JP2013141689A - シーム溶接方法及びシーム溶接装置 - Google Patents

シーム溶接方法及びシーム溶接装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シーム溶接装置において、湾曲部を溶接する際の溶接品質を、コストをかけずに向上させる。
【解決手段】シーム溶接装置1は、所定の角速度と回転速度とを対応付けた対応データ18を記憶する記憶部13と、教示点データ17で示される溶接軌跡の湾曲部における曲率及び溶接速度に基づいて角速度を算出する角速度算出部14と、角速度算出部14により算出された角速度に対応する回転速度を対応データ18に基づいて取得し、得られた回転速度を、湾曲部を溶接する際のローラ電極6a、6bの回転速度として設定する回転速度補正部16とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ローラ電極により加圧及び通電を行いながら連続的に溶接を行うシーム溶接方法及びシーム溶接装置に関する。
従来、燃料タンクのように封止が必要な製品のワークを溶接する場合には、連続的にナゲットが形成されるシーム溶接が用いられる。シーム溶接では、母材を重ね合わせたワークの溶接部分を一対のローラ電極で挟み、ローラ電極を回転させながら溶接部分に加圧及び通電を施すことによって連続的に抵抗溶接が行われる。
しかし、溶接軌跡がある程度の曲率を有する部分を溶接するとき、ローラ電極の該曲率の中心側と反対側とで、走行経路の長さが異なる。このため、ローラ電極が、溶接軌跡から外れ易くなり、溶接品質に悪影響が生じる。
そこで、特許文献1には、溶接軌跡がある程度の曲率を有する部分を溶接するとき、一対のローラ電極の各軸芯が該曲率の中心側に近づくように、各ローラ電極を傾斜させるようにしたシーム溶接方法が記載されている。これによれば、各ローラ電極は、曲率の中心側では小さい速度、反対側では大きい速度で移動するので、ローラ電極の滑りやワークの捩れを抑制し、溶接品質の向上を図ることができる。
特開平11−47943号公報
しかしながら、上述の特許文献1のシーム溶接方法によれば、溶接軌跡がある程度の曲率を有する湾曲部を溶接するとき、ローラ電極が、ワークの表面に対して曲率の中心側に傾く。このため、ローラ電極が同じ側に傾くような溶接を繰り返すと、ローラ電極の片側だけが摩耗する。
また、各ローラ電極は、それを回転させるモータや、各ローラ電極を相互に接近又は離間させるアクチュエータなどに連結している。このため、ローラ電極を傾斜させるには複雑な機構が必要となり、装置のコストも高くなる。
また、2輪車のガソリンタンクを製造する場合のように、溶接軌跡が複雑なワークを溶接する場合には、溶接軌跡の曲率が反転したり、大きく変化したりする。この場合、ローラ電極の傾斜を制御するのが困難となる。
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、シーム溶接において、湾曲部を溶接する際の溶接品質を、コストをかけずに向上させることにある。
本発明に係るシーム溶接方法は、一対のローラ電極によりワークを加圧する加圧工程と、前記ローラ電極を回転させる回転工程と、前記ローラ電極に溶接電流を供給する電流供給工程と、前記加圧、回転及び供給に並行して、溶接軌跡に従い、前記ワーク又はローラ電極を溶接速度で移動させる移動工程と、所定の角速度と回転速度とを対応付けた対応データを記憶する記憶工程と、前記溶接軌跡の湾曲部における曲率及び前記溶接速度に基づいて角速度を算出する角速度算出工程と、前記角速度算出工程で算出された角速度に対応する回転速度を前記対応データに基づいて取得する回転速度取得工程と、前記回転速度取得工程で得られた回転速度を、前記回転工程で回転されるローラ電極の前記湾曲部における回転速度として設定する回転速度補正工程とを備えることを特徴とする。
本発明において、溶接軌跡がある程度の曲率を有する湾曲部の溶接を行う際のローラ電極の溶接軌跡からのずれ量は、湾曲部の曲率及び溶接速度により定まる角速度とローラ電極の回転速度とに関係する。したがって、記憶工程では、溶接に先立ち、このずれ量が許容範囲に収まるような角速度と回転速度とを対応付けた対応データを記憶することができる。
回転速度補正工程では、この対応データと、算出工程で算出された角速度とに基づいて、その角速度に対応する回転速度を取得し、湾曲部におけるローラ電極の回転速度として設定することにより、湾曲部におけるローラ電極のずれ量を許容範囲内に収めることができる。したがって、湾曲部を溶接する際の溶接品質を、コストをかけずに向上させることができる。
本発明に係るシーム溶接装置は、ワークに加圧力と溶接電流を付与するための一対のローラ電極と、前記ローラ電極を回転させるローラモータと、溶接軌跡に従い、前記ワーク又はローラ電極を溶接速度で移動させる移動手段と、所定の角速度と回転速度とを対応付けた対応データを記憶する記憶部と、前記溶接軌跡の湾曲部における曲率及び前記溶接速度に基づいて角速度を算出する角速度算出部と、前記角速度算出部により算出された角速度に対応する回転速度を前記対応データに基づいて取得し、得られた回転速度を、前記ローラモータにより回転されるローラ電極の前記湾曲部における回転速度として設定する回転速度補正部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、上述のシーム溶接方法と同様に、溶接軌跡の湾曲部におけるローラ電極のずれ量を許容範囲内に収めることができるので、該湾曲部における溶接品質を、コストをかけずに向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るシーム溶接装置の構成を示すブロック図である。 湾曲部を溶接するときのローラ電極の溶接軌跡に対するずれの傾向を示す図である。 湾曲部を溶接するときのローラ電極における速度差を示す図である。 湾曲部を溶接するときのローラ電極の角速度と好ましい回転速度との関係を調べた結果を示す図である。 図1の装置のコントローラによる溶接処理を示すフローチャートである。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。図1に示すように、実施形態のシーム溶接装置1は、ワークに対して加圧力を付与しながら溶接電流を供給する溶接ヘッド2と、溶接ヘッド2を保持して移動させるマニピュレータ3と、溶接電流の供給源である溶接電源4と、装置各部を制御するコントローラ5とを備える。マニピュレータ3は、本発明における移動手段に対応する。
溶接ヘッド2は、ワークを挟んで回転する一対のローラ電極6a及び6bと、ローラ電極6a及び6bをそれぞれ回転させるローラモータ7a及び7bと、ローラ電極6aをローラモータ7aとともに移動させるサーボモータ8とを備える。ワークを構成する母材としては、例えば、車両の燃料タンクを構成するための金属板が該当する。
ローラ電極6a及びローラモータ7aは、溶接ヘッド2により、所定の方向に一体として移動し得るように案内され、保持される。この案内方向は、ローラ電極6aがローラ電極6bに近接及び離間する方向である。サーボモータ8は、この接離方向に沿って、ローラ電極6a及びローラモータ7aを移動させる。
コントローラ5は、CPUや、記憶装置、プログラム等により構成される。コントローラ5は、マニピュレータ3の動作を制御するロボット制御部9と、サーボモータ8の駆動を制御するサーボモータ制御部10と、溶接電源4からローラ電極6a及び6bへ供給される溶接電流についての通電のオンオフを制御する通電制御部11と、ローラモータ7a及び7bの駆動を制御するローラモータ制御部12とを備える。
ロボット制御部9によるマニピュレータ3の制御は、予め定められたワーク上の溶接軌跡に従って溶接ヘッド2が所定の溶接速度で移動するように行われる。このとき、ワークは、固定されていてもよいし、他のマニピュレータにより適宜姿勢や位置を変えながら保持されていてもよい。
通電制御部11は、溶接電源4を制御して、溶接電源4からローラ電極6a及び6bへの溶接電流の通電を、所定周期で繰り返す。この周期には、ローラ電極6a及び6bへの通電が行われる通電期間と、該通電が休止される休止期間とが含まれる。この通電期間及び休止期間の長さや溶接電流の大きさは、ワークの材質や溶接速度に応じて決定される。
サーボモータ制御部10によるサーボモータ8の制御は、位置制御やトルク制御により行われる。位置制御は、サーボモータ8のエンコーダの出力に基づいて行われる。トルク制御は、サーボモータ8に流す電流値に基づいて行われる。サーボモータ制御部10は、サーボモータ8により、ローラ電極6a及び6bを介して加圧力をワークへ付与する。
また、コントローラ5は、必要なデータを記憶する記憶部13と、記憶部13のデータに基づいて角速度を算出する角速度算出部14と、記憶部13のデータと角速度算出部14により算出された角速度とに基づいて回転速度を取得する回転速度取得部15と、回転速度取得部15により取得された回転速度を溶接軌跡の湾曲部を溶接するときのローラ電極6a及び6bの回転速度として設定する回転速度補正部16とを備える。
記憶部13が記憶するデータには、溶接軌跡を示す教示点データ17や、所定の角速度とローラ電極6a及び6bの回転速度とを対応付ける対応データ18が含まれる。教示点データ17は、対象とするワークについて、溶接軌跡を示すために予め設定された複数の点を示す座標データである。溶接に際しては、教示点データ17により示される溶接軌跡に従って、溶接ヘッド2が移動され、溶接が行われる。
角速度算出部14による角速度の算出は、教示点データ17と溶接速度に基づいて行われる。回転速度取得部15による回転速度の取得は、算出された角速度に対応する回転速度を、対応データ18を用いて求めることにより行われる。
図2は、溶接軌跡の湾曲部におけるローラ電極6a及び6bの溶接軌跡に対するずれの傾向を示す。図2では、ワークWの一部を、ローラ電極6a及び6bの接離方向に沿って、ローラ電極6a側から見た様子が示されている。なお、ローラ電極6bは、ワークWを挟んでローラ電極6aの反対側に位置しているので、図には現れていない。
図2(a)及び(b)では、ワークWにおける凸状の湾曲部を溶接軌跡Lに従って溶接する場合について示している。図2(c)及び(d)では、ワークWにおける凹状の湾曲部を溶接軌跡Lに従って溶接する場合について示している。
図2(a)及び(c)では、ローラ電極6a及び6bの回転速度が、溶接速度に対応する回転速度よりもかなり小さい場合について示されている。この場合、ローラ電極6a及び6bは、その移動軌跡Mで示されるように、図2(a)及び(c)のいずれの場合においても、溶接軌跡Lに対し、その内側(曲率中心Cの側)にずれて移動する。
一方、図2(b)及び(d)では、ローラ電極6a及び6bの回転速度が、溶接速度に対応する回転速度よりもかなり大きい場合について示されている。この場合、ローラ電極6a及び6bは、その移動軌跡Mで示されるように、図2(b)及び(d)のいずれの場合においても、溶接軌跡Lに対し、その外側(曲率中心Cの反対側)にずれる。したがって、ローラ電極6a及び6bの回転速度を調整すれば、溶接軌跡Lに対し、移動軌跡Mを一致させることができると考えられる。
このように、溶接軌跡Lに対して移動軌跡Mがずれるのは、湾曲部をローラ電極6a及び6bが走行するとき、ローラ電極6a及び6bにはある程度の幅があるため、その外側と内側とで速度差が生じることに加え、マニピュレータ3が溶接軌跡Lに沿ってローラ電極6a及び6bを移動させる力よりも、ローラ電極6a及び6bがワークWを送る力の方が大きいからであると考えられる。
図3は、湾曲部を溶接するときのローラ電極6a及び6bにおける速度差を示す。図3に示すように、上述の速度差△vは、溶接軌跡Lの曲率中心Cからローラ電極6a及び6bの内側までの距離をR、ローラ電極6a及び6bの厚さをT、曲率中心Cの周りのローラ電極6a及び6bの角速度をωとすれば、△v=(R+T)ω−Rω=Tωとなり、角速度ωに比例する。したがって、溶接軌跡Lに移動軌跡Mを一致させるためには、角速度ωに応じて、ローラ電極6a及び6bの回転速度を調整する必要がある。
角速度ωは、溶接速度(マニピュレータ3がローラ電極6a及び6bを移動させる速度)をVとすれば、ω=V/Rである。そこで、複数の溶接速度a、b、c(a<b<c)について、種々の角速度ωに対し、溶接軌跡Lに移動軌跡Mを一致させるローラ電極6a及び6bの回転速度を調べたところ、図4のような結果が得られている。
図4において、横軸は角速度ωであり、縦軸は回転速度である。ただし、縦軸の回転速度は、溶接速度Vに対応するローラ電極6a及び6bの回転速度に加算する該回転速度の割合rで示している。この加算割合rがゼロのとき、溶接速度Vとローラ電極6a及び6bの回転速度は1対1に対応している。すなわち、溶接速度Vとローラ電極6a及び6bによるワークWの送り速度とが一致する。
図4では、溶接速度a、b、cの各場合の結果をそれぞれグラフ曲線A、B、Cで示している。したがって、このような角速度ωと加算割合rとの関係に基づき、角速度ωに応じたローラ電極6a及び6bの最適な回転速度を得ることができる。
そこで、本実施形態では、予め角速度ωと加算割合r(回転速度)との対応関係を示すデータを取得し、上述の対応データ18として記憶部13に記憶する記憶工程を実施する。そして、実際の溶接に際しては、その対応データ18を用いてローラ電極6a及び6bの回転速度を補正するようにしている。対応データ18としては、種々の角速度ωの値に対して対応する加算割合rの値を対応付けたテーブルや、この対応関係を表す関数を示すデータを使用することができる。
図5は、コントローラ5による溶接処理を示すフローチャートである。図5に示すように、溶接処理を開始すると、まず、コントローラ5のロボット制御部9が、マニピュレータ3を制御して溶接ヘッド2を移動させ、ローラ電極6a及び6b間に、ワークの溶接開始位置を配置する(ステップS1)。
次に、サーボモータ制御部10が、サーボモータ8を駆動し、ローラ電極6aを、ローラ電極6bに対峙する所定の位置へ移動させ、ローラ電極6a及び6bによるワークへの加圧力が所定の値となるように、サーボモータ8のトルクを制御する加圧工程を開始する(ステップS2)。
これと同時に、ロボット制御部9は、教示点データ17により定まる溶接軌跡に従ってシーム溶接が行われるように、溶接ヘッド2をマニピュレータ3で所定の溶接速度Vで移動させる移動工程を開始する(ステップS3)。また、ローラモータ制御部12は、溶接速度Vに応じた所定の回転速度Maでローラ電極6a及び6bが回転するように、ローラモータ7a及び7bを駆動する回転工程を開始する(ステップS4)。
次に、通電制御部11が、所定の溶接電流をローラ電極6a及び6bに供給する電流供給工程を開始する(ステップS5)。これにより、ワーク上の溶接軌跡に沿って、シーム溶接が開始される。
次に、コントローラ5は、ローラ電極6a及び6bが、溶接軌跡上の湾曲部に到達するのを待機する(ステップS6、S7)。この間、溶接軌跡に従って溶接が進行する。湾曲部に到達したかどうかは、教示点データ17に基づいて判定することができる。湾曲部に到達した場合には、次のようにして、ローラ電極6a及び6bの回転速度Maが補正される。
すなわち、まず、角速度算出部14が、教示点データ17から得られる該湾曲部の曲率1/R(Rは曲率半径)と溶接速度Vとに基づいて、角速度ω(=V/R)を求める(ステップS8;角速度算出工程)。次に、回転速度取得部15が、得られた角速度ωに対応する加算割合r(図4参照)を、記憶部13の対応データ18に基づいて取得する(ステップS9;回転速度取得工程)。
そして、回転速度補正部16が、得られた加算割合rが示す回転速度Mb(=Ma+Ma・r)でローラ電極6a及び6bを回転させるように、ローラモータ制御部12に指示する(ステップS10;回転速度補正工程)。ローラモータ制御部12は、これに応じ、回転速度Mbでローラ電極6a及び6bが回転するように、ローラモータ7a及び7bの回転速度を変更する。これにより、回転速度Maの補正が完了する。
次に、コントローラ5は、湾曲部の溶接が終了するのを待機する(ステップS11、S12)。この間、湾曲部の溶接が進行する。
湾曲部の溶接が終了した場合には、回転速度補正部16が、ローラモータ制御部12に対し、ローラ電極6a及び6bの回転速度Mbを元の回転速度Maに戻すように指示する。ローラモータ制御部12は、これに応じ、ローラ電極6a及び6bの回転速度Mbが元の回転速度Maとなるように、ローラモータ7a及び7bの回転速度を変更する(ステップS13)。その後、ステップS6に戻り、次の湾曲部に到達するのを待機する(ステップS6、S7)。
この間、コントローラ5は、ステップS7又はS12で、溶接が完了したと判定した場合には、溶接処理を終了する。
本実施形態によれば、予め記憶された角速度ωとこれに対応する好ましい加算割合rとを対応させた対応データ18とに基づいて、溶接軌跡上の湾曲部を溶接する際のローラ電極6a及び6bの回転速度Maを補正するようにしたので、ローラ電極6a及び6bの溶接軌跡からのずれを、許容範囲内に収めることができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、対応データ18として、角速度ωと加算割合rとの対応関係を示すデータの代わりに、角速度ωとローラ電極6a及び6bの回転速度そのものとの対応関係を示すデータを用いてもよい。
また、上述の実施形態においては、対応データ18として、角速度ωと加算割合rとの対応関係を示すデータを用いているが、これらの対応関係に加え、さらに溶接速度との対応関係を示すデータを用いてもよい。これによれば、溶接速度が変化する場合についても、ローラ電極6a及び6bの回転速度の補正を適切に行うことができる。
1…シーム溶接装置、3…マニピュレータ(移動手段)、6a,6b…ローラ電極、7a,7b…ローラモータ、8…サーボモータ(アクチュエータ)、11…通電制御部、13…記憶部、14…角度算出部、15…回転速度取得部、16…回転速度補正部、18…対応データ、W…ワーク。

Claims (2)

  1. 一対のローラ電極によりワークを加圧する加圧工程と、
    前記ローラ電極を回転させる回転工程と、
    前記ローラ電極に溶接電流を供給する電流供給工程と、
    前記加圧、回転及び供給に並行して、溶接軌跡に従い、前記ワーク又はローラ電極を溶接速度で移動させる移動工程と、
    所定の角速度と回転速度とを対応付けた対応データを記憶する記憶工程と、
    前記溶接軌跡の湾曲部における曲率と前記溶接速度とに基づいて角速度を算出する角速度算出工程と、
    前記角速度算出工程で算出された角速度に対応する回転速度を前記対応データに基づいて取得する回転速度取得工程と、
    前記回転速度取得工程で得られた回転速度を、前記回転工程で回転されるローラ電極の前記湾曲部における回転速度として設定する回転速度補正工程とを備えることを特徴とするシーム溶接方法。
  2. ワークに加圧力と溶接電流を付与するための一対のローラ電極と、
    前記ローラ電極を回転させるローラモータと、
    溶接軌跡に従い、前記ワーク又はローラ電極を溶接速度で移動させる移動手段と、
    所定の角速度と回転速度とを対応付けた対応データを記憶する記憶部と、
    前記溶接軌跡の湾曲部における曲率及び前記溶接速度に基づいて角速度を算出する角速度算出部と、
    前記角速度算出部により算出された角速度に対応する回転速度を前記対応データに基づいて取得する回転速度取得部と、
    前記回転速度取得部により得られた回転速度を、前記ローラモータにより回転されるローラ電極の前記湾曲部における回転速度として設定する回転速度補正部とを備えることを特徴とするシーム溶接装置。
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