JP2013141525A - 鏡の取付構造、鏡の取付方法 - Google Patents

鏡の取付構造、鏡の取付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コーキング処理を施すことなく、鏡を安定した状態で取り付けることで落下を強固に防止する。
【解決手段】壁面に固定される下側固定板31と、下側固定板31の下端に形成され、鏡の下端を上方からの嵌め込みにより係止するための下側鉤状係止部とを有する下側係合部品12と、壁面に固定される上側固定板21と、上側固定板21の上端に形成され、鏡の上端を下方からの嵌め込みにより係止するための上側鉤状係止部とを有する上側係合部品11とを備え、上側固定板21は、上方向に延びる第1の経路A1と、第1の経路A1の上端から一の水平方向に延びる第2の経路A2とを有する上側挿通孔Aと、一の水平方向に延びる第3の経路B1と、第3の経路B1の終端から上方向に延びる第4の経路B2と、第4の経路B2の上端から上記一の水平方向へ延びる第5の経路B3とを有する上側挿通孔Bと、を介して壁面にビスで螺着されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、鏡の上下端を壁に固定された係合部品により係止して取り付けられた鏡の取付構造及びその取付方法に関するものである。
一般に浴室ユニットやシャワーユニット等の壁面には、鏡が固定されている。このような壁面に対して鏡を取り付ける際には、壁面の鏡設置位置に合わせて断面鉤状に折曲形成された下側係合部品をビスを介して固定するとともに、同様に断面鉤状に折曲形成された上側係合部品を壁面に仮固定する。次にこれら下側係合部品と上側係合部品のそれぞれにおける鉤状部分に鏡を嵌合させ、更に仮固定した上側係合部品を強制的にスライドさせることにより、鏡の上端嵌め込むことにより強固に固定する(例えば、特許文献1参照。)。
図13は、従来における上側係合部品70の例を示している。上側係合部品70は、壁面に固定される上側固定板71と、上側固定板71の上端に形成され、鏡の上端を下方からの嵌め込みにより係止するための上側鉤状係止部72とを有している。そして、この上側固定板71には、パッキン73が配設されており、壁面の表面に沿って設置される鏡を弾性支持可能としている。また、上側固定板71には、ビス76を挿通させるための挿通孔74が設けられている。この挿通孔74は、長手方向が上下方向とされた縦長の形状とされている。
上側係合部品70を壁面へ仮固定する際には、図13に示すように、ビス76を挿通孔74における下端付近に螺着させる。次に図14に示すように、図示しない下側係合部品と、上側係合部品70との間に鏡80を嵌め込む。このとき、ビス76は挿通孔74の下端にあることから、上側係合部品70が鏡80に対して上側に離間した位置で仮固定された状態となっている。
次に図15に示すように、挿通孔74に対してビス76が上端に位置するまで上側係合部品70を下方向に向けてスライドさせる。これにより、鏡80は、上側係合部品70における上側鉤状係止部72により嵌め込み係止されることになり、安定した状態で固定されることとなる。
なお、このような壁面に対する鏡の取付構造としては、上述した例に限定されるものではなく、例えば特許文献2に示すように、上側係合部品の挿通孔をL字型で構成したものも提案されている。また、鏡の高さ調整機構としては、溝を斜め上方へ延長させた特許文献3の開示技術も提案されている。
特開2000−152861号公報 実開平4−000259号公報 実開平6−050563号公報 特開平7−241231号公報 特開平9−84672号公報
しかしながら、上述した図13に示す構成からなる上側係合部品は、実際にバスユニットのユーザが何かの拍子に上側係合部品70を上方向にスライドさせてしまうと鏡が上側係合部品70から外れてしまい、そのままバスユニットの床に落下して破損してしまう事故が報告されている。特にこの鏡の設置業者が実際に上側係合部品を下方向にスライドさせて鏡を係合させる工程において、当該上側係合部品70をしっかりと下まで押し下げることなく、誤って途中まで押し下げた状態で設置されてしまう場合もある。かかる場合にユーザが上側係合部品70に僅かに手を触れただけで、ビス76が挿通孔74の上端に位置するまで動いてしまい、その結果、鏡が外れて落下してしまう虞があった。
なお、鏡の落下を強固に防止する観点から、例えば特許文献4〜5に示すような、係合部材にバネを配設し、当該バネの弾発力を利用して鏡を強固に固定する技術も提案されている。しかしながら、係合部材にバネを設けた場合においても、係合部品の配置位置がずれている場合には鏡の落下を完全に防止することができないという問題点があった。またバネを設ける分において製造コストが増大してしまうという問題点もあった。
なお、鏡の落下を強固に防止するために、従来は、鏡を上側係合部品、下側係合部品に嵌合させた後、コーキング剤を用いてコーキングする方法も提案されている。
しかしながら、コーキング剤を使用することによる材料コストの増大、コーキング処理に伴う施工労力の増大に加え、コーキング剤が乾燥するまでの乾燥時間が必要となり、使用可能になるまでの時間が長期化し、少しでも早くバスユニットを利用したいユーザの希望に応えることができないという問題点もあった。このため、コーキング剤を用いることなく、しかも鏡の落下を強固に防止できる鏡の取付構造に対する社会的な要請が特に大きかった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、浴室ユニットやシャワーユニット等の壁面に鏡を取り付ける際において、コーキング処理を施すことなく、鏡を安定した状態で取り付けることで落下を強固に防止することが可能な鏡の取付構造、鏡の取付方法を提供することにある。
本発明を適用した鏡の取付構造は、上述した課題を解決するために、鏡の上下端を壁に固定された係合部品により係止して取り付けられた鏡の取付構造において、壁面に固定される下側固定板と、上記下側固定板の下端に形成され、鏡の下端を上方からの嵌め込みにより係止するための下側鉤状係止部とを有する下側係合部品と、壁面に固定される上側固定板と、上記上側固定板の上端に形成され、鏡の上端を下方からの嵌め込みにより係止するための上側鉤状係止部とを有する上側係合部品とを備え、上記上側固定板は、上方向に延びる第1の経路と、上記第1の経路の上端から一の水平方向に延びる第2の経路とを有する上側挿通孔Aと、上記一の水平方向に延びる第3の経路と、上記第3の経路の終端から上方向に延びる第4の経路と、上記第4の経路の上端から上記一の水平方向へ延びる第5の経路とを有する上側挿通孔Bと、を介して上記壁面にビスで螺着されていることを特徴とする。
本発明を適用した鏡の取付方法は、上述した課題を解決するために、鏡の上下端を壁に固定された係合部品により係止して取り付ける鏡の取付方法において、下側固定板及び上記下側固定板の下端に形成される下側鉤状係止部を有する下側係合部品を壁面に仮固定するとともに、上方向に延びる第1の経路と、上記第1の経路の上端から一の水平方向に延びる第2の経路とを有する上側挿通孔Aと、上記一の水平方向に延びる第3の経路と、上記第3の経路の終端から上方向に延びる第4の経路と、上記第4の経路の上端から上記一の水平方向へ延びる第5の経路とを有する上側挿通孔Bとを有する上側固定板について、上側挿通孔Aにおける第1の経路のほぼ下端を介してビスaを壁面に螺着させるとともに上側挿通孔Bにおける上記第3の経路の始端を介してビスbを壁面に螺着することで仮固定する仮固定工程と、上記下側係合部品に対して鏡の下端を上方から嵌め込む鏡嵌め込み固定と、上記第1の経路に沿って上記ビスaが上記第1の経路の上端に位置するまで上記上側係合部品をスライドさせ、上記第3の経路に沿って上記ビスbが上記第3の経路の終端に位置するまで上記上側係合部品をスライドさせ、上記第4の経路に沿って上記ビスbが上記第4の経路の上端に位置するまで上記上側係合部品をスライドさせ、更に上記第2の経路に沿って上記ビスaが第2の経路のほぼ終端に位置するまで並びに上記第5の経路に沿って上記ビスbが第5の経路のほぼ終端に位置するまで上記上側係合部品をスライドさせることにより、上記上側係合部品に対して鏡の上端を下方から嵌め込む側係合部品スライド工程とを有することを特徴とする。
上述した構成からなる本発明によれば、バスユニットのユーザが何かの拍子に上側係合部品をスライドさせてしまった場合においても、鏡が急に落下することが無くなり、何段階にも亘り上側係合部品が止まることとなり、鏡の落下を何段階にも亘り防止することが可能となる。
また、本発明によれば、係合部品にバネを設ける必要も無く、鏡の落下を強固に防止することができるため、製造コストの低減を図ることも可能となる。また本発明によれば、コーキング剤を使用することなく鏡の落下を強固に防止することも可能となることから、材料コストの低減、コーキング処理に伴う施工労力の低減に加え、コーキング剤が乾燥して使用可能となるまでの時間を考慮する必要も無くなることから、少しでも早くバスユニットを利用したいユーザの希望に応えることも可能となる。
本発明を適用した鏡の取付構造が適用されるバスユニットの構成例を示す図である。 鏡の取付構造の分解斜視図を示す図である。 上側係合部品の拡大斜視図である。 下側係合部品の拡大斜視図である。 (a)は、上側係合部品の平面図であり、b)は、上側係合部品の正面図である。 (a)は、下側係合部品の平面図であり、(b)は、下側係合部品の正面図である。 このような上側係合部品、下側係合部品を介して鏡を取り付けた状態を示す図である。 (a)は、壁面に対して下側係合部品を仮固定した状態を示す図であり、(b)は、壁面に対して上側係合部品を仮固定した状態を示す図である。 上側係合部品と、下側係合部品との間に鏡を嵌め込んだ状態を示す図である。 (a)は、上側係合部品におけるビスの初期位置を示した図であり、(b)は、第1の経路に沿ってビスを移動させた状態を示す図である。 第3の経路、第4の経路に沿ってビスをスライドさせる例を示す図である。 、第2の経路並びに第5の経路に沿ってビスをスライドさせる例を示す図である。 従来における上側係合部品の例を示す図である。 従来における鏡を嵌め込む例を示す図である。 従来における上側係合部品の固定方法について説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態としての鏡の取付構造について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した鏡の取付構造が適用されるバスユニット1の構成例を示している。
このバスユニット1は、例えば浴槽ユニット3と、浴槽ユニット3に隣接する洗い場7とを備え、浴槽ユニット3と洗い場7の上部空間を囲って内空部に浴室を形成する壁ユニット4と、天井ユニット5とを設けている。また、少なくとも一の壁ユニット4aには、シャワー8、鏡9、手すり10等が設けられ、さらに脱衣室への出入口となる図示しないドアユニットを設けて構成されている。鏡9は、上端、下端が壁に固定された上側係合部品11、下側係合部品12により係止して取り付けられている。
図2は、この鏡9の取付構造の分解斜視図を示している。また、図3は、上側係合部品11の拡大斜視図を、図4は、下側係合部品12の拡大斜視図を示している。また図5(a)は、上側係合部品11の平面図を、図5(b)は、上側係合部品11の正面図を示している。図6(a)は、下側係合部品12の平面図を、図6(b)は、下側係合部品12の正面図を示している。
上側係合部品11は、上側固定板21と、上側固定板21の上端に形成され上側固定板21に対して略直交方向に折り曲げられた上側頂面板22と、上側頂面板22の端部から略直交方向に折り曲げられ、かつ上側固定板21と略平行となるように延長された上側係止板23とを備えている。この上側頂面板22と上側係止板23とにより、上側固定板21に対して略鉤状を形成するように構成され、側面視で略コ字を描くように折り曲げられることとなる。因みに、上述した例では、上側係合部品11を構成する各面材21〜23が互いに略直交方向に折り曲げられる点を例に挙げているがこれに限定されるものではなく、折曲げ角90°に対して多少増減するものであってもよいことは勿論である。
上側係合部品11は、金属製で構成されることが前提となるが、これに限定されるものではなく、樹脂製等の材料で構成されるものであってもよい。
上側固定板21には、少なくとも2以上のパッキン材24が設けられている。このパッキン材24の材質としてはゴム等を始めとした弾性体で構成されている。本実施の形態においては、上側固定板21の左右両側にそれぞれパッキン材24が設けられている場合を例に挙げている。
また、上側頂面板22においても同様に、少なくとも2以上のパッキン材25が設けられている。パッキン材25についても同様にゴム等を始めとした弾性体で構成されている。本実施の形態においては、パッキン材25は、パッキン材24の外側の位置において左右両側に設けられている場合を例に挙げている。
ちなみに、パッキン材24は、上側係合部品11への嵌合時の衝撃を和らげる役割を果たすとともに、上側係合部品11が鏡9に対してずれないようにするための抵抗として作用させるものである。またパッキン材25は、上側係合部品11が鏡9へ接触することによる音鳴りを防止するとともに上側係合部品11が鏡9に対してずれないようにするための抵抗として作用させるものである。
更に上側固定板21には、上側挿通孔Aが開削されている。この上側挿通孔Aは、上方向に延びる第1の経路A1と、第1の経路A1の上端から一の水平方向Xに延びる第2の経路A2とを有する。ここで第1の経路A1は、あくまで上方向に延びていれば、第2の経路A2に対して必ずしも直交するものでなくてもよい。但し、本実施形態においては、この第1の経路A1と第2の経路A2が互いに直交する場合を例に挙げており、上側挿通孔AはL字状で構成されている場合を例に挙げている。
また、上側固定板21には、上側挿通孔Bが開削されている。上側挿通孔Bは、一の水平方向Xに延びる第3の経路B1と、第3の経路B1の終端から上方向に延びる第4の経路B4と、第4の経路B4の上端から一の水平方向Xへ延びる第5の経路B5とを有している。ここで第4の経路B2は、第3の経路B1に対して必ずしも直交するものでなくてもよいが、少なくとも第4の経路B2と第3の経路B1との挟角は、第1の経路A1と第2の経路A2との挟角と同一とされている必要がある。勿論第1の経路A1と第2の経路A2との挟角が互いに直交するものであれば、第3の経路B1と第4の経路B2とが互いに直交するものである必要がある。同様に第5の経路B3は、第4の経路B2に対して必ずしも直交するものでなくてもよいが、少なくとも第5の経路B3と第4の経路B2との挟角は、第1の経路A1と第2の経路A2との挟角と同一とされている必要がある。勿論第1の経路A1と第2の経路A2との挟角が互いに直交するものであれば、第5の経路B3と第4の経路B2とが互いに直交するものである必要がある。
因みに第2の経路A2の延長方向、第3の経路B1の延長方向、第5の経路B3の延長方向Xは、図中矢印で示される左向き方向とされているが、これが右向き方向とされていてもよい。かかる場合においても、第2の経路A2の延長方向、第3の経路B1の延長方向、第5の経路B3の延長方向Xは右向きになるのみであり、他の構成は上述と同様である。
また、本実施形態においては、上側挿通孔Aが右側に位置し、上側挿通孔Bが左側に位置している場合を例に挙げて説明をしているが、これに限定されるものではなく、上側挿通孔Aが左側に位置し、上側挿通孔Bが右側に位置しているものであってもよい。
下側係合部品12は、下側固定板31と、下側固定板31の下端に形成され下側固定板31に対して略直交方向に折り曲げられた下側底面板32と、下側底面板32の端部から略直交方向に折り曲げられ、かつ下側固定板31と略平行となるように延長された下側係止板33とを備えている。この下側底面板32と下側係止板33とにより、下側固定板31に対して略鉤状を形成するように構成され、側面視で略コ字を描くように折り曲げられることとなる。因みに、上述した例では、下側係合部品12を構成する各面材31〜33が互いに略直交方向に折り曲げられる点を例に挙げているがこれに限定されるものではなく、折曲げ角90°に対して多少増減するものであってもよいことは勿論である。
下側係合部品12は、金属製で構成されることが前提となるが、これに限定されるものではなく、樹脂製等の材料で構成されるものであってもよい。
下側固定板31には、少なくとも2以上のパッキン材34が設けられている。このパッキン材34の材質としてはゴム等を始めとした弾性体で構成されている。本実施の形態においては、下側固定板31において4つのパッキン材34が設けられている場合を例に挙げている。
また、下側底面板32においても同様に、少なくとも2以上のパッキン材36が設けられている。パッキン材36についても同様にゴム等を始めとした弾性体で構成されている。
ちなみに、これらパッキン材34は、下側係合部品12への嵌合時の衝撃を和らげる役割を果たすとともに、下側係合部品12が鏡9に対してずれないようにするための抵抗として作用させるものである。またパッキン材36は、下側係合部品12が鏡9へ接触することによる音鳴りを防止するとともに下側係合部品12が鏡9に対してずれないようにするための抵抗として作用させるものである。
更に下側固定板31には、長孔37と丸孔38とが開削されている。長孔37は、長手方向が上下方向となるように設けられており、左右両側に2箇所に亘り設けられている。また丸穴38は、略円形で構成されてなる貫通穴であって、長孔37に隣接するように2箇所に亘りも受けられている。
図7は、このような上側係合部品11、下側係合部品12を介して鏡9を取り付けた状態を示している。
上側係合部品11における上側挿通孔A、Bを介してビス41、42が壁面に螺着されている。この上側挿通孔Aにおいてビス41は、第2の経路A2の終端において螺着固定されている。上側挿通孔Bにおいてビス42は、第5の経路B3の終端において螺着固定されている。
また、下側係合部品12における長孔37には、ビス43が、また丸孔38には、ビス44が螺着固定されている。
また、上側係合部品11は、その上側頂面板22と上側係止板23とにより形成される鉤状係止部を介して、鏡9の上端を下方からの嵌め込みにより係止して固定する。また、下側係合部品12は、下側底面板32と下側係止板33とにより形成される鉤状係止部を介して、鏡9の上端を下方からの嵌め込みにより係止して固定する。
次に鏡9を実際に取り付ける方法について説明をする。
先ず、図8(a)に示すように、壁面に対して下側係合部品12を仮固定する。この下側係合部品12を仮固定する際には、長孔37に対してのみビス44が螺着固定し、丸孔38に対してはビス44を螺着固定しないことが望ましい。長孔37に対してのみビス44を螺着固定することにより、この下側係合部品12を上下方向へ自在に移動させることが可能となり、高さ調整を行うことが可能となるためである。
次に、図8(b)に示すように、壁面に対して上側係合部品11を仮固定する。この仮固定するのは、上側挿通孔Aにおける第1の経路A1のほぼ下端を介してビス41を壁面に螺着させるとともに上側挿通孔Bにおける第3の経路B1の始端を介してビス42を壁面に螺着する。上側係合部品11を壁面に対して仮固定した段階で、再度、上側係合部品11と下側係合部品12との間におけるピッチを調整するようにしてもよい。このピッチ調整も下側係合部品12を上下方向へ自在に移動させることにより行うようにしてもよい。
なお、この上側係合部品11の仮固定と、下側係合部品12の仮固定は、その順序が入れ替わるものであってもよい。
次に図9に示すように鏡9を嵌め込む。この段階では、下側係合部品12に対して上側係合部品11の位置を、鏡のサイズよりも広めにしておくことにより、鏡9を下側係合部品12と上側係合部品11との間に容易に嵌め込むことができる。但し、この段階においては、下側係合部品12における下側底面板32と下側係止板33とにより形成される鉤状係止部を介して、鏡9を嵌め込むことが可能となるが、上側係合部品11と鏡9との間は離間していることから、当該上側係合部品11により係止されている状態には無い。
次に図10(a)は、上側係合部品11におけるビス41、42の初期位置を示したものである。次の段階として図10(b)に示すように、第1の経路A1に沿ってビス41が第1の経路A1の上端に位置するまで上側係合部品11をスライドさせる。つまり、上側係合部品11の右側についてより力を入れて押し込むことにより、ビス41を第1の経路A1の上端に位置させ、上側係合部品11を右斜め方向に傾斜させることが可能となる。この過程では、ビス42を中心としてビス41が第1の経路A1内において円運動することとなる。このため、第1の経路A1は、かかるビス41の円運動に対応できるようにするため、幅を広めに構成しておくことが望ましい。この段階で、鏡9は、少なくとも上側係合部品11における上側係止板23の一端により係止されることとなる。この上側係合部品11を介した係止により鏡9は、とりあえず落下してしまうのを防止することが可能となる。
次に図11(a)に示すように、第3の経路B1に沿ってビス42が第3の経路B1の終端に位置するまで上側係合部品11をスライドさせる。その結果、上側係合部品11は、僅かに左側に位置がシフトした状態となる。またビス41は、第2の経路A2の途中に位置することになる。
次に図11(b)に示すように、第4の経路B2に沿ってビス42が第4の経路B2の上端に位置するまで上側係合部品11をスライドさせる。この過程では、ビス41を中心としてビス42が第4の経路B2内において円運動することとなる。このため、第4の経路B2は、かかるビス42の円運動に対応できるようにするため、幅を広めに構成しておくことが望ましい。この段階で鏡9は、上側係止板23を通じて係止されることとなる。
次に図12に示すように、第2の経路A2に沿ってビス41が第2の経路A2のほぼ終端に位置するまで、並びに第5の経路B3に沿ってビス42が第5の経路B3のほぼ終端に位置するまで上側係合部品11をスライドさせる。その結果、上側挿通孔Aにおいてビス41は、第2の経路A2の終端において位置することとなり、上側挿通孔Bにおいてビス42は、第5の経路B3の終端において位置することとなる。これにより、鏡9は、上側係止板23を通じて安定して係止されることとなる。
なお、この段階において、鏡9に対する上側係合部品11の水平方向の位置調整を第2の経路A2、第5の経路B3に沿ってビス41、42に対して移動させて実現するようにしてもよい。例えば、鏡9を柱に寄せて設置したい場合や、柱に対して間隔を設けて設置したい場合もあるが、鏡9をこの上側係合部品11に対して水平方向に調整自在に構成することにより、様々な設置箇所の要望に応えることも可能となる。この水平方向の微調整の終了後、ビス41、42をより強固に締めて螺着することにより、完全に不動となるように固定するようにしてもよい。
なお、鏡9の幅に対して上側係合部品11の幅を広く取ることにより、いわゆる遊びしろを設けるようにしてもよい。これにより、様々な設置箇所の要望に応えることが可能となるためである。
また、上下方向の微調整は、下側係合部品12を介して上方向又は下方向にスライドさせることで行うようにしてもよい。この上下方向の微調整を終了させた後、ビス43を強固に固定し、その後、更に丸孔38に対してビス44を螺着固定するようにしてもよい。
上述の如き構成からなる本発明を適用した鏡9の取付構造では、鏡9を壁面に対してより強固に取り付けることが可能となる。特に本発明では、仮に上側係合部品11が動いてしまった場合であっても、図11(a)に示すようにビス41を第2の経路A2の途中に位置させ、ビス42を第3の経路B1の終端に位置させた状態で一度止まることになる。この段階でも鏡9は、上側係合部品11における上側係止板23を介して係止された状態となっている。この段階から右側にシフトさせても、図10(b)に示すようにビス41が第1の経路A1の上端で、かつビス42が第3の経路B1の始端で止まることとなるが、この段階でも上側係合部品11における上側係止板23を介して係止された状態となっている。従って、鏡9の落下を防止することが可能となる。
このように本発明は、バスユニットのユーザが何かの拍子に上側係合部品11をスライドさせてしまった場合においても、鏡9が急に落下することが無くなり、何段階にも亘り上側係合部品11が止まることとなり、鏡9の落下を何段階にも亘り防止することが可能となる。
また、本発明によれば、係合部品11、12にバネを設ける必要も無く、鏡9の落下を強固に防止することができるため、製造コストの低減を図ることも可能となる。また本発明によれば、コーキング剤を使用することなく鏡9の落下を強固に防止することも可能となることから、材料コストの低減、コーキング処理に伴う施工労力の低減に加え、コーキング剤が乾燥して使用可能となるまでの時間を考慮する必要も無くなることから、少しでも早くバスユニットを利用したいユーザの希望に応えることも可能となる。
1 バスユニット
3 浴槽ユニット
7 洗い場
4 壁ユニット
5 天井ユニット
8 シャワー
9 鏡
10 手すり
11 上側係合部品
12 下側係合部品
21 上側固定板
22 上側頂面板
23 上側係止板
24、25、34、36 パッキン材
31 下側固定板
32 下側底面板
33 下側係止板



Claims (5)

  1. 鏡の上下端を壁に固定された係合部品により係止して取り付けられた鏡の取付構造において、
    壁面に固定される下側固定板と、上記下側固定板の下端に形成され、鏡の下端を上方からの嵌め込みにより係止するための下側鉤状係止部とを有する下側係合部品と、
    壁面に固定される上側固定板と、上記上側固定板の上端に形成され、鏡の上端を下方からの嵌め込みにより係止するための上側鉤状係止部とを有する上側係合部品とを備え、
    上記上側固定板は、
    上方向に延びる第1の経路と、上記第1の経路の上端から一の水平方向に延びる第2の経路とを有する上側挿通孔Aと、
    上記一の水平方向に延びる第3の経路と、上記第3の経路の終端から上方向に延びる第4の経路と、上記第4の経路の上端から上記一の水平方向へ延びる第5の経路とを有する上側挿通孔Bと、
    を介して上記壁面にビスで螺着されていること
    を特徴とする鏡の取付構造。
  2. 上記下側固定板は、上下方向に延びる下側挿通孔を介して上記壁面にビスで螺着されていること
    を特徴とする請求項1記載の鏡の取付構造。
  3. 上記上側挿通孔Aは、上記第2の経路のほぼ終端にビスが挿通されて螺着され、
    上記下側挿通孔Bは、上記第5の経路のほぼ終端にビスが挿通されて螺着されていること
    を特徴とする請求項1又は2記載の鏡の取付構造。
  4. 鏡の上下端を壁に固定された係合部品により係止して取り付ける鏡の取付方法において、
    下側固定板及び上記下側固定板の下端に形成される下側鉤状係止部を有する下側係合部品を壁面に仮固定するとともに、上方向に延びる第1の経路と、上記第1の経路の上端から一の水平方向に延びる第2の経路とを有する上側挿通孔Aと、上記一の水平方向に延びる第3の経路と、上記第3の経路の終端から上方向に延びる第4の経路と、上記第4の経路の上端から上記一の水平方向へ延びる第5の経路とを有する上側挿通孔Bとを有する上側固定板について、上側挿通孔Aにおける第1の経路のほぼ下端を介してビスaを壁面に螺着させるとともに上側挿通孔Bにおける上記第3の経路の始端を介してビスbを壁面に螺着することで仮固定する仮固定工程と、
    上記下側係合部品に対して鏡の下端を上方から嵌め込む鏡嵌め込み固定と、
    上記第1の経路に沿って上記ビスaが上記第1の経路の上端に位置するまで上記上側係合部品をスライドさせ、上記第3の経路に沿って上記ビスbが上記第3の経路の終端に位置するまで上記上側係合部品をスライドさせ、上記第4の経路に沿って上記ビスbが上記第4の経路の上端に位置するまで上記上側係合部品をスライドさせ、更に上記第2の経路に沿って上記ビスaが第2の経路のほぼ終端に位置するまで並びに上記第5の経路に沿って上記ビスbが第5の経路のほぼ終端に位置するまで上記上側係合部品をスライドさせることにより、上記上側係合部品に対して鏡の上端を下方から嵌め込む側係合部品スライド工程とを有すること
    を特徴とする鏡の取付方法。
  5. 上記スライド工程では、上記鏡に対する上側係合部品の水平方向の位置調整を第2の経路、上記第5の経路に沿ってビスa、bに対して移動させることにより行い、又は上記鏡に対する下側係合部品の上下方向の位置調整を当該下側係合部品における上下方向に延びる下側挿通孔を介して上記壁面に螺着されたビスに対して移動させることにより行うこと
    を特徴とする請求項4記載の鏡の取付方法。
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