JP2013136371A - 船舶、船舶の積み荷役方法、及び船舶の揚げ荷役方法 - Google Patents

船舶、船舶の積み荷役方法、及び船舶の揚げ荷役方法 Download PDF

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Abstract

【課題】貨物倉内における積み荷役及び揚げ荷役において貨物を平面状に均した状態で荷役でき、しかも、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶において、荷役装置の影響による船長の増加と見通しの悪化を抑制でき、また、貨物倉の開口部を小さくできると共に貨物倉毎で酸素濃度管理と温度管理を行うことができる、船舶、船舶の積み荷役方法、及び船舶の揚げ荷役方法を提供する。
【解決手段】ばら積み貨物Cを収容する筒型の貨物倉10に、センターコラム11周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能な旋回搬送装置14を設け、この旋回搬送装置14に、貨物倉10の上部の積荷貨物供給口10dからの貨物Cを直接又は間接に受け渡し、この旋回搬送装置13によって貨物Cを遠心方向と円周方向に均しながら、貨物Cを貨物倉10内に平面的に積み荷する。
【選択図】図4

Description

本発明は、可燃性ガスを発生する天然ガスハイドレート(NGH)ペレット等や、小麦、セメント、石炭、鉄鉱石等の、粒状やペレット状の貨物をばら積み状態で運搬するための船舶、船舶の積み荷役方法、及び船舶の揚げ荷役方法に関する。
船舶の中でも、小麦、セメント、石炭、鉄鉱石等は、粒状やペレット状のままばら積み状態で運搬されており、この運搬には、バルクキャリアと呼ばれるばら積み貨物船が使用されている。 最近、天然ガスハイドレートが注目され、天然ガスをガスハイドレートペレットの形態のまま、ばら積み状態で運搬することが検討されている。しかし、可燃性ガスを発生するガスハイドレートの貨物を搬送する設備の前例がないことから、新たな船舶と陸上設備の貨物受け渡し方法が必要とされている。
このガスを包蔵したガスハイドレート貨物の気密を保持して搬送するためのガスハイドレート輸送船として、船長方向に配した船倉(貨物倉)上を移動し、荷役中の船倉の倉口を覆い隠す移動ハウスを設けて、この移動ハウス内に積み荷用荷役設備と揚げ荷用荷役設備とを収容し、移動ハウスと共に各船倉に移動し、移動ハウス内に収容したリクレーマを船倉内で横方向(左右舷方向)と船長方向(前後方向)に移動して荷役を行うガスハイドレート輸送船が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このガスハイドレート輸送船では、積み荷荷役では、移動ハウスの上部のホッパーで受け入れた貨物を、船長方向に搬送する第1受入れコンベヤと、横方向に搬送する第2受入れコンベヤと、横行台車で船倉内部を横移動するリクレーマを経由して、移動ハウス直下の船倉に運び入れている。
また、揚げ荷荷役では、船倉内の貨物を、移動ハウス内のリクレーマの下端でグラブ状の掬取り器で連続的に掬い上げて船倉の上部に搬送し、このリクレーマの上端から横方向に移送する第1払出しコンベヤと、船長方向に移送する第2払出しコンベヤと、尻上がりの第3払出しコンベヤを経由して、払出しブームコンベヤに搬送している。この払出しビームコンベヤは、移動ハウスから張り出して、船体の左右両舷に回動するように構成されており、この払出しブームコンベヤの先端から貨物を陸上揚げ荷設備に落下させて陸揚げしている。
また、同じように、リクレーマを使用して揚げ荷役する、可燃性ガスを発生する固形状の貨物を運搬するための船舶として、貨物倉内の貨物を貨物倉に降下させたリクレーマで連続的に救い上げて、貨物倉の上部の横行払い出しコンベヤに搬送して、両舷側の前方向搬送コンベヤの一方を経由して、荷役区画の前方の中央側搬送コンベヤに落下し、更にこの中央側搬送コンベヤと、シャトルコンベアの水平搬送コンベアによって、陸上側揚げ荷荷役設備に落下することで、貨物倉内の貨物を揚げ荷する船舶が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このリクレーマを使用する船舶においては、貨物倉の上に船体前後方向に移動する貨物倉用荷役設備を設け、この貨物倉用荷役設備が移動する部分と貨物倉の全部のハッチ部分を覆う部分に、移動しない気密構造の全閉カバーを設けている。
これらのリクレーマを使用して揚げ荷役する船舶においては、次に示すような船体形状の問題、防爆上の問題、荷役上の問題を抱えている。
この船型形状の問題としては、荷役装置の可動範囲を覆う閉囲区画が貨物倉より船長方向に大きく張り出すことになり船の長さが長くなり、また、上甲板上に高さのある区画が必要になるため、船橋からの前方視野の見通しが取り難くなるという問題がある。
また、防爆上の問題では、防爆の観点から閉囲区画全域に渡って酸素濃度管理や温度管理が必要となり、荷役装置の故障の際には、閉囲区画全域に渡って不活性ガスを空気に置換するために大規模なオペレーションが必要となり、また、リクレーマの降下のために必要な大きな開口を覆うハッチカバーの気密を保持するためには、特殊な機構が必要になるという問題がある、
また、荷役上の問題としては、防爆上の問題、貨物倉内の荷役装置が直接届かない場所は貨物の自然崩落を期待して貨物を払い出すことになり、また、リクレーマ等の荷役装置に故障や閉塞が起こった場合に、払い出しが終わっていない貨物倉の貨物の払い出しが一切できなくなるという問題や、貨物の積み込みが高さのある閉囲区画からの自然落下により行われるため、積み荷の貨物が安息角に応じた山形を形成し、貨物倉内に空所が生じたり、この山形が運航中に崩れると船舶の復原性を損ねる危険性があったりするという問題がある。
一方、陸上のばら積み貯蔵物を保管するサイロは、通常は、円筒形状で下部に円錐形状の排出口を設けたタンクが用いられているが、この陸上のサイロの一つに、水平スクリューサイロと呼ばれる、平底密閉構造で、受け入れ・払い出し機構に旋回搬送装置(スクリューフレーム)を採用した粉粒体貯蔵設備がある。
この水平スクリューサイロは、図10に示すような構成をしており、円筒形状でかつ平面形状の底面を有したタンク50に、円筒の中央にセンターコラム51を設け、このセンターコラム51とタンク50の円筒壁面50aとの間に旋回フレーム52を設け、この旋回フレーム52をセンターコラム51周りに旋回可能にしている。更に、この旋回フレーム52に上下移動可能に旋回搬送装置(スクリューフレーム)53を吊り下げ索53aで吊り下げている。
このタンク50内に貯蔵物Aを貯蔵する場合には、貯蔵物Aをタンク50の上に配置されたホッパー61とコンベア62、63を経由して、供給口50dからタンク50内に供給し、タンク50内では、供給口50dから供給された貯蔵物Aを旋回式水平搬送装置52aと伸縮自在シュート(テレスコピックシュート)54を経由して、旋回搬送装置53に供給する。供給された貯蔵物Aは、旋回搬送装置53によりセンターコラム51から円筒壁面50a側に移動し、タンク50内に散布される。この散布された貯蔵物Aは、旋回搬送装置53により遠心方向に均され、更には、旋回フレーム52の旋回に伴って旋回する旋回搬送装置53によって円周方向にも均される。
そして、旋回搬送装置53が一周して、貯蔵物Aがその高さにおいて平面状に均されたら、旋回搬送装置53を所定量の高さだけ上昇させて、同様に貯蔵物Aを供給し、旋回搬送装置53が一周して、貯蔵物Aがその高さにおいて平面状に均す。なお、貯蔵物Aの増加と共に、旋回搬送装置53を上昇させて、常に、スクリューが貯蔵物Aの表面に有るようにする。これを満杯状態まで繰り返して、貯蔵物Aを平面的に均しながらタンク50内に収容する。従って、貯蔵物Aは平面的に均された状態でタンク50内に貯蔵される。
また、貯蔵物Aをタンク50内から排出する場合には、旋回搬送装置53を貯蔵物Aの表面に対して予め設定された相対高さになるように、吊り下げ索53aの長さを調整する。この貯蔵物Aの表面に対して配置された旋回搬送装置53を駆動して、貯蔵物Aをセンターコラム51側に搬送して、センターコラム51に設けた受け入れ口51b(図11の受け入れ口11bと同様な受け入れ口)からセンターコラム51内を経由して、センターコラム51内部の直下の排出口50eから貯蔵物Aを排出する。なお、貯蔵物Aの減少と共に、旋回搬送装置53を下降させて、常に、スクリューが貯蔵物Aの表面に有るようにする。このタンク50の底面50bより下に落下した貯蔵物Aは、下部水平搬送装置55により排出され、運送用トラック56に移送される。これにより、貯蔵物Aはタンク50内から排出されることになる。
この水平スクリューサイロは、積み付け効率が極めて良く、大容量貯蔵と省スペース化が可能で、貯蔵効率が優れているので敷地の有効利用が図れる。また、流動性の悪い材料でもブリッジ現象がなく、詰まる心配が無いので、スムーズに連続かつ定量払い出しが可能であり、また、完全密閉型のため、粉じん、騒音がなく、環境にやさしく、しかも、遠隔完全自動運転ができ、省人化が可能である。
特開2005−255014公報 特開2010−202015号公報
本発明は、上述の状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、貨物倉内における積み荷役及び揚げ荷役において貨物を平面状に均した状態で荷役でき、しかも、荷役装置の影響による船長の増加と見通しの悪化を抑制でき、また、貨物倉の開口部を小さくできると共に貨物倉毎で酸素濃度管理と温度管理を行うことができる、船舶、船舶の積み荷役方法、及び船舶の揚げ荷役方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の船舶は、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶において、上部に積荷貨物供給口を備えて前記貨物を収容する円筒型の貨物倉を有し、該貨物倉の円筒の中心に設けられたセンターコラムと、該センターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に設けられ、かつ、前記積荷貨物供給口から直接又は間接に受け取った前記貨物を前記センターコラムと前記円筒壁面との間に水平方向に搬送して、前記貨物の散布および前記貨物の集荷を行う旋回搬送装置と、前記旋回搬送装置によって集荷された前記貨物を前記センターコラム内に受け入るための、前記センターコラムに設けられた受け入れ口と、該受け入れ口から前記センターコラム内の下部に供給された前記貨物を前記センターコラムの下部から船体の前方又は後方に搬送する下部水平搬送装置と、該下部水平搬送装置で搬送された前記貨物を上甲板上に搬送する上方向搬送装置と、該上方向搬送装置で搬送された前記貨物を陸上側揚げ荷役設備に搬送する接続用搬送装置を備えて構成される。
あるいは、本発明の船舶は、ガスハイドレート以外の貨物をばら積み状態で運搬する船舶において、上部に積荷貨物供給口を備えて前記貨物を収容する筒型の貨物倉を有し、該貨物倉の筒の中心に設けられたセンターコラムと、該センターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に設けられ、かつ、前記積荷貨物供給口から直接又は間接に受け取った前記貨物を前記センターコラムと前記筒の側壁面との間に水平方向に搬送して、前記貨物の散布および前記貨物の集荷を行う旋回搬送装置と、前記旋回搬送装置によって集荷された前記貨物を前記センターコラム内に受け入るための、前記センターコラムに設けられた受け入れ口と、該受け入れ口から前記センターコラム内の下部に供給された前記貨物を前記センターコラムの下部から船体の前方又は後方に搬送する下部水平搬送装置と、該下部水平搬送装置で搬送された前記貨物を上甲板上に搬送する上方向搬送装置と、該上方向搬送装置で搬送された前記貨物を陸上側揚げ荷役設備に搬送する接続用搬送装置を備えて構成される。即ち、ガスハイドレート以外の貨物で、円筒も含む筒型の貨物倉とする。
あるいは、本発明の船舶は、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶において、上部に積荷貨物供給口を備えて前記貨物を収容する円筒以外の筒型の貨物倉を有し、該貨物倉の筒の中心に設けられたセンターコラムと、該センターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に設けられ、かつ、前記積荷貨物供給口から直接又は間接に受け取った前記貨物を前記センターコラムと前記筒の側壁面との間に水平方向に搬送して、前記貨物の散布および前記貨物の集荷を行う旋回搬送装置と、前記旋回搬送装置によって集荷された前記貨物を前記センターコラム内に受け入るための、前記センターコラムに設けられた受け入れ口と、該受け入れ口から前記センターコラム内の下部に供給された前記貨物を前記センターコラムの下部から船体の前方又は後方に搬送する下部水平搬送装置と、該下部水平搬送装置で搬送された前記貨物を上甲板上に搬送する上方向搬送装置と、該上方向搬送装置で搬送された前記貨物を陸上側揚げ荷役設備に搬送する接続用搬送装置を備えて構成される。即ち、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物で、円筒以外の筒型の貨物倉とする。
なお、本発明の貨物倉の筒の中心とは、貨物倉の内部に円を仮想して、この仮想した円の中心を示す。そして、好ましい中心位置としては、貨物倉が円筒型の場合は円の中心であり、貨物倉の形状が矩形筒型や、対辺が互いに平行となる多角形筒型の場合には、各辺と対辺の中心を結ぶ線の交点を貨物倉の筒の中心とする。また、それ以外の場合には、筒型の壁面の少なくとも2個所に内接し、壁面と交差しない最大直径の円を仮想し、この仮想した円の中心を貨物倉の筒の中心とする。なお、条件次第で複数の円が仮想される場合は、その中の任意の一つを選択し、この選択した仮想円の中心を貨物倉の筒の中心とする。
なお、貨物倉の形状としては断面形状は上下方向に同じではなく、徐々に減少または増加する円錐型や角錐型等も考えられるが、工作上複雑になる上に、貨物の散布および集荷を行う旋回搬送装置の外周側と貨物倉の壁面との間の距離が一定ではなくなってしまうので、この旋回搬送装置の外周側の貨物に対する散布と集荷の問題への対策が必要になる。また、筒型の下側の一部分のみを円錐形や角錐形にすることも考えられるが、同様の問題が生じる。なお、貨物が非常に滑り易く、壁面に固着や滞留しないような貨物であれば、散布と集荷の問題への対策は容易なものとなる。
これらの構成によれば、荷役装置の影響による船長の増加と見通しの悪化を抑制でき、また、貨物倉の開口部を小さくできると共に貨物倉毎で酸素濃度管理と温度管理を行うことができ、しかも、貨物倉内における積み荷役及び揚げ荷役において貨物を平面状に均した状態で荷役できる。
より詳細には、荷役装置のために必要な船体の前後方向に長さは、上方向搬送装置と接続用搬送装置に関係する部分だけになり、貨物区域の前後に荷役用の区画を必要としないので、船の長さの増加を抑制できる。また、リクレーマを船体の前後方向に移動する移動装置が不要であり、また、貨物倉内用の荷役装置が貨物倉内に収容されているため、荷役装置の設置のための区画高さが低くなり、船橋からに前方見通しの悪化を抑制できる。また、これにより、船橋がある居住区高さを低いままにすることが可能となる。
更に、貨物倉毎に貨物倉内用に使用する荷役装置を設けているので、これらの貨物倉内荷役装置が故障しても、その他の貨物倉では貨物の払い出しが可能となり、貨物倉内荷役装置が故障した場合でも多くの貨物を払い出すことができる。また、荷役装置の故障の際のトラブル対応場所を貨物倉単位に限定できる。また貨物倉内荷役装置が貨物倉毎に設けられているので、払い出し手順に制限がない。その上、貨物倉内荷役装置が収容されている場所が貨物倉毎に分けられているので、貨物倉毎に独立して、酸素濃度管理や温度管理を管理できる。
貨物倉内に配置された旋回搬送装置により、貨物を平面状に均しながら積み荷するので、貨物が山形を形成して空所を作らないようにすることができる。そのため、運航中の荷崩れによる船体復原性の喪失の危険性や、貨物の自然崩落により、荷役装置が貨物に埋没して運転不能になるトラブルの発生の可能性や、貨物の自然崩落による荷役装置が故障する可能性を殆ど無くすことができる。
また、揚げ荷役で、貨物払い出しの際に自然崩落を期待する部分が殆ど皆無であるため、貨物を確実に貨物倉内から払い出すことが可能となる。また、貨物の閉塞により払い出しができない事態を避けることができる。更に、積荷終了時と揚げ荷の終了時で貨物の上面は略水平に均されているため、高さによって貨物受け入れ量や払い出し量を容易に確認でき、貨物の積載量が把握し易くなる。
積み荷役と揚げ荷役の両方において、荷役装置の駆動制御が、センターコラム周りを旋回する旋回搬送装置による貨物の搬送と、旋回搬送装置自体の旋回と上下移動が中心となるので、荷役制御が簡単になる。
上記の船舶において、前記接続用搬送装置を陸上側積み荷役装置からの前記貨物を受け入れ可能に構成するとともに、前記接続用搬送装置から搬送された前記貨物を前記貨物倉の上部の前記積荷貨物供給口に供給する上部水平搬送装置を設けると、少ない追加構成で、陸上側積み荷役装置からの貨物を貨物倉の積荷貨物供給口に分配供給できるようになるので、陸上側積み荷役装置をそれぞれの貨物倉の積荷貨物供給口に接続させる必要、又は、その直上に移動させる必要がなくなり、効率的に積み荷役ができるようなる。
上記の船舶において、前記接続用搬送装置を、一部を舷側外側に張り出し可能に設けた張り出し搬送装置とすると、船側の外側で貨物を受け入れたり、払い出ししたりするので、陸上側積み荷役装置や陸上側揚げ荷装置を船側の内側に移動させる必要がないので、船側と陸側の荷役装置の接合時に船体が損傷を受ける危険性を著しく少なくすることができる。
上記の船舶において、前記貨物倉及び前記貨物の搬送経路を外部に対して気密状態とするように構成すると、この気密構造を要求される場合に、リクレーマを降下するような大きな開口を貨物倉に設ける必要が無いので、貨物倉が気密し易い構造になり、リクレーマを使用する荷役方法に比べて有利となる。また、貨物がガスハイドレートの場合には、緊急時の対応として、貨物としてのガスハイドレートを貨物倉内に注入した水で強制的に融解する際に、注入水とガスハイドレートの分解水の排水口として、貨物倉の中央にあるセンターコラムを利用でき、新たな設備を必要としない。
また、貨物Cのガスハイドレートは、消費地でガス化して消費されるので、このガス化の際にガスハイドレートがガスと分解水に分解する。この発生した分解水を製造地まで輸送する必要が有る場合にバラストタンクで輸送するが、緊急時の注入水等でこの分解水の水量が増加した時は、この貨物倉を利用することもできる。
上記の船舶において、前記貨物倉を船体構造と一体とすると、貨物倉と船体構造との間に空所が発生しないので、船内のスペースを有効利用でき、効率よく貨物を積むことができる。
上記の船舶において、前記貨物倉を船体構造と別体で構成し、船体に搭載すると、陸上側で製造された貨物倉(タンク)を船体側に形成された貨物倉に搭載するので、貨物倉に関する内部荷役装置等を予め、陸上で制作及び組み付けできるので、工事期間を短縮できる。
そして、上記の目的を達成するための本発明の船舶の積み荷役方法は、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶の積み荷役方法であって、陸上側積み荷役装置から搬送された前記貨物を、円筒型の貨物倉の上部に備えられた積荷貨物供給口に供給し、該積荷貨物供給口に供給された前記貨物を直接又は間接に、前記貨物倉の円筒の中心に設けられたセンターコラムと前記貨物倉の円筒壁面との間に前記センターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に設けられた旋回搬送装置に搬送し、該旋回搬送装置により、前記貨物を前記センターコラムと前記円筒壁面との間で水平方向の搬送を行って前記貨物倉の遠心方向に散布して均すとともに、該旋回搬送装置の旋回により前記貨物を前記貨物倉の円周方向に散布して均し、前記旋回搬送装置を一周させた後に、前記旋回搬送装置を予め設定した量だけ上方に移動して、前記貨物の遠心方向と円周方向の散布と均しを行い、この前記旋回搬送装置の旋回と上方への移動とこの移動に伴う前記貨物の遠心方向と円周方向の散布と均しの繰り返しにより、前記貨物を前記貨物倉内に収容することを特徴とする方法である。
あるいは、本発明の船舶の積み荷役方法は、ガスハイドレート以外の貨物をばら積み状態で運搬する船舶の積み荷役方法であって、陸上側積み荷役装置から搬送された前記貨物を、筒型の貨物倉の上部に備えられた積荷貨物供給口に供給し、該積荷貨物供給口に供給された前記貨物を直接又は間接に、前記貨物倉の筒の中心に設けられたセンターコラムと前記貨物倉の筒の側壁面との間に前記センターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に設けられた旋回搬送装置に搬送し、該旋回搬送装置により、前記貨物を前記センターコラムと前記筒の側壁面との間で水平方向の搬送を行って前記貨物倉の遠心方向に散布して均すとともに、該旋回搬送装置の旋回により前記貨物を前記貨物倉の円周方向に散布して均し、前記旋回搬送装置を一周させた後に、前記旋回搬送装置を予め設定した量だけ上方に移動して、前記貨物の遠心方向と円周方向の散布と均しを行い、この前記旋回搬送装置の旋回と上方への移動とこの移動に伴う前記貨物の遠心方向と円周方向の散布と均しの繰り返しにより、前記貨物を前記貨物倉内に収容することを特徴とする方法である。即ち、ガスハイドレート以外の貨物で、円筒も含む筒型の貨物倉とする。
あるいは、本発明の船舶の積み荷役方法は、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶の積み荷役方法であって、陸上側積み荷役装置から搬送された前記貨物を、円筒以外の筒型の貨物倉の上部に備えられた積荷貨物供給口に供給し、該積荷貨物供給口に供給された前記貨物を直接又は間接に、前記貨物倉の筒の中心に設けられたセンターコラムと前記貨物倉の筒の側壁面との間に前記センターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に設けられた旋回搬送装置に搬送し、該旋回搬送装置により、前記貨物を前記センターコラムと前記筒の側壁面との間で水平方向の搬送を行って前記貨物倉の遠心方向に散布して均すとともに、該旋回搬送装置の旋回により前記貨物を前記貨物倉の円周方向に散布して均し、前記旋回搬送装置を一周させた後に、前記旋回搬送装置を予め設定した量だけ上方に移動して、前記貨物の遠心方向と円周方向の散布と均しを行い、この前記旋回搬送装置の旋回と上方への移動とこの移動に伴う前記貨物の遠心方向と円周方向の散布と均しの繰り返しにより、前記貨物を前記貨物倉内に収容することを特徴とする方法である。即ち、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物で、円筒以外の筒型の貨物倉とする。
これらの方法によれば、効率よく、貨物を貨物倉内に平面的に均しながら積み込むことができる。また、この船舶の積み荷役方法を採用することにより、荷役装置の影響による船長の増加と見通しの悪化を抑制でき、また、貨物倉の開口部を小さくできると共に貨物倉毎で酸素濃度管理と温度管理を行うことができる。
また、上記の目的を達成するための本発明の船舶の揚げ荷役方法は、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶の揚げ荷役方法であって、円筒型の貨物倉の円筒の中心に設けられたセンターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に吊り下げられた旋回搬送装置を、上下方向に移動及び旋回させながら、該旋回搬送装置によって、前記貨物倉に収容された前記貨物を、前記センターコラムと前記円筒壁面との間の水平方向の搬送で前記センターコラムの受け入れ口に搬送し、前記センターコラムの受け入れ口から前記センターコラム内の下部に搬送された前記貨物を、下部水平搬送装置により船体の前方又は後方に搬送し、該下部水平搬送装置で搬送された前記貨物を、上方向搬送装置により上甲板上に搬送し、該上方向搬送装置で搬送された前記貨物を、一部を船側外側に張り出し可能に設けられた張り出し搬送装置により陸上側揚げ荷役設備に搬送することを特徴とする方法である。
あるいは、本発明の船舶の揚げ荷役方法は、ガスハイドレート以外の貨物をばら積み状態で運搬する船舶の揚げ荷役方法であって、筒型の貨物倉の筒の中心に設けられたセンターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に吊り下げられた旋回搬送装置を、上下方向に移動及び旋回させながら、該旋回搬送装置によって、前記貨物倉に収容された前記貨物を、前記センターコラムと前記筒の側壁面との間の水平方向の搬送で前記センターコラムの受け入れ口に搬送し、前記センターコラムの受け入れ口から前記センターコラム内の下部に搬送された前記貨物を、下部水平搬送装置により船体の前方又は後方に搬送し、該下部水平搬送装置で搬送された前記貨物を、上方向搬送装置により上甲板上に搬送し、該上方向搬送装置で搬送された前記貨物を、一部を船側外側に張り出し可能に設けられた張り出し搬送装置により陸上側揚げ荷役設備に搬送することを特徴とする方法である。即ち、ガスハイドレート以外の貨物で、円筒も含む筒型の貨物倉とする。
あるいは、本発明の船舶の揚げ荷役方法は、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶の揚げ荷役方法であって、円筒以外の筒型の貨物倉の筒の中心に設けられたセンターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に吊り下げられた旋回搬送装置を、上下方向に移動及び旋回させながら、該旋回搬送装置によって、前記貨物倉に収容された前記貨物を、前記センターコラムと前記筒の側壁面との間の水平方向の搬送で前記センターコラムの受け入れ口に搬送し、前記センターコラムの受け入れ口から前記センターコラム内の下部に搬送された前記貨物を、下部水平搬送装置により船体の前方又は後方に搬送し、該下部水平搬送装置で搬送された前記貨物を、上方向搬送装置により上甲板上に搬送し、該上方向搬送装置で搬送された前記貨物を、一部を船側外側に張り出し可能に設けられた張り出し搬送装置により陸上側揚げ荷役設備に搬送することを特徴とする方法である。即ち、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物で、円筒以外の筒型の貨物倉とする。
これらの方法によれば、効率よく、貨物を貨物倉内に平面的に均しながら排出することができる。また、この船舶の揚げ荷役方法を採用することにより、荷役装置の影響による船長の増加と見通しの悪化を抑制でき、また、貨物倉の開口部を小さくできると共に貨物倉毎で酸素濃度管理と温度管理を行うことができる。
本発明の船舶、船舶の積み荷役方法、及び船舶の揚げ荷役方法によれば、貨物倉内における積み荷役及び揚げ荷役において貨物を平面状に均した状態で荷役でき、しかも、荷役装置の影響による船長の増加と見通しの悪化を抑制でき、また、貨物倉の開口部を小さくできると共に貨物倉毎で酸素濃度管理と温度管理を行うことができる。
本発明に係る第1の実施の形態における船舶の荷役システムの構成を模式的に示した図2のY−Y断面を示す側断面図である。 図1のZ−Z断面を示す船舶の水平断面図である。 図1の船舶の平面図である。 図2のX−X断面を示す図で、積み荷役時の状況を示す横断面図である。 図2のX−X断面を示す図で、揚げ荷役時の状況を示す横断面図である。 本発明に係る第2の実施の形態における船舶の荷役システムの構成を模式的に示した図7のY−Y断面を示す側断面図である。 図6のZ−Z断面を示す船舶の水平断面図である。 図6の船舶の平面図である。 図7のX−X断面を示す図である。 水平スクリューサイロと呼ばれるサイロの構成を模式的に示した側面図である。 センターコラムの構成を模式的に示した断面を含む部分斜視図である。
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態の船舶、船舶の積み荷役方法、及び船舶の揚げ荷役方法について説明する。なお、これらの図面は、荷役設備等の構成を模式的に示すものであり、必ずしも、実際の構造を示すものではない。
この実施の形態の説明では本発明を適用するのに好ましい一例として、貨物として高い密閉性が要求される、可燃性のガスを発生する天然ガスのガスハイドレート(NGH)のペレットを例にして説明するが、本発明を適用できる貨物は、この天然ガスハイドレートペレットに限定されず、粒状又はペレット状のガスハイドレートを始め、小麦、セメント、石炭、鉄鉱石等の、旋回搬送装置で散布及び集荷が可能である粒状やペレット状のばらの貨物で有れば良く、所謂、バルクの貨物が本発明の適応範囲となる。
また、貨物倉の形状としては、好ましい一例として、旋回搬送装置により貨物を散布及び集荷し易い円筒型の貨物倉を例にして説明するが、本発明は、この円筒型に限らず、筒型であればよく、船体形状への適合性がより高く、容積効率で有利な楕円筒型、多角形状の筒型にも適用可能である。
最初に、本発明に係る第1の実施の形態の船舶について図1〜図5を参照しながら説明する。この船舶1は、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物(ここではガスハイドレートペレット)をばら積み状態で運搬する船舶であり、図1〜図3に示すように、この船舶1の底部においては船底外板2の上に二重底3を有し、側面部においては船側外板4を有するとともに、上部においては上甲板5が設けられて船体形状を形成している。船首部においては満載喫水線W.L.より下に船首バルブ6を有しており、船尾部においては、機関室7aとその上に、船橋を含む居住区等の上部構造7bを備え、機関室7aの後ろには、プロペラ8と舵9を備えている。
そして、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物Cをばら積み状態で収容する円筒型の貨物倉10を有している。また、この第1の実施の形態の船舶1では、この貨物倉10は船体と一体構造で形成されている。なお、図1〜図3に示す構成では貨物倉10を船長方向に4個有している。また、積み荷役用と揚げ荷役用の荷役設備を、各貨物倉10内と貨物倉10の外部とにそれぞれ有している。
図4及び図5に示すように、貨物倉10は、円筒壁面10aと平面形状の底面10bと蓋となる平面形状の上面10cとから構成され、上部には上面10cを貫通する積荷貨物供給口10dを備えている。この底面10bは、水平に形成することもできるが、排水性を考慮する場合には外周側から中央側に向けてキャンバーを設けることが好ましい。この貨物倉10は、それぞれ鋼壁で隔離され、貨物Cのガスハイドレートから発生する分解水や可燃性ガスが漏出しないように、水密かつ気密に構成され、また、低温の貨物Cのガスハイドレートを保温するために、貨物倉10の内部には防熱のための断熱材等が貼り付ける。また、円筒壁面10aの上に円筒壁面10aを一周するレール10eを設ける。
また、円筒壁面10aは、船舶1の船側外板4との間にサイドバラストタンクや空所を設けて配置され、また、底面10bは船舶1の二重底3の一部を構成する。これにより、船舶1が、万一、他船や岸壁等に衝突したり、座礁したりして、船側外板4や船底2が損傷を受けても、貨物倉10が損傷するのを防止できる。上面10cは、上甲板5より下に配置され、上甲板5との間に空所を設けて配置される。
この構成により、貨物倉10は周囲が二重底3や、バラストタンクや空所で囲まれる構成となり、これらの空所に不活性ガスを充填しておくことにより、万一、貨物倉10から可燃性ガスが漏出しても、漏出ガスが直接外気に接触して爆発雰囲気が生成されることを防止できる。なお、貨物Cに爆発などの危険性がない場合には、この貨物倉10の円筒壁面10aや上面10cの外側の空所を設けない構造にしてもよい。
貨物倉10内の荷役設備としては、貨物倉10の円筒の中心に設けられたセンターコラム(中央塔)11と、旋回フレーム12と、旋回搬送装置13と、伸縮自在シュート(テレスコピックシュート)14が設けられている。
このセンターコラム11は、貨物倉10の円筒の中心位置に底面10bと上面10cとの間に設けられ、その周囲には、旋回フレーム12を支持するレール11aが一周して設けられている。図11に示すように、このセンターコラム11は、略全周に開口し、上下方向に多段に並んだ受け入れ口11bを備え、旋回搬送装置13で搬送されてくる貨物Cを内部に搬入できるように構成される。
この受け入れ口11bは中央に開口部11dをもつリング11cの間に設けられている。即ち、受け入れ口11bの下にはリング11cが配置されるように、このリング11cはセンターコラム11の上下方向に多層をなして設けられている。このリング11cは、受け入れ口11bの受け入れ面積をできるだけ大きく取るために、例えば、円周方向に3か所で放射状の支持板11eで支持される。
このリング11cは、積み荷役の際や船体の動揺で貨物Cが一気に流れ込まないように、貨物Cの形状や大きさや安息角等を考慮して、その幅(水平長さ)B1や外周側と内周側との傾斜角度(図11ではゼロ)等が設定されたリング形状に形成されている。このリング11cは複数設置され、特定の幅B1や傾斜角度を持つことで貨物Cのセンターコラム11内への流入を防ぐことができる。
このリング11cの上面に、旋回搬送装置13の排出口の高さを一致させることにより、この排出口から押し出される貨物Cをセンターコラム11の外側のリング11cの上面で受けて、センターコラム11の内側の内周側の開口部11dから落下させる。これにより、旋回搬送装置13によって供給される貨物Cを、センターコラム11の下部に搬送する。なお、貨物Cへの自由落下による衝撃を回避する必要がある場合には、自由落下させる代わりに、垂直コンベアを設けて、この垂直コンベアにより貨物Cをセンターコラム11の下部に搬送する。
また、貨物倉10内の荷役装置が使用できないような緊急時には、貨物倉10に水を、貨物倉10の上部に配備した注水装置(図示しない)から散水により注入して、この注入水によって強制的に、貨物Cのガスハイドレートを融解してガスを発生させ、この発生したガスを図示しない発生ガス用パイプラインから陸上設備のガスタンクに輸送するように構成する。この注入水を、貨物Cが満載状態で搭載される高さから底板11bまでの全ての高さにおいて、センターコラム11の受け入れ口11bから排水できるように、センターコラム11を排水設備として兼用できるように構成する。
また、貨物Cのガスハイドレートは、消費地でガス化して消費されるので、このガス化の際にガスハイドレートがガスと分解水に分解する。この発生した分解水を製造地(積み荷地)まで輸送する必要が有る場合にバラストタンクで輸送するが、緊急時の注入水等でこの分解水の水量が増加した時は、この水密状態にした貨物倉10を利用することもできる。
旋回フレーム12は、センターコラム11のレール11aと貨物倉10の円筒壁面10aのレール10eの両方に支持されて、センターコラム11周りに旋回可能に設けられる。なお、図4等の構成では、レール10eを円筒壁面10aに設けているが、上面10cに設けても良い。また、レール11a、10e上を移動するための車輪(図示しない)やこの車輪を駆動する駆動装置(図示しない)や駆動装置を制御するための制御装置(図示しない)等も設けられる。
旋回搬送装置13は、旋回フレーム12に水平状態を維持した状態で吊り下げ索13aにより吊り下げられ、この吊り下げ索13aを旋回フレーム上の巻き取りウインチ(図示しない)によって巻き取ったり、繰り出したりすることで、上下移動できるように支持されている。
また、旋回搬送装置13には、貨物Cをセンターコラム11と円筒壁面10aとの間で水平方向に搬送して、貨物Cの散布や分散、及び貨物Cの集荷や収集を行うことができるように、スクリューコンベアが設けられている。このスクリューコンベアは、1本又は数本からなる一組のスクリュー軸で構成され、2軸の場合には相互に逆方向に回転するように構成され、正転ではこの一組のスクリュー軸の間の貨物Cが内筒壁面10a側に移動し、逆転では、この一組のスクリュー軸の間の貨物Cがセンターコラム11側に移動するように構成される。
伸縮自在シュート(テレスコピックシュート)14は、積荷貨物供給口10dからの貨物Cを受けた旋回フレーム12から旋回搬送装置13に貨物Cを自由落下により供給するものであり、旋回搬送装置13の上下移動に伴って、伸縮するように構成されている。また、旋回フレーム12の旋回に伴って、旋回するスクリューコンベア等で形成される旋回式水平搬送装置12aが設けられ、この水平コンベア12の一端が積荷貨物供給口10dの下に配置され、他端が伸縮自在シュート14の上側に配置される。つまり、この伸縮自在シュート14は、積み荷役の際に貨物Cを旋回する旋回搬送装置13上に確実に落とすためのフィーダーとなる。なお、この伸縮自在シュート14は、貨物Cを旋回搬送装置13上に確実に落とすために使用されるが、貨物Cが多少旋回搬送装置13上から外れて落下しても、貨物倉10内に落下するので、これで問題がない場合には、伸縮自在シュート14を省くこともできる。
また、図1〜図5に示すように、貨物倉10の外部搬送装置として、下部水平搬送装置21、上方向搬送装置22、張り出し搬送装置(接続用搬送装置)23、及び、上部水平搬送装置24を備えて構成される。
この下部水平搬送装置21は、センターコラム11の下部に供給された貨物Cをセンターコラム11の下部から水平方向に搬送する装置であり、水平方向のスクリューコンベア、ベルトコンベア、空気輸送管等で構成され、貨物倉10の下の二重底3内に設けられる。この二重底3内においては、下部水平搬送装置21の手前に水密の仕切り装置を設けて、貨物倉10の下部を水密状態で閉鎖して、必要に応じて、ガスハイドレートの分解水や融解のための注入水を貯蔵できるように構成する。
上方向搬送装置22は下部水平搬送装置21で搬送された貨物Cを上甲板5上に搬送する装置であり、垂直方向又は斜め上下方向のスクリューコンベア、ベルトコンベア、バケットコンベア、空気輸送管等で構成され、貨物倉10群の前方(船首側)、中央部分、あるいは、後方(船橋の前)等に配置される。図1〜図3では、貨物倉10群の前方(船首側)に配置している。
張り出し搬送装置23は、図5に示すように、上方向搬送装置22で搬送された貨物Cを接続部43を介して、陸上側揚げ荷役装置44に搬送する装置であり、一部を舷側外側に伸縮機構により、あるいは旋回機構により張り出し可能に設ける。これにより、航行中は船側内側に張り出し搬送装置23を収容し、荷役時に船側外側に張り出して、陸上側揚げ荷役設備に搬送する。
更に、上部水平搬送装置24は、陸上積み荷役設備から供給される貨物Cを水平方向に搬送して、各貨物倉10の積荷貨物供給口10dに分配する装置であり、水平方向のスクリューコンベア、ベルトコンベア、バケットコンベア、空気輸送管等で構成され、上甲板5上又は上甲板5下(図1〜図9の構成では、上甲板5上)に設けられる。上甲板5より下に設けると周囲を不活性ガスで覆うことが容易にできるが、上甲板5が高くなりがちであり、上甲板5上に配置すると、上部水平搬送装置24を覆う気密構造が必要となる。
この上部水平搬送装置24を設ける場合には、図4に示すように、張り出し搬送装置23を、陸上側積み荷役装置44に接続部43で接続可能に構成して、この張り出し搬送装置23からの貨物Cを受けて上部水平搬送装置24に供給できるように構成することが好ましい。これにより、陸上側積み荷役装置44が船側よりも船体側内に展開されることを回避して、陸上側積み荷役装置44が船体に衝突して船体が損傷する可能性を無くすことができる。
つまり、張り出し搬送装置23を陸上側積み荷役装置42からの貨物Cを受け入れ可能にするとともに、張り出し搬送装置23から搬送された貨物Cを貨物倉10の上部の積荷貨物供給口10dに供給する積荷用水平搬送装置として上部水平搬送装置24を設ける。
そして、貨物倉10及び外部荷役装置21、22、23、24の貨物Cの搬送経路を外部に対して気密状態とし、必要に応じて不活性ガスを充填する。
次に、本発明に係る第2の実施の形態の船舶について図6〜図9を参照しながら説明する。この船舶1Aは、船舶1Aに搭載されると貨物倉になるタンク10Aを船体構造と別体で構成し、船体に搭載する点が、第1の実施の形態の船舶1の貨物倉10を船体と一体構造で形成する点と異なる。その他の構成は、第1の実施の形態の船舶1と同じである。
この場合には、陸上側で製造された貨物倉(タンク)10Aを船舶1Aの船体側に形成された貨物倉10Bに搭載するので、貨物倉(タンク)10A自体と貨物倉(タンク)10Aに関する内部荷役装置等を、船体とは別に予め陸上で制作及び組み付けできるので、工事期間を短縮できる。
次に、上記の第1及び第2の実施の形態の船舶1、1Aにおける、船舶の積み荷役方法について、図4を参照しながら、説明する。
この船舶の積み荷役方法は、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶の積み荷役方法であり、図1、図3、図4に示すように、貨物Cを、陸上側積み荷役装置42、接続部41、張り出し搬送装置23、上部水平搬送装置24、貨物倉10の上部の積荷貨物供給口10d、旋回式水平搬送装置12a、伸縮自在シュート14、旋回搬送装置13を経由して、円筒型の貨物倉10、10A内に収容される。
より詳細には、図4及び図9に示すように、船舶1、1Aが岸壁40に着岸すると、船舶1、1Aの張り出し搬送装置23と上部水平搬送装置24の内部に不活性ガスを充填する。そのあと、船舶1、1A側の張り出し搬送装置23を伸縮機構又は旋回機構等により張り出して、接続部41により、陸上側積荷荷役設備から船舶1、1Aの舷側に移動して来る陸上側積み荷役装置42に結合する。結合後、接合部41のバルブを開放し、陸上側積み荷役装置42と張り出し搬送装置23を連通させる。
そして、陸上側積み荷役装置42から搬送された貨物Cを、接続部41の下に接続された張り出し搬送装置23の一端に供給し、この供給された貨物Cを、図3、図8に示すように、張り出し搬送装置23により、上部水平搬送装置24の一端に(図3及び図8では船首側の端部)に搬送し、上部水平搬送装置24はこの一端側から他端側に貨物Cを搬送し、各貨物倉10、10Aの上部に備えられた各積荷貨物供給口10dに供給する。
この積荷貨物供給口10dに供給された貨物Cを、旋回式水平搬送装置12aを介して、伸縮自在シュート14に搬送し、自由落下等により、旋回搬送装置13のセンターコラム11側に搬送する。この貨物Cは、旋回搬送装置13の一組のスクリュー軸を正回転させることにより、旋回搬送装置13のセンターコラム11側から円筒壁面10a側に搬送する。
この搬送途中で、貨物Cは、旋回搬送装置13から落下して貨物倉10、10A内に収容される。この収容された貨物Cは、旋回搬送装置13により、貨物倉10、10Aのセンターコラム11側から円筒壁面10a側に押し出されるので、この旋回搬送装置13に沿って均される。つまり、貨物Cをセンターコラム11と円筒壁面10aとの間の水平方向の搬送で貨物倉10、10Aの遠心方向(放射方向)に散布される。
また、この遠心方向の一帯に貨物Cが収容され、均されると、旋回フレーム12を少し旋回させて円周方向に移動させて、その遠心方向の一帯に貨物Cを収容し均す。これを繰り返し、又は連続的に行って、旋回搬送装置13を360度旋回させると、その高さにおける貨物Cの収容と均しが終了する。つまり、この旋回搬送装置13の旋回により貨物Cを貨物倉10、10Aの円周方向に散布して、貨物Cを貨物倉10、10A内に収容する。
そして、円筒型貨物倉10、10Aにおける一周分の貨物Cの収容と均しが終了すると、旋回フレーム12から旋回搬送装置13を吊り下げている吊り下げ索13aを巻き上げて、旋回搬送装置13の高さを所定量高くする。そして、この高さにおける一周分の貨物Cの収容と均しが終了すると、更に、旋回搬送装置13の高さを所定量高くする。これを繰り返して、貨物Cの収容と均しを、貨物倉10、10Aの底面10bの直上から満載状態まで行い、貨物倉10、10A内に貨物Cを搭載して、満載状態とする。
この貨物倉10、10A内への貨物Cの搭載を各貨物倉10、10Aで同時又は順次行い、全貨物倉10、10Aを満載状態とする。その後、積荷貨物供給口10dに設けたバルブ(図示しない)等により、貨物倉10、10Aを密封し、必要に応じて不活性ガスを充填する。
また、接続部41において、陸上側積み荷役装置42側と、張り出し搬送装置23側をそれぞれ密封してから、切り離して分離する。船舶1、1A側では、張り出し搬送装置23内、及び、上部水平搬送値装置24内の不活性ガスを空気に置換する。また、船側よりも外側に張り出した張り出し搬送装置23を縮小、又は、旋回により、船側内側に収容して固定する。これにより、積み荷役を完了する。
次に、上記の第1及び第2の実施の形態の船舶1、1Aにおける、船舶の揚げ荷役方法について、図5を参照しながら、説明する。
この船舶の揚げ荷役方法は、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶の揚げ荷役方法であり、図1、図2、図5に示すように、貨物Cを、旋回搬送装置13、下部水平搬送装置21、上方向搬送装置22、張り出し搬送装置23、接続部43、陸上側揚げ荷役装置44を経由して、円筒型の貨物倉10、10A内に収容された貨物Cを、陸上側揚げ荷役設備に揚げ荷する。
より詳細には、図5に示すように、船舶1、1Aが岸壁40に着岸すると、船舶1、1Aの張り出し搬送装置23と上方向搬送装置22と下部水平搬送装置21の内部に不活性ガスを充填する。そのあと、船舶1、1A側の張り出し搬送装置23を伸縮機構又は旋回機構等により張り出して、接続部43により、陸上側揚げ荷荷役設備から船舶1、1Aの舷側に移動して来る陸上側揚げ荷役装置44に結合する。結合後、接合部43のバルブを開放し、陸上側揚げ荷役装置44と張り出し搬送装置23を連通させる。
そして、貨物倉10、10Aの貨物Cの減少に伴って、不活性ガスを貨物倉10、10A内供給する体制を整える。その後、旋回搬送装置14を旋回フレーム12から旋回搬送装置13を吊り下げている吊り下げ索13aを繰り出して、旋回搬送装置13の高さを搭載している貨物Cの上面に対して予め実験等で求めておいた相対高さになるようにする。
旋回搬送装置13の一組のスクリュー軸を逆回転させることにより、貨物Cを旋回搬送装置13の円筒壁面10a側からセンターコラム11側へ搬送する。この搬送により、貨物Cは、旋回搬送装置13の排出口から、図11に示す、センターコラム11のリング11cの上面に押し出され、受け入れ口11bからセンターコラム11内に入り、開口部11dから落下してセンターコラム11の下部に搬送される。
そして、その位置における旋回搬送装置13によって搬送可能な貨物Cが無くなるか少なくなると、旋回フレーム12を少し旋回させて円周方向に移動させて、その遠心方向の一帯にある貨物Cをセンターコラム11の受け入れ口11bに搬送する。これを繰り返し、又は連続的に行って、旋回搬送装置13を360度旋回させると、その高さにおける貨物Cのセンターコラム11への搬送が終了する。つまり、この旋回搬送装置13の旋回により貨物Cをセンターコラム11に集荷する。
そして、円筒型貨物倉10、10Aにおける一周分の貨物Cの集荷が終了すると、旋回フレーム12から旋回搬送装置13を吊り下げている吊り下げ索13aを繰り出して、旋回搬送装置13の高さを所定量低くする。そして、この高さにおける一周分の貨物Cの集荷が終了すると、更に、旋回搬送装置13の高さを所定量低くする。これを繰り返して、貨物Cの集荷を、貨物倉10、10Aの満載状態の貨物Cの上面から、底面10bの直上まで行い、貨物倉10、10A内の貨物Cをセンターコラム11内に集荷して空荷状態とする。
そして、図2及び図5に示すように、センターコラム11の下部に搬送された貨物Cを、貨物倉10、10Aの下の二重底3の内部に配置された下部水平搬送装置21により水平方向に搬送する。この下部水平搬送装置21で搬送された貨物Cを、上方向搬送装置22により上甲板5上に搬送し、この上方向搬送装置22で搬送された貨物Cを、張り出し搬送装置23により接続部43を経由して陸上側揚げ荷役装置44に搬送する。
この貨物Cの貨物倉10、10Aの内部から陸上側揚げ荷役装置44に搬送により、貨物倉10、10A内の貨物Cが全部陸揚げされると、接続部41において、陸上側揚げ荷役装置44側と、張り出し搬送装置23側をそれぞれ密封してから、切り離して分離する。船舶1、1A側では、必要に応じて、張り出し搬送装置23内、上方向搬送装置22、及び、下部水平搬送値装置21内の不活性ガスを空気に置換する。また、船側よりも外側に張り出した張り出し搬送装置23を縮小、又は、旋回により、船側内側に収容して固定する。これにより、揚げ荷役を完了する。
上記の船舶、船舶の積み荷役方法、及び、揚げ荷役方法によれば、多くの荷役装置が貨物倉10、10A内に配置され、収容されたままとなるので、貨物区域の前後に荷役用の区画を必要としないため、船体を短くでき、また、荷役装置の設置のための区画高さを低くでき、前方見通しを改善できるので、船橋の位置を低くすることができる。具体的には、試設計の段階ではあるが、貨物積載量(カーゴ容積)を同じ14万立方mで径索したときに、引用特許文献1の船舶に比べて、見通しを妨げる閉囲区画の高さが約3m低くなり、船の長さも役30m短くなる。
また、貨物倉10、10Aの底面10bを平面又は排水を考慮する場合はキャンバー付き平面にしているので、従来技術の下部を円錐形状又は角錐形状に形成した貨物倉に比べて、船体の容積を効率的に利用できるとともに、船体の低い位置に貨物Cを積み込めるので、船体の重心を低くすることができ、復原性の面でもメリットがある。また、貨物倉10、10Aの開口部が、上部の積荷貨物供給口10dとセンターコラム11の下部のみとなるので、大きな開口を設ける必要がなくなり、気密状態を保持し易い構造になる。
荷役時の荷役装置の動きは、貨物倉10、10A内の積み荷役と揚げ荷役の両方において、旋回搬送装置13が主役になるので、この旋回搬送装置13の上下移動と、センターコラム11周りの旋回と、スクリュー軸の回転の制御が中心になるので、定量的に行う必要がある荷役制御が簡単になる。
また、各貨物倉10、10A別に荷役装置を設け、各貨物倉10、10Aでそれぞれ独立して荷役することが可能なので、積み荷役や揚げ荷役の際に貨物倉10、10Aの間における積み荷手順や払い出し手順に制限がなく、積み荷の増加又は減少伴うトリム変化を減少させることができ、荷役時の船舶1、1Aのバラスト調整が著しく容易となる。
更に、荷役装置が故障の際のトラブルに対する対応場所を限定することができ、特に貨物倉10、10A内の荷役装置のトラブルをその貨物倉内に限定することができる。そのため、一部の荷役装置が故障した場合でも、荷役装置が故障した貨物倉10、10A以外では他の荷役装置で貨物を払い出すことができる。また、貨物倉10、10A内の荷役装置の酸素濃度と温度管理に関しては、貨物倉10、10A内の酸素濃度と温度管理を行うことで同時管理できる。
更に、荷役の際に、貨物Cを平面に均しながら積み荷役し、また、貨物Cを平面的に切り出しながら揚げ荷役するので、貨物Cが山を形成して空所を作らないようにすることができ、貨物Cの積載量の把握が容易となる。つまり、積み荷役終了時と揚げ荷役の終了時で、貨物Cの上面は水平に均されているため、高さによって貨物受け入れ量又は払い出し量の確認が容易にできるようになる。
しかも、貨物Cの山の自然崩落が荷役中においても運航中においても無くなるので、自然崩落による荷役装置の埋没や故障を回避でき、運航中の荷崩れによる船体復原性の喪失の危険性も無くすことができる。
また、荷役の際に貨物を旋回搬送装置により平面的な状態を維持しながら荷役できるため、従来技術のように円錐形状又は角錐形状の傾斜面を利用した排出方法を採用していないので、従来技術の円錐形状又は角錐形状における貨物Cの閉塞の発生が無くなり、閉塞により払い出しができないといった事態を無くすことができ、貨物Cを確実に払い出すことができる。
また、貨物Cとして、ガスハードレートを輸送する場合には、緊急時の対応として、貨物Cを水で強制的に融解する際の排水口としてセンターコラム11の中央のタワーを兼用することができる。また、貨物Cのガスハイドレートを消費地で使用した後に発生する分解水を製造地まで輸送する必要が有る場合に、この分解水を輸送する際のタンクとして貨物倉10、10Aを利用できるので、分解水用のタンク容積を十分取れ、リクレーマ方式の荷役を採用した場合と比較して約2倍の分解水を製造地まで輸送することが可能となる。
なお、本発明の貨物倉の筒の中心とは、貨物倉10、10Aが上記で例示したような円筒型の場合は円の中心であるが、円筒型以外の形状の場合においては、貨物倉の内部に円を仮想して、この仮想した円の中心を示す。そして、好ましい中心位置としては、貨物倉の形状が矩形筒型や、対辺が互いに平行となる多角形筒型の場合には、各辺と対辺の中心を結ぶ線の交点を貨物倉の筒の中心とする。また、それ以外の場合には、筒型の壁面の少なくとも2個所に内接し、壁面と交差しない最大直径の円を仮想し、この仮想した円の中心を貨物倉の筒の中心とする。なお、条件次第で複数の円が仮想される場合は、その中の任意の一つを選択し、この選択した仮想円の中心を貨物倉の筒の中心とする。
本発明の船舶、船舶の積み荷役方法、及び、船舶の揚げ荷役方法は、貨物倉内における積み荷役及び揚げ荷役において貨物を平面状に均した状態で荷役でき、しかも、荷役装置の影響による船長の増加と見通しの悪化を抑制でき、また、貨物倉の開口部を小さくできると共に貨物倉毎で酸素濃度管理と温度管理を行うことができるので、可燃性ガスを発生する可能性のあるガスハイドレート等も含む、粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶、特に、固着や閉塞が起きやすい貨物を輸送する船舶に利用することができる。
1、1A 船舶
3 二重底
5 上甲板
10、10B 貨物倉
10A 貨物倉(タンク)
10a 円筒壁面
10b 底面
10c 上面
10d 積荷貨物供給口
10e レール
11 センターコラム(中央塔)
11a レール
11b 受け入れ口
12 旋回フレーム
12a 旋回式水平搬送装置
13 旋回搬送装置
13a 吊り下げ索
14 伸縮自在シュート(テレスコピックシュート)
21 下部水平搬送装置
22 上方向搬送装置
23 張り出し搬送装置(接続用搬送装置)
24 上部水平搬送装置
40岸壁
41、43 接続部
42 陸上側積み荷役装置
44 陸上側揚げ荷役装置
B1 リングの幅(水平長さ)
C 貨物(ガスハイドレートペレット)

Claims (14)

  1. 粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶において、
    上部に積荷貨物供給口を備えて前記貨物を収容する円筒型の貨物倉を有し、
    該貨物倉の円筒の中心に設けられたセンターコラムと、
    該センターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に設けられ、かつ、前記積荷貨物供給口から直接又は間接に受け取った前記貨物を前記センターコラムと前記円筒壁面との間に水平方向に搬送して、前記貨物の散布および前記貨物の集荷を行う旋回搬送装置と、
    前記旋回搬送装置によって集荷された前記貨物を前記センターコラム内に受け入るための、前記センターコラムに設けられた受け入れ口と、
    該受け入れ口から前記センターコラム内の下部に供給された前記貨物を前記センターコラムの下部から船体の前方又は後方に搬送する下部水平搬送装置と、
    該下部水平搬送装置で搬送された前記貨物を上甲板上に搬送する上方向搬送装置と、
    該上方向搬送装置で搬送された前記貨物を陸上側揚げ荷役設備に搬送する接続用搬送装置を備えたことを特徴とする船舶。
  2. ガスハイドレート以外の貨物をばら積み状態で運搬する船舶において、
    上部に積荷貨物供給口を備えて前記貨物を収容する筒型の貨物倉を有し、
    該貨物倉の筒の中心に設けられたセンターコラムと、
    該センターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に設けられ、かつ、前記積荷貨物供給口から直接又は間接に受け取った前記貨物を前記センターコラムと前記筒の側壁面との間に水平方向に搬送して、前記貨物の散布および前記貨物の集荷を行う旋回搬送装置と、
    前記旋回搬送装置によって集荷された前記貨物を前記センターコラム内に受け入るための、前記センターコラムに設けられた受け入れ口と、
    該受け入れ口から前記センターコラム内の下部に供給された前記貨物を前記センターコラムの下部から船体の前方又は後方に搬送する下部水平搬送装置と、
    該下部水平搬送装置で搬送された前記貨物を上甲板上に搬送する上方向搬送装置と、
    該上方向搬送装置で搬送された前記貨物を陸上側揚げ荷役設備に搬送する接続用搬送装置を備えたことを特徴とする船舶。
  3. 粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶において、
    上部に積荷貨物供給口を備えて前記貨物を収容する円筒以外の筒型の貨物倉を有し、
    該貨物倉の筒の中心に設けられたセンターコラムと、
    該センターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に設けられ、かつ、前記積荷貨物供給口から直接又は間接に受け取った前記貨物を前記センターコラムと前記筒の側壁面との間に水平方向に搬送して、前記貨物の散布および前記貨物の集荷を行う旋回搬送装置と、
    前記旋回搬送装置によって集荷された前記貨物を前記センターコラム内に受け入るための、前記センターコラムに設けられた受け入れ口と、
    該受け入れ口から前記センターコラム内の下部に供給された前記貨物を前記センターコラムの下部から船体の前方又は後方に搬送する下部水平搬送装置と、
    該下部水平搬送装置で搬送された前記貨物を上甲板上に搬送する上方向搬送装置と、
    該上方向搬送装置で搬送された前記貨物を陸上側揚げ荷役設備に搬送する接続用搬送装置を備えたことを特徴とする船舶。
  4. 前記接続用搬送装置を陸上側積み荷役装置からの前記貨物を受け入れ可能に構成するとともに、前記接続用搬送装置から搬送された前記貨物を前記貨物倉の上部の前記積荷貨物供給口に供給する上部水平搬送装置を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の船舶。
  5. 前記接続用搬送装置を、一部を舷側外側に張り出し可能に設けた張り出し搬送装置としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の船舶。
  6. 前記貨物倉及び前記貨物の搬送経路を外部に対して気密状態とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の船舶。
  7. 前記貨物倉を船体構造と一体としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の船舶。
  8. 前記貨物倉を船体構造と別体で構成し、船体に搭載したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の船舶。
  9. 粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶の積み荷役方法であって、
    陸上側積み荷役装置から搬送された前記貨物を、円筒型の貨物倉の上部に備えられた積荷貨物供給口に供給し、
    該積荷貨物供給口に供給された前記貨物を直接又は間接に、前記貨物倉の円筒の中心に設けられたセンターコラムと前記貨物倉の円筒壁面との間に前記センターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に設けられた旋回搬送装置に搬送し、
    該旋回搬送装置により、前記貨物を前記センターコラムと前記円筒壁面との間で水平方向の搬送を行って前記貨物倉の遠心方向に散布して均すとともに、該旋回搬送装置の旋回により前記貨物を前記貨物倉の円周方向に散布して均し、
    前記旋回搬送装置を一周させた後に、前記旋回搬送装置を予め設定した量だけ上方に移動して、前記貨物の遠心方向と円周方向の散布と均しを行い、
    この前記旋回搬送装置の旋回と上方への移動とこの移動に伴う前記貨物の遠心方向と円周方向の散布と均しの繰り返しにより、前記貨物を前記貨物倉内に収容することを特徴とする船舶の積み荷役方法。
  10. ガスハイドレート以外の貨物をばら積み状態で運搬する船舶の積み荷役方法であって、 陸上側積み荷役装置から搬送された前記貨物を、筒型の貨物倉の上部に備えられた積荷貨物供給口に供給し、
    該積荷貨物供給口に供給された前記貨物を直接又は間接に、前記貨物倉の筒の中心に設けられたセンターコラムと前記貨物倉の筒の側壁面との間に前記センターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に設けられた旋回搬送装置に搬送し、
    該旋回搬送装置により、前記貨物を前記センターコラムと前記筒の側壁面との間で水平方向の搬送を行って前記貨物倉の遠心方向に散布して均すとともに、該旋回搬送装置の旋回により前記貨物を前記貨物倉の円周方向に散布して均し、
    前記旋回搬送装置を一周させた後に、前記旋回搬送装置を予め設定した量だけ上方に移動して、前記貨物の遠心方向と円周方向の散布と均しを行い、
    この前記旋回搬送装置の旋回と上方への移動とこの移動に伴う前記貨物の遠心方向と円周方向の散布と均しの繰り返しにより、前記貨物を前記貨物倉内に収容することを特徴とする船舶の積み荷役方法。
  11. 粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶の積み荷役方法であって、
    陸上側積み荷役装置から搬送された前記貨物を、円筒以外の筒型の貨物倉の上部に備えられた積荷貨物供給口に供給し、
    該積荷貨物供給口に供給された前記貨物を直接又は間接に、前記貨物倉の筒の中心に設けられたセンターコラムと前記貨物倉の筒の側壁面との間に前記センターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に設けられた旋回搬送装置に搬送し、
    該旋回搬送装置により、前記貨物を前記センターコラムと前記筒の側壁面との間で水平方向の搬送を行って前記貨物倉の遠心方向に散布して均すとともに、該旋回搬送装置の旋回により前記貨物を前記貨物倉の円周方向に散布して均し、
    前記旋回搬送装置を一周させた後に、前記旋回搬送装置を予め設定した量だけ上方に移動して、前記貨物の遠心方向と円周方向の散布と均しを行い、
    この前記旋回搬送装置の旋回と上方への移動とこの移動に伴う前記貨物の遠心方向と円周方向の散布と均しの繰り返しにより、前記貨物を前記貨物倉内に収容することを特徴とする船舶の積み荷役方法。
  12. 粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶の揚げ荷役方法であって、
    円筒型の貨物倉の円筒の中心に設けられたセンターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に吊り下げられた旋回搬送装置を、上下方向に移動及び旋回させながら、該旋回搬送装置によって、前記貨物倉に収容された前記貨物を、前記センターコラムと前記円筒壁面との間の水平方向の搬送で前記センターコラムの受け入れ口に搬送し、
    前記センターコラムの受け入れ口から前記センターコラム内の下部に搬送された前記貨物を、下部水平搬送装置により船体の前方又は後方に搬送し、
    該下部水平搬送装置で搬送された前記貨物を、上方向搬送装置により上甲板上に搬送し、
    該上方向搬送装置で搬送された前記貨物を、一部を船側外側に張り出し可能に設けられた張り出し搬送装置により陸上側揚げ荷役設備に搬送することを特徴とする船舶の揚げ荷役方法。
  13. ガスハイドレート以外の貨物をばら積み状態で運搬する船舶の揚げ荷役方法であって、 筒型の貨物倉の筒の中心に設けられたセンターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に吊り下げられた旋回搬送装置を、上下方向に移動及び旋回させながら、該旋回搬送装置によって、前記貨物倉に収容された前記貨物を、前記センターコラムと前記筒の側壁面との間の水平方向の搬送で前記センターコラムの受け入れ口に搬送し、
    前記センターコラムの受け入れ口から前記センターコラム内の下部に搬送された前記貨物を、下部水平搬送装置により船体の前方又は後方に搬送し、
    該下部水平搬送装置で搬送された前記貨物を、上方向搬送装置により上甲板上に搬送し、
    該上方向搬送装置で搬送された前記貨物を、一部を船側外側に張り出し可能に設けられた張り出し搬送装置により陸上側揚げ荷役設備に搬送することを特徴とする船舶の揚げ荷役方法。
  14. 粒状又はペレット状のガスハイドレートの貨物をばら積み状態で運搬する船舶の揚げ荷役方法であって、
    円筒以外の筒型の貨物倉の筒の中心に設けられたセンターコラム周りに旋回可能で、かつ、上下移動可能に吊り下げられた旋回搬送装置を、上下方向に移動及び旋回させながら、該旋回搬送装置によって、前記貨物倉に収容された前記貨物を、前記センターコラムと前記筒の側壁面との間の水平方向の搬送で前記センターコラムの受け入れ口に搬送し、
    前記センターコラムの受け入れ口から前記センターコラム内の下部に搬送された前記貨物を、下部水平搬送装置により船体の前方又は後方に搬送し、
    該下部水平搬送装置で搬送された前記貨物を、上方向搬送装置により上甲板上に搬送し、
    該上方向搬送装置で搬送された前記貨物を、一部を船側外側に張り出し可能に設けられた張り出し搬送装置により陸上側揚げ荷役設備に搬送することを特徴とする船舶の揚げ荷役方法。
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