JP5504223B2 - 光通信システム、光加入者線終端装置及び光通信方法 - Google Patents

光通信システム、光加入者線終端装置及び光通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)及び光ネットワーク終端装置(ONU:Optical Network Unit)を光ファイバ伝送路を介して接続して、光信号により送受信する光通信システムにおける低消費電力化技術に関する。
光ネットワークは、1つの光加入者線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)が、1つあるいは複数の光ネットワーク終端装置(ONU:Optical Network Unit)と、光ファイバ伝送路を介してポイントツーポイントあるいはポイントツーマルチポイントの通信を行うネットワークである。
光ネットワークの低消費電力化のために、データトラヒックがない場合にONUの主要機能を停止させるONUスリープ機能が議論されている。その中でも、サイクリックスリープと呼ばれる手法は、ITU−TのG.987.3やIEEE1904.1などによって標準化が進められており、ONUの低消費電力化の有効な手法として期待されている。
従来技術の光通信システムの構成を図1に示す。光通信システムは、OLT4、ONU5、光ファイバ伝送路6及び光スプリッタ7から構成される。OLT4は、ロジック部41、送受信部42及びSNI(Service Node Interface)物理層部43から構成される。ONU5は、ロジック部51、送受信部52及びUNI(User Network Interface)物理層部53から構成される。
サイクリックスリープでは、上りのデータトラヒックがないことをロジック部51のUNI監視によって確認し、下りのデータトラヒックがないことをロジック部41のSNI監視によって確認し、ロジック部51及びロジック部41がその旨のメッセージを交換する。ロジック41によってスリープ制御を行い、ロジック部51によって状態切替を行い、ONU5は起床状態からスリープ状態に移行する。
スリープ中にONU5に上りトラヒックが入力されると、ONU5はスリープ状態を解除しデータ疎通を開始する。ONU5はスリープ中に上りトラヒック入力がない場合でも、あらかじめ決められたスリープ継続時間の後にスリープ継続確認のために起動する。スリープ中にONU5あての下りトラヒックがOLT4へ入力されていた場合は、スリープ継続確認時にOLT4は下りトラヒックありのメッセージをONU5に送信し、ONU5はスリープ中止を判断し下りデータの受け取りを開始する。スリープ中にONU5あての下りトラヒックがOLT4へ入力されていない場合は、ONU5は再びスリープに入る。
上記のように、トラヒックがない場合には、スリープへの移行とトラヒック確認の起動を周期的に繰り返すので、このスリープ方式をサイクリックスリープと呼ぶ。
久保亮吾、可児淳一、藤本幸洋、吉本直人、雲崎清美、省電力機能を搭載した10ギガクラスPONシステムの性能解析、電子情報通信学会信学技報、CS2009−2、pp.7−12.
サイクリックスリープにおいては、最終のデータフレーム到着からの経過時間が閾値(以下、スリープ判断閾値)を超えると、データトラヒックなしと判断してスリープに入る。その場合、通信路の輻輳制御方式であるTCP(Transmission Control Protocol)のスロースタートアルゴリズムが、サイクリックスリープと干渉する問題がある。TCPのスロースタートアルゴリズムの詳細を以下に説明する。
TCPによるデータ伝送方式は、受信側においてデータの受信時にACKフレームを送信側へ返信し、送信側においてACKフレームを受け取れなかったデータを受信側へ再送することで、データの到達性を確保する方式である。
ACKフレームを受け取るまでに送信可能なデータ量は、ウインドウサイズによって制限されている。スロースタートとは、TCPセッション開始時から最大のウインドウサイズのデータを送信するのではなく、輻輳回避のために最初は少ない送信データ量で通信を始め、ACKフレームを受け取るたびにウインドウサイズを大きくして行き、送信データ量を徐々に増やして行く方法である。送信データのロストが生じると、輻輳が発生したと判断し、送信データ量を減らす。これによって、通信路が伝送できる以上のデータ量を送信することを防ぎ、輻輳を回避する。
以上がTCPのスロースタートアルゴリズムであるが、TCPのスロースタートアルゴリズム及びサイクリックスリープを行った場合は、以下の問題が生じる。
つまり、データ送信からACKが戻ってくるまでの時間(RTT:Round Time Trip)がスリープ判断閾値の時間より長かった場合、データ送信からACKを受信するまでの時間がスリープ判断閾値を越えるために、ONU5はスリープに入ってしまう。そのため、ACKの受け取りと次のサイクルのデータ送信はスリープ周期終了後となり、スリープ周期分の待ち時間が生じてしまう。このため、RTTがスリープの影響で伸びてしまうことにより、伝送レートが上がらないという問題が生じる。
RTTよりスリープ判断閾値が大きければ上記問題は生じないことから、想定される最大のRTTより大きな値にスリープ判断閾値を設定する方法がある。
しかし、スリープ判断閾値を大きくした場合には、大量のデータをダウンロードするようなトラヒックではなく、非常に低レートで送られてくるトラヒックでは、スリープに入れない問題が生じる。もともと、非常に低レートでスリープ周期より長い間隔で散発的にデータが送信されるようなトラヒックの場合、スリープに入れることによってONU5の消費電力削減が図れるはずである。しかし、TCPのスロースタートアルゴリズム及びサイクリックスリープの干渉対策のためにスリープ判断閾値を大きくしていると、散発的にデータが送信される間隔がスリープ判断閾値より短くなり、スリープに入れる可能性が低くなってしまう。ひいては、非常に低レートな通信があった場合に有効にスリープに入れず、ONU5の消費電力が増加する問題がある。
そこで、前記課題を解決するために、本発明は、TCPのトラヒックではスリープに入りにくく、低レートの散発的なトラヒックではスリープに入りやすくすることで、TCPのトラヒックのレート向上及び低レートの散発的なトラヒックでの有効なスリープを両立する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、スリープ周期1周期毎に起床するような、スリープ連続回数が少ない場合には、流れているトラヒックはTCPのトラヒックである可能性が高いと判断し、スリープ判断閾値を大きくすることでスリープに入りにくくする。そして、スリープ周期が複数回連続した後に起床するような、スリープ連続回数が多い場合には、流れているトラヒックはスリープが有効に効く低レートの散発的なトラヒックである可能性が高いと判断し、スリープ判断閾値を小さくすることでスリープに入りやすくする。
具体的には、本発明は、光加入者線終端装置及び光ネットワーク終端装置を備える光通信システムであって、前記光ネットワーク終端装置は、前記光加入者線終端装置からスリープ指令を受信したときに、起床状態からスリープ状態に移行し、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを前記光加入者線終端装置から通知され、下りトラヒックがないと通知されたときには、起床状態からスリープ状態に再度移行し、下りトラヒックがあると通知されたときには、スリープ状態を終了させ、前記光加入者線終端装置は、前回又は前回以前のスリープ指令に基づいて前記光ネットワーク終端装置が連続して起床状態からスリープ状態に移行した移行回数を計測し、前記移行回数が少ないほど上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔に対するスリープ判断閾値を大きくし、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が前記スリープ判断閾値を超えたときに、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令をすることを特徴とする、光通信システムである。
また、本発明は、光ネットワーク終端装置と通信する光加入者線終端装置であって、前記光ネットワーク終端装置は、前記光加入者線終端装置からスリープ指令を受信したときに、起床状態からスリープ状態に移行し、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを前記光加入者線終端装置から通知され、下りトラヒックがないと通知されたときには、起床状態からスリープ状態に再度移行し、下りトラヒックがあると通知されたときには、スリープ状態を終了させ、前記光加入者線終端装置は、前回又は前回以前のスリープ指令に基づいて前記光ネットワーク終端装置が連続して起床状態からスリープ状態に移行した移行回数を計測するスリープ連続回数カウンタと、前記移行回数が少ないほど上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔に対するスリープ判断閾値を大きくするように、前記移行回数及び前記スリープ判断閾値を対応付けるスリープ判断閾値テーブルと、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が前記スリープ判断閾値を超えたときに、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令をするスリープ指令部と、を備えることを特徴とする、光加入者線終端装置である。
また、本発明は、光加入者線終端装置が光ネットワーク終端装置にスリープ指令をする光通信方法であって、前記光ネットワーク終端装置は、前記光加入者線終端装置からスリープ指令を受信したときに、起床状態からスリープ状態に移行し、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを前記光加入者線終端装置から通知され、下りトラヒックがないと通知されたときには、起床状態からスリープ状態に再度移行し、下りトラヒックがあると通知されたときには、スリープ状態を終了させ、前記スリープ指令をする光通信方法は、前回又は前回以前のスリープ指令に基づいて前記光ネットワーク終端装置が連続して起床状態からスリープ状態に移行した移行回数を計測し、前記移行回数を少ない値として計測するほど、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔に対するスリープ判断閾値を大きな値として取得するスリープ判断閾値取得ステップと、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が前記スリープ判断閾値を超えたときに、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令をするスリープ指令ステップと、を順に備えることを特徴とする、スリープ指令をする光通信方法である。
この構成によれば、スリープ連続回数が少ないTCPのトラヒックではスリープに入りにくく、スリープ連続回数が多い低レートの散発的なトラヒックではスリープに入りやすくすることで、TCPのトラヒックのレート向上及び低レートの散発的なトラヒックでの有効なスリープを両立することができる。
また、本発明は、前記光加入者線終端装置は、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令を送信したときに、前記移行回数を1回と計測し、前記光ネットワーク終端装置におけるスリープ状態への移行からスリープ継続時間の経過までの間に、前記光ネットワーク終端装置における上りトラヒックの受信及び前記光加入者線終端装置における下りトラヒックの受信がないときに、前記移行回数を前記1回から1回ずつインクリメントすることを特徴とする、光通信システムである。
また、本発明は、前記スリープ連続回数カウンタは、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令を送信したときに、前記移行回数を1回と計測し、前記光ネットワーク終端装置におけるスリープ状態への移行からスリープ継続時間の経過までの間に、前記光ネットワーク終端装置における上りトラヒックの受信及び前記光加入者線終端装置における下りトラヒックの受信がないときに、前記移行回数を前記1回から1回ずつインクリメントすることを特徴とする、光加入者線終端装置である。
また、本発明は、前記スリープ判断閾値取得ステップは、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令を送信したときに、前記移行回数を1回と計測し、前記光ネットワーク終端装置におけるスリープ状態への移行からスリープ継続時間の経過までの間に、前記光ネットワーク終端装置における上りトラヒックの受信及び前記光加入者線終端装置における下りトラヒックの受信がないときに、前記移行回数を前記1回から1回ずつインクリメントすることを特徴とする、スリープ指令をする光通信方法である。
この構成によれば、前回以前のスリープ連続回数を計測することができるため、前回以前のスリープ連続回数に基づいて、今回のスリープ判断閾値を設定することができる。
上記目的を達成するために、一定期間内に多くのフレームが到着するような、バースト的なトラヒックを受信した場合には、流れているトラヒックはTCPのトラヒックである可能性が高いと判断し、スリープ判断閾値を大きくすることでスリープに入りにくくする。そして、一定期間内に少ないフレームが到着するような、バースト的なトラヒックを受信しない場合には、流れているトラヒックはスリープが有効に効く低レートの散発的なトラヒックである可能性が高いと判断し、スリープ判断閾値を小さくすることでスリープに入りやすくする。
具体的には、本発明は、光加入者線終端装置及び光ネットワーク終端装置を備える光通信システムであって、前記光ネットワーク終端装置は、前記光加入者線終端装置からスリープ指令を受信したときに、起床状態からスリープ状態に移行し、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを前記光加入者線終端装置から通知され、下りトラヒックがないと通知されたときには、起床状態からスリープ状態に再度移行し、下りトラヒックがあると通知されたときには、スリープ状態を終了させ、前記光加入者線終端装置は、上りトラヒック又は下りトラヒックの一定時間内の到着フレーム数を計測し、前記到着フレーム数が多いほど上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔に対するスリープ判断閾値を大きくし、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が前記スリープ判断閾値を超えたときに、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令をすることを特徴とする、光通信システムである。
また、本発明は、光ネットワーク終端装置と通信する光加入者線終端装置であって、前記光ネットワーク終端装置は、前記光加入者線終端装置からスリープ指令を受信したときに、起床状態からスリープ状態に移行し、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを前記光加入者線終端装置から通知され、下りトラヒックがないと通知されたときには、起床状態からスリープ状態に再度移行し、下りトラヒックがあると通知されたときには、スリープ状態を終了させ、前記光加入者線終端装置は、上りトラヒック又は下りトラヒックの一定時間内の到着フレーム数を計測する到着フレーム数カウンタと、前記到着フレーム数が多いほど上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔に対するスリープ判断閾値を大きくするように、前記到着フレーム数及び前記スリープ判断閾値を対応付けるスリープ判断閾値テーブルと、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が前記スリープ判断閾値を超えたときに、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令をするスリープ指令部と、を備えることを特徴とする、光加入者線終端装置である。
また、本発明は、光加入者線終端装置が光ネットワーク終端装置にスリープ指令をする光通信方法であって、前記光ネットワーク終端装置は、前記光加入者線終端装置からスリープ指令を受信したときに、起床状態からスリープ状態に移行し、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを前記光加入者線終端装置から通知され、下りトラヒックがないと通知されたときには、起床状態からスリープ状態に再度移行し、下りトラヒックがあると通知されたときには、スリープ状態を終了させ、前記スリープ指令をする光通信方法は、上りトラヒック又は下りトラヒックの一定時間内の到着フレーム数を計測し、前記到着フレーム数を多い値として計測するほど、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔に対するスリープ判断閾値を大きな値として取得するスリープ判断閾値取得ステップと、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が前記スリープ判断閾値を超えたときに、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令をするスリープ指令ステップと、を順に備えることを特徴とする、スリープ指令をする光通信方法である。
この構成によれば、到着フレーム数が多いTCPのトラヒックではスリープに入りにくく、到着フレーム数が少ない低レートの散発的なトラヒックではスリープに入りやすくすることで、TCPのトラヒックのレート向上及び低レートの散発的なトラヒックでの有効なスリープを両立することができる。
また、本発明は、前記光加入者線終端装置は、計測した前記到着フレーム数に対応する前記スリープ判断閾値を取得し、取得した前記スリープ判断閾値が更新前の前記スリープ判断閾値より小さくかつ所定値以上であるときには、更新前の前記スリープ判断閾値を取得した前記スリープ判断閾値に更新し、取得した前記スリープ判断閾値が更新前の前記スリープ判断閾値より小さくかつ前記所定値より小さいときには、更新前の前記スリープ判断閾値をそのまま維持することを特徴とする、光通信システムである。
また、本発明は、前記到着フレーム数カウンタが計測した前記到着フレーム数に対応する、前記スリープ判断閾値テーブルが格納する前記スリープ判断閾値を取得し、取得した前記スリープ判断閾値が更新前の前記スリープ判断閾値より小さくかつ所定値以上であるときには、更新前の前記スリープ判断閾値を取得した前記スリープ判断閾値に更新し、取得した前記スリープ判断閾値が更新前の前記スリープ判断閾値より小さくかつ前記所定値より小さいときには、更新前の前記スリープ判断閾値をそのまま維持するスリープ判断閾値更新部、をさらに備えることを特徴とする、光加入者線終端装置である。
また、本発明は、前記スリープ判断閾値取得ステップで取得した前記スリープ判断閾値が更新前の前記スリープ判断閾値より小さくかつ所定値以上であるときには、更新前の前記スリープ判断閾値を前記スリープ判断閾値取得ステップで取得した前記スリープ判断閾値に更新し、前記スリープ判断閾値取得ステップで取得した前記スリープ判断閾値が更新前の前記スリープ判断閾値より小さくかつ前記所定値より小さいときには、更新前の前記スリープ判断閾値をそのまま維持するスリープ判断閾値更新ステップ、を前記スリープ判断閾値取得ステップと前記スリープ指令ステップの間にさらに備えることを特徴とする、スリープ指令をする光通信方法である。
この構成によれば、TCPのトラヒックを受信した直後に、散発的なトラヒックを受信した場合に、スリープ判断閾値が急激に減少することを防止することができる。
本発明は、TCPのトラヒックではスリープに入りにくく、低レートの散発的なトラヒックではスリープに入りやすくすることで、TCPのトラヒックのレート向上及び低レートの散発的なトラヒックでの有効なスリープを両立する技術を提供することができる。
従来技術の光通信システムの構成を示す図である。 実施形態1の光通信システムの構成を示す図である。 実施形態1のスリープ判断閾値テーブルの内容を示す図である。 実施形態1のスリープ状態に移行する処理を示す図である。 実施形態1及び実施形態2の上りトラヒックが確認されたときに起床状態に移行する処理を示す図である。 実施形態1及び実施形態2の下りトラヒックが確認されたときに起床状態に移行する処理を示す図である。 実施形態1のスリープ連続回数カウンタの処理を示す図である。 実施形態2の光通信システムの構成を示す図である。 実施形態2のスリープ判断閾値テーブルの内容を示す図である。 実施形態2のスリープ状態に移行する処理を示す図である。 実施形態2の到着フレーム数カウンタの処理を示す図である。 実施形態2のスリープ判断閾値を更新する処理を示す図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は以下の実施形態に制限されるものではない。
(実施形態1)
光通信システムの構成を図2に示す。光通信システムは、OLT1、ONU2及び光ファイバ伝送路3から構成される。図2において、1つのOLT1及び1つのONU2が、光ファイバ伝送路3を介して、ポイントツーポイントで接続されているが、図1のように、1つのOLT1及び複数のONU2が、光ファイバ伝送路3及び光スプリッタ7を介して、ポイントツーマルチポイントで接続されてもよい。
OLT1は、トラヒックモニタ11、バッファ12、送受信部13、受信部14、送信部15、スリープ判断部16、スリープメッセージ生成受取部17、スリープ連続回数カウンタ18及びスリープ判断閾値テーブル19から構成される。
下りトラヒックは、上流側から、トラヒックモニタ11、バッファ12、送信部15及び送受信部13を介して、ONU2に伝送される。上りトラヒックは、ONU2から、送受信部13、受信部14及びトラヒックモニタ11を介して、上流側に伝送される。
トラヒックモニタ11は、上りトラヒック又は下りトラヒックがあるかどうかを監視する。そして、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔をスリープ判断部16に通知するとともに、下りトラヒックがあることをスリープ判断部16に通知する。バッファ12は、スリープ判断部16からの後述のスリープ開始指令を受けて、下りトラヒックを出力することなく蓄積する。そして、スリープ判断部16からの後述のスリープ解除指令を受けて、蓄積している下りトラヒックを出力する。
スリープ判断部16は、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔をトラヒックモニタ11から通知される。そして、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が後述のスリープ判断閾値より大きいときに、スリープ開始指令をバッファ12及びスリープメッセージ生成受取部17に出力する。スリープ判断部16は、下りトラヒックがあることをトラヒックモニタ11から通知される。そして、スリープ解除指令をバッファ12及びスリープメッセージ生成受取部17に出力する。スリープ判断部16は、ONU2が起床していることをスリープメッセージ生成受取部17から通知される。そして、スリープ解除指令をバッファ12に出力する。
スリープメッセージ生成受取部17は、スリープ判断部16からのスリープ開始指令を受けて、スリープ開始の旨のメッセージを生成して、送信部15に出力する。スリープメッセージ生成受取部17は、スリープ判断部16からのスリープ解除指令を受けて、下りトラヒックありの旨のメッセージを生成して、送信部15に出力する。スリープメッセージ生成受取部17は、ONU2からのONU2の起床の旨のメッセージを受けて、ONU2が起床していることをスリープ判断部16に通知する。
スリープ連続回数カウンタ18及びスリープ判断閾値テーブル19は後述する。
ONU2は、トラヒックモニタ21、バッファ22、送受信部23、送信部24、受信部25、スリープ指示部26及びスリープメッセージ生成受取部27から構成される。
下りトラヒックは、OLT1から、送受信部23及び受信部25を介して、下流側に伝送される。上りトラヒックは、下流側から、トラヒックモニタ21、バッファ22、送信部24及び送受信部23を介して、OLT4に伝送される。
トラヒックモニタ21は、上りトラヒックがあるかどうかを監視する。そして、上りトラヒックがあることをスリープ指示部26に通知する。バッファ22は、スリープ指示部26からの後述のスリープ開始指令を受けて、スリープ状態に移行する。そして、スリープ指示部26からの後述のスリープ解除指令を受けて、起床状態に移行する。
スリープ指示部26は、上りトラヒックがあることをトラヒックモニタ21から通知される。そして、スリープ解除指令をバッファ22、スリープメッセージ生成受取部27及びスリープ可能な各ブロックに出力する。スリープ指示部26は、スリープ開始の旨をスリープメッセージ生成受付部27から通知される。そして、スリープ開始指令をバッファ22及びスリープ可能な各ブロックに出力する。スリープ指示部26は、下りトラヒックありの旨をスリープメッセージ生成受付部27から通知される。そして、スリープ解除指令をバッファ22及びスリープ可能な各ブロックに出力する。
スリープメッセージ生成受取部27は、スリープ指示部26からのスリープ解除指令を受けて、ONU2の起床の旨のメッセージを生成して、送信部24に出力する。スリープメッセージ生成受取部27は、OLT1からのスリープ開始の旨のメッセージを受けて、スリープ開始の旨をスリープ指示部26に通知する。スリープメッセージ生成受取部27は、OLT1からの下りトラヒックありの旨のメッセージを受けて、下りトラヒックありの旨をスリープ指示部26に通知する。
ONU2は、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを確認する。そして、下りトラヒックがないと確認したときには、起床状態からスリープ状態に再度移行する。しかし、下りトラヒックがあると確認したときには、スリープ状態を終了させる。これをサイクリックスリープという。
スリープ連続回数カウンタ18は、前回のスリープ指令に基づいてONU2が連続して起床状態からスリープ状態に移行した移行回数を計測してもよく、前回以前のスリープ指令に基づいてONU2が連続して起床状態からスリープ状態に移行した移行回数を計測してもよい。例えば、ONU2にスリープ指令を送信したときに、移行回数を1回と計測する。そして、ONU2におけるスリープ状態への移行からスリープ継続時間の経過までの間に、ONU2における上りトラヒックの受信及びOLT1における下りトラヒックの受信がないときに、移行回数を当該1回から1回ずつインクリメントする。
スリープ判断閾値テーブル19は、移行回数が少ないほどスリープ判断閾値を大きくするように、移行回数及びスリープ判断閾値を対応付ける。スリープ判断閾値テーブル19の内容を図3に示す。図3(a)のスリープ判断閾値テーブル19では、前回以前のスリープ時の連続スリープ回数が1回から5回までであるときに、スリープ判断閾値は単調に減少し、前回以前のスリープ時の連続スリープ回数が5回以上であるときに、スリープ判断閾値は一定値をとる。図3(b)のスリープ判断閾値テーブル19では、前回以前のスリープ時の連続スリープ回数が1回から2回までであるときに、スリープ判断閾値は減少し、前回以前のスリープ時の連続スリープ回数が2回以上であるときに、スリープ判断閾値は一定値をとる。図3のいずれのスリープ判断閾値テーブル19でも、前回以前のスリープ時の連続スリープ回数が少ないほど、スリープ判断閾値が大きくなる。
つまり、スリープ周期1周期毎に起床するような、スリープ連続回数が少ない場合には、流れているトラヒックはTCPのトラヒックである可能性が高いと判断し、スリープ判断閾値を大きくすることでスリープに入りにくくする。そして、スリープ周期が複数回連続した後に起床するような、スリープ連続回数が多い場合には、流れているトラヒックはスリープが有効に効く低レートの散発的なトラヒックである可能性が高いと判断し、スリープ判断閾値を小さくすることでスリープに入りやすくする。
よって、TCPのトラヒックではスリープに入りにくく、低レートの散発的なトラヒックではスリープに入りやすくすることで、TCPのトラヒックのレート向上及び低レートの散発的なトラヒックでの有効なスリープを両立することができる。そして、前回以前のスリープ連続回数を計測することができるため、前回以前のスリープ連続回数に基づいて、今回のスリープ判断閾値を設定することができる。
スリープ状態に移行する処理を図4に示す。トラヒックモニタ11は、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔を計測する(ステップSL1)。スリープ判断部16は、スリープ連続回数カウンタ18及びスリープ判断閾値テーブル19を参照して、スリープ連続回数に対応するスリープ判断閾値を取得する(ステップSL2)。スリープ判断部16は、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔がスリープ判断閾値より大きいかどうかを判断する(ステップSL3)。
スリープ判断部16が、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔がスリープ判断閾値より大きいと判断したときには(ステップSL3においてYES)、スリープメッセージ生成受取部17は、スリープ開始の旨のメッセージをONU2に送信する(ステップSL4)。スリープメッセージ生成受取部27は、スリープ開始の旨のメッセージをOLT1から受信する(ステップSN1)。スリープ指示部26は、スリープ開始指令をバッファ22及びスリープ可能な各ブロックに出力し、起床状態からスリープ状態に移行させる(ステップSN2)。スリープ判断部16が、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔がスリープ判断閾値より小さいと判断したときには(ステップSL3においてNO)、スリープ状態に移行する処理を終了する。
上りトラヒックが確認されたときに起床状態に移行する処理を図5に示す。トラヒックモニタ21は、上りトラヒックの受信を確認する(ステップSN11)。スリープ指示部26は、スリープ解除指令をバッファ22、スリープメッセージ生成受取部27及びスリープ可能な各ブロックに出力し、スリープ状態から起床状態に移行させる(ステップSN12)。スリープメッセージ生成受取部27は、ONU2の起床の旨のメッセージをOLT1に送信する(ステップSN13)。スリープメッセージ生成受取部17は、ONU2の起床の旨のメッセージをONU2から受信する(ステップSL11)。その後、上りトラヒック及び下りトラヒックの疎通が開始される。
下りトラヒックが確認されたときに起床状態に移行する処理を図6に示す。ステップSN21及びSN22並びにステップSL21及びSL22は、並行して行われる。
スリープ指示部26は、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに(ステップSN21)、スリープ状態から起床状態に移行させ(ステップSN22)、下りトラヒックがあるかどうかを確認する。
トラヒックモニタ11は、下りトラヒックの受信を確認する(ステップSL21)。バッファ12は、ONU2におけるスリープ状態への移行からスリープ継続時間の経過までの間は、下りトラヒックを送信することなく蓄積する(ステップSL22)。
ONU2におけるスリープ状態への移行からスリープ継続時間の経過まで待って、以下の処理が行なわれる。スリープメッセージ生成受取部17は、下りトラヒックありの旨のメッセージをONU2に送信する(ステップSL23)。スリープメッセージ生成受取部27は、下りトラヒックありの旨のメッセージをOLT1から受信する(ステップSN23)。スリープ指示部26は、スリープ状態を終了させる(ステップSN24)。その後、上りトラヒック及び下りトラヒックの疎通が開始される。
スリープ連続回数カウンタの処理を図7に示す。スリープ判断部16は、スリープ開始の旨のメッセージをONU2に送信させる(ステップSL31)。スリープ連続回数カウンタ18は、カウンタ値を「1」に設定する(ステップSL32)。
スリープ判断部16は、スリープ状態への移行からスリープ継続時間の経過までの間に、ONU2の起床の旨のメッセージ(上りトラヒックが受信された旨のメッセージ)及び下りトラヒックの少なくとも一方が受信されたかどうか判断する(ステップSL33)。
スリープ判断部16が、いずれも受信されていないと判断したときには(ステップSL34においてNO)、スリープ連続回数カウンタ18は、カウンタ値をインクリメントする(ステップSL35)。そして、サイクリックスリープが継続される。
スリープ判断部16が、いずれか受信されていると判断したときには(ステップSL34においてYES)、スリープ連続回数カウンタ18は、カウンタ値をインクリメントすることなく、カウンタ値を記憶する(ステップSL36)。そして、第n回目のサイクリックスリープが終了される。さらに、第(n+1)回目のサイクリックスリープに入る際に、当該記憶されたカウンタ値が第n回目のスリープ連続回数として利用される。
(実施形態2)
光通信システムの構成を図8に示す。OLT1が、到着フレーム数カウンタ18’、スリープ判断閾値テーブル19’及びスリープ判断閾値保持用タイマ20を有する点では、実施形態1、2は相違するが、その他の点では実施形態1、2は同様である。
到着フレーム数カウンタ18’は、上りトラヒック又は下りトラヒックの一定時間内の到着フレーム数を計測する。到着フレーム数カウンタ18’は、トラヒックモニタ11から上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着を通知され、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着毎にカウント数をインクリメントし、スリープ判断部16に上りトラヒック又は下りトラヒックの到着フレーム数を通知する。到着フレーム数カウンタ18’は、スリープ判断部16に一定時間毎に到着フレーム数を通知するとき、カウント数を0にリセットしてもよく、カウント数を0にリセットせず、前回及び今回の通知時のカウント数の差分をスリープ判断部16に通知してもよい。
スリープ判断閾値テーブル19’は、到着フレーム数が多いほどスリープ判断閾値を大きくするように、到着フレーム数及びスリープ判断閾値を対応付ける。スリープ判断閾値テーブル19’の内容を図9に示す。図9(a)のスリープ判断閾値テーブル19’では、到着フレーム数が1個以下であるときに、スリープ判断閾値は一定値をとり、到着フレーム数が1個から5個までであるときに、スリープ判断閾値は単調に増加し、到着フレーム数が5個以上であるときに、スリープ判断閾値は一定値をとる。図9(b)のスリープ判断閾値テーブル19’では、到着フレーム数が1個以下であるときに、スリープ判断閾値は一定値をとり、到着フレーム数が1個から2個までであるときに、スリープ判断閾値は単調に増加し、到着フレーム数が2個以上であるときに、スリープ判断閾値は一定値をとる。図9のいずれのスリープ判断閾値テーブル19’でも、到着フレーム数が多いほど、スリープ判断閾値が大きくなる。
スリープ判断部16は、到着フレーム数カウンタ18’が計測した到着フレーム数に対応する、スリープ判断閾値テーブル19’が格納するスリープ判断閾値を取得する。そして、取得したスリープ判断閾値が更新前のスリープ判断閾値より小さくかつ所定値以上であるときには、更新前のスリープ判断閾値を取得したスリープ判断閾値に更新する。しかし、取得したスリープ判断閾値が更新前のスリープ判断閾値より小さくかつ所定値より小さいときには、更新前のスリープ判断閾値をそのまま維持する。ここで、後述のスリープ判断閾値保持用タイマ20が、上述の所定値を出力する。
つまり、一定期間内に多くのフレームが到着するような、バースト的なトラヒックを受信した場合には、流れているトラヒックはTCPのトラヒックである可能性が高いと判断し、スリープ判断閾値を大きくすることでスリープに入りにくくする。そして、一定期間内に少ないフレームが到着するような、バースト的なトラヒックを受信しない場合には、流れているトラヒックはスリープが有効に効く低レートの散発的なトラヒックである可能性が高いと判断し、スリープ判断閾値を小さくすることでスリープに入りやすくする。
よって、TCPのトラヒックではスリープに入りにくく、低レートの散発的なトラヒックではスリープに入りやすくすることで、TCPのトラヒックのレート向上及び低レートの散発的なトラヒックでの有効なスリープを両立することができる。そして、TCPのトラヒックを受信した直後に、散発的なトラヒックを受信した場合に、スリープ判断閾値が急激に減少することを防止することができる。
スリープ状態に移行する処理を図10に示す。ステップSL41は、ステップSL1と同様である。スリープ判断部16は、到着フレーム数カウンタ18’及びスリープ判断閾値テーブル19’を参照して、到着フレーム数に対応するスリープ判断閾値を取得する(ステップSL42)。ステップSL43、SL44及びステップSN41、SN42は、それぞれステップSL3、SL4及びステップSN1、SN2と同様である。上りトラヒックが確認されたときに起床状態に移行する処理は、図5と同様である。下りトラヒックが確認されたときに起床状態に移行する処理は、図6と同様である。
到着フレーム数カウンタの処理を図11に示す。到着フレーム数カウンタ18’は、一定時間タイマが満了していると判断したときには(ステップSL51においてYES)、カウンタ値を0にセットして、一定時間タイマを再セットして(ステップSL52)、ステップSL53に進む。到着フレーム数カウンタ18’は、一定時間タイマが満了していないと判断したときには(ステップSL51においてNO)、ステップSL52を実行することなく、ステップSL53に進む。
到着フレーム数カウンタ18’は、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレームの受信を通知されているときには(ステップSL53においてYES)、カウンタ値をインクリメントして(ステップSL54)、カウンタ値を保持する(ステップSL55)。到着フレーム数カウンタ18’は、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレームの受信を通知されていないと判断したときには(ステップSL53においてNO)、ステップSL54を実行することなく、カウンタ値を保持する(ステップSL55)。
スリープ判断閾値を更新する処理を図12に示す。スリープ判断部16は、到着フレーム数カウンタ18’が計測した到着フレーム数に対応する、スリープ判断閾値テーブル19’が格納するスリープ判断閾値を取得する(ステップSL61)。スリープ判断閾値保持用タイマ20は、初期設定からタイムアウトまで、カウントダウンを実行する。
スリープ判断部16が取得したスリープ判断閾値が、更新前のスリープ判断閾値より小さく、かつ、スリープ判断閾値保持用タイマ20のタイムアウトまでの残り時間以上であるときについて説明する(ステップSL62においてYES)。まず、スリープ判断部16は、更新前のスリープ判断閾値を取得したスリープ判断閾値に更新する(ステップSL63)。次に、スリープ判断部16は、スリープ判断閾値保持用タイマ20を取得したスリープ判断閾値に初期設定する(ステップSL64)。つまり、取得したスリープ判断閾値は、更新前のスリープ判断閾値より小さいところ、更新前のスリープ判断閾値から急激に減少しないため、更新前のスリープ判断閾値を取得したスリープ判断閾値に更新する。
スリープ判断部16が取得したスリープ判断閾値が、更新前のスリープ判断閾値より小さく、かつ、スリープ判断閾値保持用タイマ20のタイムアウトまでの残り時間より小さいときについて説明する(ステップSL62においてNO)。まず、スリープ判断部16は、更新前のスリープ判断閾値をそのまま維持する(ステップSL65)。次に、スリープ判断部16は、スリープ判断閾値保持用タイマ20をそのまま維持する(ステップSL66)。つまり、取得したスリープ判断閾値は、更新前のスリープ判断閾値より小さいうえに、更新前のスリープ判断閾値から急激に減少するため、更新前のスリープ判断閾値を取得したスリープ判断閾値に更新せず、そのまま維持する。
ステップSL62において、スリープ判断閾値保持用タイマ20のタイムアウトまでの残り時間と比較する値を、第1に、スリープ判断閾値テーブル19’から取得したスリープ判断閾値に係数を掛けたものとしてもよく、第2に、フレーム到着数が多いほどスリープ判断閾値保持時間が長いスリープ判断閾値保持時間テーブルを別途設けたうえで、そのテーブルから取得したスリープ判断閾値保持時間としてもよい。
ステップSL64において、スリープ判断閾値保持用タイマ20に初期設定するタイムアウト値を、第1に、スリープ判断閾値テーブル19’から取得したスリープ判断閾値に係数を掛けたものとしてもよく、第2に、フレーム到着数が多いほどスリープ判断閾値保持時間が長いスリープ判断閾値保持時間テーブルを別途設けたうえで、そのテーブルから取得したスリープ判断閾値保持時間としてもよい。
本発明に係る光通信システム及び光加入者線終端装置は、OLT及びONUを備えるPONにおける低消費電力化技術として適用することができる。
1、4:OLT
2、5:ONU
3、6:光ファイバ伝送路
7:光スプリッタ
11:トラヒックモニタ
12:バッファ
13:送受信部
14:受信部
15:送信部
16:スリープ判断部
17:スリープメッセージ生成受取部
18:スリープ連続回数カウンタ
18’:到着フレーム数カウンタ
19:スリープ判断閾値テーブル
19’:スリープ判断閾値テーブル
20:スリープ判断閾値保持用タイマ
21:トラヒックモニタ
22:バッファ
23:送受信部
24:送信部
25:受信部
26:スリープ指示部
27:スリープメッセージ生成受取部
41:ロジック部
42:送受信部
43:SNI物理層部
51:ロジック部
52:送受信部
53:UNI物理層部

Claims (12)

  1. 光加入者線終端装置及び光ネットワーク終端装置を備える光通信システムであって、
    前記光ネットワーク終端装置は、前記光加入者線終端装置からスリープ指令を受信したときに、起床状態からスリープ状態に移行し、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを前記光加入者線終端装置から通知され、下りトラヒックがないと通知されたときには、起床状態からスリープ状態に再度移行し、下りトラヒックがあると通知されたときには、スリープ状態を終了させ、
    前記光加入者線終端装置は、前回又は前回以前のスリープ指令に基づいて前記光ネットワーク終端装置が連続して起床状態からスリープ状態に移行した移行回数を計測し、前記移行回数が少ないほど上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔に対するスリープ判断閾値を大きくし、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が前記スリープ判断閾値を超えたときに、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令をすることを特徴とする、光通信システム。
  2. 前記光加入者線終端装置は、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令を送信したときに、前記移行回数を1回と計測し、前記光ネットワーク終端装置におけるスリープ状態への移行からスリープ継続時間の経過までの間に、前記光ネットワーク終端装置における上りトラヒックの受信及び前記光加入者線終端装置における下りトラヒックの受信がないときに、前記移行回数を前記1回から1回ずつインクリメントすることを特徴とする、請求項1に記載の光通信システム。
  3. 光ネットワーク終端装置と通信する光加入者線終端装置であって、
    前記光ネットワーク終端装置は、前記光加入者線終端装置からスリープ指令を受信したときに、起床状態からスリープ状態に移行し、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを前記光加入者線終端装置から通知され、下りトラヒックがないと通知されたときには、起床状態からスリープ状態に再度移行し、下りトラヒックがあると通知されたときには、スリープ状態を終了させ、
    前記光加入者線終端装置は、
    前回又は前回以前のスリープ指令に基づいて前記光ネットワーク終端装置が連続して起床状態からスリープ状態に移行した移行回数を計測するスリープ連続回数カウンタと、
    前記移行回数が少ないほど上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔に対するスリープ判断閾値を大きくするように、前記移行回数及び前記スリープ判断閾値を対応付けるスリープ判断閾値テーブルと、
    上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が前記スリープ判断閾値を超えたときに、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令をするスリープ指令部と、
    を備えることを特徴とする、光加入者線終端装置。
  4. 前記スリープ連続回数カウンタは、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令を送信したときに、前記移行回数を1回と計測し、前記光ネットワーク終端装置におけるスリープ状態への移行からスリープ継続時間の経過までの間に、前記光ネットワーク終端装置における上りトラヒックの受信及び前記光加入者線終端装置における下りトラヒックの受信がないときに、前記移行回数を前記1回から1回ずつインクリメントすることを特徴とする、請求項3に記載の光加入者線終端装置。
  5. 光加入者線終端装置が光ネットワーク終端装置にスリープ指令をする光通信方法であって、
    前記光ネットワーク終端装置は、前記光加入者線終端装置からスリープ指令を受信したときに、起床状態からスリープ状態に移行し、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを前記光加入者線終端装置から通知され、下りトラヒックがないと通知されたときには、起床状態からスリープ状態に再度移行し、下りトラヒックがあると通知されたときには、スリープ状態を終了させ、
    前記スリープ指令をする光通信方法は、
    前回又は前回以前のスリープ指令に基づいて前記光ネットワーク終端装置が連続して起床状態からスリープ状態に移行した移行回数を計測し、前記移行回数を少ない値として計測するほど、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔に対するスリープ判断閾値を大きな値として取得するスリープ判断閾値取得ステップと、
    上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が前記スリープ判断閾値を超えたときに、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令をするスリープ指令ステップと、
    を順に備えることを特徴とする、スリープ指令をする光通信方法。
  6. 前記スリープ判断閾値取得ステップは、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令を送信したときに、前記移行回数を1回と計測し、前記光ネットワーク終端装置におけるスリープ状態への移行からスリープ継続時間の経過までの間に、前記光ネットワーク終端装置における上りトラヒックの受信及び前記光加入者線終端装置における下りトラヒックの受信がないときに、前記移行回数を前記1回から1回ずつインクリメントすることを特徴とする、請求項5に記載のスリープ指令をする光通信方法。
  7. 光加入者線終端装置及び光ネットワーク終端装置を備える光通信システムであって、
    前記光ネットワーク終端装置は、前記光加入者線終端装置からスリープ指令を受信したときに、起床状態からスリープ状態に移行し、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを前記光加入者線終端装置から通知され、下りトラヒックがないと通知されたときには、起床状態からスリープ状態に再度移行し、下りトラヒックがあると通知されたときには、スリープ状態を終了させ、
    前記光加入者線終端装置は、上りトラヒック又は下りトラヒックの一定時間内の到着フレーム数を計測し、前記到着フレーム数が多いほど上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔に対するスリープ判断閾値を大きくし、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が前記スリープ判断閾値を超えたときに、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令をすることを特徴とする、光通信システム。
  8. 前記光加入者線終端装置は、計測した前記到着フレーム数に対応する前記スリープ判断閾値を取得し、取得した前記スリープ判断閾値が更新前の前記スリープ判断閾値より小さくかつ所定値以上であるときには、更新前の前記スリープ判断閾値を取得した前記スリープ判断閾値に更新し、取得した前記スリープ判断閾値が更新前の前記スリープ判断閾値より小さくかつ前記所定値より小さいときには、更新前の前記スリープ判断閾値をそのまま維持することを特徴とする、請求項7に記載の光通信システム。
  9. 光ネットワーク終端装置と通信する光加入者線終端装置であって、
    前記光ネットワーク終端装置は、前記光加入者線終端装置からスリープ指令を受信したときに、起床状態からスリープ状態に移行し、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを前記光加入者線終端装置から通知され、下りトラヒックがないと通知されたときには、起床状態からスリープ状態に再度移行し、下りトラヒックがあると通知されたときには、スリープ状態を終了させ、
    前記光加入者線終端装置は、
    上りトラヒック又は下りトラヒックの一定時間内の到着フレーム数を計測する到着フレーム数カウンタと、
    前記到着フレーム数が多いほど上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔に対するスリープ判断閾値を大きくするように、前記到着フレーム数及び前記スリープ判断閾値を対応付けるスリープ判断閾値テーブルと、
    上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が前記スリープ判断閾値を超えたときに、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令をするスリープ指令部と、
    を備えることを特徴とする、光加入者線終端装置。
  10. 前記到着フレーム数カウンタが計測した前記到着フレーム数に対応する、前記スリープ判断閾値テーブルが格納する前記スリープ判断閾値を取得し、取得した前記スリープ判断閾値が更新前の前記スリープ判断閾値より小さくかつ所定値以上であるときには、更新前の前記スリープ判断閾値を取得した前記スリープ判断閾値に更新し、取得した前記スリープ判断閾値が更新前の前記スリープ判断閾値より小さくかつ前記所定値より小さいときには、更新前の前記スリープ判断閾値をそのまま維持するスリープ判断閾値更新部、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項9に記載の光加入者線終端装置。
  11. 光加入者線終端装置が光ネットワーク終端装置にスリープ指令をする光通信方法であって、
    前記光ネットワーク終端装置は、前記光加入者線終端装置からスリープ指令を受信したときに、起床状態からスリープ状態に移行し、スリープ状態に移行してから上りトラヒックを受信することなくスリープ継続時間を経るたびに、スリープ状態から起床状態に移行し、下りトラヒックがあるかどうかを前記光加入者線終端装置から通知され、下りトラヒックがないと通知されたときには、起床状態からスリープ状態に再度移行し、下りトラヒックがあると通知されたときには、スリープ状態を終了させ、
    前記スリープ指令をする光通信方法は、
    上りトラヒック又は下りトラヒックの一定時間内の到着フレーム数を計測し、前記到着フレーム数を多い値として計測するほど、上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔に対するスリープ判断閾値を大きな値として取得するスリープ判断閾値取得ステップと、
    上りトラヒック又は下りトラヒックのフレーム到着間隔が前記スリープ判断閾値を超えたときに、前記光ネットワーク終端装置にスリープ指令をするスリープ指令ステップと、
    を順に備えることを特徴とする、スリープ指令をする光通信方法。
  12. 前記スリープ判断閾値取得ステップで取得した前記スリープ判断閾値が更新前の前記スリープ判断閾値より小さくかつ所定値以上であるときには、更新前の前記スリープ判断閾値を前記スリープ判断閾値取得ステップで取得した前記スリープ判断閾値に更新し、前記スリープ判断閾値取得ステップで取得した前記スリープ判断閾値が更新前の前記スリープ判断閾値より小さくかつ前記所定値より小さいときには、更新前の前記スリープ判断閾値をそのまま維持するスリープ判断閾値更新ステップ、
    を前記スリープ判断閾値取得ステップと前記スリープ指令ステップの間にさらに備えることを特徴とする、請求項11に記載のスリープ指令をする光通信方法。
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