JP2013147310A - 混合廃棄物選別処理設備用シュートおよび混合廃棄物選別処理設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】混合廃棄物の選別処理量を増加させることができるようにする。
【解決手段】混合廃棄物を搬送しながら手作業で選別するための手選別用コンベアを備えた混合廃棄物選別処理設備に用いられるシュート25は、受入口29とこの受入口29より下方に設けられた第1および第2の排出口32,33を備える。シュート25は、第4ベルトコンベア10から供給される混合廃棄物を受入口29から受け入れて2つの排出口32,33から同時に第1および第2の2台の手選別用コンベア12,13に供給可能な構成である。
【選択図】図4
【解決手段】混合廃棄物を搬送しながら手作業で選別するための手選別用コンベアを備えた混合廃棄物選別処理設備に用いられるシュート25は、受入口29とこの受入口29より下方に設けられた第1および第2の排出口32,33を備える。シュート25は、第4ベルトコンベア10から供給される混合廃棄物を受入口29から受け入れて2つの排出口32,33から同時に第1および第2の2台の手選別用コンベア12,13に供給可能な構成である。
【選択図】図4
Description
本発明は、混合廃棄物を搬送しながら手作業で選別するための手選別用コンベアを備えた混合廃棄物選別処理設備およびこれに用いられるシュートに関する。
がれきなどの混合廃棄物には、鉄類、非鉄金属類、プラスチック類、ガラス類、木くずや紙くずなどの可燃物など様々な種類のものが混ざっており、このような混合廃棄物を処理する設備においては手選別用コンベアが用いられる(例えば、特許文献1参照)。手選別用コンベアが用いられる目的としては、重機等では選別し難い約500mmアンダーの混合廃棄物の中から各作業員が決められた種類の物を手作業で選別することにより、混合廃棄物は種類ごとに分けられ、混合物ではなくなり、多くは資源化や焼却処分が可能になる点がある。
手選別用コンベアは人が手作業で選別作業を行うため、ベルトコンベアの搬送スピードは約10m/分が限界となる。手選別用コンベアの前工程に処理能力が大きい機械を設置したとしても、手選別用コンベアでの処理能力に限界があるため、選別処理設備の最終的な処理能力は、手選別用コンベアでの処理能力に左右されることになる。このため、選別処理量を増やしたくても手選別用コンベアでの処理能力がネックとなるという課題がある。
そこで、本発明の目的は、混合廃棄物の選別処理量を増加させることができる混合廃棄物選別処理設備用シュートおよび混合廃棄物選別処理設備を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、混合廃棄物を搬送しながら手作業で選別するための手選別用コンベアを備えた混合廃棄物選別処理設備に用いられるシュートであって、受入口とこの受入口より下方に設けられた複数の排出口を有し、混合廃棄物供給手段から供給される混合廃棄物を前記受入口から受け入れて前記複数の排出口から同時に複数台の手選別用コンベアに供給可能な構成としたことを特徴とする。
本発明のシュートを用いることにより、混合廃棄物供給手段から供給される混合廃棄物を同時に複数台の手選別用コンベアに供給することが可能となるから、1個のシュートに対して複数台の手選別用コンベアの設置が可能となり、手選別による処理量を大幅に増加させることが可能になる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図4を参照して説明する。まず図1には、混合廃棄物選別処理設備1の概略的な平面図が示され、図2には、同設備1の概略的な側面図が示されている。これら図1および図2における右側には、第1ベルトコンベア2が設置されている。この第1ベルトコンベア2は左上がりの傾斜状態に設けられていて、この第1ベルトコンベア2の右部の上部には投入ホッパー3が設置されている。投入ホッパー3は上部および下部が開口していて、下部の開口部が第1ベルトコンベア2の搬送ベルト2aに上方から臨んでいる。この投入ホッパー3には、例えば500mm以下の大きさの混合廃棄物(図示せず)が投入される。投入ホッパー3に投入された混合廃棄物は、第1ベルトコンベア2の搬送ベルト2aにより受けられて矢印B1方向へ搬送される。
以下、本発明の第1実施形態について図1〜図4を参照して説明する。まず図1には、混合廃棄物選別処理設備1の概略的な平面図が示され、図2には、同設備1の概略的な側面図が示されている。これら図1および図2における右側には、第1ベルトコンベア2が設置されている。この第1ベルトコンベア2は左上がりの傾斜状態に設けられていて、この第1ベルトコンベア2の右部の上部には投入ホッパー3が設置されている。投入ホッパー3は上部および下部が開口していて、下部の開口部が第1ベルトコンベア2の搬送ベルト2aに上方から臨んでいる。この投入ホッパー3には、例えば500mm以下の大きさの混合廃棄物(図示せず)が投入される。投入ホッパー3に投入された混合廃棄物は、第1ベルトコンベア2の搬送ベルト2aにより受けられて矢印B1方向へ搬送される。
第1ベルトコンベア2において、図1および図2の左右方向の中間部には第1磁選機4が設置されている。この第1磁選機4は、図示はしないが磁石を備えていて、第1ベルトコンベア2にて搬送される混合廃棄物から鉄類を吸着除去する。第1磁選機4にて吸着除去された鉄類は、鉄類貯留部5に落下して貯留される。
第1ベルトコンベア2の左側には、トロンメル6が設置されている。このトロンメル6は回転円筒型のふるい機で、左下がりの傾斜状態に設けられている。このトロンメル6は、目の粗さが20mmのふるい網を有している。第1ベルトコンベア2により搬送された混合廃棄物はこのトロンメル6に供給され、ここでふるわれ、20mm〜500mmの大きさの混合廃棄物がトロンメル6の左側へ送られる(図1および図2の矢印B2参照)。20mm以下の土などの20mmアンダー物は、トロンメル6の下方に設置された第2ベルトコンベア7にて受けられて矢印B3方向へ搬送される。第2ベルトコンベア7の搬送先には、搬送方向をほぼ90度変えた第3ベルトコンベア8が設置されている。第2ベルトコンベア7で搬送された20mmアンダー物は、第3ベルトコンベア8にて受けられて、図1の矢印B4方向へ搬送された後、20mmアンダー物貯留部9に落下して貯留される。
トロンメル6の左側には、第4ベルトコンベア10が設置されている。この第4ベルトコンベア10は、前記第1ベルトコンベア2と同様に左上がりの傾斜状態に設けられている。第4ベルトコンベア10は、トロンメル6から送り出された20mm〜500mmの混合廃棄物を搬送ベルト10aにて受けて矢印B5方向へ搬送する。
第4ベルトコンベア10左側の下方には、図1および図2の左右方向に延びる手選別用作業台11が設置されていて、この手選別用作業台11上に、第1の手選別用コンベア12と第2の手選別用コンベア13がほぼ水平状態で設置されている。これら第1および第2の2台の手選別用コンベア12,13は、同様な構成のもので、それぞれの搬送ベルト12a、13aが図1の左右方向に延び、かつ互いに平行する状態で配置されていて、搬送ベルト12a,13a上に供給される混合廃棄物を図1の矢印B6方向へ搬送する。
手選別用作業台11の下方には、右から順に、プラスチック用貯留部14、木くず用貯留部15、紙くず用貯留部16、その他可燃物貯留部17、非鉄金属貯留部18、鉄類貯留部19が設けられ、最も左側に瓦礫・陶磁器くず貯留部20が設けられている。手選別用作業台11上には、各貯留部14〜19の上方に位置させて、投入口14a〜19aが設けられている。また、手選別用作業台11上には、手選別する作業員21(図1参照)が配置される。なお、手選別用作業台11の右端の下部は、道具などを収容する物置22として利用できるようになっている。
そして、第1および第2の手選別用コンベア12,13の右側の上方には、本発明の対象となるシュート25が設置されている。このシュート25は、図3および図4にも示すように、上部26が矩形の筒状をなし、下部に二股状をなすように第1の分岐路27と第2の分岐路28を有している。上部26の右側面(第4ベルトコンベア10側)は開口していて、ここを受入口29としている。受入口29には、第4ベルトコンベア10における左上部のヘッドドラム10bが挿入されていて、第4ベルトコンベア10にて搬送された混合廃棄物が、その受入口29からシュート25内に供給される。第1の分岐路27と第2の分岐路28との間の上部には、山形状をなす振分部30(図4参照)が設けられていて、この振分部30には、上方へ向けて突出する突起部31が設けられている。この突起部31は、この場合、板状の金属板により形成されている。
第1の分岐路27と第2の分岐路28は、下部に向かうに従って互いに離間する距離が大きくなるように分かれていて、第1の分岐路27の下部開口部を第1の排出口32とし、第2の分岐路28の下部開口部を第2の排出口33としている。したがって、シュート25において、第1および第2の排出口32,33は、受入口29よりも下方に設けられている。そして、第1の排出口32を、前記第1の手選別用コンベア12の搬送ベルト12aに上方から臨ませ、第2の排出口33を、前記第2の手選別用コンベア13の搬送ベルト13aに上方から臨ませている。第1の分岐路27および第2の分岐路28は、シュート25における上下方向の中心線C1からの傾斜角度α1がそれぞれ約30度に設定されている。シュート25内に受け入れられた混合廃棄物は、突起部31および振分部30にて第1の分岐路27と第2の分岐路28とに振り分けられ、第1の排出口32から第1の手選別用コンベア12の搬送ベルト12a上に供給されるとともに、第2の排出口33から第2の手選別用コンベア13の搬送ベルト13a上に供給される。
第1の分岐路27および第2の分岐路28において、第1および第2の手選別用コンベア12,13の搬送方向(B6方向)側となる左側面の下部には、図3に示すように、それぞれ開口部34が形成されているとともに、その開口部34にゴムのれん35が設けられている。ゴムのれん35は、ゴムシートに複数本のスリット35aを形成してのれん状にしたものである。
シュート25において、この場合第1の分岐路27の上部には、開閉式の点検窓36(図4参照)が設けられている。この点検窓36は、第1の分岐路27に形成された開口部37と、この開口部37を開閉する開閉蓋38とにより構成されている。開閉蓋38は、ヒンジ部38aを支点にして回動可能とされている。点検窓36の開口部37を開放させると、外からシュート25内の振分部30付近の状態を視認することができる。また、点検窓36付近には、棒状の掃除具39が備えられている。この掃除具39は、棒状をなす柄の先端部に引掛け部39aを有していて、その先端部を前記開口部37からシュート25内に挿入することができるようになっている。
図1および図2において、第1および第2の手選別用コンベア12,13の左側には、第2磁選機40がそれぞれ設けられている。この第2磁選機40は、前記第1磁選機4と同様な構成のもので、第1および第2の手選別用コンベア12,13により搬送される混合廃棄物から鉄類を吸着除去する。第2磁選機40で吸着除去された鉄類は、鉄類貯留部19に落下して貯留される。
次に上記構成の作用を説明する。
まず、500mm以下の大きさの混合廃棄物が投入ホッパー3内に投入される。この混合廃棄物は、例えば搬送車により投入ホッパー3まで搬送されて投入される。投入ホッパー3内に投入された混合廃棄物は、第1ベルトコンベア2により受けられて矢印B1方向へ搬送される。この第1ベルトコンベア2で搬送される混合廃棄物は、その搬送途中において、第1磁選機4により鉄類が吸着除去される。第1磁選機4により吸着除去された鉄類は、鉄類貯留部5に落下して貯留される。
まず、500mm以下の大きさの混合廃棄物が投入ホッパー3内に投入される。この混合廃棄物は、例えば搬送車により投入ホッパー3まで搬送されて投入される。投入ホッパー3内に投入された混合廃棄物は、第1ベルトコンベア2により受けられて矢印B1方向へ搬送される。この第1ベルトコンベア2で搬送される混合廃棄物は、その搬送途中において、第1磁選機4により鉄類が吸着除去される。第1磁選機4により吸着除去された鉄類は、鉄類貯留部5に落下して貯留される。
第1ベルトコンベア2で搬送された混合廃棄物は、トロンメル6内に供給される。トロンメル6内に供給された混合廃棄物は、ここでふるわれる。このうち、20mm以下の土などの20mmアンダー物は、トロンメル6の下方に設置された第2ベルトコンベア7にて受けられて矢印B3方向へ搬送された後、第3ベルトコンベア8にて受けられて矢印B4方向へ搬送され、20mmアンダー物貯留部9に落下して貯留される。トロンメル6によるふるいで残った20mm〜500mmの大きさの混合廃棄物は、第4ベルトコンベア10側に送り出され、この第4ベルトコンベア10により矢印B5方向へ搬送される。
この第4ベルトコンベア10により搬送された混合廃棄物は、シュート25の受入口29からシュート25内に供給される。本実施形態の場合、第4ベルトコンベア10が、混合廃棄物をシュート25内に供給する混合廃棄物供給手段を構成する。シュート25内に受け入れられた混合廃棄物は、突起部31および振分部30にて第1の分岐路27と第2の分岐路28とに振り分けられ、第1の排出口32から第1の手選別用コンベア12上に供給されるとともに、第2の排出口33から第2の手選別用コンベア13上に供給される。このように第4ベルトコンベア10からシュート25内に供給された混合廃棄物は、第1および第2の排出口32,33から第1および第2の手選別用コンベア12,13に同時に供給される。このとき、シュート25内の振分部30に突起部31を設けたことにより、振分部30付近に混合廃棄物が堆積することを極力防止できるようになる。
第1および第2の手選別用コンベア12,13上に供給された混合廃棄物は、それぞれ図1の矢印B6方向へ搬送される。このとき、第1および第2の手選別用コンベア12,13上に供給された混合廃棄物が山のように盛り上がった状態となったとしても、ゴムのれん35を通過する際に、そのゴムのれん35によりならされ、高さが抑えられる。これら第1および第2の手選別用コンベア12,13で搬送される混合廃棄物は、手選別用作業台11上に配置された複数人の作業員21により、複数の種類に手選別される。手選別された廃棄物は、対応する投入口14a〜18aから投入されて、対応する貯留部14〜18に貯留される。したがって、この場合、第1および第2の2台の手選別用コンベア12,13を同時に稼動して、手選別作業を行うことができる。
そして、手選別から残された混合廃棄物は第2磁選機40により鉄類が吸着除去され、その鉄類が除去された残りの瓦礫や陶磁器くずなどが、瓦礫・陶磁器くず貯留部20に落下して貯留される。第2磁選機40にて吸着除去された鉄類は、鉄類貯留部19に貯留される。このようにして、混合廃棄物が複数の種類に選別されることで、混合廃棄物でなくなり、種類ごとに資源化や、焼却処理することができるようになる。
上記したような選別処理を行っていると、シュート25内において、振分部30付近に混合廃棄物が引っ掛かるなどして堆積が進み、手選別すべき混合廃棄物が、シュート25から第1および第2の手選別用コンベア12,13に供給され難くなり、ついには第1および第2の分岐路27,28が詰まってしまうおそれがある。そこで、例えば定期的に点検窓36の開閉蓋38を開いて開口部37からシュート25内の状態を点検することが好ましい。その点検の結果、振分部30付近に物が引っ掛かるなどしていた場合には、開口部37を通して掃除具39をシュート25内に挿入し、引掛け部39aで、振分部30付近に引っ掛かっていた棄物を取り除くことで、詰まりの発生を防止することができる。また、仮に点検を忘れ、シュート25内で詰まりが発生したとしても、前記開口部37からシュート25内を掃除することで、詰まりを解除することができる。
上記した実施形態によれば、次のような作用効果を得ることができる。
手選別用コンベアを備えた混合廃棄物選別処理設備1において、シュート25を用いることにより、混合廃棄物供給手段を構成する第4ベルトコンベア10から供給される混合廃棄物を同時に第1および第2の手選別用コンベア12,13に供給することが可能となる。この結果、1個のシュート25に対して複数台、この場合2台の手選別用コンベア12,13の設置が可能となるから、第4ベルトコンベア10に対して手選別用コンベアを1台のみしか設置できない場合に比べて、手選別による処理量を倍増させることが可能になる。
手選別用コンベアを備えた混合廃棄物選別処理設備1において、シュート25を用いることにより、混合廃棄物供給手段を構成する第4ベルトコンベア10から供給される混合廃棄物を同時に第1および第2の手選別用コンベア12,13に供給することが可能となる。この結果、1個のシュート25に対して複数台、この場合2台の手選別用コンベア12,13の設置が可能となるから、第4ベルトコンベア10に対して手選別用コンベアを1台のみしか設置できない場合に比べて、手選別による処理量を倍増させることが可能になる。
シュート25において、受入口29から受け入れた混合廃棄物を第1および第2の排出口32,33に振り分けるための振分部30に、上方へ向けて突出する突起部31を設けた構成とすることにより、混合廃棄物が振分部30付近で堆積することを極力防止できるようになる。
シュート25において、点検窓36を設けたことにより、シュート25内の点検が容易にできる。また、その点検窓36を開閉式とすることで、シュート25内の点検および掃除を容易に行うことができる。
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態は、上記した第1実施形態とは次の点が異なっている。シュート45において、第1の分岐路46および第2の分岐路47は、中心線C1からの傾斜角度α2が、それぞれ約45度に設定されている。
図5は本発明の第2実施形態を示す。この第2実施形態は、上記した第1実施形態とは次の点が異なっている。シュート45において、第1の分岐路46および第2の分岐路47は、中心線C1からの傾斜角度α2が、それぞれ約45度に設定されている。
この結果、第1の排出口32と第2の排出口33との間の間隔が第1実施形態の場合よりも広くなり、手選別用作業台11上において、第1の手選別用コンベア12と第2の手選別用コンベア13との間の間隔L2を、第1実施形態における間隔L1(図5参照)よりも大きくすることができる(L2>L1)。これに伴い、手選別用作業台11上において、第1の手選別用コンベア12と第2の手選別用コンベア13との間に作業員21を配置することができるスペース48を確保することが可能になる。これにより、手選別作業の効率を一層向上させることが可能になる。
またこの場合、第1の分岐路46と第2の分岐路47とで形成される角度は、約90度となって、第1および第2の分岐路46,47の傾斜が緩やかになるため、振分部30付近に混合廃棄物が堆積しやすくなることが懸念されるが、振分部30に突起部31を設けることは、振分部30付近に混合廃棄物が堆積することを防止するのに一層効果的である。
(その他の実施形態)
シュート25,45としては、第1の分岐路27,46および第2の分岐路28,47を有するとともに、第1および第2の2つの排出口32,33を有する二股のものを例示したが、3つの分岐路と3つの排出口を有する三股のもの、あるいは4つの分岐路と4つの排出口を有する四股のものとすることも可能である。
シュート25,45としては、第1の分岐路27,46および第2の分岐路28,47を有するとともに、第1および第2の2つの排出口32,33を有する二股のものを例示したが、3つの分岐路と3つの排出口を有する三股のもの、あるいは4つの分岐路と4つの排出口を有する四股のものとすることも可能である。
図面中、1は混合廃棄物処理設備、10は第4ベルトコンベア(混合廃棄物供給手段)、11は手選別用作業台、12は第1の手選別用コンベア、13は第2の手選別用コンベア、21は作業員、25はシュート、26は上部、27は第1の分岐路、28は第2の分岐路、29は受入口、30は振分部、31は突起部、32は第1の排出口、33は第2の排出口、36は点検窓、45はシュート、46は第1の分岐路、47は第2の分岐路を示す。
Claims (4)
- 混合廃棄物を搬送しながら手作業で選別するための手選別用コンベアを備えた混合廃棄物選別処理設備に用いられるシュートであって、
受入口とこの受入口より下方に設けられた複数の排出口を有し、
混合廃棄物供給手段から供給される混合廃棄物を前記受入口から受け入れて前記複数の排出口から同時に複数台の手選別用コンベアに供給可能な構成であることを特徴とする混合廃棄物選別処理設備用シュート。 - 前記受入口から受け入れた前記混合廃棄物を前記複数の排出口に振り分けるための振分部を有し、前記振分部に、上方へ向けて突出する突起部を設けたことを特徴とする請求項1記載の混合廃棄物選別処理設備用シュート。
- 内部を視認可能な点検窓を有することを特徴とする請求項1または2記載の混合廃棄物選別処理設備用シュート。
- 混合廃棄物を搬送しながら手作業で選別するための手選別用コンベアを備えた混合廃棄物選別処理設備であって、
混合廃棄物供給手段と、
受入口とこの受入口より下方に設けられた複数の排出口を有したシュートと、
前記複数の排出口の下方に対応して設けられた複数台の手選別用コンベアと、を備え、
前記シュートは、前記混合廃棄物供給手段から供給される混合廃棄物を前記受入口から受け入れて前記複数の排出口から同時に複数台の前記手選別用コンベアに供給可能な構成であることを特徴とする混合廃棄物選別処理設備。
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