JP2013141103A - データ欠落検出装置、再生装置、およびデータ欠落検出プログラム - Google Patents

データ欠落検出装置、再生装置、およびデータ欠落検出プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 圧縮符号化された動画像に含まれるデータ欠落を、簡単に自動検出するための手段を提供すること。
【解決手段】 処理の対象となる圧縮符号化された動画像の情報を取得する取得部と、取得部により取得した圧縮符号化された動画像のうち、画像データ部分のマクロブロック数をカウントする計算部と、計算部によりカウントしたマクロブロック数と、圧縮符号化された動画像の画像サイズに応じた設計値と比較し、比較結果に基づいて、圧縮符号化された動画像にデータ欠落が含まれるか否かの判定を行う判定部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、データ欠落検出装置、再生装置、およびデータ欠落検出プログラムに関する。
動画像においては、エンコード時のミスや伝送エラーによるミスなどに起因するデータの欠落が発生することが知られている。動画像に上述したデータの欠落が発生すると、この動画像を再生した際に画像の乱れなどが発生してしまう。このようなデータの欠落は、目視により検出可能であるが、検出に時間や手間を要するという問題がある。また、慎重に確認を行わないと見逃しが発生する場合もある。
そこで、このようなデータの欠落の検出を自動化することが考えられている。例えば、特許文献1の発明では、圧縮符号化された動画像を一旦復号化し、復号化した動画像について、復号破綻状態および画像劣化の有無を検出する。そして、検出結果に基づいて画像修復を行う技術が開示されている。
特開2005−295054号公報
しかし、特許文献1の発明においては、復号化により処理負荷が増大し、回路負荷が増大するとともに、検出に時間を要するという問題がある。
本発明の目的は、圧縮符号化された動画像に含まれるデータ欠落を、簡単に自動検出するための手段を提供することにある。
一の態様のデータ欠落検出装置は、処理の対象となる圧縮符号化された動画像の情報を取得する取得部と、前記取得部により取得した前記圧縮符号化された動画像のうち、画像データ部分のマクロブロック数をカウントする計算部と、前記計算部によりカウントした前記マクロブロック数と、前記圧縮符号化された動画像の画像サイズに応じた設計値と比較し、比較結果に基づいて、前記圧縮符号化された動画像にデータ欠落が含まれるか否かの判定を行う判定部とを備える。
なお、前記取得部により取得した前記圧縮符号化された動画像のうち、ヘッダー部分について、データの出現順序とデータ内の時間情報との少なくとも一方に関するシンタックス解析を行う解析部をさらに備え、前記判定部は、前記解析部による解析結果に基づいて、前記圧縮符号化された動画像に第2のデータ欠落が含まれるか否かを判定する第2の判定をさらに行っても良い。
また、前記判定部により前記データ欠落および前記第2のデータ欠落が検出された時間に関する情報を記録する記録部をさらに備えても良い。
また、前記記録部に記録された前記情報に基づいて、前記データ欠落および前記第2のデータ欠落が含まれるフレームと、前記フレームの時間情報とを対応づけて報知する報知部をさらに備えても良い。
また、前記取得部により取得した前記圧縮符号化された動画像をデコードするデコード処理部と、前記デコード処理部によりデコードされた前記動画像に基づいて、デコードされた前記動画像にデータ欠落が含まれるか否かを判定する第3の判定を行う第2判定部とをさらに備えても良い。
また、前記判定部による判定結果に基づいて、前記デコード処理部によるデコードと、前記第2判定部による前記第3の判定とを中止、または、中断する制御部をさらに備えても良い。
一の態様の再生装置は、動画像を記録する記録部と、前記動画像を再生する再生部と、処理の対象となる圧縮符号化された動画像の情報を前記記録部から取得する取得部と、前記取得部により取得した前記圧縮符号化された動画像のうち、画像データ部分のマクロブロック数をカウントする計算部と、前記計算部によりカウントした前記マクロブロック数と、前記圧縮符号化された動画像の画像サイズに応じた設計値と比較し、比較結果に基づいて、前記圧縮符号化された動画像にデータ欠落が含まれるか否かの判定を行う判定部とを備える。
一の態様のデータ欠落検出プログラムは、処理の対象となる圧縮符号化された動画像の情報を取得する取得処理と、前記取得処理において取得した前記圧縮符号化された動画像のうち、画像データ部分のマクロブロック数をカウントする計算処理と、前記計算所定によってカウントした前記マクロブロック数と、前記圧縮符号化された動画像の画像サイズに応じた設計値と比較し、比較結果に基づいて、前記圧縮符号化された動画像にデータ欠落が含まれるか否かの判定を行う判定処理とをコンピュータに実行させる。
本発明によれば、圧縮符号化された動画像に含まれるデータ欠落を、簡単に自動検出するための手段を提供することができる。
データ欠落検出装置の構成例を示すブロック図 データ欠落検出時のデータ欠落検出装置の動作例を示す流れ図 MPEG2の形式で圧縮符号化された動画像のデータ構造およびデータ欠落の例を示す模式図 マクロブロックについて説明する模式図 モニタ16に表示されるデータ欠落の検出結果の表示例 モニタ16に表示されるデータ欠落の検出結果の別の表示例 モニタ16に表示されるデータ欠落の検出結果の別の表示例 変形例におけるデータ欠落検出装置の構成例を示すブロック図
図1は、実施形態でのデータ欠落検出装置の構成例を示すブロック図である。データ欠落検出装置には、処理の対象となる動画像(対象動画像)について、データの欠落を検出するためのデータ欠落検出プログラムが予めインストールされる。
なお、対象動画像は圧縮符号化された動画像であればどのようなものであっても良い。例えば、デジタル画像を生成可能な撮像装置により生成されたものであっても良いし、アナログの動画像の画像データをデジタルデータに変換したものであっても良いし、ビデオテープなどに記録された動画像をデジタルデータに変換したものであっても良い。また、コンピュータなどにより作成された動画像であっても良い。
また、圧縮符号化の形式についてもどのようなものであっても良い。例えば、MPEG2やH.264など、どのような形式で圧縮されたものであっても良い。
また、以下では、対象動画像の全データをデータ欠落の検出の対象として処理を行う例を示すが、対象動画像の一部のデータのみをデータ欠落の検出の対象として処理を行っても良い。この場合、データ欠落の検出の対象となる部分は、ユーザ操作に基づいて指定されても良いし、対象動画像の情報などに基づいて自動で指定されても良い。
図1に示すデータ欠落検出装置11は、データ欠落検出部12、CPU13、アラーム出力部14、入出力I/F15、モニタ16、バス17を有している。CPU13は、入出力I/F15と相互に接続される。また、データ欠落検出部12の出力は、バス17を介してCPU13に接続される。さらに、アラーム出力部14およびモニタ16は、CPU13により制御される。
データ欠落検出装置11に入力された対象動画像の画像データは、データ欠落検出部12に入力される。
さらに、データ欠落検出装置11には、入出力I/F15を介して、不図示の入力デバイス(キーボード、ポインティングデバイスなど)やモニタ、LAN接続のためのネットワークケーブルなどが接続されている。
また、データ欠落検出装置11は、不図示の記憶装置(例えば、ハードディスクや、不揮発性の半導体メモリなどの記憶媒体で構成される)を備える。この記憶装置には、画像処理プログラムや、プログラムの実行に必要となる各種のデータが記録されている。
CPU13は、データ欠落検出装置11の各部を統括的に制御するプロセッサである。また、アラーム出力部14は、スピーカやランプなどの報知部材を備え、データ欠落検出部12による検出結果をユーザに報知する。
データ欠落検出部12は、図1に示すように、シンタックス解析を行うシンタックス解析部21と、マクロブロックカウントを行うマクロブロックカウント部22とを有する。
以上説明した構成のデータ欠落検出装置11は、圧縮符号化された動画像に発生したデータの欠落を検出する。なお、シンタックス解析部21およびマクロブロックカウント部22の出力は、それぞれバス17を介してCPU13に接続される。また、シンタックス解析部21の出力は、マクロブロックカウント部22にも接続される。
MPEG2やH.264などによる動画像の圧縮は、おもに画像をマクロブロック単位に分割し、これに離散コサイン変換などによる周波数空間変換を行って量子化し、可変長符号化することにより行われている。これらの圧縮符号化された動画像のデータについて、エンコード時のミスや伝送エラーによるミスが発生すると、データの一部が欠落する。このような場合には、動画像を再生した際に、画像が崩れたり乱れたりする。
従来は、この画像の乱れなどを検出することで、圧縮符号化された動画像のデータ欠落を検出している。しかし、動画像の復号化処理を行うデコーダによっては、データの欠落した部分を飛ばして再生してしまう場合がある。このような場合には、再生された動画像の一部にしか影響が無いため、画像の乱れを検出できない場合がある。そのため、データが欠落(破損)している場合には、動画像の復号化および再生を行うことなく、圧縮符号化された動画像のチェックを行いたいという要望がある。
本実施形態のデータ欠落検出装置11は、従来のようにマクロブロックの塊のデータをYUVへ変換する「通常のデコード」を行わずに、高速にデータの欠落を検出する。
まず、図2の流れ図を参照しつつ、データ欠落検出部12におけるデータの欠落検出の動作例を説明する。なお、図2の流れ図の処理は、ユーザによるプログラム実行指示に応じて、各部がデータ欠落検出プログラムを実行することで開始される。また、以下では、MPEG2の形式で圧縮符号化された動画像を、データ欠落の検出の対象動画像とする場合を例に挙げて説明する。
(ステップS101)
データ欠落検出部12は、ユーザにより指定された対象動画像の画像データの取得を開始する。取得された画像データ(圧縮動画像ファイル、または、デジタルの圧縮動画ストリーム)は、順次、図1に示すように、シンタックス解析部21に入力される。
(ステップS102)
データ欠落検出部12は、シンタックス解析部21に入力された画像データがヘッダー部分であるか否かを判定する。
図3Aは、MPEG2の形式で圧縮符号化された動画像のデータ構造を示す模式図である。図3Aに示すように、MPEG2の形式で圧縮符号化された動画像は、ヘッダー部分とピクチャ部分とから成る。
データ欠落検出部12は、シンタックス解析部21に入力された画像データがヘッダー部分であると判定するとステップS103に進み、入力された画像データがヘッダー部分でない(ピクチャ部分である)と判定すると後述するステップS106に進む。
(ステップS103)
データ欠落検出部12は、シンタックス解析部21により、シンタックス解析を行う。シンタックス解析部21は、ステップS101で取得を開始した対象動画像の画像データを順次チェックし、ヘッダー部分のデータの出現順序やヘッダデータ内部の時間情報(DTS:Decoding Time Stamp)などが、予め定義されているものと一致しているか否かを解析する。時間情報については、例えば、時間情報が等間隔となっているかなどを解析することにより、シンタックス解析を行う。
このシンタックス解析により、比較的大きい範囲でのデータ欠落がヘッダー部分に発生している場合に、このデータ欠落を検出することができる。図3Bは、シンタックス解析により検出されるデータ欠落の例を示す模式図である。図3Bに示すように、ヘッダー部分にデータの欠落G1が発生している場合、上述したシンタックス解析により、ヘッダー部分において、例えば範囲制限がある情報が範囲外にあるなどの内容に関するエラーが検出されたり、データの出現順序が正しくなかったり、時間情報が等間隔で無かったり、などの情報を得ることができる。
なお、上述したシンタックス解析は、圧縮符号化された動画像を復号化することなく行うことができる。したがって、従来のように復号化処理を行う場合に比べて処理負荷を軽減することができる。
(ステップS104)
データ欠落検出部12は、ステップS103で行ったシンタックス解析の結果に基づいて、データ欠落が存在するか否かを判定する。データ欠落検出部12は、データ欠落が存在すると判定するとステップS105に進み、データ欠落が存在しないと判定すると後述するステップS106に進む。
(ステップS105)
データ欠落検出部12は、判別内容として、データ欠落が存在することを示す情報を、バス17を介してCPU13に出力する。なお、データ欠落が存在することを示す情報としては、データ欠落が発生したフレームのフレームNoや、データ欠落が発生した時刻や、データの先頭からのオフセット位置などが考えられる。データ欠落検出部12は、このようなタイムコードを、データ欠落が存在することを示す情報として出力する。また、後述するマクロブロックカウントにより検出されるデータ欠落と区別するために、シンタックス解析により検出したデータ欠落であることを示す情報を、上述したデータ欠落が存在することを示す情報に含めても良い。
(ステップS106)
データ欠落検出部12は、シンタックス解析部21に入力された画像データがピクチャ部分であるか否かを判定する。
図3Aに示したように、MPEG2の形式で圧縮符号化された動画像は、ヘッダー部分とピクチャ部分とから成る。
データ欠落検出部12は、シンタックス解析部21に入力された画像データがピクチャ部分であると判定すると、入力された画像データをマクロブロックカウント部22に出力し、ステップS107に進む。一方、入力された画像データがピクチャ部分でないと判定すると、データ欠落検出部12は、後述するステップS110に進む。
つまり、データ欠落検出部12は、シンタックス解析部21によるシンタックス解析(上記ステップS103)を実行しつつ、ピクチャ部分を抜き出してマクロブロックカウント部22に出力する。
(ステップS107)
データ欠落検出部12は、マクロブロックカウント部22により、マクロブロックカウントを行う。
マクロブロックカウント部22は、ステップS106でシンタックス解析部21により出力された対象動画像のピクチャ部分の画像データに対して、可変長符号のデコードまで行う。そして、マクロブロックカウント部22は、ビットストリームからマクロブロックの塊のデータを検出し、この個数をカウントする。
図4は、マクロブロックについて説明する模式図である。図4に示すように、マクロブロックは、例えば、1ブロックあたり16画素四方のブロックである。そのため、画像内のマクロブックの数は、画像サイズに応じた固定の設計値である。例えば、画像サイズが横1920画素、縦1088画素である場合、マクロブロックの数は横方向に1920÷16=120個、縦方向に1088÷16=68個となり、画像全体で120×68=8160個となる。
このマクロブロックカウントにより、比較的小さい範囲でのデータ欠落がピクチャ部分に発生している場合に、このデータ欠落を検出することができる。図3Cは、マクロブロックカウントにより検出されるデータ欠落の例を示す模式図である。図3Cに示すように、ピクチャ部分にデータの欠落G2が発生している場合、上述したマクロブロックカウントのカウント数は上述した8160にならない。一方、ピクチャ部分にデータの欠落が発生していない場合、上述したマクロブロックカウントのカウント数は常に上述した8160になる。
なお、上述したマクロブロックカウントは、圧縮符号化された動画像を復号化することなく行うことができる。したがって、従来のようにマクロブロックの塊のデータを逆量子化、あるいは、逆離散コサイン変換することによりYUVへ変換する「通常のデコード」を行う場合に比べて処理負荷を軽減することができる。
(ステップS108)
データ欠落検出部12は、ステップS107で行ったマクロブロックカウントの結果に基づいて、データ欠落が存在するか否かを判定する。データ欠落検出部12は、データ欠落が存在すると判定するとステップS109に進み、データ欠落が存在しないと判定すると後述するステップS110に進む。
(ステップS109)
データ欠落検出部12は、判別内容として、データ欠落が存在することを示す情報を、バス17を介してCPU13に出力する。なお、データ欠落が存在することを示す情報としては、データ欠落が発生したフレームのフレームNoや、データ欠落が発生した時刻や、データの先頭からのオフセット位置などが考えられる。データ欠落検出部12は、このようなタイムコードを、データ欠落が存在することを示す情報として出力する。また、上述したシンタックス解析により検出されたデータ欠落と区別するために、マクロブロックカウントにより検出したデータ欠落であることを示す情報を、上述したデータ欠落が存在することを示す情報に含めても良い。
(ステップS110)
データ欠落検出部12は、ステップS102からステップS109の処理を、全データに対して終了したか否かを判定する。データ欠落検出部12は、全データ分終了したと判定すると一連の処理を終了し、全データ分終了していないと判定すると、ステップS102に戻り、ステップS102以降の処理を実行する。
なお、ステップS104およびステップS108で説明したデータ欠落の有無に関する判定方法は一例である。例えば、ステップS108では、マクロブロックカウント部22によるマクロブックのカウント数が設計値通りであるか否かを判定する例を示したが、設計値に対して1つ以上の閾値を設け、この閾値と実際のカウント数とを比較することにより、データ欠落の検出内容に応じた警告レベルなどを変更しても良い。
また、上述した例では、シンタックス解析によるデータ欠落の検出とマクロブロックカウントによるデータ欠落の検出との両方を行う例を示したが、一方のみを行う構成としても良い。
また、上述の例で説明した各処理は、ハードウエアで行っても良いし、CPU13によるソフトウェアで行っても良い。
また、上述した例では、ユーザによるプログラム実行指示に応じて、一連の処理を実行する例を示したが、本発明はこの例に限定されない。例えば、データ欠落検出装置11が何らかの動画像の画像データを読み込むたびに、自動で一連の処理を実行しても良い。また、対象動画像を復号化および再生して目視確認を行う、いわゆる映像チェックの際に、一連の処理を並行して実行しても良い。
そして、データ欠落の検出結果は、アラーム出力部14またはモニタ16を介したユーザへの報知に用いられても良いし、入出力I/F15を介してデータ欠落検出装置11の外部に出力されても良い。また、対象動画像のタグ情報などに、検出したデータ欠落に関する情報を記録しても良い。
図5から図7を参照して、モニタ16を介したユーザへの報知について説明する。図5から図7は、モニタ16に表示されるデータ欠落の検出結果の表示例である。
図5では、データ欠落が発生したフレームのフレーム番号と、データ欠落が発生した発生時刻と、発生したデータ欠落の種別(シンタックス解析により検出したデータ欠落か、マクロブロックにより検出したデータ欠落か、など)とを一覧表示している。
図6では、データ欠落が発生したフレームのフレーム番号と、各フレームのサムネイル画像と、発生したデータ欠落の種別(シンタックス解析により検出したデータ欠落か、マクロブロックにより検出したデータ欠落か、など)とを一覧表示している。なお、図5および図6の表示は、A1に示した切り換え釦などにより切換表示可能としても良い。
また、図7では、対象動画像の時間情報を示すバーA2上に、データ欠落を検出したことを示すアイコンA3を表示している。そして、ユーザにより何れかのアイコンが選択されると、選択されたアイコンに相当するフレームのサムネイル画像が表示エリアA4に表示される。
図5から図7を参照して例示した各表示により、ユーザは、データ欠落が検出された箇所を直感的に把握することができる。また、上述した各表示により、ユーザは、必要に応じて、再エンコードや修復処理などを行う際の基本情報を得ることができる。
<変形例>
以下、図8を参照して、変形例について説明する。図8は、変形例でのデータ欠落検出装置の構成例を示すブロック図である。なお、以下では、上述した実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図8に示すデータ欠落検出装置31は、データ欠落検出部32、CPU33、アラーム出力部34、入出力I/F35、モニタ36、バス37を有している。各部の接続関係は、図1と略同様であるが、データ欠落検出部32は、CPU33と相互に接続される。
また、データ欠落検出部32は、図8に示すように、第1データ欠落検出部41と、第2データ欠落検出部42とを有する。データ欠落検出部32に入力された対象動画像の画像データは、第1データ欠落検出部41および第2データ欠落検出部42の両方に入力される。
第1データ欠落検出部41は、図8に示すように、シンタックス解析を行うシンタックス解析部51と、マクロブロックカウントを行うマクロブロックカウント部52とを有し、上述した実施形態におけるデータ欠落検出部12(図1参照)と同様の処理を行う。そして、第1データ欠落検出部41は、データ欠落の検出結果を、上述した実施形態と同様に、バス37を介してCPU33に出力する。
一方、第2データ欠落検出部42は、図8に示すように、デコード処理部61と、検出部62とを有する。第2データ欠落検出部42に入力された対象動画像の画像データは、デコード処理部61に入力され、デコード処理部61の出力は、検出部62に入力される。
デコード処理部61は、入力された対象動画像(圧縮符号化された動画像)に対して復号化処理を施す。復号化された対象動画像の画像データは、検出部62に入力される。検出部62は、デコード処理部61により復号化された対象動画像の画像データに基づいて、データ欠落の検出を行う。なお、デコード処理部61および検出部62による処理は、公知技術と同様に行われるため説明を省略する。
そして、第2データ欠落検出部42は、検出部62による検出結果を、バス37を介してCPU33に出力する。なお、検出結果には、上述した実施形態と同様に、データ欠落が発生したフレームのフレームNoや、データ欠落が発生した時刻や、データの先頭からのオフセット位置などが考えられる。第2データ欠落検出部42は、このようなタイムコードを、データ欠落が存在することを示す情報として出力する。また、上述した実施形態における「マクロブロックカウントにより検出されるデータ欠落」や「シンタックス解析により検出したデータ欠落」と区別するために、復号化された画像データに基づいて検出されたデータ欠落であることを示す情報を、出力する情報に含めても良い。
なお、第1データ欠落検出部41および第2データ欠落検出部42によるデータ欠落の検出は、基本的に並行して行われる。そして、CPU33は、それぞれの検出部による検出結果を総合して、データの欠落が検出された箇所を詳細に確認することができる。
例えば、第1データ欠落検出部41により検出されたデータの欠落は、圧縮符合化された動画像において検出されたものである。したがって、これらのデータ欠落は圧縮符号化に起因するものと考えることができる。一方、第2データ欠落検出部42により検出されたデータの欠落は、圧縮符合化された動画像を復号化した動画像において検出されたものである。したがって、これらのデータ欠落は圧縮符号化に起因せず、圧縮符合化される前、あるいは、圧縮復号化された後に原因を有するものと考えることができる。
なお、データ欠落の検出における処理速度は、復号化処理を行わない第1データ欠落検出部41の方が、復号化処理を行う第2データ欠落検出部42よりも速い。そこで、CPU33は、第1データ欠落検出部41による検出結果に基づいて、第2データ欠落検出部42による検出を中止、または、中断する構成としても良い。このような構成とすることにより、例えば、第1データ欠落検出部41による検出結果に鑑みて、これ以上の検出は無効である場合などに、第2データ欠落検出部42による無駄な検出を継続することを防ぐことができる。
上記のように、本実施形態のデータ欠落検出装置は、処理の対象となる圧縮符号化された動画像の情報を取得する取得し、取得した圧縮符号化された動画像のうち、画像データ部分のマクロブロック数をカウントする。そして、カウントしたマクロブロック数と、圧縮符号化された動画像の画像サイズに応じた設計値と比較し、比較結果に基づいて、圧縮符号化された動画像にデータ欠落が含まれるか否かの判定を行うものである。
よって、本実施形態の構成によれば、復号化により処理負荷が増大したり、回路負荷が増大したりすることなく、圧縮符号化された状態のままでデータ欠落の検出を行うことができる。また、本実施形態の構成によれば、圧縮符号化された状態のままでデータ欠落の検出を行うことができるので、高速に処理を行うことができる。そのため、圧縮符号化された動画像に含まれるデータ欠落を、簡単に自動検出することができる。
<実施形態の補足事項>
(1)上記実施形態で説明した各処理や各数値などは一例であり本発明はこの例に限定されない。
(2)上記実施形態で説明したデータ欠落検出装置による処理を実行するデータ欠落検出プログラムも本発明の具体的態様として有効である。このデータ欠落検出プログラムは、磁気ディスクなどの記憶媒体に記憶されたものであっても良いし、インターネットなどを介してダウンロード可能なものであっても良い。また、上記実施形態で説明したデータ欠落検出装置を備えた画像処理装置や再生装置(例えば、フォトビューアー、デジタルフォトフレーム、各種印刷装置など)も本発明の具体的態様として有効である。上述した再生装置においては、画像の再生を行う際に一連の処理を実行する構成としても良い。
(3)上記実施形態の各画像処理および各判定の方法は一例であり、本発明はこの例に限定されない。
以上の詳細な説明により、実施形態の特徴点および利点は明らかになるであろう。これは、特許請求の範囲が、その精神および権利範囲を逸脱しない範囲で前述のような実施形態の特徴点および利点にまで及ぶことを意図する。また、当該技術分野において通常の知識を有する者であれば、あらゆる改良および変更に容易に想到できるはずであり、発明性を有する実施形態の範囲を前述したものに限定する意図はなく、実施形態に開示された範囲に含まれる適当な改良物および均等物によることも可能である。
11・31…データ欠落検出装置、12…データ欠落検出部、13・33…CPU、41…第1データ欠落検出部、42…第2データ欠落検出部

Claims (8)

  1. 処理の対象となる圧縮符号化された動画像の情報を取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記圧縮符号化された動画像のうち、画像データ部分のマクロブロック数をカウントする計算部と、
    前記計算部によりカウントした前記マクロブロック数と、前記圧縮符号化された動画像の画像サイズに応じた設計値と比較し、比較結果に基づいて、前記圧縮符号化された動画像にデータ欠落が含まれるか否かの判定を行う判定部と
    を備えることを特徴とするデータ欠落検出装置。
  2. 請求項1に記載のデータ欠落検出装置において、
    前記取得部により取得した前記圧縮符号化された動画像のうち、ヘッダー部分について、データの出現順序とデータ内の時間情報との少なくとも一方に関するシンタックス解析を行う解析部をさらに備え、
    前記判定部は、前記解析部による解析結果に基づいて、前記圧縮符号化された動画像に第2のデータ欠落が含まれるか否かを判定する第2の判定をさらに行う
    ことを特徴とするデータ欠落検出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデータ欠落検出装置において、
    前記判定部により前記データ欠落および前記第2のデータ欠落が検出された時間に関する情報を記録する記録部をさらに備える
    ことを特徴とするデータ欠落検出装置。
  4. 請求項3に記載のデータ欠落検出装置において、
    前記記録部に記録された前記情報に基づいて、前記データ欠落および前記第2のデータ欠落が含まれるフレームと、前記フレームの時間情報とを対応づけて報知する報知部をさらに備える
    ことを特徴とするデータ欠落検出装置。
  5. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載のデータ欠落検出装置において、
    前記取得部により取得した前記圧縮符号化された動画像をデコードするデコード処理部と、
    前記デコード処理部によりデコードされた前記動画像に基づいて、デコードされた前記動画像にデータ欠落が含まれるか否かを判定する第3の判定を行う第2判定部とをさらに備える
    ことを特徴とするデータ欠落検出装置。
  6. 請求項5に記載のデータ欠落検出装置において、
    前記判定部による判定結果に基づいて、前記デコード処理部によるデコードと、前記第2判定部による前記第3の判定とを中止、または、中断する制御部をさらに備える
    ことを特徴とするデータ欠落検出装置。
  7. 動画像を記録する記録部と、
    前記動画像を再生する再生部と、
    処理の対象となる圧縮符号化された動画像の情報を前記記録部から取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記圧縮符号化された動画像のうち、画像データ部分のマクロブロック数をカウントする計算部と、
    前記計算部によりカウントした前記マクロブロック数と、前記圧縮符号化された動画像の画像サイズに応じた設計値と比較し、比較結果に基づいて、前記圧縮符号化された動画像にデータ欠落が含まれるか否かの判定を行う判定部と
    を備えることを特徴とする再生装置。
  8. 処理の対象となる圧縮符号化された動画像の情報を取得する取得処理と、
    前記取得処理において取得した前記圧縮符号化された動画像のうち、画像データ部分のマクロブロック数をカウントする計算処理と、
    前記計算所定によってカウントした前記マクロブロック数と、前記圧縮符号化された動画像の画像サイズに応じた設計値と比較し、比較結果に基づいて、前記圧縮符号化された動画像にデータ欠落が含まれるか否かの判定を行う判定処理と
    をコンピュータに実行させるデータ欠落検出プログラム。
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