JP2013148172A - 電磁弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性を高めつつ、小型で消費電力を低減することのできる電磁弁を提供する。
【解決手段】電磁弁1のソレノイド部3は、外周に励磁コイル54が配置される固定鉄心52と、固定鉄心52に対して接離可能に配置されるとともに該固定鉄心52から離間する方向に付勢されることにより弁ガイド43を介して弁体41を供給弁座32に押し付け可能な可動鉄心55と、可動鉄心55を固定鉄心52から離間する方向に付勢する鉄心バネ67とを備えた。また、可動鉄心55を固定鉄心52側に開口する有底筒状に形成し、その筒部61内に受け部材62を収容した。そして、可動鉄心55の底部65に軸方向に貫通して足部45が挿通される挿通孔66を形成し、筒部61内に軸方向において足部45及び底部65と対向するとともに鉄心バネ67に付勢される受け部材62を収容した。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁弁に関する。
一般的に電磁弁は、弁室に設けられた弁座に対して弁体が接離することにより流体の流路を切り換える弁部と、上記弁体を弁座に対して接離させるソレノイド部とから構成されている(例えば、特許文献1参照)。
図4に示すように、特許文献1に開示の電磁弁81において、弁部82を構成するボディ83には、供給ポート84、出力ポート85及び排出ポート86が形成されている。また、ボディ83の底部には、弁穴87が形成されており、この弁穴87にプラグ88が固定されることにより弁室89が区画されている。さらに、ボディ83には排出ポート86と弁室89とを連通させる排出通路90が形成されるとともに、排出通路90の周囲には排出弁座91が形成されている。また、プラグ88には供給ポート84と弁室89とを連通させる供給通路92が形成されるとともに、供給通路92の周囲には供給弁座93が形成されている。そして、弁室89内には、弁ガイド94に保持された弁体95、及び弁体95を供給弁座93から離間する方向に付勢する弁バネ96が収容されている。
一方、ソレノイド部101は、ボディ83に固定される角筒状の磁気カバー102と、磁気カバー102内に収容されるとともに中空のボビン103に巻回された励磁コイル104と、ボビン103内に収容された円柱状の固定鉄心105及び可動鉄心106とを備えている。可動鉄心106の前端部(弁部82側の端部)106aの外周には、円筒状のキャップ107が設けられるとともに、キャップ107の外周には、該キャップ107を介して可動鉄心106を固定鉄心105から離間する方向へ付勢する鉄心バネ108が設けられている。また、キャップ107の内部には、弁ガイド94を介して弁体95を供給弁座93に押し付ける円板状の押圧部材109が前後進可能となるように収容されており、可動鉄心106の前端部106aに形成された凹部110には、押圧部材109との間で圧縮される緩衝バネ111が設けられている。そして、鉄心バネ108の付勢力F3、緩衝バネ111の付勢力F4、及び弁バネ96の付勢力F5は、付勢力F3、付勢力F4、付勢力F5の順に小さくなるように設定されており(F3>F4>F5)、励磁コイル104への非通電時に押圧部材109と可動鉄心106との間、及び押圧部材109とキャップ107との間に空隙がそれぞれ介在するように構成されている。
この電磁弁81では、励磁コイル104への非通電時には、同図に示すように、鉄心バネ108に付勢されて可動鉄心106が固定鉄心105から離間し、弁体95が弁ガイド94を介して供給弁座93に押し付けられることで、出力ポート85と排出ポート86とが弁室89を介して相互に連通する。これに対し、励磁コイル104への通電時には、可動鉄心106が鉄心バネ108に抗して固定鉄心105側に吸引され、弁体95が弁バネ96に付勢されて排出弁座91に押し付けられることで、供給ポート84と出力ポート85とが弁室89を介して相互に連通する。
ここで、励磁コイル104への通電を停止する際には、可動鉄心106は鉄心バネ108に付勢されて勢い良く移動するため、可動鉄心106がその運動エネルギー(慣性力)を保ったまま弁ガイド94を介して弁体95を押すと、弁体95が供給弁座93に当接するときに大きな衝撃が作用し、弁ガイド94及び弁体95が摩耗し易くなる。この点、特許文献1の構成では、可動鉄心106が緩衝バネ111を圧縮させることによって該可動鉄心106の運動エネルギーを吸収し、弁ガイド94及び弁体95に作用する衝撃を緩和しており、弁ガイド94及び弁体95の摩耗を軽減して耐久性を高めている。
特許4453044号公報
ところが、上記特許文献1の電磁弁では、緩衝バネ111の付勢力F4を弁バネ96の付勢力F5よりも大きく設定し、この付勢力F4よりもさらに鉄心バネ108の付勢力F3を設定する必要があるため、可動鉄心106を吸引するために必要な吸引力も必然的に大きくなる。その結果、励磁コイル104への通電量が大きくなり易く、消費電力を低減することが困難になる。
また、可動鉄心106の前端部106aの外周及び内周には、それぞれ鉄心バネ108及び緩衝バネ111が設けられているため、可動鉄心106の径方向に電磁弁81が大型化することを避けようとすると、前端部106aの肉厚が薄くなり、該前端部106aで十分な磁路面積を確保することが困難になる。そのため、前端部106a以外の部分で可動鉄心106の磁路面積を確保する必要があり、該可動鉄心106が軸方向に大型化するという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、耐久性を高めつつ、小型で消費電力を低減することのできる電磁弁を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、弁室及び該弁室に連通する複数のポートが形成されたボディ、前記弁室内に収容されるとともに該弁室に設けられた弁座に対して接離することにより前記各ポート間の連通状態を切り換える弁体、前記弁体と一体移動可能に設けられるとともに前記弁室の外部に突出する足部が形成された弁ガイド、及び前記弁体を前記弁座から離間する方向に付勢する弁付勢部材を有する弁部と、外周に励磁コイルが配置される固定鉄心、前記固定鉄心に対して接離可能に配置される可動鉄心、及び前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間する方向に付勢する鉄心付勢部材を有するソレノイド部と、を備えた電磁弁であって、前記可動鉄心は、前記固定鉄心側に開口する有底筒状に形成され、前記可動鉄心の底部には、軸方向に貫通して前記足部が挿通される挿通孔が形成され、前記可動鉄心の筒部内には、軸方向において前記足部及び前記底部と対向するとともに前記鉄心付勢部材に付勢される受け部材が収容されたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電磁弁において、前記受け部材が前記弁ガイドを介して前記弁体を前記弁座に押し付けた状態で、前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間する方向に付勢する補助鉄心付勢部材を備えたことを要旨とする。
本発明によれば、耐久性を高めつつ、小型で消費電力を低減することのできる電磁弁を提供することができる。
一実施形態の電磁弁の断面図。 (a)〜(e)は一実施形態の電磁弁の動作説明図。 別例の電磁弁における可動鉄心近傍の拡大断面図。 従来の電磁弁の断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、電磁弁1は、流体の流路を切り換えるための弁体41を有する弁部2と、弁体41を移動させるためのソレノイド部3とから構成されている。
先ず、弁部の構成について説明する。
弁部2は非磁性材料(本実施形態では、樹脂材料)からなる略直方体状のボディ11を備えている。ボディ11には、その一つの側面(図1における下面)に開口する供給ポート12、出力ポート13及び排出ポート14が形成されている。供給ポート12には、配管を介して作動流体(例えば、圧縮エア)の供給源(図示略)が接続され、出力ポート13には、配管を介してエアシリンダー等の流体圧機器(図示略)が接続され、排出ポート14には、排気用配管等(図示略)が接続されるようになっている。また、ボディ11には、上記側面と直交する側面(図1における右面)に開口する丸穴状の弁穴15、及び弁穴15と反対側の側面(図1における左面)に開口する丸穴状の鉄心穴16が同軸上に形成されるとともに、弁穴15と鉄心穴16との間の隔壁17にはこれらを連通する複数(本実施形態では、2つ)の貫通孔18が形成されている。さらに、ボディ11には、弁穴15と供給ポート12とを連通する供給通路21、弁穴15と出力ポート13とを連通する出力通路22、及び弁穴15と排出ポート14とを連通する排出通路23が形成されている。
弁穴15の開口部には、略円柱状のプラグ25が固定されている。そして、プラグ25の先端(図1における左端)には、略円筒状の筒状部26が形成されており、この筒状部26により弁穴15内に弁室27が区画されている。なお、プラグ25の外周には、供給通路21と出力通路22との間、及び出力通路22と弁穴15の開口部との間をシールするOリング等のシール部材28,29が装着されている。
また、プラグ25には、供給通路21と弁室27とを連通する供給通路31が形成されている。この供給通路31は、筒状部26の底面に開口しており、該供給通路31の開口周囲には弁座としての供給弁座32が形成されている。一方、ボディ11に形成された排出通路23は、弁穴15の底面に開口しており、該排出通路23の開口周囲には排出弁座33が形成されている。これにより、弁室27には、互いに対向する位置に供給弁座32及び排出弁座33が設けられている。なお、筒状部26には、出力通路22と弁室27とを連通する連通孔34が形成されている。
弁室27には、略円柱状の弁体41が供給弁座32及び排出弁座33に対して接離可能に収容されている。また、弁室27には、弁体41を供給弁座32から離間する方向(図1における左側)に付勢する弁付勢部材としての弁バネ42、及び弁体41と一体移動可能に該弁体41を保持する弁ガイド43が収容されている。なお、本実施形態の弁バネ42は、コイルバネにより構成されている。弁ガイド43は、弁体41を保持する筒状の保持部44と、保持部44から鉄心穴16側に延出される複数(本実施形態では、2つ)の足部45とを有している。各足部45は、貫通孔18を介して鉄心穴16内、すなわち弁室27の外部に突出している。なお、図1における下側に配置された足部45と排出通路23とは互いに異なる高さ位置(紙面直交方向における位置)に形成されているが、説明の便宜上、同一の断面内に示し、隔壁17の該足部45近傍には周囲と異なるハッチングを付している。
そして、弁体41が排出弁座33に押し付けられた状態(着座した状態)では、供給通路21,31が開放されるとともに排出通路23が閉鎖され、弁室27を介して供給ポート12と出力ポート13とが連通する。一方、弁体41が供給弁座32に着座した状態では、供給通路31が閉鎖されるとともに排出通路23が開放され、弁室27を介して出力ポート13と排出ポート14とが連通する。このように弁部2では、各ポート12〜14間の連通状態を切り換えることにより作動流体の流路を切り換えるようになっている。
次に、ソレノイド部の構成について説明する。
ソレノイド部3は、ボディ11の鉄心穴16が開口する側面に固定された磁性材料からなる磁気カバー51を備えている。磁気カバー51の内側には、鉄等の磁性材料からなる略円柱状の固定鉄心52と、固定鉄心52の外周に絶縁部材53a及び絶縁テープ53bを介して巻回される励磁コイル54とが固定されている。また、ソレノイド部3は、ボディ11の鉄心穴16内において固定鉄心52に対して接離可能に収容される可動鉄心55を備えている。なお、本実施形態では、ボディ11と固定鉄心52及び絶縁部材53aとの間には、弾性材料からなるシート状の緩衝部材56が介在されるとともに、シール部材57によって気密にシールされている。
可動鉄心55は、固定鉄心52側が開口した有底円筒状に形成されており、可動鉄心55の筒部61内には、略円柱状の受け部材62が収容されている。なお、本実施形態の可動鉄心55は鉄等の磁性材料からなり、受け部材62は樹脂材料からなる。そして、可動鉄心55の軸方向長さは、鉄心穴16の軸方向長さよりも短く形成され、受け部材62の軸方向長さは、可動鉄心55の筒部61の軸方向長さよりも短く形成されている。これにより、可動鉄心55は、鉄心穴16内で固定鉄心52に対して接離可能となっている。
可動鉄心55の底部65には、上記ボディ11の貫通孔18と対向する位置に複数(本実施形態では、2つ)の挿通孔66が形成されている。そして、貫通孔18を介して鉄心穴16に突出した上記弁ガイド43の足部45は、挿通孔66を介して可動鉄心55の筒部61内に挿通されている。受け部材62の底部65側の端部は、筒部61の内径よりも僅かに小さな外径を有しており、受け部材62は、軸方向において足部45及び底部65と対向している。
固定鉄心52(緩衝部材56)と可動鉄心55との間には、受け部材62を介して可動鉄心55を固定鉄心52から離間する方向(図1における右側)に付勢する鉄心付勢部材としての鉄心バネ67が設けられている。なお、本実施形態の鉄心バネ67は、コイルバネにより構成されている。そして、鉄心バネ67の付勢力F1は、弁バネ42の付勢力F2よりも大きく設定されている。これにより、受け部材62は、鉄心バネ67により付勢されることで、弁ガイド43を介して弁体41を供給弁座32に押し付けるようになっている。
なお、本実施形態では、弁ガイド43の足部45は、可動鉄心55が固定鉄心52に吸引され、弁バネ42が弁体41を排出弁座33に押し付けた状態で受け部材62との間に隙間が形成されるとともに、受け部材62が弁ガイド43を介して弁体41を供給弁座32に押し付けた状態で、可動鉄心55の底部65とボディ11の隔壁17との間に該可動鉄心55が軸方向に移動可能な隙間が形成されるような長さを有している。
次に、本実施形態の電磁弁の動作について説明する。
図2(a)に示すように、励磁コイル54への通電時には、可動鉄心55が鉄心バネ67の付勢力F1に抗して固定鉄心52側に吸引されており、弁体41が弁バネ42に付勢されて排出弁座33に押し付けられることで、供給ポート12と出力ポート13とが弁室27を介して相互に連通する。なお、このとき、同図に示すように弁ガイド43の足部45と受け部材62との間には隙間が形成される。
続いて、励磁コイル54への通電を停止すると、受け部材62は鉄心バネ67によって固定鉄心52から離間する方向に付勢されることで、可動鉄心55の底部65を押圧して該可動鉄心55と一体で移動し、図2(b)に示すように、受け部材62が弁ガイド43の足部45に当接する。そして、受け部材62は、弁ガイド43と一体で弁体41を供給弁座32側に移動させつつ、固定鉄心52から離間する方向に移動し、図2(c)に示すように、可動鉄心55がボディ11の隔壁17に当接するよりも先に、弁体41を供給弁座32に押し付ける。これにより、受け部材62は停止するのに対し、可動鉄心55は停止せず、弁ガイド43及び弁体41には、これら弁ガイド43及び弁体41と、受け部材62との運動エネルギーに応じた衝撃のみが作用する。なお、このとき、同図に示すように底部65と隔壁17との間には隙間が形成される。
その後、図2(d)に示すように、可動鉄心55のみが移動し、図2(e)に示すように、可動鉄心55は隔壁17に衝突することで停止する。これにより、排出ポート14と出力ポート13とが弁室27を介して相互に連通した状態となる。なお、励磁コイル54への通電を開始すると、可動鉄心55は電磁力により固定鉄心52側に吸引されるとともに弁バネ42の付勢力F2により固定鉄心52側に押し付けられる。そして、底部65が受け部材62を押圧することで、可動鉄心55が鉄心バネ67の付勢力F1に抗して固定鉄心52側に移動するとともに、弁体41が弁バネ42に付勢されて排出弁座33に押し付けられる(図2(a)参照)。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)可動鉄心55の底部65に軸方向に貫通して足部45が挿通される挿通孔66を形成し、筒部61内に軸方向において足部45及び底部65と対向するとともに鉄心バネ67に付勢される受け部材62を収容した。そのため、上記のように受け部材62が弁ガイド43及び弁体41を押圧し、可動鉄心55は弁ガイド43及び弁体41を押圧せず、励磁コイル54への通電を停止した際に、受け部材62の運動エネルギーのみが弁ガイド43及び弁体41に伝達される。ここで、受け部材62は、励磁コイル54への通電時において、可動鉄心55が固定鉄心52に吸引されることで該固定鉄心52側に吸引されることから、該受け部材62自体が吸引される必要がない。そのため、受け部材62に磁路面積を確保せずともよく、該受け部材62を小型化することが可能であり、その質量を十分に小さくすることができる。したがって、受け部材62がその運動エネルギーを保ったまま弁ガイド43及び弁体41を押圧しても、弁体41が供給弁座32に着座する時にこれら弁ガイド43及び弁体41に作用する衝撃を小さくすることができる。これにより、弁ガイド43及び弁体41の摩耗を軽減して耐久性を高めることができる。なお、ボディ11の可動鉄心55との対向面が摩耗しても、弁体41と供給弁座32又は排出弁座33との間のシール性には影響がなく、電磁弁1の耐久性にはほとんど影響しない。
上記構成では、鉄心バネ67の付勢力F1は弁バネ42の付勢力F2よりも大きければよいため、従来(図4参照)のように緩衝バネを設ける場合に比べ、鉄心バネ67の付勢力F1を小さく設定することが可能になり、可動鉄心55を吸引する吸引力を小さくして励磁コイル54での消費電力の低減を図ることができる。また、可動鉄心55の内周にのみ鉄心バネ67を配置すればよいため、可動鉄心55の径方向に電磁弁1が大型化することを抑制しつつ、可動鉄心55の筒部61を厚肉化して十分な磁路面積を確保することがでる。さらに、緩衝バネを廃止して構成の簡素化を図ることができる。
(2)受け部材62を樹脂材料により構成したため、例えば金属材料により構成する場合に比べ、該受け部材62を軽量化することができ、より一層、弁ガイド43及び弁体41の摩耗を軽減して耐久性を高めることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態において、受け部材62が弁ガイド43を介して弁体41を供給弁座32に押し付けた状態で、可動鉄心55を固定鉄心52から離間する方向に付勢するようにしてもよい。図3に示す例では、受け部材62と可動鉄心55の底部65との間に板バネ等からなる補助鉄心付勢部材としての補助鉄心バネ71が配置されている。この構成によれば、弁体41が供給弁座32に押し付けられた状態で、補助鉄心バネ71により可動鉄心55がボディ11に押し付けられるため、この状態で可動鉄心55ががたつくことが抑制され、異音の発生を防止できる。なお、補助鉄心バネ71は、弁バネ42の付勢力F2よりも小さくてもよいため、上記従来の構成に比べ、鉄心バネ67の付勢力F1が大きくならない。
また、図3に示す例に限らず、例えば補助鉄心バネ71は、固定鉄心52と可動鉄心55の筒部61との間に配置してもよい。
・上記実施形態では、弁付勢部材としての弁バネ42をコイルバネにより構成したが、これに限らず、例えば皿バネ等の他のバネ部材により構成してもよい。また、バネ部材に限らず、弁付勢部材をゴム材料からなる弾性体等により構成してもよい。同様に、鉄心バネ67及び補助鉄心バネ71を他のバネ部材や弾性体等により構成してもよい。
・上記実施形態では、受け部材62を樹脂材料により構成したが、これに限らず、例えば金属材料等により構成してもよい。
・上記実施形態では、弁体41、固定鉄心52及び可動鉄心55を円柱状に形成したが、これに限らず、楕円柱状や多角柱状等の他の柱状に形成してもよい。
・上記実施形態において、弁ガイド43の足部45、ボディ11の貫通孔18、及び可動鉄心55の挿通孔66の数は、1つ又は3つ以上でもよく、その数は適宜設定可能である。
・上記実施形態では、本発明をボディ11に供給ポート12、出力ポート13及び排出ポート14の3つが形成された電磁弁1に適用したが、これに限らず、ポートの数が2つ、あるいは4つのものに適用してもよい。
1…電磁弁、2…弁部、3…ソレノイド部、11…ボディ、12…供給ポート、13…出力ポート、14…排出ポート、15…弁穴、16…鉄心穴、18…貫通孔、25…プラグ、27…弁室、32…供給弁座、33…排出弁座、41…弁体、42…弁バネ、43…弁ガイド、45…足部、52…固定鉄心、54…励磁コイル、55…可動鉄心、61…筒部、62…受け部材、65…底部、66…挿通孔、67…鉄心バネ、71…補助鉄心バネ。

Claims (2)

  1. 弁室及び該弁室に連通する複数のポートが形成されたボディ、前記弁室内に収容されるとともに該弁室に設けられた弁座に対して接離することにより前記各ポート間の連通状態を切り換える弁体、前記弁体と一体移動可能に設けられるとともに前記弁室の外部に突出する足部が形成された弁ガイド、及び前記弁体を前記弁座から離間する方向に付勢する弁付勢部材を有する弁部と、
    外周に励磁コイルが配置される固定鉄心、前記固定鉄心に対して接離可能に配置される可動鉄心、及び前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間する方向に付勢する鉄心付勢部材を有するソレノイド部と、を備えた電磁弁であって、
    前記可動鉄心は、前記固定鉄心側に開口する有底筒状に形成され、
    前記可動鉄心の底部には、軸方向に貫通して前記足部が挿通される挿通孔が形成され、
    前記可動鉄心の筒部内には、軸方向において前記足部及び前記底部と対向するとともに前記鉄心付勢部材に付勢される受け部材が収容されたことを特徴とする電磁弁。
  2. 請求項1に記載の電磁弁において、
    前記受け部材が前記弁ガイドを介して前記弁体を前記弁座に押し付けた状態で、前記可動鉄心を前記固定鉄心から離間する方向に付勢する補助鉄心付勢部材を備えたことを特徴とする電磁弁。
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