JP2013147985A - インペラ、および回転機械 - Google Patents

インペラ、および回転機械 Download PDF

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Takanobu Hoshikawa
貴信 星川
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裕二郎 渡部
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Abstract

【課題】グリップ部の剛性を十分に確保しつつ、グリップ部の温度制御を容易にして、焼き嵌め時にグリップ部の加熱作業にかかる時間を短縮することができる。
【解決手段】軸線O回りに回動される回転軸5に対して、軸線O方向一側が焼き嵌めにより外嵌される固定部32と、該固定部32の軸線O方向の他側部32aから径方向外側に向かって延びる本体部35とを備えるディスク部30と、該ディスク部30の軸線O方向の他側面31から突出して設けられるブレード部40とを備え、グリップ部33の外周を覆い、グリップ部33が径方向外側へ変位するのを規制する規制部材60を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

この発明は、インペラ、および、インペラを備える回転機械に関するものである。
従来、遠心圧縮機等の回転機械にあっては、回転軸に対してインペラを焼き嵌めして固定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
インペラを回転軸に固定する方法としては、上述した焼き嵌めの他に、回転軸を熱収縮させてインペラを固定する冷やし嵌めや、回転軸とインペラ内周面とに対を成すキーおよびキー溝を形成して機械的に固定する方法が知られている。このようにインペラを回転軸に対して強固に固定することによって、回転軸の回転力をインペラに効率よく伝達することができると共に、回転時にインペラの背面側から作用するスラスト力や遠心力などによってインペラが移動して振動するのを防止することが可能となる。
図6(a),(b)は、従来のインペラ410を示している。インペラ410は、ディスク部430と、ブレード部440とを備えている。ディスク部430は、回転軸5に外嵌される略円筒状の固定部432と、固定部432の他側部432aからインペラの径方向外側に向かって延在する本体部435とを備えている。固定部432は、軸線O方向の一側部であるグリップ部433が回転軸5に対して焼き嵌めにより固定されている。
ブレード部440は、本体部435の軸線O方向の他側面431から、軸線O方向他側に向かって突出して形成されている。また、このブレード部440は、本体部435の周方向に所定の等間隔で複数形成されている。そして、このブレード部440の軸線O方向他側端には、円板状のカバー部450が設けられている。このカバー部450は、ブレード部440を軸線O方向他側から覆うようにして、ブレード部440に対して一体的に形成されている。
そして、軸線O方向における固定部432のグリップ部433が、回転軸5に焼き嵌めにより固定されることで、上記インペラ410が回転軸5に対して固定的に取り付けられている。
特開平9−42193号公報
ところで、上記インペラ410にあっては、焼き嵌め時に加熱する必要があり、その際にグリップ部433の温度制御が難しく、組み付け作業の作業時間が長時間化してしまうという課題がある。
上記温度制御を簡単化するためには、グリップ部433の肉厚を薄肉化することが考えられるが、このようにグリップ部433を薄肉化すると、当該グリップ部433の剛性が十分に得られず、回転時にグリップ部433の面圧が低下してインペラ410が振動してしまう虞がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、グリップ部の温度制御を容易にして、回転軸への着脱作業にかかる時間を短縮することができるとともに、回転時におけるグリップ部と回転軸との間の面圧を十分に確保して振動発生を防止することができるインペラ、および回転機械を提供するものである。
上記の課題を解決するために以下の構成を採用する。
この発明に係るインペラは、軸線回りに回動される回転軸に対して、前記軸線方向の一側部が焼き嵌めにより外嵌される固定部と、該固定部の前記軸線方向の他側部から径方向外側に向かって延びる本体部とを備えるディスク部と、
該ディスク部の前記軸線方向の他側面から突出して設けられるブレード部と、
前記グリップ部の外周面を覆い、前記グリップ部が径方向外側へ変位するのを規制する規制部材を備えることを特徴としている。
このようにすることで、インペラに倒れが生じない程度の剛性を確保可能な最低限の厚さまで固定部の厚さを薄肉化することができるため、グリップ部の熱容量を減少させて、グリップ部を迅速に昇温させることが可能となる。
また、薄肉化されたグリップ部を覆うように規制部材を設けていることで、スラスト力や遠心力によりグリップ部と回転軸との間の面圧が低下して浮き上がり等が生じるのを防止することができる。
さらに、規制部材とグリップ部とが別体で形成されていることで、規制部材からグリップ部へ熱伝達がし難くなり熱抵抗が大きくなるため、メンテナンス等によりインペラを回転軸から外す際には、迅速に規制部材を昇温させて、規制部材をグリップ部から取り外すことができる。
さらに、この発明に係るインペラは、上記インペラにおいて、前記規制部材が、前記グリップ部に対して焼き嵌めされていてもよい。
このようにすることで、グリップ部を覆う規制部材を単体で加熱すればよいので、加熱時間が短くなり、容易に規制部材をグリップ部へ装着することが可能となる。また、規制部材によってグリップ部を外周側から締め付けることができるので、回転時におけるグリップ部と回転軸との間の面圧低下をより一層防止することができる。
さらに、この発明に係るインペラは、上記インペラにおいて、前記規制部材は、前記グリップ部に対して螺合されていてもよい。
このようにすることで、焼き嵌めの場合と比較して加熱工程を省略できるので、容易に規制部材をグリップ部に取り付けることが可能となる。
さらに、この発明に係るインペラは、上記インペラにおいて、前記規制部材は、周方向で複数に分割形成され、溶接により一体化されていてもよい。
このようにすることで、規制部材をグリップ部に溶接によって容易に装着することが可能となる。
さらに、この発明に係る回転機械は、上記インペラを備えることを特徴としている。
このようにすることで、インペラの組み付け作業等にかかる作業時間を短縮することができると共に、回転時にインペラが振動するのを防止して、回転軸の回転力を効率よくインペラに伝達させることができる。
この発明によれば、グリップ部の温度制御を容易にして、回転軸への着脱作業にかかる時間を短縮することができるとともに、回転時におけるグリップ部と回転軸との間の面圧を十分に確保して振動発生を防止することができる効果がある。
この発明の第一実施形態における遠心圧縮機の縦断面図である。 上記遠心圧縮機を構成するインペラの縦断面図である。 上記図2におけるインペラのグリップ部近傍の部分拡大図である。 この発明の第二実施形態における図2に相当する縦断面図である。 この発明の第三実施形態におけるグリップ部近傍の図であり、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。 従来のインペラにおけるグリップ部近傍の図であり、(a)は図2に相当する縦断面図、(b)は(a)の部分拡大図である。
次に、この発明の第一実施形態におけるインペラ、および回転機械について図面を参照して説明する。
図1は、この実施形態の回転機械である遠心圧縮機100の概略構成を示す構成図である。
図1に示すように、遠心圧縮機100のケーシング105には、ジャーナル軸受105aおよびスラスト軸受105bを介して回転軸5が軸支されている。の回転軸5は、軸線O回りに回動される。回転軸5には、複数のインペラ10が軸線O方向に並んで取り付けられている。各インペラ10は、回転軸5の回転による遠心力を利用してケーシング105に形成された上流側の流路104から供給されるガスGを下流側の流路104へと段階的に圧縮して流す。
ケーシング105には、回転軸5の軸線O方向の一側(図1における左側)に、外部からガスGを流入させるための吸込口105cが形成されると共に、軸線O方向の他側(図1における右側)に、外部へガスGを流出させるための排出口105dが形成されている。
上記遠心圧縮機100の構成により、回転軸5が回転すると、吸込口105cからガスGが流路104内に流入して、軸線O方向に並んで取り付けられた複数のインペラ10によって段階的に圧縮される。そして、この圧縮されたガスGが、排出口105dから排出される。なお、図1においては、回転軸5にインペラ10が直列に6個設けられた一例を示しているが、インペラ10は、回転軸5に対して少なくとも1個設けられていればよい。以下の説明では、説明を簡単化するために、回転軸5にインペラ10が1個設けられている場合を例にして説明する。
図2に示すように、インペラ10は、いわゆるクローズドインペラである。インペラ10は、回転軸5に対して外嵌されるディスク部30と、このディスク部30の軸線O方向の他側面31から突出して設けられた複数のブレード部40と、ブレード部40に対して一体的に形成されるとともに、ブレード部40を軸線O方向の一側から覆うように形成されたカバー部50とを備えている。そして、これらディスク部30とブレード部40とカバー部50とによって上述した流路104の一部が構成されている。
ブレード部40は、略一定の板厚で形成されてディスク部30の他側面31から軸線O方向の他側に向かって突出して形成されている。このブレード部40は、ディスク部30の他側面31において周方向に等間隔で複数配列されている。また、ブレード部40は、側面視で径方向外側に向かってやや先細り形状とされている。
カバー部50は、軸線O方向の一側面50aがブレード部40の他側縁40aに取付られている。このカバー部50は、径方向外側の厚さ寸法がやや薄い板状に形成されている。カバー部50は、径方向における内側部が、軸線O方向他側に向かって湾曲して形成されている。
ディスク部30は、回転軸5に対して外嵌される略円筒状の固定部32と、固定部32の軸線O方向における他側部32aから、径方向外側に向かって延在する略円板状の本体部35とを備えている。本体部35は、上記カバー部50と同様に、径方向の内側部が軸線O方向他側に向かって湾曲して形成されている。
図3を併せて参照し、固定部32は、その軸線O方向の一側部であり、回転軸5に対して固定されるグリップ部33を備えている。このグリップ部33は、その内径が、回転軸5の外径よりも僅かに小径に形成され、回転軸5に対して焼き嵌めにより固定されている。また、固定部32は、グリップ部33よりも軸線O方向他側に、非グリップ部34を備えている。非グリップ部34は、その内径が、回転軸5の外径よりも僅かに大径に形成されて回転軸5に隙間嵌めされている。
グリップ部33と非グリップ部34とは、互いの外周面33b,34bが面一に形成されている。そして、グリップ部33の厚さt1と非グリップ部34との厚さt2は、インペラの高速回転時などに、インペラに作用するスラスト力および遠心力によって変形して上記本体部35が軸線O方向他側に倒れ込むことがない十分な剛性が確保されるように設定されている。
グリップ部33には、その外周面33bを覆うように略円筒状の規制部材60が取り付けられている。規制部材60は、その内径がグリップ部33の外径よりも僅かに小さく形成されてグリップ部33の外周に焼き嵌めにより固定されている。この規制部材60は、グリップ部33と同等の厚さt3を有している。そして、規制部材60は、グリップ部33の外周面33b全域を覆うように、その軸線O方向における長さ寸法が、少なくとも軸線O方向におけるグリップ部33の長さ寸法L1以上に設定されている。
この実施形態におけるインペラ10および、インペラ10を備えた遠心圧縮機100は上記構成を備えており、次に、インペラ10を回転軸5へ取り付ける手順について説明する。
まず、ディスク部30と、ブレード部40と、カバー部50とを溶接や切削等により一体的に形成する。
次いで、固定部32のグリップ部33をバーナー等により加熱して、グリップ部33の内径が回転軸5の外径よりも大径となるまで熱膨張させる。
この際、固定部32においては、グリップ部33の厚さt1を従来のグリップ部433の厚さt41(図6(b)参照)よりも薄肉に形成されているため、この薄肉に形成されている分だけ、グリップ部33の熱容量が減少して、グリップ部33の迅速な昇温が可能となっている。
次に、熱膨張させたグリップ部33内に回転軸5を挿通させてインペラ10を所定の取付位置に配置させる。そして、固定部32のとりわけグリップ部33を、自然冷却等により温度低下させて熱収縮させる。すると、グリップ部33の内周面33aと回転軸5の外周面5aとの面圧が上昇して、グリップ部33が回転軸5を外周側から締め付ける状態となる。その結果、グリップ部33が回転軸5に固定される。
その後、規制部材60をバーナー等により加熱して、その内径がグリップ部33の外径よりも大きくなるまで熱膨張させる。規制部材60の内孔にグリップ部33を挿通して、グリップ部33の外周面33bが規制部材60によって外側から覆われた状態とする。次いで、自然冷却等により規制部材60の温度を低下させて熱収縮させる。すると、規制部材60の内周面60aとグリップ部33の外周面33bとの面圧が上昇して、規制部材60がグリップ部33を外側から締め付ける状態となる。その結果、規制部材60がグリップ部33に固定される。
したがって、上述した第一実施形態のインペラ10によれば、固定部32の厚さを、回動時にインペラ10の倒れが生じない十分な剛性を確保できる最低限の厚さまで薄肉化することができるため、グリップ部33の熱容量を減少させて、グリップ部33を迅速に昇温させることが可能となる。
また、薄肉化されたグリップ部33を覆うように規制部材60を設けていることで、図3に示すように、グリップ部33の遠心力(図3中、上向き矢印で示す)に抗する保持力(図3中、下向き矢印で示す)を規制部材60によって付与することができる。その結果、スラスト力や遠心力によりグリップ部33と回転軸5との間の面圧が低下して回転軸5からの浮き上がり等が生じるのを防止することができる。
また、グリップ部33に規制部材60を取り付ける際に、規制部材60を単体で加熱すればよいので、加熱時間が短くなり、容易に規制部材60をグリップ部33へ装着することが可能となる。また、規制部材60によってグリップ部33を外周側から締め付けることができるので、回転時におけるグリップ部33と回転軸5との間の面圧低下をより一層防止することができる。
さらに、メンテナンス等によりインペラ10を回転軸5から外す際には、規制部材60とグリップ部33とが別体で形成されているので、規制部材60とグリップ部33との間の熱抵抗が大きくなるため、迅速に規制部材60を昇温させて、規制部材60をグリップ部33から取り外すことができる。
そして、上述した第一実施形態の遠心圧縮機100によれば、グリップ部33の温度制御が容易になり、インペラ10の組み付け作業等にかかる作業時間を短縮することができると共に、回転時にインペラ10が振動するのを防止して、回転軸5の回転力を効率よくインペラ10に伝達させることができる。
次に、この発明の第二実施形態におけるインペラ210について図面を参照して説明する。なお、この第二実施形態のインペラ210は、上述した第一実施形態のインペラ10とは、規制部材60のグリップ部33への取付構造が異なるだけであるため、同一部分に同一符号を付して説明する。
図4に示すように、この実施形態におけるインペラ210は、上述した第一実施形態のインペラ10と同様に、ディスク部30と、ブレード部40と、カバー部50とを備えている。なお、ブレード部40と、カバー部50との構成は、上述した第一実施形態と同様であるため詳細説明を省略する。
ディスク部30は、第一実施形態のディスク部30と同様に、回転軸5に対して外嵌される略円筒状の固定部32と、固定部32の軸線O方向における他側部32aから、径方向外側に向かって延在する略円板状の本体部35とを備えている。
固定部32は、その軸線O方向一側に、回転軸5に対して外嵌されるグリップ部33を備えている。このグリップ部33は、その内径が、回転軸5の外径よりも僅かに小径に形成され、回転軸5に対して焼き嵌めにより外嵌されている。また、固定部32は、グリップ部33よりも軸線O方向他側に非グリップ部34を備えている。非グリップ部34は、その内径が、回転軸5の外径よりも僅かに大径に形成され、回転軸5に隙間嵌めされている。
固定部32には、グリップ部33の外周面33bを少なくとも覆うように、円筒状の規制部材260が螺合されている。より具体的には、グリップ部33の外周面33bおよび非グリップ部34の外周面34bに亘って雄ネジ部Mが形成され、規制部材260の内周面260aに雌ネジ部Nが形成されている。そして、回転軸5の回転方向とは逆方向に規制部材260を相対回転させることで、雌ネジ部Nが雄ネジ部Mに対して締めこまれる一方、回転方向に規制部材260を相対回転させることで、雌ネジ部Nが雄ネジ部Mに対して緩まるようにねじ方向が設定されている。なお、規制部材260および固定部32の径方向の厚さや軸線O方向の長さ等は、第一実施形態の規制部材260および固定部32と同等に設定されている。
したがって、上述した第二実施形態のインペラ210によれば、螺合により規制部材260をグリップ部33に固定することができるため、第一実施形態のように焼き嵌めする場合と比較して、加熱工程を省略できるので、規制部材260をグリップ部33に容易に取り付けることが可能となる。
次に、この発明の第三実施形態におけるインペラ310について図面を参照して説明する。
なお、この第三実施形態のインペラ310も、上述した第二実施形態と同様に、第一実施形態の規制部材60と、グリップ部33への取付構造が異なるだけであるため、同一部分に同一符号を付して、規制部材360及びグリップ部33についてのみ詳細説明する。
図5(a),(b)に示すように、第三実施形態における規制部材360は、その周方向で複数、より具体的には、2つに分割されている。換言すれば、この規制部材360は、軸線を通る平面に沿って分割された2つの半筒部360aよりなる。
そして、上記規制部材360をグリップ部33へ取り付ける際には、規制部材360の軸中心とグリップ部33の軸中心とを一致させるように、グリップ部33を、その径方向外側から挟み込むようにして半筒部360aの端面360b同士を接近させる。そして、半筒部360aの周方向の端面360b同士を当接させて、端面360bの周縁を溶接して半筒部360b同士を接合させる。なお、図5(b)中、溶接箇所を符号「Y」で示している。
したがって、上述した第三実施形態のインペラ310によれば、規制部材360をグリップ部33に溶接によって装着することで、第一実施形態のように焼き嵌めする場合と比較して、加熱工程を省略することができるため、規制部材360を容易に装着可能になる。
なお、この発明は上述した各実施形態の構成に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
上述した第三実施形態では、規制部材360を2分割した一例について説明したが、3つ以上に分割するようにしても良い。
また、上述した各実施形態では、本発明を、カバー部50を一体的に備えるいわゆるクローズドインペラに適用する場合について説明したが、カバー部50を一体的に備えていないオープン型のインペラに適用するようにしても良い。
5 回転軸
30 ディスク部
31 他側面
32 固定部
32a 他側部
33 グリップ部(一側部)
35 本体部
40 ブレード部
60,260,360 規制部材

Claims (5)

  1. 軸線回りに回動される回転軸に対して、前記軸線方向の一側部が焼き嵌めにより外嵌される固定部と、該固定部の前記軸線方向の他側部から径方向外側に向かって延びる本体部とを備えるディスク部と、
    該ディスク部の前記軸線方向の他側面から突出して設けられるブレード部と、
    前記グリップ部の外周面を覆い、前記グリップ部が径方向外側へ変位するのを規制する規制部材を備えることを特徴とするインペラ。
  2. 前記規制部材は、前記グリップ部に対して焼き嵌めされている請求項1に記載のインペラ。
  3. 前記規制部材は、前記グリップ部に対して螺合されている請求項1に記載のインペラ。
  4. 前記規制部材は、周方向で複数に分割形成され、溶接により一体化されている請求項1に記載のインペラ。
  5. 請求項1から4に記載のインペラを備えることを特徴とする回転機械。
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