JP2013143575A - 無線通信端末装置及び無線通信端末装置制御方法 - Google Patents
無線通信端末装置及び無線通信端末装置制御方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】異なる複数の通信方式を用いて並行して通信を行う場合におけるSARを低減する無線通信端末装置及び無線通信端末装置制御方法を提供する。
【解決手段】無線制御部11、12は、異なる複数の通信方式を用いて並行して複数の通信を行う。送信電力検出部213、223は、無線制御部11、12による各通信方式を用いた通信における送信電力を検出する。送信電力管理部3は、送信電力検出部213、223が検出した送信電力を基に、各通信による比吸収率の合計を求め、求めた比吸収率の合計が所定の基準値を超える場合、前記複数の通信方式を用いた通信それぞれが重ならないように時分割して通信を行うようにプロトコル制御部214、224に指示する。
【選択図】図1
【解決手段】無線制御部11、12は、異なる複数の通信方式を用いて並行して複数の通信を行う。送信電力検出部213、223は、無線制御部11、12による各通信方式を用いた通信における送信電力を検出する。送信電力管理部3は、送信電力検出部213、223が検出した送信電力を基に、各通信による比吸収率の合計を求め、求めた比吸収率の合計が所定の基準値を超える場合、前記複数の通信方式を用いた通信それぞれが重ならないように時分割して通信を行うようにプロトコル制御部214、224に指示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、無線通信端末装置及び無線通信端末装置制御方法に関する。
近年、無線通信において様々な通信方式が提案されている。例えば、携帯電話装置において用いられる通信方式としては、CDMA(Code Division Multiple Access)やLTE(Long Term Evolution)などが知られている。以下では、それぞれをCDMA方式及びLTE方式と呼ぶ。その他にも携帯電話装置では、固定無線通信の標準規格(WiMAX(登録商標):Worldwide Interoperability for Microwave Access)や無線LANの標準規格(WiFi(登録商標):Wireless Fidelity)により規定された通信方式などが用いられる。以下では、それぞれをWiMAX方式及びWiFi方式と呼ぶ。このように、様々な通信方式を用いた通信が行える無線通信端末装置の場合、複数の異なる通信方式を用いた通信が並行して行われることが考えられる。
また、無線通信端末装置を用いて通信を行う場合、無線通信端末装置から電磁波が発生することが知られている。無線通信端末から発生する電磁波は人体に影響を及ぼす可能性がある。そこで、無線通信端末装置から出力された電磁波の影響を人体が一定時間にどのくらい受けたかを表す基準として、人体に吸収されるエネルギー量を表すSAR(Specific Absorption Rate:比吸収率)が用いられる。そして現在、人体に許容される電磁波の基準値が設けられている。具体的には、許容される電磁波の基準値として、SARが2W/kgを超えないというSARの規格が設けられている。
無線通信装置から発生する電磁波への対策として、次のような従来技術が提案されている。例えば、アンテナの角度を調整してSARの値を下げる従来技術がある。また、音声通話時には指向性アンテナを使用し、待受け時には無指向性アンテナを使用する従来技術がある。また、アンテナと頭部とが近い場合に影響が少ない指向特性のアンテナに切り替える従来技術がある。また、人体との距離に応じて送信電力を変化させる従来技術がある。また、音声通話の場合とデータ通信の場合とで送信電力を切り替えて、音声通話の場合には省電力にする従来技術がある。
しかしながら、複数の異なる通信方式を用いた通信を並行して行った場合、各通信方式の通信により発生する電磁波それぞれはSARの規格以内であっても、無線通信端末装置から発生した電磁波の合計により、SARの規格に抵触してしまうおそれがある。例えば、WLANやBlouetooth(登録商標)などの近距離無線通信は、送信パワーが弱いため、SARへの影響は少ない。これに対して、WiMAX方式やLTE方式などを用いたデータ通信は、送信パワーが大きくSARへの影響が大きい。そこで、CDMA方式を用いて音声通話を行ないながら、WiMAX方式やLTE方式などを用いてデータ通信を行った場合、それぞれの通信方式を用いた通信による電磁波の影響により、全体としてSARの合計を基準値内に収めることが困難である。
また、上述した無線通信装置から発生する電磁波への対策のための従来技術は、いずれも1つの通信方式を用いた通信を行う場合におけるSARの低減を目的としており、異なる複数の通信方式を用いて並行して複数の通信を行う場合を想定していない。そのため、異なる通信方式を用いて並行して通信を行った場合に、全体としてSARの合計を基準値内に収めることが困難である。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、異なる複数の通信方式を用いて並行して通信を行う場合におけるSARを低減する無線通信端末装置及び無線通信端末装置制御方法を提供することを目的とする。
本願の開示する無線通信端末装置及び無線通信端末装置制御方法は、一つの態様において、無線通信部は、異なる複数の通信方式を用いて並行して複数の通信を行う。送信電力検出部は、前記無線通信部による各通信方式を用いた通信における送信電力を検出する。制御部は、前記送信電力検出部が検出した送信電力を基に、各通信による比吸収率の合計を求め、求めた比吸収率の合計が所定の基準値を超える場合、前記複数の通信方式を用いた通信それぞれが重ならないように時分割して通信を行うように前記無線通信部を制御する。
本願の開示する無線通信端末装置及び無線通信端末装置制御方法の一つの態様によれば、異なる複数の通信方式を用いて並行して通信を行う場合におけるSARを低減することができるという効果を奏する。
以下に、本願の開示する無線通信端末装置及び無線通信端末装置制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する無線通信端末装置及び無線通信端末装置制御方法が限定されるものではない。特に、以下では、無線通信端末装置として携帯電話装置を例に説明するが、無線通信端末装置はこれに限らず、複数の通信方式を用いて並行して複数の通信を行うものであればよい。
図1は、実施例1に係る携帯電話装置のブロック図である。図1に示すように、本実施例に係る携帯電話装置は、無線制御部11、12、CDMAシステム制御部21、WiMAXシステム制御部22、送信電力管理部3、アプリケーション実行部4及びユーザインタフェース5を有している。
無線制御部11は、ベースバンド信号であるデータの入力をモデム部211から受ける。そして、無線制御部11は、受信したデータに対して周波数変換などを行い、無線信号のデータを生成する。そして、無線制御部11は、CDMA方式による通信を用いて、無線信号のデータを基地局などの外部装置に向けて送信する。以下では、CDMA方式による無線信号を「CDMA信号」と呼ぶ。
また、無線制御部11は、アンテナを介して基地局からCDMA信号を受信する。無線制御部11は、受信したCDMA信号に対してベースバンド帯域への周波数変換を行い、ベースバンド信号を生成する。無線制御部11は、ベースバンド信号となったCDMA信号をモデム部211へ出力する。
無線制御部12は、無線制御部11とほぼ同様であるので、説明を省略する。ただし、無線制御部12は、WiMAX方式を用いてデータの送信を行う。
CDMAシステム制御部21は、モデム部211、送信電力検出部213及びプロトコル制御部214を有している。
モデム部211は、送信するデータと共にデータ送信の指示をプロトコル制御部214から受ける。モデム部211は、ベースバンド信号となったCDMA信号に対して復調処理及び復号化処理などを施す。そして、モデム部211は、復調処理及び復号処理を施したCDMA信号をプロトコル制御部214へ出力する。
また、モデム部211は、基地局などの外部装置に向けて送信するデータのベースバンド信号の入力をプロトコル制御部214から受ける。そして、モデム部211は、受信したベースバンド信号に対して符号化処理及び変調処理などを施す。その後、モデム部211は、符号化処理及び変調処理を施したベースバンド信号を無線制御部11へ出力する。
送信電力検出部213は、無線制御部11がデータ送信に用いた送信電力を検出する。そして、送信電力検出部213は、検出した送信電力を送信電力管理部3へ出力する。
プロトコル制御部214は、CDMA方式を用いた通信における発呼やハンドオーバの処理を行う。また、プロトコル制御部214は、音声データなどのデータの入力をアプリケーション実行部4から受ける。そして、プロトコル制御部214は、受信したデータをモデム部211へ出力する。さらに、プロトコル制御部214は、SAR値の合計が基準値を超えた場合、送信電力の制御の指示を送信電力管理部3から受ける。本実施例では、プロトコル制御部214は、通信の中断及び再開の指示、すなわち時分割した通信の指示を送信電力管理部3から受信する。そして、プロトコル制御部214は、送信電力管理部3からの指示に従いCDMA方式を用いた通信の実行指示をモデム部211へ出力する。具体的には、プロトコル制御部214は、通信の中断指示を受けると、次に通信の開始指示を受けるまでモデム部211への通信の実行指示を停止し、その後、通信の開始指示を受けると、モデム部211に対して通信の実行指示を出力する。
また、プロトコル制御部214は、通信の中断指示を受けている間、通信対象である外部装置との間のRSSIを検出する。そして、プロトコル制御部214は、検出したRSSIを送信電力管理部3へ出力する。
WiMAXシステム制御部22は、モデム部221、送信電力検出部223及びプロトコル制御部224を有している。WiMAXシステム制御部22の各部は、通信方式としてWiMAXを用いてCDMAシステム制御部21の各部と同様の動作を行う。そこで、WiMAXシステム制御部22の動作については説明を省略する。
送信電力管理部3は、例えば、SAR基準値及び送信電力及びSARの相関情報を記憶している。SAR基準値は、携帯電話装置から発生する電磁波によるSAR値の上限値である。SAR基準値は、例えば、本実施例では、法定規格である2.0W/kgなどと決められる。送信電力及びSARの相関情報は、例えば、図2に示すような相関関係を表すグラフなどである。図2は、送信電力及びSARの相関関係を表す図である。図2は、縦軸がSAR値を表し、横軸が送信電力を表している。図2におけるグラフ61は、CDMA方式における送信電力及びSARの相関関係を表している。また、グラフ62は、WiMAX方式における送信電力及びSARの相関関係を表している。図2に示すように、グラフ61及び62のいずれにおいても、送信電力の上昇に比例してSAR値も上昇する。また、CDMA方式の方が、WiMAX方式よりもSAR値が大きい。ここで、本実施例では、送信電力及びSARの相関情報として相関関係を表すグラフを用いているが、これはテーブルや関係式など、送信電力からSAR値が求められるものであれば他のものでも良い。
また、送信電力管理部3は、タイマを有している。さらに、送信電力管理部3は、時分割通信を行っていない場合のSAR検出周期、及び時分割通信を行っている場合のSAR検出周期を記憶している。そして、送信電力管理部3は、自己のタイマを用いて時間を計測し、時分割通信を行っていない場合のSAR検出周期で、CDMA方式の通信の送信電力の値を送信電力検出部213から受信する。さらに、送信電力管理部3は、同じタイミングで、WiMAX方式の通信の送信電力の値を送信電力検出部223から受信する。
そして、送信電力管理部3は、送信電力検出部213から受信した送信電力に対応するSAR値を送信電力及びSARの相関情報から取得する。また、送信電力管理部3は、送信電力検出部223から受信した送信電力に対応するSAR値を送信電力及びSARの相関情報から取得する。さらに、送信電力管理部3は、取得したSAR値の合計を算出する。そして、送信電力管理部3は、算出したSAR値の合計がSAR基準値を超えているか否かを判定する。送信電力管理部3は、SAR値の合計がSAR基準値を超えている場合、CDMA方式の通信及びWiMAX方式の通信を時分割で行うことを決定する。本実施例では、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信及びWiMAX方式の通信のいずれも等分で時分割を行うように決定する。すなわち、本実施例では、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信とWiMAX方式の通信を所定期間ずつ繰り返すように決定する。その後、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信のタイミング及びWiMAX方式の通信のタイミングを決定する。そして、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信開始のタイミングでプロトコル制御部214に通信再開を指示し、プロトコル制御部224に通信中断を指示する。また、WiMAX方式の通信開始のタイミングで、送信電力管理部3は、プロトコル制御部224に通信再開を指示し、プロトコル制御部214に通信中断を指示する。これに対して、SAR値の合計がSAR基準値を超えていない場合には、そのままSARの監視を続ける。
さらに、送信電力管理部3は、時分割の通信を開始した後、自己のタイマを用いて時間を計測し、時分割通信を行っている場合のSAR検出周期で、SAR値の合計値の算出を行う。ただし、時分割中は、CDMA方式又はWiMAX方式どちらか一方の通信のみが行われ、他方の通信方式による通信は実際には中断している状態である。そこで、送信電力管理部3は、プロトコル制御部214及び224の通信が中断している側からRSSI(Received Signal Strength Indication)を取得する。そして、送信電力管理部3は、受信したRSSIから送信電力の予想値、すなわち、もしそのタイミングで通信を行ったならばどの程度の送信電力を使用するかを表す値を取得する。ここで、RSSIから送信電力を求めるには、送信電力管理部3は、RSSIと送信電力との対応を表すテーブルを保持しておきそこから受信したRSSIに対応する送信電力を取得しても良いし、RSSIから送信電力を求める式を用いて算出してもよい。そして、送信電力管理部3は、通信が中断している側の送信電力の予想値に対応するSAR値を、送信電力及びSARの相関情報から取得する。また、送信電力管理部3は、通信を行っている通信方式における送信電力を、送信電力検出部213及び223のうち通信を行っている側から取得する。そして、送信電力管理部3は、通信を行っている側の通信方式の送信電力に対応するSAR値を、送信電力及びSARの相関情報から取得する。その後、送信電力管理部3は、通信が中断している側の送信電力の予想値に対応するSAR値及び通信を行っている側の通信方式の送信電力に対応するSAR値の合計(以下では、「SAR値の合計の予想値」という場合がある。)を算出する。そして、送信電力管理部3は、SAR値の合計の予想値がSAR基準値以内か否かを判定する。SAR値の合計の予想値がSAR基準値以内であれば、送信電力管理部3は、時分割した通信を解除し、CDMA方式の通信及びWiMAX方式の通信の双方を並行して行うように、プロトコル制御部214及び224に指示する。これに対して、SAR値の合計の予想値がSAR基準値を超えていれば、送信電力管理部3は、時分割した通信を継続する。
アプリケーション実行部4は、ユーザインタフェース5からのアプリケーション開始指示などを受けて、各種アプリケーションを実行する。また、アプリケーション実行部4は、アプリケーションで用いられるデータの入力をユーザインタフェース5から受ける。
また、アプリケーション実行部4は、実行しているアプリケーションが外部装置との通信を行う場合、そのアプリケーションが使用する通信方式を用いた通信を行うプロトコル制御部214に通信の実行を指示する。例えば、WiMAXを用いてデータの送受信を行うアプリケーションの場合、アプリケーション実行部4は、そのアプリケーションがデータの送信を行う場合には、プロトコル制御部224に対してデータの送信を指示する。
さらに、アプリケーション実行部4は、アプリケーションの実行などによる出力データをユーザインタフェース5へ出力する。
ユーザインタフェース5は、液晶画面、キーパッド、マイク及びスピーカなどを有している。携帯電話装置の利用者(以下では、「操作者」という。)は、ユーザインタフェース5を用いてデータの取得及び入力などを行う。例えば、操作者は、液晶画面を参照しながらキーパッドを用いた情報の入力や、マイク及びスピーカを用いた音声通話などを行う。ユーザインタフェース5から入力されたデータは、アプリケーション実行部4へ出力される。また、アプリケーション実行部4が出力したデータは、ユーザインタフェース5により操作者へ提供される。
次に、図3を参照して、本実施例に係る携帯電話装置における時分割通信時における送信電力の変化について説明する。図3は、実施例1における時分割通信を行う場合の送信電力の変化を説明するための図である。図3のグラフ601は、CDMA方式における送信電力の経時的な変化を表している。また、図3のグラフ602は、WiMAX方式における送信電力の経時的な変化を表している。グラフ601及びグラフ602は、いずれも縦軸を送信電力とし横軸を時間としている。
グラフ601及び602に示すように、本実施例に係る携帯電話装置は、最初はCDMA方式の通信とWiMAX方式の通信とを並行して行っている。そして、タイミング603で、送信電力管理部3が、SAR値の合計がSAR基準値を超えたと判定する。その場合、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信とWiMAX方式の通信を所定期間ずつ繰り返す時分割通信を開始する。時分割通信の間は、CDMA方式の通信とWiMAX方式通信が重ならない。すなわち、送信電力605及び送信電力606のように、CDMA方式の通信による送信電力の発生とWiMAX方式の通信による送信電力の発生とが重ならなくなる。そして、本実施例に係る携帯電話では、いずれか一つの通信方式のみの通信であれば、その通信で発生するSAR値はSAR基準値内に収まるようになっている。そのため、時分割通信においては、CDMA方式の通信によるSAR値とWiMAX方式の通信によるSAR値との合計は、SAR基準値内に収まる。
さらに、時分割通信を行っている間、送信電力管理部3は、通信が中断している側の送信電力の予想値に対応するSAR値及び通信を行っている側の通信方式の送信電力に対応するSAR値の合計、すなわちSAR値の合計の予想値を算出する。例えば、送信電力605のタイミングでは、送信電力管理部3は、送信電力605に対応するSAR値とそのタイミングでのWiMAX方式の通信における送信電力の予想値に対応するSAR値との合計を算出する。そして、送信電力管理部3は、SAR値の合計の予想値がSAR基準値を下回ると、時分割通信を解除する。図3は、WiMAX方式において送信電力607が発生した時点で、SAR値の合計の予想値がSAR基準値を下回ったとする。この場合、送信電力管理部3は、タイミング604で時分割通信を解除してCDMA方式とWiMAX方式との通信を並行して行うようにプロトコル制御部214及び224に指示する。タイミング604では、既にCDMA方式の通信での送信電力が低くなっているので、SAR値の合計は、SAR基準値以下となっている。この場合、期間608が時分割通信を行なっている期間となる。
次に、図4を参照して、本実施例に係る携帯電話装置における時分割通信を行う場合のデータの流れについて説明する。図4は、実施例1に係る携帯電話装置による時分割通信のシーケンス図である。
各縦軸は上部に記された各部及び外部装置における処理を表しており、矢印が外に他の軸に向かう場合はデータの送信を表し、矢印が向かっている場合にはデータの受信を表している。
CDMAシステム制御部21が、無線制御部11を介して、CDMA基地局に対して通信開始を通知する(ステップS1)。これにより、携帯電話装置とCDMA基地局との間でCDMA方式を用いた通信が開始される。通信中に、CDMAシステム制御部21は、送信電力を送信電力管理部3へ通知する(ステップS2)。
次に、WiMAXシステム制御部22が、無線制御部12を介して、WiMAX基地局に対して通信開始を通知する(ステップS3)。これにより、携帯電話装置とWiMAX基地局との間でWiMAX方式を用いた通信が開始される。この時、携帯電話装置は、CDMA方式の通信とWiMAX方式の通信とを並行して行なっている。通信中に、WiMAXシステム制御部22は、送信電力を送信電力管理部3へ通知する(ステップS4)。
その後、送信電力管理部3は、各送信電力から求めたSAR値の合計がSAR基準値を超えたと判定する(ステップS5)。そして、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信を中断するように、CDMAシステム制御部21へ指示する(ステップS6)。これを受けて、CDMAシステム制御部21は、通信を中断すると共に、CDMA基地局に対して通信の中断を通知する(ステップS7)。これにより、CDMA基地局も通信を中断する。この時点から、時分割通信が開始する。本実施例では、時分割された最初の通信をWiMAX方式の通信で行い、その後、順にCDMA方式とWiMAX方式の通信を交互に繰り返していく場合で説明する。
そして、CDMAシステム制御部21は、時分割通信における通信中断期間においてRSSIを送信電力管理部3へ通知する(ステップS8)。送信電力管理部3は、RSSIからCDMA方式の通信における送信電力の予測値を求める。また、WiMAXシステム制御部22は、実際の送信電力を送信電力管理部3へ通知する(ステップS9)。そして、送信電力管理部3は、送信電力の予測値からCDMA方式の通信でのSAR値を求め、WiMAX方式の通信における送信電力からWiMAX方式の通信でのSAR値を求める。そして、送信電力管理部3は、SAR値の合計の予想値を求め、求めたSAR値の合計の予想値がSAR基準値を超えていると判定する(ステップS10)。
次に、送信電力管理部3は、WiMAX方式の通信を中断するように、WiMAXシステム制御部22へ指示する(ステップS11)。これを受けて、WiMAXシステム制御部22は、通信を中断すると共に、WiMAX基地局に対して通信の中断を通知する(ステップS12)。これにより、CDMA基地局も通信を中断する。さらに、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信の再開をCDMAシステム制御部21へ通知する(ステップS13)。これを受けて、CDMAシステム制御部21は、CDMA基地局に対して通信の再開を通知する(ステップS14)。これにより、携帯電話装置とCDMA基地局装置との間の通信が再開される。
そして、WiMAXシステム制御部22は、時分割通信における通信中断期間においてRSSIを送信電力管理部3へ通知する(ステップS15)。送信電力管理部3は、RSSIからWiMAX方式の通信における送信電力の予測値を求める。また、CDMAシステム制御部21は、実際の送信電力を送信電力管理部3へ通知する(ステップS16)。そして、送信電力管理部3は、送信電力の予測値からWiMAX方式の通信でのSAR値を求め、CDMA方式の通信における送信電力からCDMA方式の通信でのSAR値を求める。そして、送信電力管理部3は、SAR値の合計の予想値を求め、求めたSAR値の合計の予想値がSAR基準値以内であると判定する(ステップS17)。
送信電力管理部3は、WiMAX方式の通信の再開をWiMAXシステム制御部22へ通知する(ステップS18)。これを受けて、WiMAXシステム制御部22は、WiMAX基地局に対して通信の再開を通知する(ステップS19)。これにより、携帯電話装置とWiMAX基地局装置との間の通信が再開される。これ以降、携帯電話装置は、再度CDMA方式の通信とWiMAX方式の通信とを並行して行なうようになる。
ここで、図4に示す処理の中では、期間Pが時分割通信を行っている期間であり、それ以外の期間の通信はCDMA方式及びWiMAX方式の通信を並行して行っている。
次に、図5を参照して、本実施例に係る携帯電話装置における通信の制御の流れについて説明する。図5は、実施例1に係る携帯電話装置における通信の制御のフローチャートである。図5のフローは、既にCDMA方式及びWiMAX方式の通信を並行して行っている状態からスタートする。
送信電力管理部3は、時分割通信を行っていない場合のSAR検出周期で、各通信方式における送信電力を送信電力検出部213及び223から取得する(ステップS101)。そして、送信電力管理部3は、それぞれの通信方式に対応するSAR値を送信電力及びSAR値の相関情報から通信方式毎に取得する(ステップS102)。
次に、送信電力管理部3は、それぞれの通信方式に対応するSAR値の合計を算出する(ステップS103)。
送信電力管理部3は、SAR値の合計がSAR基準値以内か否かを判定する(ステップS104)。SAR基準値以内の場合(ステップS104:肯定)、処理はステップS111に進む。
これに対して、SAR基準値を超えている場合(ステップS104:否定)、送信電力管理部3は、通信の中断及び再開をプロトコル制御部214及び224に通知することで、時分割通信を実施する(ステップS105)。
また、送信電力管理部3は、時分割通信を行っている場合のSAR検出周期を計測するためタイマを再スタートする(ステップS106)。
送信電力管理部3は、時分割通信を行っている場合のSAR検出周期で、プロトコル制御部214又は224の内通信が中断している側からRSSIを取得する。そして、送信電力管理部3は、取得したRSSIから送信電力の予測値を求める(ステップS107)。
さらに、送信電力管理部3は、通信を行っている通信方式における送信電力を取得する。そして、送信電力管理部3は、通信を行っている通信方式の送信電力に対応するSAR値及び送信電力の予測値に対応するSAR値を算出する。そして、送信電力管理部3は、SAR値の合計の予想値を求める(ステップS108)。
次に、送信電力管理部3は、求めたSAR値の合計の予想値がSAR基準値以内か否かを判定する(ステップS109)。SAR値の合計の予想値がSAR基準値を超えている場合(ステップS109:否定)、処理はステップS111に進む。
これに対して、SAR値の合計の予想値がSAR基準値以内の場合(ステップS109:肯定)、送信電力管理部3は、プロトコル制御部214又は224のうち通信が中断している側に通信の再開を通知することで、時分割通信を終了する(ステップS110)。
そして、送信電力管理部3は、通信が終了したか否かを判定する(ステップS111)。通信が終了していない場合(ステップS111:否定)、送信電力管理部3は、時分割通信を行っているか否かを判定する(ステップS112)。時分割通信を行っていない場合(ステップS112:否定)、送信電力管理部3は、ステップS101に戻る。これに対して、時分割通信を行っている場合(ステップS112:肯定)、送信電力管理部3は、ステップS107に戻る。
一方、通信が終了した場合(ステップS111:肯定)、送信電力管理部3は、SAR値を用いた通信制御を終了する。
以上に説明したように、本実施例に係る無線通信端末装置は、SARが所定の基準値を超えた場合に、各通信方式の通信を時分割して通信を行う。これにより、各通信方式の通信によるSARちの合計を抑えて法定規格内に収めることができ、人体への影響を軽減することができる。また、時分割通信では、いずれの通信方式においても通信状態に応じた送信電力を用いて通信を行うため、送信電力を低下させる場合に比べて再送の発生を軽減することができる。
次に、実施例2について説明する。本実施例に係る無線通信端末装置は、時分割において各通信方式に割り当てる長さを、各通信の状態に応じて異ならせることが実施例1と異なるものである。本実施例に係る携帯電話装置の機能ブロックも図1で表される。本実施例に係る携帯電話装置において、実施例1と同様の符号を有する各部は、特に説明の無い限り同様の機能を有するものとする。以下の説明では、実施例1で説明した機能については説明を省略する。
送信電力管理部3は、各通信方式の送信電力を送信電力検出部213及び223から取得する。そして、送信電力管理部3は、取得した送信電力からSAR値を求めた後、SAR値の合計を算出する。送信電力管理部3は、SAR値の合計がSAR基準値以内か否かを判定する。
SAR値の合計がSAR基準値を超えている場合、送信電力管理部3は、各通信方式において行なわれている通信が音声通話か否かの情報をプロトコル制御部214及び224から取得する。ここで、プロトコル制御部214及び224は、どのようなアプリケーションが実行されているかの情報をアプリケーション実行部4から取得するので、現在行われている通信が音声通話か否かを把握することができる。
そして、音声通話が行われている通信方式があった場合、送信電力管理部3は、音声通話を行っている通信方式の時分割通信における割り当て時間が、他の通信方式の割り当て時間より長くなるように、各通信方式の通信のタイミングを決定する。例えば、CDMA方式を用いて音声通話を行っており、WiMAX方式では音声通話以外の通信を行なっている場合、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信の割り当て時間をWiMAX方式の通信の割り当て時間よりも長くする。以下では、CDMA方式の音声通話が行われている場合で説明する。
そして、送信電力管理部3は、決定したタイミングで各通信方式による通信が行われるように、通信の中断及び再開の指示をプロトコル制御部214及び224に対して通知する。これにより、無線制御部11及び12、CDMAシステム制御部21、並びにWiMAXシステム制御部22は、音声通話の割り当て時間を長くした時分割通信を行うことになる。
さらに、送信電力管理部3は、時分割通信においてCDMA方式の通信に割り当てた通信時間中に、音声通話におけるデータ送受信の情報をプロトコル制御部214から取得する。そして、送信電力管理部3は、音声通話におけるデータ送受信の状態により音声通話が途切れたか否かを判定する。例えば、送信電力管理部3は、音声通話におけるデータの送受信が一定期間行われなかった場合に、音声通話が途切れたと判定する。そして、音声通話が途切れた場合、送信電力管理部3は、WiMAX方式の通信の再開をプロトコル制御部224に通知する。その後、送信電力管理部3は、プロトコル制御部214から取得する音声通話におけるデータ送受信の情報の監視を続け、音声通話におけるデータの送受信が再開されると、WiMAX方式の通信の中断をプロトコル制御部224に指示する。これにより、WiMAXシステム制御部22及び無線制御部12は、音声通話が途切れている間にWiMAX方式の通信を行うことができる。
この後、送信電力管理部3は、音声通話の割り当て時間を長くした時分割通信を行っている場合の予め決められたSAR検出周期で、SAR値の合計の予想値がSAR基準値以内か否かを判定する。そして、SAR値の合計の予想値がSAR基準値以内であれば、送信電力管理部3は、時分割通信を解除する。
次に、図6を参照して、本実施例に係る携帯電話装置における時分割通信時における送信電力の変化について説明する。図6は、実施例2における時分割通信を行う場合の送信電力の変化を説明するための図である。図6のグラフ611は、CDMA方式における送信電力の経時的な変化を表している。また、図6のグラフ612は、WiMAX方式における送信電力の経時的な変化を表している。グラフ611及びグラフ612は、いずれも縦軸を送信電力とし横軸を時間としている。
グラフ611及び612に示すように、本実施例に係る携帯電話装置は、最初はCDMA方式の通信とWiMAX方式の通信とを並行して行っている。そして、タイミング613で、送信電力管理部3が、SAR値の合計がSAR基準値を超えたと判定する。さらに、送信電力管理部3は、各通信方式の中で音声通話を行っている通信があるか否かを判定する。ここでは、CDMA方式が音声通話を行っているものとする。その場合、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信がWiMAX方式の通信よりも長くなるように各通信方式に割り当てられた通信時間を繰り返す時分割通信を開始する。例えば、送信電力管理部3は、CDMA方式に対して時間T1を割り当て、WiMAXに対してT1>T2となる時間T2を割り当てる。そして、送信電力管理部3は、時間T1の期間CDMA方式の通信を行い、時間T2の期間WiMAX方式の通信を行う時分割通信を繰り返す。この場合、音声通話の中断がなければ、送信電力615〜617のように、時間T1の間隔を開けて、時間T2の期間送信電力がWiMAX方式の通信において発生する。そして、音声通話が途切れた場合、送信電力管理部3は、その音声通話が途切れている期間、WiMAX方式の通信を行わせる。すなわち、期間620のように音声通話が途切れている期間がある場合には、その期間に対応してWiMAX方式の通信において送信電力618が発生する。その後、音声通話が再開された後、CDMA方式に割り当てられた時間T1が経過すると、送信電力管理部3は、WiMAX方式の通信を再開させる。すなわち、WiMAX方式の通信では、送信電力619が発生する。ここで、図6に示すように、時分割通信の間は、CDMA方式の通信とWiMAX方式の通信とが重ならない。また、期間620では音声通話が途絶えているため、送信電力は発生しない。そのため、期間620の間にWiMAX方式の通信を行なっても、各通信方式の送信電力による電磁波の重畳は起こらない。そのため、CDMA方式の通信によるSAR値とWiMAX方式の通信によるSAR値との合計は、SAR基準値内に収まる。
さらに、時分割通信を行っている間、送信電力管理部3は、通信が中断している側の送信電力の予想値に対応するSAR値及び通信を行っている側の通信方式の送信電力に対応するSAR値の合計、すなわちSAR値の合計の予想値を算出する。そして、送信電力管理部3は、SAR値の合計の予想値がSAR基準値を超えると、時分割通信を解除する。ここでは、WiMAX方式において送信電力619が発生した時点で、SAR値の合計の予想値がSAR基準値を下回ったとする。この場合、送信電力管理部3は、タイミング614で時分割通信を解除してCDMA方式とWiMAX方式との通信を並行して行うようにプロトコル制御部214及び224に指示する。タイミング614では、既にCDMA方式の通信での送信電力が低くなっているので、SAR値の合計は、SAR基準値以下となっている。この場合、期間621が時分割通信を行なっている期間となる。
このような送信電力管理部3による通信の制御によって、音声通話に対して長い時間が割り当てられた時分割通信が行え、異なる通信方式の通信による送信電力の重畳を回避することができる。また、音声通話の割り当て時間を長くし、他の通信の割り当て時間を短くしているので、音声通話の途切れを少なくすることができ、円滑な音声通話を提供することができる。また、音声通話が途切れて送信電力が必要ないときに、他の通信方式による通信を行うことができ、異なる通信方式の通信による送信電力の重畳を回避しながら、なるべく早く音声通話以外の通信を完了させることができる。
(変形例1)
次に、実施例2の変形例1について説明する。本変形例は、即時性が必要な通信か否かにより時分割通信において割り当てる時間の長さを変えるものである。ここで、即時性が要求される通信とは、一連のデータを連続して利用者に提供していく通信のことを指す。即時性が要求される通信は、データの送受信を連続して行うことが好ましいため、なるべく長い時間通信を行うと共に、途切れる時間を短くすることが好ましいからである。即時性が要求される通信とは、例えば、IPTV(Internet Protocol TeleVision)を提供する通信などである。IPTVの場合、一連の動画が送られてくるので、通信の中断が多く発生してしまうと動画が途切れ途切れになってしまい、利用者にとって不都合である。そのため、IPTVを提供する通信には即時性が要求される。
次に、実施例2の変形例1について説明する。本変形例は、即時性が必要な通信か否かにより時分割通信において割り当てる時間の長さを変えるものである。ここで、即時性が要求される通信とは、一連のデータを連続して利用者に提供していく通信のことを指す。即時性が要求される通信は、データの送受信を連続して行うことが好ましいため、なるべく長い時間通信を行うと共に、途切れる時間を短くすることが好ましいからである。即時性が要求される通信とは、例えば、IPTV(Internet Protocol TeleVision)を提供する通信などである。IPTVの場合、一連の動画が送られてくるので、通信の中断が多く発生してしまうと動画が途切れ途切れになってしまい、利用者にとって不都合である。そのため、IPTVを提供する通信には即時性が要求される。
送信電力管理部3は、各通信方式の送信電力を送信電力検出部213及び223から取得する。そして、送信電力管理部3は、取得した送信電力からSAR値を求めた後、SAR値の合計を算出する。送信電力管理部3は、SAR値の合計がSAR基準値以内か否かを判定する。
SAR値の合計がSAR基準値を超えている場合、送信電力管理部3は、各通信方式において行なわれている通信を利用しているアプリケーションの情報をプロトコル制御部214及び224から取得する。送信電力管理部3は、どのアプリケーションが即時性を要求する通信を用いるかの情報を予め記憶している。そして、送信電力管理部3は、プロトコル制御部214又は224において、即時性を要求する通信が行なわれているか否かを判定する。
そして、即時性が要求される通信が行われている場合、送信電力管理部3は、即時性が要求される通信を行っている通信方式の時分割通信における割り当て時間が、他の通信方式の割り当て時間より長くなるように、各通信方式の通信のタイミングを決定する。例えば、CDMA方式を用いてIPTVを提供しており、WiMAX方式では即時性が要求される通信以外の通信を行なっている場合、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信の割り当て時間をWiMAX方式の通信の割り当て時間よりも長くする。以下では、CDMA方式の通信によりIPTVが提供されている場合で説明する。
送信電力管理部3は、決定したタイミングで各通信方式による通信が行われるように、通信の中断及び再開の指示をプロトコル制御部214及び224に対して通知する。これにより、無線制御部11及び12、CDMAシステム制御部21、並びにWiMAXシステム制御部22は、IPTVを提供する通信の割り当て時間を長くした時分割通信を行うことになる。
この後、送信電力管理部3は、即時性が要求される通信の割り当て時間を長くした時分割通信を行っている場合の予め決められたSAR検出周期で、SAR値の合計の予想値がSAR基準値以内か否かを判定する。そして、SAR値の合計の予想値がSAR基準値以内であれば、送信電力管理部3は、時分割通信を解除する。
次に、図7を参照して、本実施例に係る携帯電話装置における時分割通信時における送信電力の変化について説明する。図7は、変形例1における時分割通信を行う場合の送信電力の変化を説明するための図である。図7のグラフ631は、CDMA方式における送信電力の経時的な変化を表している。また、図7のグラフ632は、WiMAX方式における送信電力の経時的な変化を表している。グラフ631及びグラフ632は、いずれも縦軸を送信電力とし横軸を時間としている。
グラフ631及び632に示すように、本実施例に係る携帯電話装置は、最初はCDMA方式の通信とWiMAX方式の通信とを並行して行っている。そして、タイミング633で、送信電力管理部3が、SAR値の合計がSAR基準値を超えたと判定する。さらに、送信電力管理部3は、各通信方式の中で即時性が要求される通信を行っている通信があるか否かを判定する。ここでは、CDMA方式がIPTVを提供する通信を行っているものとする。その場合、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信がWiMAX方式の通信よりも長くなるように各通信方式に割り当てられた通信時間を繰り返す時分割通信を開始する。例えば、送信電力管理部3は、CDMA方式に対して時間T3を割り当て、WiMAXに対してT3>T4となる時間T4を割り当てる。そして、送信電力管理部3は、時間T4の期間CDMA方式の通信を行い、時間T3の期間WiMAX方式の通信を行う時分割通信を繰り返す。図7に示すように、時分割通信の間は、CDMA方式の通信とWiMAX方式の通信とが重ならない。そのため、CDMA方式の通信によるSAR値とWiMAX方式の通信によるSAR値との合計は、SAR基準値内に収まる。
さらに、時分割通信を行っている間、送信電力管理部3は、通信が中断している側の送信電力の予想値に対応するSAR値及び通信を行っている側の通信方式の送信電力に対応するSAR値の合計、すなわちSAR値の合計の予想値を算出する。そして、送信電力管理部3は、SAR値の合計の予想値がSAR基準値を超えると、時分割通信を解除する。ここでは、WiMAX方式において送信電力635が発生した時点で、SAR値の合計の予想値がSAR基準値を下回ったとする。この場合、送信電力管理部3は、タイミング634で時分割通信を解除してCDMA方式とWiMAX方式との通信を並行して行うようにプロトコル制御部214及び224に指示する。タイミング634では、既にCDMA方式の通信での送信電力が低くなっているので、SAR値の合計は、SAR基準値以下となっている。この場合、期間636が時分割通信を行なっている期間となる。
このような送信電力管理部3による通信の制御によって、即時性が要求される通信に対して長い時間が割り当てられた時分割通信が行え、異なる通信方式の通信による送信電力の重畳を回避することができる。また、即時性が要求される通信の割り当て時間を長くし、他の通信の割り当て時間を短くしているので、即時性が要求される通信の途切れを少なくすることができ、利用者の要求する即時性を確保することができる。
(変形例2)
次に、実施例2の変形例2について説明する。本変形例は、電波環境により時分割通信において割り当てる時間の長さを変えるものである。弱い送信電力でデータの送信が行える場合には、電波環境が良いと考えられる。
次に、実施例2の変形例2について説明する。本変形例は、電波環境により時分割通信において割り当てる時間の長さを変えるものである。弱い送信電力でデータの送信が行える場合には、電波環境が良いと考えられる。
送信電力管理部3は、各通信方式の送信電力を送信電力検出部213及び223から取得する。そして、送信電力管理部3は、取得した送信電力からSAR値を求めた後、SAR値の合計を算出する。送信電力管理部3は、SAR値の合計がSAR基準値以内か否かを判定する。
SAR値の合計がSAR基準値を超えている場合、送信電力管理部3は、取得した送信電力を用いて、各通信方式において行なわれている通信の中で送信電力が最も小さい通信を特定する。
そして、送信電力管理部3は、実行されている通信の中で送信電力が最も小さい通信を行っている通信方式の時分割通信における割り当て時間が、他の通信方式の割り当て時間より長くなるように、各通信方式の通信のタイミングを決定する。例えば、CDMA方式の通信の送信電力が最も小さい場合、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信の割り当て時間をWiMAX方式の通信の割り当て時間よりも長くする。以下では、CDMA方式の通信の送信電力が最も小さい場合で説明する。
送信電力管理部3は、決定したタイミングで各通信方式による通信が行われるように、通信の中断及び再開の指示をプロトコル制御部214及び224に対して通知する。これにより、無線制御部11及び12、CDMAシステム制御部21、並びにWiMAXシステム制御部22は、送信電力が最も小さい通信の割り当て時間を長くした時分割通信を行うことになる。
この後、送信電力管理部3は、送信電力が最も小さい通信の割り当て時間を長くした時分割通信を行っている場合の予め決められたSAR検出周期で、SAR値の合計の予想値がSAR基準値以内か否かを判定する。そして、SAR値の合計の予想値がSAR基準値以内であれば、送信電力管理部3は、時分割通信を解除する。
次に、図8を参照して、本実施例に係る携帯電話装置における時分割通信時における送信電力の変化について説明する。図8は、変形例2における時分割通信を行う場合の送信電力の変化を説明するための図である。図8のグラフ641は、CDMA方式における送信電力の経時的な変化を表している。また、図8のグラフ642は、WiMAX方式における送信電力の経時的な変化を表している。グラフ641及びグラフ642は、いずれも縦軸を送信電力とし横軸を時間としている。
グラフ641及び642に示すように、本実施例に係る携帯電話装置は、最初はCDMA方式の通信とWiMAX方式の通信とを並行して行っている。そして、タイミング643で、送信電力管理部3が、SAR値の合計がSAR基準値を超えたと判定する。さらに、送信電力管理部3は、各通信方式の中で送信電力が最も小さい通信を行っている通信方式を特定する。ここでは、CDMA方式の通信の送信電力が最も小さいものとする。その場合、送信電力管理部3は、CDMA方式の通信がWiMAX方式の通信よりも長くなるように各通信方式に割り当てられた通信時間を繰り返す時分割通信を開始する。例えば、送信電力管理部3は、CDMA方式に対して時間T5を割り当て、WiMAXに対してT5>T6となる時間T6を割り当てる。そして、送信電力管理部3は、時間T5の期間CDMA方式の通信を行い、時間T6の期間WiMAX方式の通信を行う時分割通信を繰り返す。図8に示すように、時分割通信の間は、CDMA方式の通信とWiMAX方式の通信とが重ならない。そのため、CDMA方式の通信によるSAR値とWiMAX方式の通信によるSAR値との合計は、SAR基準値内に収まる。
さらに、時分割通信を行っている間、送信電力管理部3は、通信が中断している側の送信電力の予想値に対応するSAR値及び通信を行っている側の通信方式の送信電力に対応するSAR値の合計、すなわちSAR値の合計の予想値を算出する。そして、送信電力管理部3は、SAR値の合計の予想値がSAR基準値を超えると、時分割通信を解除する。ここでは、CDMA方式において送信電力645が発生した時点で、SAR値の合計の予想値がSAR基準値を下回ったとする。この場合、送信電力管理部3は、タイミング644で時分割通信を解除してCDMA方式とWiMAX方式との通信を並行して行うようにプロトコル制御部214及び224に指示する。タイミング644では、既にCDMA方式の通信での送信電力が低くなっているので、SAR値の合計は、SAR基準値以下となっている。この場合、期間646が時分割通信を行なっている期間となる。
このような送信電力管理部3による通信の制御によって、送信電力が他に比べて低い通信に対して長い時間が割り当てられた時分割通信が行え、異なる通信方式の通信による送信電力の重畳を回避することができる。また、送信電力が低い、すなわち電波環境が良い通信の割り当て時間を長くし、他の通信の割り当て時間を短くしているので、再送などの可能性が低く通信が迅速に終わることが予想される電波環境が良い通信を早期に終了させることができる。
さらに、以上に説明した、音声通話であるか、即時性が要求される通信であるか又は電波環境が良好かによる判断を用いた時分割通信における割り当て時間の制御を組み合わせて用いることもできる。そこで、図9を参照して、それらを組み合わせた場合の時分割通信における割り当て時間の制御について説明する。図9は、時分割通信における割り当て時間の制御を組み合わせた場合の処理の一例を示すフローチャートである。ここでは、上述した3つの判断基準を組み合わせているが、それらの中の2つを組み合わせても良いし、割り当て時間を決定する他の基準を組み合わせてもよい。
送信電力管理部3は、各通信方式における送信電力からSAR値を求めた後、SAR値の合計がSAR基準値以内か否かを判定する(ステップS201)。SAR値の合計がSAR基準値以内の場合(ステップS201:肯定)、送信電力管理部3は、実施中の複数の通信方式の並行した通信を継続する(ステップS202)。
これに対して、SAR値の合計がSAR基準値を超えている場合(ステップS201:否定)、送信電力管理部3は、実施している通信の中に音声通話があるか否かを判定する(ステップS203)、音声通話がある場合(ステップS203:肯定)、送信電力管理部3は、音声通話を行っている通信方式に対する割り当て時間を長くした時分割通信を開始する(ステップS204)。
これに対して、音声通話がない場合(ステップS203:否定)、送信電力管理部3は、実施している通信の中に即時性が要求される通信があるか否かを判定する(ステップS205)、即時性が要求される通信がある場合(ステップS205:肯定)、送信電力管理部3は、即時性が要求される通信を行っている通信方式に対する割り当て時間を長くした時分割通信を開始する(ステップS206)。
これに対して、即時性が要求される通信がない場合(ステップS205:否定)、送信電力管理部3は、実施している通信の中で送信電力が最も小さい通信を特定する。そして、送信電力管理部3は、送信電力が最も小さい、すなわち電波環境が最もよい通信を行っている通信方式に対する割り当て時間を長くした時分割通信を開始する(ステップS207)。
その後、送信電力管理部3は、自己のタイマを再スタートし(ステップS208)、それぞれの時分割通信に対応するSAR検出周期をタイマでカウントして、SAR検出のタイミングでSAR値の合計の予想値がSAR基準値以内か否かの判定を繰り返す。
このように、時分割通信における割り当て時間の決定において複数の基準を用いることで、より実施している通信方式に適した時分割通信を実行することができる。
さらに、以上に説明した各実施例では、CDMA方式及びWiMAX方式の2種類の通信方式を用いる場合について説明したが、使用する通信方式はLTEなど他の通信方式でもよく、さらに3種類以上の通信方式による通信を並行して行う場合でもよい。
また、SAR基準値を固定値として説明したが、SAR基準値は変更可能でも良い。その場合、例えば、操作者によってユーザインタフェース5を用いてSAR基準値が入力されることでSAR基準値が変更される。この場合、操作者が所望の数値を入力しても良いし、予め決められた値の中から選ぶようにしてもよい。また、携帯電話装置の製造元などが作成したSAR基準値を設定するためのファイルを送信電力管理部3などに保持させておき、そのファイルを送信電力管理部3に読み出させることで、SAR基準値を設定してもよい。この場合、携帯電話装置が稼働中でも、例えば、有線通信、無線通信及び記憶デバイス(メモリカードなど)を利用して基準値の設定が容易に行なえるようにしておくことが好ましい。
(ハードウェア構成)
次に、図10を参照して、以上の各実施例において説明した携帯電話のハードウェア構成について説明する。図10は、携帯電話装置のハードウェア構成図である。
次に、図10を参照して、以上の各実施例において説明した携帯電話のハードウェア構成について説明する。図10は、携帯電話装置のハードウェア構成図である。
各実施例に係る携帯電話は、CPU(Central Processing Unit)1001、RAM(Random Access Memory)1002、ROM(Read Only Memory)1003、WiMAX用無線部1004及びCDMA用無線部1005を有している。さらに、各実施例に係る携帯電話は、ディスプレイ1006、キー1007、マイク1008及びスピーカ1009を有している。
RAM1002、ROM1003、WiMAX用無線部1004、CDMA用無線部1005、ディスプレイ1006、キー1007、マイク1008及びスピーカ1009は、それぞれバスを介してCPU1001と接続されている。
WiMAX用無線部1004は、アンテナを介してWiMAX方式の通信を行う。WiMAX用無線部1004は、例えば図1に示した無線制御部12の機能を実現する。CDMA用無線部1005は、アンテナを介してCDMA方式の通信を行う。CDMA用無線部1005は、例えば図1に示した無線制御部11の機能を実現する。
ディスプレイ1006は、液晶画面などである。また、キー1007は、キーパッドや他の操作ボタンなどである。そして、ディスプレイ1006、キー1007、マイク1008及びスピーカ1009は、図1に示したユーザインタフェース5の機能を実現する。
CPU1001、RAM1002及びROM1003は、例えば、図1に示した、CDMAシステム制御部21、WiMAXシステム制御部22及びアプリケーション実行部4の機能を実現する。
RAM1002は、例えば、SAR基準値、送信電力及びSARの相関情報、並びに各種アプリケーションなどを記憶する。
ROM1003は、例えば、図1に示したCDMAシステム制御部21、WiMAXシステム制御部22及びアプリケーション実行部4の機能を実現する各種プログラムを記憶している。そして、CPU1001は、これら各種プログラムをROM1003から読み出し、上述した機能を実現するプロセスを生成して実行する。
3 送信電力管理部
4 アプリケーション実行部
5 ユーザインタフェース
11、12 無線制御部
21 CDMAシステム制御部
22 WiMAXシステム制御部
211、221 モデム部
213、223 送信電力検出部
214、224 プロトコル制御部
4 アプリケーション実行部
5 ユーザインタフェース
11、12 無線制御部
21 CDMAシステム制御部
22 WiMAXシステム制御部
211、221 モデム部
213、223 送信電力検出部
214、224 プロトコル制御部
Claims (7)
- 異なる複数の通信方式を用いて並行して複数の通信を行う無線通信部と、
前記無線通信部による各通信方式を用いた通信における送信電力を検出する送信電力検出部と、
前記送信電力検出部が検出した送信電力を基に、各通信による比吸収率の合計を求め、求めた比吸収率の合計が所定の基準値を超える場合、前記複数の通信方式を用いた通信それぞれが重ならないように時分割して通信を行うように前記無線通信部を制御する制御部と
を備えたことを特徴とする無線通信端末装置。 - 前記制御部は、前記異なる複数の通信方式を用いた通信の中に音声通話を行う通信がある場合には、音声通話を行う通信に割り当てる時間を他の通信に割り当てる時間よりも長くして時分割を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末装置。
- 前記制御部は、音声通話を行う通信において音声を送信していない期間を検出し、検出した期間において他の通信を行うことを特徴とする請求項2に記載の無線通信端末装置。
- 前記制御部は、前記異なる複数の通信方式を用いた通信の中に一連のデータを連続して提供する通信がある場合には、一連のデータを連続して提供する通信に割り当てる時間を他の通信に割り当てる時間よりも長くして時分割することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末装置。
- 前記制御部は、前記異なる複数の通信方式を用いた通信の中で最も電波環境が良い通信に割り当てる時間を他の通信に割り当てる時間よりも長くして時分割することを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末装置。
- 前記制御部は、時分割して通信を行うように前記無線通信部を制御している状態で、休止している通信で用いられる予定の予測送信電力を求め、前記予測送信電力及び前記送信電力検出部が検出した実際に通信を行っている通信における送信電力を基に、各通信を並行して行った場合における比吸収率の合計を求め、求めた比吸収率の合計が所定の基準値以内になった場合、時分割を解除し各通信を並行して行うように前記無線通信部を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の無線通信端末装置。
- 異なる複数の通信方式を用いて並行して複数の通信を行い、
前記各通信における送信電力を検出し、
検出した送信電力を基に、前記各通信による比吸収率の合計を求め、
求めた比吸収率の合計が所定の基準値を上回る場合、前記複数の通信方式を用いた通信それぞれが重ならないように時分割して通信を行う
ことを特徴とする無線通信端末装置制御方法。
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