JP2013149431A - 線状光源およびその製造方法ならびに液晶表示装置 - Google Patents

線状光源およびその製造方法ならびに液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の発光素子を備えた線状光源において、長手方向の輝度の均一化を図る。
【解決手段】線状光源101は、長手方向91に延在し、長手方向91に対して垂直な第1の側92に向けて光を供給する線状光源であって、長手方向91に延在する基板1と、基板1の第1の側92の表面に配置された複数の発光素子2とを備える。基板1は、長手方向91に延在する底面部13と、底面部13の長手方向91の両側においてそれぞれ第1の側92に折れ曲がるようにして底面部13との間で90°より大きく180°より小さい角度をなすように延在する平面状の第1斜面部11および第2斜面部12とを備える。基板1は、第1斜面部11、底面部13および第2斜面部12がこの順に繰り返すように連なった構造である。複数の発光素子2は、底面部13を避けて第1斜面部11および第2斜面部12のみに配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、線状光源およびその製造方法ならびに液晶表示装置に関するものである。ここでいう「線状光源」とは、基板上に樹脂封止された複数の発光素子を備える線状光源である。
複数の発光素子を備えた線状光源においては、輝度ムラが問題となる。線状光源における輝度ムラの低減を図る発明は、たとえば特開2004−235139号公報(特許文献1)に開示されている。特許文献1に記載された線状光源では、細長いプリント基板の上に、複数の発光素子がプリント基板の長手方向に並んで等間隔に配置され、さらに発光素子同士の間には、「反射板」と称して両側に傾斜面を有する山型の部材が配置されている。したがって、この線状光源では、長手方向に沿って、発光素子と反射板とが交互に並ぶように配置されている。これにより、発光素子同士の間隙部分においても反射板によって光を前方に取り出し、長手方向に関する輝度の均一化を図ることができるとされている。
線状光源ではないが複数の発光素子を備えた照明装置に関する発明が、特開2006−339060号公報(特許文献2)に開示されている。特許文献2に記載された照明装置では、同心円状に、第1および第2の傾斜面と平坦部とが形成された金属板を備えている。第1および第2の傾斜面と平坦部との上面にはそれぞれ発光ダイオードチップが固定されている。
特開2004−235139号公報 特開2006−339060号公報
特許文献1に記載された線状光源においては、発光素子間の輝度低下を反射板による光取出しによって補っている。この方法によれば、発光素子から横方向へ出た光を反射板により上方へ反射させることができるので、従来であれば暗部となっていた部位の輝度を向上させることができるが、発光素子から出射した光成分は、発光素子の光軸に沿ってそのまま上方に出射するものと、一旦側方に向かって反射板で反射してから上方に出射するものとが混在しており、前者の方が後者より輝度が高くなる。したがって、この線状光源においては、発光素子が正面を向いて配置されている部位において輝度が高くなり、他の部分においては輝度が低くなるという点で、輝度の均一性に劣っていた。
また、特許文献1では「反射板」と称する山型の部材が配置されているが、この反射板の表面のうち光が当たる部分と当たらない部分の境目においても輝度が急激に変化する部位が生じてしまう。このことによっても、輝度の均一化の効果が薄いものとなっていた。また、線状光源の製造プロセスの面でも反射板の部材を作る工程を追加せざるを得ず、材料費およびプロセス費の増大をもたらしていた。
特許文献2に記載された照明装置は、線状光源ではなく同心円状に形成された凹凸形状の中に2次元的に発光ダイオードチップが配置されるものであるが、この照明装置においても、発光ダイオードチップが正面を向いて配置されている部位において輝度が高くなり、他の部分においては輝度が低くなるという点で、輝度の均一性に劣っていた。したがって、特許文献2に記載された発明も、線状光源の輝度の均一化のためには参考とならなかった。
そこで、本発明は、複数の発光素子を備えた線状光源であって、長手方向の輝度の均一化を図った線状光源およびその製造方法ならびにこのような線状光源を備える液晶表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づく線状光源は、長手方向に延在し、上記長手方向に対して垂直な第1の側に向けて光を供給する線状光源であって、上記長手方向に延在する基板と、上記基板の上記第1の側の表面に配置された複数の発光素子とを備える。上記基板は、上記長手方向に延在する底面部と、上記底面部の上記長手方向の両側においてそれぞれ上記第1の側に折れ曲がるようにして上記底面部との間で90°より大きく180°より小さい角度をなすように延在する平面状の第1斜面部および第2斜面部とを備える。上記基板は、第1斜面部、底面部および第2斜面部がこの順に繰り返すように連なった構造である。上記複数の発光素子は、上記底面部を避けて上記第1斜面部および上記第2斜面部のみに配置されている。
本発明によれば、正面を向いて配置される発光素子がないので、輝度が極端に高くなる部位がなく、長手方向の輝度の均一化を図ることができる。
本発明に基づく実施の形態1における線状光源の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における線状光源の板材を取り除いた状態の斜視図である。 図2に示した線状光源の端部の斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における線状光源の断面図である。 本発明に基づく実施の形態2における線状光源の断面図である。 本発明に基づく実施の形態3における液晶表示装置の説明図である。 本発明に基づく実施の形態4における線状光源の製造方法の第1の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態4における線状光源の製造方法の第2の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態4における線状光源の製造方法の、第2の工程までを終えた時点での、複数の発光素子の設置のためにワイヤボンディング法を採用した例の断面図である。 本発明に基づく実施の形態4における線状光源の製造方法の、第2の工程までを終えた時点での、複数の発光素子の設置のためにフリップチップ法を採用した例の断面図である。 本発明に基づく実施の形態4における線状光源の製造方法の第3の工程の説明図である。 本発明に基づく実施の形態4における線状光源の製造方法の第4の工程の説明図である。
(実施の形態1)
(構成)
図1〜図4を参照して、本発明に基づく実施の形態1における線状光源について説明する。図1に本実施の形態における線状光源101の一部分の斜視図を示す。図1に示した例では、線状光源101は、手前と奥とに板材15,16を備えている。板材15,16を取り去った状態を図2に示す。基板1の上面には配線21が配置されている。基板1は多くの箇所で折り曲げられた形状であり、折り曲げられた結果として複数の凹部4を有している。凹部4内には透光性の封止樹脂層3が配置されている。線状光源101の端部において板材15,16を取り去った状態を図3に示す。端部5においては、配線21の端に電極22が設けられている。線状光源101の断面図を図4に示す。
本実施の形態における線状光源101は、長手方向91に延在し、長手方向91に対して垂直な第1の側92に向けて光を供給する線状光源である。線状光源101は、長手方向91に延在する基板1と、基板1の第1の側92の表面に配置された複数の発光素子2とを備える。基板1は、長手方向91に延在する底面部13と、底面部13の長手方向91の両側においてそれぞれ第1の側92に折れ曲がるようにして底面部13との間で90°より大きく180°より小さい角度をなすように延在する平面状の第1斜面部11および第2斜面部12とを備える。基板1は、第1斜面部11、底面部13および第2斜面部12がこの順に繰り返すように連なった構造である。複数の発光素子2は、底面部13を避けて第1斜面部11および第2斜面部12のみに配置されている。
凹部4は、好ましくは底面部13から第1の側92に向かってテーパ状に広くなっている。
基板1の表面、特に凹部4の内面となる表面には、発光素子2から出射する光の波長の領域において反射率が高くなる材料を用いることが好ましい。たとえば、基板1の表面にシリコーン系やエポキシ系の白色レジストなどによるコーティングを行なえば、全波長領域において高い反射率を実現できるので好ましい。また、後述のように、発光素子2に電力供給を行なう目的などによって配線などの金属材料を基板1の表面において露出した状態で設ける必要がある場合には、たとえばその配線などの表面をAgめっきすることが、高い反射率を実現できるという点で好ましい。基板1の表面または基板1の表面に配置された配線などの表面の反射特性の角度成分としては、完全な鏡面反射ではなく拡散反射成分を含む反射特性を有することが好ましい。拡散反射成分を含むことにより、輝度の均一性を高めることができるからである。基板1の表面などは理想的にはランバート反射することが好ましい。要するに、第1斜面部11、底面部13および第2斜面部12の第1の側92の表面が拡散反射成分を含む反射特性を有することが好ましい。このようになっていれば、第1斜面部11、底面部13および第2斜面部12に当たった光は拡散され、輝度の均一化につながるからである。
基板1の形状の安定性を確保するためには、基板1は、アルミニウムなどの金属からなる基板、樹脂からなるリジッドな基板、樹脂からなるフレキシブルな基板のいずれであってもよい。また、これらのうちの複数を組み合わせた基板であってもよい。
第1斜面部11、底面部13および第2斜面部12は、基板1を折り曲げることによって形成されていることが好ましい。基板1には、リジッドな基板を用いるか、あるいは、折れ曲がり部の境となる部分のみフレキシブルであるリジッド−フレキシブル複合基板を用いることが望ましい。
発光素子2は発光ダイオードチップであってよい。発光素子2から発せられる光の波長範囲は制限されないが、たとえばGaNを用いた発光素子2であれば、400〜500nm程度の発光波長となる。
配線21と発光素子2との間の接続方法としては、フリップチップ法や、ワイヤボンディング法などが考えられる。これらの接続法について詳しくは後述する。
(作用・効果)
線状光源101を第1の側92から見たときに、長手方向に沿って複数の発光素子2が並んで見えることとなる。図4に示されるように、本実施の形態では、複数の発光素子2は、底面部13を避けて第1斜面部11および第2斜面部12のみに配置されているので、第1の側92から見て、いずれの発光素子2も斜めを向いており、発光素子2が正面を向いて配置されている部位が存在しない。
一般に発光素子2は設置された面に垂直な方向に光軸を有するので、設置された面に対し法線方向から見た場合に見かけの発光面積が最も広くなる。同時にこの方向への光が最も強く出射される。しかし、本実施の形態では、正面を向いて配置される発光素子2がないので、輝度が極端に高くなる部位がなく、長手方向の輝度の均一化を図ることができる。
また、互いに隣接する2つの発光素子2の間の、いずれの発光素子2からも距離が遠い部位においては、従来は、輝度が低下しがちであったが、本実施の形態では、両方の発光素子2から延びる光軸が交差することとなるので、そのような部位にも重点的に光を届かせることができる。
発光素子2が設置されている第1斜面部11および第2斜面部12は、凹部4の出口に向かって進むに従って広がるようにテーパ状に設置されているので、発光素子2から出射した後に封止樹脂層3内部などで何らかの事情で凹部4出口に向かわなかった光がいずれかの斜面部に当たった場合、その光は凹部4の出口側へと進行方向を変えて反射される。したがって、より多くの光が第1の側92に向かって凹部4の外へ出射するので、線状光源101から取り出される光の量が増加する。
第1斜面部11、第2斜面部12のうち、凹部4の出口に近く、なおかつ、発光素子2から離れた部位は、従来技術に基づく構成では輝度が低くなりがちであったが、本実施の形態では、第1斜面部11のうち凹部4の出口に近い部位には第2斜面部12に設置された光学素子2からの光が届き、第2斜面部12のうち凹部4の出口に近い部位には第1斜面部11に設置された光学素子2からの光が届くので、これらの部位においても輝度が高くなり、線状光源101の輝度の均一性が向上する。
本実施の形態で示したように、基板1の第1斜面部11、底面部13および第2斜面部12に囲まれた部分に、透光性の封止樹脂層3が設けられており、複数の発光素子2は、封止樹脂層3によって覆われていることが好ましい。このようになっていれば、発光素子2を保護することができるからである。封止樹脂層3には蛍光体が混入されていてもよい。この蛍光体の吸収波長や発光波長については特に制限はなく、また、混入の濃度についても、封止樹脂層3内において均一濃度であってもよいし、分布を持った分散をしていてもよい。
本実施の形態における線状光源において、封止樹脂層3は蛍光体を含むものであることが好ましい。この構成を採用することにより、封止樹脂層3自体が蛍光発光することによって、輝度の均一化を図ることができる。
なお、本実施の形態では、基板1の表面に配線21が2本平行に配置されている例を示したが、配線21は1本であってもよく、3本以上であってもよい。
なお、本実施の形態では、図1に示したように手前および奥にそれぞれ板材15,16を備えているものとして説明したが、このような板材15,16がない構造であってもよい。
(実施の形態2)
(構成)
図5を参照して、本発明に基づく実施の形態2における線状光源について説明する。本実施の形態における線状光源102は、基本的には、実施の形態1で説明した線状光源101と同様の構成であるが、封止樹脂層3の表面の構造が異なる。本実施の形態における線状光源102では、封止樹脂層3の光出射側の表面に、光を散乱させる凹凸構造7が設けられている。凹凸構造7は何らかの公知技術によって形成されたものであってよい。
(作用・効果)
封止樹脂3の上面にこのような凹凸構造7を設ければ、封止樹脂3から空気中へ出射する光を散乱させ、広い角度範囲に向けて出射させることができる。したがって、輝度の均一化をより確実に図ることができる。
(実施の形態3)
(構成)
図6を参照して、本発明に基づく実施の形態3における液晶表示装置について説明する。本実施の形態における液晶表示装置501は、上記各実施の形態で説明したいずれかの線状光源を備える。本実施の形態における液晶表示装置501は、筐体54を備える。筐体54の内部において、下から順に導光板51、光学シート52、液晶表示パネル53が重なり合ったものが配置されている。図6に示した例では、筐体54の内部において導光板51の一辺に沿うように線状光源101が配置されている。線状光源101は、実施の形態1で説明したものであってよい。線状光源101に代えて、実施の形態2で説明した線状光源102を用いてもよい。図6では、導光板51、光学シート52、液晶表示パネル53が平面的位置を少しずつずらして表示されているが、これは重なり順をわかりやすくするためにずらして表示しているのであり、実際の構造としては必ずしもこのようにずれているわけではない。線状光源101から出射した光は、導光板51の一辺から導光板51の内部に入射するようになっている。
(作用・効果)
本実施の形態における液晶表示装置は、従来技術に比較して輝度の均一化が図られた線状光源を備えているので、表示領域の輝度をより均一化した状態で画像表示をすることができ、優れた液晶表示装置とすることができる。
(実施の形態4)
(製造方法)
図7〜図12を参照して、本発明に基づく実施の形態4における線状光源の製造方法について説明する。本実施の形態における線状光源の製造方法は、平板状の基板の第1の側の表面に複数の発光素子を設置する工程と、前記基板を折り曲げる工程とを含み、前記折り曲げる工程は、前記基板が、底面部と、前記底面部の両側においてそれぞれ前記第1の側に折れ曲がるようにして前記底面部との間で90°より大きく180°より小さい角度をなすように延在する平面状の第1斜面部および第2斜面部とを備える形になるように折り曲げる工程を含み、前記折り曲げる工程は、前記基板を、第1斜面部、底面部および第2斜面部がこの順に繰り返すように連なった構造とするものである。
さらに、前記基板の第1斜面部、底面部および第2斜面部に囲まれた部分に、透光性の封止樹脂層を配置することによって、前記複数の発光素子を封止する工程を含むことが好ましい。
本実施の形態における線状光源の製造方法について、より具体的に説明する。
まず、図7に示すように基板1を用意する。図8に示すように、基板1の表面に発光素子2を設置する。複数の発光素子2が長手方向91に沿ってほぼ直線状に並ぶように配置される。図8に示した状態でのより詳細な構造を図9に示す。この例では、基板1の上面に配線21が設けられている。基板1の上面に発光素子2が設置されている。
図9はワイヤボンディング法を採用した例である。この例では、発光素子2はダイボンド材24を介して基板1の上面に接合されている。発光素子2と配線21との間では、それぞれワイヤ23によってボンディングされることによって、必要な電気的接続が実現されている。この構成を得るには、ダイボンド材24によって発光素子2を接合した後にワイヤ23による接続をすればよい。
ワイヤボンディング法の代わりにフリップチップ法を採用した例を図10に示す。図10に示した例では、配線21と発光素子2とははんだ25を介して接合されている。発光素子2は下面に電極を有しており、はんだ25は発光素子2の下面の電極に接合している。基板1の表面に発光素子2を設置する際の接合方法は、ここで例示したワイヤボンディング法およびフリップチップ法には限らず他の方法であってもよい。図8、図11、図12では、説明の便宜のため、配線21、ワイヤ23などを図示省略している。
図11に示すように、基板1を折り曲げる。折り曲げることによって、第1斜面部11、底面部13および第2斜面部12が形成される。基板1は、全体として、第1斜面部11、底面部13および第2斜面部12の並びが繰り返す構造となる。1組の第1斜面部11、底面部13および第2斜面部12に囲まれることによって凹部4が形成される。各折り曲げ箇所における折り曲げ角度は、凹部4が出口に向かって広がった形状となるように決定される。すなわち、底面部13の長手方向91の両側においてそれぞれ第1の側92に折れ曲がるようにして、平面状の第1斜面部91および第2斜面部92が底面部13との間で90°より大きく180°より小さい角度をなすように折り曲げられる。
この際に、折曲げ作業を容易にする目的で、基板1の折り曲げるべき位置に切込みなどを予め入れておくことも考えられる。あるいは、折り曲げるべき場所のみフレキシブルな材料で形成されているような基板1を用いることも考えられる。あるいは、いわゆるリードフレームのように、金属と樹脂とからなる薄板状の基板1を用いることも考えられる。このようないずれかの方法により、図11に示したような構造を得る。この構造においては、基板1は、長手方向91に延在する底面部13と、底面部13の長手方向91の両側においてそれぞれ第1の側92に折れ曲がるようにして底面部13との間で90°より大きく180°より小さい角度をなすように延在する平面状の第1斜面部11および第2斜面部12とを備える。この時点で、基板1は、第1斜面部11、底面部13および第2斜面部12がこの順に繰り返すように連なった構造である。複数の発光素子2は、底面部13を避けて第1斜面部11および第2斜面部12のみに配置されている。
次に、図12に示すように、凹部4に発光素子封止樹脂9を充填する。発光素子封止樹脂9としては熱硬化性樹脂を用いてもよい。この場合、常温にてディスペンスによって塗布を行い、後に熱することにより硬化させることが考えられる。発光素子封止樹脂9は硬化することによって封止樹脂層3となる。一般的に、異なる材料同士を組み合わせた構造物において熱変化が生じると、熱膨張係数の違いから熱応力が発生し、線状光源の場合は特に長手方向に応力が作用するが、基板1と封止樹脂層3との間の応力については、基板1の曲げ部分が変形することにより応力を緩和し、封止樹脂層3が剥がれたり、発光素子2の電気的な配線が断線したりすることを防ぐことができる。
こうして、図2に示した線状光源101の構造を得ることができる。実際には、図7〜図12において紙面奥手前方向に長く延在した板材を用いて各工程を行ない、封止樹脂層3を形成する工程まで仕上げた後に、細長い基板1ごとに切断することによって、図2に示した線状光源101の構造を得ることとしてもよい。その場合、切断した後で、図1に示したような板材15,16を紙面奥手前の両側に貼り付けることとしてもよい。
また、最初から細長い基板1を用いる場合には、図12に示した発光素子封止樹脂9の充填工程の前に、図1に示したような板材15,16を紙面奥手前の両側に貼り付けることが考えられる。基板1にそのような板材15,16を貼り付けた後に発光素子封止樹脂9を充填することによって図1に示した線状光源101の構造を得ることができる。あるいは、発光素子封止樹脂9の粘性が十分に高い場合には、板材15,16を紙面奥手前の両側に貼り付けなくても、図2に示した線状光源101の構造を得ることができる。
(作用・効果)
本実施の形態における線状光源の製造方法によれば、実施の形態1で説明した線状光源を容易に得ることができる。すなわち、正面を向いて配置される発光素子2がないことにより、輝度が極端に高くなる部位がなく、長手方向の輝度の均一化を図ることができるような線状光源を容易に得ることができる。
なお、上記実施の形態のうち複数を適宜組み合わせて採用してもよい。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 基板、2 発光素子、3 封止樹脂層、4 凹部、5 端部、7 凹凸構造、8 ディスペンサ、9 発光素子封止樹脂、11 第1斜面部、12 第2斜面部、13 底面部、15,16 板材、21 配線、22 電極、23 ワイヤ、24 ダイボンド材、25 はんだ、51 導光板、52 光学シート、53 液晶表示パネル、54 筐体、91 長手方向、92 第1の側、101,102 線状光源、501 液晶表示装置。

Claims (9)

  1. 長手方向に延在し、前記長手方向に対して垂直な第1の側に向けて光を供給する線状光源であって、
    前記長手方向に延在する基板と、
    前記基板の前記第1の側の表面に配置された複数の発光素子とを備え、
    前記基板は、前記長手方向に延在する底面部と、
    前記底面部の前記長手方向の両側においてそれぞれ前記第1の側に折れ曲がるようにして前記底面部との間で90°より大きく180°より小さい角度をなすように延在する平面状の第1斜面部および第2斜面部とを備え、
    前記基板は、第1斜面部、底面部および第2斜面部がこの順に繰り返すように連なった構造であり、
    前記複数の発光素子は、前記底面部を避けて前記第1斜面部および前記第2斜面部のみに配置されている、線状光源。
  2. 前記第1斜面部、前記底面部および前記第2斜面部の前記第1の側の表面が拡散反射成分を含む反射特性を有する、請求項1に記載の線状光源。
  3. 前記第1斜面部、前記底面部および前記第2斜面部は、前記基板を折り曲げることによって形成されている、請求項1または2に記載の線状光源。
  4. 前記基板の第1斜面部、底面部および第2斜面部に囲まれた部分に、透光性の封止樹脂層が設けられており、前記複数の発光素子は、前記封止樹脂層によって覆われている、請求項1から3のいずれかに記載の線状光源。
  5. 前記封止樹脂層の光出射側の表面に、光を散乱させる凹凸構造が設けられている、請求項4に記載の線状光源。
  6. 前記封止樹脂層は蛍光体を含む、請求項4に記載の線状光源。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の線状光源を備える、液晶表示装置。
  8. 平板状の基板の第1の側の表面に複数の発光素子を設置する工程と、
    前記基板を折り曲げる工程とを含み、
    前記折り曲げる工程は、前記基板が、底面部と、前記底面部の両側においてそれぞれ前記第1の側に折れ曲がるようにして前記底面部との間で90°より大きく180°より小さい角度をなすように延在する平面状の第1斜面部および第2斜面部とを備える形になるように折り曲げる工程を含み、
    前記折り曲げる工程は、前記基板を、第1斜面部、底面部および第2斜面部がこの順に繰り返すように連なった構造とするものである、線状光源の製造方法。
  9. 前記基板の第1斜面部、底面部および第2斜面部に囲まれた部分に、透光性の封止樹脂層を配置することによって、前記複数の発光素子を封止する工程を含む、請求項8に記載の線状光源の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103855145A (zh) * 2014-01-13 2014-06-11 深圳市瑞丰光电子股份有限公司 一种led灯丝及照明器具
US11942572B2 (en) 2017-12-14 2024-03-26 Osram Oled Gmbh Optical chips mounted on a deformed carrier

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