JP2013142977A - 通信装置、通信方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ピアツーピア型の通信を行う第1のモードと、クライアントサーバ型の通信を行う第2のモードとを選択的に切り換えて通信を行う通信手段を備える通信装置であるプロジェクタ装置100において、所定の外部装置とのデータ通信が必要なタスクが発生した場合に(S101)、上記通信手段の状態を参照し、上記第1のモードで動作中であると判断した場合には、そのタスクの実行を試みることなくそのタスクを蓄積手段に蓄積し(S102)、上記通信手段が第2のモードでの動作に移行すると判断した場合に蓄積したタスクを実行するようにした(S104,S106)。
【選択図】 図9
Description
このようなケースにおいて、OSI参照モデルに見られるような階層化した通信プロトコルを用いるとすると、通知機能を実現するアプリケーションは、下位のプロトコルに対して通信を要求し、通信不可の応答を受け取るのみとなる。従って、確実に通知を実行するためには、通信ができるまでリトライを繰り返すことになる。
このような問題は、通信先が管理装置でなくても、また、タスクが通知でなくても、クライアントサーバ型の通信が必要なタスクを自動制御で実行する場合には同様に発生するものである。
図1は、この発明の通信装置の実施形態である被管理装置を含む遠隔管理システムの構成の一例を示す概念図である。
この実施形態の遠隔管理システムは、プロジェクタ装置と、プリンタ,ファクシミリ(FAX)装置,デジタル複写機,スキャナ装置,デジタル複合機等の画像処理装置と、ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム等に通信機能(通信手段)を持たせた電子装置(通信装置)を被管理装置10(10a,10b,10c,10d,10e,10f)とする遠隔管理システムである。
さらに、この遠隔管理システムは、仲介装置101と公衆回線(電話回線)103又はインタネット112を介して接続されるサーバ装置として機能する管理装置102を備えている。
仲介装置101および被管理装置10は、その利用環境に応じて多様な階層構造を成す。
また、公衆回線103としては、アナログ回線,ADSL回線,デジタル回線(ISDN回線),光ファイバー利用回線等の固定電話回線や、携帯電話回線,PHS回線等の移動電話回線がある。
しかし、図1に示す設置環境Bでは、4台の被管理装置10を設置する為、1台の仲介装置101を設置しただけでは負荷が大きくなる。
この場合、被管理装置10eおよび10fを遠隔管理するために管理装置102から発せられた情報は、仲介装置101bとその下位のノードである仲介装置101cとを経由して、被管理装置10e又は10fに到達することになる。
この仲介機能付被管理装置11については、仲介装置101の機能を実現するためにこれらのユニットを単に被管理装置10に付加しても良い。
さらに、図1には図示をしていないが、仲介機能付被管理装置11の下位に更に被管理装置10と同等の被管理装置を接続することもできる。
例えば、仲介装置101又は被管理装置11からの要求(管理装置102との通信要求)により、その要求元と公衆回線103経由でネゴシエーション(通信に関する情報交換)を行い、公衆回線103およびインタネット112経由で要求元と管理装置102とを通信可能に接続する(要求元と管理装置102との間を通信可能状態にする)。
このファイアウォール104は、プロキシサーバによって構成する。
管理装置102は、各仲介装置101の制御管理、更にはこの仲介装置101を介した被管理装置10の制御管理を行うためのアプリケーションプログラムを実装している。
そして、被管理装置10も含め、この遠隔管理システムにおけるこれら各ノードは、RPC(remote procedure call)により、相互の実装するアプリケーションプログラムのメソッドに対する処理の依頼である「要求」を送信し、この依頼された処理の結果である「応答」を取得することができるようになっている。
この要求には、仲介装置101に被管理装置10に対して各種要求を送信させ、被管理装置10からの応答を仲介装置101を介して取得することも含まれる。
(A)被管理装置10で管理装置102に対する要求が発生した場合のデータ送受手順
(A)のデータ送受モデルでは、被管理装置10が被管理装置側要求を生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った管理装置102がこの要求に対する応答を返すという手順になる。この場合、仲介装置101は複数であるケースも想定できる(図1の設置環境B)。
(B)のデータ送受手順では、管理装置102が管理装置側要求を生成し、これを仲介装置101を経由して受け取った被管理装置10が、当該要求に対する応答を返すという手順になっている。
なお、(B)のデータ送受手順でも、応答を即座に返せないときに応答遅延通知を返すことは(A)のデータ送受手順と同様である。
図2は、仲介装置101内の物理的構成の一例を示すブロック図である。
仲介装置101は、CPU31,DRAM32,フラッシュROM33,カードメモリコントローラ34,カードメモリ35,リアルタイムクロック回路(RTC)37,モデム38,NCU(網制御装置)39,無線ネットワークインタフェースカード(NIC)40,NIC41,および電源回路42を備える。
DRAM32は、OSを含む各種プログラムを記憶するプログラムメモリや、CPU31がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用するメインメモリである。なお、このDRAM32の代わりに、SRAMを使用してもよい。
なお、このフラッシュROM33の代わりに、EEPROM等の他の不揮発性メモリを使用してもよい。
カードメモリ35は、SDメモリ等の記録媒体(不揮発性記憶手段)であり、OS,ドライバ,アプリケーション等の各種プログラムを記録している。
このプログラムは、フラッシュROM33に記憶するようにしてもよい。
また、HDDを設け、プログラムをそのHDDに記憶するようにしてもよい。
モデム38は、変復調手段であり、管理装置102へ公衆回線103経由でデータを送信する場合、そのデータを公衆回線103に流せる形に変調する。
また、モデム38は、管理装置102から送られてくる変調されたデータを受信した場合、そのデータを復調する。
無線NIC40,NIC41は、LAN(他のネットワークでもよい)上の遠隔管理対象となる各プロジェクタ装置100,ファイアウォール104,又は図示しないパーソナルコンピュータ等を用いた管理用端末を含む他の電子装置との通信の制御、ファイアウォール104およびインタネット112を介した管理装置102を含む各種の外部装置との通信の制御を含む通信制御をするものである。よって、上記接続手段としての機能を実現できる。
ここで、モデム38とCPU31とは、送信データ(TX),受信データ(RX)のデータ線、および送信可能信号(CTS),送信要求信号(RTS),データセットレディ信号(DSR),キャリア検出信号(DCD)の信号線によって接続されている。
また、NCU39とモデム38とは、受信データ(RXD)および送信データ(TXD)の信号線によって接続されている。
受信データ(RXD)は、管理装置102のモデムにより変調されたアナログ信号、送信データ(TXD)はモデム38によって変調されたアナログ信号である。
そして、その各種プログラムに従って動作する(その各種プログラムを必要に応じて選択的に実行する)と共に、リアルタイムクロック回路37,モデム38,NCU(網制御装置)39,無線NIC40,NIC41を必要に応じて選択的に使用する。
図3は、管理装置102内の物理的構成例を示すブロック図である。
管理装置102は、モデム601,通信端末602,プロキシ(Proxy)サーバ603,操作者端末604,データベース605,制御装置606等を備える。
モデム601は、公衆回線103を介して機器利用者側(例えば、プロジェクタ装置100を利用しているユーザ先)の仲介装置101と通信するものであり、送受信するデータを変復調する。
通信端末602は、モデム601による通信を制御するものである。
操作者端末604は、各種データの入力をオペレータによるキーボードやポインティングデバイス(マウス等)等の入力部上の操作により受け付ける。
データベース605は、図示しないサーバのハードディスク装置等の記憶装置に存在し、各機器利用者側の仲介装置101およびプロジェクタ装置100から受信したデータ、仲介装置101を介して受信した後述するプロジェクタ装置100からの定期通知情報、エラー自動通報情報を含む各種情報、操作者端末604から入力されたデータおよびプログラム等の各種データを記憶する。
制御装置606は、図示しないCPU,ROM,RAM等からなるマイクロコンピュータを備えており、管理装置102全体を統括的に制御する。
そのCPUが、上記プログラムに従って動作する(上記プログラムを必要に応じて実行する)と共に、モデム601,通信端末602,又はプロキシサーバ603を必要に応じて選択的に使用することにより、各種機能を実現することができる。
なお、そのパラメータ設定エリアに記憶される回線パラメータの一部は、仲介装置101(又は被管理装置11)のフラッシュROM33にも記憶される。
回線パラメータには、サーバ情報(仲介装置101のIPアドレス,デフォルトゲートウェイアドレス,DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)仕様の有無,サブネットマスク,SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ名,管理装置102のメールアドレス,SMTPのアドレスとパスワード)やプロキシ情報(プロキシのIPアドレス又は名称であるプロキシアドレス)がある。
この管理対象情報は、仲介装置101から公衆回線103経由で管理装置102へ送信されるものであり、端末装置(ユーザ/CE端末)等から仲介装置101に入力されるか、仲介装置101のCPU31により被管理装置10から取得(収集)され、フラッシュROM33に書き込まれる。
また、端末装置等からオペレータの操作によってネットワーク環境情報が入力された場合に、そのネットワーク環境情報もフラッシュROM33に書き込んで設定する。
ここで、「SNMP(Simple Network Management Protocol)」とは、TCP/IPネットワークにおいて、ルータやコンピュータ,端末など、ネットワークに接続された通信機器をネットワーク経由で監視・制御するためのプロトコルである。
図4は、そのプロジェクタ装置内の物理的構成とそのコントローラボード内のCPUの処理によって実現される機能部の構成との一例を示すブロック図である。
図4に示すプロジェクタ装置100は、被投射面としてのスクリーンに画像データに基づく映像を照射し、スクリーンに拡大像を投影して表示する画像表示装置である。
ここで、コントローラボード200は、制御手段に該当し、CPU,ROM,RAMを含むマイクロコンピュータを備え、例えば、PCI−BUS(Peripheral Components Interconnect-Bus)を介して他の各ユニットの動作を制御している。
HDD201は、電源ユニット207からの給電に関係なく各種の情報を記憶保存する記憶手段(記録媒体)である。
コントローラボード200内のRAMは、電源ユニット207からの給電中だけ情報を記憶保存する揮発性記憶手段である。
また、無線通信モジュール204は、通信手段に該当し、外部との通信を行うためのものであって、例えば、通信ボード等が該当する。
操作パネル205は、各種の操作キー(操作スイッチ又は操作ボタンともいう)を有する操作部と、LCD又はCRTの文字表示器を有する表示部とを備えた操作手段である。
また、PWRCTLは、電源ユニット207に対して投射エンジン206への電源供給をコントローラボード200側から制御するための信号線である。
投射エンジン206は、ランプ208、センサ209、冷却部210を備えている。
ランプ208は、被投射面としてのスクリーンに映像を照射し、スクリーンに拡大像を投影して表示する光源である。
冷却部210は、高温になったランプ208を冷却する装置であり、例えば、ランプ208に送風して冷却する冷却ファン、ランプ208にペルチェ素子を接触して設け、そのペルチェ素子への通電による冷却効果によってランプ208を冷却する冷却装置などがある。
電源ユニット207は、プロジェクタ装置100内の各部へ電力を供給する電源装置である。
プロジェクタ装置100のCPUが実行するソフトウェアは、最上位のアプリケーションモジュール層と、その下位のサービスモジュール層とを備える。
アプリケーションモジュール層のソフトウェアは、CPUを、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を実現させる複数のアプリケーション制御手段(処理実行手段)として機能させるためのプログラムによって構成される。
これらのソフトウェアを構成するプログラムはHDD201やコントローラボード200上のRAMに記憶され、必要に応じて読み出されてコントローラボード200上のCPUによって実行される。
システム制御部211は、プロジェクタ装置100の全体の制御を司り、対仲介装置通信機能部213、又は対管理装置通信機能部214を用いた通信タスクを実行するタスク実行手順と、ユーザインタフェース部212が操作パネル205から自装置に対する電源オフ操作を受け付けた場合に冷却部210にランプ208の冷却動作をさせた後に電源ユニット207の給電を停止させる電源制御手順の処理を実行する。
また、対仲介装置通信機能部213、対管理装置通信機能部214にそれぞれメッセージ送信の要求を実施し、対仲介装置通信機能部213、対管理装置通信機能部214でそれぞれ受信したメッセージを解釈し、メッセージ内容に従った各制御を実施する。
さらに、ユーザインタフェース部212からの要求を受けて各制御を実施する。
なお、アドホックモードとインフラストラクチャモードとの切替は、ユーザの操作に従って行ったり、外部の装置からの要求に従って行ったりすることが考えられる。また、アドホックモードの用途としては、近くに置かれたPCからネットワークを介さずに表示用の画像データを受信する等が考えられる。また、インフラストラクチャモードの用途としては、仲介装置101あるいは管理装置102との通信が考えられるが、ネットワークを経由して他の装置から表示用の画像データを取得することも考えられる。
すなわち、このタスク管理部216がタスク管理手段の機能を果たす。
仲介装置101又は管理装置102とのデータ通信が必要な各種のタスクは、プロジェクタ装置100の起動中に随時発生する。
上記エラー自動通報情報には、「ランプ異常」「プロジェクタ装置本体高温異常」「プロジェクタ装置内部冷却ファン異常」「プロジェクタ装置本体内部異常」「電源オン時メモリ読み込み異常」等の情報がある。
また、プロジェクタ装置本体高温異常のエラー自動通報情報は、システム制御部211がセンサ209からの投射エンジン206内の温度の検出結果が所定温度を超えている場合に作成する。
さらに、図示を省略したプロジェクタ装置100内の各所に設けられた温度センサによって装置内の温度を検出し、システム制御部211は、いずれかの温度センサの検出温度が異常を示した場合にもプロジェクタ装置本体高温異常のエラー自動通報情報を作成する。
プロジェクタ装置本体内部異常のエラー自動通報情報は、システム制御部211が図示を省略したプロジェクタ装置100内の各所に設けられたセンサによって装置内の各部の異常を検出し、システム制御部211がいずれかのセンサが異常を示した場合にそのセンサに該当する部分の異常を示すものとして作成する。
このエラー自動通報情報を通知するタスクは、いつ発生するかの予測は難しく、また緊急性が高いものである。
定期通知を行う情報には、「プロジェクタ装置100の製品名」、「プロジェクタ装置100のシリアル番号」、「プロジェクタ装置100の機種機番」、「プロジェクタ装置100に搭載された投射エンジンのエンジン番号」、「プロジェクタ装置100の搭載ランプ数」がある。
これらの情報は、例えば、NV−RAM202にテーブル形式で記憶するようにするとよい。
さらに、上記タスクには、プロジェクタ装置100の稼働中にユーザが作成したタスクも含めることができる。
図5及び図6は、図4のプロジェクタ装置100のCPUが実行する処理を示すフローチャートである。
一方、ステップS2の判断でアドホックモードで動作中の場合(「Y」の場合)、ステップS4で、検出したタスクのデータを蓄積手段のキューに蓄積し、図5の処理を終了する。
この処理においては、まずステップS11で、図5のステップS4でキューに蓄積されているタスクがあるか否か判断する。そして、あれば、ステップS12でそのタスクを順次実行し、処理を終了する。蓄積されているタスクがない場合には、そのまま処理を終了する。
すなわち、クライアントサーバ型の通信が必要なタスクを、なるべく迅速かつ効率的に処理できるようにすることができる。
しかし、無線通信モジュール204においては、上述のようにアドホックモードが解除された場合に自動的にインフラストラクチャモードの通信を開始する。そこで、アドホックモードが解除されたことを検出した場合にインフラストラクチャモードの動作に移行すると判断することができる。
まず、実際のプロジェクタ装置100の利用形態を考慮すると、ユーザがアドホックモードでプロジェクタ装置100を利用する場合、ユーザはその利用目的が達せられた時点で、アドホックモードが解除することが多い。しかし、それに留まらず、利用目的が達せられていることから、アドホックモード解除とほぼ同時に電源オフを実行するケースや、アドホックモードのまま電源オフを実行するケースも多い。しかし、電源オフされてしまうと、次回電源オンされるまで、蓄積しておいたタスクを実行する機会を失うことになる。
そこで、アドホックモードが解除されたことをトリガにタスクの実行を開始することにより、インフラストラクチャモードの通信が開始されたことをトリガにタスクの実行を開始する場合と比べ、アドホックモードの解除からインフラストラクチャモードの通信が開始されるまでの時間も利用して、短時間でより多くのタスクを実行することができる。
同様な判断に用いることができるイベントとしては、電源オフイベントや、インフラストラクチャモードへの切替イベントが挙げられる。これらは、アドホックモードの解除が前提となるイベントだからである。
図7及び図8はぞれぞれ、図4のプロジェクタ装置100のCPUが実行する、図5及び図6と対応する処理を示すフローチャートである。
プロジェクタ装置100のCPUは、図5の場合と同様、仲介装置101又は管理装置102とのデータ通信が必要なタスクの発生を検出すると、図7に示す処理を開始する。
そして、通信可能である場合(「Y」の場合)、ステップS23で、検出したタスクに係る処理を実行し(実行を担当するモジュールに渡し)、図7の処理を終了する。
ここで、ステップS22の判断がNoである場合、仲介装置101又は管理装置102とのデータ通信が必要なタスクを実行しても成功する見込みはないので、処理負荷の観点から、実行を試みずに蓄積することが好ましい。また、無線通信モジュール204がタスクの実行に必要な通信先の装置と通信できない状態である間は、その蓄積したタスクを実行しても成功する見込みはないので、リトライも試みないことが好ましい。
この処理においては、ステップS31でモード制御部215の状態を参照するとともに、キューに蓄積されている各タスクを順次処理対象として、ステップS32及びS33の処理を実行する。
プロジェクタ装置100のCPUが以上の図7及び図8の処理を実行することによっても、データ通信が必要なタスクを実行しても成功する見込みがない場合にそのタスクを無用に実行することがない。また、通信が可能となった場合に、実行を延期したタスクを速やかに実行できる。従って、図5及び図6の処理の場合と同様な効果を得ることができる。さらに、無線通信モジュール204の動作モードだけでなく、ネットワークへの接続状態等も考慮できるので、より精度よく通信可否を判断した制御が可能である。
このような場合としては、例えば、遠隔管理を受けるために特定の仲介装置101を介して管理装置102に情報を通知するタスクについてのみを図7の処理の対象とする場合が考えられる。
図9の例において、プロジェクタ装置100のタスク管理部216は、ステップS101で、管理装置102へ定期通信情報を送信するタスクの発生を検出すると、ステップS102でモード制御部215を参照して無線通信モジュール204の状態を把握する。ここで、アドホックモードで通信中であるとすると、検出したタスクはキューに蓄積しておくことになる。
また、プロジェクタ装置100は、ステップS104でのイベント検出に応じて、図7の処理を実行し、ステップS102で蓄積したタスク、すなわち管理装置102へ定期通信情報を送信するタスクを実行する(S106)。
管理装置102は、ステップS107でこの定期通知情報を受信し、ステップS108で、その受信した通知の内容に基づき、プロジェクタ装置100について保持している情報を更新する。
例えば、上述した実施形態では、ピアツーピア型の通信方式としてアドホック方式を、クライアントサーバ型の通信方式としてインフラストラクチャ方式を用いる例について説明した。しかし、具体的な通信方式は、これらに限られることはない。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各処理を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
また、以上説明してきた各実施形態、動作例及び変形例の構成は、相互に矛盾しない限り任意に組み合わせて実施可能であることは勿論である。
Claims (9)
- ピアツーピア型の通信を行う第1のモードと、クライアントサーバ型の通信を行う第2のモードとを選択的に切り換えて通信を行う通信手段と、
タスクを蓄積する蓄積手段と、
所定の外部装置とのデータ通信が必要なタスクが発生した場合に、前記通信手段の状態を参照し、前記第1のモードで動作中であると判断した場合には、該タスクの実行を試みることなく該タスクを前記蓄積手段に蓄積し、前記通信手段が第2のモードでの動作に移行すると判断した場合に、前記蓄積手段に蓄積したタスクを実行するタスク管理手段とを備えることを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記通信手段は、第1のモードが解除された場合に自動的に第2のモードでの通信を開始する通信手段であり、
前記タスク管理手段は、前記第1のモードが解除されたことを検出した場合に前記通信手段が前記第2のモードでの動作に移行すると判断することを特徴とする通信装置。 - 請求項1に記載の通信装置であって、
前記通信手段は、第1のモードが解除された場合に自動的に第2のモードでの通信を開始する通信手段であり、
前記タスク管理手段は、前記第1のモードの解除のトリガとなる所定のイベントを検出した場合に前記通信手段が前記第2のモードでの動作に移行すると判断することを特徴とする通信装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信装置であって、
前記第1のモードはアドホックモードの通信を行うモードであり、前記第2のモードはインフラストラクチャモードの通信を行うモードであることを特徴とする通信装置。 - 通信手段を備える通信装置であって、
タスクを蓄積する蓄積手段と、
外部装置とのデータ通信が必要なタスクが発生した場合に、前記通信手段の状態を参照し、該参照した状態に基づいて前記通信手段が前記外部装置と通信できない状態であると判断した場合には、該タスクの実行を試みることなく該タスクを前記蓄積手段に蓄積するタスク管理手段を備え、
前記タスク管理手段は、前記通信手段が前記外部装置と通信できる状態に移行するトリガとなるイベントの発生を検出した場合に、前記蓄積手段に蓄積したタスクを実行する手段を備えることを特徴とする通信装置。 - ピアツーピア型の通信を行う第1のモードと、クライアントサーバ型の通信を行う第2のモードとを選択的に切り換えて通信を行う通信手段と、タスクを蓄積する蓄積手段とを備える通信装置における通信方法であって、
前記通信装置が、所定の外部装置とのデータ通信が必要なタスクが発生した場合に、前記通信手段の状態を参照し、前記第1のモードで動作中であると判断した場合には、該タスクの実行を試みることなく該タスクを前記蓄積手段に蓄積するステップと、
前記通信手段が第2のモードでの動作に移行すると判断した場合に、前記蓄積手段に蓄積したタスクを実行するステップとを実行することを特徴とする通信方法。 - 通信手段と、タスクを蓄積する蓄積手段とを備える通信装置における通信方法であって、
前記通信装置が、
外部装置とのデータ通信が必要なタスクが発生した場合に、前記通信手段の状態を参照し、該参照した状態に基づいて前記通信手段が前記外部装置と通信できない状態であると判断した場合には、該タスクの実行を試みることなく該タスクを前記蓄積手段に蓄積するステップと、
前記通信手段が前記外部装置と通信できる状態に移行するトリガとなるイベントの発生を検出した場合に、前記蓄積手段に蓄積したタスクを実行するステップとを実行することを特徴とする通信方法。 - ピアツーピア型の通信を行う第1のモードと、クライアントサーバ型の通信を行う第2のモードとを選択的に切り換えて通信を行う通信手段を備えるコンピュータを、
タスクを蓄積する蓄積手段と、
所定の外部装置とのデータ通信が必要なタスクが発生した場合に、前記通信手段の状態を参照し、前記第1のモードで動作中であると判断した場合には、該タスクの実行を試みることなく該タスクを前記蓄積手段に蓄積し、前記通信手段が第2のモードでの動作に移行すると判断した場合に、前記蓄積手段に蓄積したタスクを実行するタスク管理手段として機能させるためのプログラム。 - 通信手段を備えるコンピュータを、
タスクを蓄積する蓄積手段と、
外部装置とのデータ通信が必要なタスクが発生した場合に、前記通信手段の状態を参照し、該参照した状態に基づいて前記通信手段が前記外部装置と通信できない状態であると判断した場合には、該タスクの実行を試みることなく該タスクを前記蓄積手段に蓄積するタスク管理手段として機能させるためのプログラムであって、
前記タスク管理手段は、前記通信手段が前記外部装置と通信できる状態に移行するトリガとなるイベントの発生を検出した場合に、前記蓄積手段に蓄積したタスクを実行する手段を備えることを特徴とするプログラム。
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CN113423147A (zh) * | 2021-05-26 | 2021-09-21 | 深圳市腾远智拓电子有限公司 | 自组网微波通信装置及微波通信系统 |
CN113423147B (zh) * | 2021-05-26 | 2024-09-24 | 深圳市腾远智拓电子有限公司 | 自组网微波通信装置及微波通信系统 |
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