JP2013138646A - 浄化装置及び浄化方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水耕栽培用の水を浄化する浄化装置は、植物(200)に与える水が貯留される貯留槽(61)内に設けられ、該貯留槽(61)内の水中で放電を行う放電部(62)と、貯留槽(61)内の水に超音波を照射する超音波発生部(94)とを備えている。放電部(62)は、水中で放電を生起する電極対(64,65、464,465、564,565、664,665)と、電源部(70)とを有し、放電によって水中に水酸ラジカルを生成するように構成されている。超音波発生部(94)は、水酸ラジカルから変換されて生成される水中の過酸化水素を水酸ラジカルに変換するように構成されている。
【選択図】図2
Description
〈全体構成〉
図1は、本発明の実施形態に係る水耕栽培システム(10)の構成を示す図である。この水耕栽培システム(10)は、いわゆる施設園芸(例えばビニールハウス)や、閉鎖環境で人工光を用いて植物を栽培する植物工場等で使用される。図1に示すように、水耕栽培システム(10)は、栽培床(101)、配管(51,52)、ポンプ(102)、水浄化ユニット(60)(浄化装置)、及び制御部(103)を備えている。この水耕栽培システム(10)では、栽培床(101)、ポンプ(102)、及び水浄化ユニット(60)は、配管(51,52)で互いに接続され、水が循環する。図1では、水の循環方向を矢印で示してある。なお、配管(51,52)は、樹脂配管、銅配管、鉄配管などで構成できる。
図2は、水浄化ユニット(60)の構成例を示す図である。水浄化ユニット(60)は、水中での放電によって水中に水酸ラジカルを経て過酸化水素を生成し、生成した過酸化水素を超音波により水酸ラジカルに変換することにより水の殺菌を行う。水浄化ユニット(60)は、水浄化タンク(61)(貯留槽)と放電部(62)と超音波発生部(94)とを有している。
水耕栽培システム(10)では、制御部(103)によって、ポンプ(102)がオン状態にされると、水が栽培床(101)に供給される。栽培床(101)では、それぞれの植物(200)が必要量の水を吸収する。植物(200)に吸収されなかった水は、栽培床(101)から配管(51)を通って流出し、水浄化ユニット(60)を通過する。水浄化ユニット(60)から出た水は、配管(52)を通過する。水浄化ユニット(60)から出た水は、不足した成分や水が補われ、再び栽培床(101)に流入する。水の成分調整や量の調整を行う装置は、図1では図示を省略してある。なお、水の循環は、連続的に行ってもよいし、適当な時間間隔をあけて行うようにしてもよい。
水耕栽培システム(10)において水を浄化(殺菌)するには、水浄化ユニット(60)で放電を行わせると共に超音波照射を行う。また、ポンプ(102)はオフにする。具体的には、制御部(103)が水浄化ユニット(60)をオンにし、ポンプ(102)をオフにする。この例では、ポンプ(102)をオフにすることによって、水浄化タンク(61)内に水を貯留し、貯留した水を除菌する。
以上のように、本実施形態によれば、水浄化ユニット(60)において発生した水酸ラジカルや過酸化水素によって水中の雑菌の殺菌ができる。この除菌は、水浄化タンク(61)内の放電で行うので、まとまった量の水を処理できる。また、水中(水中)で放電を行って水酸ラジカルを発生させるので、例えばオゾンを溶解させるものと比べ、水酸ラジカルを効率的に利用することができる。
実施形態1では、絶縁ケーシング(71)の蓋部(73)に1つの開口(74)が形成されている。しかしながら、例えば図11及び図12に示すように、絶縁ケーシング(71)の蓋部(73)に複数の開口(74)を形成してもよい。この変形例では、絶縁ケーシング(71)の蓋部(73)が、略正方形板状に形成され、この蓋部(73)に複数の開口(74)が等間隔を置きながら碁盤目状に配列されている。一方、第1電極(64)及び第2電極(65)は、全ての開口(74)に跨るような正方形板状に形成されている。
放電部(62)は以下のような構成としてもよい。図13に示すように、実施形態2の放電部(62)は、水浄化タンク(61)の外側から内部に向かって挿入されて固定される、いわゆるフランジユニット式に構成されている。また、実施形態2の放電部(62)は、第1電極(64)と第2電極(65)と絶縁ケーシング(71)とが一体的に組み立てられている。
変形例2においても、放電部(62)が運転されることにより過酸化水素が生成される。
変形例2では円板状の蓋部(73)の軸心に1つの開口(74)を形成する例を示したが、この蓋部(73)に複数の開口(74)を形成してもよい。図15に示す例では、蓋部(73)の軸心を中心とする仮想ピッチ円上に、5つの開口(74)が等間隔置きに配列されている。このように蓋部(73)に複数の開口(74)を形成することで、各開口(74)の近傍でそれぞれ放電を生起させることができる。
水浄化タンクに、図16に示すように、除塵フィルタ(104)及び吸着フィルタ(105)を追加してもよい。
図17は、実施形態2に係る水浄化ユニット(60B)を示す構成図である。図17では、実施形態1の水浄化ユニット(60)と同様の構成については図2と同じ符号を付している。また、図17では、制御部(103)等の記載は省略している。以下においては、主に実施形態1に係る水浄化ユニット(60)と異なる点について説明する。
図18は、本発明の実施形態3に係る水浄化ユニット(60C)を示す構成図である。図18では、実施形態1の水浄化ユニット(60)と同様の構成については図2と同じ符号を付している。また、図18では、制御部(103)等の図示は省略している。以下においては、主に実施形態1に係る水浄化ユニットと異なる点について説明する。
図19は、本発明の実施形態4に係る水浄化ユニット(60D)を示す構成図である。図19では、実施形態1の水浄化ユニット(60)と同様の構成については図2と同じ符号を付している。また、図19では、制御部(103)等の記載は省略している。以下においては、主に実施形態1に係る水浄化ユニット(60)と異なる点について説明する。
銅片を水浄化タンク(61)に浸漬することで、イオン供給部とする例を示した。しかし、イオン供給部としては、例えば鉄イオンを生成する鉄片を用いることもできる。鉄イオンも銅イオンと同様、過酸化水素の存在下でフェントン反応を促進させるため、水酸ラジカルの生成量を増大できる。但し、イオン供給部は設けなくてもよい。
51 配管
52 配管
60 水浄化ユニット
60B 水浄化ユニット
60C 水浄化ユニット
60D 水浄化ユニット
61 水浄化タンク
62 放電部
64 第1電極
64a 端部
65 第2電極
65a 電極本体
65b 鍔部
65c 内側筒部
65d 連接部
66 貫通孔
67 円柱空間
68 漏電防止材
70 電源部
71 絶縁ケーシング
72 ケース本体
72a 側壁部
72b 底部
73 蓋部
74 開口
76 基部
76a 挿入口
77 筒状壁部
78 環状凸部
79 先端筒部
94 超音波発生部
95 圧電セラミックス板
96 金属板
97 ケース
97a 金属ケース
101 栽培床
102 ポンプ
103 制御部
104 除塵フィルタ
105 吸着フィルタ
200 植物
307 センサ
308 超音波波形発生部
309 増幅器
464 電極
465 電極
471a 絶縁ケーシング
471b 絶縁ケーシング
473a 蓋部
473b 蓋部
474a 開口
474b 開口
480a ケース本体
480b ケース本体
518 エアポンプ
519 ノズル
520 気泡発生部
564 第1電極
565 第2電極
654 導電部
655 絶縁部
656 導電部
657 絶縁部
664 電極
665 電極
Claims (7)
- 水耕栽培用の水を浄化する浄化装置であって、
植物(200)に与える水が貯留される貯留槽(61)内に設けられ、該貯留槽(61)内の水中で放電を行う放電部(62)と、前記貯留槽(61)内の水に超音波を照射する超音波発生部(94)とを備え、
前記放電部(62)は、水中で前記放電を生起する電極対(64,65、464,465、564,565、664,665)と、前記電極対(64,65、464,465、564,565、664,665)に電圧を印加する電源部(70)とを有し、前記放電によって水中に水酸ラジカルを生成するように構成されており、
前記超音波発生部(94)は、生成した水酸ラジカルが変化して生成する水中の過酸化水素を水酸ラジカルに変換するように構成されていることを特徴とする浄化装置。 - 前記放電部(62)及び超音波発生部(94)の運転及び停止を制御する制御部(103)をさらに備え、
前記制御部(103)は、前記貯留槽(61)内の水に含まれる過酸化水素の濃度が所定の範囲内となるように、前記放電部(62)及び超音波発生部(94)の運転及び停止を制御することを特徴とする請求項1に記載の浄化装置。 - 前記制御部(103)は、前記貯留槽(61)内の水に含まれる過酸化水素の濃度が、
予め設定した下限値に達するまでは、前記放電部(62)を運転状態とし、前記超音波発生部(94)を停止状態とし、
前記下限値に達した後、予め設定した上限値に達するまでは、前記放電部(62)及び前記超音波発生部(94)を運転状態とし、
前記上限値に達した後、前記下限値に達するまでは、前記放電部(62)を停止状態とし、前記超音波発生部(94)を運転状態とすることを特徴とする請求項2に記載の浄化装置。 - 前記貯留槽(61)内の水に含まれる過酸化水素の濃度を測定するセンサをさらに備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の浄化装置。
- 前記電極対(564,565)は、互いに対向するよう配置された板状の電極により構成され、
前記電源部(70)は、前記電極対(564,565)にパルス電圧を印加するパルス電源であり、
前記放電部(62)は、前記電極対(564,565)の間において水中に気泡を発生させる気泡発生部(520)を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の浄化装置。 - 前記貯留槽(61)には、水が流入する配管(51)と、水が流出する配管(52)がそれぞれ接続され、
前記貯留槽(61)内には、水の除塵を行うフィルタ(104)及び水中の化学物質を吸着するフィルタ(105)の少なくとも一方が設けられ、
前記放電部(62)は、前記フィルタ(104,105)よりも上流側に配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の浄化装置。 - 水耕栽培用の水の浄化方法であって、
植物(200)に与える水を貯留槽(61)に貯留するステップと、
前記貯留槽(61)内の水中で放電を行い水中に水酸ラジカルを発生させ、生成した水酸ラジカルが変化して生成した過酸化水素を含む水に超音波を照射して水中の過酸化水素を水酸ラジカルに変換することにより浄化を行う浄化ステップとを備えていることを特徴とする浄化方法。
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JP2011290249A JP2013138646A (ja) | 2011-12-29 | 2011-12-29 | 浄化装置及び浄化方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019098251A (ja) * | 2017-12-01 | 2019-06-24 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 液体処理装置 |
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-
2011
- 2011-12-29 JP JP2011290249A patent/JP2013138646A/ja active Pending
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