JP2013144875A - コンクリート構造物におけるカーテンウォールの構築方法 - Google Patents

コンクリート構造物におけるカーテンウォールの構築方法 Download PDF

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長公 上谷
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Abstract

【課題】コンクリート構造物におけるカーテンウォールが建物外周の柱・梁の同面若しくは内側に位置する場合に、部材の引き込み作業が発生せず安全性に問題なく作業性も良いカーテンウォールの構築方法を提供する。
【解決手段】柱2・梁3を先行して形成し、該柱・梁に躯体側ファスナー5aとカーテンウォール支持用の仮固定筋4とを設ける工程と、前記先行形成した柱・梁におけるカーテンウォール部10にカーテンウォール用配筋を行いカーテンウォール側のファスナー5を所要位置に固定してカーテンウォール用型枠を建て込む工程と、前記カーテンウォール用型枠にコンクリートを圧入工法により現場で打設する工程と、前記カーテンウォールの所要強度の発現後に前記カーテンウォール用型枠を解体・撤去する工程と、前記躯体側ファスナーと前記カーテンウォール側ファスナーとを接合する工程と、前記仮固定筋を目地部において切断して除去する工程とでなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、RC(鉄筋コンクリート)造もしくはSRC造(鉄骨鉄筋コンクリート)の構造物におけるカーテンウォールの構築方法に関するものである。
従来、カーテンウォールは、構造物から外に張出す取付け用のファスナー部材の相違があるものの、パネルを予め工場で製作してプレキャスト化し、このパネルを搬送車両や楊重機にて移動し、前記構造物の壁面に取り付けるものであり、特許文献1,2に記載されたものが知られている。また、近年のカーテンウォールは、構造物の概観を意匠的な見栄えを良くするために、重厚な雰囲気を醸し出すような重量感のあるカーテンウォールも利用されている。
特開2006―22509号公報 特開2009―221788号公報
しかし、従来のコンクリート構造物におけるカーテンウォールの構築方法では、基本的にパネルをプレキャスト化して、構造物に搬入・取り付けするので、例えば、アウトフレームの柱・梁の内部に同面で同一材料の鉄筋コンクリート造のカーテンウォールが納まるデザインである場合に、カーテンウォールのセットに部材引き込みの作業が発生し、その引き込み作業の安全性・作業性が悪いものである。また、前記カーテンウォールのセットに大型の楊重機が必要となる。さらに、先行打設されたアウトフレームの中に前記カーテンウォールを取り付けるためには、高い躯体精度を確保しても、施工誤差吸収のため、広い目地幅が必要となる、という課題がある。本発明に係るコンクリート構造物におけるカーテンウォールの構築方法は、このような課題を解決するために提案されたものである。
本発明に係るコンクリート構造物におけるカーテンウォールの構築方法の上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、柱・梁を先行して形成するとともに該柱・梁に躯体側ファスナーとカーテンウォール支持用の仮固定筋とを設ける工程と、前記先行形成した柱・梁におけるカーテンウォール部にカーテンウォール用配筋を行いカーテンウォール側のファスナーを所要位置に固定してカーテンウォール用型枠を建て込む工程と、前記カーテンウォール用型枠にコンクリートを圧入工法により現場で打設する工程と、前記カーテンウォールの所要強度の発現後に前記カーテンウォール用型枠を解体・撤去する工程と、前記躯体側ファスナーと前記カーテンウォール側ファスナーとを接合する工程と、前記仮固定筋を目地部において切断して除去する工程とでなることである。
前記カーテンウォールが横方向に連続する場合には、テーパ付仕切板をカーテンウォール同士の間の位置に挟み、カーテンウォール用コンクリートの硬化後に除去することが好ましい。また、前記仮固定筋の切断において、その切断範囲は、層間変位によるカーテンウォールの挙動を阻害しない寸法まで切断することを含むものである。
本発明のコンクリート構造物におけるカーテンウォールの構築方法によれば、カーテンウォールの製造、運搬、取付けの費用を軽減することができる。カーテンウォールの運搬・揚重に係る制約がないので、従来より大型のカーテンウォールを構築することができる。
カーテンウォールを外足場の隙間から吊り降ろしと引き込む等の取付け作業が無くなり、施工性が良くなるばかりでなく安全性も確保される。更に、カーテンウォール形成の作業の容易性により作業能率が向上しコスト低減となる。構造物の外観に、打放しコンクリートの表現が可能となって、意匠性が向上すると言う優れた効果を奏するものである。
本発明に係るコンクリート構造物におけるカーテンウォールの構築方法を適用する構造物の一部正面図である。 同本発明のコンクリート構造物におけるカーテンウォールの構築方法の工程手順を示す工程図である。 本発明に係る発明に係るカーテンウォールの構築方法による上部の目地の断面図(A)、側面側断面図(B)である。 本発明に係る発明に係るカーテンウォールの構築方法による下部の目地の断面図(A)、側面側断面図(B)である。
本発明に係るRC造・SRC造のコンクリート構造物におけるカーテンウォールの構築方法は、図1に示すように、カーテンウォール1を現場打ちで形成する方法である。
前記カーテンウォールの構築方法は、図1及び図2に示すように、柱2・梁3を先行して形成する(手順1)。柱2・梁3用の型枠を組立て、そこにコンクリートを打設する。前記型枠には、躯体側ファスナー5a(図示せず)とカーテンウォール支持用の仮固定筋4とを固定して、コンクリートの打設により一体に設けるものである。
次に、前記先行形成した柱2・梁3に係る型枠と支保工を撤去する(手順2)。そして、前記柱2と梁3とに囲まれたカーテンウォール部10に、外型枠を建て込み(手順3)、スリット成形材をセットし(手順4)、カーテンウォール用配筋を行いカーテンウォール側のファスナー5(図1参照)を所要位置に固定してカーテンウォール用型枠を建込む(手順5、手順6)。水平方向の上・下目地部6,7には、図3乃至図4に示すように、ロックウールや発砲ポリエチレン等の発泡材8が敷設される。
前記カーテンウォール用型枠を締め込む(手順7)。前記カーテンウォール用型枠にコンクリートを圧入工法により現場で打設する(手順8)。前記コンクリートは、コンクリートポンプ車で圧送されるものである。
前記カーテンウォールの所要強度の発現後に前記カーテンウォール用型枠における内型枠を解体・撤去する(手順9)。そして、前記躯体側ファスナー5aと前記カーテンウォール側ファスナー5とをボルト等で接合する(手順10)。その後、外型枠を解体して撤去する(手順11)。
前記仮固定筋4を上・下位置の目地部6,7において切断して除去する(手順12)。これによって、前記現場打ちで形成したカーテンウォール1が、周囲の柱・梁との間で縁を切り、ファスナー5,5aによって支持されるようになる。前記仮固定筋4の切断において、その切断範囲は、層間変位によるカーテンウォールの挙動を阻害しない寸法まで切断するものである。
なお、カーテンウォール1の下に敷設されている発泡材8があることで、前記ファスナー5にカーテンウォール1の荷重が移行された際に、ロッキング機能が確保されるか否かについては、コンクリート打設時において当該コンクリート荷重が配筋や型枠との摩擦力によって支持され、壁下耐震スリットがコンクリートの打設荷重で変形しないことと、仮固定筋4切断後に前記発泡材8に圧縮変形が生じていないことから、前記ロッキング機能は確保されている。
この後、ファスナー5に錆止め塗装を施し、目地幅などの検査を経て(手順13)、前記上・下位置の目地部6,7を、図3(A),(B)乃至図4(A),(B)に示すように、2次シール(変成シリコーン)、ボンドブレーカー、1次シール(変成シリコーンなどによりシーリングを行う(手順14)ものである。なお、図3(B)及び図4(B)に示すように、目地棒を撤去した後に、三角形空白部分のコンクリートを平らに削る。
前記カーテンウォール1が横方向に連続する場合には、テーパ付仕切板(図示せず)をカーテンウォール1,1同士の間の位置に挟み、カーテンウォール用コンクリートの硬化後に除去する。こうして、目地部を形成するものである。
図4(A)に示すように、前記目地部7には水返しの段差がないので、カーテンウォール1の内側に、止水用の立上り9を設けるようにしている。
このようにして、現場打ちでカーテンウォール1を形成するようにしたので、大型のカーテンウォールを形成することができ、クレーンなどの楊重機で吊り上げ引き込む作業も無くなり、作業の安全性が確保され、作業能率が向上し、コスト低減(3割〜4割)となるものである。
本発明に係るカーテンウォールの構築方法は、RC造だけでなく鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造の構造物にも適用できるものである。
1 カーテンウォール、
2 柱、
3 梁、
4 仮固定筋、
5 カーテンウォール側ファスナー、
5a 躯体側ファスナー、
6 目地部、
7 目地部、
8 発泡材、
9 止水用立上り。

Claims (3)

  1. 柱・梁を先行して形成するとともに該柱・梁に躯体側ファスナーとカーテンウォール支持用の仮固定筋とを設ける工程と、
    前記先行形成した柱・梁におけるカーテンウォール部にカーテンウォール用配筋を行いカーテンウォール側のファスナーを所要位置に固定してカーテンウォール用型枠を建て込む工程と、
    前記カーテンウォール用型枠にコンクリートを圧入工法により現場で打設する工程と、
    前記カーテンウォールの所要強度の発現後に前記カーテンウォール用型枠を解体・撤去する工程と、
    前記躯体側ファスナーと前記カーテンウォール側ファスナーとを接合する工程と、
    前記仮固定筋を目地部において切断して除去する工程とでなること、
    を特徴とするコンクリート構造物におけるカーテンウォールの構築方法。
  2. カーテンウォールが横方向に連続する場合には、テーパ付仕切板をカーテンウォール同士の間の位置に挟み、カーテンウォール用コンクリートの硬化後に除去すること、
    を特徴とする請求項1に記載のコンクリート構造物におけるカーテンウォールの構築方法。
  3. 仮固定筋の切断において、その切断範囲は、層間変位によるカーテンウォールの挙動を阻害しない寸法まで切断すること、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のコンクリート構造物におけるカーテンウォールの構築方法。
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