JP2013144902A - 車両用ドアハンドル - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用ドアハンドルにおける金属蒸着層を覆う樹脂塗料の耐久性を向上させる。
【解決手段】ハンドル本体2及びカバー体3における各基材21の表面には、ベースコート22(ベース樹脂コート層)、インジウム蒸着膜部23(金属蒸着層)、第1トップコート24a(第1トップコート層)及び第2トップコート24b(第2トップコート層)がこの順に積層される。第1トップコート24aは、インジウム蒸着膜部23上に硬化剤を含む樹脂がコーティングされることにより形成されてインジウム蒸着膜部23とベースコート22との一体性を強化する。第2トップコート24bは、インジウム蒸着膜部23の表面を第1トップコート24aとで2重に保護する。第1トップコート24aの形成のための樹脂に対する硬化剤の配合率は、ベースコート22及び第2トップコート24bにおける各樹脂に対する硬化剤の配合率より高くされる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両のドアを車外から開閉するための車両用ドアハンドルに関し、特に電波透過性を有する車両用ドアハンドルに関する。
近時、「スマートエントリー(登録商標)」と称される機能を有するドアハンドルが普及している。この機能を有するドアハンドルは、ハンドル本体に無線発信装置を内装している。そして、無線発信装置と車外の利用者が所持する無線通信端末(例えば登録済みの携帯機、ホブ)との間で無線通信を行い、両者のコードを照合した結果に応じて、例えば車両のドアミラーに内装されている無線受信装置がドアに内装されているドアロック装置を作動する指令を送って、ドアのロック・アンロックの準備を行う。その後、利用者がドアハンドルの所定部分に触れると、ドアのロック・アンロックが行われる。
ドアハンドルは車両の外部に露出するものであるため、意匠が良好であることとが要求される。このため、ドアハンドルの表面が金属調に加飾される場合がある。ドアハンドルの表面を金属調に加飾する技術として、例えば特許文献1に開示されるものがある。この特許文献1では、ドアハンドルを構成するカバー基体の表面に、インジウム又はスズからなる金属蒸着層を形成し、その金属蒸着層の表面を樹脂塗料で覆うようにしている。
特開2011−236664号公報
ところで、ドアハンドルは車両の外部に露出しているため、常に太陽光からの紫外線や赤外線等の熱の影響、雨水などによる加水分解や浸食作用、昼夜の温度変化による材料の伸縮・膨張の影響を受けるほか、利用者の手に付着する汗等の水分や油分、利用者が把持したときの圧力の影響を受ける。このため、上記した樹脂塗料には、金属蒸着層との密着性を高めることに加えて、屋外暴露に耐える耐候処方に対応した樹脂や耐傷付き性に優れた樹脂を選択する必要があり、一つの樹脂塗料にこれらの性能をすべて集約するのは極めて困難であった。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、金属蒸着層を覆う樹脂塗料に上記した性能を集約させ、樹脂塗料の耐久性を向上可能な車両用ドアハンドルを提供することにある。
上記した課題を解決するために、本発明は、無線通信部を内蔵し、樹脂製のハンドル基材の表面の全部又は一部に無線通信の電波を通過させる金属メッキが形成された車両用ドアハンドルであって、
ハンドル基材の表面に硬化剤を含む樹脂がコーティングされることにより形成されて金属メッキとの親和性を高めるベース樹脂コート層と、
そのベース樹脂コート層上に金属メッキとして無線通信の電波を透過させる微細な間隙(ナノの間隙)を残して金属が蒸着されることにより形成された金属蒸着層と、
その金属蒸着層上に硬化剤を含む樹脂がコーティングされることにより形成されて金属蒸着層とベース樹脂コート層との一体性を強化する第1トップコート層と、
その第1トップコート層上に硬化剤を含む樹脂がコーティングされることにより形成されて金属蒸着層の表面を第1トップコート層とで2重に保護する第2トップコート層とを備え、
第1トップコート層の形成のための樹脂に対する硬化剤の配合率は、ベース樹脂コート層及び第2トップコート層における各樹脂に対する硬化剤の配合率より高くされたことを特徴とする。
本発明に係る車両用ドアハンドルは、ハンドル基材、ベース樹脂コート層、金属蒸着層、第1トップコート層及び第2トップコート層がこの順に配置されて構成されている。ベース樹脂コート層及び第1トップコート層は、例えばそれぞれ主剤としての樹脂に、金属蒸着層との密着性を高める密着性向上剤と、樹脂との橋渡し結合により該樹脂を硬化させる硬化剤とが少なくとも添加されることにより形成されている。また、第2トップコート層は、例えば主剤としての樹脂に、樹脂との橋渡し結合により該樹脂を硬化させる硬化剤と、耐候性を高める耐候性向上剤と、耐傷付き性を高める耐傷付き性向上剤とが少なくとも添加されることにより形成されている。
本発明によれば、第1トップコート層によって金属蒸着層との密着性が高められ、第2トップコート層によって耐候性及び耐傷付き性が高められる。すなわち、本発明では、トップコート層を、金属蒸着層との密着性を高めるように機能する第1トップコート層と、耐候性及び耐傷付き性を高めるように機能する第2トップコート層との2層に分け、トップコート層毎に上記機能をそれぞれ特化させることにより、必要とされる性能を集約化するようにしたものである。
そして、第1トップコート層の形成のための樹脂に対する硬化剤の配合率が、ベース樹脂コート層及び第2トップコート層における各樹脂に対する硬化剤の配合率より高くされている。この場合、ベース樹脂コート層及び第1トップコート層における各樹脂の配合量を100とした場合に、ベース樹脂コート層における硬化剤の配合量が100に設定され、第1トップコート層における硬化剤の配合量が110〜200に設定されると好適である。
これによれば、過剰に添加された第1トップコート層における硬化剤によって、第1トップコート層と金属蒸着層との密着性を高めることができる。このような密着性を高めるメカニズムとしては、例えば第1トップコート層における硬化剤により、第1トップコート層における樹脂の成膜化に際して第1トップコート層における樹脂が硬化されることに加え、橋渡し結合に関与しない余剰の第1トップコート層における硬化剤の反応基とベース樹脂コート層とが金属蒸着層を間に挟んで橋渡し結合するものと推測することができる。
ドアハンドル100の斜視図。 ドアハンドル100の正面断面図。 ドアハンドル100の分解図。 ハンドル本体2又はカバー体3の断面図。 インジウム蒸着膜部23の拡大図。 第1トップコート24aとインジウム蒸着膜部23との密着性を高めるメカニズムを示す説明図。
以下、本発明の一実施形態について、図面を用いて説明する。
最初に、ドアハンドル100の構成について簡単に説明する。ドアハンドル100は、図1及び図2に示すように、車両のドア(ドアパネル)に内装されたベース部材1に装着されるハンドル本体2(基材)と、ハンドル本体2を表面から(即ち、車外の利用者の側から)覆うカバー体3(基材)とを備えている。ハンドル本体2とカバー体3は、いずれも熱可塑性樹脂材を射出成形することによって製作される。なお、以下の記載では、車両のドアに対して車外側が表面側に対応し、車内側が裏面側に対応する。
ハンドル本体2は、利用者がドアを開ける際に手で把持する部分で、把持したときのフィーリングが良好となるように曲面形状で細長いグリップ部4と、ハンドル本体2の長手方向の一端部(図2の図面視における左端部)から裏面側(ベース部材1と対向する側)へ突出し、ベース部材1に装着されたドアハンドル100が手前側に引き起こされるときの支点となる回動支点部5と、ハンドル本体2の長手方向の他端部(図2の図面視における右端部)から裏面側へ突出し、ドアハンドル100が手前側に引き起こされるときにその回動を案内する回動案内部6とを備えている。
ハンドル本体2のグリップ部4には、表面に向かって開口する細長い凹部7が設けられている。この凹部7の底面部に、車外に向かって電波を発信する無線通信装置11(無線通信部)が所定の固着手段(例えば、両面テープ12等)によって固着される。
ハンドル本体2のグリップ部4の裏面には、利用者がドアハンドル100を把持したときのフィーリングを良好にするために窪み部13が設けられている。また、グリップ部4における凹部7よりも左側方の部分には孔部14が設けられ、この孔部14に利用者の指がドアハンドル100に触れたことを検知する指検知装置15が配置される。さらに、グリップ部4における凹部7よりも右側方の部分は切り欠かかれて切欠き部16が形成されていて、この切欠き部16に利用者が車両のキー(図示せず)によってドアのロック・アンロックを行うためのシリンダ錠17が配置される。
カバー体3は、図2及び図3に示すように、ハンドル本体2のグリップ部4と対応する薄板の船底形状をなす。そして、ハンドル本体2にそのグリップ部4の表面の全体を、手前側から覆う形で取り付けられる。これにより、ハンドル本体2の凹部7の開口、孔部14及び切欠き部16が覆われ、それらの部分に取り付けられた無線通信装置11、指検知装置15及びシリンダ錠17が雨水等から保護される。また、カバー体3の両側壁部は、グリップ部4の窪み部13に対応するように曲線状に切り欠かれている。これにより、利用者がドアハンドル100(カバー体3を装着した状態のハンドル本体2)を把持したときのフィーリングが良好になる。
次に、ハンドル本体2及びカバー体3の表面部位について説明する。ハンドル本体2及びカバー体3の表面の全部には、同じ加飾が施されている。なお、加飾は、ハンドル本体2及びカバー体3の表面の一部に施される態様であってもよい。図4にカバー体3の表面部位を代表して示す。カバー体3は、基材21の表面に、ベースコート22(ベース樹脂コート層、ベース樹脂塗料膜部)、インジウム蒸着膜部23(金属蒸着層)及びトップコート24(トップコート層、トップ樹脂塗料膜部)がこの順に積層されて構成されている。
基材21は、金属調加飾を施す前のハンドル基体であり、例えばポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂材の射出成形品である。
ベースコート22は、基材21の表面に硬化剤を含む樹脂がコーティングされることにより形成されて後述するインジウム蒸着膜部23との親和性を高める。具体的に、ベースコート22は、主剤としての例えばアクリルウレタン系のベース樹脂液に、上層のインジウム蒸着膜部23との密着性を高める、例えばシランカップリング剤などのカップリング剤(キレート剤、密着性向上剤)と、そのベース樹脂液との橋渡し結合によりベース樹脂液を硬化させる、例えばトリレジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートなどのベース樹脂用硬化剤とが少なくとも添加され、膜厚が例えば15〜25μm(好ましくは17〜22μm)となるように形成されている。ベースコート22は、インジウム蒸着膜部23が動かないように、鉛筆硬度が例えばHB以上に設定される。十分な硬さを確保するために、例えば乾燥時間が80℃で120分程度に設定される。
インジウム蒸着膜部23は、ベースコート22上に金属メッキとして無線通信の電波を透過させる微細な間隙を残してインジウム(In)が蒸着されることにより形成されている。具体的に、インジウム蒸着膜部23においては、図5に示すように、インジウムの金属粒子が組成、厚さ、密度又は分布等に関して島状の不連続構造(海島構造)となっており、島状部分23aの隙間に、無線通信装置11(図2参照)から発信された、例えば145kHz(LF帯域)での電波の通過を許容する海状部分23bが形成される。島状部分の厚みは、例えば数nm〜数十nmであり、インジウム蒸着膜部23の膜厚は、例えば40nm〜60nm(400Å〜600Å)程度である。この場合、ベースコート22へのインジウムの蒸着は、所定圧(10−3〜10−2Pa程度)に減圧した真空容器(チャンバ)内でインジウムを融点(約167℃)以上に加熱し、インジウムを蒸発(気化)させる周知の蒸着方法で行う。なお、この実施例1では、蒸着金属としてインジウムを採用したが、インジウムに代えてスズを採用してもよい。
トップコート24は、インジウム蒸着膜部23側に配置される第1トップコート24a(第1トップコート層、第1トップ樹脂塗料膜部)と、インジウム蒸着膜部23とは反体側に配置される第2トップコート24b(第2トップコート層、第2トップ樹脂塗料膜部)とで構成されている。
第1トップコート24aは、インジウム蒸着膜部23上に硬化剤を含む樹脂がコーティングされることにより形成されてインジウム蒸着膜部23とベースコート22との一体性を強化する。具体的に、第1トップコート24aは、ベースコート22と同様、主剤としての例えばアクリルウレタン系の第1トップ樹脂液に、下層のインジウム蒸着膜部23との密着性を高める、例えばシランカップリング剤などのカップリング剤(キレート剤、密着性向上剤)と、その第1トップ樹脂液との橋渡し結合により該第1トップ樹脂液を硬化させる、例えばトリレジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネートなどの第1トップ樹脂用硬化剤とが少なくとも添加されることにより、膜厚が例えば15〜25μm(好ましくは17〜22μm)となるように形成され、鉛筆硬度が例えばHB以上に設定される。
第1トップコート24aが大きく収縮すると、それに伴って下層のインジウム蒸着膜部23が乱れ易くなる。このため、第1トップコート24aは、その塗膜の収縮を抑えるように設定されるとともに、ベースコート22を膨潤させない程度に浸透力の弱い溶剤が使用される。また、インジウム蒸着膜部23は、黄色の金属光沢を帯びており、これを銀灰色に見せるために、第1トップコート24aには、青色の顔料が所定量だけ添加される(ブルーイング)。
第2トップコート24bは、第1トップコート24a上に硬化剤を含む樹脂がコーティングされることにより形成されてインジウム蒸着膜部23の表面を第1トップコート24aとで2重に保護する。具体的に、第2トップコート24bは、主剤としての例えばアクリルウレタン系の第2トップ樹脂液(顔料を入れないため、透明)に、例えばヒンダードアミン系の光安定剤や、ベンゾトリアゾール系又はトリアジン系の紫外線吸収剤などが少なくとも添加されることにより、屋外暴露に耐える耐候性や耐傷付き性、耐バリア性などに優れた効果を発揮する。光安定剤は、紫外線吸収剤が吸収した紫外線に基づく光エネルギーを熱エネルギーに変換することで、吸収した紫外線により塗膜がダメージを受けないように機能する。
第2トップコート24bの膜厚は、例えば15〜25μm(好ましくは17〜22μm)となるように形成され、鉛筆硬度が例えばHB以上に設定される。また、ガラス転移点Tgが、例えば60℃以上のアクリル樹脂を主成分とする塗料が望ましい。さらに、OH価を積極的に高めて高架橋化が図られている。なお、第2トップコート層としての第2トップコート24bには、第1トップコート層としての第1トップコート24aの変色を抑制する変色抑制剤としての紫外線吸収剤が添加されている。換言すれば、第2トップコート24bに添加された紫外線吸収剤によって、下層の第1トップコート24aが紫外線から保護されるので、第1トップコート24aの変色が抑制され、インジウム蒸着膜部23を覆う第1トップコート24aにより呈される銀灰色の金属調が長持ちするという効果が得られる。
ところで、この実施例1では、第1トップコート24aの形成のための樹脂に対する硬化剤の配合率が、ベースコート22及び第2トップコート24bにおける各樹脂に対する硬化剤の配合率より高く設定されている。具体的には、ベースコート22及び第1トップコート24aにおける各樹脂の配合量を100とした場合に、ベース樹脂用硬化剤の配合量が100に設定され、第1トップ樹脂用硬化剤の配合量が110〜200に設定されている。
これにより、過剰に添加された第1トップ樹脂用硬化剤により、第1トップコート24aとインジウム蒸着膜部23との密着性を高めることができる。このような密着性を高めるメカニズムとしては、例えば図6に示すように、第1トップ樹脂用硬化剤により、第1トップ樹脂液の成膜化に際して第1トップコート24aが硬化されることに加え、橋渡し結合に関与しない余剰の第1トップ樹脂用硬化剤の反応基24a1とベースコート22の塗膜とがインジウム蒸着膜部23を間に挟んで橋渡し結合するものと推測することができる。
以上の説明からも明らかなように、本実施例1によれば、インジウム蒸着膜部23を覆うトップコート24を、インジウム蒸着膜部23側の第1トップコート24aと最表層の第2トップコート24bとの2層に分け、低収縮を図りつつインジウム蒸着膜部23との密着性を高める機能を第1トップコート24aに特化させる一方、耐候性、耐傷付き性及び耐バリアー性を高める機能を第2トップコート24bに特化させることで、必要とされる性能をトップコート24に集約化することができた。その際、トップコート24におけるトータル膜厚も厚くなって、トップコート24全体としての耐久性を向上させることができた。
上記実施例1では、ハンドル本体2及びカバー体3の基材21として、例えばポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂材を用いたが、これに代えて、例えば非晶性ナイロン(非晶性ポリアミド)を使用してもよい。
100 車両用ドアハンドル
2 ハンドル本体
3 カバー体
11 無線通信装置(無線通信部)
21 基材
22 ベースコート(ベース樹脂コート層)
23 インジウム蒸着膜部(金属蒸着層)
24 トップコート
24a 第1トップコート(第1トップコート層)
24a1 反応基
24b 第2トップコート(第2トップコート層)

Claims (4)

  1. 無線通信部を内蔵し、樹脂製のハンドルの基材の表面の全部又は一部に無線通信の電波を通過させる金属メッキが形成された車両用ドアハンドルであって、
    前記基材の表面に硬化剤を含む樹脂がコーティングされることにより形成されて金属メッキとの親和性を高めるベース樹脂コート層と、
    そのベース樹脂コート層上に前記金属メッキとして前記無線通信の電波を透過させる微細な間隙を残して金属が蒸着されることにより形成された金属蒸着層と、
    その金属蒸着層上に硬化剤を含む樹脂がコーティングされることにより形成されて前記金属蒸着層と前記ベース樹脂コート層との一体性を強化する第1トップコート層と、
    その第1トップコート層上に硬化剤を含む樹脂がコーティングされることにより形成されて前記金属蒸着層の表面を前記第1トップコート層とで2重に保護する第2トップコート層とを備え、
    前記第1トップコート層の形成のための樹脂に対する硬化剤の配合率は、前記ベース樹脂コート層及び前記第2トップコート層における各樹脂に対する硬化剤の配合率より高くされたことを特徴とする車両用ドアハンドル。
  2. 前記ベース樹脂コート層及び前記第1トップコート層における各樹脂の配合量を100とした場合に、前記ベース樹脂コート層における硬化剤の配合量が100に設定され、前記第1トップコート層における硬化剤の配合量が110〜200に設定される請求項1に記載の車両用ドアハンドル。
  3. 前記ベース樹脂コート層の膜厚が15〜25μm、前記第1トップコート層の膜厚が15〜25μm、前記第2トップコート層の膜厚が15〜25μm及び前記金属蒸着層の膜厚が40nm〜60nmに設定され、前記ベース樹脂コート層の鉛筆硬度がHB以上、前記第1トップコート層の鉛筆硬度がHB以上及び前記第2トップコート層の鉛筆硬度がHB以上に設定される請求項1又は2に記載の車両用ドアハンドル。
  4. 前記金属蒸着層は、前記ベース樹脂コート層にインジウム又はスズを蒸着したものである請求項1ないし3のいずれか1項に記載の車両用ドアハンドル。
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