JP2013137972A - 押しボタン構造、電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】押圧部材を押圧した際のガタツキの発生を抑えるとともに、金型と成形品との離型性を向上させる押しボタン構造、および、前記押しボタン構造を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】押しボタン構造1は、ガイドリブ19が設けられた押圧部材15と、前記ガイドリブ19を誘導するガイド溝部18と、を有する押しボタン構造1において、前記ガイド溝部18は、前記押圧部材15の往復動方向Yに沿って延びる基底縁端部分35aから該基底縁端部分35aに対して前記押圧部材15の往復動方向Yに交差する方向に離れて位置する開口縁端部分35bに向かって互いに徐々に離間されているともに、前記ガイド溝部18の上端部分35cから該ガイド溝部18の下端部分35dに向かって互いに徐々に離間されている一対の捻れ面37を有し、前記ガイドリブ19は、前記一対の捻れ面37に沿った形状である一対の側面部47を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば、ガイドリブが設けられ且つ該ガイドリブと共に往復動される押圧部材と、前記ガイドリブに嵌合し該ガイドリブの往復動を誘導するガイド溝部と、を有する押しボタン構造と、前記押しボタン構造を備えた電子機器に関する。
従来から、Compact Disc(以下、「CD」という。)プレーヤ、Mini Disk(以下、「MD」という。)プレーヤやAM/FMチューナなどを備えた電子機器としてのオーディオ機器は、箱状に形成され且つ前述した各プレーヤやチューナを収容する機器本体と、この機器本体のフロントパネルに設けられた操作部と、を備えている。
操作部は、前述したプレーヤやチューナを動作させるため、また、動作状況を確認するために用いられる。操作部は、操作手段として、例えば、特許文献1または特許文献2などに示される押しボタン構造を複数備えている。
このような押しボタン構造101は、図1に示すように、ハウジング103の内周面に設けられたガイド溝109によって、押圧部材105の外周面に設けられたガイドリブ107を誘導するようにしている。
なお、押圧部材105の長手方向と短手方向との双方に対して直交する矢印Yを奥行き方向と呼び、押圧部材105の長手方向と平行な矢印Xを幅方向と呼び、押圧部材105の短手方向と平行な矢印Zを厚み方向と呼ぶ。
ハウジング103や押圧部材105は、合成樹脂等の材料を用いて金型等によって成形されているので、図2に示すように、ガイド溝109の一対の対向面109aを、上端部分から下端部分に向かって、互いの距離が順次遠ざかる傾斜面とすることによって、成形品の型抜きのしやすさを向上させている。
これにより、図3(A)に示すように、上型122と下型123との間でガイド溝109を成形した場合には、図3(B)に示すように、上型122と下型123とをそれぞれ矢印a方向と矢印b方向とに相対的に移動させて型抜きしたときに、一対の対向面109aと下型123との間に間隙Lが形成されるので、型抜きが円滑に行われる。
特開2001−135186号公報 特開2004−134274号公報
しかしながら、特許文献1または特許文献2などに示された従来の押しボタン構造は、図4(A)に示すように、押圧部材105が操作者によって押圧されていない初期状態では、一対の対向面109aとガイドリブ107との間隙L1が形成されており、図4(B)に示すように、前記初期状態から押圧部材105が操作者によって押圧された押圧状態になると、前記間隙L1よりも大きい間隙L2が形成され、この間隙L2の形成によって、押圧部材105を押圧した際にガタツキが発生していた。
このようなガタツキの対策として、従来、図2中に仮想線で示すように、一対の対向面109aを互いに平行する平行面とするとともに、ガイドリブ107を一対の対向面109aの平行面に対応する矩形状とすることで、押圧部材105の押圧の前後において対向面109aとガイドリブ107との間隙が一定となるようにして、押圧部材105を押圧した際のガタツキの発生を抑えることが行われるが、型抜きの際に、一対の対向面109aと下型123とが互いに擦り合わされるので、金型と成形品との離型性が良くない。
そこで、本発明は、例えば、押圧部材を押圧した際のガタツキの発生を抑えるとともに、金型と成形品との離型性を向上させる押しボタン構造、および、前記押しボタン構造を備えた電子機器を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明の押しボタン構造は、ガイドリブが設けられ且つ該ガイドリブと共に往復動される押圧部材と、前記ガイドリブに嵌合し該ガイドリブの往復動を誘導するガイド溝部と、を有する押しボタン構造において、前記ガイド溝部は、前記押圧部材の往復動方向に沿って延びる基底縁端部分から該基底縁端部分に対して前記押圧部材の往復動方向に交差する方向に離れて位置する開口縁端部分に向かって互いに徐々に離間されているともに、前記ガイド溝部の上端部分から該ガイド溝部の下端部分に向かって互いに徐々に離間されている一対の捻れ面を有し、前記ガイドリブは、前記一対の捻れ面に沿った形状である一対の側面部を有する、ことを特徴としている。
従来の押しボタン構造の概略構成を示す平面図である。 従来の押しボタン構造におけるガイド溝部を示す斜視図である。 従来のガイド溝部を金型で成形する際の状態を説明するための説明図である。(A)は成形時の状態を示す図、(B)は離型時の状態を示す図である。 従来のガイド溝部にガイドリブが誘導される状態を説明するための説明図である。(A)は初期状態を示す図、(B)は押圧状態を示す図である。 本発明の一実施例にかかるカーオーディオ装置の外観を示す斜視図である。 図5中のII−II矢視断面図である。 図5に示すカーオーディオ装置が備える本発明の一実施例にかかる押しボタン構造を説明するための平面図である。 図7に示す押しボタン構造におけるガイド溝部の構成を説明するための説明図である。(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は底面図である。 図8に示すガイド溝部と該ガイド溝部に誘導されるガイドリブとを示す斜視図である。(A)はガイド溝部の斜視図、(B)はガイドリブの斜視図である。 ガイド溝部を金型で成形する際の状態を説明するための説明図である。(A)は成形時の状態を示す図、(B)は離型時の状態を示す図である。 ガイド溝部にガイドリブが誘導される状態を説明するための説明図である。(A)は初期状態を示す図、(B)は押圧状態を示す図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる押しボタン構造について説明する。本発明の一実施形態にかかる押しボタン構造は、ガイドリブが設けられ且つ該ガイドリブと共に往復動される押圧部材と、前記ガイドリブに嵌合し該ガイドリブの往復動を誘導するガイド溝部と、を有する押しボタン構造において、前記ガイド溝部は、前記押圧部材の往復動方向に沿って延びる基底縁端部分から該基底縁端部分に対して前記押圧部材の往復動方向に交差する方向に離れて位置する開口縁端部分に向かって互いに徐々に離間されているともに、前記ガイド溝部の上端部分から該ガイド溝部の下端部分に向かって互いに徐々に離間されている一対の捻れ面を有し、前記ガイドリブは、前記一対の捻れ面に沿った形状である一対の側面部を有するので、ガイド溝部の基底縁端部分とガイドリブの一対の側面部の先端部分とが互いに前記押圧部材の往復動方向に沿って延在するようになり、押圧部材を押圧する前後で、前記基底縁端部分と前記先端部分との間隙が一定となり、その結果、押圧部材を押圧した際のガタツキの発生を抑制することができるとともに、一対の捻れ面をガイド溝部に設けたことによって、金型と成形品との離型性を向上させることができる。このため、押圧部材を押圧して操作する際の操作性と、押しボタン構造を金型で成形して生産する生産性とを向上させることができる。したがって、信頼性の高い押しボタン構造を、安価に提供することができる。
また、ガイドリブの一対の側面部が、前記ガイドリブの先端部分から該ガイドリブの基端部分に向かって互いに徐々に離間されているとともに、前記ガイドリブの上端部分から該ガイドリブの下端部分に向かって互いに徐々に離間されている一対の第2捻れ面に形成され、かつ、前記一対の捻れ面および前記一対の第2捻れ面が、互いに相対して形成されているので、一対の第2捻れ面が前記一対の捻れ面に沿った形状となり、前記一対の第2捻れ面と前記一対の捻れ面とが適合して、ガイドリブを誘導する際の安定性が向上し、押圧部材を押圧して操作する際の安定性を向上させることができ、また、前記一対の第2捻れ面によってガイドリブの基底縁端部分の肉厚が厚くなって機械的強度が向上し、その結果、押圧部材を押圧して操作する際の安定性をさらに向上させることができる。このため、押圧部材を押圧して操作する際の操作性をさらに向上させることができる。したがって、さらに信頼性の高い押しボタン構造を提供することができる。
また、電子機器に上述した押しボタン構造を備えてもよい。このようにすることにより、電子機器の押しボタンにおいて、操作性および信頼性を向上させることができる。
本発明の一実施例にかかる電子機器としてのカーオーディオ装置2について図5ないし図11を参照して説明する。カーオーディオ装置2は、例えば、移動体としての自動車のインストルメントパネルなどに装着される。
なお、以下、後述するCDやMDの表面と平行でかつこれらのCDやMDの出し入れする方向と平行な矢印Yを奥行き方向と呼び、CDやMDの表面と平行でかつ前記奥行き方向Yに対し直交する矢印Xを幅方向と呼び、前記奥行き方向Yと幅方向Xとの双方に対し直交する矢印Zを厚み方向と呼ぶ。
カーオーディオ装置2は、図5に示すように、機器本体3と、再生装置としてのCDプレーヤ4と、再生装置としてのMDプレーヤ5と、ラジオ放送を受信するAM/FMチューナ6と、表示部7と、操作部8と、を備えている。
機器本体3は、合成樹脂で構成されたフロントパネル3aと、板金で構成された筐体と、を備え、箱状に形成されている。機器本体3は、筐体の図5中手前側にフロントパネル3aが取り付けられた状態で、前述したインストルメントパネルに取り付けられ、フロントパネル3aが外部に露出し、かつ、乗員(操作者ともいう。)に相対する。フロントパネル3aには、CD用挿入口9と、MD用挿入口10と、ボタン用孔(図6に示す)11と、が開口されている。
CD用挿入口9は、内側にCDを通して、該CDを機器本体3即ちCDプレーヤ4に出し入れする。MD用挿入口10は、内側にMDを通して、該MDを機器本体3即ちMDプレーヤ5に出し入れする。ボタン用孔11は、前記フロントパネル3aを貫通している。
ボタン用孔11およびフロントパネル3aは、後述する押圧部材15を収容するとともに、フロントパネル3a表面に対して直交する奥行き方向Yに沿って、前記押圧部材15を移動自在(変位自在)に支持している。
ボタン用孔11は、フロントパネル3aを貫通して形成されている。ボタン用孔11は、その平面形状が、操作部8の押しボタン構造1の押圧部材(図6に示す)15の外形に沿って矩形状に形成され、かつ、押圧部材15を往復動可能に収容している。
なお、CD用挿入口9、MD用挿入口10およびボタン用孔11は、その長手方向が、幅方向Xと平行に配置されている。
CDプレーヤ4は、機器本体3に挿入されたCDの情報を読み出して、音声として出力する。MDプレーヤ5は、機器本体3に挿入されたMDの情報を読み出して、音声として出力する。AM/FMチューナ6は、ラジオ放送を受信して、音声として出力する。これらのプレーヤ4,5およびチューナ6は、操作部8に設けられた後述する押しボタン構造1などを操作者が押圧することによって動作する。
表示部7は、フロントパネル3aに取り付けられた蛍光表示管や液晶ディスプレイなどから構成され、情報を表示するための表示パネル12を備えている。表示部7は、表示パネル12に再生中のCDやMDのプログラムやチューナ6が受信中の放送局名などの情報を表示する。
操作部8は、一つの複合スイッチ13と、複数の押圧ボタンとしての押しボタン構造1と、を備えている。複合スイッチ13は、フロントパネル3aに対して直交する方向に沿って移動自在に設けられ、かつ、フロントパネル3aに対して直交する軸心回りに回転自在に支持された操作ノブ14などを備えている。操作ノブ14は、フロントパネル3aから突出する方向に付勢されているとともに、前記フロントパネル3aなどに係止して該フロントパネル3aから脱落することが規制されている。
複合スイッチ13は、操作ノブ14が押圧されることで、カーオーディオ装置2全体の電源をオン・オフし、操作ノブ14が軸心回りに回転されることで、再生中のプログラムまたは受信中のラジオ放送の音量を調整するために用いられる。
本発明の一実施例にかかる押しボタン構造1は、図示例では、4個設けられ、MD用挿入口10の下方に幅方向Xに沿って、等間隔で直線上に配置されている。
押しボタン構造1は、図6および図7に示すように、フロントパネル3aのボタン用孔11に収容されており、操作者などによって押圧操作されて奥行き方向、すなわち矢印Yの方向に往復動される押圧部材15と、印刷配線板24上に設けられ且つ前記押圧部材15をスライド可能に収容するハウジング17と、を備えている。
印刷配線板24は、フロントパネル3aと間隔をあけて平行となる位置に設けられており、押圧部材15などが押されたか否かなどを検出する回路を備えた基板である。印刷配線板24は、絶縁性の基板28と、この基板28の表面に形成された導電性の導体パターンと、押圧部材15を裏から照明するための光源としてのLED(発光ダイオード)26と、印刷配線板24上に重ねられた図示しないゴム板等と、を備えている。前述した印刷配線板24上の接点は、導体パターンの一部である。
ゴム板は、絶縁性と弾性との双方を有するシリコンゴムなどの合成樹脂で構成されている。ゴム板は、印刷配線板24の基板28の導体パターンが設けられた側の表面に重ねられている。ゴム板には、一対のボタン本体16が一体成形されている。
一対のボタン本体16は、機器本体3内に設けられ、かつ、ボタン用孔11内に収容された押圧部材15の下端側に形成された図示しない支点部に重なる位置に設けられている。一対のボタン本体16は、それぞれ、印刷配線板24上の接点と、ゴム板の接点と、を備えている。一対のボタン本体16は、弾性変形部としての筒部32と、被押圧部材としての導電部33と、を備えている。
導電部33は、厚手の円板状に形成され、かつ、押圧部材15の支点部に重なる位置に配置されている。導電部33の裏面には、導電性材料が印刷もしくはインサート成形された導電部としての接点が形成されている。導電部33は、主に筒部32が弾性変形していない中立状態において、印刷配線板24上の接点とゴム板の接点との間隔をあけている。また、導電部33は、押圧部材15によって一対のボタン本体16の筒部32が主に弾性変形した押圧状態において、印刷配線板24上の接点とゴム板の接点とを導通させ、印刷配線板24の回路に信号が流れて押圧部材15に対応したカーオーディオ装置2の機能を動作させる。
なお、ゴム板等に形成した導電部33と筒部32とからなる一対のボタン本体16に代えて、回路を開閉することのできるものであれば、公知のスイッチ機構を採用することができ、そのスイッチ機構によっては、コイルスプリング等の付勢手段で押圧部材15を付勢してもよい。
押圧部材15は、細長い箱状に形成され、フロントパネル3aの前面から突出するキートップ部15aと、前記キートップ部15aに連なる本体部15bと、本体部15bの側面から突出して形成され且つハウジング17のガイド溝部18内でスライドして前記押圧部材15の変位を誘導するガイドリブ19と、を備えている。また、押圧部材15は、内部が空洞に形成されており、本体部15bの下端側でボタン本体16を押圧するようにしている。
キートップ部15aは、ボタン用孔11よりも小さく形成されているので、該ボタン用孔11(フロントパネル3a)から外部に突出することができる。キートップ部15aは、操作者が押圧操作しやすいように平坦状に形成されているとともに、押しボタン構造1の機能などを示す記号部15cが形成されており、キートップ部15aの周縁部に沿って周壁20が設けられている。
記号部15cは、透光性の合成樹脂によってキートップ部15aと一体的に形成されており、後述する印刷配線板24上に設けられたLED26の光を透過(通過)させて、記号部15cを光輝させるようになっている。
本体部15bは、周壁21がボタン用孔11よりも大きく形成されており、本体部15bがフロントパネル3aと接触することで、押圧部材15の移動が制限されている。本体部15bには、前記周壁21から突出された複数個(図示例では、4個)のガイドリブ19が設けられている。
ガイドリブ19は、図7および図9(B)に示すように、本体部15bの幅方向Xに対応する両側面と、本体部15bの厚み方向Zに対応する両側面とのそれぞれに設けられている。ガイドリブ19は、本体部15bの側面から突出しているとともに、押圧部材15の往復動方向に沿って延在して形成されている。ガイドリブ19は、先端側から基端側に向かって徐々に厚肉になるように形成されている。
ガイドリブ19の基端面43(ガイドリブ19の基端部分の断面形状)は、図9(B)に示すように、上側(図面の紙面上でいう上側)が短辺かつ下側(図面の紙面上でいう下側)が長辺となる等脚台形状に形成されている。ガイドリブ19の先端面44は、前記基端面43の等脚台形状の高さに相当する長辺を有しかつ該基端面43の等脚台形状の短辺よりも短い短辺を有する長方形状に形成されている。ガイドリブ19の上面45は、前記先端面44の長方形状の短辺を短辺とし且つ前記基端面43の等脚台形状の短辺を長辺とする等脚台形状に形成されている。ガイドリブ19の下面46は、前記先端面44の長方形状の短辺を短辺とし且つ前記基端面43の等脚台形状の長辺を長辺とする等脚台形状に形成されている。
ガイドリブ19の一対の側面部47は、前記先端面44の長辺と前記上面45の斜辺と前記基端面43の斜辺と前記下面46の斜辺とに囲まれた四角形状に形成されているとともに、前記各長辺および斜辺に連続して捻れる連続面としての一対の第2捻れ面39に形成されている。一対の第2捻れ面39は、後述するガイド溝部18の一対の捻れ面(図9(A)に示す)37に相対して形成されている。
すなわち、一対の第2捻れ面39は、ガイドリブ19の先端部分19bから該ガイドリブ19の基端部分19aに向かって互いに徐々に離間されているとともに、前記ガイドリブ19の上端部分19cから該ガイドリブ19の下端部分19dに向かって互いに徐々に離間されて形成されている。
ハウジング17は、図6および図7に示すように、前記押圧部材15を収容するための長方形状の四方を囲む枠形状に形成され、その内周面に、押圧部材15が機器本体に対して移動する際に前記ガイドリブ19をスライドさせて誘導するガイド溝部18が設けられている。なお、ハウジング17を印刷配線板24上に設けずに、ガイド溝部18をフロントパネル3a等に設けるようにすることもできる。
ガイド溝部18は、図8(A)、図8(C)および図9(A)に示すように、前記ハウジング17から押圧部材15に向かって延長された一対の延長壁35によって、押圧部材15に形成されたガイドリブ19を嵌合して誘導する溝状に形成されており、押圧部材15の移動方向、即ち、奥行き方向Yに沿って延在されている。ガイド溝部18は、図8(B)および図9(A)に示すように、基底面41と、一対の捻れ面37と、を備えている。
また、ガイド溝部18は、図9(A)に示すように、一対の延長壁35の基底部分に形成された基底縁端部分35aを有するとともに、一対の延長壁35先端部分に形成された開口縁端部分35bを有している。
基底縁端部分35aは、一対の延長壁35の内側の基底部分に沿って形成されているとともに、押圧部材15の往復動方向に沿って延び、ガイドリブ19とガイド溝部18とが嵌合したときに、前記ガイドリブ19の先端面44に相対するように形成されている。
開口縁端部分35bは、前記基底縁端部分35aに対して前記押圧部材15の往復動方向(図9中に示す矢印Yの方向)に交差する方向(図9中に示す矢印Zの方向)に離れた位置に設けられている。すなわち、開口縁端部分35bは、一対の延長壁35の内側の先端部分に沿って形成されているとともに、押圧部材15の往復動方向に沿って延び、ガイドリブ19とガイド溝部18とが嵌合したときに、前記ガイドリブ19の上面45から基底面46に向かう方向に向かって徐々に間隔が広がるように形成されている。
延長壁35は、図9(A)に示すように、基端側から先端側に向かって徐々に薄肉となるように形成されており、延長壁35の先端面38が、直角台形状に形成されている。
基底面41は、前記延長壁35との連結部分である基底縁端部分35aを長辺とする長方形状に形成されている。
一対の捻れ面37は、前記基底縁端部分35aと前記延長壁35の上端部分35cと前記延長壁35の先端面38の斜辺と前記延長壁35の下端部分35dとに囲まれた四角形状に形成されている。一対の捻れ面37は、前記基底縁端部分35a、前記上端部分35c、前記先端面38の斜辺、および、前記下端部分35dに連続して徐々に捻れる連続面に形成されている。一対の捻れ面37は、ガイドリブ19の一対の第2捻れ面39に相対して形成されている。
すなわち、一対の捻れ面37は、互いに押圧部材15が機器本体3に対して往復動する往復動方向に沿った基底縁端部分35aから開口縁端部分35bに向かって互いに徐々に離間されているとともに、前記ガイド溝部18の上端部分35cから該ガイド溝部18の下端部分35dに向かって互いに徐々に離間されて形成されている。
次に、上述の如く構成された本発明の一実施例にかかる押しボタン構造1の成形について図10(A)および図10(B)を参照して説明する。
図10(A)に示すように、例えば、上型52と下型53とによって形成されるキャビティ内に溶融樹脂を射出して、本発明の一実施例にかかる押しボタン構造1を成形する。
このとき、例えば、上型52には、ガイド溝部18の外形に沿ったキャビティが形成され、下型53には、ガイド溝部18の一対の捻れ面37に沿った形状が転写された突起部53aが形成されており、上型52によってガイド溝部18の外周面が形成されるとともに、下型53によってガイド溝部18の一対の捻れ面37が形成される。
続いて、図10(B)に示すように、上型52と下型53とをそれぞれ矢印a方向と矢印b方向とに相対的に移動させて型開きし、本発明の一実施例にかかる押しボタン構造1を両金型52,53から型抜きする。
このとき、下型53の突起部53aとガイド溝部18の一対の捻れ面37との間に間隙Lが形成されるので、前記突起部53aと前記一対の捻れ面37とが擦れ合うことなく、円滑に型抜きされる。したがって、押しボタン構造1の離型性が向上し、この押しボタン構造1の生産性を向上させることができる。
次に、上述の如く構成された本発明の一実施例にかかる押しボタン構造1の基本的動作について図11(A)および図11(B)を参照して説明する。
図11(A)に示すように、押圧部材15が押圧されていない、すなわち操作者などによって押圧操作されていない初期状態においては、一対のボタン本体16の弾性回復力によって押圧部材15がフロントパネル3aに向かって付勢され、ガイドリブ19の上側(図面の紙面上でいう上側)とガイド溝部18の上側(図面の紙面上でいう上側)とがほぼ揃った状態になっている。
このとき、ガイドリブ19の一対の第2捻れ面39と、ガイド溝部18の一対の捻れ面37との間には、間隙L1が形成され、ガイドリブ19の先端面44の先端部分19bと、ガイド溝部18の基底面41の基底縁端部分35aとの間には、摺動間隙D1が形成される。
続いて、図11(B)に示すように、押圧部材15が押圧されている、すなわち操作者などによって押圧操作されている押圧状態においては、一対のボタン本体16の筒部32が弾性変形し、導電部33の接点と印刷配線板24の接点とが接触して、印刷配線板24の回路に信号が流れて押圧部材15に割り当てられたカーオーディオ装置2の機能が動作する。
このとき、ガイドリブ19の一対の第2捻れ面39と、ガイド溝部18の一対の捻れ面37との間には、間隙L2が形成され、ガイドリブ19の先端面44の先端部分19bと、ガイド溝部18の基底面41の基底縁端部分35aとの間には、摺動間隙D2が形成される。
このとき、初期状態の間隙L1よりも、押圧状態の間隙L2の方が大きくなるが、初期状態の摺動間隙D1と押圧状態の摺動間隙D2とが同一の間隔となるので、押圧状態においてガイドリブ19のガタツキが大きくなることが防止され、その結果、押圧状態における押圧部材15のガタツキが抑えられる。
また、ガイドリブ19の一対の第2捻れ面39と、ガイド溝部18の一対の捻れ面37とが相対して形成されているので、押圧状態の間隙L2が初期状態の間隙L1よりも広がるのを緩やかにするとともに、ガイドリブ19が基端部分19aに向かって肉厚に形成されているので、ガイドリブ19の機械的強度が向上し、その結果、押しボタン構造1の操作性と信頼性とが向上する。
本実施例によれば、押圧部材15の往復動方向に沿って延びる基底縁端部分35aが形成された一対の捻れ面37をガイド溝部18に設けるとともに、前記基底縁端部分35aに沿った先端部分19bをガイドリブ19に設けることによって、金型と押しボタン構造1との離型性を向上させることができ、押圧部材15を押圧した際のガタツキの発生を抑えることができる。
また、一対の捻れ面37に沿った形状である一対の第2捻れ面39をガイドリブ19の一対の側面部47に設けることによって、ガイド溝部18に誘導されるガイドリブ19の安定性が向上するとともに、ガイドリブ19の基端側が厚肉に形成されて機械的強度が向上するので、信頼性の高い押しボタン構造1を提供できる。
なお、上述した実施例において、一対の捻れ面37の上端部分35cを互いに平行に形成し、かつ、ガイドリブ19の上端部分19cを互いに平行に形成するようにしても、金型と押しボタン構造1との離型性を従来よりも向上させることができるとともに、押圧部材15の押圧状態でのガタツキを従来よりも抑えることができる。
また、上述した実施例では、押圧部材15を矩形状の箱形としているが、これに限定されるものではなく、例えば、円形状であったり、四隅を円弧状にした長円形状や楕円形状、多角形状などであったり、押しボタンとして機能する形状であればよい。
前述した実施例によれば、以下の押しボタン構造1が得られる。
(付記)ガイドリブ19が設けられ且つ該ガイドリブ19と共に往復動される押圧部材15と、前記ガイドリブ19に嵌合し該ガイドリブ19の往復動を誘導するガイド溝部18と、を有する押しボタン構造1において、
前記ガイド溝部18は、前記押圧部材15の往復動方向Yに沿って延びる基底縁端部分35aから該基底縁端部分35aに対して前記押圧部材15の往復動方向Yに交差する方向に離れて位置する開口縁端部分35bに向かって互いに徐々に離間されているともに、前記ガイド溝部18の上端部分35cから該ガイド溝部18の下端部分35dに向かって互いに徐々に離間されている一対の捻れ面37を有し、
前記ガイドリブ19は、前記一対の捻れ面37に沿った形状である一対の側面部47を有する、
ことを特徴とする押しボタン構造1。
この押しボタン構造1によれば、金型と押しボタン構造1との離型性を向上させることができ、かつ、押圧部材15を押圧した際のガタツキの発生を抑えることができる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 押しボタン構造
2 カーオーディオ装置(電子機器)
3 機器本体
15 押圧部材
18 ガイド溝部
19 ガイドリブ
19a 基端部分
19b 先端部分
19c 上端部分
19d 下端部分
24 印刷配線板
35a 基底部分
35b 開口縁端部分
35c 上端部分
35d 下端部分
37 一対の捻れ面
39 一対の第2捻れ面
47 一対の側面部
Y 往復動方向

Claims (3)

  1. ガイドリブが設けられ且つ該ガイドリブと共に往復動される押圧部材と、前記ガイドリブに嵌合し該ガイドリブの往復動を誘導するガイド溝部と、を有する押しボタン構造において、
    前記ガイド溝部は、前記押圧部材の往復動方向に沿って延びる基底縁端部分から該基底縁端部分に対して前記押圧部材の往復動方向に交差する方向に離れて位置する開口縁端部分に向かって互いに徐々に離間されているともに、前記ガイド溝部の上端部分から該ガイド溝部の下端部分に向かって互いに徐々に離間されている一対の捻れ面を有し、
    前記ガイドリブは、前記一対の捻れ面に沿った形状である一対の側面部を有する、
    ことを特徴とする押しボタン構造。
  2. 前記一対の側面部が、前記ガイドリブの先端部分から該ガイドリブの基端部分に向かって互いに徐々に離間されているとともに、前記ガイドリブの上端部分から該ガイドリブの下端部分に向かって互いに徐々に離間されている一対の第2捻れ面に形成され、
    前記捻れ面および前記第2捻れ面が、互いに相対して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の押しボタン構造。
  3. 機器本体と、前記機器本体に収容された印刷配線板と、前記機器本体に変位自在に設けられた押圧部材を有し、該押圧部材が前記機器本体に対して移動されることで、前記印刷配線板の接点と電気的に接続可能な押しボタン構造と、を備えた電子機器において、
    前記押しボタン構造として、請求項1または請求項2に記載の押しボタン構造を備えていることを特徴とする電子機器。
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