JP2013148577A - フレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置および方法 - Google Patents

フレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置および方法 Download PDF

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Abstract

【課題】屈曲した状態で捩じるような変形が与えられる場合のフレキシブル回路基板の耐屈曲性について評価できるようにする。
【解決手段】耐屈曲性試験装置は、U字形状に屈曲した状態のフレキシブル回路基板1の第1の被支持部11を支持する第1の支持部と、第2の被支持部12を支持する第2の支持部と、第1の支持部に対する第2の支持部の相対的な位置を変化させる駆動装置を備えている。第1の被支持部11は、フレキシブル回路基板1の第1の面1aの一部である第1の部分11aを含み、第2の被支持部12は、第1の面1aの他の一部であって第1の部分11aとは反対側に向いた第2の部分12aを含んでいる。第1の支持部の位置は固定され、駆動装置は、第2の支持部を、第1の部分11aを含む仮想の平面である第1の基準面PL1に垂直な軸を中心とした回転方向に移動させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、フレキシブル回路基板の耐屈曲性の試験を行うためのフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置および方法に関する。
近年、携帯電話機、ノート型パーソナルコンピュータ、ハードディスク装置、光ピックアップ装置、プリンタ等の、可動部を有する電子機器において、フレキシブル回路基板が広く利用されている。可動部を有する電子機器において用いられるフレキシブル回路基板には、高い耐屈曲性が求められる。
フレキシブル回路基板の耐屈曲性を評価するための試験としては、IPC試験とMIT試験が知られている。IPC試験は、U字形状に屈曲させたフレキシブル回路基板の長手方向の一端部を固定し、他端部をフレキシブル回路基板の長手方向に往復運動させることによって行われる。IPC試験を行うための試験装置および方法は、例えば特許文献1に記載されている。MIT試験は、引っ張り荷重を加えた状態のフレキシブル回路基板の折り曲げ動作を繰り返すことによって行われる。
特開2011−191279号公報
IPC試験は、固定部と、この固定部に対してスライドする可動部とに掛け渡されるフレキシブル回路基板の耐屈曲性を評価するのに適している。固定部に対してスライドする可動部の動作態様は、例えばスライド型携帯電話機や光ピックアップ装置に採用されている。
一方、MIT試験は、固定部と、この固定部に対してヒンジ部を中心として開閉動作する可動部とに掛け渡されるフレキシブル回路基板の耐屈曲性を評価するのに適している。固定部に対してヒンジ部を中心として開閉動作する可動部の動作態様は、例えば折り畳み型携帯電話機やノート型パーソナルコンピュータに採用されている。
ところで、電子機器には、可動部が、上述のスライドや開閉動作以外の態様で動作するものもある。例えば、スライド型携帯電話機には、可動部が、固定部に対してスライドすると共に、固定部と可動部の互いに対向する2つの面に対して直交する軸を中心として回転するものがある。
上述のような可動部がスライドや開閉動作以外の態様で動作する電子機器においても、フレキシブル回路基板を用いることが考えられる。その場合、フレキシブル回路基板には、例えば、屈曲した状態で捩じるような変形が与えられる。そのため、そのような態様で使用された場合のフレキシブル回路基板の耐屈曲性についても評価できることが望まれる。しかし、従来のIPC試験やMIT試験では、フレキシブル回路基板に対して、屈曲した状態で捩じるような変形は与えられないため、適切な評価を行うことができないという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、屈曲した状態で捩じるような変形が与えられる場合のフレキシブル回路基板の耐屈曲性について評価できるようにしたフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置および方法を提供することにある。
本発明のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置は、厚み方向について互いに反対側に位置する第1および第2の面を有するフレキシブル回路基板を、U字形状に屈曲させて、フレキシブル回路基板が屈曲部を含んだ状態でフレキシブル回路基板の耐屈曲性の試験を行うための装置である。U字形状に屈曲した状態のフレキシブル回路基板は、屈曲部に対して第1の面に沿った方向の両側に位置する第1および第2の被支持部を含み、第1の被支持部は、第1の面の一部である第1の部分を含み、第2の被支持部は、第1の面の他の一部であって第1の部分とは反対側に向いた第2の部分を含んでいる。
本発明のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置は、第1の被支持部を支持するための第1の支持部と、第2の被支持部を支持するための第2の支持部と、第1の支持部に対する第2の支持部の相対的な位置を変化させる駆動装置とを備えている。
本発明では、第1の部分を含む仮想の平面である第1の基準面と、第1の部分内の一点である第1の基準点と、第2の部分内の一点である第2の基準点と、第1の面に沿って延びて第1の基準点と第2の基準点を結ぶ最も短いU字形状の仮想の線と、仮想の線上にあって屈曲部に存在する一点である第3の基準点と、第1ないし第3の基準点を通過する仮想の平面である第2の基準面とを想定する。駆動装置は、第2の基準面が第1の基準面に対してなす角度が変化するように、第1の支持部に対する第2の支持部の相対的な位置を、第1の基準面に平行な第1の方向に変化させる。
本発明のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置では、駆動装置が、第1の支持部に対する第2の支持部の相対的な位置を第1の方向に変化させる。これにより、フレキシブル回路基板には、屈曲した状態で捩じるような変形が与えられる。
本発明のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置において、第1の支持部の位置は固定され、駆動装置は、第2の支持部を、第1の基準面に垂直な軸を中心とした回転方向に移動させてもよい。この場合、フレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置は、更に、前記軸を中心として回転可能な回転板を備え、第2の支持部は、回転板における回転中心以外の一部であり、駆動装置は、回転板を回転させてもよい。
また、本発明のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置において、駆動装置は、更に、第2の基準面が第1の基準面に対して垂直な状態で、第1の支持部に対する第2の支持部の相対的な位置を、第1および第2の基準面に平行な第2の方向に変化させてもよい。この場合、第1の支持部の位置は固定され、駆動装置は、第2の支持部を、第1の方向および第2の方向に移動させてもよい。また、フレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置は、更に、第2の方向に移動可能なスライダと、スライダに取り付けられ、第1の基準面に垂直な軸を中心として回転可能な回転板とを備え、第2の支持部は、回転板における回転中心以外の一部であり、駆動装置は、回転板を回転させることによって第2の支持部を第1の方向に移動させ、スライダを移動させることによって第2の支持部を第2の方向に移動させてもよい。
本発明のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法は、厚み方向について互いに反対側に位置する第1および第2の面を有するフレキシブル回路基板を、U字形状に屈曲させて、フレキシブル回路基板が屈曲部を含んだ状態で、フレキシブル回路基板の耐屈曲性の試験を行う方法である。U字形状に屈曲した状態のフレキシブル回路基板は、屈曲部に対して第1の面に沿った方向の両側に位置する第1および第2の被支持部を含み、第1の被支持部は、第1の面の一部である第1の部分を含み、第2の被支持部は、第1の面の他の一部であって第1の部分とは反対側に向いた第2の部分を含んでいる。フレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法は、第1の被支持部を支持するための第1の支持部と、第2の被支持部を支持するための第2の支持部と、第1の支持部に対する第2の支持部の相対的な位置を変化させる駆動装置とを備えた耐屈曲性試験装置を用いて行われる。
本発明のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法は、第1の手順と第2の手順とを備えている。第1の手順では、フレキシブル回路基板を、U字形状に屈曲させると共に、第1の支持部に第1の被支持部を支持させ、第2の支持部に第2の被支持部を支持させる。
本発明では、第1の部分を含む仮想の平面である第1の基準面と、第1の部分内の一点である第1の基準点と、第2の部分内の一点である第2の基準点と、第1の面に沿って延びて第1の基準点と第2の基準点を結ぶ最も短いU字形状の仮想の線と、仮想の線上にあって屈曲部に存在する一点である第3の基準点と、第1ないし第3の基準点を通過する仮想の平面である第2の基準面とを想定する。第2の手順では、第2の基準面が第1の基準面に対してなす角度が変化するように、駆動装置によって、第1の支持部に対する第2の支持部の相対的な位置を、第1の基準面に平行な第1の方向に変化させることによって、第1の被支持部に対する第2の被支持部の相対的な位置を第1の方向に変化させる。
本発明のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法では、第1の被支持部に対する第2の被支持部の相対的な位置を第1の方向に変化させることによって、フレキシブル回路基板には、屈曲した状態で捩じるような変形が与えられる。
本発明のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法において、第2の手順では、第1の被支持部の位置を固定し、第2の被支持部を、第1の基準面に垂直な軸を中心とした回転方向に移動させてもよい。
また、本発明のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法は、更に、第2の基準面が第1の基準面に対して垂直な状態で、駆動装置によって、第1の支持部に対する第2の支持部の相対的な位置を、第1および第2の基準面に平行な第2の方向に変化させることによって、第1の被支持部に対する第2の被支持部の相対的な位置を第2の方向に変化させる第3の手順を備えていてもよい。この場合、第2の手順では、第1の被支持部の位置を固定し、第2の被支持部を第1の方向に移動させ、第3の手順では、第1の被支持部の位置を固定し、第2の被支持部を第2の方向に移動させてもよい。また、第2の手順では、第2の被支持部を、第1の基準面に垂直な軸を中心とした回転方向に移動させてもよい。
本発明のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置および方法によれば、フレキシブル回路基板に対して、屈曲した状態で捩じるような変形を与えることができる。そのため、本発明によれば、屈曲した状態で捩じるような変形が与えられる場合のフレキシブル回路基板の耐屈曲性について評価することが可能になるという効果を奏する。
本発明の一実施の形態に係る耐屈曲性試験装置および方法におけるフレキシブル回路基板の第1の状態を示す斜視図である。 図1に示した第1の状態における第1の基準面と第2の基準面を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る耐屈曲性試験装置および方法におけるフレキシブル回路基板の第2の状態を示す斜視図である。 図3に示した第2の状態における第1の基準面と第2の基準面を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る耐屈曲性試験装置および方法におけるフレキシブル回路基板の第3の状態を示す斜視図である。 図5に示した第3の状態における第1の基準面と第2の基準面を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る耐屈曲性試験装置および方法において使用されるフレキシブル回路基板の一例を示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係る耐屈曲性試験装置の主要部分を示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係る耐屈曲性試験装置におけるスライド駆動部を示す平面図である。 本発明の一実施の形態における回転板と上板とフレキシブル回路基板を示す側面図である。 図10における上板とフレキシブル回路基板を示す平面図である。 図10における回転板とフレキシブル回路基板を示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係る耐屈曲性試験装置における制御装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。始めに、図7を参照して、本発明の一実施の形態に係るフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置および方法において使用されるフレキシブル回路基板の一例について説明する。図7は、フレキシブル回路基板の一例を示す平面図である。
図7に示したフレキシブル回路基板1は、厚み方向について互いに反対側に位置する第1の面1aと第2の面1bを有している。図7は、第1の面1a側から見たフレキシブル回路基板1を示している。そのため、第2の面1bは、図7に表されていない。フレキシブル回路基板1は、一方向(図7における左右方向)に延び、屈曲可能である。フレキシブル回路基板1は、例えば、ベース層と、このベース層の一方の面に接合されたパターン化された導体よりなる配線層2と、この配線層2を覆う接着層と、この接着層に接合されたカバー層とを備えている。フレキシブル回路基板1は、更に、ベース層の他方の面に接合されたパターン化された導体よりなる第2の配線層と、この第2の配線層を覆う第2の接着層と、この第2の接着層に接合された第2のカバー層とを備えていてもよい。以下、フレキシブル回路基板1が、第2の配線層、第2の接着層および第2のカバー層を備えていない場合を例にとって説明する。また、以下の説明では、カバー層の表面を第1の面1aとし、ベース層の他方の面を第2の面1bとする。ただし、ベース層の他方の面を第1の面1aとし、カバー層の表面を第2の面1bとしてもよい。
図7に示したフレキシブル回路基板1は、本実施の形態に係る耐屈曲性試験装置および方法において使用される試験用のフレキシブル回路基板である。図7に示したように、配線層2は、ミアンダ形状を有している。より詳しく説明すると、配線層2は、フレキシブル回路基板1の長手方向(図7における左右方向)に延びる複数の直線状部分と、配線層2の全体がミアンダ形状となるように、隣接する2つの直線状部分の端部同士を連結する連結部分とを有している。フレキシブル回路基板1は、更に、配線層2の一端に接続された端子3Aと、配線層2の他端に接続された端子3Bとを備えている。端子3A,3Bは、第1の面1aにおいて露出している。
ベース層およびカバー層の材料としては、ポリイミド系樹脂等の樹脂が用いられる。配線層の材料としては、銅等の金属が用いられる。接着層の材料としては、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤等の合成系接着剤が用いられる。
次に、本実施の形態に係るフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法の概略について説明する。図1は、本実施の形態に係る耐屈曲性試験方法におけるフレキシブル回路基板1の第1の状態を示す斜視図である。図2は、図1に示した第1の状態における第1の基準面と第2の基準面を示す斜視図である。図1に示したように、本実施の形態に係る耐屈曲性試験方法は、フレキシブル回路基板1を、第1の面1aが外側を向くようにU字形状に屈曲させて、フレキシブル回路基板1が屈曲部10を含んだ状態で、フレキシブル回路基板1の耐屈曲性の試験を行う方法である。
図2に示したように、U字形状に屈曲した状態のフレキシブル回路基板1は、屈曲部10に対して第1の面1aに沿った方向の両側に位置する第1の被支持部11および第2の被支持部12を含んでいる。第1の被支持部11は、第1の面1aの一部である第1の部分11aを含み、第2の被支持部12は、第1の面1aの他の一部であって第1の部分11aとは反対側に向いた第2の部分12aを含んでいる。耐屈曲性試験方法は、第1の被支持部11を支持するための第1の支持部と、第2の被支持部12を支持するための第2の支持部と、第1の支持部に対する第2の支持部の相対的な位置を変化させる駆動装置とを備えた耐屈曲性試験装置を用いて行われる。耐屈曲性試験装置については、後で詳しく説明する。
耐屈曲性試験方法は、第1の手順と第2の手順とを備えている。第1の手順では、フレキシブル回路基板1を、U字形状に屈曲させると共に、第1の支持部に第1の被支持部11を支持させ、第2の支持部に第2の被支持部12を支持させる。
図2に示したように、本実施の形態では、第1の部分11aを含む仮想の平面である第1の基準面PL1と、第1の部分11a内の一点である第1の基準点P1と、第2の部分内12a内の一点である第2の基準点P2と、第1の面1aに沿って延びて第1の基準点P1と第2の基準点P2を結ぶ最も短いU字形状の仮想の線VCLと、仮想の線VCL上にあって屈曲部10に存在する一点である第3の基準点P3と、第1ないし第3の基準点P1,P2,P3を通過する仮想の平面である第2の基準面PL2とを想定する。
第2の手順では、第2の基準面PL2が第1の基準面PL1に対してなす角度θが変化するように、駆動装置によって、第1の支持部に対する第2の支持部の相対的な位置を、第1の基準面PL1に平行な第1の方向に変化させることによって、第1の被支持部11に対する第2の被支持部12の相対的な位置を第1の方向に変化させる。
図1および図2に示した第1の状態は、第2の基準面PL2が第1の基準面PL1に対して垂直な状態すなわち角度θが90°の状態である。また、第1の状態では、第2の基準点P2は、第1の基準点P1を通り第1の基準面PL1に垂直な仮想の直線VSL上に位置している。また、第1の状態では、仮想の線VCLは第2の基準面PL2に完全に含まれている。
ここで、図1および図2に示した第1の状態において、第1の基準面PL1および第2の基準面PL2に平行な方向をX方向と定義し、第1の基準面PL1に垂直な方向をZ方向と定義し、X方向およびZ方向に垂直な方向をY方向と定義する。
図3は、本実施の形態に係る耐屈曲性試験方法におけるフレキシブル回路基板1の第2の状態を示す斜視図である。図4は、図3に示した第2の状態における第1の基準面PL1と第2の基準面PL2を示す斜視図である。第2の状態は、前述の第2の手順によって、第1の状態から、第1の被支持部11に対する第2の被支持部12の相対的な位置を第1の方向に変化させることによって生じた状態である。図3において、記号D1を付した矢印は、第1の方向を表している。
第2の手順では、第1の被支持部11の位置を固定し、第2の被支持部12を、第1の基準面PL1に垂直な軸を中心とした回転方向に移動させてもよい。図3および図4は、このように第2の被支持部12を移動させた場合の例を示している。従って、図3に示した第1の方向D1は、第1の基準面PL1に垂直な軸を中心とした回転方向である。
なお、第1の方向D1は、このような回転方向に限らず、前述のように第2の基準面PL2が第1の基準面PL1に対してなす角度θが変化するような方向であればよい。例えば、第1の方向D1は、角度θが変化するように、第1の基準点P1に対する第2の基準点P2の相対的な位置が直線的に変化する方向であってもよい。第1の方向D1は、例えばY方向と一致していてもよい。
図4に示したように、第2の状態では、角度θは90°以外である。また、第2の状態では、第2の基準点P2は仮想の直線VSL上には位置していない。また、第2の状態では、仮想の線VCLは第2の基準面PL2に完全に含まれるとは限らない。
耐屈曲性試験方法は、更に、第3の手順を備えていてもよい。第3の手順では、第2の基準面PL2が第1の基準面PL1に対して垂直な状態で、駆動装置によって、第1の支持部に対する第2の支持部の相対的な位置を、第1の基準面PL1および第2の基準面PL2に平行な第2の方向に変化させることによって、第1の被支持部11に対する第2の被支持部12の相対的な位置を第2の方向に変化させる。
図5および図6は、第3の手順によって、図1および図2に示した第1の状態から、第1の被支持部11に対する第2の被支持部12の相対的な位置を第2の方向に変化させることによって生じた第3の状態を表している。図5は、フレキシブル回路基板1の第3の状態を示す斜視図である。図6は、図5に示した第3の状態における第1の基準面PL1と第2の基準面PL2を示す斜視図である。図5において、記号D2を付した矢印は、第2の方向を表している。第2の方向D2は、X方向と一致している。
図6に示したように、第3の状態では、角度θは90°である。また、第3の状態では、第2の基準点P2は、仮想の直線VSL上には位置していない。また、第3の状態では、仮想の線VCLは第2の基準面PL2に完全に含まれている。
耐屈曲性試験方法が第3の手順を備えている場合、第2の手順では、第1の被支持部11の位置を固定し、第2の被支持部12を第1の方向D1に移動させ、第3の手順では、第1の被支持部11の位置を固定し、第2の被支持部12を第2の方向D2に移動させてもよい。また、第2の手順では、第2の被支持部12を、第1の基準面PL1に垂直な軸を中心とした回転方向に移動させてもよい。
また、第2の手順では、第1の被支持部11に対する第2の被支持部12の相対的な位置を、第1の方向D1に往復運動するように変化させてもよい。以下、この往復運動を第1の往復運動と言う。第3の手順では、第1の被支持部11に対する第2の被支持部12の相対的な位置を、第2の方向D2に往復運動するように変化させてもよい。以下、この往復運動を第2の往復運動と言う。
本実施の形態に係る耐屈曲性試験方法によれば、第2の手順によって、第1の被支持部11に対する第2の被支持部12の相対的な位置を第1の方向D1に変化させることによって、図3に示したように、フレキシブル回路基板1には、屈曲した状態で捩じるような変形が与えられる。そのため、本実施の形態によれば、屈曲した状態で捩じるような変形が与えられる場合のフレキシブル回路基板1の耐屈曲性について評価することが可能になる。
屈曲した状態で捩じるような変形が与えられる場合のフレキシブル回路基板1の耐屈曲性の評価は、例えば以下のような耐屈曲性試験によって行われる。すなわち、耐屈曲性試験では、第1の手順を行った後、少なくとも、第2の手順によって第1の往復運動を行わせる。また、耐屈曲性試験の際には、端子3A,3Bを介して配線層2に通電し、配線層2の抵抗値を検出する。ここで、耐屈曲性試験を開始する前における配線層2の抵抗値を初期抵抗値と定義する。また、初期抵抗値に対して、耐屈曲性試験を開始した後の配線層2の抵抗値の増加分を増加抵抗値と定義する。また、初期抵抗値に対する増加抵抗値の割合(百分率)を抵抗増加率と定義する。耐屈曲性試験の際には、抵抗増加率について所定の判定値が設定される。そして、耐屈曲性試験では、抵抗増加率が判定値に達した時点における第1の往復運動のサイクル数が記録される。そして、このサイクル数によって、フレキシブル回路基板1の耐屈曲性が評価される。同じ条件で耐屈曲性試験を行った場合には、抵抗増加率が判定値に達した時点における上記サイクル数が多いほど、フレキシブル回路基板1の耐屈曲性が優れていると言える。なお、耐屈曲性試験の際に、配線層2の抵抗値の検出は、常時行ってもよいし、1回以上の所定のサイクル毎に間欠的に行ってもよい。
また、耐屈曲性試験では、第2の手順の他に第3の手順を行ってもよい。例えば、第2の手順によって第1の往復運動を所定回数だけ行った後、第3の手順によって第2の往復運動を所定回数だけ行う動作を1運動サイクルとして、抵抗増加率が判定値に達した時点における運動サイクル数を記録するようにしてもよい。あるいは、逆に、第3の手順によって第2の往復運動を所定回数だけ行った後、第2の手順によって第1の往復運動を所定回数だけ行う動作を1運動サイクルとして、抵抗増加率が判定値に達した時点における運動サイクル数を記録するようにしてもよい。
第1の往復運動における相対的な位置の変化の振幅および速度は、それぞれ所定の範囲内で任意に設定することができる。第1の方向D1が第1の基準面PL1に垂直な軸を中心とした回転方向である場合には、前記相対的な位置の変化の振幅および速度は、回転角度の振幅および回転速度で表してもよい。同様に、第2の往復運動における相対的な位置の変化の振幅および速度は、それぞれ所定の範囲内で任意に設定することができる。
また、第1の状態における第1の部分11aと第2の部分12aとの間隔の1/2を屈曲半径と定義する。この屈曲半径も、所定の範囲内で任意に設定することができる。
以下、本実施の形態に係る耐屈曲性試験装置について説明する。図8は、耐屈曲性試験装置の主要部分を示す平面図である。耐屈曲性試験装置は、プレート21と、駆動装置と、上板と、制御装置とを備えている。上板と制御装置は、図8には示していない。プレート21は、XY平面に平行な上面を有している。プレート21の上面には、複数のレール23が固定されている。レール23は、それぞれX方向に延びている。駆動装置は、可動部40と回転駆動部50とスライド駆動部60とを有している。
可動部40は、スライダ41を有している。スライダ41は、複数のレール23に沿って、図5に示した第2の方向D2すなわちX方向に移動可能である。スライダ41は、複数のレール23の上に位置する図示しない下板部と、この下板部に対して所定の間隔をあけて下板部の上方に配置された上板部41Uと、下板部と上板部41Uを連結する図示しない連結部とを含んでいる。可動部40は、更に、上板部41Uを貫通する示しない複数の回転軸と、それぞれ対応する回転軸の上端に固定されて、上板部41Uの上方に位置する複数の回転板43とを有している。複数の回転軸と、複数の回転板43は、それぞれ、Y方向に一列に並ぶように配置されている。回転軸は、図2に示した第1の基準面PL1に垂直な方向すなわちZ方向に延びている。回転板43は、回転軸を中心として、すなわち第1の基準面PL1に垂直な軸を中心として回転可能である。
可動部40は、更に、複数の回転板43を、同じ方向に同じ速度で回転させるための連動機構を有している。連動機構は、タイミングプーリやタイミングベルト等によって構成されている。
回転駆動部50は、下板部に対して固定されたモータ51と、このモータ51の回転軸の回転を上記の連動機構に伝達する伝達機構とを有している。伝達機構は、タイミングプーリやタイミングベルト等によって構成されている。このような回転駆動部50と可動部40の構成により、モータ51を正逆回転させると、複数の回転板43は、同じ方向に同じ速度で正逆回転する。上板は、複数の回転板43の上方に配置される。
次に、図9を参照して、スライド駆動部について説明する。図9は、スライド駆動部を示す平面図である。スライド駆動部60は、図8に示したプレート21の下方に配置されてプレート21に固定されたモータ61と、このモータ61の回転軸に取り付けられたタイミングプーリ62と、プレート21の下方に配置されてプレート21に取り付けられたタイミングプーリ63と、タイミングプーリ62,63間に掛け渡されたタイミングベルト64と、このタイミングベルト64に固定された固定具65とを有している。タイミングプーリ62,63は、X方向について異なる位置に配置されている。タイミングベルト64が駆動されると、固定具65はX方向に移動する。
図8に示したように、プレート21には、X方向に延びる長孔26が形成されている。固定具65は、この長孔26を通ってスライダ41の下板部に固定されている。このようなスライド駆動部60と可動部40の構成により、モータ61を正逆回転させると、スライダ41は、X方向に往復運動する。
次に、図10ないし図12を参照して、耐屈曲性試験装置に対するフレキシブル回路基板1の固定方法について説明する。図10は、回転板43と上板70とフレキシブル回路基板1を示す側面図である。図11は、図10における上板70とフレキシブル回路基板1を示す平面図である。図12は、図10における回転板43とフレキシブル回路基板1を示す平面図である。
図10および図11に示したように、本実施の形態では、フレキシブル回路基板1の第1の被支持部11は、上板70の一部に対して固定される。従って、上板70の一部が、第1の被支持部11を支持するための第1の支持部111となる。図11に示したように、第1の支持部111に対する第1の被支持部11の固定は、例えば粘着テープ81によって行われる。
また、図10および図12に示したように、フレキシブル回路基板1の第2の被支持部12は、回転板43における回転中心以外の一部に対して固定される。従って、回転板43における回転中心以外の一部が、第2の被支持部12を支持するための第2の支持部112となる。図12に示したように、第2の支持部112に対する第2の被支持部12の固定は、例えば粘着テープ82によって行われる。
本実施の形態では、駆動装置は、回転板43を回転させることによって第2の支持部112および第2の被支持部12を第1の方向D1に移動させ、スライダ41を移動させることによって第2の支持部112および第2の被支持部12を第2の方向D2に移動させる。
次に、図13を参照して、制御装置について説明する。図13は、制御装置の構成を示すブロック図である。制御装置90は、主制御部91と、この主制御部91に接続された入力装置92、表示装置93および出力装置94を有している。主制御部91は、記憶装置を含んでいる。主制御部91は、コンピュータによって実現される。回転駆動部50のモータ51と、スライド駆動部60のモータ61は、主制御部91によって制御されるようになっている。また、主制御部91は、端子3A,3Bを介して配線層2に通電し、配線層2の抵抗値を検出するようになっている。
入力装置92では、耐屈曲性試験装置の動作の設定情報を入力できるようになっている。設定情報は、例えば、屈曲半径、抵抗増加率についての判定値、配線層2の抵抗値の検出タイミングの間隔(運動サイクル数)、1運動サイクル中に行う第1の往復運動の回数、1運動サイクル中に行う第2の往復運動の回数、第1の往復運動における相対的な位置の変化の振幅および速度(回転角度の振幅および回転速度)、ならびに第2の往復運動における相対的な位置の変化の振幅および速度を含む。これらの設定情報は、主制御部91の記憶装置に記憶されると共に表示装置93に表示される。主制御部91は、設定情報に基づいてモータ51,61を制御すると共に、配線層2の抵抗値を検出して耐屈曲性試験を行う。抵抗増加率が判定値に達した時点における運動サイクル数は、主制御部91の記憶装置に記憶されると共に表示装置93に表示される。また、設定情報や、抵抗増加率が判定値に達した時点における運動サイクル数は、入力装置92によって行われる指示に従って、出力装置94より出力される。
次に、耐屈曲性試験における耐屈曲性試験装置の作用について説明する。耐屈曲性試験の際には、第1の手順によって、図1および図2に示したように、フレキシブル回路基板1は、U字形状に屈曲させられて、第1の被支持部11が、上板70の一部である第1の支持部111に対して固定され、第2の被支持部12が、回転板43における回転中心以外の一部である第2の支持部112に対して固定される。耐屈曲性試験装置は、複数の回転板43を備えていることから、複数のフレキシブル回路基板1の耐屈曲性試験を同時に行うことができる。
また、本実施の形態では、上板70と回転板43との間隔、すなわち第1の支持部111と第2の支持部112との間隔を任意に設定することができる。これにより、屈曲半径を任意に設定することができる。
耐屈曲性試験において、駆動装置は、以下のようにして第2の手順を実行する。すなわち、駆動装置は、図3および図4に示したように、第2の基準面PL2が第1の基準面PL1に対してなす角度θが変化するように、第1の支持部111(図11参照)に対する第2の支持部112(図12参照)の相対的な位置を、第1の基準面PL1に平行な第1の方向D1に変化させることによって、第1の被支持部11に対する第2の被支持部12の相対的な位置を第1の方向D1に変化させる。本実施の形態では、特に、第1の支持部111および第1の被支持部11の位置は固定され、駆動装置は、第2の支持部112および第2の被支持部12を、第1の基準面PL1に垂直な軸を中心とした回転方向に移動させる。この動作は、主制御部91がモータ51を制御することによって実現される。すなわち、モータ51を正逆回転させると、回転駆動部50と可動部40の構成により、複数の回転板43が同じ方向に同じ速度で正逆回転して、図3および図4に示したように、第1の支持部111および第1の被支持部11に対する第2の支持部112および第2の被支持部12の相対的な位置が、第1の方向D1に往復運動するように変化する。
また、耐屈曲性試験において、駆動装置は、以下のようにして第3の手順を実行する。すなわち、駆動装置は、駆動装置は、図5および図6に示したように、第2の基準面PL2が第1の基準面PL1に対して垂直な状態で、第1の支持部111(図11参照)に対する第2の支持部112(図12参照)の相対的な位置を、第1の基準面PL1および第2の基準面PL2に平行な第2の方向D2に変化させることによって、第1の被支持部11に対する第2の被支持部12の相対的な位置を第2の方向D2に変化させる。本実施の形態では、特に、第1の支持部111および第1の被支持部11の位置は固定され、駆動装置は、第2の支持部112および第2の被支持部12を第2の方向D2に移動させる。この動作は、主制御部91がモータ61を制御することによって実現される。すなわち、モータ61を正逆回転させると、スライド駆動部60と可動部40の構成により、スライダ41がX方向に往復運動して、図5および図6に示したように、第1の支持部111および第1の被支持部11に対する第2の支持部112および第2の被支持部12の相対的な位置が、第2の方向D2に往復運動するように変化する。
耐屈曲性試験における1運動サイクルは、前記相対的な位置の第1の方向D1についての往復運動である第1の往復運動と、前記相対的な位置の第2の方向D2についての往復運動である第2の往復運動とを含むことができる。1運動サイクル中に行う第2の往復運動の回数を0に設定するか、第2の往復運動における相対的な位置の変化の振幅を0に設定することによって、1運動サイクルが第1の往復運動のみを含むようにすることも可能である。同様に、1運動サイクル中に行う第1の往復運動の回数を0に設定するか、第1の往復運動における相対的な位置の変化の振幅(回転角度の振幅)を0に設定することによって、1運動サイクルが第2の往復運動のみを含むようにすることも可能である。
主制御部91は、抵抗増加率が判定値に達した時点における運動サイクル数を、主制御部91の記憶装置に記憶すると共に表示装置93に表示する。また、主制御部91は、入力装置92によって行われる指示に従って、抵抗増加率が判定値に達した時点における運動サイクル数を出力装置94より出力する。
以上説明したように、本実施の形態に係る耐屈曲性試験装置および方法によれば、第1の支持部111および第1の被支持部11に対する第2の支持部112および第2の被支持部12の相対的な位置を第1の方向D1に変化させることによって、フレキシブル回路基板1に、屈曲した状態で捩じるような変形を与えることができる。そのため、本実施の形態によれば、屈曲した状態で捩じるような変形が与えられる場合のフレキシブル回路基板1の耐屈曲性について評価することが可能になる。
また、本実施の形態によれば、更に、第2の基準面PL2が第1の基準面PL1に対して垂直な状態で、第1の支持部111および第1の被支持部11に対する第2の支持部112および第2の被支持部12の相対的な位置を第2の方向D2に変化させることもできる。これにより、本実施の形態によれば、U字形状に屈曲した状態で一端部が他端部に対してスライドするような変形と、前述の屈曲した状態で捩じるような変形とが与えられる場合のフレキシブル回路基板1の耐屈曲性について評価することも可能になる。
また、本実施の形態に係る耐屈曲性試験装置によれば、複数のフレキシブル回路基板1についての耐屈曲性試験を同時に行うことが可能になる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、第2の手順では、第1の支持部111および第1の被支持部11の位置を固定し、第2の支持部112および第2の被支持部12を第1の方向D1に移動させ、第3の手順では、第2の支持部112および第2の被支持部12の位置を固定し、第1の支持部111および第1の被支持部11を第2の方向D2に移動させてもよい。
1…フレキシブル回路基板、1a…第1の面、1b…第2の面、2…配線層、3A,3B…端子、10…屈曲部、11…第1の被支持部、11a…第1の部分、12…第2の被支持部、12a…第2の部分、40…可動部、41…スライダ、43…回転板、50…回転駆動部、60…スライド駆動部、70…上板、90…制御装置、111…第1の支持部、112…第2の支持部、PL1…第1の基準面、PL2…第2の基準面、P1…第1の基準点、P2…第2の基準点、P3…第3の基準点、VCL…仮想の線。

Claims (11)

  1. 厚み方向について互いに反対側に位置する第1および第2の面を有するフレキシブル回路基板を、U字形状に屈曲させて、前記フレキシブル回路基板が屈曲部を含んだ状態で前記フレキシブル回路基板の耐屈曲性の試験を行うためのフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置であって、
    前記U字形状に屈曲した状態の前記フレキシブル回路基板は、前記屈曲部に対して前記第1の面に沿った方向の両側に位置する第1および第2の被支持部を含み、前記第1の被支持部は、前記第1の面の一部である第1の部分を含み、前記第2の被支持部は、前記第1の面の他の一部であって前記第1の部分とは反対側に向いた第2の部分を含み、
    前記フレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置は、
    前記第1の被支持部を支持するための第1の支持部と、
    前記第2の被支持部を支持するための第2の支持部と、
    前記第1の支持部に対する前記第2の支持部の相対的な位置を変化させる駆動装置とを備え、
    前記第1の部分を含む仮想の平面である第1の基準面と、前記第1の部分内の一点である第1の基準点と、前記第2の部分内の一点である第2の基準点と、前記第1の面に沿って延びて前記第1の基準点と第2の基準点を結ぶ最も短いU字形状の仮想の線と、前記仮想の線上にあって前記屈曲部に存在する一点である第3の基準点と、前記第1ないし第3の基準点を通過する仮想の平面である第2の基準面とを想定したとき、前記駆動装置は、前記第2の基準面が前記第1の基準面に対してなす角度が変化するように、前記第1の支持部に対する前記第2の支持部の相対的な位置を、前記第1の基準面に平行な第1の方向に変化させることを特徴とするフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置。
  2. 前記第1の支持部の位置は固定され、前記駆動装置は、前記第2の支持部を、前記第1の基準面に垂直な軸を中心とした回転方向に移動させることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置。
  3. 更に、前記軸を中心として回転可能な回転板を備え、前記第2の支持部は、前記回転板における回転中心以外の一部であり、
    前記駆動装置は、前記回転板を回転させることを特徴とする請求項2記載のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置。
  4. 前記駆動装置は、更に、前記第2の基準面が前記第1の基準面に対して垂直な状態で、前記第1の支持部に対する前記第2の支持部の相対的な位置を、前記第1および第2の基準面に平行な第2の方向に変化させることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置。
  5. 前記第1の支持部の位置は固定され、前記駆動装置は、前記第2の支持部を、前記第1の方向および第2の方向に移動させることを特徴とする請求項4記載のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置。
  6. 更に、前記第2の方向に移動可能なスライダと、前記スライダに取り付けられ、前記第1の基準面に垂直な軸を中心として回転可能な回転板とを備え、前記第2の支持部は、前記回転板における回転中心以外の一部であり、
    前記駆動装置は、前記回転板を回転させることによって前記第2の支持部を前記第1の方向に移動させ、前記スライダを移動させることによって前記第2の支持部を前記第2の方向に移動させることを特徴とする請求項5記載のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験装置。
  7. 厚み方向について互いに反対側に位置する第1および第2の面を有するフレキシブル回路基板を、U字形状に屈曲させて、前記フレキシブル回路基板が屈曲部を含んだ状態で、前記フレキシブル回路基板の耐屈曲性の試験を行うフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法であって、
    前記U字形状に屈曲した状態の前記フレキシブル回路基板は、前記屈曲部に対して前記第1の面に沿った方向の両側に位置する第1および第2の被支持部を含み、前記第1の被支持部は、前記第1の面の一部である第1の部分を含み、前記第2の被支持部は、前記第1の面の他の一部であって前記第1の部分とは反対側に向いた第2の部分を含み、
    前記フレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法は、
    前記第1の被支持部を支持するための第1の支持部と、前記第2の被支持部を支持するための第2の支持部と、前記第1の支持部に対する前記第2の支持部の相対的な位置を変化させる駆動装置とを備えた耐屈曲性試験装置を用いて行われ、
    前記フレキシブル回路基板を、前記U字形状に屈曲させると共に、前記第1の支持部に前記第1の被支持部を支持させ、前記第2の支持部に前記第2の被支持部を支持させる第1の手順と、
    前記第1の部分を含む仮想の平面である第1の基準面と、前記第1の部分内の一点である第1の基準点と、前記第2の部分内の一点である第2の基準点と、前記第1の面に沿って延びて前記第1の基準点と第2の基準点を結ぶ最も短いU字形状の仮想の線と、前記仮想の線上にあって前記屈曲部に存在する一点である第3の基準点と、前記第1ないし第3の基準点を通過する仮想の平面である第2の基準面とを想定したとき、前記第2の基準面が前記第1の基準面に対してなす角度が変化するように、前記駆動装置によって、前記第1の支持部に対する前記第2の支持部の相対的な位置を、前記第1の基準面に平行な第1の方向に変化させることによって、前記第1の被支持部に対する前記第2の被支持部の相対的な位置を前記第1の方向に変化させる第2の手順と
    を備えたことを特徴とするフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法。
  8. 前記第2の手順では、前記第1の被支持部の位置を固定し、前記第2の被支持部を、前記第1の基準面に垂直な軸を中心とした回転方向に移動させることを特徴とする請求項7記載のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法。
  9. 更に、前記第2の基準面が前記第1の基準面に対して垂直な状態で、前記駆動装置によって、前記第1の支持部に対する前記第2の支持部の相対的な位置を、前記第1および第2の基準面に平行な第2の方向に変化させることによって、前記第1の被支持部に対する前記第2の被支持部の相対的な位置を前記第2の方向に変化させる第3の手順を備えたことを特徴とする請求項7記載のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法。
  10. 前記第2の手順では、前記第1の被支持部の位置を固定し、前記第2の被支持部を前記第1の方向に移動させ、
    前記第3の手順では、前記第1の被支持部の位置を固定し、前記第2の被支持部を前記第2の方向に移動させることを特徴とする請求項9記載のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法。
  11. 前記第2の手順では、前記第2の被支持部を、前記第1の基準面に垂直な軸を中心とした回転方向に移動させることを特徴とする請求項10記載のフレキシブル回路基板の耐屈曲性試験方法。
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