JP2013136951A - 燃料フィルタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料フィルタ1によれば、第1エレメント2は、大物異物6をケーク7として堆積させるとともに、堆積したケーク7を重力に基づいて沈降領域25に沈降させる。また、第2エレメント3は、第1エレメント2を通過した微小異物8を捕捉する。これにより、第1エレメント2に堆積したケーク7は、自重等によって容易に第1エレメント2から剥離して沈降する。このため、第1エレメント2は、大物異物6を簡便に除去することができ、さらに、大物異物6に対する除去能力の経時的低下を抑制することができるので、第2エレメント3の異物除去負荷の経時的な上昇を抑制することができる。以上により、燃料フィルタ1の早期目詰まりを発生させずに寿命を延長することができる。
【選択図】図1
Description
そして、燃料フィルタでは、交換頻度の低減等を目的として寿命延長を図るべく、様々な対策が考えられている。例えば、特許文献1には、燃料フィルタ内の燃料の流れに関して上流側ほど、濾過エレメントへの流入抵抗が大きくなるように濾過エレメントの燃料流入面を抵抗部材で覆う構造が開示されている。
請求項1の手段によれば、燃料フィルタは、燃料タンクから内燃機関に向かう燃料に含まれる異物の一部をケークとして堆積させるとともに、堆積したケークを重力に基づいて所定の沈降領域に沈降させる第1エレメントと、第1エレメントを通過した異物を捕捉する第2エレメントとを備える。
これにより、第1エレメントに堆積した異物は、車両走行等に伴う振動によって容易に第1エレメントから剥離して沈降する。このため、第1エレメントは、ケーク濾過により除去することができる大物異物を簡便に除去することができ、さらに、大物異物に対する除去能力の経時的低下を抑制することができる。
以上により、異物の多い燃料を使用する状況でも、燃料フィルタの早期目詰まりを発生させずに寿命を延長することができる。
請求項2の手段によれば、第1エレメントは、綾織りまたは平織りの網目構造を有する。
これにより、例えば、綾織りまたは平織りの網目構造を有する繊維を、第1エレメントとして採用することができるので、第1エレメントを安価に構成することができる。
請求項3の手段によれば、第1エレメントはパンチングメタルである。
これにより、第1エレメントを安価に構成することができる。
請求項4の手段によれば、沈降領域には繊維が配置されている。
これにより、一旦、沈降領域に沈降した異物のケークを繊維によりトラップすることができるので、一旦、沈降した異物の再流動を抑制することができる。
請求項5の手段によれば、沈降領域では燃料の流れが淀んでいる。
これにより、一旦、沈降領域に沈降した異物の再流動を抑制することができる。
また、第1エレメントは、綾織りまたは平織りの網目構造を有する。
実施形態2の燃料フィルタによれば、沈降領域には繊維が配置されている。
実施形態3の燃料フィルタによれば、沈降領域では燃料の流れが淀んでいる。
実施例1の燃料フィルタ1の構成を、図1を用いて説明する。
燃料フィルタ1は、例えば、内燃機関(図示せず。)を具備する車両(図示せず。)に搭載され、燃料タンク(図示せず。)から内燃機関に向かう燃料の流路に組み込まれて燃料供給装置の1構成要素をなし、燃料に含まれる異物を除去するものである。なお、燃料供給装置は、例えば、コモンレール等の蓄圧容器(図示せず)を介して100MPaを超える高圧の燃料を内燃機関に供給するものである。
第2エレメント3は、濾紙等を濾材として円筒状に成形された汎用のエレメントであり、エレメント内に形成される3次元的な空孔で、燃料に含まれる異物の内、主に微小異物8を捕捉するものである。
なお、燃料フィルタ1は、例えば、軸方向を鉛直方向に略一致させ、軸方向一端が上側に配置されるように、かつ、軸方向他端が下側に配置されるように車両に搭載される。
実施例1の燃料フィルタ1の作用を説明する。
まず、流入口22から流入した燃料は、空間16を軸方向他端側に下方に向かって流れた後、空間18に流入して径方向外側に流れるとともに、第1エレメント2に軸方向他端側から上向きに流れて流入する。このとき、第1エレメント2の軸方向他端面(下側面)には大物異物6が堆積してケーク7を形成し、ケーク7は、重力に基づいて第1エレメント2から剥離して空間18の軸方向他端領域(以下、沈降領域25と呼ぶ)に沈降する。また、ケーク7の剥離は、車両走行等に伴う振動によって助長される。
そして、大小の異物を除去された燃料が、流出口23から燃料フィルタ1の外部に上側に向かって流出する。
実施例1の燃料フィルタ1によれば、第1エレメント2は、燃料タンクから内燃機関に向かう燃料に含まれる異物の内、大物異物6をケーク7として堆積させるとともに、堆積したケーク7を重力に基づいて沈降領域25に沈降させる。また、第2エレメント3は、第1エレメント2を通過した微小異物8を捕捉する。
また、綾織りまたは平織りの網目構造を有する織布を第1エレメント2に採用することで、第1エレメント2を安価に構成することができる。
実施例2の燃料フィルタ1によれば、図2に示すように、他端壁14の軸方向一端面(上側面)に不織布等の繊維27が装着されている。つまり、沈降領域25の軸方向他端(下端)に繊維27が配置されている。
これにより、一旦、沈降領域25の下端に沈降したケーク7を繊維27によりトラップすることができるので、一旦、沈降した異物の再流動を抑制することができる。
実施例3の燃料フィルタ1によれば、図3に示すように、他端壁14の軸方向一端面(上側面)には、軸方向一端側(上方)に突出する多数の突起29が設けられている。
これにより、沈降領域25の下端は、燃料の流れが淀む淀み領域を形成するので、一旦、沈降領域25の下端に沈降した異物の再流動を抑制することができる。
実施例4の燃料フィルタ1によれば、図4に示すように、連通孔19、20に替えて、外周壁10に、空間17とケース4の外側とを連通する連通孔31が設けられ、内周壁11に、空間16と空間17とを連通する連通孔32が設けられている。また、空間16の軸方向他端は内部区画壁13により閉じられている。また、内部区画壁13の外周縁と外周壁10の内周面との間に円環状の隙間33が形成され、隙間33により、空間17と空間18とが連通している。
すなわち、流入口22から流入した燃料は、第1エレメント2に外周側から流入する。このとき、第1エレメント2の外周面には、大物異物6が堆積してケーク7を形成し、ケーク7は、重力に基づいて第1エレメント2から剥離し、隙間33を通過して沈降領域25に沈降する。
そして、大小の異物を除去された燃料が、連通孔32から空間16に流入し、さらに、空間16に流入した燃料は流出口23から燃料フィルタ1の外部に上側に向かって流出する。
燃料フィルタ1の態様は、実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。例えば、実施例の燃料フィルタ1によれば、第1エレメント2は、綾織りまたは平織りの網目構造を有する繊維であったが、第1エレメント2として、パンチングメタルを採用してもよい。なお、パンチングメタルを採用した場合も、第1エレメント2を安価に構成することができる。
Claims (5)
- 燃料タンクから内燃機関に向かう燃料に含まれる異物の一部をケーク(7)として堆積させるとともに、堆積したケーク(7)を重力に基づいて所定の沈降領域(25)に沈降させる第1エレメント(2)と、
この第1エレメント(2)を通過した異物を捕捉する第2エレメント(3)とを備える燃料フィルタ(1)。 - 請求項1に記載の燃料フィルタ(1)において、
前記第1エレメント(2)は、綾織りまたは平織りの網目構造を有することを特徴とする燃料フィルタ(1)。 - 請求項1に記載の燃料フィルタ(1)において、
前記第1エレメント(2)は、パンチングメタルであることを特徴とする燃料フィルタ(1)。 - 請求項1ないし請求項3の内のいずれか1つに記載の燃料フィルタ(1)において、
前記沈降領域(25)には繊維(27)が配置されていることを特徴とする燃料フィルタ(1)。 - 請求項1ないし請求項4の内のいずれか1つに記載の燃料フィルタ(1)において、
前記沈降領域(25)では、燃料の流れが淀んでいることを特徴とする燃料フィルタ(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011287271A JP2013136951A (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 燃料フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011287271A JP2013136951A (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 燃料フィルタ |
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Family
ID=48912865
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JP2011287271A Pending JP2013136951A (ja) | 2011-12-28 | 2011-12-28 | 燃料フィルタ |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015138962A (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 東京エレクトロン株式会社 | 処理液ノズル及び塗布処理装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63501852A (ja) * | 1985-12-09 | 1988-07-28 | エンヴイロテツク コ−ポレ−シヨン | フイルタ−布に付着したケ−キを取り除く装置 |
JPH038403A (ja) * | 1989-04-20 | 1991-01-16 | Kagisho Pty Ltd | 濾過器組立体 |
JP2002539369A (ja) * | 1999-03-12 | 2002-11-19 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト | 自動車用燃料供給装置 |
JP2010223028A (ja) * | 2009-03-20 | 2010-10-07 | Kyosan Denki Co Ltd | 水分捕集器およびそれを備える燃料フィルタ装置 |
-
2011
- 2011-12-28 JP JP2011287271A patent/JP2013136951A/ja active Pending
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