JP2013146492A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを削減できる洗濯機を提供する。
【解決手段】上面に開口する洗濯物の出入口を吸気口15bが開口する蓋部15により開閉する外箱10と、外箱10内に収納して上面を開口する有底筒状の水槽20と、水槽20内に回転自由に配される脱水槽30と、脱水槽30に面してイオンを発生するイオン発生器18とを備え、一または複数の運転コースが設けられる洗濯機1において、所定の運転コースの時にイオン発生器18を駆動しながら脱水槽30を回転するイオン供給動作を行い、イオン供給動作において吸気口15bを介して脱水槽30内に流入した空気にイオンを含み、脱水槽内を旋回させた。
【選択図】図2

Description

本発明は洗濯物の洗濯を行う洗濯機に関する。
従来の洗濯機は特許文献1に開示される。この洗濯機は除菌・消臭作用を有するイオンを発生するイオン発生器と送風機を有するイオン送出装置を備える。イオン発生器から発生したイオンは送風機により、脱水槽内部に送出される。これにより、洗濯物に付着した臭いを消臭したり、雑菌等を除菌できる。
特開2009−66217号公報 特開2005−192901号公報
しかしながら、上記従来の洗濯機によると、送風機を有するため、構造が複雑化して洗濯機の製造コストが増加する問題があった。
本発明は製造コストを削減できる洗濯機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、上方に洗濯物の出入り口を開口する開口部を有する外箱と、前記外箱内に収納して上方を開口する有底筒状の水槽と、前記水槽内に回転可能に配される脱水槽と、前記開口部を開閉するとともに吸気口を有する蓋部と、前記脱水槽に面してイオンを発生するイオン発生器と、を備えた洗濯機において、前記イオン発生器を駆動しながら前記脱水槽を回転させて前記吸気口を介し前記脱水槽内にイオンを含んだ空気を供給することを特徴としている。
この構成によると、脱水槽の回転によって脱水槽内の空気が旋回するとともに蓋部に開口する吸気口を介して外気が脱水槽内に流入する。このとき、流入する外気はイオン発生器から放出されたイオンを含んで脱水槽内に供給される。
また、本発明の洗濯機は、上記構成において、所定の運転コースの時に前記イオン発生器を駆動しながら前記脱水槽を回転するイオン供給動作を行い、前記イオン供給動作において前記吸気口を介して前記脱水槽内に流入したイオンを含む空気を前記脱水槽内で旋回させることを特徴としている。
この構成によると、所定の運転コースの時にイオン供給動作において、吸気口を介して脱水槽内に流入する外気はイオン発生器から放出されたイオンを含んで脱水槽内を旋回する空気と合流する。これにより、脱水槽内で旋回する空気にイオンが行き渡る。
また、本発明の洗濯機は、上記構成において、前記イオン供給動作において前記脱水槽の回転数が変更可能であることを特徴としている。
また、本発明の洗濯機は、上記構成において、前記イオン発生器のイオンの発生面が前記脱水槽の回転軸に対して平行に配されることを特徴としている。
また、本発明の洗濯機は、上記構成において、前記脱水槽の周壁に複数の脱水孔を有することを特徴としている。
また、本発明の洗濯機は、上記構成において、前記運転コースが脱水工程を有し、前記脱水工程で前記イオン供給動作を行うことを特徴としている。
また、本発明の洗濯機は、上記構成において、前記イオン供給動作のみを行う除菌コースを有することを特徴としている。
また、本発明の洗濯機は、上記構成において、前記脱水槽の底部にパルセータが設けられ、前記イオン供給動作において前記パルセータが回転することを特徴としている。
また、本発明の洗濯機は、上記構成において、前記イオン供給動作において前記脱水槽が正逆回転を繰り返すことを特徴としている。
本発明によると、吸気口を介して脱水槽内に流入する外気はイオン発生器から放出されたイオンを含んで脱水槽内の空気と合流する。このため、従来例のような脱水槽内に空気を送風する送風手段を設ける必要がなく、洗濯機の製造コストを削減することができる。
本発明の実施形態に係る洗濯機を示す斜視図 本発明の実施形態に係る洗濯機の概略構造を示す側面断面図 本発明の実施形態に係るイオン発生器の斜視図 本発明の実施形態に係る洗濯機の構成を示すブロック図
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明の実施形態に係る洗濯機を前方斜め上視点で示す斜視図であり、図2は図1の洗濯機を側方視点で示す概略側面断面図である。なお、図2に示した洗濯機は左側が前面、右側が背面である。
洗濯機1は全自動型であり、直方体形状の外箱10を備えている。外箱10は略直方体に成形され、その上下は開放されている。外箱10の上側開放部は上面板11で覆われている。また、上面板11の前面部には洗濯機の操作を行う操作部71が設けられ、上面板11の後面部にはバックパネル14が設けられる。
上面板11の中央部には洗濯機1内に洗濯物を投入するための開口部11aが開設されている。開口部11aはバックパネル14の前端部に設けたヒンジ部15aで枢支される蓋部15によって開閉される。蓋部15の周縁にはパッキン(不図示)が設けられ、開口部11aと蓋部15との間が密封されている。蓋部15を上下に回動させて開口部11aを開閉することにより、後述する脱水槽30に洗濯物を投入したり、脱水槽30から洗濯物を取り出すことができる。また、蓋部15には複数の吸気口15bがスリット状に形成されている。
また、蓋部15の内面には吸気口15bの後部にイオン発生器18が設置されている。イオン発生面180a(図3参照)は吸気口15bと近接して配され、イオン発生面180aは吸気口15bを介して脱水槽30に流入する空気に臨む。これにより、イオン発生面180aから発生した正イオン及び負イオンが吸気口15bを介して脱水槽30に流入する空気に確実に供給される。また、イオン発生面180aは脱水槽30の回転軸に対して平行に配される。これにより、イオン発生面180aから発生した正イオン及び負イオンは脱水槽30内を旋回する空気に臨む。これにより、旋回する空気にもイオンを効率よく放出することができる。
外箱10の内部には、脱水槽30と、脱水槽30を収容する水槽20が収容される。脱水槽30は洗剤を溶かした水またはすすぎ用の水(以下これらを総称して「洗濯水」という)を溜める。水槽20及び脱水槽30はともに上面が開口した有底筒状に形成され、各々軸線を垂直にして水槽20を外側、脱水槽30を内側とする形で同心的に配置される。
水槽20はサスペンション部材21によって吊り下げられる。サスペンション部材21は水槽20の外面下部と外箱10の内面コーナー部とを連結する形で計4箇所に配備され、水槽20を水平面内で揺動できるように支持している。
脱水槽30はテーパ状に上方が広がる周壁を有し、この周壁にはその最上部に環状に配置した複数個の脱水孔31を除いて液体を通すための開口部はない。即ち、脱水槽30はいわゆる「孔なし」タイプに形成される。脱水槽30の上部開口部の縁には、洗濯物の脱水のため脱水槽30を高速回転させたときに振動を抑制する働きをする環状のバランサ32が装着される。脱水槽30の内部底面には槽内で洗濯水の流動を生じさせるためのパルセータ33が配置される。
水槽20の下面には駆動ユニット40が取り付けられる。駆動ユニット40はモータ41及びクラッチ・ブレーキ機構43を有している。モータ41は正逆回転が可能であり、モータ41のモータ軸41aにはモータ側プーリ41bが取り付けられている。また、クラッチ・ブレーキ機構43の脱水軸44及びパルセータ軸45にはクラッチ・ブレーキ側プーリ43bが取り付けられている。モータ側プーリ41bとクラッチ・ブレーキ側プーリ43bとはベルト42で連結されている。
クラッチ・ブレーキ機構43は電磁力で動作し、脱水軸44及びパルセータ軸45の一方を択一的にモータ41に連結する。また、クラッチ・ブレーキ機構43は電磁力によって脱水軸44の回転にブレーキを掛けるとともに、ブレーキを解除する。
脱水軸44とパルセータ軸45は二重軸構造となっており、脱水軸44が外側に配されてパルセータ軸45が内側に配される。脱水軸44は水槽20を貫通して脱水槽30に連結され、脱水槽30を軸支する。パルセータ軸45は水槽20及び脱水槽30を貫通してパルセータ33に連結され、パルセータ33を軸支する。脱水軸44と水槽20との間、及び脱水軸44とパルセータ軸45との間には各々水もれを防ぐためのシール部材が配置される。
水槽20の底部には水槽20及び脱水槽30内の水を外箱10の外部に排水する排水ホース60が取付けられている。脱水槽30には排水孔62が同一円周上に複数箇所設けられ、各排水孔62と排水ホース60との間は排水ダクト61により連結される。排水ダクト61内には排水弁63が設けられる。排水弁63を開くと排水ダクト61及び排水ホース60を介して脱水槽30内の水が排水される。また、脱水時に脱水槽30から流出した水は水槽20の周壁と脱水槽30の周壁との間を通って排水ホース60から排水される。
外箱10には開口部11aの周囲から下方に延びる延設部16が設けられる。延設部16は環状に形成される略鉛直の鉛直部16aと鉛直部16aの下端から略水平に延びる水平部16bとを有している。水平部16bの下面には環状の蛇腹状の弾性体17が取り付けられる。弾性体17によって延設部16と水槽20の上面とが連結され、脱水槽30の回転等による水槽20の振動が吸収される。また、延設部16の水平部16bには給水口(不図示)が設けられる。給水口は給水弁77(図4参照)を介して市水に接続される。
また、延設部16及び弾性体17により開口部11aの周囲と水槽20の上面との間を遮蔽する遮蔽部が構成される。遮蔽部によって水槽20と開口部11aとの間に密閉空間が形成される。これにより、水槽20の上面を開閉する内蓋を必要とせず、蓋部15を閉じて洗濯を行うことができる。
図3はイオン発生器18の一部を破断した斜視図を示している。イオン発生器18は絶縁体から成るハウジング180により覆われている。ハウジング180内には、基板183が設けられている。基板183には針状の放電電極181a、181bが互いに離れて配置されているとともに、放電電極181a、181bに対向する環状の対向電極182a、182bが配置されている。放電電極181a、181bと対向電極182a、182bとの間にはそれぞれイオン発生部18a、18bが形成される。
ハウジング180には放電電極181aに対向する貫通孔(不図示)、放電電極181bに対向する貫通孔185bが設けられ、イオン発生面180aを形成している。これにより、イオン発生部18a、18bがハウジング180の外部に露出する。放電電極181a、181bには対向電極182a、182bに対して負極性または正極性の高電圧(例えば、約2kV)がそれぞれ印加される。これにより、イオン発生部18a、18bに例えばコロナ放電によりそれぞれ負イオン、正イオンが発生する。
例えば、一方の放電電極181bには正電圧が印加され、電離により発生するイオンが空気中の水分と結合して主としてH+(H2O)mから成る電荷が正のクラスタイオンを発生する。他方の放電電極181aには負電圧が印加され、電離により発生するイオンが空気中の水分と結合して主としてO2 -(H2O)nから成る電荷が負のクラスタイオンを発生する。ここで、m、nは任意の自然数である。H+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは、洗濯物、脱水槽30及び水槽20に付着した付着菌、及び臭い成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌等や臭い成分等を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。また、放電電極181a、181bに印加する電圧をより高くすると、放電によってイオン発生部18a、18bからイオンが放出される。
+(H2O)m+O2 -(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n)H2O ・・・(1)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ 2・OH+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(2)
+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ H22+O2+(m+m'+n+n')H2O ・・・(3)
上記構成の洗濯機1は蓋部15を閉じた状態でイオン発生器18を駆動させながら脱水槽30を回転する(イオン供給動作)と、脱水槽30内部を空気が旋回する。旋回する空気の回転軸付近は気圧が低下して吸気口15bを介して外気が脱水槽30内部に流入する。流入した外気はイオン発生器18で放出されたイオンを含んで脱水槽30に向かい、脱水槽30を旋回する空気と合流する。これにより、脱水槽30内にイオンを行き渡らせることができる。このため、従来例のような脱水槽30内に空気を送風する送風手段を設ける必要がなく、洗濯機1の製造コストを削減することができる。
正イオンと負イオンから発生したイオンは洗濯物に付着し、洗濯物の除菌、防カビ、脱臭等を行うことができる。また、脱水槽30の側壁に設けられた複数の脱水孔31を介してイオンを含む空気が水槽20と脱水槽30の周壁に囲まれる空間に流入する。これにより、正イオンと負イオンは脱水槽30、水槽20の除菌、防カビ、脱臭等を行い、これらを良好な衛生状態に保持する。
なお、イオン供給動作において、脱水槽30の回転とともにモータ41によりパルセータ33を回転させてもよい。これにより、脱水槽30内部を旋回する空気の対流風速が上がり、脱水槽30内のイオンが上昇して除菌、防カビ、脱臭等の効果をより高めることができる。また、脱水槽30が正逆回転を繰り返すことにより、脱水槽30内部を旋回する空気の対流を変化させてイオンを上昇させることもできる。
図4は洗濯機1の構成を示すブロック図である。洗濯機1には各部を制御する制御部70が設けられる。制御部70は制御基板(不図示)を有し、外箱10の背面上部に配される。制御部70にはモータ41、クラッチ・ブレーキ機構43、給水弁77、イオン発生器18、操作部71、表示部72、蓋開閉センサ73、水位センサ74、記憶部79が接続される。
操作部71には電源キー、スタートキー、コース選択キー、イオン濃度選択キー等各種操作ボタンを備えている。操作部71の入力により制御部70がプログラムの実行を行う。なお、電源キーは電源の投入を指示し、スタートキーは洗濯の開始を指示し、コース選択キーは洗濯コースの操作選択を行い、イオン濃度選択キーは脱水槽30の回転数を高速と低速の2種類から選択する。
表示部72は操作部71に設けられ、洗濯機1の操作画面や動作状態を表示する。蓋開閉センサ73は蓋部15の開閉状態を検知する。水位センサ74は脱水槽30の水位を検知する。
記憶部79はROM及びRAMから成り、洗濯機1の複数の運転コースの動作プログラムを格納する。洗濯機1の運転コースには複数の洗濯コースと複数の非洗濯コースとが設けられる。洗濯コースは脱水槽30に洗濯物を投入してモータ41を駆動し、非洗濯コースは脱水槽30に洗濯物を投入せずにモータ41を駆動する。
洗濯コースには例えば、洗濯物の洗濯及び脱水を行う洗濯脱水コース、洗濯物の脱水のみを行う脱水コース、洗濯物の除菌のみを行う除菌コース等が設けられる。
洗濯脱水コースは洗濯物を投入した脱水槽30に給水し、モータ41によりパルセータ33が回転して洗濯物の洗濯工程及びすすぎ工程が行われる。また、モータ41により洗濯槽30を高速回転させると洗濯物の脱水工程が行われる。洗濯工程は脱水槽30に洗剤及び洗濯物を投入して排水弁63を閉じて給水弁77を開き、給水口から脱水槽30に給水する。脱水槽30に所定量の水が溜まると水位センサ74の検知によって給水弁77が閉じられる。次に、クラッチ・ブレーキ機構43によりパルセータ軸45をモータ41に連結してモータ41を駆動する。これにより、パルセータ33が回転し、脱水槽30の中の水を攪拌して洗濯物が洗濯される。
洗濯動作を開始して所定時間が経過すると排水弁63を開いて脱水槽30内の水が排水され、クラッチ・ブレーキ機構43により脱水軸44がモータ41に連結される。これにより、モータ41の駆動によって脱水槽30が高速回転して脱水動作が行われる。脱水槽30の高速回転によって洗濯物から飛散した水は排水ダクト61及び脱水孔31から流出する。なお、脱水工程において、イオン発生器18が駆動してイオン供給動作が実行される。これにより、洗濯物の脱水を行いながら、洗濯物を除菌することができる。
脱水コースはイオン供給動作を実行しながら脱水動作のみが行われる。また、除菌コースは衣類を投入後、脱水槽30に給水せずにイオン供給動作のみを実行する。これにより、乾いた衣類の消臭及び除菌を行うことができる。なお、除菌コースは衣類を投入せずに実行してもよい。これにより、脱水槽30及び水槽20を除菌、防カビ、脱臭等をすることができる。
本実施形態によると、吸気口15bを介して脱水槽30内に流入する外気はイオン発生器18から放出されたイオンを含んで脱水槽30内を旋回する空気と合流する。これにより、脱水槽30内で旋回する空気にイオンを行き渡らせることができる。このため、従来例のような脱水槽30内に空気を送風する送風手段を設ける必要がなく、洗濯機の製造コストを削減することができる。
また、イオン発生器18のイオン発生面180aが脱水槽30の回転軸に対して垂直に配されことにより、脱水槽30内で旋回する空気に対してイオン発生面180aからイオンが効率良く放出される。
また、脱水槽30の周壁に複数の脱水孔31が設けられ、脱水槽30内で旋回するイオンを含む空気が脱水孔31を介して水槽20側に流出する。これにより、脱水槽30、水槽20の除菌、防カビ、脱臭等も行うことができ、これらを良好な衛生状態に保持することができる。
また、脱水槽30の底部に設けられたパルセータをイオン供給動作において回転させてもよい。これにより、脱水槽30内部を旋回する空気の対流風速が上がり、脱水槽30内のイオンが上昇して除菌、防カビ、脱臭等の効果を高めることができる。
また、イオン供給動作において脱水槽30が正逆回転を繰り返してもよい。これにより、脱水槽30内部を旋回する空気の対流を変化させてイオンを上昇させることができる。
なお、本発明の洗濯機1は「孔なし」タイプに限定されない。脱水槽30の周壁に複数の脱水孔31を有する「孔あり」タイプの場合、イオン供給動作において脱水槽30の周壁に設けられた複数の脱水孔31を介して脱水槽30内で旋回するイオンを含む空気が水槽20側に流出する。これにより、脱水槽30、水槽20の除菌、防カビ、脱臭等も行うことができ、これらを良好な衛生状態に保持することができる。また、2槽式の洗濯機において脱水槽30の蓋部15に吸気口15bを設けるとともにイオン発生器18を設けてもよい。
本発明は洗濯機に広く利用可能である。
1 洗濯機
10 外箱
11 上面板
11a 開口部
14 バックパネル
15 蓋部
15b 吸気口
16 延設部
16a 鉛直部
16b 水平部
18 イオン発生器
20 水槽
30 脱水槽
32 バランサ
33 パルセータ
40 駆動ユニット
41 モータ
42 ベルト
43 クラッチ・ブレーキ機構
44 脱水軸
61 排水ダクト
71 操作部

Claims (9)

  1. 上方に洗濯物の出入り口を開口する開口部を有する外箱と、前記外箱内に収納して上方を開口する有底筒状の水槽と、前記水槽内に回転可能に配される脱水槽と、前記開口部を開閉するとともに吸気口を有する蓋部と、前記脱水槽に面してイオンを発生するイオン発生器と、を備えた洗濯機において、前記イオン発生器を駆動しながら前記脱水槽を回転させて前記吸気口を介し前記脱水槽内にイオンを含んだ空気を供給することを特徴とする洗濯機。
  2. 所定の運転コースの時に前記イオン発生器を駆動しながら前記脱水槽を回転するイオン供給動作を行い、前記イオン供給動作において前記吸気口を介して前記脱水槽内に流入したイオンを含む空気を前記脱水槽内で旋回させることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記イオン供給動作において前記脱水槽の回転数が変更可能であることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記イオン発生器のイオンの発生面が前記脱水槽の回転軸に対して平行に配されることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の洗濯機。
  5. 前記脱水槽の周壁に複数の脱水孔を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の洗濯機。
  6. 前記運転コースが脱水工程を有し、前記脱水工程で前記イオン供給動作を行うことを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれかに記載の洗濯機。
  7. 前記イオン供給動作のみを行う除菌コースを有することを特徴とする請求項2〜請求項6のいずれかに記載の洗濯機。
  8. 前記脱水槽の底部にパルセータが設けられ、前記イオン供給動作において前記パルセータが回転することを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれかに記載の洗濯機。
  9. 前記イオン供給動作において前記脱水槽が正逆回転を繰り返すことを特徴とする請求項2〜請求項8のいずれかに記載の洗濯機。
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