JP2013144914A

JP2013144914A - 金庫

Info

Publication number: JP2013144914A
Application number: JP2012019065A
Authority: JP
Inventors: Masaaki Shimosakai; 正明下境
Original assignee: SHIMOSAKAI HIDEYUKI
Current assignee: SHIMOSAKAI HIDEYUKI
Priority date: 2012-01-13
Filing date: 2012-01-13
Publication date: 2013-07-25

Abstract

【課題】店員にとって安心できて、且つ金庫内の金銭が盗まれることを防止できる金庫を提供することを目的とする。
【解決手段】金庫本体２は内部を金銭収納する収納空間を備え、その前面には前面開口を開閉する開閉扉４が設けられている。そして、この開閉扉４には右側にヒンジが設けられて、左側が前方へ開閉するための摘み５が設けられると共に、上部には横長の金銭投入口６が開設されている。前記金銭投入口６は、例えば千円札、五千円札、一万円札が投入できる大きさである。そして、施錠装置７により前記開閉扉４が前方へ開かないように施錠する。
【選択図】図１

Description

本発明は、金銭を内部に収納し、金庫本体の開口を開閉可能な開閉扉を鍵を使用して施錠又は開錠する施錠装置を備え、主として、店舗などに設置される金庫に関する。

この種の金庫は、例えば特許文献１や特許文献２などに開示されているが、この特許文献１に開示するように、前面開口を開閉可能な開閉扉を施錠又は開錠する施錠装置として、ダイヤル錠とシリンダー錠が設けられている。

そして、昨今、コンビニエンスストアなどで、強盗がレジスターから金銭を奪う強盗事件が頻繁に発生していますが、これを防止するために、金庫を設置することが考えられる。

特許公報第３４２８２２１号公報実用新案登録公報第２５３９９３９号公報

しかしながら、金庫の施錠装置の施錠を開錠するのに、鍵を使用するものにあっては、強盗が店員にこの鍵を要求して、奪った鍵を使用して開錠したり、ダイヤル錠にあっては、脅迫により店員から開錠のための番号を得て開錠するか店員に開錠させることが想定される。これでは、強盗により金庫内の金銭が盗まれてしまい、また店員にとっても甚だ危険な状態に陥ることとなる。

そこで本発明は、店員にとって安心できて、且つ金庫内の金銭が盗まれることを防止できる金庫を提供することを目的とする。

このため本発明は、金銭を内部に収納し、金庫本体の開口を開閉可能な開閉扉を鍵を使用して施錠又は開錠する施錠装置を備えた金庫において、前記金庫本体内の収納空間に連通するような金銭投入口を前記金庫本体を形成する壁面又は前記開閉扉に設けたことを特徴とする。

本発明によれば、店員にとって安心できて、且つ金庫内の金銭が盗まれることを防止できる金庫を提供することができる。

本発明に係る金庫の斜視図である。

以下、本発明に係る金庫の実施形態について、この金庫の斜視図である図１に基づいて説明する。図１に示す金庫１は、スーパーマーケットや、コンビニエンスストア、その他の商店などの店舗（商店）に設置される。

その設置の方法は、直方体形状の金庫本体２の背面を形成すると共に前記背面より大きな面積を有する背面板３のはみ出し部分３Ａを前記店舗の壁面内に埋め込んで固定したり、前記はみ出し部分３Ａを介して前記店舗の壁面上に頑丈に固定するなどが考えられるが、前記店舗の壁面及び床面に固定してもよく、更には床面上に設置して固定してもよく、その設置方法・構造はいかなる方法・構造のものでも本金庫１は適用できる。

前記金庫本体２は内部を金銭収納する収納空間（図示せず）を備え、その前面には前面開口を開閉する開閉扉４が設けられている。そして、この開閉扉４には右側にヒンジ（図示せず）が設けられて、左側が前方へ開閉するためのハンドルや摘み５が設けられると共に、上部には横長の金銭投入口６が開設されている。前記金銭投入口６は、例えば千円札、五千円札、一万円札が投入できる大きさである。なお、この金銭投入口６を介して五百円硬貨、百円硬貨などを投入して金庫１内に保管するようにしてもよい。

なお、前記金銭投入口６は、前記収納空間に連通すればよく、前記開閉扉４に限らず、前記金庫本体２の上面や左右いずれかの側面に設けてもよい。

即ち、前記店舗のレジスターには、種々の硬貨と釣銭として必要最低限の紙幣を収納しておき、余分な紙幣は前記金庫本体２の前記収納空間内に前記金銭投入口６を介して投入して、保管することができる。

７は前記開閉扉４の開閉のために施錠又は開錠するための施錠装置で、シリンダー錠など種々の構造のものが考えられ、その構造に限られず、例えば以下のものから構成される。但し、鍵を使用して、施錠又は開錠するものに限られ、前記金庫本体２に前記開閉扉４を直接施錠するものでも、間接的に施錠するものでもよい。

即ち、本実施形態の施錠装置７は、前記金庫本体２の両側面にこの金庫本体２より前方に突出して固定される右側板８Ａ及び左側板８Ｂと、この右側板８Ａ及び左側板８Ｂに開設された断面が円形状の貫通孔９を右端部の係止部１０を除いて貫通する閂１１と、前記貫通孔９より太径の前記係止部１０が右側板８Ａの外面に係止するように前記貫通孔９より僅か細径の前記閂１１が前記貫通孔９を貫通した状態でこの閂１１の左端部に開設された貫通口１１Ａにその掛け金（シャックル）１２が引っ掛けられて前記閂１１が前記貫通孔９から抜けないように、即ち前記開閉扉４が前方へ開かないように施錠する南京錠１３とから構成される。

以上のような構造の金庫１を、前述したように、店舗に設置し、前記施錠装置７で施錠する。この場合、前記南京錠１３を施錠又は開錠する鍵は、この店舗には保管せずに、店員も所有せずに、店舗外に保管される。代わりに、例えば「この金庫は動かず、壊れず、開きません。この金庫のカギはこの店舗にはありません。レジスターには細かい釣銭だけです。」なる旨の張り紙をこの店舗の壁面などに貼っておく。

そして、店員は、売上金のうち、前記店舗のレジスターに種々の硬貨と釣銭として必要最低限の紙幣を収納しておき、余分な紙幣は前記金庫１内にこまめに前記金銭投入口６を介して前記収納空間内に投入して、保管する。即ち、金銭を金庫本体２の前記収納空間内に収納・保管するために、鍵は使用しないので、鍵を店舗内に置く必要がない。

従って、この張り紙と前述した構造の金庫により、「悪いことができない環境」を提供できて、また「悪いことができないと悟らせる」ことができるので、強盗がこの店舗に入って金銭を要求することを予防できる。また、この店舗内に入っても、店員は、前述した張り紙の内容を説明することにより、強奪を諦めさせることができる。

そして、必要の際に、店長や社長が店舗外に保管していた前記南京錠１３の鍵を持参して、この金庫１を開錠して、収納・保管した金銭を確実に回収することができる。即ち、前記南京錠１３の底面の鍵穴に鍵を挿入して回動させて、掛け金１２を上昇させて回動させて前記閂１１の前記貫通口１１Ａからこの掛け金１２を抜いて、更に前記閂１１を前記右側板８Ａ及び左側板８Ｂの前記貫通孔９から抜いて、前記開閉扉４を開いて、前記収納空間内に保管・収納された金銭を取出すことができる。

従来のように、鍵を使用するものにあっては、強盗が店員にこの鍵を要求して、奪った鍵により開錠したり、ダイヤル錠にあっては、脅迫により店員から開錠のための番号を得て開錠するか店員に開錠させ、金庫内の金銭が盗まれることがあったが、以上のように、本発明によれば、店員にとって安心できて、且つ金庫内の金銭が盗まれることを防止できる金庫を提供することができる。

以上本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。

１金庫
２金庫本体
４開閉扉
６金銭投入口
７施錠装置
１３南京錠

Claims

金銭を内部に収納し、金庫本体の開口を開閉可能な開閉扉を鍵を使用して施錠又は開錠する施錠装置を備えた金庫において、前記金庫本体内の収納空間に連通するような金銭投入口を前記金庫本体を形成する壁面又は前記開閉扉に設けたことを特徴とする金庫。