JP2008157352A - 電磁弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】電磁弁の励磁コイルの消磁に伴って、復帰スプリングの付勢力により可動鉄心がその〔質量〕×〔速度〕2/2のエネルギーで弁体を弁座に押しつけるのを防止する。
【解決手段】対向配置した弁座40,41への圧接によりポート間の連通を切り換える弁体37を電磁操作部10により駆動する電磁弁において、可動鉄心16の外周に摺動自在に環状のキャップ18を嵌合し、該キャップは、復帰スプリング19により上記弁体側に向けて付勢され、且つ該可動鉄心の先端部に設けた段差部に対向する段差部を有し、両段差部の当接により、可動鉄心に対し上記復帰スプリングによる付勢方向に相対移動不能に形成されている。弁ばね49により付勢されている弁体の保持部材45にプッシュロッド45aを設け、該プッシュロッドの先端部を上記キャップの先端面に対向させ、可動鉄心とは無関係に復帰スプリングの付勢力で弁体を切換駆動する。
【選択図】図2(a)

Description

本発明は、弁ボディ内にポート間の連通を切り換える弁体を備えた切換弁部と、励磁コイルの励磁及び消磁による可動鉄心の駆動で前記弁体を各切換位置に移動させる電磁操作部とを有する電磁弁に関するものである。
特許文献1に示されているように、弁ボディ内にポート間の連通を切り換える弁体を備えた切換弁部と、励磁コイルの励磁及び消磁による可動鉄心の駆動で前記弁体を各切換位置に移動させる電磁操作部とを有する電磁弁において、対向配置した一対の弁座を有する弁室内に、弁ばねにより可動鉄心側の弁座に接する切換位置に向けて付勢された弁体を配設し、該弁体の保持部材に設けたプッシュロッドの先端部を上記可動鉄心の先端面に当接させ、復帰スプリングにより復帰駆動される該可動鉄心によりプッシュロッドを介して弁体を切り換えるようにしたものは、従来から公知である。なお、該電磁弁では、可動鉄心の先端部外周にキャップを圧入により固定し、該キャップを介して可動鉄心に復帰スプリングの付勢力を作用させている。
前記従来の電磁弁では、励磁コイルが励磁されているときは、復帰スプリングの付勢力に抗して作用する励磁コイルの吸着力により、可動鉄心が固定鉄心側に吸着され、励磁コイルが消磁されると、復帰スプリングの付勢力により可動鉄心及びプッシュロッドを介して弁体が駆動され、その際、可動鉄心の〔質量〕×〔速度〕2/2のエネルギーが、プッシュロッドを介して弁体に作用し、その力で弁体が弁座に衝突するが、可動鉄心の質量が大きいばかりでなく、その速度が大きくなるので、該弁体を弁座に衝突させる上記エネルギーが必要以上に大きくなり、該弁体が圧縮による変形を起こし、弁体の圧縮永久歪が増大してその寿命が低下する。
特開2004−156709号公報
本発明は、上記電磁弁において、励磁コイルの消磁により復帰スプリングの付勢力で弁体が弁座に当たるとき、可動鉄心の〔質量〕×〔速度〕2/2のエネルギーで該弁体が弁座に衝突することがないようにして、該弁体の寿命低下を防ぐことを課題とするものである。
上記課題を解決するため、本発明によれば、弁ボディ(31)内に、対向配置した弁座(40,41)への圧接によりポート間の連通を切り換える弁体(37)を備えた切換弁部(30)と、励磁コイル(14)の励磁及び消磁による可動鉄心(16)の駆動で前記弁体を各切換位置に移動させる電磁操作部(10)とを有する電磁弁であって、可動鉄心(16)の外周に摺動自在に嵌合された環状のキャップ(18)を備え、該キャップ(18)は、復帰スプリング(19)により切換弁部の弁体側に向けて付勢され、且つ該可動鉄心の先端部に設けた段差部(16b)に対向する段差部(18b)を有していて、両段差部の当接により、可動鉄心に対し上記復帰スプリング(19)による付勢方向に摺動不能に形成されており、弁ばね(49)により可動鉄心側の切換位置に向けて付勢されている弁体(37)の保持部材(45)にプッシュロッド(45a)を設けて、該プッシュロッドの先端部を上記キャップの先端面に対向させ、上記復帰スプリングの付勢力がキャップ及び保持部材のブッシュロッドを介して弁体に作用するように構成したことを特徴とする電磁弁が提供される。
また、本発明によれば、上記構成に加えて、上記可動鉄心の横断面の外形が二つの半円とそれらの間を略直線で結ぶ長円形であり、前記プッシュロッドの先端部を、該可動鉄心における上記横断面の略直線の部分の外側でキャップの先端面に当接させていることを特徴とする電磁弁が提供される。
上記プッシュロッドは、できるだけ可動鉄心の中心軸線に近い位置でキャップの先端面に当接させるのが、電磁弁の大型化を防ぐために有効であり、上記プッシュロッドの先端部を断面長円形の可動鉄心における略直線の部分の外側でキャップの先端面に当接させる構成は、電磁弁の小型化に有効なものである。
同様に、本発明によれば、横断面の外形が二つの半円とそれらの間を略直線で結ぶ長円形である上記可動鉄心の先端部において、上記横断面の半円形の部分の外側に突出部を設けて、その突出部の固定鉄心側端を前記可動鉄心の先端部の段差部とし、上記キャップが該段差部に対向する段差部を有している電磁弁が提供される。
更に、本発明によれば、上記電磁弁の構成に加えて、前記弁ボディに、励磁コイルの消磁により復帰スプリングの付勢力で可動鉄心が固定鉄心から離間するときに、可動鉄心の先端面が衝突する衝突面を形成していることを特徴とする電磁弁が提供される。
これにより、上記キャップ及びプッシュロッドを介して弁体を弁座に押圧する復帰スプリングの付勢力が、可動鉄心が該衝突面に当接した状態において、弁体を弁座に圧接するように構成されている。
同様に、本発明によれば、前記固定鉄心と可動鉄心との対向面にそれぞれあるいは一方に設けたスプリング受孔間にコイルスプリングが介装されている電磁弁が提供される。
このように、固定鉄心と可動鉄心との対向面間にコイルスプリングを介装すると、プッシュロッドを介して弁体を駆動するために前記キャップに対して付勢力を付与する前記復帰スプリングを、弁体の駆動に適した付勢力を有するものとし、可動鉄心の復帰に要する付勢力の不足分を上記コイルスプリングに負担させることができ、そのため、弁体の寿命の改善を行いながら、電磁弁の応答性も適切に設定することができる。
本発明によれば、励磁コイルの消磁によって復帰スプリングが伸長するとき、復帰スプリングの付勢力がキャップを介して可動鉄心に伝えられると同時に、キャップからプッシュロッドを介して弁体に伝えられ、可動鉄心に伝えられた力が弁体に伝えられることはないので、弁体が弁座に当たるとき、可動鉄心の〔質量〕×〔速度〕2/2のエネルギーで該弁体が弁座に衝突することがなく、該弁体の寿命の低下を防ぐことができる。
図1(a)〜図6は、本発明に係る電磁弁の第1実施例を示し、それらの図中、図1(a)及び図2(a)は電磁操作部における励磁コイルの消磁時の状態を、図3(a)及び図4(a)は同励磁コイルの励磁時の状態を示している。そして、この電磁弁は、大きく分けると電磁操作部10及び切換弁部30から構成されている。
上記電磁操作部10は、横断面が長方形で、頂部12a(図1(a)及び図2(a)の左端)が閉じられている磁気カバー12を備えている。そして、この頂部12aの内面にシール部材20aを介して接する環状のボビン13が該磁気カバー12内に配設され、該ボビン13には励磁コイル14が巻回され、その励磁コイル14の両端は図示を省略したコイル端子に接続されている。ボビン13の中心孔13a内においては、固定鉄心15がそのフランジ部15aを磁気カバー12の頂部12a内面に接触させて配設され、該フランジ部15aをボビン13と磁気カバー12の頂部12aの間に挟持させている。また、ボビン13の中心孔13a内には、上記固定鉄心15に接離する方向に摺動自在に可動鉄心16が嵌挿されている。
上記磁気カバー12の開口端側には、ボビン13にシール部材20bを介して当接されたところの、該磁気カバー12と可動鉄心16との間の磁路を形成するための環状の磁気プレート17が配設され、切換弁部30における弁ボディ31の係合凹部に対して磁気カバー12の開口端をかしめ部12bにおいてかしめ付けることにより、上記ボビン13及び磁気プレート17を磁気カバー12内に圧接状態で固定している。なお、磁気カバー12、磁気プレート17及び弁ボディ31の三者間にはシール部材21を配設している。
上記ボビン13の中心孔13aと磁気プレート17の内孔は同一形状であり、これらの孔に上記可動鉄心16が摺動自在に嵌挿され、その先端が磁気プレート17から外側に突出している。上記固定鉄心15及び可動鉄心16の横断面の外形は、基本的には、二つの半円とそれらの間を略直線で結ぶ長円形であり、これらと接するボビン13の中心孔13a及び磁気プレート17の内孔の断面も同じ長円形である。
一方、切換弁部30における弁ボディ31の一側面には、図1(a)及び図3(a)に示すように、外面に開口する供給ポートP、出力ポートA及び排出ポートRが、電磁操作部10の取付端とは反対側端から順次開設されている。また、上記弁ボディ31には、可動鉄心16の中心軸線上において、電磁操作部10の取付端とは反対側端から装着孔32が形成され、該装着孔32に弁座ブロック33が装着されて、エンドプレート34により押さえられている。このエンドプレート34は、図2(a)に示すように、その両端部がコ字状に折り曲げられ、その両端を弁ボディ31に設けた挿入溝35に挿入することにより弁ボディ31に固定されるものである。
弁ボディ31の上記装着孔32における弁座ブロック33の内側には弁室36が形成され、この弁室36内に保持部材45に保持させたポペット形の弁体37を収容している。そして、弁ボディ31及び弁座ブロック33内には、前記供給ポートPと弁室36とを連通させ、しかも弁座ブロック33における弁室36への開口部が供給弁座40となっている供給通路38を形成している。なお、装着孔32に嵌入した弁座ブロック33の外周における上記供給通路38の両側に、それぞれ環状溝を設け、それらの環状溝にそれぞれパッキン42a,42bを装着している。また、弁座ブロック33の供給ポートPには、必要に応じてフィルタ50が装着される。
また、弁ボディ31には、前記排出ポートRと弁室36とを連通させ、しかも弁室36への開口部が排出弁座41となっている排出通路39を形成している。そして、弁室36において、上記供給弁座40と排出弁座41とは、可動鉄心16の中心軸線上において対向位置にあり、供給弁座40と排出弁座41との間に前記ポペット形の弁体37が位置している。これにより、該弁体37は、対向配置した弁座40,41のいずれかへの圧接により前記ポート間の連通を切り換えるように構成されている。更に、弁室36の側面は出力通路43を介して出力ポートAに連通させている。
弁ボディ31における電磁操作部10側の端面の中央部には、断面が円形の凹部44が形成され、この凹部44によって磁気プレート17から突出する可動鉄心16及びその先端に嵌合された環状のキャップ18を収容するための空間が形成されている。
上記キャップ18は、可動鉄心16の外周に摺動自在に嵌合されたものであり、可動鉄心16の横断面の外形が二つの半円とそれらの間を略直線で結ぶ長円形であるため、このキャップ18における可動鉄心の嵌合孔18cも、微小間隙を介して該可動鉄心が嵌入するほぼ同形状に形成されているが、このキャップ18の内面には、図1(b)、図3(b)を参照して後述するように、可動鉄心16の先端部に設けた段差部16bに対向する段差部18bを有していて、両段差部16b,18bの当接により、キャップ18が可動鉄心16に対して切換弁部30側に抜ける方向には相対移動しないように形成されている。
即ち、上記可動鉄心16は、その横断面に二つの上記半円形の部分を有しているが、該可動鉄心16の先端部における上記半円形の部分の外側に、図1(b)、図3(b)に明瞭に示すように、可動鉄心16の中心軸線に対して垂直方向に突出する突出部16aを一体に設けて、その突出部16aの固定鉄心15側端を該可動鉄心の先端部の段差部16bとし、一方、上記キャップ18における嵌合孔18cの先端側内面には、上記突出部16aと相互に嵌合する凹部18aが形成され、該凹部18aの上記突出部16aにおける段差部16bに対向する部分を、キャップ18における段差部18bとしている。従って、両段差部16b,18bの当接により、キャップ18が可動鉄心16に対して切換弁部30側に相対移動しないように形成されている。
一方、上記キャップ18は、その先端部の外側にフランジ部18dが形成され、磁気プレート17との間に縮設した復帰スプリング19により、切換弁部30の弁体37側に向けて付勢されている。従って、励磁コイル14の消磁により復帰スプリング19の付勢力で可動鉄心16が固定鉄心15から離間する方向に駆動されるときに、上記両段差部16b,18bの当接により上記復帰スプリング19の付勢力がキャップ18を介して可動鉄心16には伝達されるが、可動鉄心16の運動エネルギーがキャップ18に伝達されることはない。
また、図2(a)、図4(a)に示すように、前記弁ボディ31における電磁操作部10側の端面の凹部44により形成される空間と弁室36との間には、前記排出通路39の両側に位置させて弁ボディ31を貫通する一対のガイド孔46aが設けられ、これらのガイド孔46aに弁体37の保持部材45に設けた一対のプッシュロッド45aを挿通している。上記弁体37は、弁室36において供給弁座40の外側に設けた環状の支持溝48との間に介装した弁ばね49により、排出弁座41に向けて、即ち可動鉄心側の切換位置に向けて付勢されている。
そして、上記プッシュロッド45aは、その先端部を上記可動鉄心16の横断面の二つの半円間を結ぶ略直線の部分の外側に位置するキャップ18の先端面18eに当接させ、復帰スプリング19の付勢力によりによりキャップ18を介して復帰駆動するようにしている。但し、図示の第1実施例では、プッシュロッド45aの先端部に可動鉄心16の先端面と対向する部分が存在するので、図2(b)に明瞭に示すように、その部分を可動鉄心16に当接させないようにする切欠45bを、プッシュロッド45aの先端に形成している。この切欠45bの存在により、プッシュロッド45aの先端部はキャップ18の先端面18eにのみ当接することになる。
また、図1(a)及び図1(b)に示すように、凹部44の内底面44aには、可動鉄心16側に向かって突出する平坦な衝突面54が形成され、該衝突面54の外周は可動鉄心16の先端面の外周面よりも内側に位置している。これにより、励磁コイル14の消磁で固定鉄心15と可動鉄心16間の吸着力がなくなり、復帰スプリング19が伸長するとき、通常は、弁体37によりポート間の連通を切り換えた後に、可動鉄心16の先端面が衝突面54に衝突し、可動鉄心16の移動は停止する。そして、可動鉄心16が上記衝突面54に当接した状態において、上記キャップ18及びプッシュロッド45aを介して弁体37を供給弁座40側に押圧する復帰スプリング19の付勢力が、弁体37を供給弁座40に圧接するように構成されている。そのため、可動鉄心16の先端面が衝突面54に当接しているときには、可動鉄心16の段差部16bとキャップ18の段差部18bとの間に間隔が存在している。
次に、上記第1実施例の操作について説明する。
図3(a)〜図4(b)に示すように、励磁コイル14が励磁されているときは、固定鉄心15と可動鉄心16との間に吸着力が発生し、この吸着力により復帰スプリング19の付勢力に抗して可動鉄心16が固定鉄心15側に吸着されている。そのため、弁体37が弁ばね49の付勢力により排出弁座41に当接して、弁室36と排出ポートRとの連通を遮断し、供給ポートPと出力ポートAとを連通させ、供給ポートPからの圧縮空気が弁室36、出力通路43及び出力ポートAを経て出力される。
励磁コイル14が消磁されると、該励磁コイル14による固定鉄心15と可動鉄心16との間の吸着力が消失し、電磁弁の切り換え状態が、図3(a)〜図4(b)に示す状態から図1(a)〜図2(b)に示す状態に切り換えられ、復帰スプリング19が弁ばね49の付勢力に抗して伸長することにより、キャップ18及び可動鉄心16を切換弁部30側へ移動させ、可動鉄心16はその先端面が衝突面54に衝突して停止するが、供給弁座40は弁体37に作用する該復帰スプリング19の付勢力で閉じられる。その結果、供給ポートPと弁室36との連通が遮断され、出力ポートAと排出ポートRとが連通され、出力ポートA側の圧縮空気は弁室36及び排出ポートRを通って大気に排出される。
図7は、本発明の第2実施例の電磁弁を示す。この第2実施例は、第1実施例と同様に構成された固定鉄心15と可動鉄心16との対向面に、それぞれ、スプリング受孔60,61を設け、それらの間にコイルスプリング62を介装している。図7では、固定鉄心側のスプリング受孔60の深さと可動鉄心側のスプリング受孔61の深さをほぼ同一にしているが、その一方の深さを他方の深さに比して大きく、或いは小さくすることもできる。この第2実施例のその他の構成は第1実施例と実質的に変わるところがない。
このように、固定鉄心15と可動鉄心16との対向面間にコイルスプリング62を介装すると、プッシュロッド45aを介して弁体37を駆動するために前記キャップ18に対して付勢力を付与する前記復帰スプリング19を、弁体37の駆動に適した付勢力を有するものとし、可動鉄心16の復帰に要する付勢力の不足分を上記コイルスプリング62に負担させることができ、そのため、弁体37の寿命の改善を行いながら、電磁弁の応答性も適切に設定することができる。
この第2実施例のその他の構成及び作用は第1実施例と同様である。そのため、図7においては、第1実施例と同一または対応する主要な部材に第1実施例と同一の符号を付して、それらの説明は省略する。
本発明の第1実施例における電磁操作部の消磁時の縦断面図である。 図1(a)の要部Bの部分拡大図である。 図1(a)のX−X矢示位置の断面図である。 図2(a)の要部Cの部分拡大図である。 本発明の第1実施例における電磁操作部の励磁時の縦断面図である。 図3(a)の要部Dの部分拡大図である。 図3(a)のY−Y矢示位置の断面図である。 図4(a)の要部Eの部分拡大図である。 本発明の第1実施例の電磁弁の分解斜視図である。 本発明の第1実施例の可動鉄心とキャップの分解斜視図である。 本発明の第2実施例の励磁時における上記図4(a)に対応する縦断面図である。
符号の説明
10 電磁操作部
14 励磁コイル
16 可動鉄心
16b 段差部
18 キャップ
18b 段差部
18d 突出部
18e 先端面
19 復帰スプリング
30 切換弁部
31 弁ボディ
37 弁体
40 供給弁座
41 排出弁座
45 保持部材
45a プッシュロッド
49 弁ばね
A,P,R ポート

Claims (5)

  1. 弁ボディ内に、対向配置した弁座への圧接によりポート間の連通を切り換える弁体を備えた切換弁部と、励磁コイルの励磁及び消磁による可動鉄心の駆動で前記弁体を各切換位置に移動させる電磁操作部とを有する電磁弁であって、
    可動鉄心の外周に摺動自在に嵌合された環状のキャップを備え、該キャップは、復帰スプリングにより切換弁部の弁体側に向けて付勢され、且つ該可動鉄心の先端部に設けた段差部に対向する段差部を有していて、両段差部の当接により、可動鉄心に対し上記復帰スプリングによる付勢方向に摺動不能に形成されており、
    弁ばねにより可動鉄心側の切換位置に向けて付勢されている弁体の保持部材にプッシュロッドを設けて、該プッシュロッドの先端部を上記キャップの先端面に対向させ、
    上記復帰スプリングの付勢力がキャップ及び保持部材のブッシュロッドを介して弁体を切換駆動するように構成した、
    ことを特徴とする電磁弁。
  2. 上記可動鉄心の横断面の外形が二つの半円とそれらの間を略直線で結ぶ長円形であり、前記プッシュロッドの先端部を、該可動鉄心における上記横断面の略直線の部分の外側でキャップの先端面に当接させている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 横断面の外形が二つの半円とそれらの間を略直線で結ぶ長円形である上記可動鉄心の先端部において、上記横断面の半円形の部分の外側に突出部を設けて、その突出部の固定鉄心側端を前記可動鉄心の先端部の段差部とし、上記キャップが該段差部に対向する段差部を有している、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁弁。
  4. 前記弁ボディに、励磁コイルの消磁により復帰スプリングの付勢力で可動鉄心が固定鉄心から離間したときに可動鉄心の先端面が衝突する衝突面を形成している、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電磁弁。
  5. 前記固定鉄心と可動鉄心との対向面にそれぞれあるいは一方に設けたスプリング受孔間にコイルスプリングが介装されている、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電磁弁。
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