてはそのデータ量をREPORTフレームに記し、OLT1へと送信する。
近年、加入者系ポイント・トゥ・マルチポイント型光通信ネットワークにも省電力化が求められるようになり、特に装置台数が多い宅内通信装置の省電力化が求められるようになった。これまでに、ONU2とHGW3との間を流通するトラヒックが無い時に、ONU2におけるHGW3とのフレーム送受信に関わる一部とHGW3におけるONU2とのフレーム送受信に関わる一部とを停止することで、省電力化する方法が開示されている(非特許文献1、非特許文献2参照)。
図17に非特許文献1、非特許文献2の省電力化方法を適用した場合におけるONU2とHGW3の構成図を示す。ONU2は、ONU2とOLT1との間を流通する上りフレームと下りフレームの転送に関わる通常処理部200と、上りフレームを蓄積する上りバッファ201と、下りフレームを蓄積する下りバッファ202と、ONU2とHGW3との間を流通する上りフレームの転送に関わる上りフレーム受信部203と、ONU2とHGW3との間を流通する下りフレームの転送に関わる下りフレーム送信部204と、下りトラヒックの有無を監視する下りトラヒック監視部205と、下りフレーム送信部204への停止/起動を指示する下り停止/起動制御部206とを備える。
HGW3は、ONU2とHGW3との間を流通する下りフレームの転送に関わる下りフレーム受信部300と、ONU2とHGW3との間を流通する上りフレームの転送に関わる上りフレーム送信部301と、下りフレームを蓄積する下りバッファ302と、上りフレームを蓄積する上りバッファ303と、HGW3に接続される家庭内情報機器への上りフレーム及び下りフレームの転送に関わる通常処理部304と、上りトラヒックの有無を監視する上りトラヒック監視部305と、上りフレーム送信部301への停止/起動を指示する上り停止/起動制御部306とを備える。
HGW3の上りトラヒック監視部305において上りフレームが所定の時間以上存在しないことが検出された場合、上り停止/起動制御部306は、通常処理部304に対して上りフレームの送信停止指示を行った後、上りフレーム送信部301に対して停止を指示する。上りフレーム送信部301が停止指示を受けると、当該指示がONU2の上りフレーム受信部203にも伝達され、ONU2の上りフレーム受信部203及びHGW3の上りフレーム送信部301は停止する。
上りフレーム送信部301の停止中に、HGW3が上りフレームを受信した場合には、当該上りフレームをHGW3の上りバッファ303に蓄積する。同時に、当該受信を上りトラヒック監視部305が検出するので、上り停止/起動制御部306は、上りフレーム送信部301に対して起動を指示する。上りフレーム送信部301が起動指示を受けると、当該指示がONU2の上りフレーム受信部203にも伝達され、ONU2の上りフレーム受信部203及びHGW3の上りフレーム送信部301が起動を開始する。この起動が完了すると、HGW3の上り停止/起動制御部306は、通常処理部304に対して上りフレーム送信停止解除指示を行い、上りバッファ303に蓄積された上りフレームをONU2へと送信させる。
同様に、ONU2の下りトラヒック監視部205において下りフレームが所定の時間以上存在しないことが検出された場合、下り停止/起動制御部206は、通常処理部200に対して下りフレームの送信停止指示を行った後、下りフレーム送信部204に対して停止を指示する。下りフレーム送信部204が停止指示を受けると、当該指示がHGW3の下りフレーム受信部300にも伝達され、ONU2の下りフレーム送信部204及びHGW3の下りフレーム受信部300は停止する。
下りフレーム送信部204の停止中に、ONU2が下りフレームを受信した場合には、当該下りフレームをONU2の下りバッファ202に蓄積する。同時に、当該受信を下りトラヒック監視部205が検出するので、下り停止/起動制御部206は、下りフレーム送信部204に対して起動を指示する。下りフレーム送信部204が起動指示を受けると、当該指示がHGW3の下りフレーム受信部300にも伝達され、ONU2の下りフレーム送信部204及びHGW3の下りフレーム受信部300が起動を開始する。この起動が完了すると、下り停止/起動制御部206は、通常処理部200に対して下りフレーム送信停止解除指示を行い、下りバッファ202に蓄積された下りフレームをHGW3へと送信させる。
なお、非特許文献1において、上りフレーム送信部301と上りフレーム受信部203との間、及び下りフレーム送信部204と下りフレーム受信部300との間で同期を維持するために停止期間中に実行するリフレッシュは、上り停止/起動制御部306及び下り停止/起動制御部206が実行を指示するのではなく、上りフレーム送信部301と上りフレーム受信部203との間、及び下りフレーム送信部204と下りフレーム受信部300との間で停止期間中に各々実行されるものとする。
このリフレッシュの実行は、例えば非特許文献3にて規定されているリフレッシュ間隔を計測する手段を、上りフレーム送信部301及び下りフレーム送信部204に設け、停止期間中はリフレッシュ間隔が経過する毎に上りフレーム送信部301、下りフレーム送信部204がそれぞれ上りフレーム受信部203、下りフレーム受信部300に対してリフレッシュ指示を行うことで実行できる。
また、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203の停止は、例えば、上りフレーム送信部301と上りフレーム受信部203との同期維持に関わる機能と、上り停止/起動制御部306からの起動/停止指示を受けて給電を制御する機能と、前記リフレッシュ間隔を計測する機能と、上りフレーム送信部301からの起動指示及びリフレッシュ指示を受信する機能の各機能に関わる部位以外への給電を停止した状態を指す。一方、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203の起動は、給電停止対象全てに給電を行っている状態を指す。
同様に、下りフレーム送信部204及び下りフレーム受信部300の停止は、下りフレーム送信部204と下りフレーム受信部300との同期維持に関わる機能と、下り停止/起動制御部206からの起動/停止指示を受けて給電を制御する機能と、前記リフレッシュ間隔を計測する機能と、下りフレーム送信部204からの起動指示及びリフレッシュ指示を受信する機能の各機能に関わる部位以外への給電を停止した状態を指す。下りフレーム送信部204及び下りフレーム受信部300の起動は、給電停止対象全てに給電を行っている状態を指す。
Robert Hays,"Active/Idle Toggling with 0BASE-x for Energy Efficient Ethernet",IEEE 802.3az Energy Efficient Ethernet Task Force,Nov,2007 Ryogo Kubo,Junichi Kani,Yukihiro Fujimoto,"Hybrid LPI and subset PHY approach",IEEE802.3az Energy Efficient Ethernet Task Force,July,2008 IEEE P802.3az D.2.1,Nov,2009
非特許文献1に開示された方法では、上りフレームが所定の時間以上存在しない場合以外は、HGWの上りフレーム送信部及びONUの上りフレーム受信部を停止して省電力化することが難しいという問題点があった。また、HGWの上りフレーム送信部及びONUの上りフレーム受信部の起動が完了するまでの間、HGWからONUへと上りフレームが送信できなくなることが原因となって、OLTが上りフレームを受信するまでの間に遅延が発生し、通信品質の低下を招く場合があるという問題点があった。
本発明は、斯かる事情を鑑みてなされたものであり、家庭内情報機器からの上りフレームが存在する場合であっても、ONUの上りフレーム受信部及びHGWの上りフレーム送信部の停止を可能にし、かつ当該停止に伴う上りフレームの遅延発生を防ぐことを可能にする宅内通信装置および省電力化方法を提供することを目的とする。
本発明は、加入者系ポイント・トゥ・マルチポイント型光通信ネットワークにおいて用いられる宅内通信装置において、局側通信装置に接続される加入者側終端装置と、この加入者側終端装置及び家庭内情報機器に接続される加入者側ゲートウェイ装置とを有し、前記加入者側ゲートウェイ装置は、前記家庭内情報機器からの上りフレームを蓄積する上りバッファと、この上りバッファに蓄積された上りフレームを前記加入者側終端装置へ送信する上りフレーム送信手段と、前記上りバッファに蓄積されたデータ量を監視する上り蓄積データ量監視手段と、前記加入者側ゲートウェイ装置の蓄積するデータに対するデータの送信許可時刻に関わる情報を少なくとも含む制御フレームを前記局側通信装置から前記加入者側終端装置を介して受信したことを検出する制御フレーム検出手段と、前記加入者側終端装置が次に前記制御フレームを受信するまでの残り時間を計測する第1の計測手段と、前記加入者側ゲートウェイ装置が、前記上りフレーム送信手段の停止と起動に要する総時間及び前記加入者終端装置の上りフレーム受信手段の停止と起動に要する総時間のうちどちらか大きい方の時間と、前記上りバッファに蓄積された全ての上りフレームを送信するのに要する時間とを合計した合計時間を少なくとも上回る上り起動時間を、前記残り時間と比較し、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が起動している状態で前記上り起動時間が前記残り時間以下の場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を停止させて前記加入者側終端装置への上りフレームの送信を待たせ、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が停止している状態で前記上り起動時間が前記残り時間よりも大きい場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの上りフレームを前記加入者側終端装置へ送信させる上り停止/起動制御手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の宅内通信装置の1構成例において、前記加入者側終端装置は、前記局側通信装置からの下りフレームを蓄積する下りバッファと、この下りバッファに蓄積された下りフレームを前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信する下りフレーム送信手段と、前記下りバッファに下りフレームが蓄積されているか否かを監視する下りフレーム有無検出手段と、前記加入者側終端装置が次に前記制御フレームを受信するまでの残り時間を計測する第2の計測手段と、前記加入者側終端装置が、前記下りフレーム送信手段の停止と起動に要する総時間及び前記加入者側ゲートウェイ装置の下りフレーム受信手段の停止と起動に要する総時間のうちどちらか大きい方の時間を少なくとも上回る下り起動時間を、前記残り時間と比較し、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段が起動している状態で前記下りバッファに下りフレームが蓄積されておらず且つ前記下り起動時間が前記残り時間より小さい場合には、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段を停止させて停止後に到着した下りフレームの前記加入者側ゲートウェイ装置への送信を待たせ、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段が停止している状態で前記下り起動時間が前記残り時間以上の場合には、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの下りフレームを前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信させる下り停止/起動制御手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明の宅内通信装置の1構成例において、前記加入者側終端装置の下りフレーム有無検出手段は、下りフレームの優先度毎に下りフレームの有無を検出し、前記加入者側終端装置の下り停止/起動制御手段は、前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信する下りフレームの内、高優先度の下りフレームについては前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信し、低優先度の下りフレームについては送信を待たせ、前記加入者側ゲートウェイ装置への前記制御フレームの送信時に、前記低優先度の下りフレームを一括して送信させることを特徴とするものである。
また、本発明の宅内通信装置の1構成例において、前記加入者側ゲートウェイ装置は、さらに、前記加入者側終端装置から送信される下りフレームの未受信期間を計測する下りトラヒック監視手段を備え、前記加入者側ゲートウェイ装置の上り停止/起動制御手段は、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が起動している状態で前記上り起動時間が前記残り時間以下で且つ下りフレームの未受信期間が一定時間以上の場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を停止させて前記加入者側終端装置への上りフレームの送信を待たせ、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が停止している状態で前記加入者側終端装置の下りフレーム送信手段から伝達される起動指示が有った場合若しくは前記上り起動時間が前記残り時間よりも大きい場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの上りフレームを前記加入者側終端装置へ送信させ、前記加入者側終端装置は、前記局側通信装置からの下りフレームを蓄積する下りバッファと、この下りバッファに蓄積された下りフレームを前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信する下りフレーム送信手段と、前記下りバッファに下りフレームが蓄積されているか否かを下りフレームの優先度毎に監視する下りフレーム有無検出手段と、前記下りフレーム送信手段及び前記加入者側ゲートウェイ装置の下りフレーム受信手段が起動している状態で前記加入者側ゲートウェイ装置の上りフレーム送信手段から伝達される停止指示が有った場合には、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段を停止させて前記加入者側ゲートウェイ装置への下りフレームの送信を待たせ、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段が停止している状態で前記上りフレーム送信手段から伝達される起動指示が有った場合若しくは前記下りバッファに高優先度の下りフレームが蓄積されている場合には、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの全ての下りフレームを前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信させる下り停止/起動制御手段とを備えることを特徴とするものである。
また、本発明は、加入者系ポイント・トゥ・マルチポイント型光通信ネットワークにおいて用いられる宅内通信装置の省電力化方法であって、加入者側終端装置及び家庭内情報機器に接続される加入者側ゲートウェイ装置が、この加入者側ゲートウェイ装置の蓄積するデータに対するデータの送信許可時刻に関わる情報を少なくとも含む制御フレームを局側通信装置から前記加入者側終端装置を介して受信したことを検出する制御フレーム検出ステップと、前記加入者側ゲートウェイ装置が、この加入者側ゲートウェイ装置の上りバッファに蓄積されたデータ量を監視する上り蓄積データ量監視ステップと、前記加入者側終端装置が次に前記制御フレームを受信するまでの残り時間を計測する第1の計測ステップと、前記加入者側ゲートウェイ装置が、この加入者側ゲートウェイ装置の上りフレーム送信手段の停止と起動に要する総時間及び前記加入者終端装置の上りフレーム受信手段の停止と起動に要する総時間のうちどちらか大きい方の時間と、前記上りバッファに蓄積された全ての上りフレームを送信するのに要する時間とを合計した合計時間を少なくとも上回る上り起動時間を、前記残り時間と比較し、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が起動している状態で前記上り起動時間が前記残り時間以下の場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を停止させて前記加入者側終端装置への上りフレームの送信を待たせる上り停止制御ステップと、前記加入者側ゲートウェイ装置が、前記上り起動時間を前記残り時間と比較し、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が停止している状態で前記上り起動時間が前記残り時間よりも大きい場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの上りフレームを前記加入者側終端装置へ送信させる上り起動制御ステップとを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、家庭内情報機器からの上りフレームが存在する場合であっても、加入者側ゲートウェイ装置が上りフレームの送信待ちを行っている間は、加入者側終端装置の上りフレーム受信手段と加入者側ゲートウェイ装置の上りフレーム送信手段を停止して省電力化できる。また、加入者側終端装置は、局側通信装置から制御フレームを受信した時刻までに蓄積されたデータ量を対象として、送信許可時間内で送信できるデータ量の検索を行うため、加入者側終端装置が制御フレームを受信してから次の制御フレームを受信するまでの間に、加入者側ゲートウェイ装置がどのタイミングで上りフレームを加入者側終端装置に送信しても、加入者側終端装置が前記検索の結果得る送信可能なデータ量と送信できないデータ量の値に変化はなく、同じ値になる。したがって、加入者側終端装置が制御フレームを受信した時刻以降に加入者側ゲートウェイ装置が上りフレームの送信を停止し、加入者側終端装置が次に制御フレームを受信する直前までに送信待ちの全上りフレームを送信する本発明では、加入者側ゲートウェイ装置で上りフレームの送信を停止することが原因となって、局側通信装置が上りフレームを受信するまでの間に遅延が発生することが無い。
また、本発明では、加入者側ゲートウェイ装置へ送信する下りフレームの内、高優先度の下りフレームについては送信を待たせずに加入者側ゲートウェイ装置へ送信し、低優先度の下りフレームについては送信を待たせ、加入者側ゲートウェイ装置への制御フレームの送信時に、低優先度の下りフレームを一括して送信することにより、加入者側終端装置の下りフレーム送信手段と加入者側ゲートウェイ装置の下りフレーム受信手段の起動回数を減少させることができ、起動に伴う消費電力を削減することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る加入者側終端装置と加入者側ゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る加入者側ゲートウェイ装置の動作概要を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る局側通信装置と加入者側終端装置と加入者側ゲートウェイ装置の動作を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る加入者側ゲートウェイ装置の上り停止/起動制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る上り起動時間テーブルを示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る上り起動時間テーブルの実例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る加入者側終端装置と加入者側ゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係る加入者側終端装置の下り停止/起動制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る加入者側終端装置と加入者側ゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る加入者側終端装置の下り停止/起動制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る加入者側終端装置と加入者側ゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係る加入者側ゲートウェイ装置の上り停止/起動制御部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る加入者側終端装置の下り停止/起動制御部の起動制御動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態に係る加入者側終端装置の下り停止/起動制御部の停止制御動作を示すフローチャートである。 加入者系ポイント・トゥ・マルチポイント型光通信ネットワークの構成を示すブロック図である。 加入者系ポイント・トゥ・マルチポイント型光通信ネットワークにおける上りフレームの送信処理の詳細を示す図である。 従来の加入者側終端装置と加入者側ゲートウェイ装置の構成を示すブロック図である。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。本実施の形態においても、加入者系ポイント・トゥ・マルチポイント型光通信ネットワークの構成は図15に示したとおりであるので、図15の符号を用いて説明する。図1に本実施の形態におけるONU2とHGW3の装置構成を示す。
ONU2は、従来と同様に、通常処理部200と、上りバッファ201と、下りバッファ202と、上りフレーム受信部203と、下りフレーム送信部204と、下りトラヒック監視部205と、下り停止/起動制御部206とを備える。
本実施の形態のHGW3は、下りフレーム受信部300と、上りフレーム送信部301と、下りバッファ302と、上りバッファ303と、通常処理部304と、上り停止/起動制御部306aと、制御フレーム検出手段となるGATEフレーム抽出部307と、計測手段となるタイマ308と、上りバッファの蓄積データ量を監視する上り蓄積データ量監視部309とを備える。
図17に示した従来の装置構成と比べて、HGW3が、GATEフレーム抽出部307及びタイマ308を新たに備えた点と、従来の装置構成における上りトラヒック監視部305の代わりに上り蓄積データ量監視部309を備えた点が異なる。
図2に本実施の形態におけるHGW3の動作概要を示す。ONU2は、OLT1からGATEフレームを受信すると、当該GATEフレームを複製し、HGW3に通知する。HGW3は、当該GATEフレームを受信した時刻以降に家庭内情報機器より受信した上りフレームを上りバッファ303に蓄積し、次にONU2がGATEフレームを受信する時刻の直前に、上りバッファ303に蓄積した上りフレームをONU2に一括送信する。HGW3は、このような上りフレームの送信制御によって生成されるONU2のフレーム未受信期間に、HGW3の上りフレーム送信部301とONU2の上りフレーム受信部203とが停止可能か否かを判定し、停止可能と判断した場合に限り、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203を停止させる。
この停止制御のためには、ONU2がGATEフレームを受信してから次にGATEフレームを受信するまでの時間、すなわちGATEフレームの受信時間間隔をHGW3が把握する方法(以後、GATEフレーム受信間隔把握方法と呼ぶ)と、ONU2のフレーム未受信期間における上りフレーム受信部203及び上りフレーム送信部301の停止制御方法(以後、上りフレーム停止制御方法と呼ぶ)が必要である。以下では、GATEフレーム受信間隔把握方法について述べた後に、上りフレーム停止制御方法の詳細を述べる。
GATEフレーム受信間隔把握を実現するOLT1とONU2とHGW3の動作を図3に示す。OLT1は、送信許可時間と送信許可時刻とをGATEフレームに記すると共に、次のGATEフレーム送信までの時間間隔GをGATEフレームに記してONU2へと通知する。当該時間間隔Gの単位は、送信許可時間及び送信許可時刻と同一単位であり、例えばTQ(Time Quanta)値である。1TQは、加入者系ポイント・トゥ・マルチポイント型光通信ネットワークが10G−EPON(10Ggigabit Ethernet(登録商標) Passive Optical Network)の場合には、16nsである。以下の説明では1TQを16nsとする。
ONU2の通常処理部200は、OLT1から通知されたGATEフレームを複製し、このGATEフレームの複製を下りフレーム送信部204を介してHGW3に通知する。また、通常処理部200は、OLT1から送信された下りフレームを下りバッファ202に一旦蓄積した後、この下りフレームを下りフレーム送信部204を介してHGW3に送信する。さらに、通常処理部200は、HGW3から送信された上りフレームを上りバッファ201に一旦蓄積した後、上りバッファ201に蓄積されているデータ量の内、送信許可時間内に送信できるデータ量を検索し、送信可能と判断したデータ量の上りフレームを、送信許可時刻にOLT1へと送信し、送信できないデータ量のデータについてはそのデータ量をREPORTフレームに記し、REPORTフレームをOLT1へと送信する。なお、上りバッファ201に蓄積されている全てのデータのデータ量をREPORTフレームに記し、REPORTフレームをOLT1へと送信するようにしてもよい。
HGW3のGATEフレーム抽出部307は、ONU2から通知されたGATEフレームを抽出し、当該GATEフレームに記されている、次のGATEフレーム送信までの時間間隔Gをタイマ308の初期値として設定する。タイマ308は、初期値が設定されると、カウントダウンを開始する。図3には、時間間隔Gが1TQずつカウントダウンされていく様子が描かれている。このように、時間間隔Gを初期値としてタイマ308に設定し、タイマ308の値をカウントダウンしていくことにより、タイマ308の値は、ONU2が次のGATEフレームを受信するまでの残り時間と同一の値を示すようになる。
また、GATEフレーム抽出部307は、GATEフレーム以外の下りフレームを通常処理部304に出力する。通常処理部304は、この下りフレームを下りバッファ302に一旦蓄積した後に家庭内情報機器へと送信する。また、通常処理部304は、家庭内情報機器から送信された上りフレームを上りバッファ303に一旦蓄積した後に、上りフレーム送信部301を介してONU2へと送信する。
なお、OLT1は、次のGATEフレーム送信までの時間間隔をGATEフレームに記す代わりに、次のGATEフレームの送信予定時刻と現在時刻と送信許可時間と送信許可時刻とをGATEフレームに記してONU2に通知し、ONU2は、当該GATEフレームの複製をHGW3に通知し、HGW3のGATEフレーム抽出部307は、通知されたGATEフレームに記されている次のGATEフレームの送信予定時刻と現在時刻との差から、次のGATEフレーム受信までの時間間隔Gを把握するようにしても良い。
次に、上りフレーム停止制御法について述べる。上りフレーム停止制御は、HGW3の上りバッファ303に蓄積されたデータの量(以後、上り蓄積データ量と呼ぶ)とタイマ308の値に基づいて、上り停止/起動制御部306aが実行する。上り蓄積データ量監視部309は、上り蓄積データ量の初期値を0byteとし、上りバッファ303に上りフレームが蓄積される毎にこの上りフレームの長さと最小フレーム間ギャップとの加算値を上り蓄積データ量に加算し、上りバッファ303から上りフレームが出力される毎にこの出力フレームの長さと最小フレーム間ギャップとの加算値を上り蓄積データ量から減算することによって、上り蓄積データ量を計算する。すなわち、上り蓄積データ量は、上りバッファ303に蓄積されている全てのフレームを送信するのに要するbyte数に等しい。
上り停止/起動制御部306aは、タイマ308の値と上り蓄積データ量監視部309が算出した上り蓄積データ量に基づいて、上りフレーム停止制御を行う。以下、図4を参照して上り停止/起動制御部306aの動作を説明する。
まず、上り停止/起動制御部306aは、GATEフレーム抽出部307がGATEフレームを受信したか否かを確認する(図4ステップS1)。上り停止/起動制御部306aは、GATEフレーム抽出部307がGATEフレームを受信した場合(ステップS1においてYES)、上り蓄積データ量監視部309が算出した上り蓄積データ量を確認し、当該上り蓄積データ量に基づいて上り起動時間を決定する(図4ステップS2)。上り起動時間は、以下に示す(1)の時間t1と、(2)の時間t2及び(3)の時間t3のうちどちらか大きい方の時間とを合計した合計時間(t1+t2若しくはt1+t3)を少なくとも上回る時間である。
(1)上り蓄積データ量のデータを全て送信するまでに要する時間t1。
(2)HGW3の上りフレーム送信部301の停止に要する時間と起動に要する時間の総和t2。
(3)ONU2の上りフレーム受信部203の停止に要する時間と起動に要する時間の総和t3。
なお、上り起動時間は、OLT1から通知されるGATEフレーム送信間隔とHGW3で実際に受信するGATEフレームの受信間隔との差の最大値を、前記合計時間(t1+t2若しくはt1+t3)に加算した値としても良い。さらに、この加算した値に、ONU2の上りバッファ201にフレームが蓄積されてからReportに反映されるまでの時間又はフレームが送信対象としてカウントされるまでの時間を加算した値を、上り起動時間としてもよい。
上り停止/起動制御部306aは、エンコーダ(不図示)と図5に示す上り起動時間テーブル3060とを内部に有しており、上り起動時間の決定のために、このエンコーダと上り起動時間テーブル3060とを用いる。図5に示すように、上り起動時間テーブル3060には、上り蓄積データ量を表すインデックス値と上り起動時間とが対応付けられて記録されている。例えば0<A<B<Cとした時、上り起動時間テーブル3060には、上り蓄積データ量が無いことを表すインデックス値#0に対応して、上り蓄積データ量が無い時の上り起動時間(この場合には起動させる必要が無いので上り起動時間は0)が記録され、上り蓄積データ量が0より大でA以下であることを表すインデックス値#1に対応して、上り蓄積データ量がAの時の上り起動時間が記録されている。また、上り起動時間テーブル3060には、上り蓄積データ量がAより大でB以下であることを表すインデックス値#2に対応して、上り蓄積データ量がBの時の上り起動時間が記録され、上り蓄積データ量がBより大でC以下であることを表すインデックス値#3に対応して、上り蓄積データ量がCの時の上り起動時間が記録されている。
上り停止/起動制御部306aのエンコーダは、上り蓄積データ量が無い場合にはエンコード値#0を出力し、上り蓄積データ量が0より大きくA以下の場合にはエンコード値#1を出力し、上り蓄積データ量がAより大きくB以下の場合にはエンコード値#2を出力し、上り蓄積データ量がBより大きくC以下の場合にはエンコード値#3を出力する。上り停止/起動制御部306aは、上り蓄積データ量監視部309が算出した上り蓄積データ量をエンコーダに入力し、当該エンコーダから上り蓄積データ量に対応するエンコード値を出力させる。そして、上り停止/起動制御部306aは、エンコーダから出力されたエンコード値をインデックス値として対応する上り起動時間を上り起動時間テーブル3060から読み出す。こうして、上り蓄積データ量に対応した上り起動時間を得ることができる。
上り起動時間テーブル3060に記録する上り起動時間及びエンコード値と、上り蓄積データ量について、具体的な数値例を用いて説明する。
ここでは、HGW3の上りフレーム送信部301及びONU2の上りフレーム受信部203の最大実効データレートを10Gbit/sとし、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203の停止から起動までに要する最小時間(前記(2)と(3)の加算値)を8μsとする。また、上り起動時間テーブル3060が有するエントリの数を8つとし、各エントリにはTQ値で上り起動時間を記録する。例えば上り起動時間テーブル3060の各エントリに図6のような値を記録する。なお、末尾のエントリ(本例ではインデックス値#7のエントリ)に記憶する上り起動時間の値は、次のGATEフレーム受信までの時間間隔がとり得る最大値とし、当該最大値を62500TQ(=1ms)とする。
インデックス値#1に対応する上り起動時間600TQの内、500TQ(=8μs)が上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203の停止から起動までに要する時間であり、100TQ(=1.6μs)が上りフレームの送信に要する時間である。上りフレーム送信部301及びONU2の上りフレーム受信部203の最大実効データレートが10Gbit/sの場合には、1TQ(16ns)以内に送信できるデータ量は20byteであるため、100TQ以内に送信できるデータ量は2000byteである。したがって、前記エンコーダが、エンコード値#1を出力する場合は、上り蓄積データ量が0byteより大きく2000byte以下の場合である。同様にして、上り蓄積データ量とエンコーダが出力するエンコード値との関係は表1のようになる。
Figure 2013150165
したがって、例えば上り蓄積データ量が2524byteの時には、エンコーダはエンコード値#2を出力する。上り停止/起動制御部306aは、エンコード値#2と値が等しいインデックス値#2に対応する上り起動時間1500TQを上り起動時間テーブル3060から読み出す。なお、図6及び表1に示した数値は全て一例であり、これらの数値に限定されるものではない。
上り起動時間の決定後、上り停止/起動制御部306aは、上り起動時間がタイマ308の値よりも大きいか否かを判定する(図4ステップS3)。上り起動時間がタイマ308の値よりも大きい場合には、HGW3の上りバッファ303に蓄積された全フレームを、次のGATEフレーム受信前までに送信し終えることができないことを意味する。上り停止/起動制御部306aは、上り起動時間がタイマ308の値よりも大きい場合には(ステップS3においてYES)、ステップS1に戻る。
逆に、上り起動時間がタイマ308の値以下の場合には、HGW3の上りバッファ303に蓄積された全フレームを次のGATEフレーム受信前までに送信し終えることが可能であることを意味する。この場合には、タイマ308の値から上り起動時間を減算した値がフレーム未受信期間を示す。上り停止/起動制御部306aは、上り起動時間がタイマ308の値以下の場合(ステップS3においてNO)、通常処理部304に対して上りフレーム送信の停止指示を行った後(図4ステップS4)、上りフレーム送信部301に対して停止指示を行う(図4ステップS5)。従来と同様に、上りフレーム送信部301が停止指示を受けると、当該指示がONU2の上りフレーム受信部203にも伝達され、上りフレーム受信部203も停止する。
続いて、上り停止/起動制御部306aは、上り起動時間とタイマ308の値を前回比較したときと比べて上り蓄積データ量に変化があるか否かを確認し(図4ステップS6)、上り蓄積データ量に変化がない場合には(ステップS6においてNO)、上り起動時間を変えずに、上り起動時間がタイマ308の値よりも大きいか否かを判定する(図4ステップS8)。また、上り停止/起動制御部306aは、上り起動時間とタイマ308の値を前回比較したときと比べて上り蓄積データ量に変化がある場合には(ステップS6においてYES)、この上り蓄積データ量に応じて上り起動時間を決定し直し(図4ステップS7)、上り起動時間がタイマ308の値よりも大きいか否かを判定する(図4ステップS8)。こうして、上り起動時間がタイマ308の値よりも大きくなるまで、ステップS6〜S8の処理を繰り返し行う。
上り停止/起動制御部306aは、上り起動時間がタイマ308の値よりも大きくなった場合には(ステップS8においてYES)、上りフレーム送信部301に対して起動指示を行う(図4ステップS9)。従来と同様に、上りフレーム送信部301が起動指示を受けると、当該指示がONU2の上りフレーム受信部203にも伝達され、上りフレーム受信部203も起動を開始する。そして、上り停止/起動制御部306aは、上りフレーム送信部301の起動の完了を検出すると(図4ステップS10)、上りフレームの送信停止指示の解除を通常処理部304に通知し(図4ステップS11)、ステップS1に戻る。通常処理部304は、上りフレームの送信停止指示が解除されると、上りバッファ303に蓄積された上りフレームを上りフレーム送信部301を介してONU2へと送信する。
本実施の形態では、家庭内情報機器からの上りフレームが存在する場合であっても、HGW3が上りフレームの送信待ちを行っている間は、ONU2の上りフレーム受信部203とHGW3の上りフレーム送信部301を停止して省電力化できる。また、ONU2は、OLT1からGATEフレームを受信した時刻までに蓄積されたデータ量を対象として、送信許可時間内で送信できるデータ量の検索を行うため、ONU2がGATEフレームを受信してから次のGATEフレームを受信するまでの間に、HGW3がどのタイミングで上りフレームをONU2に送信しても、ONU2が前記検索の結果得る送信可能なデータ量と送信できないデータ量の値に変化はなく、同じ値になる。したがって、ONU2がGATEフレームを受信した時刻以降にHGW3が上りフレームの送信を停止し、ONU2が次にGATEフレームを受信する直前までに送信待ちの全上りフレームを送信する本実施の形態では、HGW3で上りフレームの送信を停止することが原因となって、OLT1が上りフレームを受信するまでの間に遅延が発生することが無い。
例えば、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203の最大実効データレートを10Gbit/s、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203の停止から起動までに要する最小時間を8μs、ONU2がGATEフレームを受信してから次のGATEフレームを受信するまでの時間間隔を1msとし、当該時間間隔内に,フレーム長が1250byteの上りフレームがフレーム間ギャップ8μsで家庭内情報機器からHGW3に入力される場合を考える。
従来例において、上りフレーム未受信期間が前記最小時間と同じ8μs継続した場合に限り、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203の停止を指示するものとすると、上記の例では8μs毎に上りフレームをHGW3が受信するため、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203を停止可能な時間がなく、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203は停止できず、省電力化が困難である。
これに対して、本実施の形態においては、前記時間間隔内にHGW3が受信する上りフレーム数は、111以上112以下であり、送信に要する時間は最小フレーム間ギャップを12byteとすると、前記時間間隔内で上りフレームの送信に要する時間は112.0656〜113.0752μsとなり、停止及び起動に要する時間(8μs)を加えると、約120μsとなる。前記時間間隔は1msであることから、本実施の形態を適用した場合には、前記時間間隔内で880μsの間、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203を停止させ、省電力化できる。当該停止期間880μsの中には前記リフレッシュに要する時間も含まれる。
なお、上り停止/起動制御部306aは、上り起動時間を、上りフレームの数に応じて動的に変更しても良いし、Gateフレームの時間間隔に相当する時間で伝送できる最大のデータ量やフレームの数等に応じて静的に設定しても良い。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図7に本実施の形態におけるONU2とHGW3の装置構成を示す。
本実施の形態のONU2は、通常処理部200aと、上りバッファ201と、下りバッファ202と、上りフレーム受信部203と、下りフレーム送信部204と、下り停止/起動制御部206aと、計測手段となるタイマ207と、下りフレーム有無検出部208とを備える。
HGW3は、第1の実施の形態と同様に、下りフレーム受信部300と、上りフレーム送信部301と、下りバッファ302と、上りバッファ303と、通常処理部304と、上り停止/起動制御部306aと、GATEフレーム抽出部307と、タイマ308と、上り蓄積データ量監視部309とを備える。
本実施の形態においてHGW3の構成及び動作は第1の実施の形態と同様であるが、ONU2が、タイマ207を新たに備えた点と、第1の実施の形態の下りトラヒック監視部205の代わりに、ONU2の下りバッファ202に下りフレームが蓄積されているか否かを監視する下りフレーム有無検出部208を備えた点が異なる。
下りトラヒック監視部205はフレーム未受信期間を検出するのに対し、下りフレーム有無検出部208は単に未送信フレームが有るか無いかのみを検出する。
また、下り停止/起動制御部206aの動作は従来と異なっており、後述するタイマ207が示す値と下りフレーム有無検出部208の検出結果とに基づいて、ONU2の下りフレーム送信部204及びHGW3の下りフレーム受信部300の停止/起動を制御する。以下では、タイマ207の詳細を述べた後、下り停止/起動制御部206aの動作の詳細を述べる。
ONU2が具備するタイマ207は、HGW3が具備するタイマ308と同様に、ONU2が次にGATEフレームを受信するまでの残り時間を把握するためのものである。
ONU2の通常処理部200aは、OLT1から通知されたGATEフレームを複製してHGW3に通知する際に、当該GATEフレームに記されている、次のGATEフレーム送信までの時間間隔Gをタイマ207の初期値として設定する。タイマ207は、初期値が設定されると、カウントダウンを開始する。こうして、タイマ207の値は、ONU2が次のGATEフレームを受信するまでの残り時間と同一の値を示すようになり、ONU2も当該残り時間を把握できるようになる。
ONU2は、OLT1から通知されたGATEフレームの複製をHGW3に送信するために、GATEフレーム受信毎に下りフレーム送信部204及び下りフレーム受信部300を起動させる必要がある。本実施の形態では、タイマ207の値により把握できる次のGATEフレーム受信までの残り時間と下りフレーム有無検出部208の検出結果に基づいて、下り停止/起動制御部206aが下りフレーム送信部204及び下りフレーム受信部300の起動を制御する。以下、図8を参照して下り停止/起動制御部206aの動作を説明する。
まず、下り停止/起動制御部206aは、下りフレーム有無検出部208の検出結果が、下りフレーム有りを示しているのか下りフレーム無しを示しているのかを確認する(図8ステップT1)。下り停止/起動制御部206aは、下りフレーム有りの場合には、ステップT1に戻る。また、下り停止/起動制御部206aは、下りフレーム無しの場合には、下り起動時間がタイマ207の値以上か否かを判定する(図8ステップT2)。下り起動時間は、以下に示す(4)の時間t4及び(5)の時間t5のうちどちらか大きい方の時間を少なくとも上回る時間である。
(4)ONU2の下りフレーム送信部204の停止に要する時間と起動に要する時間の総和t4。
(5)HGW3の下りフレーム受信部300の停止に要する時間と起動に要する時間の総和t5。
なお、下り起動時間は、OLT1から通知されるGATEフレーム送信間隔とONU2で実際に受信するGATEフレームの受信間隔との差の最大値を、前記(4)の時間t4及び(5)の時間t5のうちどちらか大きい方の時間に加算した値としても良い。
下り起動時間がタイマ207の値以上の場合には、下りフレーム送信部204及び下りフレーム受信部300が停止処理を行っている間にONU2がGATEフレームを受信する可能性があることを意味する。このため、下り停止/起動制御部206aは、下り起動時間がタイマ207の値以上の場合には(ステップT2においてYES)、下りフレーム送信部204及び下りフレーム受信部300を停止させずに、ステップT1に戻る。
一方、下り起動時間がタイマ207の値未満の場合には、下りフレーム送信部204及び下りフレーム受信部300を停止させることができる時間があることを意味する。下り停止/起動制御部206aは、下り起動時間がタイマ207の値未満の場合には(ステップT2においてNO)、ONU2の通常処理部200aに対して下りフレーム送信の停止指示を行った後(図8ステップT3)、下りフレーム送信部204に対して停止指示を行う(図8ステップT4)。従来と同様に、下りフレーム送信部204が停止指示を受けると、当該指示がHGW3の下りフレーム受信部300にも伝達され、下りフレーム受信部300も停止する。
次に、下り停止/起動制御部206aは、下りフレーム有無検出部208の検出結果が、下りフレーム有りを示しているのか下りフレーム無しを示しているのかを確認する(図8ステップT5)。下り停止/起動制御部206aは、下りフレーム有りの場合には、ステップT7に進む。また、下り停止/起動制御部206aは、下りフレーム無しの場合には、下り起動時間がタイマ207の値以上か否かを判定する(図8ステップT6)。こうして、下りフレームが検出されるか或いは下り起動時間がタイマ207の値以上になるまで、ステップT5,T6の処理を繰り返し行う。
下り停止/起動制御部206aは、下りフレーム有りの場合もしくは下り起動時間がタイマ207の値以上になった場合には、下りフレーム送信部204に対して起動指示を行う(図8ステップT7)。従来と同様に、下りフレーム送信部204が起動指示を受けると、当該指示がHGW3の下りフレーム受信部300にも伝達され、下りフレーム受信部300も起動を開始する。そして、下り停止/起動制御部206aは、下りフレーム送信部204の起動の完了を検出すると(図8ステップT8)、下りフレームの送信停止指示の解除を通常処理部200aに通知し(図8ステップT9)、ステップT1に戻る。通常処理部200aは、下りフレームの送信停止指示が解除されると、下りバッファ202に蓄積された下りフレームを下りフレーム送信部204を介してHGW3へと送信する。
本実施の形態によれば、上りフレームだけでなく、下りフレームについても停止/起動制御を実現することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図9に本実施の形態におけるONU2とHGW3の装置構成を示す。
本実施の形態のONU2は、通常処理部200aと、上りバッファ201と、下りバッファ202と、上りフレーム受信部203と、下りフレーム送信部204と、下り停止/起動制御部206bと、タイマ207と、下りフレーム有無検出部208aとを備える。
HGW3は、第1、第2の実施の形態と同様に、下りフレーム受信部300と、上りフレーム送信部301と、下りバッファ302と、上りバッファ303と、通常処理部304と、上り停止/起動制御部306aと、GATEフレーム抽出部307と、タイマ308と、上り蓄積データ量監視部309とを備える。
本実施の形態においてHGW3の構成及び動作は第1、第2の実施の形態と同様であるが、ONU2の下りフレーム有無検出部208aが下りフレームの優先度毎に下りフレームの有無を検出する点と、当該検出結果とタイマ207の値に基づいて、ONU2の下り停止/起動制御部206bが下りフレーム送信部204に対して停止/起動の指示を行う点が第2の実施の形態と異なる。
本実施の形態における下り停止/起動制御部206bは、下りフレーム送信部204が停止中の間は、高優先度の下りフレーム有りを下りフレーム有無検出部208aが検出した場合もしくは下り起動時間がタイマ207の値以上になった場合のみ、下りフレーム送信部204に起動を指示する点が特徴である。このような起動制御により、高優先度以外の比較的優先度の低い下りフレームの送信を待たせ、高優先度の下りフレームもしくはGATEフレームの複製をHGW3に送信する時に低優先度の下りフレームもまとめて送信されるようになる。なお、高優先度の下りフレームとは、例えば、低遅延が要求されるVoIP(Voice over IP)におけるフレームが挙げられる。以下、図10を参照して下り停止/起動制御部206bの動作を詳細に説明する。
まず、下り停止/起動制御部206bは、下りフレーム有無検出部208aの検出結果が、高優先度の下りフレーム有りを示しているのか無しを示しているのかを確認する(図10ステップV1)。下り停止/起動制御部206bは、高優先度の下りフレーム有りの場合には、ステップV1に戻る。また、下り停止/起動制御部206bは、高優先度の下りフレーム無しの場合には、下り起動時間がタイマ207の値以上か否かを判定する(図10ステップV2)。
下り停止/起動制御部206bは、下り起動時間がタイマ207の値以上の場合には(ステップV2においてYES)、下りフレーム送信部204及び下りフレーム受信部300を停止させずに、ステップV1に戻る。また、下り停止/起動制御部206bは、下り起動時間がタイマ207の値未満の場合には(ステップV2においてNO)、ONU2の通常処理部200aに対して下りフレーム送信の停止指示を行った後(図10ステップV3)、下りフレーム送信部204に対して停止指示を行う(図10ステップV4)。従来と同様に、下りフレーム送信部204が停止指示を受けると、当該指示がHGW3の下りフレーム受信部300にも伝達され、下りフレーム受信部300も停止する。
次に、下り停止/起動制御部206bは、下りフレーム有無検出部208aの検出結果が、高優先度の下りフレーム有りを示しているのか無しを示しているのかを確認する(図10ステップV5)。下り停止/起動制御部206bは、高優先度の下りフレーム有りの場合には、ステップV7に進む。また、下り停止/起動制御部206bは、高優先度の下りフレーム無しの場合には、下り起動時間がタイマ207の値以上か否かを判定する(図10ステップV6)。こうして、高優先度の下りフレームが検出されるか或いは下り起動時間がタイマ207の値以上になるまで、ステップV5,V6の処理を繰り返し行う。
下り停止/起動制御部206bは、高優先度の下りフレーム有りの場合もしくは下り起動時間がタイマ207の値以上になった場合には、下りフレーム送信部204に対して起動指示を行う(図10ステップV7)。従来と同様に、下りフレーム送信部204が起動指示を受けると、当該指示がHGW3の下りフレーム受信部300にも伝達され、下りフレーム受信部300も起動を開始する。
下り停止/起動制御部206bは、下りフレーム送信部204の起動の完了を検出すると(図10ステップV8)、下りフレームの送信停止指示の解除を通常処理部200aに通知する(図10ステップV9)。そして、下り停止/起動制御部206bは、下りフレーム有無検出部208aの検出結果が、全ての優先度の下りフレーム無しを示している場合(図10ステップV10においてYES)、ステップV1に戻る。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。図11に本実施の形態におけるONU2とHGW3の装置構成を示す。
本実施の形態のONU2は、通常処理部200aと、上りバッファ201と、下りバッファ202と、上りフレーム受信部203と、下りフレーム送信部204と、下り停止/起動制御部206cと、下りフレーム有無検出部208aとを備える。
本実施の形態のHGW3は、下りフレーム受信部300と、上りフレーム送信部301と、下りバッファ302と、上りバッファ303と、通常処理部304と、上り停止/起動制御部306bと、GATEフレーム抽出部307と、タイマ308と、上り蓄積データ量監視部309と、下りトラヒック監視部310とを備える。
本実施の形態は、基本的な構成及び動作は第3の実施の形態と同様であるが、ONU2がタイマ207を備えていない点と、HGW3が下りトラヒック監視部310を新たに備えた点と、ONU2の下りフレーム送信部204及びHGW3の下りフレーム受信部300の停止/起動と、ONU2の上りフレーム受信部203及びHGW3の上りフレーム送信部301の停止/起動とが連動している点が第3の実施の形態と異なる。
この連動とは、ONU2の下りフレーム送信部204もしくはHGW3の上りフレーム送信部301のいずれか一方に対して起動もしくは停止が指示されると、下りフレーム送信部204と下りフレーム受信部300と上りフレーム送信部301と上りフレーム受信部203の全てが起動もしくは停止することである。以下では、まず、下りトラヒック監視部310の詳細を述べた後、HGW3の上り停止/起動制御部306bの動作の詳細と、ONU2の下り停止/起動制御部206cの動作の詳細を述べる。
HGW3が新たに具備する下りトラヒック監視部310は、ONU2から送信されるGATEフレームを含む下りフレームの未受信期間を計測し、当該計測値を上り停止/起動制御部306bに出力する機能を備える。
上り停止/起動制御部306bは、下りトラヒック監視部310から出力される下りフレーム未受信期間の計測値と上り蓄積データ量とに基づいて、上りフレーム送信部301に起動/停止指示を行う。以下、図12を参照して上り停止/起動制御部306bの動作を説明する。
まず、上り停止/起動制御部306bは、GATEフレーム抽出部307がGATEフレームを受信したか否かを確認する(図12ステップE1)。上り停止/起動制御部306bは、GATEフレーム抽出部307がGATEフレームを受信した場合(ステップE1においてYES)、上り蓄積データ量監視部309が算出した上り蓄積データ量を確認し、当該上り蓄積データ量に基づいて上り起動時間を決定する(図12ステップE2)。上り起動時間の決定方法は第1の実施の形態と同一である。
次に、上り停止/起動制御部306bは、上り起動時間がタイマ308の値よりも大きいか否かを判定する(図12ステップE3)。上り停止/起動制御部306bは、上り起動時間がタイマ308の値よりも大きい場合には(ステップE3においてYES)、ステップE1に戻る。また、上り停止/起動制御部306bは、上り起動時間がタイマ308の値以下の場合には(ステップE3においてNO)、HGW3の下りトラヒック監視部310から出力される下りフレーム未受信期間の計測値を確認する(図12ステップE4)。
上り停止/起動制御部306bは、下りフレーム未受信期間が一定時間未満の場合には(ステップE4においてNO)、ステップE3に戻る。また、上り停止/起動制御部306bは、下りフレーム未受信期間が一定時間以上の場合には(ステップE4においてYES)、通常処理部304に対して上りフレーム送信の停止指示を行った後(図12ステップE5)、上りフレーム送信部301に対して停止指示を行う(図12ステップE6)。従来と同様に、上りフレーム送信部301が停止指示を受けると、当該指示がONU2の上りフレーム受信部203にも伝達され、上りフレーム受信部203も停止する。なお、上記一定時間とは、例えば、最小フレーム長のフレームを送信するのに要する時間と同一の時間である。
次に、上り停止/起動制御部306bは、ONU2の下りフレーム送信部204からHGW3の下りフレーム受信部300へと伝達される起動指示を確認する(図12ステップE7)。上り停止/起動制御部306bは、起動指示が有った場合には(ステップE7においてYES)、ステップE12に進む。
上り停止/起動制御部306bは、起動指示を確認できなかった場合には(ステップE7においてNO)、上り起動時間とタイマ308の値を前回比較したときと比べて上り蓄積データ量に変化があるか否かを確認し(図12ステップE8)、上り蓄積データ量に変化がない場合には(ステップE8においてNO)、上り起動時間を変えずに、上り起動時間がタイマ308の値よりも大きいか否かを判定する(図12ステップE10)。上り停止/起動制御部306bは、上り起動時間がタイマ308の値以下の場合、ステップE7に戻る。また、上り停止/起動制御部306bは、上り起動時間とタイマ308の値を前回比較したときと比べて上り蓄積データ量に変化がある場合には(ステップE8においてYES)、この上り蓄積データ量に応じて上り起動時間を決定し直し(図12ステップE9)、上り起動時間がタイマ308の値よりも大きいか否かを判定する(図12ステップE10)。こうして、ONU2の下りフレーム送信部204からHGW3の下りフレーム受信部300へと伝達される起動指示が有るか、もしくは上り起動時間がタイマ308の値よりも大きくなるまで、ステップE7〜E10の処理を繰り返し行う。
上り停止/起動制御部306bは、上り起動時間がタイマ308の値よりも大きくなった場合には(ステップE10においてYES)、上りフレーム送信部301に対して起動指示を行う(図12ステップE11)。従来と同様に、上りフレーム送信部301が起動指示を受けると、当該指示がONU2の上りフレーム受信部203にも伝達され、上りフレーム受信部203も起動を開始する。
上り停止/起動制御部306bは、ONU2の下りフレーム送信部204からHGW3の下りフレーム受信部300へと伝達される起動指示が有った場合(ステップE7においてYES)、もしくは上りフレーム送信部301に対して起動指示を行った場合(ステップE11)には、上りフレーム送信部301の起動が完了するまで待った後(図12ステップE12)、上りフレームの送信停止指示の解除を通常処理部304に通知し(図12ステップE13)、ステップE1に戻る。
なお、ステップE4において用いる上記一定時間は、最小フレーム長のフレームを送信するのに要する時間と同一の時間に限られるものではなく、例えば、上りフレーム送信部301及び上りフレーム受信部203の停止と起動に要する時間の最小値としても良い。また、ステップE4において、上り停止/起動制御部306bは、下りトラヒック監視部310が計測する下りフレーム未受信期間を記録し、当該下りフレーム未受信期間と過去の下りフレーム未受信期間とから、下りフレーム未受信期間の平均値を算出し、下りフレーム未受信期間の平均値が一定時間以上か否かを確認するようにしても良い。
次に、図13、図14を参照して下り停止/起動制御部206cの動作を詳細に説明する。図13は下り停止/起動制御部206cの起動制御動作を示し、図14は下り停止/起動制御部206cの停止制御動作を示している。
まず、起動制御について説明する。下り停止/起動制御部206cは、HGW3の上りフレーム送信部301からONU2の上りフレーム受信部203へと伝達される起動指示の有無を確認する(図13ステップF1)。
下り停止/起動制御部206cは、起動指示が有った場合には(ステップF1においてYES)、ステップF5に進む。また、下り停止/起動制御部206cは、起動指示を確認できなかった場合には(ステップF1においてNO)、下りフレーム有無検出部208aの検出結果が、高優先度の下りフレーム有りを示しているのか無しを示しているのかを確認する(図13ステップF2)。下り停止/起動制御部206cは、高優先度の下りフレーム無しの場合には(ステップF2においてNO)、ステップF1に戻る。
また、下り停止/起動制御部206cは、高優先度の下りフレーム有りの場合には(ステップF2においてYES)、下りフレーム送信部204が起動済みであるか否かを確認する(図13ステップF3)。下り停止/起動制御部206cは、下りフレーム送信部204が起動済みである場合には(ステップF3においてYES)、ステップF1に戻る。また、下り停止/起動制御部206cは、下りフレーム送信部204が起動済みでない場合には(ステップF3においてNO)、下りフレーム送信部204に対して起動指示を行う(図13ステップF4)。従来と同様に、下りフレーム送信部204が起動指示を受けると、当該指示がHGW3の下りフレーム受信部300にも伝達され、下りフレーム受信部300も起動を開始する。
下り停止/起動制御部206cは、HGW3の上りフレーム送信部301からONU2の上りフレーム受信部203へと伝達される起動指示が有った場合(ステップF1においてYES)、もしくは下りフレーム送信部204に対して起動指示を行った場合には(ステップF4)、下りフレーム送信部204の起動が完了するまで待った後(図13ステップF5)、下りフレームの送信停止指示の解除を通常処理部200aに通知し(図13ステップF6)、ステップF1に戻る。
次に、停止制御について説明する。まず、下り停止/起動制御部206cは、HGW3の上りフレーム送信部301からONU2の上りフレーム受信部203へと伝達される停止指示の有無を確認する(図14ステップG1)。下り停止/起動制御部206cは、停止指示を確認できなかった場合には、ステップG1に戻る。
また、下り停止/起動制御部206cは、停止指示が有った場合には(ステップG1においてYES)、ONU2の通常処理部200aに対して下りフレーム送信の停止指示を行った後(図14ステップG2)、下りフレーム送信部204に対して停止指示を行う(図14ステップG3)。従来と同様に、下りフレーム送信部204が停止指示を受けると、当該指示がHGW3の下りフレーム受信部300にも伝達され、下りフレーム受信部300も停止する。
以上、制御フレームとして、データの送信許可を与えるGATEフレームを中心に説明を加えたが、上りデータの送信可能時刻が分かる制御フレームであれば、第1〜第4の実施の形態でHGW3が受信する制御フレームはGATEフレームに限らない。例えば、Dozeの際のSleepAllow(SA)が制御フレームにあたり、Doze遷移を許可する情報と次に間欠起動してONU2がOLT1に対して制御信号を送信する時刻が上りデータを送信可能時刻に関する情報が該当する。
また、逆に、GATEフレームであってもHGW3からの上りデータをONU2が送信するのに用いないGATEフレームは複製してONU2からHGW3にて転送しなくともよく、OLT1がGATEフレームに記載する送信可能時刻は、次のGATEフレームの到着時刻ではなく、次にHGW3が上りデータを送信可能なGATEフレームの到着時刻である方が望ましい。
第1〜第4の実施の形態で説明したONU2とHGW3の各々は、それぞれCPU、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。各々の装置のCPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って第1〜第4の実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、加入者系ポイント・トゥ・マルチポイント型光通信ネットワークにおいて用いられる宅内通信装置の省電力化技術に適用することができる。
1…局側通信装置、2…加入者側終端装置、3…加入者側ゲートウェイ装置、4…光ファイバ、5…光スプリッタ、200,200a,304…通常処理部、201,303…上りバッファ、202,302…下りバッファ、203…上りフレーム受信部、204…下りフレーム送信部、205…下りトラヒック監視部310、206,206a,206b,206c…下り停止/起動制御部、207,308…タイマ、208,208a…下りフレーム有無検出部、300…下りフレーム受信部、301…上りフレーム送信部、306a,306b…上り停止/起動制御部、307…GATEフレーム抽出部、309…上り蓄積データ量監視部、310…下りトラヒック監視部。

Claims (8)

  1. 加入者系ポイント・トゥ・マルチポイント型光通信ネットワークにおいて用いられる宅内通信装置において、
    局側通信装置に接続される加入者側終端装置と、この加入者側終端装置及び家庭内情報機器に接続される加入者側ゲートウェイ装置とを有し、
    前記加入者側ゲートウェイ装置は、
    前記家庭内情報機器からの上りフレームを蓄積する上りバッファと、
    この上りバッファに蓄積された上りフレームを前記加入者側終端装置へ送信する上りフレーム送信手段と、
    前記上りバッファに蓄積されたデータ量を監視する上り蓄積データ量監視手段と、
    前記加入者側ゲートウェイ装置の蓄積するデータに対するデータの送信許可時刻に関わる情報を少なくとも含む制御フレームを前記局側通信装置から前記加入者側終端装置を介して受信したことを検出する制御フレーム検出手段と、
    前記加入者側終端装置が次に前記制御フレームを受信するまでの残り時間を計測する第1の計測手段と、
    前記加入者側ゲートウェイ装置が、前記上りフレーム送信手段の停止と起動に要する総時間及び前記加入者終端装置の上りフレーム受信手段の停止と起動に要する総時間のうちどちらか大きい方の時間と、前記上りバッファに蓄積された全ての上りフレームを送信するのに要する時間とを合計した合計時間を少なくとも上回る上り起動時間を、前記残り時間と比較し、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が起動している状態で前記上り起動時間が前記残り時間以下の場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を停止させて前記加入者側終端装置への上りフレームの送信を待たせ、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が停止している状態で前記上り起動時間が前記残り時間よりも大きい場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの上りフレームを前記加入者側終端装置へ送信させる上り停止/起動制御手段とを備えることを特徴とする宅内通信装置。
  2. 請求項1記載の宅内通信装置において、
    前記加入者側終端装置は、
    前記局側通信装置からの下りフレームを蓄積する下りバッファと、
    この下りバッファに蓄積された下りフレームを前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信する下りフレーム送信手段と、
    前記下りバッファに下りフレームが蓄積されているか否かを監視する下りフレーム有無検出手段と、
    前記加入者側終端装置が次に前記制御フレームを受信するまでの残り時間を計測する第2の計測手段と、
    前記加入者側終端装置が、前記下りフレーム送信手段の停止と起動に要する総時間及び前記加入者側ゲートウェイ装置の下りフレーム受信手段の停止と起動に要する総時間のうちどちらか大きい方の時間を少なくとも上回る下り起動時間を、前記残り時間と比較し、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段が起動している状態で前記下りバッファに下りフレームが蓄積されておらず且つ前記下り起動時間が前記残り時間より小さい場合には、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段を停止させて停止後に到着した下りフレームの前記加入者側ゲートウェイ装置への送信を待たせ、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段が停止している状態で前記下り起動時間が前記残り時間以上の場合には、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの下りフレームを前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信させる下り停止/起動制御手段とを備えることを特徴とする宅内通信装置。
  3. 請求項2記載の宅内通信装置において、
    前記加入者側終端装置の下りフレーム有無検出手段は、下りフレームの優先度毎に下りフレームの有無を検出し、
    前記加入者側終端装置の下り停止/起動制御手段は、前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信する下りフレームの内、高優先度の下りフレームについては前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信し、低優先度の下りフレームについては送信を待たせ、前記加入者側ゲートウェイ装置への前記制御フレームの送信時に、前記低優先度の下りフレームを一括して送信させることを特徴とする宅内通信装置。
  4. 請求項1記載の宅内通信装置において、
    前記加入者側ゲートウェイ装置は、さらに、前記加入者側終端装置から送信される下りフレームの未受信期間を計測する下りトラヒック監視手段を備え、
    前記加入者側ゲートウェイ装置の上り停止/起動制御手段は、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が起動している状態で前記上り起動時間が前記残り時間以下で且つ下りフレームの未受信期間が一定時間以上の場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を停止させて前記加入者側終端装置への上りフレームの送信を待たせ、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が停止している状態で前記加入者側終端装置の下りフレーム送信手段から伝達される起動指示が有った場合若しくは前記上り起動時間が前記残り時間よりも大きい場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの上りフレームを前記加入者側終端装置へ送信させ、
    前記加入者側終端装置は、
    前記局側通信装置からの下りフレームを蓄積する下りバッファと、
    この下りバッファに蓄積された下りフレームを前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信する下りフレーム送信手段と、
    前記下りバッファに下りフレームが蓄積されているか否かを下りフレームの優先度毎に監視する下りフレーム有無検出手段と、
    前記下りフレーム送信手段及び前記加入者側ゲートウェイ装置の下りフレーム受信手段が起動している状態で前記加入者側ゲートウェイ装置の上りフレーム送信手段から伝達される停止指示が有った場合には、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段を停止させて前記加入者側ゲートウェイ装置への下りフレームの送信を待たせ、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段が停止している状態で前記上りフレーム送信手段から伝達される起動指示が有った場合若しくは前記下りバッファに高優先度の下りフレームが蓄積されている場合には、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの全ての下りフレームを前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信させる下り停止/起動制御手段とを備えることを特徴とする宅内通信装置。
  5. 加入者系ポイント・トゥ・マルチポイント型光通信ネットワークにおいて用いられる宅内通信装置の省電力化方法であって、
    加入者側終端装置及び家庭内情報機器に接続される加入者側ゲートウェイ装置が、この加入者側ゲートウェイ装置の蓄積するデータに対するデータの送信許可時刻に関わる情報を少なくとも含む制御フレームを局側通信装置から前記加入者側終端装置を介して受信したことを検出する制御フレーム検出ステップと、
    前記加入者側ゲートウェイ装置が、この加入者側ゲートウェイ装置の上りバッファに蓄積されたデータ量を監視する上り蓄積データ量監視ステップと、
    前記加入者側終端装置が次に前記制御フレームを受信するまでの残り時間を計測する第1の計測ステップと、
    前記加入者側ゲートウェイ装置が、この加入者側ゲートウェイ装置の上りフレーム送信手段の停止と起動に要する総時間及び前記加入者終端装置の上りフレーム受信手段の停止と起動に要する総時間のうちどちらか大きい方の時間と、前記上りバッファに蓄積された全ての上りフレームを送信するのに要する時間とを合計した合計時間を少なくとも上回る上り起動時間を、前記残り時間と比較し、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が起動している状態で前記上り起動時間が前記残り時間以下の場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を停止させて前記加入者側終端装置への上りフレームの送信を待たせる上り停止制御ステップと、
    前記加入者側ゲートウェイ装置が、前記上り起動時間を前記残り時間と比較し、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が停止している状態で前記上り起動時間が前記残り時間よりも大きい場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの上りフレームを前記加入者側終端装置へ送信させる上り起動制御ステップとを備えることを特徴とする宅内通信装置の省電力化方法。
  6. 請求項5記載の宅内通信装置の省電力化方法において、
    前記加入者側終端装置が、この加入者側終端装置の下りバッファに下りフレームが蓄積されているか否かを監視する下りフレーム有無検出ステップと、
    前記加入者側終端装置が次に前記制御フレームを受信するまでの残り時間を計測する第2の計測ステップと、
    前記加入者側終端装置が、この加入者側終端装置の下りフレーム送信手段の停止と起動に要する総時間及び前記加入者側ゲートウェイ装置の下りフレーム受信手段の停止と起動に要する総時間のうちどちらか大きい方の時間を少なくとも上回る下り起動時間を、前記残り時間と比較し、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段が起動している状態で前記下りバッファに下りフレームが蓄積されておらず且つ前記下り起動時間が前記残り時間より小さい場合には、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段を停止させて停止後に到着した下りフレームの前記加入者側ゲートウェイ装置への送信を待たせる下り停止制御ステップと、
    前記加入者側終端装置が、前記下り起動時間を前記残り時間と比較し、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段が停止している状態で前記下り起動時間が前記残り時間以上の場合には、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの下りフレームを前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信させる下り起動制御ステップとを備えることを特徴とする宅内通信装置の省電力化方法。
  7. 請求項6記載の宅内通信装置の省電力化方法において、
    前記下りフレーム有無検出ステップは、下りフレームの優先度毎に下りフレームの有無を検出し、
    前記下り停止制御ステップ及び前記下り起動制御ステップは、前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信する下りフレームの内、高優先度の下りフレームについては前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信し、低優先度の下りフレームについては送信を待たせ、前記加入者側ゲートウェイ装置への前記制御フレームの送信時に、前記低優先度の下りフレームを一括して送信させることを特徴とする宅内通信装置の省電力化方法。
  8. 請求項5記載の宅内通信装置の省電力化方法において、
    前記加入者側ゲートウェイ装置が、前記加入者側終端装置から送信される下りフレームの未受信期間を計測する下りトラヒック監視ステップと、
    前記加入者側終端装置が、この加入者側終端装置の下りバッファに下りフレームが蓄積されているか否かを監視する下りフレーム有無検出ステップと、
    前記加入者側終端装置が、この加入者側終端装置の下りフレーム送信手段及び前記加入者側ゲートウェイ装置の下りフレーム受信手段が起動している状態で前記加入者側ゲートウェイ装置の上りフレーム送信手段から伝達される停止指示が有った場合には、前記下りフレーム送信手段及び前記加入者側ゲートウェイ装置の下りフレーム受信手段を停止させて前記加入者側ゲートウェイ装置への下りフレームの送信を待たせる下り停止制御ステップと、
    前記加入者側終端装置が、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段が停止している状態で前記上りフレーム送信手段から伝達される起動指示が有った場合若しくは前記下りバッファに高優先度の下りフレームが蓄積されている場合には、前記下りフレーム送信手段及び前記下りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの全ての下りフレームを前記加入者側ゲートウェイ装置へ送信させる下り起動制御ステップとを備え、
    前記上り停止制御ステップは、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が起動している状態で前記上り起動時間が前記残り時間以下で且つ下りフレームの未受信期間が一定時間以上の場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を停止させて前記加入者側終端装置への上りフレームの送信を待たせ、
    上り起動制御ステップは、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段が停止している状態で前記加入者側終端装置の下りフレーム送信手段から伝達される起動指示が有った場合若しくは前記上り起動時間が前記残り時間よりも大きい場合には、前記上りフレーム送信手段及び前記上りフレーム受信手段を起動させ、送信待ちの上りフレームを前記加入者側終端装置へ送信させることを特徴とする宅内通信装置の省電力化方法。
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