JP2011091732A - 動画像復号処理装置およびその動作方法 - Google Patents

動画像復号処理装置およびその動作方法 Download PDF

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基 木村
Fumiyuki Izumihara
史幸 泉原
Seiji Mochizuki
誠二 望月
Kenichi Iwata
憲一 岩田
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Abstract

【課題】動画像符号化ビデオビットストリームのシンタックスの条件分岐処理で高精度の分岐予測を可能とする。
【解決手段】動画像復号処理装置30は、第1可変長復号器32、第2可変長復号器33、逆量子化器34、逆離散コサイン変換器35、動き補償器38、シンタックス解析・分岐予測部39を含む。シンタックス解析部391はビットストリームBS中に含まれるシーケンスとグループオブピクチャGOPとピクチャーとスライスの各レベルの情報を解析して、シーケンスレベル情報393とピクチャーレベル情報394を生成する。分岐予測処理部392はこの情報393、394に応答して、第1可変長復号器32、第2可変長復号器33の各動作を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、動画像復号処理装置およびその動作方法に関し、特に動画像符号化ビデオビットストリームのシンタックスの条件分岐処理で高精度の分岐予測を可能とするのに有効な技術に関するものである。
MPEG−2と呼ばれる動画像の一般的な圧縮方式は、ISO/IEC 13818−2で標準化された規格であり、例えば、下記非特許文献1に記載されている。MPEG−2は、ビデオストリームから冗長な情報を削除することによって、ビデオ記憶容量と必要な帯域幅とを削減すると言う原理に基づいている。尚、MPEGは、Moving Picture Experts Groupの略である。
MPEG−2の規格はエンコードプロセスによるビットストリームのシンタックス(圧縮符号化データ列の規則または符号化データのビットストリームの構成方法)のみを規定しているので、衛星放送・サービス、ケーブルテレビジョン、インターラクティブテレビジョン、インターネット等の種々の状況で十分利用可能なようにフレキシブルなものである。
MPEG−2のエンコードプロセスでは、最初にデジタルビデオの各画素のカラーと輝度との成分を規定するために、ビデオ信号はサンプルされ量子化される。カラーと輝度との成分を示す値は、マクロブロックとして知られている構造に蓄積される。マクロブロックに蓄積されたカラーと輝度との値は、離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)を使用して周波数値に変換される。DCTによって得られる変換係数は、ピクチャーの輝度とカラーで異なった周波数を持つ。量子化されたDCT変換係数は、ビデオストリームを更に圧縮する可変長コーディング(VLC:Variable Length Coding)によってエンコードされる。
MPEG−2のエンコードプロセスでは、動き圧縮技術による付加圧縮が規定されている。MPEG−2の規格では、Iフレーム、Pフレーム、Bフレームの3種類のピクチャーもしくはフレームが存在している。Iフレームは、そのフレームはビデオストリームで他のいかなるピクチャーまたはフレームを参照することなく再生されることを意味するイントラコードされたものである。PフレームとBフレームとは、そのフレームは他のピクチャーまたはフレームの参照によって再生されることを意味するインターコードされたものである。例えば、PフレームとBフレームとは、参照フレームに関して動き推定を示す動きベクトルを含む。動きベクトルの使用によって、MPEGエンコーダは特定のビデオストリームに必要な帯域幅の低減が可能となる。尚、Iフレームは独立(intra-coded)フレームと呼ばれ、Pフレームは片方向予測(predictive-coded)フレームと呼ばれ、Bフレームは両方向予測(bi-directionally predictive-coded)フレームと呼ばれる。
一方、下記特許文献1には、MPEGプログラムストリームのビデオパケットとオーディオパケットの各ヘッダーを監視してヘッダーを検出すると、ヘッダー中に含まれる識別コードに基づいて分岐手段によってヘッダー後続情報が映像情報か音声情報かを判別して、MPEGプログラムストリームのリアルタイム処理することが記載されている。
特開2001−339721号 公報
INTERNATIONAL STANDARD 13818−2, RECOMMENDATION ITU−T H.262, "INFORMATION TECHNOLOGY−GENERIC CODING OF MOVING PICTURES AND ASSOCIATED AUDIO INFORMATION: VIDEO"http://neuron2.net/library/mpeg2/iso13818−2.pdf[平成21年10月05日検索]
本発明者等は本発明に先立って、MPEG−2の規格に準拠する動画像復号処理装置の研究・開発に従事した。
図1は、本発明に先立って本発明者等によって検討されたMPEG−2の規格に準拠する動画像復号処理装置によりデコードされる符号化データのビットストリームを生成するためのMPEGの動画符号化方式における階層構造を説明する図である。
図1に示すように、MPEGの動画符号化方式は動画像の全体に対応するシーケンス(Sequence)10から離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)の処理単位のブロック(Block)15、16、17までの6階層の構造を有する。すなわち、第1階層はシーケンス(Sequence)10、第2階層はグループオブピクチャ(GOP)11、第3階層はピクチャー(Picture)12、第4階層はスライス(Slice)13、第5階層はマクロブロック(Macro-block)14、第6階層はブロック(Block)15、16、17である。この階層構造は動画像構造をベースとしたものであるが、グループオブピクチャ(GOP)11に含まれるピクチャー(Picture)12の数もしくはスライス(Slice)13に含まれるマクロブロック(Macro-block)14の数は比較的柔軟となっている。
図2は、図1に示した階層構造のMPEG−2の動画符号化方式によってエンコードされた典型的なビデオストリームを示す図である。
図2に示すビデオストリームは、シーケンスレベル211、グループオブピクチャ(GOP)レベル221、ピクチャーレベル231、スライスレベル241、マクロブロック(MB)レベル251の異なったレベルの重ね合った階層となっている。従って、次の各レベルは、以前の各レベルの一部となっている。シーケンスレベル211はシーケンスの連続で、各シーケンスは複数のグループオブピクチャー(GOP)のグループを含んでいる。グループオブピクチャ(GOP)レベル221のグループはピクチャーのグループの連続で、各GOPは1つまたは多数のピクチャーを含んでいる。ピクチャーレベル231はピクチャー(Iフレーム、Pフレーム、Bフレームを含む)の連続で、各ピクチャー230は1つまたは多数のスライス240を含んでいる。スライスレベル242はスライス240の連続で、各スライス240は1つまたは多数のマクロブロック250を含んでいる。マクロブロック(MB)レベル251は、マクロブロックの連続である。
図2に示すビデオストリームをデコードするためにはビデオストリームに関する確実な情報が必要であり、しばしばこの情報はビデオストリームに含まれるヘッダーに含まれている。従って、ビデオストリームの各レベルのデータの各ブロックは、一般にビデオストリームのエンコーディングとデコーディングに関係する関連情報を含むヘッダーを有している。例えば、シーケンスレベル211でシーケンス210はシーケンスヘッダー212を有し、GOPレベル221でGOP220はGOPヘッダー222を有し、ピクチャーレベル231でピクチャー230はピクチャーヘッダー232を有し、スライスレベル241でスライス240はスライスヘッダー242を有し、MBレベル251ではマクロブロック(MB)250はマクロブロック(MB)ヘッダー252を有している。
シーケンスヘッダー212は、水平サイズ(horizontal_size)と呼ばれるピクチャーの幅、垂直サイズ(vertical_size)と呼ばれるピクチャーの高さ、アスペクトレシオ情報(aspect_ratio_information)と呼ばれる画素のアスペクト比、フレームレートコード(frame_rate_code)と呼ばれるピクチャーレート、ビットレート値(bit_rate_value)と呼ばれるビットレート、バッファサイズ値(vbv_buffer_size_value)と呼ばれるバッファサイズ、イントラ量子化器マトリックス(intra_quantizer_matrix)と非イントラ量子化器マトリックス(non_intra_quantizer_matrix)と呼ばれるイントラブロックと非イントラブロックとのための量子化器マトリックスを含んでいる。
GOPヘッダー222は、タイムコード(time_code)と呼ばれるパラメータとクローズドGOP(closed_gop)やブロークン・リンク(broken_link)と呼ばれるGOPの構造を記述するパラメータとを含んでいる。
ピクチャーヘッダー232は、ピクチャーがIピクチャーとPピクチャーとBピクチャーとのいずれかを示すピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)と呼ばれるパラメータと、ピクチャーのデコード前の遅延を示すバッファ遅延(vbv_delay)と呼ばれるバッファパラメータと、全画素(full_pel)か半画素(half_pel)による動きベクトルを使用したかを示すエンコードパラメータを含んでいる。ピクチャーヘッダー232は、更に動きベクトルがどのピクチャーからエンコードされたかを示すエフコード(f_code)と呼ばれるパラメータを含んでいる。
スライスヘッダー242は、スライス開始を示すスライススタートコード(slice_start_code)と、スライスの最初のマクロブロック(MB)の垂直位置を示すスライス垂直位置(slice_vertical_position)と呼ばれるパラメータと、量子化器スケール(quantizer_scale_code)と呼ばれるパラメータ等とを含んでいる。
マクロブロック(MB)ヘッダー252は、マクロブロックアドレスと、マクロブロックのタイプと、マクロブロック250が動きベクトルと動きベクトルのタイプ(順方向、逆方向)を含むか否と、マクロブロック単位で指定する量子化器スケールを含んでいる。更にマクロブロック(MB)ヘッダー252は、離散コサイン変換(DCT)のタイプと、DCT係数と、符号化ブロックパターン(coded_block_pattern)等とを決定する。
以上、図1と図2とを使用して説明したように、MPEG−2規格によって符号化された動画像のビデオビットストリームのシンタックス(圧縮符号化データ列の規則、符号化ビットストリームの構成方法)は複雑である一方、このビデオビットストリームのシンタックスは、多くの条件分岐処理を含んでいる。すなわち、もし…ならば…を実行して、そうでなければ…を実行すると言うものである。その結果、従来の中央処理ユニット(CPU)を含む動画像復号処理装置(ビデオデコーダ)においては、条件分岐処理で切り換え時間が必要であるので、高速動作が必要とされ、消費電力が大きいと言う問題を有していた。
一方、従来からマイクロプロセッサやマイクロコントローラ等の汎用データプロセッサにおいては、条件分岐処理を高速化するために、分岐キャッシュを使用した予測が使用されている。分岐予測では、以前の条件分岐処理結果を格納した分岐キャッシュを用い、次の条件分岐処理でも分岐キャッシュに格納された直前の処理結果が利用される。しかし、状況により、予測ミスが発生してミスを回復する処理に時間が必要となり、逆に条件分岐処理が長くなる場合もある。また、上記特許文献1に記載されたMPEGプログラムストリームの分岐処理はビデオとオーディオのパケット分岐処理であり、ビデオビットストリームのシンタックスでの条件分岐処理の高速化の問題を解決するものではない。
本発明は、以上のような本発明に先立った本発明者等による検討の結果、なされたものである。
従って、本発明の目的とするところは、動画像符号化ビデオビットストリームのシンタックスの条件分岐処理で高精度の分岐予測の可能な動画像復号処理装置およびその動作方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうちの代表的なものについて簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、本発明の代表的な実施の形態は、動画像復号処理装置(30)は、第1可変長復号機能(32)と、第2可変長復号機能(33)と、逆量子化機能(34)と、逆離散コサイン変換機能(35)と、動き補償機能(38)とを具備する。
前記第1可変長復号機能(32)によって、動画像符号化ビットストリーム(BS)からピクチャー(12)のマクロブロック(14)を構成する複数のブロック(15、16、17)の予測残差信号が復号される。
前記第2可変長復号機能(33)によって、前記動画像符号化ビットストリーム(BS)から前記マクロブロック(14)の動きベクトルが復号される。
前記予測残差信号の前記逆量子化機能(34)と前記逆離散コサイン変換機能(35)と前記動き補償機能(38)による前記動きベクトルの処理により、復号ビデオ信号が生成される。
前記動画像復号処理装置(30)は、シンタックス解析・分岐予測部(39)を更に具備する。
前記シンタックス解析・分岐予測部(39)は、シンタックス解析部(391)と分岐予測処理部(392)とを含む(図3参照)。
前記シンタックス解析部(391)は前記動画像符号化ビットストリーム(BS)に含まれるシーケンスレベル(211)とグループオブピクチャレベル(221)とピクチャーレベル(231)とスライスレベル(241)との各情報を解析して、シーケンスレベル情報(393)とピクチャーレベル情報(394)を生成する。
前記分岐予測処理部(392)は前記シーケンスレベル情報(393)と前記ピクチャーレベル情報(394)に応答して、前記第1可変長復号機能(32)と前記第2可変長復号機能(33)と前記逆量子化機能(34)と前記逆離散コサイン変換機能(35)と前記動き補償機能(38)の各動作を制御することを特徴とするものである(図3参照)。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、本発明によれば、動画像符号化ビデオビットストリームのシンタックスの条件分岐処理で高精度の分岐予測を可能とすることができる。
図1は、本発明に先立って本発明者等によって検討されたMPEG−2の規格に準拠する動画像復号処理装置によりデコードされる符号化データのビットストリームを生成するためのMPEGの動画符号化方式における階層構造を説明する図である。 図2は、図1に示した階層構造のMPEG−2の動画符号化方式によってエンコードされる典型的なビデオストリームを示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置(ビデオデコーダ)30の構成を示す図である。 図4は、図3に示した本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30が動画像のインターレース走査とプログレッシブ走査の両方の走査方式に対応する動作を説明する図である。 図5は、図3に示した本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30がマクロブロックの動きベクトルを算出する動作を説明する図である。 図6は、図3に示した本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30がマクロブロックの予測残差信号をデコードする動作を説明する図である。 図7は、図3に示した動画像復号処理装置30が本発明の実施の形態2の動作に従ってマクロブロックの予測残差信号をデコードする動作を説明する図である。
1.実施の形態の概要
まず、本願において開示される発明の代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕本発明の代表的な実施の形態による動画像復号処理装置(30)は、第1可変長復号機能(32)と、第2可変長復号機能(33)と、逆量子化機能(34)と、逆離散コサイン変換機能(35)と、動き補償機能(38)とを具備するものである。
前記第1可変長復号機能(32)によって、動画像符号化ビットストリーム(BS)からピクチャー(12)のマクロブロック(14)を構成する複数のブロック(15、16、17)の予測残差信号が復号可能とされる。
前記第2可変長復号機能(33)によって、前記動画像符号化ビットストリーム(BS)から前記マクロブロック(14)の動きベクトルが復号可能とされる。
前記逆量子化機能(34)と前記逆離散コサイン変換機能(35)とによって前記予測残差信号の逆量子化の処理と逆離散コサイン変換の処理がそれぞれ実行され、前記動き補償機能(38)によって前記動きベクトルの処理が処理され、復号ビデオ信号が生成可能とされる。
前記動画像復号処理装置(30)は、シンタックス解析・分岐予測部(39)を更に具備する。
前記シンタックス解析・分岐予測部(39)は、シンタックス解析部(391)と分岐予測処理部(392)とを含む(図3参照)。
前記シンタックス解析部(391)は前記動画像符号化ビットストリーム(BS)に含まれるシーケンスレベル(211)とグループオブピクチャレベル(221)とピクチャーレベル(231)とスライスレベル(241)との各情報を解析することによって、シーケンスレベル情報(393)とピクチャーレベル情報(394)とを生成する。
前記分岐予測処理部(392)は前記シーケンスレベル情報(393)と前記ピクチャーレベル情報(394)に応答して、前記第1可変長復号機能(32)と前記第2可変長復号機能(33)との各動作を制御することを特徴とするものである(図3参照)。
前記実施の形態によれば、動画像符号化ビデオビットストリームのシンタックスの条件分岐処理で高精度の分岐予測を可能とすることができる。
好適な実施の形態は、前記動画像復号処理装置(30)は、インターレース走査とプログレッシブ走査との両方の走査方式の前記動画像符号化ビットストリーム(BS)に対応可能とされている。
前記シンタックス解析部(391)は、前記シーケンスレベル(211)に含まれるプログレッシブシーケンスのパラメータ(progressive_sequence)が前記プログレッシブ走査に関係する値(“1”)であるか否か判別可能とされる(図4のステップ41参照)。
前記プログレッシブシーケンスの前記パラメータが前記プログレッシブ走査に関係する値(“1”)であることを前記シンタックス解析部(391)が判別した場合には、前記シーケンスレベル情報(393)に応答して前記分岐予測処理部(392)は前記マクロブロックレベル(251)のデコード処理(400)のマクロブロック予測タイプをフィールドベース(“01”)ではなくフレームベース(“10”)に設定することを特徴とする(図4のステップ49参照)。
他の好適な実施の形態は、前記プログレッシブシーケンスの前記パラメータが前記プログレッシブ走査に関係する値(“1”)であることを前記シンタックス解析部(391)が判別した場合には、前記分岐予測処理部(392)はフレームモーションタイプのパラメータ(frame_motion_type)を前記フレームベース(“10”)に設定することを特徴とする。
より好適な実施の形態では、前記シンタックス解析部(391)は、前記ピクチャーレベル(231)に含まれるピクチャーコーディングタイプのパラメータ(picture_coding_type)が独立フレーム(intra-coded)に関係する値(“001”)であるか否か判別可能とされる(図5のステップ51参照)。
前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する値であることを前記シンタックス解析部(391)が判別した場合には、前記ピクチャーレベル情報(394)に応答して前記分岐予測処理部(392)は前記マクロブロックレベル(251)の動きベクトルのデコード処理(500)で、前記動きベクトルの大きさをゼロに設定することを特徴とする(図5のステップ56、57参照)。
他のより好適な実施の形態は、前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する値でないことを前記シンタックス解析部が判別した場合に、前記ピクチャーレベル(231)に含まれる他のパラメータ(f_code)から、現時点のピクチャーが前記独立フレームであることを前記シンタックス解析部が判別した場合には(図5のステップ52参照)、前記ピクチャーレベル情報(394)に応答して前記分岐予測処理部(392)は前記マクロブロックレベル(251)の前記動きベクトルの前記デコード処理(500)で、前記動きベクトルの前記大きさをゼロに設定することを特徴とする(図5のステップ56、57参照)。
更に他のより好適な実施の形態は、前記第1可変長復号機能(32)は、前記マクロブロックレベル(251)に含まれるコーデッドブロックパターンのパラメータ(coded_block_pattern)の値がゼロであるか否か判別可能とされる(図6のステップ62参照)。
前記コーデッドブロックパターンの前記パラメータの前記値がゼロでないことを前記第1可変長復号機能(32)が判別した場合には、前記第1可変長復号機能(32)は前記マクロブロックレベル(251)の前記予測残差信号のデコード処理(600)で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを実行するものである(図6のステップ63参照)。
前記コーデッドブロックパターンの前記パラメータの前記値がゼロであることを前記第1可変長復号機能(32)が判別した場合には、前記第1可変長復号機能(32)は前記マクロブロックレベル(251)の前記予測残差信号のデコード処理(600)で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを実質的に省略するものである(図6のステップ64参照)。
前記シンタックス解析部(391)は、前記ピクチャーレベル(231)に含まれる前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータ(picture_coding_type)が前記独立フレーム(intra-coded)に関係する前記値(“001”)であるか否か判別可能とされる(図6のステップ61参照)。
前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する値であることを前記シンタックス解析部(391)が判別した場合には、前記第1可変長復号機能(32)による前記コーデッドブロックパターンの前記パラメータの前記値がゼロであるか否か判別の処理が省略されて(図6の経路A参照)、前記第1可変長復号機能(32)は前記マクロブロックレベル(251)の前記予測残差信号のデコード処理(600)で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを直接実行する(図6のステップ63参照)ことを特徴とする。
具体的な実施の形態は、前記シンタックス解析部(391)は、前記スライスレベル(241)に含まれる量子化器スケールのパラメータ(quantizer_scale_code)の値が所定値(X)より大きいか否か判別可能とされる(図7のステップ62参照)。
前記量子化器スケールの前記パラメータが前記所定値(X)より大きくないことを前記シンタックス解析部(391)が判別した場合には、前記シンタックス解析部(391)は前記マクロブロックレベル(251)の前記予測残差信号のデコード処理(600)で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを実行するものである(図7のステップ63参照)。
前記量子化器スケールの前記パラメータが前記所定値(X)より大きいことを前記シンタックス解析部(391)が判別した場合には、前記シンタックス解析部(391)は前記マクロブロックレベル(251)の前記予測残差信号のデコード処理(600)で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを実質的に省略するものである(図7のステップ64参照)。
前記シンタックス解析部(391)は、前記ピクチャーレベル(231)に含まれる前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータ(picture_coding_type)が前記独立フレーム(intra-coded)に関係する前記値(“001”)であるか否か判別可能とされる(図7のステップ61参照)。
前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する値であることを前記シンタックス解析部(391)が判別した場合には、前記シンタックス解析部(391)による前記量子化器スケールの前記パラメータが前記所定値(X)より大きいか否か判別の処理が省略されて(図7の経路A参照)、前記シンタックス解析部(391)は前記マクロブロックレベル(251)の前記予測残差信号のデコード処理(600)で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを直接実行する(図7のステップ63参照)ことを特徴とする。
他の具体的な実施の形態では、前記シンタックス解析部(391)は前記動画像符号化ビットストリーム(BS)に含まれる前記スライスレベル(241)の情報を解析することによって、更にスライスレベル情報(395)を生成する。
前記分岐予測処理部(392)は更に前記スライスレベル情報(395)に応答して、前記各動作を制御することを特徴とするものである。
最も具体的な実施の形態は、前記第1可変長復号機能(32)と前記第2可変長復号機能(33)とは中央処理ユニット(CPU)によるソフトウェア処理によって実現され、前記逆量子化機能(34)と前記逆離散コサイン変換機能(35)と前記動き補償機能(38とはハードウェアによって実現されたことを特徴とするものである。
他の最も具体的な実施の形態は、前記第1可変長復号機能(32)と前記第2可変長復号機能(33)と前記逆量子化機能(34)と前記逆離散コサイン変換機能(35)と前記動き補償機能(38)の各機能は、中央処理ユニット(CPU)によるソフトウェア処理によって実現されたことを特徴とするものである。
〔2〕本発明の別の観点の代表的な実施の形態は、第1可変長復号機能(32)と、第2可変長復号機能(33)と、逆量子化機能(34)と、逆離散コサイン変換機能(35)と、動き補償機能(38)とを具備する動画像復号処理装置(30)の動作方法である。
前記第1可変長復号機能(32)によって、動画像符号化ビットストリーム(BS)からピクチャー(12)のマクロブロック(14)を構成する複数のブロック(15、16、17)の予測残差信号が復号可能とされる。
前記第2可変長復号機能(33)によって、前記動画像符号化ビットストリーム(BS)から前記マクロブロック(14)の動きベクトルが復号可能とされる。
前記逆量子化機能(34)と前記逆離散コサイン変換機能(35)とによって前記予測残差信号の逆量子化の処理と逆離散コサイン変換の処理がそれぞれ実行され、前記動き補償機能(38)によって前記動きベクトルの処理が処理され、復号ビデオ信号が生成可能とされる。
前記動画像復号処理装置(30)は、シンタックス解析・分岐予測部(39)を更に具備する。
前記シンタックス解析・分岐予測部(39)は、シンタックス解析部(391)と分岐予測処理部(392)とを含む(図3参照)。前記動作方法は、下記のステップを含むことを特徴とするものである。
前記シンタックス解析部(391)によって前記動画像符号化ビットストリーム(BS)に含まれるシーケンスレベル(211)とグループオブピクチャレベル(221)とピクチャーレベル(231)とスライスレベル(241)との各情報を解析することによって、シーケンスレベル情報(393)とピクチャーレベル情報(394)とを生成するステップ(図3参照)。
前記シーケンスレベル情報(393)と前記ピクチャーレベル情報(394)に応答する前記分岐予測処理部(392)によって、前記第1可変長復号機能(32)と前記第2可変長復号機能(33)との各動作を制御するステップ(図3参照)。
前記実施の形態によれば、動画像符号化ビデオビットストリームのシンタックスの条件分岐処理で高精度の分岐予測を可能とすることができる。
2.実施の形態の詳細
次に、実施の形態について更に詳述する。尚、発明を実施するための最良の形態を説明するための全図において、前記の図と同一の機能を有する部品には同一の符号を付して、その繰り返しの説明は省略する。
[実施の形態1]
《動画像復号処理装置の構成》
図3は、本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置(ビデオデコーダ)30の構成を示す図である。
図3に示した本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30は、バッファ(Buffer)31、第1可変長復号器(VLD)32、第2可変長復号器(VLD)33、逆量子化器(IQ)34、逆離散コサイン変換器(IDCT)35、加算器(+)36、メモリ(Memory)37、動き補償器(MC)38、シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39を含んでいる。
バッファ(Buffer)31の入力端子にはMPEG−2の動画符号化方式によって符号化されたビデオビットストリームBSが供給されて、バッファ(Buffer)31にはビデオビットストリームBSが格納される。尚、図3に示されていないがビデオパケッタイズドエレメンタリィーストリーム(Video・PES)とオーディオパケッタイズドエレメンタリィーストリーム(Audio・PES)が多重化されたMPEG多重符号化ストリームからデマルチプレクサー(DEMUX)によって各PESのヘッダー情報に従ってビデオPESが分離され、ビデオPESに含まれるPESパケットデータがビデオビットストリームBSとしてバッファ(Buffer)31に入力端子に供給される。
バッファ(Buffer)31に格納されたビデオビットストリームBSは、シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39を介して、第1可変長復号器(VLD)32と第2可変長復号器(VLD)33に供給される。第1可変長復号器(VLD)32では、ビデオビットストリームBSからピクチャーのマクロブロックを構成する複数のブロックのカラーと輝度の予測残差成分が復号される。この成分は逆量子化器(IQ)34で逆量子化処理され、逆離散コサイン変換器(IDCT)35で逆離散コサイン変換処理された後、加算器(+)36の一方の入力端子に供給される。一方、第2可変長復号器(VLD)33ではビデオビットストリームBSからピクチャーのマクロブロックの動きベクトルが復号され、この動きベクトルは動き補償器(MC)38の一方の入力端子に供給される。メモリ(Memory)37から参照フレームの画像が動き補償器(MC)38の他方の入力端子に供給され、動き補償器(MC)38の出力から動き補償されたマクロブロックの予測信号が加算器(+)36の他方の入力端子に供給され、加算器(+)36の出力から復号ビデオ信号Decoded videoが生成される。また、この復号ビデオ信号Decoded videoはメモリ(Memory)37に格納されて、他のフレームの予測のための参照フレームとして使用される。
《シンタックス解析・分岐予測部》
図3に示した本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30が一般的な動画像復号処理装置と特に相違するのは、動画像復号処理装置30がシンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39を含んだことである。
図3の下部には、シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39の詳細な構成が示されている。図3の下部に示すようにこのシンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39は、シンタックス解析部(Sytax Analizer)391と分岐予測処理部(Branch Prediction)392とを含んでいる。
シンタックス解析部391はビデオビットストリームBSに含まれるシーケンスレベル211、グループオブピクチャレベル221、ピクチャーレベル231、スライスレベル241、マクロブロックレベル251(図2参照)の各情報を解析することによって、シーケンスレベル情報393とピクチャーレベル情報394とスライスレベル情報395を生成して分岐予測処理部392に供給する。分岐予測処理部392はこれらの情報393、394、395に応答して、第1可変長復号器(VLD)32、第2可変長復号器(VLD)33、逆量子化器(IQ)34、逆離散コサイン変換器(IDCT)35、加算器(+)36、動き補償器(MC)38の動作を制御する。その結果、動画像符号化ビデオビットストリームBSの復号処理で、複雑な条件分岐処理の高精度の分岐予測が可能となるものである。
ここで、第1可変長復号器(VLD)32、第2可変長復号器(VLD)33、逆量子化器(IQ)34、逆離散コサイン変換器(IDCT)35、加算器(+)36、動き補償器(MC)38の動作を制御するシーケンスレベル情報393とピクチャーレベル情報394とスライスレベル情報395は、分岐予測処理部392の内部の制御レジスタに格納される。その間に、シンタックス解析部391がシーケンスレベル211、グループオブピクチャレベル221、ピクチャーレベル231、スライスレベル241、マクロブロックレベル251(図2参照)の各情報を解析して、シンタックス解析部391は分岐予測処理の状況変化が発生するか否かを監視している。この状況変化が発生するとシーケンスレベル情報393とピクチャーレベル情報394とスライスレベル情報395の少なくとも何れかに状況変化が反映され、更新された動作制御情報は動画像復号処理装置30の内部回路の動作を制御する一方、分岐予測処理部392の内部の制御レジスタに格納される。従って、分岐予測処理部392内部の制御レジスタは分岐キャッシュとして動作するものであるが、制御レジスタの内容は分岐予測処理の新しい状況変化が反映されるので、複雑な条件分岐処理の高精度の分岐予測が可能となるものである。
《インターレース走査とプログレッシブ走査》
図4は、図3に示した本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30が動画像のインターレース(飛び越し)走査とプログレッシブ(順次)走査の両方の走査方式に対応する動作を説明する図である。
良く知られているように、古くからテレビジョン放送で使用されているインターレース走査では1/60秒毎に交互に切り換えられる奇数フィールドと偶数フィールドとで走査線が切り換えられ、両フィールドで1つのフレームが構成される。また、コンピュータ・ディスプレイやデジタルテレビジョン放送やDVD−VideoやBlue−Ray Disk等で使用可能なプログレッシブ走査では全走査線を含むフレームが1/60秒毎に順次に切り換えられる。従って、図3に示す本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30も、インターレース走査とプログレッシブ走査の両方の走査方式の動画像符号化ビデオビットストリームBSを復号することが必要とされる。
図4のステップ40で、図3に示す本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30のシンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39は、ビデオビットストリームBSに含まれる図2のシーケンスレベル211のシーケンスヘッダー212の解析を実行する。
《プログレッシブシーケンス、フレームモーションタイプ》
次に図4のステップ41でシンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39は、ビデオビットストリームBSの図2のシーケンスレベル211のシーケンス210に含まれるプログレッシブシーケンス(progressive_sequence)と呼ばれるパラメータが“1”にセットされている否かを判別する。
ISO/IEC 13813−2で標準化されたMPEG−2の動画像圧縮の規格を記載した上記非特許文献1のページ50には、このパラメータが“1”にセットされた場合は符号化されたビデオシーケンスはプログレッシブフレームピクチャーのみを含む一方、このパラメータが“0”にセットされた場合は符号化されたビデオシーケンスはフレームピクチャーとフィールドピクチャーとの両者を含む可能性があり、フレームピクチャーはプログレッシブフレームまたはインターレースフレームの可能性があることが記載されている。
従って、図4のステップ41でプログレッシブシーケンス(progressive_sequence)のパラメータが“1”にセットされていると判別されると、シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39はこの判別結果に基づいて分岐予測処理を実行する。すなわち、この分岐予測処理によって図4のマクロブロックレベルのデコード処理400のステップ49で、フレームモーションタイプ(frame_motion_type)と呼ばれるパラメータが“10”にセットされるものである。
一方、図4のステップ41でプログレッシブシーケンス(progressive_sequence)のパラメータが“1”にセットされていないと判別されると、シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39はステップ42にてビデオビットストリームBSに含まれる図2のGOPレベル221の解析とステップ43にてビデオビットストリームBSに含まれる図2のピクチャーレベル231の解析とステップ44にてビデオビットストリームBSに含まれる図2のスライスレベル241の解析とをそれぞれ実行する。その後、第1可変長復号器(VLD)32と第2可変長復号器(VLD)33との少なくともいずれか一方は、図4のマクロブロックレベルのデコード処理400のステップ45でフレームモーションタイプ(frame_motion_type)と呼ばれるパラメータが“10”にセットされているか否かを判別する。
ISO/IEC 13813−2で標準化されたMPEG−2の動画像圧縮の規格を記載した上記非特許文献1のページ72〜73には、ビデオビットストリームBSの図2のマクロブロックレベル251に含まれるフレームモーションタイプ(frame_motion_type)と呼ばれるパラメータはマクロブロック予測タイプを示す2ビットのコードであり、下記のように定義されると記載されている。
2ビットコード 予測タイプ 動きベクトルフォーマット
“00” 予約済み −
“01” フィールドベース フィールド
“10” フレームベース フレーム
“11” デュアル・プライム フィールド
尚、デュアル・プライム(Dual-Prime)はフィールド単位の予測であり、2つのフィールドを動き補償して加算した平均値を予測信号とする方式である。この方式はフレームピクチャーとフィールドピクチャーとの両者で使用されるが、グループオブピクチャー(GOP)がBピクチャーを含まないIPPPP…等の場合にのみ使用可能である。
従って図4のマクロブロックレベルのデコード処理400において、ステップ45でフレームモーションタイプ(frame_motion_type)が“10”にセットされていると判別された場合と、ステップ49でフレームモーションタイプ(frame_motion_type)が“10”にセットされると、その後のステップ47でマクロブロック予測タイプはフレームベースにセットされる。逆に図4のマクロブロックレベルのデコード処理400において、ステップ45でフレームモーションタイプ(frame_motion_type)が“10”にセットされていないと判別された場合には、ステップ46でマクロブロック予測タイプはフィールドベースにセットされる。
図4のマクロブロックレベルのデコード処理400の最後のステップ48では、ステップ46にてセットされたフィールドベースのマクロブロック予測タイプにより生成されるマクロブロックまたはステップ47にてセットされたフレームベースのマクロブロック予測タイプにより生成されるマクロブロックを使用して、Iピクチャー、PピクチャーまたはBピクチャーが復号されることができる。
図4に示す本発明の実施の形態1の動画像復号処理装置30の動作によれば、ステップ41でプログレッシブシーケンス(progressive_sequence)のパラメータが“1”にセットされていると判別されると、ビデオビットストリームBSの現時点のシーケンス10中に含まれるグループオブピクチャ(GOP)11の全てのピクチャー12はプログレッシブ走査(プログレッシブフレームピクチャー)であると判断される。この判断に基づき、分岐予測処理が開始され、図4のマクロブロックレベルのデコード処理400のステップ49で、フレームモーションタイプ(frame_motion_type)のパラメータが“10”に高速にセットされることが可能となる。
フレームモーションタイプ(frame_motion_type)のパラメータは、本来は図4のマクロブロックレベルのデコード処理400のステップ45で正確に判別されることが可能である。しかし、この正確な判別の前には、ステップ42のGOPレベル221の解析、ステップ43のピクチャーレベル231の解析、ステップ44のスライスレベル241の解析の処理が必要であり、ステップ45での条件分岐処理までに処理時間が必要である。しかし図4に示す動作によれば、ステップ41で動画像の階層構造の最上層であるシーケンスレベル211に含まれるプログレッシブシーケンス(progressive_sequence)のパラメータが“1”にセットされているとステップ41で判別されることで、ステップ49での高精度の分岐予測処理が可能となる。尚、ステップ41で判別されたプログレッシブシーケンス(progressive_sequence)のパラメータは、図3の動画像復号処理装置30のシンタックス解析部391によるシーケンスレベル情報393に含まれている。
図2に示した1個のシーケンス210の終了は、シーケンス210に含まれるシーケンス終了コード(sequence_end_code)をシンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39が検出することで、判定することができる。シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39がシーケンス210に含まれるシーケンス終了コード(sequence_end_code)を検出すると、シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39はデコード処理400のステップ49で“10”にセットされたフレームモーションタイプ(frame_motion_type)のパラメータをリセットする。その後、シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39は、ステップ41で再度、ビデオビットストリームBSに含まれる次のシーケンス210に含まれるプログレッシブシーケンス(progressive_sequence)と呼ばれるパラメータが“1”にセットされている否かを判別するものである。
《マクロブロックの動きベクトル》
図5は、図3に示した本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30がマクロブロックの動きベクトルを算出する動作を説明する図である。
図5のステップ50で、図3に示す本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30のシンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39は、ビデオビットストリームBSに含まれる図2のピクチャーレベル231のピクチャーヘッダー232の解析を開始する。
《ピクチャーコーディングタイプ》
次に図5のステップ51でシンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39は、図2のピクチャーレベル231のピクチャーヘッダー232に含まれるピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)と呼ばれるパラメータが“001”にセットされているか否かを判別する。
ISO/IEC 13813−2で標準化されたMPEG−2の動画像圧縮の規格を記載した上記非特許文献1のページ59〜60には、図2のピクチャーレベル231のピクチャーヘッダー232に含まれるピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)と呼ばれるパラメータはピクチャーがIピクチャーかPピクチャーかBピクチャーかを示すものであり、下記のように定義されると記載されている。
ピクチャーコーディングタイプ コーディング方法
“000” 禁止
“001” 独立(I)
“010” 片方向予測(P)
“011” 両方向予測(B)
“100” 使用せず
“101” 予約済み
“110” 予約済み
“111” 予約済み
従って、図5のステップ51でピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)のパラメータが“001”にセットされていると判別されると、シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39はこの判別結果に基づいて分岐予測処理を実行する。すなわち、この分岐予測処理によって、現時点のピクチャーは動きベクトルを使用しないIピクチャーであると予測される。この予測に基づき、図5のマクロブロックレベルの動きベクトルのデコード処理500のステップ56ではモーションレジュデュアル(motion_residual)と呼ばれるパラメータが“0”にセットされ、ステップ57ではモーションベクトルは0にセットされるものである。
一方、図5のステップ51でピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)が“001”にセットされていないと判別されると、シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39は図5のステップ52にてエフコード(f_code)と呼ばれるパラメータが15にセットされているか否かを判別する。エフコード(f_code)と呼ばれるパラメータは、ISO/IEC 13813−2で標準化されたMPEG−2の動画像圧縮の規格を記載した上記非特許文献1のページ59〜61に記載のようにピクチャーヘッダ232に続くピクチャーコーディングエックステンション(picture coding extension)に含まれ、動きベクトルの符号化に使用され、1から9までと15の値を示す4ビットの非符号の整数であり、ゼロ値は禁止されており、10から14の値は予約済みである。また、上記非特許文献1のページ59〜61に記載のように、Iピクチャーでは動きベクトルは使用されていないので、潜伏動きベクトルはゼロであり、エフコード(f_code)は使用されずに15の値を持たなければならない。従って、図5のステップ52にてエフコード(f_code)のパラメータの値が15にセットされていると判別されると、シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39はこの判別結果に基づいて分岐予測処理を実行する。すなわち、この分岐予測処理によって、現時点のピクチャーは動きベクトルを使用しないIピクチャーであると予測される。この予測に基づき、図5のマクロブロックレベルの動きベクトルのデコード処理500のステップ56ではモーションレジュデュアル(motion_residual)と呼ばれるパラメータがゼロにセットされ、ステップ57ではモーションベクトルはゼロにセットされるものである。
一方、図5のステップ52にてエフコード(f_code)のパラメータの値が15にセットにセットされていないと判別されると、第2可変長復号器(VLD)33は図5のステップ53で直前に使用されていたモーションコード(motion_code)と呼ばれるパラメータが“0”にセットされているか否かを判別する。ステップ53でモーションコード(motion_code)のパラメータの値が“0”にセットされていると判別されると、第2可変長復号器(VLD)33はこの判別結果に基づいて分岐予測処理を実行する。すなわち、この分岐予測処理によって現時点のマクロブロックは動きベクトルを使用しないマクロブロックであると予測される。この予測に基づき、図5のマクロブロックレベルの動きベクトルのデコード処理500のステップ56ではモーションレジュデュアル(motion_residual)と呼ばれるパラメータがゼロにセットされ、ステップ57ではモーションベクトルはゼロにセットされるものである。
モーションコード(motion_code)と呼ばれるパラメータとモーションレジュデュアル(motion_residual)と呼ばれるパラメータは、ISO/IEC 13813−2で標準化されたMPEG−2の動画像圧縮の規格を記載した上記非特許文献1のページ74に記載のように、動きベクトルの符号化で使用されるものである。モーションコード(motion_code)は−16〜0〜16までの値を示す可変長コードであり、モーションレジュデュアル(motion_residual)は整数である。
直前使用のモーションコード(motion_code)が“0”にセットされていたと言う図5のステップ53の判別結果から、この直前使用のモーションコード(motion_code)の動きベクトルを持つマクロブロックを含むピクチャーが動きベクトルを使用しないIピクチャーであると予測することができる。この予測に基づき、ステップ56では残留動きベクトル量に対応するモーションレジュデュアル(motion_residual)がゼロにセットされ、ステップ57ではモーションベクトルはゼロにセットされる。
一方、図5のステップ53にて直前使用のモーションコード(motion_code)のパラメータが“0”にセットされていなかったと判別されると、この判別結果に基づき第2可変長復号器(VLD)33はこの時点のピクチャーは動きベクトルを使用するPピクチャーもしくはBピクチャーであると予測する。この予測に基づき、図5のマクロブロックレベルの動きベクトルのデコード処理500のステップ54でモーションレジュデュアル(motion_residual)の値を計算して、ステップ55でPピクチャーもしくはBピクチャーのマクロブロックの動きベクトルを計算する。尚、ステップ54のモーションレジュデュアル(motion_residual)の値の計算にステップ52のエフコード(f_code)の値が使用でき、ステップ55のマクロブロックの動きベクトル)の値の計算にステップ54のモーションレジュデュアル(motion_residual)の値が使用されることができる。
図5のマクロブロックレベルの動きベクトルのデコード処理500の処理結果は、以下に説明する図6の処理および図7の処理のステップ65に使用される。
《予測残差信号》
図1に示したように、4:2:0と呼ばれる構造のマクロブロック14は、4個の輝度(Y)ブロック15と2個の色差(Cb、Cr)ブロック16、17とを含んでいる。また4:2:2と呼ばれる構造のマクロブロックは4個の輝度(Y)ブロックと2個の色差(Cb)ブロックと2個の色差(Cr)ブロックとを含み、更に4:4:4と呼ばれる構造のマクロブロックは4個の輝度(Y)ブロックと4個の色差(Cb)ブロックと4個の色差(Cr)ブロックとを含んでいる。これらは、上記非特許文献1のページ27に記載されている。
MPEG−2の動画像圧縮を行う動画像符号化処理装置(ビデオエンコーダ)によって、マクロブロックの輝度情報と色差情報とは離散コサイン変換(DCT)と量子化(Q)と可変長符号化(VLC)の処理により符号化される。符号化されるマクロブロックの輝度情報と色差情報とは、符号化済みの参照フレーム中に含まれる対応するマクロブロックの輝度情報と色差情報との差分となっている。動画像符号化処理装置により符号化される差分情報は、予測残差信号と呼ばれる。また符号化されるマクロブロックの離散コサイン変換(DCT)と量子化(Q)の処理後の輝度ブロックと色差ブロックとは、それぞれ複数のDCT係数を含んでいる。符号化されるマクロブロックの輝度情報および色差情報と符号化済みの参照フレームに含まれる対応するマクロブロックの輝度情報および色差情報との差分がゼロであれば複数のDCT係数の全てはゼロとなって、この差分が増加すると複数のDCT係数の多くが非ゼロ値となる。
《コーデッドブロックパターン》
符号化されるマクロブロックの複数のDCT係数の全てがゼロの場合はマクロブロックのコーデッドブロックパターン(coded_block_pattern)と呼ばれるパラメータの値はゼロとされ、符号化されるマクロブロックの複数のDCT係数の1個でも非ゼロ値の場合はコーデッドブロックパターン(coded_block_pattern)の値は1〜63のいずれかの値となる。尚、このコーデッドブロックパターン(coded_block_pattern)と呼ばれるパラメータは、上記非特許文献1のページ74とページ159とに記載されている。
動画像復号処理装置(ビデオデコーダ)においてデコードされるピクチャーが動きベクトルを使用しないIピクチャーの場合には、このピクチャーに含まれるマクロブロックのコーデッドブロックパターン(coded_block_pattern)は63であるとみなされ、ピクチャー中に含まれるブロックのデコードに際して逆量子化(IQ)と逆離散コサイン変換(IDCT)の処理が必ず実施される。それは、この場合に符号化されるブロックの輝度情報および色差情報と符号化済みの参照フレームに含まれる対応するブロックの輝度情報および色差情報の差分がゼロとはならず、逆量子化(IQ)と逆離散コサイン変換(IDCT)との処理結果もゼロとはならないためである。
《予測残差信号のデコード》
図6は、図3に示した本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30がマクロブロックの予測残差信号をデコードする動作を説明する図である。
図6のステップ60で、図3に示す本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30のシンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39は、ビデオビットストリームBSに含まれる図2のピクチャーレベル231のピクチャーヘッダー232の解析を開始する。
次に図6のステップ61でシンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39は、図2のピクチャーレベル231のピクチャーヘッダー232に含まれるピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)と呼ばれるパラメータが“001”にセットされているか否か判別する。ステップ61でピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)が“001”にセットされていないと判別されると、現時点のピクチャーはPピクチャーもしくはBピクチャーと判断される。この判断結果に基づいて第1可変長復号器(VLD)32は、図6のステップ62で図2のマクロブロックレベル251に含まれるマクロブロックのコーデッドブロックパターン(coded_block_pattern)の値がゼロとなっているか否かを判別する。ステップ62でコーデッドブロックパターン(coded_block_pattern)の値がゼロとなっていると判別されると、図6のマクロブロックの予測残差信号のデコード処理600のステップ64でノーオペレーション処理を実行する。
一方、ステップ62でコーデッドブロックパターン(coded_block_pattern)の値がゼロでないと判別されると、図6のマクロブロックの予測残差信号のデコード処理600のステップ63で逆量子化(IQ)と逆離散コサイン変換(IDCT)の処理が実行され、マクロブロックの予測残差信号がデコードされるものである。
またステップ61でピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)の値が“001”であると判別されると、現時点のピクチャーはIピクチャーと判断される。Iピクチャーのデコードでは参照フレームは参照されないので、Iピクチャー中に含まれるマクロブロックの輝度情報および色差情報の差分は大きな非ゼロ値となる。従って、ステップ61でピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)の値が“001”であると判別された場合には、図6のバイパス経路Aを経由してステップ63に直接移行する。図6のマクロブロックの予測残差信号のデコード処理600のステップ63では逆量子化(IQ)と逆離散コサイン変換(IDCT)の処理が実行され、マクロブロックの予測残差信号がデコードされる。
ステップ64のノーオペレーション処理の後およびステップ63の逆量子化(IQ)と逆離散コサイン変換(IDCT)の処理の後に、ステップ65で図5のステップ55、57で求められた動きベクトルを使用して動き補償(MC)の処理が実行される。このステップ65の動き補償(MC)の処理では、動き補償の処理だけでなく、符号化済みの参照フレームに含まれる対応するマクロブロックの輝度情報および色差情報とステップ63での逆量子化(IQ)と逆離散コサイン変換(IDCT)の処理でデコードされた予測残差信号との加算も実行される。その結果、図6のマクロブロックの予測残差信号のデコード処理600により、Iピクチャー、Pピクチャー、Bピクチャーの全てのタイプのピクチャーを含む復号ビデオ信号が生成される。尚、図6の動作の分岐予測の予測結果が正しかった場合は、上述した一連の処理結果が次回の処理でもそのまま使用されることが可能となる。
[実施の形態2]
図7は、図3に示した動画像復号処理装置30が本発明の実施の形態2の動作に従ってマクロブロックの予測残差信号をデコードする動作を説明する図である。
図7のデコード動作が図6のデコード動作と相違するのは、ステップ62の処理内容が変更されている点であり、その他の点に関しては図7のデコード動作と図6のデコード動作と同一である。
図7のステップ60では、図6のステップ60と同様に、図3に示す本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30のシンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39は、ビデオビットストリームBSに含まれる図2のピクチャーレベル231のピクチャーヘッダー232の解析を開始する。
次に図7のステップ61で、図6のステップ61と同様に、シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39は、図2のピクチャーレベル231のピクチャーヘッダー232に含まれるピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)と呼ばれるパラメータが“001”にセットされているか否か判別する。図7のステップ61でピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)が“001”にセットされていないと判別されると、現時点のピクチャーはPピクチャーもしくはBピクチャーと判断される。この判断結果に基づいてシンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)39は、図7のステップ62で図2のスライスヘッダー242に含まれる量子化器スケール(quantizer_scale_code)と呼ばれるパラメータが所定値Xよりも大きいか否かを判別する。量子化器スケール(quantizer_scale_code)は、上記非特許文献1のページ70に記載されているように図2のスライスヘッダー242に含まれるパラメータであり、1〜31の値を持つ5ビットの非符号整数である。
所定値Xは例えば25に設定され、量子化器スケール(quantizer_scale_code)の値が所定値Xよりも大きいと判別されると、スライス240中に含まれる複数のマクロブロック250のコーデッドブロックパターン(coded_block_pattern)の値がゼロとなっていると予測される。この予測結果に基づき、図6のステップ64と同様に、図7のマクロブロックの予測残差信号のデコード処理600のステップ64でノーオペレーション処理が実行される。
一方、図7のステップ62で量子化器スケール(quantizer_scale_code)の値が所定値Xよりも大きくないと判別されると、図7のマクロブロックの予測残差信号のデコード処理600のステップ63で図6のステップ63と同様に逆量子化(IQ)と逆離散コサイン変換(IDCT)の処理が実行され、マクロブロックの予測残差信号がデコードされるものである。
また図7のステップ61でピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)の値が“001”であると判別されると、現時点のピクチャーはIピクチャーと判断される。Iピクチャーのデコードでは参照フレームは参照されないので、Iピクチャーに含まれる複数のマクロブロックの輝度情報および色差情報の差分は大きな非ゼロ値となる。従って、ピクチャーコーディングタイプ(picture_coding_type)の値が“001”であると図7のステップ61で判別された場合には、図7のバイパス経路Aを経由してステップ63に直接移行する。図7のマクロブロックの予測残差信号のデコード処理600のステップ63で逆量子化(IQ)と逆離散コサイン変換(IDCT)の処理が実行され、マクロブロックの予測残差信号がデコードされる。
図7のステップ64でのノーオペレーション処理の後およびステップ63の逆量子化(IQ)と逆離散コサイン変換(IDCT)の処理の後に、ステップ65での図5のステップ55、57で求められた動きベクトルを使用して動き補償(MC)の処理が実行される。このステップ65の動き補償(MC)の処理では、動き補償の処理だけでなく、符号化済みの参照フレームに含まれる対応するマクロブロックの輝度情報および色差情報とステップ63での逆量子化(IQ)と逆離散コサイン変換(IDCT)の処理でデコードされた予測残差信号との加算も実行される。その結果、図7のマクロブロックの予測残差信号のデコード処理600によって、Iピクチャー、Pピクチャー、Bピクチャーの全てのタイプのピクチャーを含む復号ビデオ信号が生成可能とされる。尚、図7の動作の分岐予測の予測結果が正しかった場合には、上述した一連の処理結果が次回の処理でもそのまま使用されることが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を種々の実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、図3に示した本発明の実施の形態1による動画像復号処理装置30は、第1可変長復号器(VLD)32と第2可変長復号器(VLD)33と逆量子化器(IQ)34と逆離散コサイン変換器(IDCT)35と加算器(+)36と動き補償器(MC)38の各機能はハードウェアと中央処理ユニット(CPU)によるソフトウェア処理とのいずれかによって実現されることが可能である。
更に、本発明はISO/IEC 13812−2の規格で符号化されたMPEG−2の符号化ビットストリームのデコードを実行する動画像復号処理装置(ビデオデコーダ)のみに限定されるものではなく、ISO/IEC 14496の規格で符号化されたMPEG−4にも適用可能なことは言うまでもない。
30…動画像復号処理装置
31…バッファ(Buffer)
32…第1可変長復号器(VLD)
33…第2可変長復号器(VLD)
34…逆量子化器(IQ)
35…逆離散コサイン変換器(IDCT)
36…加算器(+)
37…メモリ(Memory)
38…動き補償器(MC)
39…シンタックス解析・分岐予測部(SA&PD)
391…シンタックス解析部(Sytax Analizer)
392…分岐予測処理部(Branch Prediction)
393…シーケンスレベル情報
394…ピクチャーレベル情報
395…スライスレベル情報
10…シーケンス(Sequence)
11…グループオブピクチャ(GOP)
12…ピクチャー(Picture)
13…スライス(Slice)
14…マクロブロック(Macro-block)
15、16、17…ブロック(Block)
210…シーケンス
211…シーケンスレベル
212…シーケンスヘッダー
220…グループオブピクチャ(GOP)
221…グループオブピクチャ(GOP)レベル
222…GOPヘッダー
230…ピクチャー
231…ピクチャーレベル
232…ピクチャーヘッダー
240…スライス
241…スライスレベル
242…スライスヘッダー
250…マクロブロック
251…マクロブロックレベル
252…マクロブロックヘッダー

Claims (20)

  1. 第1可変長復号機能と、第2可変長復号機能と、逆量子化機能と、逆離散コサイン変換機能と、動き補償機能とを具備する動画像復号処理装置であって、
    前記第1可変長復号機能によって、動画像符号化ビットストリームからピクチャーのマクロブロックを構成する複数のブロックの予測残差信号が復号可能とされ、
    前記第2可変長復号機能によって、前記動画像符号化ビットストリームから前記マクロブロックの動きベクトルが復号可能とされ、
    前記逆量子化機能と前記逆離散コサイン変換機能とによって前記予測残差信号の逆量子化の処理と逆離散コサイン変換の処理がそれぞれ実行され、前記動き補償機能によって前記動きベクトルの処理が処理され、復号ビデオ信号が生成可能とされ、
    前記動画像復号処理装置は、シンタックス解析・分岐予測部を更に具備して。
    前記シンタックス解析・分岐予測部は、シンタックス解析部と分岐予測処理部とを含み、
    前記シンタックス解析部は前記動画像符号化ビットストリームに含まれるシーケンスレベルとグループオブピクチャレベルとピクチャーレベルとスライスレベルとの各情報を解析することによって、シーケンスレベル情報とピクチャーレベル情報とを生成して、
    前記分岐予測処理部は前記シーケンスレベル情報と前記ピクチャーレベル情報に応答して、前記第1可変長復号機能と前記第2可変長復号機能の各動作を制御することを特徴とする動画像復号処理装置。
  2. 前記動画像復号処理装置は、インターレース走査とプログレッシブ走査との両方の走査方式の前記動画像符号化ビットストリームに対応可能とされており、
    前記シンタックス解析部は、前記シーケンスレベルに含まれるプログレッシブシーケンスのパラメータが前記プログレッシブ走査に関係する値であるか否か判別可能とされ、
    前記プログレッシブシーケンスの前記パラメータが前記プログレッシブ走査に関係する値であることを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記シーケンスレベル情報に応答して前記分岐予測処理部は前記マクロブロックレベルのデコード処理のマクロブロック予測タイプをフィールドベースではなくフレームベースに設定することを特徴とする請求項1に記載の動画像復号処理装置。
  3. 前記プログレッシブシーケンスの前記パラメータが前記プログレッシブ走査に関係する値であることを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記分岐予測処理部はフレームモーションタイプのパラメータを前記フレームベースに設定することを特徴とする請求項2に記載の動画像復号処理装置。
  4. 前記シンタックス解析部は、前記ピクチャーレベルに含まれるピクチャーコーディングタイプのパラメータが独立フレームに関係する値であるか否か判別可能とされ、
    前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する値であることを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記ピクチャーレベル情報に応答して前記分岐予測処理部は前記マクロブロックレベルの動きベクトルのデコード処理で、前記動きベクトルの大きさをゼロに設定することを特徴とする請求項3に記載の動画像復号処理装置。
  5. 前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する値でないことを前記シンタックス解析部が判別した場合に、前記ピクチャーレベルに含まれる他のパラメータから、現時点のピクチャーが前記独立フレームであることを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記ピクチャーレベル情報に応答して前記分岐予測処理部は前記マクロブロックレベルの前記動きベクトルの前記デコード処理で、前記動きベクトルの前記大きさをゼロに設定することを特徴とする請求項4に記載の動画像復号処理装置。
  6. 前記第1可変長復号機能は、前記マクロブロックレベルに含まれるコーデッドブロックパターンのパラメータの値がゼロであるか否か判別可能とされ、
    前記コーデッドブロックパターンの前記パラメータの前記値がゼロでないことを前記第1可変長復号機能が判別した場合には、前記第1可変長復号機能は前記マクロブロックレベルの前記予測残差信号のデコード処理で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを実行するものであり、
    前記コーデッドブロックパターンの前記パラメータの前記値がゼロであることを前記第1可変長復号機能が判別した場合には、前記第1可変長復号機能は前記マクロブロックレベルの前記予測残差信号のデコード処理で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを実質的に省略するものであり、
    前記シンタックス解析部は、前記ピクチャーレベルに含まれる前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する前記値であるか否か判別可能とされ、
    前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する値であることを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記第1可変長復号機能による前記コーデッドブロックパターンの前記パラメータの前記値がゼロであるか否か判別の処理が省略されて、前記第1可変長復号機能は前記マクロブロックレベルの前記予測残差信号のデコード処理で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを直接実行することを特徴とする請求項5に記載の動画像復号処理装置。
  7. 前記シンタックス解析部は、前記スライスレベルに含まれる量子化器スケールのパラメータの値が所定値より大きいか否か判別可能とされ、
    前記量子化器スケールの前記パラメータが前記所定値より大きくないことを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記シンタックス解析部は前記マクロブロックレベルの前記予測残差信号のデコード処理で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを実行するものであり、
    前記量子化器スケールの前記パラメータが前記所定値より大きいことを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記シンタックス解析部は前記マクロブロックレベルの前記予測残差信号のデコード処理で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを実質的に省略するものであり、
    前記シンタックス解析部は、前記ピクチャーレベルに含まれる前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する前記値であるか否か判別可能とされ、
    前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する値であることを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記シンタックス解析部による前記量子化器スケールの前記パラメータが前記所定値より大きいか否か判別の処理が省略されて、前記シンタックス解析部は前記マクロブロックレベルの前記予測残差信号のデコード処理で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを直接実行することを特徴とする請求項5に記載の動画像復号処理装置。
  8. 前記シンタックス解析部は前記動画像符号化ビットストリームに含まれる前記スライスレベルの情報を解析することによって、更にスライスレベル情報を生成して、
    前記分岐予測処理部は更に前記スライスレベル情報に応答して、前記各動作を制御することを特徴とする請求項7に記載の動画像復号処理装置。
  9. 前記第1可変長復号機能と前記第2可変長復号機能は中央処理ユニットによるソフトウェア処理によって実現され、前記逆量子化機能と前記逆離散コサイン変換機能と前記動き補償機能とはハードウェアによって実現されたことを特徴とする請求項1に記載の動画像復号処理装置。
  10. 前記第1可変長復号機能と前記第2可変長復号機能と前記逆量子化機能と前記逆離散コサイン変換機能と前記動き補償機能の各機能は、中央処理ユニットによるソフトウェア処理によって実現されたことを特徴とする請求項1に記載の動画像復号処理装置。
  11. 第1可変長復号機能と、第2可変長復号機能と、逆量子化機能と、逆離散コサイン変換機能と、動き補償機能とを具備する動画像復号処理装置の動作方法であって、
    前記第1可変長復号機能によって、動画像符号化ビットストリームからピクチャーのマクロブロックを構成する複数のブロックの予測残差信号が復号可能とされ、
    前記第2可変長復号機能によって、前記動画像符号化ビットストリームから前記マクロブロックの動きベクトルが復号可能とされ、
    前記逆量子化機能と前記逆離散コサイン変換機能とによって前記予測残差信号の逆量子化の処理と逆離散コサイン変換の処理がそれぞれ実行され、前記動き補償機能によって前記動きベクトルの処理が処理され、復号ビデオ信号が生成可能とされ、
    前記動画像復号処理装置は、シンタックス解析・分岐予測部を更に具備して。
    前記シンタックス解析・分岐予測部は、シンタックス解析部と分岐予測処理部とを含み、
    前記動作方法は、
    前記シンタックス解析部によって前記動画像符号化ビットストリームに含まれるシーケンスレベルとグループオブピクチャレベルとピクチャーレベルとスライスレベルとの各情報を解析することによって、シーケンスレベル情報とピクチャーレベル情報とを生成するステップと、
    前記シーケンスレベル情報と前記ピクチャーレベル情報に応答する前記分岐予測処理部によって、前記第1可変長復号機能と前記第2可変長復号機能の各動作を制御するするステップとを含むことを特徴と動画像復号処理装置の動作方法。
  12. 前記動画像復号処理装置は、インターレース走査とプログレッシブ走査との両方の走査方式の前記動画像符号化ビットストリームに対応可能とされており、
    前記シンタックス解析部は、前記シーケンスレベルに含まれるプログレッシブシーケンスのパラメータが前記プログレッシブ走査に関係する値であるか否か判別可能とされ、
    前記プログレッシブシーケンスの前記パラメータが前記プログレッシブ走査に関係する値であることを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記シーケンスレベル情報に応答して前記分岐予測処理部は前記マクロブロックレベルのデコード処理のマクロブロック予測タイプをフィールドベースではなくフレームベースに設定することを特徴とする請求項11に記載の動画像復号処理装置の動作方法。
  13. 前記プログレッシブシーケンスの前記パラメータが前記プログレッシブ走査に関係する値であることを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記分岐予測処理部はフレームモーションタイプのパラメータを前記フレームベースに設定することを特徴とする請求項12に記載の動画像復号処理装置の動作方法。
  14. 前記シンタックス解析部は、前記ピクチャーレベルに含まれるピクチャーコーディングタイプのパラメータが独立フレームに関係する値であるか否か判別可能とされ、
    前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する値であることを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記ピクチャーレベル情報に応答して前記分岐予測処理部は前記マクロブロックレベルの動きベクトルのデコード処理で、前記動きベクトルの大きさをゼロに設定することを特徴とする請求項13に記載の動画像復号処理装置の動作方法。
  15. 前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する値でないことを前記シンタックス解析部が判別した場合に、前記ピクチャーレベルに含まれる他のパラメータから、現時点のピクチャーが前記独立フレームであることを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記ピクチャーレベル情報に応答して前記分岐予測処理部は前記マクロブロックレベルの前記動きベクトルの前記デコード処理で、前記動きベクトルの前記大きさをゼロに設定することを特徴とする請求項14に記載の動画像復号処理装置の動作方法。
  16. 前記第1可変長復号機能は、前記マクロブロックレベルに含まれるコーデッドブロックパターンのパラメータの値がゼロであるか否か判別可能とされ、
    前記コーデッドブロックパターンの前記パラメータの前記値がゼロでないことを前記第1可変長復号機能が判別した場合には、前記第1可変長復号機能は前記マクロブロックレベルの前記予測残差信号のデコード処理で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを実行するものであり、
    前記コーデッドブロックパターンの前記パラメータの前記値がゼロであることを前記第1可変長復号機能が判別した場合には、前記第1可変長復号機能は前記マクロブロックレベルの前記予測残差信号のデコード処理で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを実質的に省略するものであり、
    前記シンタックス解析部は、前記ピクチャーレベルに含まれる前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する前記値であるか否か判別可能とされ、
    前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する値であることを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記第1可変長復号機能による前記コーデッドブロックパターンの前記パラメータの前記値がゼロであるか否か判別の処理が省略されて、前記第1可変長復号機能は前記マクロブロックレベルの前記予測残差信号のデコード処理で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを直接実行することを特徴とする請求項15に記載の動画像復号処理装置の動作方法。
  17. 前記シンタックス解析部は、前記スライスレベルに含まれる量子化器スケールのパラメータの値が所定値より大きいか否か判別可能とされ、
    前記量子化器スケールの前記パラメータが前記所定値より大きくないことを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記シンタックス解析部は前記マクロブロックレベルの前記予測残差信号のデコード処理で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを実行するものであり、
    前記量子化器スケールの前記パラメータが前記所定値より大きいことを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記シンタックス解析部は前記マクロブロックレベルの前記予測残差信号のデコード処理で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを実質的に省略するものであり、
    前記シンタックス解析部は、前記ピクチャーレベルに含まれる前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する前記値であるか否か判別可能とされ、
    前記ピクチャーコーディングタイプの前記パラメータが前記独立フレームに関係する値であることを前記シンタックス解析部が判別した場合には、前記シンタックス解析部による前記量子化器スケールの前記パラメータが前記所定値より大きいか否か判別の処理が省略されて、前記シンタックス解析部は前記マクロブロックレベルの前記予測残差信号のデコード処理で前記逆量子化の前記処理と前記逆離散コサイン変換の前記処理とを直接実行することを特徴とする請求項15に記載の動画像復号処理装置の動作方法。
  18. 前記シンタックス解析部は前記動画像符号化ビットストリームに含まれる前記スライスレベルの情報を解析することによって、更にスライスレベル情報を生成して、
    前記分岐予測処理部は更に前記スライスレベル情報に応答して、前記各動作を制御することを特徴とする請求項17に記載の動画像復号処理装置の動作方法。
  19. 前記第1可変長復号機能と前記第2可変長復号機能は中央処理ユニットによるソフトウェア処理によって実現され、前記逆量子化機能と前記逆離散コサイン変換機能と前記動き補償機能とはハードウェアによって実現されたことを特徴とする請求項11に記載の動画像復号処理装置の動作方法。
  20. 前記第1可変長復号機能と前記第2可変長復号機能と前記逆量子化機能と前記逆離散コサイン変換機能と前記動き補償機能の各機能は、中央処理ユニットによるソフトウェア処理によって実現されたことを特徴とする請求項11に記載の動画像復号処理装置の動作方法。
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