JP2013149497A - 調光装置 - Google Patents

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茂樹 近藤
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Abstract

【課題】小形で、容易に調光下限値の設定ができる調光装置を提供する。
【解決手段】調光装置11は、スイッチ部、調光操作部37、押ボタンスイッチSW1、表示部29および制御部を具備する。スイッチ部は、交流電源に対して負荷と直列に接続され、負荷に供給する交流電圧を位相制御する。調光操作部37は、調光レベルを操作する。押ボタンスイッチSW1は、調光下限値の設定および解除を操作する。表示部29は、調光下限値の設定と解除とを異なる表示形態で表示可能とする。制御部は、調光操作部37で設定された調光レベルに応じてスイッチ部を制御するとともに調光下限値が設定されている場合には調光下限値までの範囲でスイッチ部を制御し、押ボタンスイッチSW1の操作に応じて調光下限値の設定および解除を受け付けるとともに受け付けた際に表示部29を調光下限値の設定と解除とで異なる表示形態で表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、2線式の調光装置に関する。
従来、交流電源に対して白熱電球などの負荷と直列に接続されて負荷を調光制御する2線式の調光装置においては、トライアックや逆向きに直列接続したスイッチング素子および整流素子を有するスイッチ部を用い、設定された調光レベルに応じて交流電圧の毎半サイクルの期間途中で負荷への導通、非導通を制御するようにした位相制御方式が採用されている。そして、つまみなどの調光操作部を操作することにより、全光と明るさを絞った調光下限との間で明るさを調整可能としている。
また、光源として放電灯やLEDおよび有機ELなどの半導体発光素子を用いた負荷の場合、点灯特性を改善し、高効率で安定した点灯を実現するために電源回路を備えている。この電源回路は調光機能を付加することにより、交流電源に対して電源回路を有する負荷と2線式の調光装置とを直列に接続して使用することが可能となっている。
しかしながら、調光装置で位相制御して負荷を調光する際、調光下限付近では、負荷側で入力電力不足が生じ、動作が不安定になり、明るさにちらつきが生じやすくなる。そのため、調光装置に可変抵抗器などを用いてレベル調整し、調光下限値を設定している。
特開2011−238353号公報
しかしながら、調光下限値の設定に可変抵抗器などを用いると、形状が大きい可変抵抗器を用いるために調光装置が大形になったり、調光装置の設置後に実際の照明状況に応じて調光下限値を変更することが難しかった。
本発明が解決しようとする課題は、小形で、容易に調光下限値の設定ができる調光装置を提供することである。
実施形態の調光装置は、スイッチ部、調光操作部、調光下限値設定スイッチ、表示部および制御部を具備する。スイッチ部は、交流電源に対して負荷と直列に接続され、負荷に供給する交流電圧を位相制御する。調光操作部は、調光レベルを操作する。調光下限値設定スイッチは、調光下限値の設定および解除を操作する。表示部は、調光下限値の設定と解除とを異なる表示形態で表示可能とする。制御部は、調光操作部で設定された調光レベルに応じてスイッチ部を制御するとともに調光下限値が設定されている場合には調光下限値までの範囲でスイッチ部を制御し、調光下限値設定スイッチの操作に応じて調光下限値の設定および解除を受け付けるとともに受け付けた際に表示部を調光下限値の設定と解除とで異なる表示形態で表示させる。
本発明によれば、調光下限値設定スイッチの操作により制御部において調光下限値の設定および解除ができるため、調光下限値設定用の可変抵抗器などを用いなくて済み、小形にできるとともに、調光下限値設定スイッチが操作された際には表示部で調光下限値の設定と解除とで異なる表示形態によって表示するため、調光下限値を設定したのか解除したのかを容易に把握でき、設定操作を容易にすることが期待できる。
一実施形態を示す調光装置の斜視図である。 同上調光装置のブロック図である。 同上調光装置の回路図である。 同上調光装置の回路図である。 同上調光装置を用いた照明システムのブロック図である。 同上照明システムの回路図である。 同上調光装置の調光下限値設定のフローチャートである。 同上調光装置の調光下限値設定のタイミングチャートである。
以下、一実施形態を、図1ないし図8を参照して説明する。
図5に照明システム10を示す。照明システム10では、交流電源Eに対して、負荷(照明負荷)Lと2線式の調光装置11とが直列に接続されている。
図2に調光装置11のブロック図を示す。調光装置11は、交流電源Eおよび負荷Lにそれぞれ接続される端子14,15を有し、これら端子14,15間に、制御回路部16と、この制御回路部16に制御電源を供給する制御電源部17とが並列に接続されている。
制御回路部16は、負荷Lに供給する交流電圧を位相制御するスイッチ部19、このスイッチ部19を駆動するスイッチドライブ部20、調光の調整や設定の操作機能および表示機能を有する操作表示部21、交流電源Eの交流電圧波形に同期した同期信号を発生する同期信号発生部22、負荷Lに流れる電流を検出する検出部23、操作表示部21および同期信号発生部22および検出部23からの信号に基づいてスイッチドライブ部20や制御電源部17を制御する制御部24を有している。また、制御部24は、調光下限値の設定情報などを記憶する記憶部25を有している。
次に、図3および図4に調光装置11の回路図を示す。なお、図3に示す回路と図4に示す回路とに分けて図示しているが、図3に示す回路と図4に示す回路とはコネクタCN1およびコネクタCN2で電気的に接続されている。
端子14,15間にヒューズF1およびバリスタVZ1が接続され、バリスタVZ1の両端に制御回路部16および制御電源部17が接続されている。
制御回路部16のスイッチ部19は、ヒューズF1に接続されたバリスタVZ1の一端にダイオードD1のカソードが接続され、バリスタVZ1の他端にダイオードD2のカソードが接続され、これらダイオードD1,D2のアノードが互いに接続されているとともにコネクタCN1を介して制御電源部17の接地側ラインに接続されている。各ダイオードD1,D2のカソードにスイッチング素子としての電界効果トランジスタQ1,Q2のドレインが接続され、各ダイオードD1,D2のアノードに電界効果トランジスタQ1,Q2のソースが抵抗R1,R2を介して接続されている。
電界効果トランジスタQ1,Q2のゲートとダイオードD1,D2のアノードとの間に、バイアス用のコンデンサC1,C2と、トランジスタQ3,Q4のコレクタ・エミッタおよびコンデンサC3,C4の直列回路と、サイリスタSR1,SR2のアノード・カソードとが並列に接続されている。トランジスタQ3,Q4のベースは制御部24のマイコンIC1に接続され、マイコンIC1からの「H」、「L」の信号でトランジスタQ3,Q4がオンオフする。
サイリスタSR1,SR2のゲートが抵抗R3,R4を介して電界効果トランジスタQ1,Q2のソースに接続され、サイリスタSR1,SR2のゲート・カソード間に抵抗R5,R6およびコンデンサC5,C6が接続されている。そして、サイリスタSR1,SR2、抵抗R1〜R6およびコンデンサC5,C6により、電界効果トランジスタQ1,Q2を含む電流回路に過電流が流れたときに電界効果トランジスタQ1,Q2をオフさせる過電流保護回路が構成されている。
電界効果トランジスタQ1,Q2のゲートはコネクタCN2および抵抗R7,R8を介してスイッチドライブ部20に接続されている。そして、スイッチドライブ部20からの「H」、「L」の信号で電界効果トランジスタQ1,Q2がオンオフする。また、コンデンサC1,C2、トランジスタQ3,Q4、コンデンサC3,C4および抵抗R7,R8により、電界効果トランジスタQ1,Q2のオフ制御時(遮断制御時)の交流電圧の立下りに傾斜角を設定するとともに、制御部24のマイコンIC1の制御によって傾斜角を変化させることが可能な傾斜制御手段26としての時定数回路27a,27bが構成されている。なお、時定数回路27a,27bは、トランジスタQ3,Q4およびコンデンサC3,C4に代えて、図4に2点鎖線で示すように、抵抗R7,R8と並列にトランジスタQ51,Q52のエミッタ・コレクタおよび抵抗R51,R52を接続し、トランジスタQ51,Q52のベースを制御部24のマイコンIC1に接続するようにしてもよい。
また、スイッチドライブ部20は、電界効果トランジスタQ1,Q2をオンオフする制御信号を供給するバッファ用の集積回路IC2,IC3を備えている。集積回路IC2,IC3のポート5に制御電源部17から10〜11Vの制御電源が供給される制御電源供給ラインが接続されている。制御電源供給ラインは、抵抗R9,R10を介して集積回路IC2,IC3のポート2に接続され、コンデンサC7,C8を介して集積回路IC2,IC3のポート3に接続されている。抵抗R9,R10と集積回路IC2,IC3のポート2との間にトランジスタQ5,Q6のコレクタが接続され、制御電源部17の接地側ラインにトランジスタQ5,Q6のエミッタが接続されている。トランジスタQ5,Q6のベースは制御部24のマイコンIC1に接続されている。そして、マイコンIC1からの「H」、「L」の信号によってトランジスタQ5,Q6がオンオフし、これに応じて集積回路IC2,IC3のポート4から「H」、「L」の信号が電界効果トランジスタQ1,Q2に出力される。
また、操作表示部21は、調光を変更操作するための可変抵抗器VR1、負荷Lのオフ時に点灯するとともに設定時に所定の表示形態で点灯表示する表示部29としてのLED30、および調光下限値の設定および解除を操作するための調光下限値設定スイッチとしての押ボタンスイッチSW1を有している。これら可変抵抗器VR1、LED30および押ボタンスイッチSW1は、それぞれ制御部24のマイコンIC1の各ポートと制御電源部17の接地側ラインとの間に接続されている。
また、同期信号発生部22は、正極用と負極用の2つのゼロクロス検出部22a,22bで構成されており、バリスタVZ1の両端にダイオードD3,D4のアノードが接続され、ダイオードD3,D4のカソードと制御電源部17の接地側ラインとの間に抵抗R11,R12の分圧回路および抵抗R13,R14の分圧回路が接続されている。抵抗R11,R12の中間点および抵抗R13,R14の中間点にトランジスタQ7,Q8のベースが接続され、抵抗R12および抵抗R14と並列にトランジスタQ7,Q8のベース・エミッタが接続されているとともにコンデンサC9,C10が並列に接続されている。トランジスタQ7,Q8のコレクタは抵抗R15,R16を介して制御電源部17の3.3Vの制御電源供給ラインに接続されている。トランジスタQ7,Q8のコレクタ・エミッタ間にコンデンサC11,C12が接続され、トランジスタQ7,Q8のコレクタとコンデンサC11,C12との間が制御部24のマイコンIC1に接続されている。
そして、端子14側が交流電圧の正極性の半サイクルの期間に転じたときにトランジスタQ7がオンし、トランジスタQ8がオフし、また、端子15側が交流電圧の負極性の半サイクルの期間に転じたときにトランジスタQ8がオンし、トランジスタQ7がオフする。これらトランジスタQ7,Q8のオンオフに応じて、交流電圧の位相およびゼロクロスが検出される。
また、検出部23は、スイッチ部19の電界効果トランジスタQ1,Q2のソースと抵抗R1,R2と間が制御部24のマイコンIC1のポート12に接続されており、抵抗R1,R2を介して負荷Lに流れる負荷電流を検出する。なお、検出部23は、電流の検出に代えて、電圧を検出するようにしてもよい。すなわち、図4に2点鎖線で示すように、制御電源部17の正極側ラインと接地側ラインとの間に抵抗R41,R42の分圧回路を接続し、抵抗R41,R42間を制御部24のマイコンIC1のポート12に接続する。
また、制御部24は、タイミング発生部であり、マイコンIC1を具備している。マイコンIC1のポート1に制御電源部17から3.3Vの制御電源が供給され、ポート1とポート14との間にコンデンサC13が接続されている。ポート2,13に同期信号発生部22のトランジスタQ7,Q8のコレクタが抵抗R17,R18を介して接続されている。ポート3に操作表示部21の可変抵抗器VR1の中間接点が抵抗R19を介して接続され、ポート8に可変抵抗器VR1の端部接点が接続されている。ポート4に押ボタンスイッチSW1が接続され、ポート4とポート8との間に抵抗R20が接続されている。ポート5にLED30が抵抗R21を介して接続されている。ポート6,7にスイッチドライブ部20のトランジスタQ5,Q6のベースが接続されている。
制御部24は、さらにリセット用の集積回路IC4を具備している。集積回路IC4のポート2に制御電源部17から3.3Vの制御電源が供給され、ポート1がマイコンIC1のポート10に接続されている。ポート1とポート2との間に抵抗R22が接続され、ポート1および抵抗R22の間と制御電源部17の接地側ラインとの間にコンデンサC14が接続されている。
マイコンIC1は、スイッチドライブ部20および制御電源部17を制御する機能を有している。また、マイコンIC1は、タイマ機能を有し、タイマ機能を含む必要最低限の機能のみを残してその他を休止させて消費電力を極力抑えるスリープモードの機能も有している。
また、制御電源部17には、バリスタVZ1の両端にアノードが接続されたダイオードD5,D6を介して接続される正極側ラインと、バリスタVZ1の両端にダイオードD1,D2を介して接続される接地側ラインとが接続されている。正極側ラインにはドロッパ回路の制御素子として用いられる電界効果トランジスタQ9のドレインが抵抗R23を介して接続され、接地側ラインには電界効果トランジスタQ9のソースが電解コンデンサC15を介して接続されている。正極側ラインと接地側ラインとの間には分圧回路の抵抗R24,R25が接続され、これら抵抗R24,R25の中間点が電界効果トランジスタQ9のゲートに接続され、抵抗R24,R25の中間点と電界効果トランジスタQ9のゲートとの間にカソードを接続したツェナーダイオードZD1が抵抗R25と並列に接続されている。そして、電界効果トランジスタQ9の動作時に電解コンデンサC15に電荷が蓄積され、電解コンデンサC15を介して10〜11Vの制御電源がスイッチドライブ部20に供給される。
電解コンデンサC15の両端に、コンデンサC16、3.3Vの電圧に変換するレギュレータIC5、コンデンサC17および容量性素子としての電解コンデンサC18が並列に接続されている。そして、電界効果トランジスタQ9の動作時に電解コンデンサC18に電荷が蓄積され、電解コンデンサC18を介して3.3Vの制御電源が制御部24に供給される。
電界効果トランジスタQ9のベースと接地側ラインとの間にトランジスタQ10のコレクタ・エミッタが接続され、トランジスタQ10のベースが制御部24のマイコンIC1のポート9に接続されている。そして、マイコンIC1からの「H」、「L」の信号でトランジスタQ10がオンオフし、トランジスタQ10のオン時に電界効果トランジスタQ9が停止され、トランジスタQ10のオフ時に電界効果トランジスタQ9が動作される。
次に、図1に調光装置11の斜視図を示す。調光装置11は、配線ボックス取付用のサポート34を有し、このサポート34に制御回路部16および制御電源部17などを収容した本体35が取り付けられている。本体35の前面にはカバー36が着脱可能に取り付けられている。カバー36には、可変抵抗器VR1を操作する調光操作部37が突出されているとともに、LED30の光が透過する表示窓38(表示部29)が形成されている。本体35の前面には、カバー36を外すことで操作可能とする押ボタンスイッチSW1が配置されている。
次に、図6に照明システム10の回路図を示す。
負荷Lは、光源としての半導体発光素子である複数のLED素子41、およびLED素子41を点灯させる電源回路42を備えている。
電源回路42は、交流電源Eに調光装置11と直列に接続される端子43,44を有し、端子43,44間にコンデンサやチョークコイルを備えたフィルタ回路45が接続されている。フィルタ回路45の両端に全波整流器RECの一対の入力端子が接続され、全波整流器RECの一対の出力端子にダイオードD30および電解コンデンサC31の平滑回路が接続されている。電解コンデンサC31の両端にコンバータ46の入力部が接続され、コンバータ46の出力部にLED素子41が接続されている。また、全波整流器RECの一対の出力端子とダイオードD30および電解コンデンサC31でなす平滑回路との間に、調光装置11によって位相制御された電圧の位相を検知する位相検知回路47が接続されている。位相検知回路47で検知された位相情報はコンバータ46に入力される。
コンバータ46は、例えば降圧チョッパによって構成され、図示しない点灯制御回路により降圧チョッパのスイッチング素子をオンオフ制御するとともに位相検知回路47からの位相情報に応じてスイッチング素子のオンデューティを制御することにより、整流および平滑された直流電圧をLED素子41を点灯させるための所定の出力電圧に変換する。
また、全波整流器RECの一対の出力端子とダイオードD30および電解コンデンサC31でなす平滑回路との間には、位相検知回路47と並列に、抵抗R30および電界効果トランジスタQ30を有するブリーダ回路48が接続されている。このブリーダ回路48は、図示しない点灯制御回路により調光レベルに応じて電界効果トランジスタQ30をオン制御し、抵抗R30によって決定されるブリーダ電流を引き出す。
電源回路42がブリーダ回路48を備えるため、調光レベルを調光下限付近にしたときにコンバータ46に電流が流れ込まなくなる期間においても、ブリーダ回路48を介してブリーダ電流が流れることにより、調光装置11において電源電圧の波形を監視することができるとともにゼロクロスを検出することができる。
次に、調光装置11の動作を説明する。
調光装置11の制御電源部17が交流電源Eを所定の制御電源に変換し、変換した制御電源を制御部24のマイコンIC1やスイッチドライブ部20の集積回路IC2,IC3に供給する。
マイコンIC1は、同期信号発生部22で検出される交流電圧の位相およびゼロクロスの情報、調光操作部37の操作に連動して可変抵抗器VR1で設定される調光レベル情報、および検出部23によって検出される負荷Lに流れる電流値情報を取得する。
そして、マイコンIC1は、交流電圧の位相に同期してポート6およびポート7から「H」、「L」の信号を出力し、トランジスタQ5,Q6をオンオフ制御する。トランジスタQ5,Q6のオンオフに応じて集積回路IC2,IC3のポート4から「H」、「L」の信号を出力し、スイッチ部19の電界効果トランジスタQ1,Q2をオンオフ制御する。
マイコンIC1の制御により、交流電圧の正極性の半サイクルの期間中に電界効果トランジスタQ1をオンオフさせ、交流電圧の負極性の半サイクルの期間中に電界効果トランジスタQ2をオンオフさせる。
すなわち、端子14側が交流電圧の正極性の半サイクルの期間に転じると、交流電源EがヒューズF1、オンした電界効果トランジスタQ1、抵抗R1、ダイオードD2の経路を通じて端子15に流れ、負荷Lに電流が流れる。マイコンIC1は、端子14側が交流電圧の正極性の半サイクルの期間に転じたゼロクロスから調光レベルに応じた所定の時間後に、集積回路IC2のポート4からの信号を「H」から「L」に切り換えさせ、電界効果トランジスタQ1をオフ制御する。
同様に、端子15側が交流電圧の正極性の半サイクルの期間に転じると、交流電源Eがオンした電界効果トランジスタQ2、抵抗R2、ダイオードD1およびヒューズF1の経路を通じて端子14に流れ、負荷Lに電流が流れる。マイコンIC1は、端子15側が交流電圧の正極性の半サイクルの期間に転じたゼロクロスから調光レベルに応じた所定の時間後に、集積回路IC3のポート4からの信号を「H」から「L」に切り換えさせ、電界効果トランジスタQ2をオフ制御する。
なお、電界効果トランジスタQ1をオフ制御するのと同時に電界効果トランジスタQ2をオン制御させてもよい。電界効果トランジスタQ2をオンしても、端子14側が交流電圧の正極性の半サイクルの期間は、逆極性となるために電流は流れない。同様に、電界効果トランジスタQ2をオフ制御するのと同時に電界効果トランジスタQ1をオン制御させてもよい。電界効果トランジスタQ1をオンしても、端子15側が交流電圧の正極性の半サイクルの期間は、逆極性となるために電流は流れない。このように制御することにより、ゼロクロスの時点で電界効果トランジスタQ1,Q2がオンしているため、ゼロクロスからの電圧の立上りをスムーズにできる。
このように、マイコンIC1により、調光操作部37で設定された調光レベルに応じて、交流電圧の毎半サイクルの期間途中で負荷Lへの導通を遮断するいわゆる逆位相制御(後切り位相制御)を行う。
また、調光装置11で位相制御された交流電圧が負荷Lの電源回路42に供給される。電源回路42では、点灯制御回路が調光装置11で位相制御された交流電圧の波形から調光情報を取得してコンバータ46を制御し、LED素子41を調光点灯する。
また、制御部24のマイコンIC1は、調光操作部37で設定された調光レベルに応じてスイッチ部19を制御するとともに調光下限値が設定されている場合には全光調光値から調光下限値までの範囲でスイッチ部19を制御し、調光下限値設定スイッチである押ボタンスイッチSW1の操作に応じて調光下限値の設定および解除を受け付けるとともに受け付けた際に表示部29のLED30を調光下限値の設定と解除とで異なる表示形態で表示させる機能を有している。
以下に、調光下限値の設定と解除に関する動作を図7および図8を参照して説明する。
仮に、調光下限値が設定されていないとした場合、調光操作部37を調光下限付近に操作すると、負荷L側で入力電力不足が生じて動作が不安定になり、負荷Lの明るさにちらつきが生じやすくなる。この場合、明るさにちらつきが生じないレベルに調光下限値を設定することにより、調光操作部37を調光下限付近に操作しても設定した調光下限値を下回らないようにして負荷Lの明るさにちらつきが生じないようにできる。
調光下限値を設定するには、操作者は、調光装置11のカバー36を外して押ボタンスイッチSW1を露出させ、調光操作部37を調光下限値付近に操作するとともに負荷Lの明るさを確認しながら明るさにちらつきが生じない調光下限値としたいところで、押ボタンスイッチSW1を押す。
マイコンIC1は、押ボタンスイッチSW1のオンを判定すると(ステップ1)、押ボタンスイッチSW1のオンから予め設定されている第1の時間(設定時間)t1が経過したか(ステップ2)、第1の時間t1が経過するまでに押ボタンスイッチSW1がオフしたかを監視する(ステップ3)。
図8(a)に示すように、第1の時間t1が経過するまでに押ボタンスイッチSW1がオフした場合には、調光下限値の設定および解除は行わない。
図8(b)に示すように、第1の時間t1が経過した場合には、調光操作部37によって操作されている調光レベルすなわち可変抵抗器VR1によって設定される調光レベルを判定し(ステップ4)、判定した調光レベルを調光下限値に設定して記憶部25に記憶する(ステップ5)。さらに、表示部29のLED30を1回点滅させ(ステップ6)、操作者に対して調光下限値を設定したことを表示する。
その後、マイコンIC1は、押ボタンスイッチSW1のオンから第1の時間t1より長く予め設定されている第2の時間(解除時間)t2が経過したか(ステップ7)、第2の時間t2が経過するまでに押ボタンスイッチSW1がオフしたかを監視する(ステップ8)。
図8(b)に示すように、第2の時間t2が経過するまでに押ボタンスイッチSW1がオフした場合には、調光下限値の設定を完了する。
また、既に調光下限値が設定されている場合において、調光操作部37を調光下限付近に操作すると負荷Lの明るさのちらつきを感じることから調光下限値を下げるために再設定したい場合、あるいは調光下限値を現在の設定より下げるために調光下限値を再設定したい場合がある。これらの場合には、一旦、調光下限値の設定を解除した後、再設定することができる。
調光下限値の設定を解除するには、操作者は、調光装置11のカバー36を外して押ボタンスイッチSW1を露出させ、押ボタンスイッチSW1を押す。
マイコンIC1は、押ボタンスイッチSW1のオンを判定すると(ステップ1)、押ボタンスイッチSW1のオンから予め設定されている第1の時間t1が経過したか(ステップ2)、第1の時間t1が経過するまでに押ボタンスイッチSW1がオフしたかを監視する(ステップ3)。
図8(c)に示すように、第1の時間t1が経過した場合には、調光操作部37によって操作されている調光レベルすなわち可変抵抗器VR1によって設定される調光レベルを判定し(ステップ4)、判定した調光レベルを調光下限値に設定して記憶部25に記憶する(ステップ5)。さらに、表示部29のLED30を1回点滅させる(ステップ6)。
その後、マイコンIC1は、押ボタンスイッチSW1のオンから第1の時間t1より長く予め設定されている第2の時間t2が経過したか(ステップ7)、第2の時間t2が経過するまでに押ボタンスイッチSW1がオフしたかを監視する(ステップ8)。
第2の時間t2が経過した場合には、調光下限値の設定を解除し(ステップ9)、記憶部25に記憶されている調光下限値を消去する。さらに、表示部29のLED30を2回点滅させ(ステップ10)、操作者に対して調光下限値の設定を解除したことを表示する。
第2の時間t2の経過後に、押ボタンスイッチSW1がオフすることにより、調光下限値の設定の解除を完了する。
そして、調光下限値の設定の解除後、上述のように調光下限値の設定動作を行って調光下限値を再設定する。
なお、調光下限値を上げるために再設定する場合には、調光下限値を解除しなくても、上述のように調光下限値の設定動作を行って調光下限値を再設定することにより、調光下限値を更新してもよい。
このように、調光装置11は、押ボタンスイッチSW1の操作により制御部24において調光下限値の設定および解除ができるため、調光下限値設定用の可変抵抗器などを用いなくて済み、小形にできるとともに、押ボタンスイッチSW1が操作された際には表示部29で調光下限値の設定と解除とで異なる表示形態によって表示するため、操作者が調光下限値を設定したのか解除したのかを容易に把握でき、設定操作を容易にできる。
また、負荷Lのオフ時に点灯する表示部29を、調光下限値の設定および解除の表示用として兼用するため、専用の表示部を設ける必要がなく、簡素化できる。
なお、調光下限値設定スイッチは、押ボタンスイッチSW1に限らず、スライドスイッチなどの他のスイッチでもよい。
また、表示部29では調光下限値の設定と解除とで異なる表示形態によって表示できればよく、表示部29の点滅回数や点灯時間などは任意に設定して構わない。
また、スイッチ部19は、2つの電界効果トランジスタQ1,Q2を用いて毎半サイクル毎に位相制御する場合に限らず、全波整流器を併用することで1つのスイッチング素子を用いて毎半サイクル毎に位相制御してもよいし、他のスイッチ構成を用いても構わない。
また、負荷Lは、電源回路42を備えた電球形ランプやその他の照明装置のいずれでもよい。光源は、LED素子41に限らず、EL素子などの他の半導体発光素子でもよいし、放電灯でもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
11 調光装置
19 スイッチ部
24 制御部
29 表示部
37 調光操作部
E 交流電源
L 負荷
SW1 調光下限値設定スイッチとしての押ボタンスイッチ

Claims (2)

  1. 交流電源に対して負荷と直列に接続され、負荷に供給する交流電圧を位相制御するスイッチ部と;
    調光レベルを操作する調光操作部と;
    調光下限値の設定および解除を操作する調光下限値設定スイッチと;
    調光下限値の設定と解除とを異なる表示形態で表示可能とする表示部と;
    調光操作部で設定された調光レベルに応じてスイッチ部を制御するとともに調光下限値が設定されている場合には調光下限値までの範囲でスイッチ部を制御し、調光下限値設定スイッチの操作に応じて調光下限値の設定および解除を受け付けるとともに受け付けた際に表示部を調光下限値の設定と解除とで異なる表示形態で表示させる制御部と;
    を具備していることを特徴とする調光装置。
  2. 調光下限値設定スイッチは、押ボタンスイッチであり
    制御部は、調光下限値設定スイッチが第1の時間以上第2の時間未満の時間範囲で継続操作されることで調光下限値を設定し、調光下限値設定スイッチが第2の時間以上に継続操作されることで調光下限値の設定を解除する
    ことを特徴とする請求項1記載の調光装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017510952A (ja) * 2014-03-24 2017-04-13 フィリップス ライティング ホールディング ビー ヴィ 調光器対応の無線周波数(rf)制御ランプ
JP2019096444A (ja) * 2017-11-21 2019-06-20 清重 元統 Led照明装置の制御方法

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