JP2013144797A - ゴムトレッドを有するトラックタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】特にトラックタイヤに関する、使用時の内部発熱の低減を促進するトレッドを有するタイヤを提供する。
【解決手段】外部トレッドキャップゴム層と前記外部トレッドキャップゴム層ゴムの下にある内部ゴム層とを含み、前記トレッドキャップゴム層のゴム組成物が以下よりなる。(A)下記を含むエラストマー:(1)65〜90phrのシス1,4−ポリイソプレンゴム、(2)5〜25phrのシス1,4−ポリブタジエンゴム、(3)ゼロ〜12phrの3,4−ポリイソプレンゴム、(B)1〜8phrの、高級脂肪酸塩、(C)ゼロ〜20phrの炭化水素樹脂、(D)45〜70phrの補強充填剤、(E)硫黄及び硫黄硬化促進剤を含む前記ゴム組成物用硬化剤、ここで、前記硫黄硬化促進剤は一次硫黄硬化促進剤及び二次硫黄硬化促進剤の組合せを含む。
【選択図】なし
【解決手段】外部トレッドキャップゴム層と前記外部トレッドキャップゴム層ゴムの下にある内部ゴム層とを含み、前記トレッドキャップゴム層のゴム組成物が以下よりなる。(A)下記を含むエラストマー:(1)65〜90phrのシス1,4−ポリイソプレンゴム、(2)5〜25phrのシス1,4−ポリブタジエンゴム、(3)ゼロ〜12phrの3,4−ポリイソプレンゴム、(B)1〜8phrの、高級脂肪酸塩、(C)ゼロ〜20phrの炭化水素樹脂、(D)45〜70phrの補強充填剤、(E)硫黄及び硫黄硬化促進剤を含む前記ゴム組成物用硬化剤、ここで、前記硫黄硬化促進剤は一次硫黄硬化促進剤及び二次硫黄硬化促進剤の組合せを含む。
【選択図】なし
Description
本発明は、内部発熱の低減を促進するためのゴム組成物を含む周方向ゴムトレッドを有するタイヤに関する。本発明は特にトラックタイヤに関する。
空気入りゴムタイヤは、従来、カーボンブラック、時にはシリカ又はカーボンブラックとシリカの組合せで補強されたエラストマーで構成されるトレッドを用いて製造される。シリカは例えば沈降シリカである。
本発明は、さらに詳しくは、比較的大きい車両荷重を支持及び運搬できることが通常期待され、故に普通乗用車のタイヤより大きい内部発熱及びその結果の高い内部運転温度を生じやすいトラックタイヤ、及び比較的高耐久性軽トラックタイヤを含むその他の比較的大型タイヤに関する。
トラックタイヤのトレッドは典型的にはキャップ/ベース構成になっており、その外部トレッドキャップゴム層は、接地する、すなわち通常ラグ及びグルーブ構成を含有するトレッドの走行面を含有することを意図されている。下部(内部)ゴム層は、通常トレッドベースゴム層であるが、下にあってトレッドキャップゴム層を支持し、一般的にトレッドキャップとタイヤカーカスの間に配置されて、ゴムの性質の移行を提供している。一般的に、トレッドキャップとトレッドベースのゴム層は、タイヤ構造の未硬化部品として一緒に同時押出され、そして全体的なタイヤ構造と一緒に適切な金型内で高められた温度及び圧力の条件下で硬化又は加硫される。そのようなトレッド及びタイヤ構成は当業者には周知である。
そのような比較的高耐久性タイヤの場合、そのトレッドの内部発熱は、タイヤトレッド走行温度の増大又は上昇からも明らかなように、通常望ましくないが、荷重下でのタイヤ走行中、発熱又は温度上昇の一部は比較的不可避である。
使用時の内部発熱の低減を促進するトレッドを有するそのようなタイヤを提供するという課題が提起されている。
そのような課題に対処するため、高表面積沈降シリカと最小限のカーボンブラック補強剤、3,4ポリイソプレン、炭化水素樹脂、及び硫黄と硫黄硬化促進剤を含む硫黄硬化パッケージを含有するシス1,4−ポリイソプレンゴムベースのゴム組成物を含むタイヤトレッドゴム組成物を評価することを考えている。
そのような課題に対処するため、高表面積沈降シリカと最小限のカーボンブラック補強剤、3,4ポリイソプレン、炭化水素樹脂、及び硫黄と硫黄硬化促進剤を含む硫黄硬化パッケージを含有するシス1,4−ポリイソプレンゴムベースのゴム組成物を含むタイヤトレッドゴム組成物を評価することを考えている。
天然ゴム/合成ゴム組成物のトレッドキャップゴムを有するキャップ/ベース構造のトレッドのトレッドキャップエラストマーの補強剤として高表面積沈降シリカを評価のために利用することの目的は、カーボンブラックで補強された天然ゴムトレッドと比べて同じくらい低温かつ容認できるトレッド摩耗で走行できるタイヤトレッド構造を提供するためである。荷重条件下で走行し、キャップ/ベース構造のトレッドに量的シリカ補強ゴムトレッドキャップを有するトラックタイヤは、同等のカーボンブラック補強ゴムトレッドキャップを有するトラックタイヤより温度増加は少ないであろうと考えられる。
少量の3,4−ポリイソプレンをそのような評価のために含めるのは、ゴム組成物の牽引力の促進について評価するためである。タイヤ用途用のゴム組成物に3,4−ポリイソプレンを使用することは、例えば米国特許第5,087,668号及び5,336,730号に見出すことができる。
少量の少なくとも一つの脂肪酸石鹸の塩(例えば、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸石鹸の少なくとも一つと、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム及び炭酸カルシウムの少なくとも一つとの生成物、通常ゴム組成物内のその場で生成する)をそのような評価のために使用するのは、未硬化ゴム組成物のより容易な加工の促進について評価するためである。
設計された硫黄硬化パッケージをそのような評価のために提供する目的は、ゴム組成物の硬化戻りに対する抵抗性を促進し、硬化戻り抵抗性の大きいゴム組成物を提供するためである。
そこで、単にトラックタイヤトレッド用の沈降シリカ補強剤を提供するという以上の革新及び評価の提供が求められている。
用語“phr”は、本明細書中で使用されている場合、及び従来の慣習に従って、“100重量部のゴム、又はエラストマーあたりの各材料の部”を意味する。
用語“phr”は、本明細書中で使用されている場合、及び従来の慣習に従って、“100重量部のゴム、又はエラストマーあたりの各材料の部”を意味する。
本発明の記載において、用語“ゴム”と“エラストマー”は、本明細書中で使用されている場合、別途記載のない限り、互換的に使用される。用語“ゴム組成物”、“配合ゴム”及び“ゴムコンパウンド”は、本明細書中で使用されている場合、別途記載のない限り、 “様々な成分又は材料とブレンド又は混合されているゴム”のことを言うのに互換的に使用され、そのような用語はゴム混合、又はゴム配合分野の当業者には周知である。
本明細書中で使用されているポリマー、特にエラストマーのTgは、別途記載のない限り、そのガラス転移温度のことを言い、これは従来、例えば示差走査熱量計によって15℃の加熱速度で温度対時間曲線の観察される転移まで加熱することにより決定することができる。そのようなTgの決定法は当業者には周知であると理解されている。
本発明に従って、外部トレッドキャップゴム層(タイヤの走行面を提供するため)と前記外部トレッドキャップゴム層の下にある内部ゴム層(トレッドベースゴム層と呼ばれることもある)とを含むキャップ/ベース構成を有する周方向トレッドを備えた空気入りタイヤを提供する。前記トレッドキャップゴム層のゴム組成物は、100重量部のゴムあたりの重量部(phr)を基にして、下記を含む。
(A)下記を含むエラストマー:
(1)約65〜約90phrのシス1,4−ポリイソプレンゴム(好ましくは天然シス1,4−ポリイソプレンゴム)、
(2)約5〜約25phrのシス1,4−ポリブタジエンゴム、
(3)ゼロ〜約12、あるいは約5〜約12phrの3,4−ポリイソプレンゴム及び
(4)所望により約20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴム、
(B)約1〜約8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと、酸化亜鉛、酸化マグネシウム及び炭酸カルシウムの少なくとも一つ、好ましくは炭酸カルシウムとの生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩、
(C)ゼロ〜約20、あるいは約5〜約20phrの炭化水素樹脂、
(D)約45〜約70、あるいは約52〜約65phrの、下記を含む補強充填剤:
(1)約210〜約225m2/gの範囲の窒素表面積(BET)を有するアモルファスの合成シリカ(例えば沈降シリカ)と、前記沈降シリカ上のヒドロキシル基(例えばシラノール基)と反応する部分及び前記エラストマーと相互作用する別の異なる部分を有する前記沈降シリカのためのカップリング剤、又は
(2)ゴム補強カーボンブラックと前記沈降シリカとの組合せ(約2〜約15、あるいは約2〜約10phrの前記ゴム補強カーボンブラックを含有する)と、前記沈降シリカ上のヒドロキシル基(例えばシラノール基)と反応する部分及び前記エラストマーと相互作用する別の異なる部分を有する前記沈降シリカのためのカップリング剤、及び
(E)硫黄及び硫黄硬化促進剤を含む前記ゴム組成物用硬化剤、ここで、前記硫黄硬化促進剤は一次硫黄硬化促進剤及び二次硫黄硬化促進剤の組合せを含み、
ここで、前記一次硫黄硬化促進剤は、N−tertブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド及びN,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドの少なくとも一つを含み、そして
ここで、前記二次硫黄硬化促進剤は、1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを含み、そして
ここで、前記二次硬化促進剤は、所望により、ジフェニルグアニジンを含んでいてもよい。
(1)約65〜約90phrのシス1,4−ポリイソプレンゴム(好ましくは天然シス1,4−ポリイソプレンゴム)、
(2)約5〜約25phrのシス1,4−ポリブタジエンゴム、
(3)ゼロ〜約12、あるいは約5〜約12phrの3,4−ポリイソプレンゴム及び
(4)所望により約20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴム、
(B)約1〜約8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと、酸化亜鉛、酸化マグネシウム及び炭酸カルシウムの少なくとも一つ、好ましくは炭酸カルシウムとの生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩、
(C)ゼロ〜約20、あるいは約5〜約20phrの炭化水素樹脂、
(D)約45〜約70、あるいは約52〜約65phrの、下記を含む補強充填剤:
(1)約210〜約225m2/gの範囲の窒素表面積(BET)を有するアモルファスの合成シリカ(例えば沈降シリカ)と、前記沈降シリカ上のヒドロキシル基(例えばシラノール基)と反応する部分及び前記エラストマーと相互作用する別の異なる部分を有する前記沈降シリカのためのカップリング剤、又は
(2)ゴム補強カーボンブラックと前記沈降シリカとの組合せ(約2〜約15、あるいは約2〜約10phrの前記ゴム補強カーボンブラックを含有する)と、前記沈降シリカ上のヒドロキシル基(例えばシラノール基)と反応する部分及び前記エラストマーと相互作用する別の異なる部分を有する前記沈降シリカのためのカップリング剤、及び
(E)硫黄及び硫黄硬化促進剤を含む前記ゴム組成物用硬化剤、ここで、前記硫黄硬化促進剤は一次硫黄硬化促進剤及び二次硫黄硬化促進剤の組合せを含み、
ここで、前記一次硫黄硬化促進剤は、N−tertブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド及びN,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドの少なくとも一つを含み、そして
ここで、前記二次硫黄硬化促進剤は、1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを含み、そして
ここで、前記二次硬化促進剤は、所望により、ジフェニルグアニジンを含んでいてもよい。
実施において、前記1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサン二次硫黄硬化促進剤は、所望であれば、シリカ担体上に提供されてもよい。また、所望により、最大1mg/kg(もしある場合)のベンゾ(a)ピレン、及び最大10mg/kg(もしある場合)の多環芳香族炭化水素を含有するオイルで処理されてもよい。
実施において、前記沈降シリカ対前記カーボンブラックの重量比は、例えば及び所望であれば、約8.5/1〜約9.2/1の範囲でありうる。
前記高表面積沈降シリカの代表は、Rhodia社製のZeosol(登録商標)200MPである。
前記高表面積沈降シリカの代表は、Rhodia社製のZeosol(登録商標)200MPである。
前記シリカカップリング剤の代表は、例えば、ビス(3−トリアルコキシシリルアルキル)ポリスルフィド(そのポリスルフィドブリッジ中に平均約2〜約4個の連結硫黄原子を有する)又は有機シロキシメルカプトシランを含む。
例えば、前記シリカカップリング剤は、そのポリスルフィド橋中に平均約2〜約2.6個、あるいは約3.4〜約3.8個の連結硫黄原子を有するビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ポリスルフィドを含み得、その代表は、それぞれEvonic社製のSi266(登録商標)及びSi69(登録商標)である。
所望であれば、例えば炭化水素樹脂などの各種樹脂をゴム組成物に添加してもよい。
実施において、そのようなキャップ/ベーストレッド構造、又は構成は、単一ダイを通じてトレッドキャップとトレッドベースを一緒に同時押出し、押出トレッド構造を形成することによって創製できる。典型的には、トレッドキャップ及びトレッドベース用の未加硫配合ゴム組成物は、例えば約100℃〜約125℃の範囲、しばしば典型的には約110℃の温度でダイから押出される。従って、比較的高温押出プロセスと見なされるが、そのような実際の押出温度自体はゴム押出プロセスでは標準的と考えられる。押出されたトレッドストックは、次に、ゴムタイヤカーカス上に構築され、そのアセンブリが創製される。次にそのアセンブリを高温で加硫、又は硬化する。そのような全体的プロセスは当業者には周知である。
実施において、そのようなキャップ/ベーストレッド構造、又は構成は、単一ダイを通じてトレッドキャップとトレッドベースを一緒に同時押出し、押出トレッド構造を形成することによって創製できる。典型的には、トレッドキャップ及びトレッドベース用の未加硫配合ゴム組成物は、例えば約100℃〜約125℃の範囲、しばしば典型的には約110℃の温度でダイから押出される。従って、比較的高温押出プロセスと見なされるが、そのような実際の押出温度自体はゴム押出プロセスでは標準的と考えられる。押出されたトレッドストックは、次に、ゴムタイヤカーカス上に構築され、そのアセンブリが創製される。次にそのアセンブリを高温で加硫、又は硬化する。そのような全体的プロセスは当業者には周知である。
このようにして、前述のトレッドキャップとトレッドベースの同時押出プロセス及び同時加硫により、トレッドキャップとトレッドベースは、ここではタイヤの一体化した協同的なユニット又は部品と見なされる。
窒素表面積を測定するBET法は、Journal of the American Chemical Society,第60巻、並びにASTM D3037に記載されている。
当業者であれば、トレッドゴムのゴム組成物は、ゴム配合分野で一般的に知られている方法によって配合されるであろうことは容易に分かるはずである。例えば、様々な硫黄加硫可能成分ゴムを、一般的に使用されている様々な添加剤材料、例えば、硬化補助剤、例えば硫黄、活性化剤、遅延剤及び促進剤、加工添加剤、例えばオイル、粘着付与樹脂を含む樹脂、シリカ、及び可塑剤、充填剤、顔料、脂肪酸、酸化亜鉛、ワックス、抗酸化剤及びオゾン劣化防止剤、しゃく解剤及び補強材料、例えばシリカ及びカーボンブラックなどと混合する。当業者には分かる通り、硫黄加硫可能(sulfur vulcanizable)及び硫黄加硫(sulfur-vulcanized)材料(ゴム)の意図する使用に応じて、上記添加剤は選択され、従来量で一般的に使用される。
本発明のためのカーボンブラック、シリカ及びシリカカップラーの典型的な添加については本明細書中で先に述べた。
加工助剤の典型量は、約1〜約30phrを含む。そのような加工助剤は、例えば、芳香族、ナフテン系、及び/又はパラフィン系プロセス油、及び各種脂肪酸のブレンド、例えば各種亜鉛系石鹸を含みうる。
加工助剤の典型量は、約1〜約30phrを含む。そのような加工助剤は、例えば、芳香族、ナフテン系、及び/又はパラフィン系プロセス油、及び各種脂肪酸のブレンド、例えば各種亜鉛系石鹸を含みうる。
抗酸化剤の典型量は約1〜約5phrを含む。代表的抗酸化剤は、例えばジフェニル−p−フェニレンジアミン及びその他、例えばVanderbilt Rubber Handbook(1978),344〜346ページに開示されているものであろう。オゾン劣化防止剤の典型量は約1〜5phrを含む。脂肪酸の典型量は、使用される場合、ステアリン酸を含みうるが(通常、ステアリン酸及びその他の類似脂肪酸、例えばパルミチン酸などとのブレンドとして市販されている)、約0.5〜約4phrを含む。酸化亜鉛の典型量は約2〜約5phrを含む。ワックスの典型量は約1〜約5phrを含む。微晶質ワックスが使用されることが多い。しゃく解剤の典型量は約0.1〜約1phrを含む。典型的なしゃく解剤は、例えば、ペンタクロロチオフェノール及びジベンズアミドジフェニルジスルフィドでありうる。
加硫は、本明細書中で先に述べたとおり、硫黄及び硫黄硬化促進剤の存在下で実施される。
上記添加剤の存在及び相対量は、より主眼的にはトラックタイヤに向けられている本発明の明細書で前に示されている場合を除き、本発明の側面とは見なされない。
上記添加剤の存在及び相対量は、より主眼的にはトラックタイヤに向けられている本発明の明細書で前に示されている場合を除き、本発明の側面とは見なされない。
タイヤは、当業者には容易に明らかな様々な方法によって構築、成形、成型及び硬化できる。
本発明は以下の実施例を参照することによってよりよく理解できるであろう。実施例中、部及びパーセンテージは別途記載のない限り重量による。
本発明は以下の実施例を参照することによってよりよく理解できるであろう。実施例中、部及びパーセンテージは別途記載のない限り重量による。
実施例I
トレッドゴム層として使用するための低減された内部発熱性を有するゴム組成物の製造の効果を評価するためにゴムサンプルを製造した。
トレッドゴム層として使用するための低減された内部発熱性を有するゴム組成物の製造の効果を評価するためにゴムサンプルを製造した。
この実施例の基本ゴム組成物(量は概数である)を以下の表1に報告する。部及びパーセンテージは、必要な場合、別途記載のない限り重量による。
この評価のために、ゴムサンプルA〜Eを評価した。
対照ゴムサンプルAは、シス1,4−ポリイソプレン天然ゴム及びシス1,4−ポリブタジエンゴム(A)、スチレン/ブタジエンゴム、沈降シリカ(A)、カーボンブラック(A)、脂肪酸塩/石鹸(主にカルシウム系)、及び硫黄とスルフェンアミド及びジフェニルグアニジン促進剤を含む硫黄硬化系の組合せを含む成分を用いて製造した。
対照ゴムサンプルAは、シス1,4−ポリイソプレン天然ゴム及びシス1,4−ポリブタジエンゴム(A)、スチレン/ブタジエンゴム、沈降シリカ(A)、カーボンブラック(A)、脂肪酸塩/石鹸(主にカルシウム系)、及び硫黄とスルフェンアミド及びジフェニルグアニジン促進剤を含む硫黄硬化系の組合せを含む成分を用いて製造した。
実験ゴムサンプルBは、3,4−ポリイソプレンゴム及びシス1,4−ポリブタジエンゴム(B)、カーボンブラック(B)、脂肪酸塩/石鹸(主にカルシウム系)、及び硫黄とスルフェンアミド及び1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサン硫黄硬化促進剤を含む硫黄硬化系の組合せを含む成分を用いて製造した。
ゴム組成物は、成分を密閉式ゴムミキサー(internal rubber mixer)にて一連の逐次混合ステップでブレンドしながら、混合ステップの合間にゴム混合物を分出し(sheeting out)して40℃未満の温度に冷却することによって製造した。逐次混合ステップは、ノンプロダクティブ混合ステップ(一つ又は複数)(NP)とそれに続くプロダクティブ混合ステップ(P)(硫黄及び硫黄硬化促進剤が添加される)を含んでいた。
そのような逐次混合ステップは当業者には周知である。
以下の表2に、表1に示した配合から取ったゴムサンプルA及びBの硬化挙動及び各種物理的性質を報告する。ゴムサンプルは、必要に応じて約150℃で約18分間硫黄硬化された。
以下の表2に、表1に示した配合から取ったゴムサンプルA及びBの硬化挙動及び各種物理的性質を報告する。ゴムサンプルは、必要に応じて約150℃で約18分間硫黄硬化された。
表2から、実験ゴムサンプルBは、対照ゴムサンプルAと比べて、高い弾性反発値の範囲(弾性反発範囲の一部は対照ゴムサンプルAと重なっているが)及び低いタンデルタ値の範囲を示したことが観察される。このことは、実験ゴムサンプルは、対照ゴムサンプルAと比べて、低減された車両燃費を促進するのに有益な比較的低い転がり抵抗を有するようなゴム組成物のトレッドを有するタイヤを予測させるという意味において重要と考えられる。
表2から、実験ゴムサンプルBは、対照ゴムサンプルAと比べて、高い沈降シリカ含有量を有することも観察される。このことは、実験ゴムサンプルBは、対照ゴムサンプルAと比べて、そのようなゴム組成物のトレッドを有するタイヤの良好な車両湿潤ブレーキ特性(wet braking property)を促進することが期待されるという意味において重量と考えられる。
実験ゴムサンプルBは、実験ゴムサンプルAと比べて、そのようなゴム組成物のトレッドを有するタイヤのために改良された(有益な低減)車両転がり抵抗も、有益な車両湿潤タイヤ湿潤牽引特性も促進すると結論付けることができる。
本発明を説明する目的で、一定の代表的態様及び詳細を示してきたが、当業者には、本発明の精神又は範囲から逸脱することなく、その中で多様な変更及び修正がなされうることは明白であろう。
[発明の態様]
1.外部トレッドキャップゴム層と前記外部トレッドキャップゴム層ゴムの下にある内部ゴム層とを含むキャップ/ベース構成を有する周方向トレッドを備えた空気入りタイヤであって、前記トレッドキャップゴム層のゴム組成物は、100重量部のゴムあたりの重量部(phr)を基にして、
(A)下記を含むエラストマー:
(1)約65〜約90phrのシス1,4−ポリイソプレンゴム、
(2)約5〜約25phrのシス1,4−ポリブタジエンゴム、
(3)ゼロ〜約12phrの3,4−ポリイソプレンゴム及び
(4)所望により約20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴム、
(B)約1〜約8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと、酸化亜鉛、酸化マグネシウム及び炭酸カルシウムの少なくとも一つとの生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩、
(C)ゼロ〜約20phrの炭化水素樹脂、
(D)約45〜約70phrの、下記を含む補強充填剤:
(1)約210〜約225m2/gの範囲の窒素表面積(BET)を有する沈降シリカと、前記沈降シリカ上のヒドロキシル基(例えばシラノール基)と反応する部分及び前記エラストマーと相互作用する別の異なる部分を有する前記沈降シリカのためのカップリング剤、又は
(2)ゴム補強カーボンブラックと前記沈降シリカとの組合せ(約2〜約15phrの前記ゴム補強カーボンブラックを含有する)と、前記沈降シリカ上のヒドロキシル基と反応する部分及び前記エラストマーと相互作用する別の異なる部分を有する前記沈降シリカのためのカップリング剤、及び
(E)硫黄及び硫黄硬化促進剤を含む前記ゴム組成物用硬化剤、ここで、前記硫黄硬化促進剤は一次硫黄硬化促進剤及び二次硫黄硬化促進剤の組合せを含み、
ここで、前記一次硫黄硬化促進剤は、N−tertブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド及びN,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドの少なくとも一つを含み、そして
ここで、前記二次硫黄硬化促進剤は、1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを含む
を含むタイヤ。
1.外部トレッドキャップゴム層と前記外部トレッドキャップゴム層ゴムの下にある内部ゴム層とを含むキャップ/ベース構成を有する周方向トレッドを備えた空気入りタイヤであって、前記トレッドキャップゴム層のゴム組成物は、100重量部のゴムあたりの重量部(phr)を基にして、
(A)下記を含むエラストマー:
(1)約65〜約90phrのシス1,4−ポリイソプレンゴム、
(2)約5〜約25phrのシス1,4−ポリブタジエンゴム、
(3)ゼロ〜約12phrの3,4−ポリイソプレンゴム及び
(4)所望により約20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴム、
(B)約1〜約8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと、酸化亜鉛、酸化マグネシウム及び炭酸カルシウムの少なくとも一つとの生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩、
(C)ゼロ〜約20phrの炭化水素樹脂、
(D)約45〜約70phrの、下記を含む補強充填剤:
(1)約210〜約225m2/gの範囲の窒素表面積(BET)を有する沈降シリカと、前記沈降シリカ上のヒドロキシル基(例えばシラノール基)と反応する部分及び前記エラストマーと相互作用する別の異なる部分を有する前記沈降シリカのためのカップリング剤、又は
(2)ゴム補強カーボンブラックと前記沈降シリカとの組合せ(約2〜約15phrの前記ゴム補強カーボンブラックを含有する)と、前記沈降シリカ上のヒドロキシル基と反応する部分及び前記エラストマーと相互作用する別の異なる部分を有する前記沈降シリカのためのカップリング剤、及び
(E)硫黄及び硫黄硬化促進剤を含む前記ゴム組成物用硬化剤、ここで、前記硫黄硬化促進剤は一次硫黄硬化促進剤及び二次硫黄硬化促進剤の組合せを含み、
ここで、前記一次硫黄硬化促進剤は、N−tertブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド及びN,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドの少なくとも一つを含み、そして
ここで、前記二次硫黄硬化促進剤は、1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを含む
を含むタイヤ。
2.前記二次硫黄硬化促進剤がさらにジフェニルグアニジンを含む、1記載のタイヤ。
3.前記ゴム組成物が、約5〜約20phrの前記炭化水素樹脂を含有する、1記載のタイヤ。
3.前記ゴム組成物が、約5〜約20phrの前記炭化水素樹脂を含有する、1記載のタイヤ。
4.前記ゴム組成物が、約5〜約12phrの前記3,4−ポリイソプレンゴムを含有する、1記載のタイヤ。
5.前記ゴム組成物が、約5〜約12phrの前記3,4−ポリイソプレンゴムを含有する、4記載のタイヤ。
5.前記ゴム組成物が、約5〜約12phrの前記3,4−ポリイソプレンゴムを含有する、4記載のタイヤ。
6.前記ゴム組成物が、約20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴムを含有する、1記載のタイヤ。
7.前記ゴム組成物が、約20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴムを含有する、5記載のタイヤ。
8.前記ゴム組成物が、約1〜約8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと酸化亜鉛との生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩を含有する、1記載のタイヤ。
9.前記ゴム組成物が、約1〜約8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと酸化亜鉛との生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩を含有する、5記載のタイヤ。
10.前記ゴム組成物が、約1〜約8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと炭酸カルシウムとの生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩を含有する、1記載のタイヤ。
11.前記ゴム組成物が、約1〜約8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと炭酸カルシウムとの生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩を含有する、5記載のタイヤ。
12.前記ゴム組成物が、約20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴムを含有する、5記載のタイヤ。
13.前記ゴム組成物が、約20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴムを含有する、9記載のタイヤ。
14.前記沈降シリカ対前記カーボンブラックの重量比が、約8.5/1〜約9.2/1の範囲である、1記載のタイヤ。
15.前記沈降シリカ対前記カーボンブラックの重量比が、約8.5/1〜約9.2/1の範囲である、5記載のタイヤ。
15.前記沈降シリカ対前記カーボンブラックの重量比が、約8.5/1〜約9.2/1の範囲である、5記載のタイヤ。
16.前記沈降シリカ対前記カーボンブラックの重量比が、約8.5/1〜約9.2/1の範囲である、9記載のタイヤ。
17.前記沈降シリカ対前記カーボンブラックの重量比が、約8.5/1〜約9.2/1の範囲である、11記載のタイヤ。
17.前記沈降シリカ対前記カーボンブラックの重量比が、約8.5/1〜約9.2/1の範囲である、11記載のタイヤ。
18.前記ゴム組成物が約52〜約65phrの前記沈降シリカを含有する、1記載のタイヤ。
19.前記ゴム組成物が約52〜約65phrの、沈降シリカと約5〜約20phrのゴム補強カーボンブラックとの組合せを含む補強充填剤を含有する、1記載のタイヤ。
19.前記ゴム組成物が約52〜約65phrの、沈降シリカと約5〜約20phrのゴム補強カーボンブラックとの組合せを含む補強充填剤を含有する、1記載のタイヤ。
20.前記ゴム組成物が約52〜約65phrの、沈降シリカと約5〜約20phrのゴム補強カーボンブラックとの組合せを含む補強充填剤を含有する、5記載のタイヤ。
Claims (20)
- 外部トレッドキャップゴム層と前記外部トレッドキャップゴム層ゴムの下にある内部ゴム層とを含み、前記トレッドキャップゴム層のゴム組成物は、100重量部のゴムあたりの重量部(phr)を基にして、
(A)下記を含むエラストマー:
(1)65〜90phrのシス1,4−ポリイソプレンゴム、
(2)5〜25phrのシス1,4−ポリブタジエンゴム、
(3)ゼロ〜12phrの3,4−ポリイソプレンゴム及び
(4)所望により20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴム、
(B)1〜8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと、酸化亜鉛、酸化マグネシウム及び炭酸カルシウムの少なくとも一つとの生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩、
(C)ゼロ〜20phrの炭化水素樹脂、
(D)45〜70phrの、下記を含む補強充填剤:
(1)210〜225m2/gの範囲の窒素表面積(BET)を有する沈降シリカと、前記沈降シリカ上のヒドロキシル基と反応する部分及び前記エラストマーと相互作用する別の異なる部分を有する前記沈降シリカのためのカップリング剤、又は
(2)ゴム補強カーボンブラックと前記沈降シリカとの組合せ(2〜15phrの前記ゴム補強カーボンブラックを含有する)と、前記沈降シリカ上のヒドロキシル基と反応する部分及び前記エラストマーと相互作用する別の異なる部分を有する前記沈降シリカのためのカップリング剤、及び
(E)硫黄及び硫黄硬化促進剤を含む前記ゴム組成物用硬化剤、ここで、前記硫黄硬化促進剤は一次硫黄硬化促進剤及び二次硫黄硬化促進剤の組合せを含み、
ここで、前記一次硫黄硬化促進剤は、N−tertブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド及びN,N−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドの少なくとも一つを含み、そして
ここで、前記二次硫黄硬化促進剤は、1,6−ビス(N,N−ジベンジルチオカルバモイルジチオ)ヘキサンを含む
を含むことを特徴とする、キャップ/ベース構成を有する周方向トレッドを備えた空気入りタイヤ。 - 前記二次硫黄硬化促進剤がさらにジフェニルグアニジンを含むことを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が、5〜20phrの前記炭化水素樹脂を含有することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が、5〜12phrの前記3,4−ポリイソプレンゴムを含有することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が、5〜12phrの前記3,4−ポリイソプレンゴムを含有することを特徴とする、請求項4に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が、20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴムを含有することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が、20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴムを含有することを特徴とする、請求項5に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が、1〜8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと酸化亜鉛との生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩を含有することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が、1〜8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと酸化亜鉛との生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩を含有することを特徴とする、請求項5に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が、1〜8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと炭酸カルシウムとの生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩を含有することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が、1〜8phrの、ステアリン、パルミチン及びオレイン酸の少なくとも一つと炭酸カルシウムとの生成物を含む少なくとも一つの脂肪酸の塩を含有することを特徴とする、請求項5に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が、20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴムを含有することを特徴とする、請求項5に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が、20phrまでの、イソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つのポリマー及びスチレンとイソプレン及び1,3−ブタジエンの少なくとも一つとのコポリマーから選ばれる少なくとも一つの追加的ゴムを含有することを特徴とする、請求項9に記載のタイヤ。
- 前記沈降シリカ対前記カーボンブラックの重量比が、8.5/1〜9.2/1の範囲であることを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記沈降シリカ対前記カーボンブラックの重量比が、8.5/1〜9.2/1の範囲であることを特徴とする、請求項5に記載のタイヤ。
- 前記沈降シリカ対前記カーボンブラックの重量比が、8.5/1〜9.2/1の範囲であることを特徴とする、請求項9に記載のタイヤ。
- 前記沈降シリカ対前記カーボンブラックの重量比が、8.5/1〜9.2/1の範囲であることを特徴とする、請求項11に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が52〜65phrの前記沈降シリカを含有することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が52〜65phrの、沈降シリカと5〜20phrのゴム補強カーボンブラックとの組合せを含む補強充填剤を含有することを特徴とする、請求項1に記載のタイヤ。
- 前記ゴム組成物が52〜65phrの、沈降シリカと5〜20phrのゴム補強カーボンブラックとの組合せを含む補強充填剤を含有することを特徴とする、請求項5に記載のタイヤ。
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