JP6940472B2 - ワーク把持ハンド、ハンドシステム、及びロボットシステム - Google Patents

ワーク把持ハンド、ハンドシステム、及びロボットシステム Download PDF

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Description

本発明は、ワーク把持ハンド、ハンドシステム、及びワーク把持ハンドを搭載したロボットを備えるロボットシステムに関する。
ワークのハンドリングを行う産業用ロボットのハンドには、寸法の異なるワークを取り扱うことが要求される場合がある。特許文献1には、一対のL字状リンクを開閉可能に設け、このL字状リンクの先端側にフィンガ取付ベースを介してワークを把持するフィンガを交換可能に取り付けることで、寸法の異なるワークを把持可能に構成されたハンドを記載している。
特開2009−107079号公報
特許文献1に記載されたようなリンク式ハンドでは、ワーク外形の違いがワークに作用する把持力を変化させる要因となり得る。このような把持力の変化はワークのハンドリングに不具合を生じさせる可能性がある。ワーク外形が変化した場合でも一定の把持力でワークを把持できるように把持力を調整可能なワーク把持ハンド、ハンドシステム、及びこのようなワーク把持ハンドを搭載したロボットを備えるロボットシステムが望まれている。
本開示の一態様は、互いに協働して対象物を把持する第1可動部材及び第2可動部材と、前記第1可動部材を直動させる第1駆動部と、前記第2可動部材を回動可能に支持する支持部と、前記第1可動部材と前記第2可動部材とに連結され、前記第1可動部材の直動を前記第2可動部材に伝達して前記第2可動部材を回動させるリンク部材と、前記支持部を移動させて前記第2可動部材の回動中心の位置を変化させる第2駆動部とを備え、前記支持部は、前記第2可動部材の回動軸線に直交する第1の軸線に沿って移動する第1の移動台と、前記第1の移動台に搭載され、前記回動軸線と前記第1の軸線との双方に直交する第2の軸線に沿って移動する第2の移動台とを備え、前記第2可動部材が前記第2の移動台に支持される、ワーク把持ハンドである。
また、本開示の別の態様は、上記ワーク把持ハンドと、前記第2駆動部を制御して、前記第1可動部材の直動と前記第2可動部材の回動とによって生じる把持力を調整する制御装置と、を具備するハンドシステムである。
また、本開示の更に別の態様は、上記ワーク把持ハンドと、前記ワーク把持ハンドが装着されたロボットと、前記ワーク把持ハンド及び前記ロボットを制御する制御装置と、を具備し、前記制御装置は、把持力の設定入力を受け付ける入力部と、前記入力部で受け付けた前記把持力と、対象物の被把持部の外形寸法とに基づいて、前記把持力で前記被把持部を把持するときの前記回動中心の位置を算出する算出部と、算出された前記回動中心の位置に従って前記第2駆動部を制御するハンド制御部とを備える、ロボットシステムである。
上記構成のワーク把持ハンドによれば対象物を把持する把持力を支持部を移動させることで調整可能である。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれらの目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明確になるであろう。
ハンドの上面図である。 ハンドの側面図である。 ハンドの底面図である。 図2における矢印Bで示された位置での前方側から見たハンドの断面図である。 ワークの外形寸法を測定するためのセンサを有するハンドの構成を示す図である。 ロボットシステムのブロック図である。 把持力調整処理を表すフローチャートである。 第1の移動台をX軸方向に移動させる状態を説明するための図である。 第2の移動台をY軸方向に移動させる状態を説明するための図である。 第1駆動部を駆動することによりワークが把持された状態を示すハンドの側面図である。 第1駆動部を駆動することによりワークが把持された状態を示すハンドの底面図である。 支持ピン位置算出等のための幾何学的パラメータの設定例を示す図である。 支持ピン位置算出等の補助のための記号の割り当てを示す図である。 ワーク中心位置算出の補助のための記号の割り当てを示す図である。
次に、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面において、同様の構成部分または機能部分には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これらの図面は縮尺を適宜変更している。また、図面に示される形態は本発明を実施するための一つの例であり、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
以下、一実施形態に係るワーク把持ハンド(以下、単にハンドと記す)10について説明する。図1はハンド10の上面図であり、図2はハンド10の側面図であり、図3はハンド10の底面図である。図4は、図2における矢印Bで示された位置での前方側から見たハンド10の断面図である。ハンド10は、互いに協働して対象物(以下、ワークと記す)を把持する第1可動部材1及び第2可動部材3と、第1可動部材1を直動させる第1駆動部30と、第2可動部材3を回動可能に支持する支持部90と、第1可動部材1と第2可動部材3とに連結され、第1可動部材1の直動を第2可動部材3に伝達して第2可動部材3を回動させるリンク部材2と、支持部60を移動させて第2可動部材3の回動中心の位置を変化させる第2駆動部80とを備える。説明の便宜のため、図1に示す通り、第2可動部材3が存在する側を前方側、その反対側を後方側と定義する。なお、図1では上カバー22を省略し、図3では下カバー23を省略している。
支持部90は、第2可動部材3の回動軸線に直交する第1の軸線に沿って移動する第1の移動台60と、第1の移動台60に搭載され第2可動部材3の回動軸線と第1の軸線の双方に直交する第2の軸線に沿って移動する第2の移動台70とを有する。支持部90を移動させる第2駆動部80は、X方向駆動装置61とY方向駆動装置71とを備える。以下では、第1の軸線を第1可動部材1の直動の方向と平行な軸(X軸)とし、第2の軸線をY軸として説明を行う(図1参照)。
図2に示すように、ハンド10は、後方側に配置された支持壁21と、支持壁21の上端部から前方側に張り出すように支持壁21に取り付けられた上カバー22と、支持壁21の下端部から前方に張り出すように支持壁21に取り付けられた下カバー23とを有する。上カバー22の上面の後方側の位置にはロボットのアーム先端部に取り付けられるロボット取付部15が配置されている。これら支持壁21、上カバー22、下カバー23は、ロボットのアーム先端部に対して位置が固定される基部20を構成する。
支持壁21には、前後方向に移動可能な可動部31を有する第1駆動部30が固定されている。第1駆動部30は、例えば直動シリンダである。図3に示すように、可動部31には前後方向に伸びるように形成された上面視略長方形の第1可動部材1の基端部が接続されている。第1可動部材1には、一対の第1リンクピン41を介して一対のリンク部材2の基端部がそれぞれ回転自在に取り付けられている。一対のリンク部材2の先端部分には一対の第2リンクピン42を介して一対の第2可動部材3の基端部がそれぞれ回転自在に取り付けられている。この構成により、第1駆動部30を駆動すると、一対のリンク部材2が第1可動部材1の直動を一対の第2可動部材3に伝達して一対の第2可動部材3を回動中心(支持ピン45)回りに回動させる。具体的には、第1可動部材1を前方側に駆動すると一対の第2可動部材3の先端部側の把持部3aが閉じ、第1可動部材1を後方側に駆動すると一対の第2可動部材3の把持部3aが開く。第2可動部材3の回動中心にある支持ピン45は、XY平面に垂直に伸び、第2可動部材3の回動軸を構成している。
支持部90は、第2可動部材3を支持ピン45回りで回動可能に支持する。第1の移動台60は基部20に対してX軸方向に移動可能に搭載され、第2の移動台70は第1の移動台60に搭載され第1の移動台60に対してY軸方向に移動可能である。第2の移動台70が支持ピン45と接続され、第2可動部材3を回動可能に支持する。支持部90をXY面内で移動させることで、第2可動部材3の回動軸となる支持ピン45のXY面内の位置を調節することができる。第1の移動台60は、X方向駆動装置61によりX軸方向に駆動される。X方向駆動装置61は、支持壁21に固定されたサーボモータ61aと、サーボモータ61aの駆動軸に連結されたボールねじ61bとを有する。第1の移動台60は支持ベース73を有する。支持ベース73は、ボールねじ62と螺合する螺合部(不図示)を有し、ボールねじ62の回転によりX軸方向に往復移動する。
第2の移動台70は、上面視L字状に屈曲した2つのアーム部63を有する。2つのアーム63のそれぞれの基端部63bはY軸方向に移動可能に支持ベース73に連結され、2つのアーム部63のそれぞれの先端部63aは支持ピン45に一体的に接続されている。第2の移動台70は、サーボモータ71aを備えるY方向駆動装置71によりY軸方向に駆動される。詳細には、支持ベース73にはサーボモータ71aが固定され、また、支持ベース73にはサーボモータ71の駆動軸の回転に応じて2つのアーム部63をY軸方向へ近接・離間させる連動機構が設けられている。また、2つのアーム部63の先端側の部分は、Y軸方向に伸縮自在な支持部材74で支持されている。サーボモータ71aの駆動により、2つのアーム部63の各々をY軸方向において互いに反対方向に往復運動させることができる。
以上の構成により、第1の移動台60をX軸方向に移動させると第2の移動台70もX軸方向に移動し、支持ピン45(すなわち、第2可動部材3の回動軸)の位置をX軸方向において調整することができる。また、2つのアーム部63のY軸方向の間隔を変更すると、それに伴い支持ピン45(すなわち、第2可動部材3の回動軸)のY軸方向の間隔を変化させることができる。このように第1の移動台60及び第2の移動台70を移動させ支持ピン45の位置を調整することで、第2可動部材3の把持部3aと第1可動部材1の先端部1aとでワークを把持するときの把持力を調節することができる。
ハンド10は、ワークの外形寸法を測定可能に構成されていても良い。図5は、第2可動部材3の把持部3aの近傍に距離センサ91を配置し、ワークWの被把持部の外形寸法を測定可能にしたハンド10の構成例を示している。距離センサ91としては、赤外線センサ、超音波センサ、レーザ式センサなど、当分野で知られた各種センサを用いることができる。
図6は、ハンド10と、ハンド10を搭載したロボット150と、ハンド10及びロボット150の制御を行う制御装置120とを備えるロボットシステム100の機能ブロック図である。制御装置120は、ハンド10を制御するハンド制御部130と、ロボット150を制御するロボット制御部140とを有する。制御装置120は、CPU、ROM、RAM、記憶装置、操作部、表示部等を有する一般的なコンピュータとしての構成を有していても良い。制御装置120は、ハンド10でワークを把持するときの把持力の設定入力を受け付ける入力部121を有する。ハンド制御部130は、設定入力された把持力でワークを把持するための支持ピン45の位置を算出し、また、ワークの中心位置を算出する算出部131を有する。算出部131は、距離センサ91の出力に基づいてワークの外形寸法を求め、ワークの外形寸法と設定入力された把持力とに基づいて、当該把持力を達成する支持ピン45の位置を算出する。なお、ここで把持力とは、第1可動部材1の先端部1aと第2可動部材3の把持部3aとによりワークを把持する把持力である。支持ピン45の位置は、ハンド10に固定されたハンド座標系における位置として算出されても良い。制御装置120は、算出された位置に支持ピン45が位置付けられるようにハンド10(サーボモータ61a、71a)を制御する。これによりハンド10は、設定入力された把持力でワークを把持する。なお、把持力は予め制御装置120内の記憶装置に記憶されていても良い。
また、算出部131は、ワークの外形寸法と支持ピン45の位置とに基づいてワークの幾何学的中心の位置を算出する。算出されたワークの幾何学的中心の位置はロボット制御部140に提供され、ロボット制御部140はロボット150の位置制御の基準位置(例えば、アーム先端部)からのワーク中心のずれを算出し、ロボット座標系におけるワークの位置を補正する。これにより、ロボット150はワークの正確な位置決めを行うことが可能となる。
なお、図6中破線で示しているように、上述の機能を有するハンド10とハンド制御部130とを構成要素としたハンドシステム180を構成することも可能である。
図7は、上述したワークの把持力調整及びワーク位置補正を含む処理(以下、把持力調整処理と記す)を表すフローチャートである。図7の処理は制御装置120のCPUによる制御の下で実行される。ここでは、ワークWの被把持部は円筒型であるものとする。はじめに、制御装置120は、図5に示すようにハンド10の距離センサ91をワークWの被把持部に接近させ被把持部の直径を測定する(ステップS1)。次に、制御装置120の算出部131は、ワークWの直径と設定入力された把持力とに基づいて、設定入力された把持力でワークWを把持するための支持ピン45の位置を算出する(ステップS2)。
次に、制御装置120は、サーボモータ61aを回転させて第1の移動台60を図8に矢印で示すようにX軸方向に移動させ、支持ピン45をステップS2で算出されたX座標に位置付ける(ステップS3)。更に、制御装置120は、サーボモータ71を回転させて第2の移動台70を図9に矢印で示すようにY軸方向に移動させ、支持ピン45をステップS2で算出されたY座標に位置付ける(ステップS4)。これにより、支持ピン45は、ハンド10が設定入力された把持力でワークWを把持可能な位置に位置付けられる(ステップS5)。
次に、制御装置120の算出部131は、ワークWの直径及び支持ピン45の位置に基づいてワークWの中心位置Pを算出する(ステップS6)。
次に、制御装置120は、ステップS6で求めたワークWの中心位置をロボット制御部140に提供する。これにより、ロボット制御部140は、ロボット150の位置制御の基準位置(アーム先端部など)に対するワークWの中心位置のずれ量を取得し、ロボット座標系におけるワークWの中心位置を補正する(ステップS7)。次に、制御装置120は、第1駆動部30を駆動してワークWを把持する(ステップS8)。図10、図11は、それぞれ、第1駆動部30を駆動することによりワークWが把持された状態を示すハンド10の側面図及び底面図(下カバー23を省略)である。図10−11に示されるように、ワークWは、第2可動部材3の各々の把持部3aと、第1可動部材1の先端部1aの3箇所で把持される。以上により、ロボット150は、ワークWを正確に位置決めしてハンドリングを行うこと可能となる。
以上の把持力調整処理によれば、設定入力された把持力で正確にワークをハンド10で把持することが可能である。したがって、ハンド10によりハンドリングするワークの外形寸法が変化しても一定のクランプ力でハンド10にワークを把持させることが可能である。また、ワークの外形寸法が変わった場合でもその幾何学的中心の位置を算出することで、ロボット150はワークを正確に位置決めすることができる。
上記把持力調整処理は、ROM、RAM、フラッシュメモリ、HDD、CD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な各種記憶媒体にプログラムとして格納することができる。
ここで、ワークの外形寸法と把持力とに基づく支持ピン45の位置、ワークの幾何学的中心の算出例について説明する。ここでは、算出に必要な幾何学的なパラメータを図12に示すように設定することで、把持力F1、F2、支持ピン45の位置、及び第1駆動部の駆動力Fの対応を求め、また、ワークの中心位置を算出する。ワークの被把持部は円筒型であるものとする。図12に示す各パラメータの定義を以下に記載する。なお、図13−14は、図12に示すパラメータによる計算を補助するための図であり、以下の計算例では図13−14に割り当てられた記号を適宜用いる。

L2:第2リンクピン42中心と支持ピン45中心とを結ぶ直線を延長した直線が第2可動部材3の先端部内側の傾斜面(把持部3a)に交わる位置と、支持ピン45中心との間の距離。
L3:第2リンクピン42中心と支持ピン45中心との間の距離
L4:第1リンクピン41中心と第2リンクピン42中心との間の距離
L5:第1リンクピン41中心から第1リンク1先端部1aまでのX軸方向の距離
c:第1可動部材1の中心線CHと第1リンクピン41中心との距離
b:第1リンクピン41中心から支持ピン45までのY軸方向の距離
φD:ワークの直径
α:支持ピン45と第2リンクピン42とを結ぶ直線(L3)とX軸との間の角度
β:第2可動部材3の先端部内側の傾斜面(把持部3a)とX軸との間の角度
γ:リンク部材2の中心線がX軸と成す角度。
θ:第2リンクピン42中心と支持ピン45中心とを結ぶ直線を延長した直線と、第2可動部材3の先端部内側の傾斜面(把持部3a)との間の角度
図12においてF1は、第2可動部材3の把持部3aのワークに対する把持力、F2は第1可動部材1の先端部1aのワークに対する把持力、Fは第1駆動部が第1可動部材1を前方に押す力である。図12に示したような各角度(α、β、γ、θ)、各部の長さ(L2〜L5)、ワークの直径φDを用いることで、支持ピン45の位置と、把持力F1、F2、第1駆動部30の駆動力Fとの関係を得ることができる。F1、F2の算出式の例である。

F1=L3・cosγ・sin(γ+α)/(2(2sinβ+(L2+AH)cos(β−α)))・F
H=AG×cos(α+β)
G=線分GHとワーク外形が接する位置と点H間の距離
F2=2・F1・sinβ
ワーク中心位置L(LX,LY)の算出の補助のためワーク外形に対する接線の各交点等に図14に示す通り記号を割り当てる。ワーク中心L(LX,LY)の算出式の例を以下に示す。なお、各点の各座標は、図中上側の支持ピン45の位置を原点とする。
X=(JI・GX+GI・IX+GI・JX)/(GJ+GI+JI)
Y=(JI・GY+GI・IY+GI・JY)/(GJ+GI+JI)
上述の計算方法による各パラメータを算出結果の例を下記表1に示す。
Figure 0006940472
上記表1において一対の第1リンクピン41の中点(図13において位置D)に対する支持ピン45の位置は、X軸方向についてはパラメータPで表され、Y軸方向についてはパラメータb+cで表される。以上の計算例により、設定入力された把持力(F1、F2)を達成する支持ピン45の位置、第1駆動部30の駆動力F、ワークの中心位置L(LX,LY)が対応付けられる。
なお、上記計算例では、ワークを円筒型であるとして計算を行っているが、正多角形等の幾何学的中心を定義可能な形状のワークについても同様手法で計算を行うことは可能である。また、上記パラメータの設定は一例であり、ワーク外形、把持力、支持ピン45の位置、ワークの幾何学的中心を対応付けるパラメータとして他の様々なものを用いることができる。
以上、典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、上述の各実施形態に変更及び種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
1 第1可動部材
2 リンク部材
3 第2可動部材
10 ハンド
21 支持壁
22 上カバー
23 下カバー
30 第1駆動部
41 第1リンクピン
42 第2リンクピン
45 支持ピン
60 第1の移動台
61 X方向駆動装置
70 第2の移動台
71 Y方向駆動装置
61a、71a サーボモータ
80 第2駆動部
90 支持部
91 距離センサ
100 ロボットシステム
120 制御装置
130 ハンド制御部
131 算出部
140 ロボット制御部
150 ロボット
180 ハンドシステム

Claims (9)

  1. 互いに協働して対象物を把持する第1可動部材及び第2可動部材と、
    前記第1可動部材を直動させる第1駆動部と、
    前記第2可動部材を回動可能に支持する支持部と、
    前記第1可動部材と前記第2可動部材とに連結され、前記第1可動部材の直動を前記第2可動部材に伝達して前記第2可動部材を回動させるリンク部材と、
    前記支持部を移動させて前記第2可動部材の回動中心の位置を変化させる第2駆動部とを備え
    前記支持部は、
    前記第2可動部材の回動軸線に直交する第1の軸線に沿って移動する第1の移動台と、
    前記第1の移動台に搭載され、前記回動軸線と前記第1の軸線との双方に直交する第2の軸線に沿って移動する第2の移動台とを備え、
    前記第2可動部材が前記第2の移動台に支持される、ワーク把持ハンド。
  2. 前記第2駆動部は、
    前記第1の移動台を前記第1の軸線に沿って往復移動させる第1モータと、
    前記第2の移動台を前記第2の軸線に沿って往復移動させる第2モータとを備える、請求項に記載のワーク把持ハンド。
  3. 前記第1可動部材の直動に応じて互いに反対の方向へ回動する一対の前記第2可動部材を備える、請求項1又は2に記載のワーク把持ハンド。
  4. 前記一対の第2可動部材に配置され、前記対象物の被把持部の外形寸法を求めるためのセンサを更に備える、請求項に記載のワーク把持ハンド。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載のワーク把持ハンドと、
    前記第2駆動部を制御して、前記第1可動部材の直動と前記第2可動部材の回動とによって生じる把持力を調整する制御装置と、を具備するハンドシステム。
  6. 前記制御装置は、対象物の被把持部の外形寸法と該被把持部を把持するための把持力とに基づいて、前記回動中心の位置を算出する算出部を備える、請求項に記載のハンドシステム。
  7. 前記算出部は、前記被把持部の前記外形寸法と前記回動中心の位置とに基づいて、前記被把持部の幾何学的中心の位置を算出する、請求項に記載のハンドシステム。
  8. 請求項1からのいずれか一項に記載のワーク把持ハンドと、
    前記ワーク把持ハンドが装着されたロボットと、
    前記ワーク把持ハンド及び前記ロボットを制御する制御装置と、を具備し、
    前記制御装置は、
    把持力の設定入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部で受け付けた前記把持力と、対象物の被把持部の外形寸法とに基づいて、前記把持力で前記被把持部を把持するときの前記回動中心の位置を算出する算出部と、
    算出された前記回動中心の位置に従って前記第2駆動部を制御するハンド制御部とを備える、
    ロボットシステム。
  9. 前記算出部は、前記被把持部の前記外形寸法と前記回動中心の位置とに基づいて、前記被把持部の幾何学的中心の位置を算出し、
    前記制御装置は、算出された前記幾何学的中心の位置に基づいてロボット座標系における前記対象物の位置を補正する、請求項に記載のロボットシステム。
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